JPH0576927A - マンドレル押出機用アタツチドダミー装置 - Google Patents
マンドレル押出機用アタツチドダミー装置Info
- Publication number
- JPH0576927A JPH0576927A JP3092090A JP9209091A JPH0576927A JP H0576927 A JPH0576927 A JP H0576927A JP 3092090 A JP3092090 A JP 3092090A JP 9209091 A JP9209091 A JP 9209091A JP H0576927 A JPH0576927 A JP H0576927A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dummy
- ring
- container
- peripheral surface
- disk
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- Pending
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- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 イジェクターによる作業を不要とするととも
に、効率良くコンテナ内壁のクリーニングを行えるよう
にしたマンドレル押出機用アタッチドダミー装置を提供
することを目的とする。 【構成】 ホローステム(1)の先端にバックアップリ
ング(7)を連結する。そしてこのバックアップリング
(7)に外嵌状態にダミーリング(5)を嵌め合わせる
と共に、該リング(5)の内側にダミーディスク(6)
を嵌め合わせてバックアップリング(7)とダミーディ
スク(6)とを連結する。そしてダミーディスク(6)
とバックアップリング(7)との間に予め間隙(a)を
形成しておき、押出時にダミーディスク(6)が後方に
撓むようにする。この撓みに伴ってダミーリング(6)
が拡径するように、該リング(6)とダミーディスク
(7)との当接面を互いに対応する錐面に形成してお
く。
に、効率良くコンテナ内壁のクリーニングを行えるよう
にしたマンドレル押出機用アタッチドダミー装置を提供
することを目的とする。 【構成】 ホローステム(1)の先端にバックアップリ
ング(7)を連結する。そしてこのバックアップリング
(7)に外嵌状態にダミーリング(5)を嵌め合わせる
と共に、該リング(5)の内側にダミーディスク(6)
を嵌め合わせてバックアップリング(7)とダミーディ
スク(6)とを連結する。そしてダミーディスク(6)
とバックアップリング(7)との間に予め間隙(a)を
形成しておき、押出時にダミーディスク(6)が後方に
撓むようにする。この撓みに伴ってダミーリング(6)
が拡径するように、該リング(6)とダミーディスク
(7)との当接面を互いに対応する錐面に形成してお
く。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンドレル押出機用
のアタッチドダミー装置に関する。
のアタッチドダミー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムまたはその合金等の中空押
出成形を行うマンドレル押出機においては、ビレット
(B)とこれを加圧するホローステム(10)との間に、
中心部にマンドレル挿通孔を有するダミーブロック(2
0)を介在させてステム(10)の先端が直接ビレット
(B)に接触しないようにし、ステム(10)の熱影響や
変形を防ぐようにしている。
出成形を行うマンドレル押出機においては、ビレット
(B)とこれを加圧するホローステム(10)との間に、
中心部にマンドレル挿通孔を有するダミーブロック(2
0)を介在させてステム(10)の先端が直接ビレット
(B)に接触しないようにし、ステム(10)の熱影響や
変形を防ぐようにしている。
【0003】ところで、かかる押出機において、ビレッ
トの種類やビレット長さが変わる場合、あるいは中空形
材で圧着模様が発生し易い場合には、コンテナ内壁の付
着残留物を除去することが行われている。
トの種類やビレット長さが変わる場合、あるいは中空形
材で圧着模様が発生し易い場合には、コンテナ内壁の付
着残留物を除去することが行われている。
【0004】従来、上記のようなコンテナ内壁のクリー
ニングは、別途イジェクターと呼ばれる掻き取り装置を
コンテナ(30)に進入させ、内壁付着物を掻き出すこと
により行われていた。
ニングは、別途イジェクターと呼ばれる掻き取り装置を
コンテナ(30)に進入させ、内壁付着物を掻き出すこと
により行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イジェ
クターを用いる作業がいささか危険を伴うものであるの
みならず、押出工程とは別工程で作業を行わなければな
らないことから作業に時間がかかり、またコストも高く
つくというような欠点があった。
クターを用いる作業がいささか危険を伴うものであるの
みならず、押出工程とは別工程で作業を行わなければな
らないことから作業に時間がかかり、またコストも高く
つくというような欠点があった。
【0006】この発明は、かかる欠点を解消するために
なされたものであって、イジェクターによる作業を不要
とするとともに、効率良くコンテナ内壁のクリーニング
を行えるようにすることを目的とするものである。
なされたものであって、イジェクターによる作業を不要
とするとともに、効率良くコンテナ内壁のクリーニング
を行えるようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、コンテナ
(3)の内径よりも径小な外径を有し、かつ内周面(5
b)がコンテナ(3)の前方に向けて拡径方向に傾斜す
る錐面に形成されたダミーリング(5)と、外周面(6
a)が前記ダミーリング(5)の内周面(5b)に対応す
る傾斜角度でコンテナ(3)の後方に向けて縮径方向に
傾斜する錐面に形成され、上記内周面(5b)内に嵌合さ
れてビレット接触前面(6b)がダミーリング(5)のビ
レット接触前面(5c)よりも前方に突出するものとなさ
れた、中心部にマンドレル挿通孔(6c)を有するダミー
ディスク(6)と、径大部(7b)と径小部(7a)とを有
し、径大部(7b)の前端面(7d)が前記ダミーリング
(5)の後端面(5f)に接触状態に配置されると共に、
径小部(7a)の前端面(7e)が前記ダミーディスク
(6)の後端面(6d)に間隙(a)を介して離間状態に
配置されたバックアップリング(7)とを備え、押出機
(A)のホローステム(1)と前記バックアップリング
(7)とがそれらの内周面側において、中心部にマンド
レル挿通孔(8a)を有する円筒状の第1連結部材(8)
により連結されると共に、前記ダミーディスク(6)と
前記バックアップリング(7)とがそれらの内周面側に
おいて、中心部にマンドレル挿通孔(9a)を有する円筒
状の第2連結部材(9)により連結されてなることを特
徴とする、マンドレル押出機用アタッチドダミー装置に
よって達成される。
(3)の内径よりも径小な外径を有し、かつ内周面(5
b)がコンテナ(3)の前方に向けて拡径方向に傾斜す
る錐面に形成されたダミーリング(5)と、外周面(6
a)が前記ダミーリング(5)の内周面(5b)に対応す
る傾斜角度でコンテナ(3)の後方に向けて縮径方向に
傾斜する錐面に形成され、上記内周面(5b)内に嵌合さ
れてビレット接触前面(6b)がダミーリング(5)のビ
レット接触前面(5c)よりも前方に突出するものとなさ
れた、中心部にマンドレル挿通孔(6c)を有するダミー
ディスク(6)と、径大部(7b)と径小部(7a)とを有
し、径大部(7b)の前端面(7d)が前記ダミーリング
(5)の後端面(5f)に接触状態に配置されると共に、
径小部(7a)の前端面(7e)が前記ダミーディスク
(6)の後端面(6d)に間隙(a)を介して離間状態に
配置されたバックアップリング(7)とを備え、押出機
(A)のホローステム(1)と前記バックアップリング
(7)とがそれらの内周面側において、中心部にマンド
レル挿通孔(8a)を有する円筒状の第1連結部材(8)
により連結されると共に、前記ダミーディスク(6)と
前記バックアップリング(7)とがそれらの内周面側に
おいて、中心部にマンドレル挿通孔(9a)を有する円筒
状の第2連結部材(9)により連結されてなることを特
徴とする、マンドレル押出機用アタッチドダミー装置に
よって達成される。
【0008】
【作用】押出に際し、ダミーディスクはビレットにより
バックアップリング方向への圧力を受ける。ダミーディ
スクとバックアップディスクとの間には、間隙が形成さ
れているから、前記圧力を受けてダミーディスクの周端
部が撓曲変形する。
バックアップリング方向への圧力を受ける。ダミーディ
スクとバックアップディスクとの間には、間隙が形成さ
れているから、前記圧力を受けてダミーディスクの周端
部が撓曲変形する。
【0009】この時、コンテナの前方に向けて拡径方向
に傾斜する錐面に形成された、ダミーリングの内周面
が、前記錐面の傾斜角度と略同じ傾斜角度でコンテナの
後方に向けて縮径方向に傾斜する錐面に形成された、ダ
ミーディスクの外周面に嵌合されているから、ダミーデ
ィスクの撓曲変形に伴って、ダミーリングが拡径し、そ
の外周面がコンテナの内壁面と略接触状態となる。この
状態でステムを前進させて押出を遂行すると、押出と同
時にコンテナ内面のクリーニングとが同時に遂行され
る。
に傾斜する錐面に形成された、ダミーリングの内周面
が、前記錐面の傾斜角度と略同じ傾斜角度でコンテナの
後方に向けて縮径方向に傾斜する錐面に形成された、ダ
ミーディスクの外周面に嵌合されているから、ダミーデ
ィスクの撓曲変形に伴って、ダミーリングが拡径し、そ
の外周面がコンテナの内壁面と略接触状態となる。この
状態でステムを前進させて押出を遂行すると、押出と同
時にコンテナ内面のクリーニングとが同時に遂行され
る。
【0010】
【実施例】次に、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。
する。
【0011】第1図及び第2図において、(1)はホロ
ーステム、(2)は該ステム(1)の先端に着脱自在に
取着されたダミー装置、(3)はコンテナ、(4)はマ
ンドレルである。
ーステム、(2)は該ステム(1)の先端に着脱自在に
取着されたダミー装置、(3)はコンテナ、(4)はマ
ンドレルである。
【0012】前記ダミー装置(2)は、ダミーリング
(5)とダミーディスク(6)とその補強用のバックア
ップリング(7)とを有し、これらが互いに連結された
ものであり、該装置(2)が前記ステム(1)に連結さ
れている。
(5)とダミーディスク(6)とその補強用のバックア
ップリング(7)とを有し、これらが互いに連結された
ものであり、該装置(2)が前記ステム(1)に連結さ
れている。
【0013】前記ダミーリング(5)は、その前端部
(5a)がコンテナ(3)の内径よりも径小な外径を有す
ると共に、同前端部(5a)の内周面(5b)がコンテナ
(3)の前方に向けて拡径方向に傾斜する錐面に形成さ
れている。
(5a)がコンテナ(3)の内径よりも径小な外径を有す
ると共に、同前端部(5a)の内周面(5b)がコンテナ
(3)の前方に向けて拡径方向に傾斜する錐面に形成さ
れている。
【0014】前記ダミーディスク(6)は、その外周面
(6a)がコンテナ(3)の後方に向けて前記錐面に対応
する傾斜角度で径方向内方に傾斜する錐面に形成されて
おり、該外周面(6a)が前記内周面(5b)に当接されて
いる。この組合わせ状態において、ダミーディスク
(6)のビレット接触前面(6b)は、ダミーリング
(5)のビレット接触前面(5c)よりも前方に突出する
ものとなされている。上記ダミーディスク(6)の中心
部には、マンドレル挿通孔(6c)が形成されている。
(6a)がコンテナ(3)の後方に向けて前記錐面に対応
する傾斜角度で径方向内方に傾斜する錐面に形成されて
おり、該外周面(6a)が前記内周面(5b)に当接されて
いる。この組合わせ状態において、ダミーディスク
(6)のビレット接触前面(6b)は、ダミーリング
(5)のビレット接触前面(5c)よりも前方に突出する
ものとなされている。上記ダミーディスク(6)の中心
部には、マンドレル挿通孔(6c)が形成されている。
【0015】上記ダミーディスク(6)とダミーリング
(5)の後方にはバックアップリング(7)が配置され
ている。このバックアップリング(7)は、コンテナ
(3)の前方側が径小部(7a)、同後方側が径大部(7
b)に形成されている。そしてその径小部(7a)に、ダ
ミーリング(5)の後端部(5d)が外嵌状態に螺着され
ている。即ち、径小部(7a)の外周面に形成されたネジ
部(7c)と、ダミーリング(5)の内周面に形成された
雌ネジ部(5e)とが螺合されることにより連結されてい
る。この連結状態において、ダミーリング(5)の後端
面(5f)とバックアップリング(7)の径大部の前端面
(7d)とが接触状態となされる一方、バアックアップリ
ング(7)の径小部(7a)の前端面(7e)とダミーディ
スク(6)の後端面(6d)とが所定間隙(a)を隔てた
離間状態となされている。この隙間(a)は、押出時に
ビレットから反力としてダミーディスク(6)に作用す
るバックアップリング方向への圧力(図2に矢印Pで示
す)によって、ダミーディスク(6)の周端部を図2に
示すようにバックアップリング方向に撓曲変形させるこ
とにより、ダミーリング(5)の外径をコンテナ(3)
内径と略同じに拡大するために設けられたものである。
(5)の後方にはバックアップリング(7)が配置され
ている。このバックアップリング(7)は、コンテナ
(3)の前方側が径小部(7a)、同後方側が径大部(7
b)に形成されている。そしてその径小部(7a)に、ダ
ミーリング(5)の後端部(5d)が外嵌状態に螺着され
ている。即ち、径小部(7a)の外周面に形成されたネジ
部(7c)と、ダミーリング(5)の内周面に形成された
雌ネジ部(5e)とが螺合されることにより連結されてい
る。この連結状態において、ダミーリング(5)の後端
面(5f)とバックアップリング(7)の径大部の前端面
(7d)とが接触状態となされる一方、バアックアップリ
ング(7)の径小部(7a)の前端面(7e)とダミーディ
スク(6)の後端面(6d)とが所定間隙(a)を隔てた
離間状態となされている。この隙間(a)は、押出時に
ビレットから反力としてダミーディスク(6)に作用す
るバックアップリング方向への圧力(図2に矢印Pで示
す)によって、ダミーディスク(6)の周端部を図2に
示すようにバックアップリング方向に撓曲変形させるこ
とにより、ダミーリング(5)の外径をコンテナ(3)
内径と略同じに拡大するために設けられたものである。
【0016】このダミーリング(5)の周端面(5g)
は、上記拡径時にコンテナ(3)の内壁面(3a)と略平
行状となって該内壁面(3a)に略沿接状態となるように
なされるように、該周端面(5g)を予め前方傾斜状に設
定しておくことが望ましい。なお、ここに「略平行状」
とは上記周端面(5g)がコンテナ(3)の内壁面(3a)
に対して完全に平行な場合のみならず、僅かに傾斜して
いる場合を含む趣旨である。もっとも完全に平行状とな
るか、あるいは僅かに前方傾斜状となることが好まし
い。また上記周端面(5g)の幅は、あまり短かすぎると
洩れ抵抗が小さくなり押出時にダミーリング(5)とコ
ンテナ(3)との間より押出材料が洩れ、逆にあまりに
大きすぎるとダミーリング(5)とコンテナ(3)内面
との間の摩擦力が大きくなって押出圧力が過大となる。
従って、その幅は10〜30mm程度の範囲に設定するこ
とが好ましい。
は、上記拡径時にコンテナ(3)の内壁面(3a)と略平
行状となって該内壁面(3a)に略沿接状態となるように
なされるように、該周端面(5g)を予め前方傾斜状に設
定しておくことが望ましい。なお、ここに「略平行状」
とは上記周端面(5g)がコンテナ(3)の内壁面(3a)
に対して完全に平行な場合のみならず、僅かに傾斜して
いる場合を含む趣旨である。もっとも完全に平行状とな
るか、あるいは僅かに前方傾斜状となることが好まし
い。また上記周端面(5g)の幅は、あまり短かすぎると
洩れ抵抗が小さくなり押出時にダミーリング(5)とコ
ンテナ(3)との間より押出材料が洩れ、逆にあまりに
大きすぎるとダミーリング(5)とコンテナ(3)内面
との間の摩擦力が大きくなって押出圧力が過大となる。
従って、その幅は10〜30mm程度の範囲に設定するこ
とが好ましい。
【0017】前記バックアップリング(7)とホロース
テム(1)とは、それらの内周面側において、中心部に
マンドレル挿通孔(8a)を有する円筒状の第1連結部材
(8)により連結されている。該連結部材(8)は、そ
の外周面に雄ネジ部(8b)が形成されたもので、その雄
ネジ部(8b)が前記バックアップリング(7)およびホ
ローステム(1)の内周面対応位置に形成された雌ネジ
部(1a)(7f)に螺合されている。
テム(1)とは、それらの内周面側において、中心部に
マンドレル挿通孔(8a)を有する円筒状の第1連結部材
(8)により連結されている。該連結部材(8)は、そ
の外周面に雄ネジ部(8b)が形成されたもので、その雄
ネジ部(8b)が前記バックアップリング(7)およびホ
ローステム(1)の内周面対応位置に形成された雌ネジ
部(1a)(7f)に螺合されている。
【0018】上記ダミー装置(2)は、バックアップリ
ング(7)の径大部(7b)の前端面(7d)にダミーリン
グ(5)の後端面(5f)を当接させた状態で配置される
と共に、バックアップリング(7)とダミーディスク
(6)とがそれらの内周面側において、中心部にマンド
レル挿通孔(9a)を有する円筒状の第2連結部材(9)
により連結されている。この連結部材(9)も、第1連
結部材(8)と同様に、その外周面に雄ネジ部(9b)が
形成されたもので、その雄ネジ部(9b)が前記ダミーデ
ィスク(6)およびバックアップリング(7)の内周面
対応位置に形成された雌ネジ部(7g)(6e)に螺合され
ている。
ング(7)の径大部(7b)の前端面(7d)にダミーリン
グ(5)の後端面(5f)を当接させた状態で配置される
と共に、バックアップリング(7)とダミーディスク
(6)とがそれらの内周面側において、中心部にマンド
レル挿通孔(9a)を有する円筒状の第2連結部材(9)
により連結されている。この連結部材(9)も、第1連
結部材(8)と同様に、その外周面に雄ネジ部(9b)が
形成されたもので、その雄ネジ部(9b)が前記ダミーデ
ィスク(6)およびバックアップリング(7)の内周面
対応位置に形成された雌ネジ部(7g)(6e)に螺合され
ている。
【0019】上記ダミー装置(2)を装着した押出機に
おいて、アルミニウム材等の押出加工に際してホロース
テム(1)を押し進めると、ビレットにはバックアップ
リング(7)さらにはダミーディスク(6)を介して均
一な押出圧が付与される。一方、この押出圧の反作用と
してダミーディスク(6)はビレットから圧力を受け
る。ダミーディスク(6)とバックアップリング(7)
との間には隙間(a)が設けられているから、上記圧力
を受けてダミーディスク(6)の周端部はバックアップ
リング方向へ撓んで変形し、これによりダミーリング
(5)の外径が拡大してコンテナ(3)の内径にほぼ等
しくなり、ダミーリング(5)の周端面(5g)がコンテ
ナ内壁面(3a)にほぼ接触状態となる。この状態でホロ
ーステム(1)を前進させて押出を遂行すると、押出と
同時にコンテナ内壁面(3a)のクリーニングとが同時に遂
行される。かかる動作は押出の度に毎回行われる。
おいて、アルミニウム材等の押出加工に際してホロース
テム(1)を押し進めると、ビレットにはバックアップ
リング(7)さらにはダミーディスク(6)を介して均
一な押出圧が付与される。一方、この押出圧の反作用と
してダミーディスク(6)はビレットから圧力を受け
る。ダミーディスク(6)とバックアップリング(7)
との間には隙間(a)が設けられているから、上記圧力
を受けてダミーディスク(6)の周端部はバックアップ
リング方向へ撓んで変形し、これによりダミーリング
(5)の外径が拡大してコンテナ(3)の内径にほぼ等
しくなり、ダミーリング(5)の周端面(5g)がコンテ
ナ内壁面(3a)にほぼ接触状態となる。この状態でホロ
ーステム(1)を前進させて押出を遂行すると、押出と
同時にコンテナ内壁面(3a)のクリーニングとが同時に遂
行される。かかる動作は押出の度に毎回行われる。
【0020】
【発明の効果】この発明は、上述の次第であるから、押
出時にダミーリングの外縁がコンテナ内面にほぼ接触し
た状態でダミーリングが前進することとなり、このダミ
ーリングによりコンテナ内面の付着物を押出と同時に確
実に掻き出すことができる。こ湯ように、ダミーリング
によりコンテナ内面のクリーニング作用を行わせること
ができるから、もはやイジェクターを別途使用する必要
がなくなり、その作業に際しての危険や手間をなくすこ
とができる。
出時にダミーリングの外縁がコンテナ内面にほぼ接触し
た状態でダミーリングが前進することとなり、このダミ
ーリングによりコンテナ内面の付着物を押出と同時に確
実に掻き出すことができる。こ湯ように、ダミーリング
によりコンテナ内面のクリーニング作用を行わせること
ができるから、もはやイジェクターを別途使用する必要
がなくなり、その作業に際しての危険や手間をなくすこ
とができる。
【0021】しかも押出の遂行と同時進行でコンテナ内
面のクリーニングを行うことができるから、益々クリー
ニング作業効率を向上することができる。また、押出の
都度毎回クリーニングが行われるから、常にコンテナ内
面に付着物のない理想的な状態で押出を行うことができ
る。
面のクリーニングを行うことができるから、益々クリー
ニング作業効率を向上することができる。また、押出の
都度毎回クリーニングが行われるから、常にコンテナ内
面に付着物のない理想的な状態で押出を行うことができ
る。
【0022】もとより、押出作業前はダミーリングはコ
ンテナ内径よりも小径に形成されているから、押出に際
してのコンテナへの該ダミーリングの挿入作業が何ら妨
げられることはない。
ンテナ内径よりも小径に形成されているから、押出に際
してのコンテナへの該ダミーリングの挿入作業が何ら妨
げられることはない。
【図1】この発明に係るダミー装置の一例を示す断面図
である。
である。
【図2】ダミーブロックの変形後の状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】従来のダミー装置を示す断面図である。
1…ホローステム 2…コンテナ 5…ダミーリング 5b…内周面 5c…ビレット接触前面 5f…後端面 6…ダミーディスク 6a…外周面 6b…ビレット接触前面 6c…マンドレル挿通孔 6d…後端面 7…バックアップリング 7a…径小部 7b…径大部 7d…前端面 7e…前端面 8…第1連結部材 8a…マンドレル挿通孔 9…第2連結部材 9a…マンドレル挿通孔 a…間隙 A…押出機
Claims (1)
- 【請求項1】 コンテナ(3)の内径よりも径小な外径
を有し、かつ内周面(5b)がコンテナ(3)の前方に向
けて拡径方向に傾斜する錐面に形成されたダミーリング
(5)と、 外周面(6a)が前記ダミーリング(5)の内周面(5b)
に対応する傾斜角度でコンテナ(3)の後方に向けて縮
径方向に傾斜する錐面に形成され、上記内周面(5b)内
に嵌合されてビレット接触前面(6b)がダミーリング
(5)のビレット接触前面(5c)よりも前方に突出する
ものとなされた、中心部にマンドレル挿通孔(6c)を有
するダミーディスク(6)と、 径大部(7b)と径小部(7a)とを有し、径大部(7b)の
前端面(7d)が前記ダミーリング(5)の後端面(5f)
に接触状態に配置されると共に、径小部(7a)の前端面
(7e)が前記ダミーディスク(6)の後端面(6d)に間
隙(a)を介して離間状態に配置されたバックアップリ
ング(7)とを備え、 押出機(A)のホローステム(1)と前記バックアップ
リング(7)とがそれらの内周面側において、中心部に
マンドレル挿通孔(8a)を有する円筒状の第1連結部材
(8)により連結されると共に、前記ダミーディスク
(6)と前記バックアップリング(7)とがそれらの内
周面側において、中心部にマンドレル挿通孔(9a)を有
する円筒状の第2連結部材(9)により連結されてなる
ことを特徴とする、マンドレル押出機用アタッチドダミ
ー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092090A JPH0576927A (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | マンドレル押出機用アタツチドダミー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092090A JPH0576927A (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | マンドレル押出機用アタツチドダミー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576927A true JPH0576927A (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=14044746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3092090A Pending JPH0576927A (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | マンドレル押出機用アタツチドダミー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0576927A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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