JPH0580010U - チップストリップライン - Google Patents

チップストリップライン

Info

Publication number
JPH0580010U
JPH0580010U JP2651892U JP2651892U JPH0580010U JP H0580010 U JPH0580010 U JP H0580010U JP 2651892 U JP2651892 U JP 2651892U JP 2651892 U JP2651892 U JP 2651892U JP H0580010 U JPH0580010 U JP H0580010U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dielectric
conductor
strip
strip line
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2651892U
Other languages
English (en)
Inventor
学 里見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP2651892U priority Critical patent/JPH0580010U/ja
Publication of JPH0580010U publication Critical patent/JPH0580010U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 回路基板上に形成したマイクロストリップラ
インの特性インピーダンスをその回路基板上で調整でき
るようにした面実装型のチップストリップラインを提供
すること。 【構成】 誘電体10と、誘電体10の内部に形成され
たストリップ導体12と、ストリップ導体12に対向
し、かつ誘電体10の内部に形成されたアース導体18
と、誘電体10の端部に形成され、かつストリップ導体
12と電気的に接続されている外部端子電極と、アース
導体18から誘電体10の外方に導出されたスルーホー
ル20と、誘電体10の少なくとも1側面に形成され、
かつスルーホール20と電気的に接続され、かつまた前
記外部端子電極と電気的に絶縁されている外部アース電
極とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は高周波回路の伝送線路として用いられているマイクロストリップラ インの特性インピーダンスを調整するためのチップストリップラインに関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
マイクロストリップラインとしては、図6に示すように、薄い板状の誘電体2 の一方の面(同図では裏面)にほぼ全面に亙ってアース導体4を形成し、この誘 電体2の他方の面(同図では上面)に狭幅のストリップ導体6を長手方向に向け て形成した不平衡型のもの、あるいは板状の誘電体の表裏両面にほぼ全面に亙っ てアース導体を形成し、この誘電体の内部に狭幅のストリップ導体を長手方向に 向けて形成した遮蔽構造の平衡型のものが知られている。
【0003】 このようなマイクロストリップラインの特性インピーダンスは、主に、誘電体 の厚さと誘電率および、ストリップ導体のパターン幅によって決定される。そし て、マイクロストリップラインは軽量小型であるということ、および印刷配線技 術が使えるので、複雑な回路を簡単に作ることができるという長所を有するもの である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、マイクロストリップラインは回路基板上に固定的に形成されるので 、ストリップ導体のパターンを一旦形成してしまうと、後からそのパターン、主 に、ラインの長さとラインの幅を変更することができず、従って、特性インピー ダンスを調整することができなかった。敢えて特性インピーダンスを調整しよう とすると、ストリップ導体のパターン全体を作り直すしかなく、試作時間的にも 、試作コスト的にもムダが多くなるという問題点があった。
【0005】 この考案は回路基板上に形成したマイクロストリップラインの特性インピーダ ンスをその回路基板上で調整できるようにした面実装型のチップストリップライ ンを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るチップストリップラインは、誘電体と、該誘電体の内部に形成 されたストリップ導体と、該ストリップ導体に対向し、かつ前記誘電体の内部に 形成されたアース導体と、前記誘電体の端部に形成され、かつ前記ストリップ導 体と電気的に接続されている外部端子電極と、前記アース導体から前記誘電体外 方に導出されたスルーホールと、前記誘電体の少なくとも1側面に形成され、か つ前記スルーホールと電気的に接続され、かつまた前記外部端子電極と電気的に 絶縁されている外部アース電極とからなるものである。
【0007】
【作用】
回路基板上に形成したマイクロストリップラインに所定の特性を有するチップ ストリップラインを取り付けたり、またはこれを別の特性を有するチップストリ ップラインと交換したりすると、マイクロストリップラインの特性インピーダン スが変更・調整される。
【0008】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例に係るチップストリップラインの素体の分解斜視図 である。同図において、10は平面形状が長方形をしている誘電体であり、誘電 体10の上面にはリボン状のストリップ導体12が誘電体10の長手方向に沿っ て形成されている。また、この誘電体10の上には別の同形状の誘電体14がス トリップ導体12を被覆するようにして積層されている。更に、誘電体10の下 には別の同形状の誘電体16が積層されている。この誘電体16の上面、すなわ ち誘電体10との間にはほゞ全面に亙ってアース導体18が形成され、誘電体1 6の中央部付近にはスルーホール20が貫通形成されている。
【0009】 このチップストリップラインの素体は次のようにして製造することができる。 まず、セラミックグリーンシートにストリップ導体12のパターンを導電性ペー ストを用いてスクリーン印刷法で印刷し、また、別のセラミックグリーンシート にアース導体18のパターンを導電性ペーストを用いてスクリーン印刷法で印刷 する。そして、これら2種類のセラミックグリーンシートと、何も印刷してない 別のセラミックグリーンシートとを図1に示すような積層順序で積層し、圧着し た後、パターン毎にサイコロ状に切断し、高温で焼成してチップストリップライ ンの素体を得る。
【0010】 図2はチップストリップラインの外観を示す斜視図である。焼成によって得ら れたチップストリップラインの素体は、同図に示すように、その両端部に導電性 ペーストを焼き付けて外部端子電極22,22を形成し、また周囲に導電性ペー ストを焼き付けて外部アース電極24を形成する。これによって、この考案にか かるチップストリップラインが形成される。
【0011】 図3は図2のA−A断面図である。同図に示すように、外部端子電極22,2 2はストリップ導体12の両端部に接続し、外部アース電極24はスルーホール 20を介してアース導体18に接続している。
【0012】 なお、ストリップ導体12の形状は、図1及び図4(a)に示すように直線状 に限定されるものではなく、図4(b)のように略直角にジグザグしている形状 でもよいし、図4(c)のように曲線でジグザグしている形状でもよいし、図4 (d)のように三角に折れ曲がってジグザグしている形状でもよいし、図4(e )のように両端が広幅で中央部が狭幅になっている形状でもよいし、図4(f) のように両端が狭幅で中央部が広幅になっている形状でもよい。
【0013】 また、誘電体の材料としては、例えば、アルミナ、ガラスエポキシ、ガラスフ ッ素を使用することができるが、これに限定されるものではなく、誘電体材料で あればこれ以外のものも使用できることはもちろんである。また、ストリップ導 体及びアース導体の材料としては、例えば、Cu,Ag−Pd等の導電性ペース トを使用することができるが、これに限定されるものではなく、導電性ペースト であればこれ以外のものを使用できることはもちろんである。
【0014】 図5はこの考案の他の実施例を示す断面図である。上記実施例では1本のスト リップ導体12と1枚のアース導体18とを対向させる構造としたが、図5に示 すように、1本のストリップ導体12を誘電体10,14を介して2枚のアース 導体18,18で挟み、更にその外側を誘電体16,16で被覆するような構造 としてもよい。
【0015】
【考案の効果】
この考案によれば、ストリップラインの特性インピーダンスの調整により、特 性検討が容易になり、試作時間の短縮ができると共に、量産時、IC、FET等 の能動素子のバラツキ(主に、IC内のボンディグワイヤーのバラツキ)を吸収 させることができるという効果がある。
【0016】 また、ストリップラインを単純にチップ化しようとすると、ストリップ導体 が露出したままでキズが付き易く、また、当初設定した特性から狂ってくるし、 方向性ができ、自動実装に不向きという不都合が有るが、この考案によれば、 実装時にストリップ導体にキズを生ずることがなく、機械で実装可能なチップ状 のストリップラインを提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係るチップストリップラ
インの素体の分解斜視図である。
【図2】この考案に係るチップストリップラインの外観
を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】この考案に係るチップストリップラインのスト
リップ導体の形状の例を示す説明図である。
【図5】この考案の他の実施例に係るチップストリップ
ラインの断面図である。
【図6】従来のマイクロストリップラインの外観を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 誘電体 12 ストリップ導体 14 誘電体 16 誘電体 18 アース導体 20 スルーホール 22 外部端子電極 24 外部アース電極

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体と、該誘電体の内部に形成された
    ストリップ導体と、該ストリップ導体に対向し、かつ前
    記誘電体の内部に形成されたアース導体と、前記誘電体
    の端部に形成され、かつ前記ストリップ導体と電気的に
    接続されている外部端子電極と、前記アース導体から前
    記誘電体外方に導出されたスルーホールと、前記誘電体
    の少なくとも1側面に形成され、かつ前記スルーホール
    と電気的に接続され、かつまた前記外部端子電極と電気
    的に絶縁されている外部アース電極とからなるチップス
    トリップライン。
  2. 【請求項2】 1のストリップ導体と1のアース導体と
    が対向して設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のチップストリップライン。
  3. 【請求項3】 1のストリップ導体が2のアース導体の
    間に設けられていることを特徴とする請求項1記載のチ
    ップストリップライン。
JP2651892U 1992-03-31 1992-03-31 チップストリップライン Pending JPH0580010U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2651892U JPH0580010U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 チップストリップライン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2651892U JPH0580010U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 チップストリップライン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0580010U true JPH0580010U (ja) 1993-10-29

Family

ID=12195703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2651892U Pending JPH0580010U (ja) 1992-03-31 1992-03-31 チップストリップライン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0580010U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048090A (ja) * 2001-06-21 2004-02-12 Murata Mfg Co Ltd ノイズフィルタ
US7091800B2 (en) 2001-06-21 2006-08-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Noise filter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004048090A (ja) * 2001-06-21 2004-02-12 Murata Mfg Co Ltd ノイズフィルタ
US7091800B2 (en) 2001-06-21 2006-08-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Noise filter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05166668A (ja) 埋設キャパシタを含んでいる低温共焼成構造
JPH0446405A (ja) ディレイライン及びその製造方法
JPH0725602U (ja) 誘電体フィルタの実装構造
JP2839092B2 (ja) 圧電複合部品及びその製造方法
JPS6235257B2 (ja)
JPH0580010U (ja) チップストリップライン
JPH0711002U (ja) 誘電体フィルタ
US6381120B2 (en) Mounting arrangement for multilayer electronic part
JPH03125504A (ja) ディレイライン
JPH06252612A (ja) ストリップ線路内蔵回路基板
JPH0636936A (ja) 複合インダクタおよびその製造方法
JPH0945830A (ja) チップ状電子部品
JPS6175505A (ja) チツプ型可変抵抗器用素子の製造方法
JPH05152130A (ja) 複合インダクタおよびその製造方法
JPH0415990A (ja) 高周波回路モジュールの接続方法
US6930566B2 (en) Small nonreciprocal circuit element that can be easily wired
JP3231350B2 (ja) コンデンサネットワーク
JP2982561B2 (ja) チップ貫通コンデンサ
JP2557081Y2 (ja) マイクロ・ストリップラインフィルタ
JPS5838002B2 (ja) 圧電磁器濾波器
JP2556410Y2 (ja) 集合電子部品
JPH03110768A (ja) 配線パターン接続用チップ
JP3005615U (ja) コンデンサアレー
JPH0416013A (ja) ノイズ・フイルタ
JPS6033705A (ja) 伝送路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981027