JP2557081Y2 - マイクロ・ストリップラインフィルタ - Google Patents

マイクロ・ストリップラインフィルタ

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JP2557081Y2
JP2557081Y2 JP1991027650U JP2765091U JP2557081Y2 JP 2557081 Y2 JP2557081 Y2 JP 2557081Y2 JP 1991027650 U JP1991027650 U JP 1991027650U JP 2765091 U JP2765091 U JP 2765091U JP 2557081 Y2 JP2557081 Y2 JP 2557081Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車電話、携帯電
話、あるいは衛星通信等のマイクロ波通信に使用される
マイクロ・ストリップラインフィルタに関するものであ
り、特に、回路基板上の導電パターンに面実装するタイ
プのものである。
【0002】
【従来の技術】図9および図10を参照しつつ従来例に
おけるマイクロ・ストリップラインフィルタを説明す
る。図9は従来例におけるマイクロ・ストリップライン
フィルタの表側を示した概略図である。図10は従来例
におけるマイクロ・ストリップラインフィルタの裏側を
示した概略図である。図9および図10において、誘電
体基板21は、セラミック等からなる誘電率の高い基板
からなり、その一面にストリップライン22、23、2
4が形成されている。当該ストリップライン22および
23には、マイクロ・ストリップラインフィルタの入力
導電部25と出力導電部26とがそれぞれ連続した導電
パターンとして形成される。また、各ストリップライン
22ないし24は、接続部27ないし29を介して誘電
体基板21の他面に形成されたアース電極30に接続さ
れている。そして、上記各導電パターンを形成する導電
被膜は、誘電体基板21上にたとえば、銀ペーストを塗
布した後、焼き付けられる。誘電体基板21上の一面に
形成されたストリップライン22ないし24と、誘電体
基板21の他面に形成されたアース電極30とによって
マイクロ・ストリップラインフィルタが構成されてい
る。このマイクロ・ストリップラインフィルタにおける
周波数特性の調整、あるいは外部回路とのインピーダン
ス・マッチングは、前記入出力導電部25および26の
一部を削ることによって行われる。
【0003】以上のようなマイクロ・ストリップライン
フィルタは、図示されていない回路基板上に載置され、
両者のアース電極どうしがはんだを介して電気的に接続
される。そして、マイクロ・ストリップラインフィルタ
の入出力導電部25、26は、それぞれ、図示されてい
ない回路基板における所望の導電パターンに、たとえ
ば、リード線を用いてはんだ付けされる。このようなマ
イクロ・ストリップラインフィルタの入力導電部25に
入力したマイクロ波信号は、各ストリップライン22な
いし24によるインダクタンス、および各ストリップラ
イン22ないし24とアース電極30、あるいは各スト
リップライン22ないし24どうしの容量によってフィ
ルタが構成されている。このような構成のマイクロ・ス
トリップラインフィルタにおける入力導電部25にマイ
クロ波信号が入力すると、所望の周波数のマイクロ波信
号が選択されて出力導電部26から出力する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】近年、電子機器の小型
化が強く要望されており、当該電子機器に組み込む回路
基板の導電パターン間隔が狭くなる傾向にある。このた
め、マイクロ・ストリップラインフィルタの外形寸法の
小型化が要望されている。しかし、上記従来例における
マイクロ・ストリップラインフィルタは、各ストリップ
ライン22ないし24の間隔を図示されていない回路基
板の導電パターン間隔に合わせて狭くしたとしても、入
出力導電部25、26が形成されているため、この部分
の外形が大きくなるという問題を有する。また、入出力
導電部25、26と図示されていない回路基板の導電パ
ターンとを電気的に接続するためのリード線とその取り
付け作業の手間が必要である。
【0005】本考案は、以上のような問題を解決するた
めのもので、外形寸法が小さく、回路基板への取り付け
が簡単なマイクロ・ストリップラインフィルタを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案のマイクロ・ストリップラインフィルタは、
少なくとも一つの誘電体基板の一面に対向して形成され
た少なくとも二つのストリップラインからなる導電パタ
ーンと、前記誘電体基板の他面に形成された前記各導電
パターンと電気的に接続されているアース電極と、当該
アース電極と絶縁され、前記各導電パターンに対して互
いに対向して形成され、前記各導電パターンとそれぞれ
容量的に結合されていると共に、2方向において互いに
対向するように対向突出部が形成されている入出力導電
部とから構成される。
【0007】
【作 用】本考案によれば、入出力導電部は、アース
電極が形成されている領域に導電パターンと互いに対向
して形成されていると共に、上記導電パターンとそれぞ
れ容量的に結合されている2方向において互いに対向す
るように対向突出部が形成されている。そのため、スト
リップラインと入出力導電部とは、容量的に結合される
ので、誘電体基板上にストリップラインから突出して入
出力導電部を形成する必要がない。また、マイクロ・ス
トリップラインフィルタにおける周波数特性の調整、あ
るいは外部回路とのインピーダンス・マッチングは、前
記アース電極側に形成された入出力導電部の一部である
対向突出部を削ることによって行われる。したがって、
マイクロ・ストリップラインフィルタは小型化される。
また、マイクロ・ストリップラインフィルタは、アース
電極側に入出力導電部が設けられているので、回路基板
に形成されている導電パターン上に、はんだと共に載置
されるだけで、他の電子部品と同様にして取り付けられ
る。したがって、導電パターンと入出力導電部とを結ぶ
リード線およびその取り付け作業が不要になる。さら
に、導電パターンと容量的に結合された入力導電部と出
力導電部とを2方向において対向するように対向突出部
を設けているため、周波数特性において減衰が良くなる
と共に、この部分でマイクロ・ストリップラインフィル
タの周波数特性が正確に調整され、あるいは外部回路と
のインピーダンス・マッチングを行うことが容易にでき
る。
【0008】
【実 施 例】図1ないし図3を参照しつつ本考案の一
参考例を説明する。図1は本考案の一参考例におけるマ
イクロ・ストリップラインフィルタの表側を示した概略
図である。図2は本考案の一参考例におけるマイクロ・
ストリップラインフィルタの裏側を示した概略図であ
る。図3は図2におけるA−A’断面図である。図1な
いし図3において、誘電体基板1は、セラミック等から
なる誘電率の高い基板からなり、その一面にストリップ
ライン2ないし4が形成されている。当該ストリップラ
イン2および3は、誘電体基板1の側面において、それ
ぞれ独立して電気的に接続されている接続部7および
7′を介して、また、ストリップライン4は、接続部
7″を介してそれぞれ誘電体基板1の他面に形成されて
いるアース電極8と接続されている。誘電体基板1の他
面には、入出力導電部5および6が前記アース電極8と
絶縁され、かつ、ストリップライン2および3と対向し
た状態で形成されている。そして、当該入出力導電部5
および6は、誘電体基板1の他面において、互いに対向
した位置に配置されている。このようにして形成された
ストリップライン2ないし4、入出力導電部5、6、お
よびアース電極8を形成する導電被膜は、誘電体基板1
上にたとえば、銀ペーストを塗布した後、焼き付けられ
て形成される。このマイクロ・ストリップラインフィル
タにおける周波数特性の調整、あるいは外部回路とのイ
ンピーダンス・マッチングは、アース電極8側に形成さ
れた入出力導電部5および6の一部を削ることによって
容易に行われる。
【0009】以上のようなマイクロ・ストリップライン
フィルタは、図3に示すように回路基板11上に載置さ
れ、両者のアース電極どうしが電気的にはんだ13を介
して接続される。また、同時に、マイクロ・ストリップ
ラインフィルタの入出力導電部5、6は、それぞれ、回
路基板11における所望の導電パターンに接続されてい
るランド電極12とはんだ13によって接続される。こ
のようなマイクロ・ストリップラインフィルタの入力導
電部5に入力したマイクロ波信号は、各ストリップライ
ン2ないし4によるインダクタンス、および各ストリッ
プライン2ないし4とアース電極8、ストリップライン
2とストリップライン3、ストリップライン3とストリ
ップライン4どうしの容量によってフィルタが構成され
ているので、所望のマイクロ波信号が選択されて出力導
電部6から出力する。
【0010】次に、図4および図5を参照しつつ本考案
の実施例を説明する。図4は本考案の実施例におけるマ
イクロ・ストリップラインフィルタの表側を示した概略
図である。図5は本考案の実施例におけるマイクロ・ス
トリップラインフィルタの裏側を示した概略図である。
誘電体基板1は、セラミック等からなる誘電率の高い基
板からなり、その一面にストリップライン2ないし4が
形成されている。当該ストリップライン2ないし4は、
誘電体基板1の側面において、それぞれ独立して電気的
に接続されている接続部7ないし7″を介してそれぞれ
誘電体基板1の他面に形成されているアース電極8と接
続されている。誘電体基板1の他面には、前記アース電
極8と絶縁されて、ストリップライン2および3と対向
して入出力導電部5′および6′が形成されている。ま
た、当該入出力導電部5′および6′には、2方向たと
えば、図示のごとく、左右方向および前後方向において
互いに対向するような対向突出部9、10が形成されて
いる。したがって、この対向突出部9、10において、
周波数の優れた極を得ることができると共に、その一部
を削ることにより、マイクロ・ストリップラインフィル
タの周波数特性の調整、あるいは外部回路とのインピー
ダンス・マッチングを容易に行うことができる。
【0011】図6ないし図8を参照しつつ本考案のさら
に他の参考例を説明する。図6は本考案の他の参考例に
おけるマイクロ・ストリップラインフィルタの表側を示
した概略図である。図7は本考案の他の参考例における
マイクロ・ストリップラインフィルタの裏側を示した概
略図である。図8は図7に示すマイクロ・ストリップラ
インフィルタのB−B′断面図である。誘電体基板1の
一面には、たとえば、図4に示すようなストリップライ
ン2ないし4が形成されると共に、誘電体基板1の他面
にはその全面にアース電極8′が形成されている。ま
た、誘電体基板1′の他面には、図2または図5に示す
ようなアース電極8および入出力導電部5、6または入
出力導電部5′、6′が形成されている。このような誘
電体基板1と1′とは、互いのアース電極8およびアー
ス電極8′が外側に来るように重ね合わされる。このよ
うにしてストリップライン2ないし4、アース電極8、
8′および入出力導電部5、6または入出力導電部
5′、6′が形成されたマイクロ・ストリップラインフ
ィルタは、回路基板11に対して、図8に示すごとく取
り付けられる。このようなマイクロ・ストリップライン
フィルタとすることにより、フィルタを構成する素子を
増加させて周波数特性を所望の形状にすることができ
る。
【0012】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は、前記実施例に限定されるものではない。そして、
実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱する
ことがなければ、種々の設計変更を行うことが可能であ
る。たとえば、ストリップラインの数およびそのアース
の取りかたは、コムライン型、インタディジタル型のよ
うなものも含む。また、誘電体基板の重ねる枚数を増加
すること、あるいは入出力導電部、特に対向突出部の形
状を変形することは、任意に行うことが可能である。さ
らに、誘電体基板に形成する導電パターン、アース電
極、あるいは入出力ランドの形成は、ホト・エッチング
等他の製造方法を採ることが可能である。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、誘電体基板の他面にス
トリップラインと対向し、容量的に結合された2方向に
おいて互いに対向するように対向突出部が形成された
出力導電部を設けたので、マイクロ・ストリップライン
フィルタを小型にすると共に、リード線およびその取り
付け作業を無くすことができる。また、入出力導電部に
おいても、有極化できるために減衰特性が良くなるだけ
でなく、この部分によりマイクロ・ストリップラインフ
ィルタにおける周波数特性の正確な調整および外部回路
とのインピーダンス・マッチングを行うことが容易にで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一参考例におけるマイクロ・ストリ
ップラインフィルタの表側を示した概略図である。
【図2】 本考案の一参考例におけるマイクロ・ストリ
ップラインフィルタの裏側を示した概略図である。
【図3】 図2におけるA−A′断面図である。
【図4】 本考案の実施例におけるマイクロ・ストリッ
プラインフィルタの表側を示した概略図である。
【図5】 本考案の実施例におけるマイクロ・ストリッ
プラインフィルタの裏側を示した概略図である。
【図6】 本考案の他の参考例におけるマイクロ・スト
リップラインフィルタの表側を示した概略図である。
【図7】 本考案の他の参考例におけるマイクロ・スト
リップラインフィルタの裏側を示した概略図である。
【図8】 図7に示すマイクロ・ストリップラインフィ
ルタのB−B′断面図である。
【図9】 従来例におけるマイクロ・ストリップライン
フィルタの表側を示した概略図である。
【図10】 従来例におけるマイクロ・ストリップライ
ンフィルタの裏側を示した概略図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つの誘電体基板1、1′の
    一面に対向して形成された少なくとも二つのストリップ
    ライン2、3からなる導電パターンと、 前記誘電体基板1の他面に形成された前記各導電パター
    ンと電気的に接続されているアース電極8、8′と、 当該アース電極8または8′と絶縁され、前記各導電パ
    ターン2、3に対して互いに対向して形成され、前記各
    導電パターンとそれぞれ容量的に結合されていると共
    に、2方向において互いに対向するように対向突出部
    9、10が形成されている入出力導電部5′、6′と、 を備えていることを特徴とするマイクロ・ストリップラ
    インフィルタ。
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JPH03124101A (ja) * 1989-10-09 1991-05-27 Fujitsu Ltd 誘電体フィルタ
JP2561775B2 (ja) * 1991-03-29 1996-12-11 日本碍子株式会社 誘電体フィルター及びその周波数特性の調整方法

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