JPH0577190B2 - - Google Patents

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JPH0577190B2
JPH0577190B2 JP25021785A JP25021785A JPH0577190B2 JP H0577190 B2 JPH0577190 B2 JP H0577190B2 JP 25021785 A JP25021785 A JP 25021785A JP 25021785 A JP25021785 A JP 25021785A JP H0577190 B2 JPH0577190 B2 JP H0577190B2
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JP
Japan
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region
type
anode
diode
cathode
Prior art date
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Application number
JP25021785A
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English (en)
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JPS62109353A (ja
Inventor
Hiroshi Nakashiba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPS62109353A publication Critical patent/JPS62109353A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路の構造に関し、特にバ
イポーラ型素子を含む集積回路におけるダイオー
ドの構造に関する。
〔従来の技術〕
この種のダイオードとして以下に述べる2種の
構造を用いるのが一般的である。
第4図に第1の種類のダイオードをその等価回
路図で示す。即ち、この種のダイオードは、集積
回路に用いられるNPNトランジスタのコレクタ
とベースを短絡させてアノード電極とし、NPN
トランジスタのエミツタ電極をカソード電極とし
ている。通常、バイボーラ型集積回路において
は、NPNトランジスタが最も高性能となるよう
に、構造及び製造プロセスが作られている為に、
このエミツタ・ベース(EB)接合を用いたダイ
オードも高性能となり従つて多く用いられる。但
し通常高性能のNPNトランジスタにおいては、
高速化を目的としてEB接合が浅く、高不純物濃
度領域に形成されている為に、逆方向耐圧が低
く、3V以下となる場合が一般的である。半導体
集積回路は5V以上の電源電圧で動作させる場合
が多く、時としてダイオードの逆方向耐圧として
3V以上が要求される場合がある。このように高
逆方向耐圧が必要な場合には通常以下に説明する
コレクタ・ベース(CB)接合を用いたダイオー
ドが用いられる。
第5図はCB接合を用いたダイオードの断面図
を示す。P型基板51上に高濃度n型埋込み領域
52とn型エピタキシヤル領域53とを形成して
カソード領域とし、n型エピタキシヤル領域53
の表面に形成されたP型領域54をアノード領域
とし、カソード領域の周囲にP型絶縁領域55を
設ける。そして、表面を絶縁層57で被つた後、
カソード電極およびアノード電極取り出し用のコ
ンタクトが開口され、Al等の金属膜によるアノ
ード電極58、カソード電極59が取り付けられ
る。通常NPNトランジスタのCB接合の逆方向耐
圧は10V以上ある為に、高逆方向耐圧を要するダ
イオードとしては、第5図で示したCB接合ダイ
オードが適していることになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第5図を用いて説明したCB接合ダイオードに
は構造上、ダイオードのP型領域54をエミツ
タ、n型領域53をベース、P型基板51及びP
型絶縁領域55をコレクタとした寄生PNPトラ
ンジスタが形成されることになる。この寄生
PNP動作によつて、ダイオードに流れる電流の
一部は基板に流入することになる。このことは無
駄な電力の消費という問題以外に、基板電位の上
昇に起因するラツチアツプ等の寄生現象を伴う場
合もあり好ましくない。従つてCB接合ダイオー
ドにおいては、上記寄生PNPトランジスタのhFE
を十分に低くする必要がある。第5図で示す従来
のCB接合ダイオードの場合乗直方向のPNPトラ
ンジスタのhFEはn型埋込み領域52が存在する
為に十分に低いが、P型絶縁領域55をコレクタ
領域とする横方向のhFEはかなり高くなるという
欠点がある。
そこで第3図に示すようにP型アノード領域3
4とP型絶縁領域35との間のN型エピタキシヤ
ル領域33内に、高濃度N型領域36を設けるこ
ともできる。この場合、P型アノード領域34を
エミツタ、N型エピタキシヤル領域33をベー
ス、P型絶縁領域35をコレクタとする寄生トラ
ンジスタは、そのベース領域が高濃度N型領域3
6により遮断されhFEが低下するが、基板への電
流の流入を十分小さくするには高濃度N型領域3
6を大きく形成しなければならない。
本発明の目的は寄生のhFEの十分に低いCB接合
ダイオードを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の半導体装置は、P型基板に形成された
高濃度n型埋込領域とこの基板上に成長したn型
エピタキシヤル領域とをn型カソード領域とし、
n型エピタキシヤル表面に形成されたP型領域を
アノード領域とし、カソード領域の周囲がP型絶
縁領域で囲まれた構造を有する半導体集積回路に
おいて、アノード領域と、P型絶縁領域との間に
カソード領域を囲む不純物領域を設けたことを特
徴とする。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第一の実施例を示す断面図で
ある。P型基板11上に高濃度n型埋込み領域1
2とn型エピタキシヤル領域13とを形成してn
型カソード領域とし、n型エピタキシヤル領域1
3の表面に形成されたP型領域をP型アノード領
域14とし、カソード領域の周囲をP型絶縁領域
15で囲み、アノード領域とP型絶縁領域15と
の間に、アノード領域を囲む形でP型領域16を
設ける。P型領域16はP型アノード領域14と
同時に形成が可能である。表面を絶縁膜17で被
つた後、コンタクトが開口されアノード電極1
8、カソード電極19として各々金属電極を設け
る。P型領域16には金属電極は設けない。即
ち、P型領域16は電気的に浮遊状態にある。
第1図で示した構造におけるP型アノード領域
14とn型エピタキシヤル領域13とP型絶縁領
域15とP型領域16によつて構成される等価回
路を第2図に示す。P型アノード領域14をエミ
ツタ、n型エピタキシヤル領域13をベース、P
型領域16をコレクタとして構成されるPNPト
ランジスタのベース接地電流増幅率をα1、P型領
域16をエミツタ、n型エピタキシヤル領域13
をベース、P型絶縁領域15をエミツタとして構
成されるPNPトランジスタのベース接地電流増
幅率をα2とすると、アノードに注入される電流の
α1×α2倍の電流がP型絶縁領域に流れることにな
る。ベース接地電流増幅率は1より小さい値であ
り、寄生PNPトランジスタのベース領域の不純
物濃度が低い場合には、エミツタ効率で決定され
る。従つてP型領域16が存在しない第5図の従
来例の場合におけるP型アノード領域54をエミ
ツタ、n型エピタキシヤル領域53をベース、P
型絶縁領域55をコレクタとした場合のPNPト
ランジスタのベース接地電流増幅率α0及びα1,α2
は同程度の値となる。従つてα0>α1×α2となり、
P型領域16を設けることにより、実効的に寄生
のPNPトランジスタのhFEを著しく低減すること
が出来、CB接合ダイオードのアノード電流から、
P型基板領域に流入する電流の割合を少くするこ
とが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、P型基板上に高
濃度n型埋込み領域とn型エピタキシヤル領域と
を形成してカソード領域とし、n型エピタキシヤ
ル領域の表面に形成されたP型領域をアノード領
域とし、カソード領域の周囲がP型絶縁領域で囲
まれたダイオード構造において、アノード領域と
P型絶縁領域の間に、アノード領域を囲む形で不
純物を設けることにより、アノード領域をエミツ
タ、カソード領域をベース、P型絶縁領域をコレ
クタとする寄生PNPトランジスタのhFEを十分に
低くすることが出来、ダイオードアノード電流の
P型基板への流出に伴う消費電力の浪費、及びラ
ツチアツプ等の異常動作を防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す断面図、
第2図は第1図の構造における寄生PNPトラン
ジスタを示す等価回路図、第3図は本発明を説明
するための従来技術に対する改良例を示す断面
図、第4図は従来の第1の種類のダイオードを示
す等価回路図、第5図は従来の第2の種類のダイ
オードを示す断面図を各々示す。 11,31,51……P型基板、12,32,
52……高濃度n型埋込み領域、13,33,5
3……n型エピタキシヤル領域、14,34,5
4……P型アノード領域、15,35,55……
P型絶縁領域、16……P型領域、36……高濃
度n型領域、17,37,57……絶縁膜、1
8,38,58……アノード電極、19,39,
59……カソード電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 P型基板に形成された高濃度N型埋込領域と
    該基板上に成長したN型エピタキシヤル領域とを
    カソード領域とし、該N型エピタキシヤル領域表
    面部分に形成されたP型領域をアノード領域と
    し、該カソード領域の周囲がP型絶縁領域で囲ま
    れた構造を有する半導体集積回路において、該ア
    ノード領域と該P型絶縁領域との間に該アノード
    領域を囲み電気的に浮遊状態にあるP型不純物領
    域を設けたことを特徴とする半導体集積回路。
JP25021785A 1985-11-07 1985-11-07 半導体集積回路 Granted JPS62109353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25021785A JPS62109353A (ja) 1985-11-07 1985-11-07 半導体集積回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25021785A JPS62109353A (ja) 1985-11-07 1985-11-07 半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62109353A JPS62109353A (ja) 1987-05-20
JPH0577190B2 true JPH0577190B2 (ja) 1993-10-26

Family

ID=17204569

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JP25021785A Granted JPS62109353A (ja) 1985-11-07 1985-11-07 半導体集積回路

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