JPH0575443U - 補機駆動装置 - Google Patents

補機駆動装置

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JPH0575443U
JPH0575443U JP1265192U JP1265192U JPH0575443U JP H0575443 U JPH0575443 U JP H0575443U JP 1265192 U JP1265192 U JP 1265192U JP 1265192 U JP1265192 U JP 1265192U JP H0575443 U JPH0575443 U JP H0575443U
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JP
Japan
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pulley
auxiliary machine
engine
transmission mechanism
belt
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Application number
JP1265192U
Other languages
English (en)
Inventor
正夫 寺岡
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン回りのスペースを有効に利用して補
機の配置スペースを増すと共に、エンジンのコンパクト
化を可能にする補機駆動装置の提供を目的とする。 【構成】 この考案の補機駆動装置1は、ベルト45で
連結された一対の変速プーリ41,43を有するベルト
式無段変速機5と、無端体39で連結された一対のプー
リ35,37を有し一側のプーリ37が変速プーリ41
と同軸上で連結されたトルク伝動機構3とからなりエン
ジン13の駆動力を第1の補機11に伝達する動力伝達
機構7と、変速プーリ41を貫通してプーリ37に連結
され第2の補機69を駆動する駆動軸81とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両においてエンジンの駆動力を補機に伝達する補機駆動装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
公開実用平成1−148031号公報に「エンジンの補機駆動構造」が記載さ れている。これは、過給機をはじめとする補機類をプーリとベルトとを介してエ ンジンで回転駆動する駆動構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図4と図5とに示すように、過給機201は一対のプーリ203,205をベ ルト207で連結したベルト伝動機構209と、一対の変速プーリ211,21 3をベルト215で連結したベルト式無段変速機217とを介してエンジン21 9のクランクシャフト221に駆動されるように構成されており、プーリ205 と変速プーリ211とは同軸上で連結されている。又、図4に示すように、エン ジン219の一側は上記のような補機駆動構造の他に多数の補機類、プーリ、ベ ルトが配置されて過密状態にあり、補機の追加配置は困難である。
【0004】 そこで、この考案はエンジン回りのスペースを有効に利用して補機の配置スペ ースを増すと共に、エンジンのコンパクト化を可能にする補機駆動装置の提供を 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の補機駆動装置は、ベルトで連結された一対の変速プーリを有するベ ルト式無段変速機と、無端体で連結された一対のプーリを有し一側のプーリが前 記変速プーリの一方と同軸上で連結されたトルク伝動機構とからなりエンジンの 駆動力を第1の補機に伝達する動力伝達機構と、前記同軸の変速プーリを貫通し て一側のプーリに連結され第2の補機を駆動する駆動軸とを備えたことを特徴と する。
【0006】
【作用】
ベルト式無段変速機の変速プーリと、トルク伝動機構のプーリとが同軸上で連 結され第1の補機を駆動する動力伝達機構の変速プーリを貫通して同軸のプーリ に第2の補機の駆動軸を連結するように構成し、従来例では利用されていなかっ たスペースを補機の配置スペースにした。従って、それだけ補機の配置スペース が増えると共に、例えば従来は外方に突き出して配置されていた他の補機をこの 個所に移動することにより補機類を含めてエンジンのコンパクト化が可能になる 。
【0007】
【実施例】
図1ないし図3により一実施例の説明をする。左右の方向は図2と図3での左 右の方向である。
【0008】 図1、図2に示すように、この実施例の補機駆動装置1はベルト伝動機構3( トルク伝動機構)とベルト式無段変速機5とからなる動力伝達機構7を備え、図 3に示すように増速部9を介して過給機11(第1の補機)を駆動するように構 成されている。
【0009】 又、図1に示すように、これらの他にエンジン13の軸方向一側には排気側カ ム軸に連結されたプーリ17,19が配置されている。プーリ17,19はタイ ミングベルト21を介してクランクシャフト23側のプーリ25に連結され、エ ンジン13により回転駆動される。タイミングベルト21の張力と巻掛け角はア ンドラープーリ27,29とテンショナープーリ31,33により調整される。
【0010】 ベルト伝動機構3は駆動側のプーリ35と被駆動側の中間プーリ37(一側の プーリ)とこれらを連結するベルト39(無端体)とを備え、ベルト式無段変速 機5はドライブプーリ41(変速プーリ)とドリブンプーリ43(変速プーリ) とこれらを連結するベルト45とを備えている。プーリ35は図1に示すように 、プーリ25及びプーリ47と共にクランクシャフト23に連結されている。中 間プーリ37とドライブプーリ41とは同軸配置され、図3に示すようにこれら はボルト49で連結されている。プーリ47はベルト51で連結されたプーリ5 3を介してオルタネータ55を駆動する。
【0011】 図3に示すように、ドライブプーリ41は中空軸57と一体の固定フランジ5 9と、中空軸57と軸方向移動自在に連結された可動フランジ61とを備えてい る。中空軸57はベアリング63,65を介して中空の支持軸67上に支承され 、支持軸67はパワーステアリング用のオイルポンプ69(第2の補機)と共に ボルト71により増速部9のケーシング73に取付けられている。可動フランジ 61は中空軸57に装着された止め輪75とリテーナ77とを介して皿ばね79 により固定フランジ59側に押圧され、ベルト45に張力を与えている。オイル ポンプ69の駆動軸81は支持軸67を貫通し、その左端部でボルト82により 中間プーリ37に連結されている。
【0012】 このように、オイルポンプ69の駆動軸81をドライブプーリ41側を貫通さ せて中間プーリ37と連結したことにより、図5に破線で示したように従来は利 用されていなかったスペース223を補機の配置スペースに利用できる。従って 、この個所に補機を追加して配置可能であると共に、この個所を利用して上記の ようなエンジン13回りの補機、プーリ、ベルトなどの配置を工夫すれば、これ らを含めてエンジン13をコンパクトにできる。
【0013】 図3に示すように、ドリブンプーリ43は、増速部9の入力軸83にそれぞれ スプライン係合されナット85により脱落防止を施された中空軸87とカム部材 89と、中空軸87と一体の固定フランジ91と、カム部材89との間に設けら れた噛合い部93を介して軸方向移動自在に連結された可動フランジ95とを備 えている。中空軸87の右端部はベアリング97を介してケーシング73に支承 され、入力軸83はベアリング99,101を介してケーシング73に支承され ている。各フランジ91,95間にはベルト45が装着され、ドリブンプーリ4 3とドライブプーリ41とを連結している。
【0014】 カム部材89と可動フランジ95にはそれぞれカム面103,103が形成さ れ、これらの間にはフライウェート105が配置されている。ドリブンプーリ4 3が回転するとフライウェート105の遠心力がカム面103,103に働き生 じたカムスラスト力によって可動フランジ95が固定フランジ91側に押圧され る。
【0015】 エンジン13の回転数上昇に伴ってドリブンプーリ43の回転数が上昇すると 、カムスラスト力の増加によってドリブンプーリ43のフランジ間隔が狭まりプ ーリピッチ径R2 が大きくなると共に、ベルト45の張力によりドライブプーリ 41のフランジ間隔が広がってプーリピッチ径R1 が小さくなり、ドリブンプー リ43側の増速率が下がる。又、エンジン回転数が降下すると、カムスラスト力 が低下してドライブプーリ41の皿ばね79の力によりプーリピッチ径R1 が大 きくなりプーリピッチ径R2 が小さくなって増速率が上がる。こうして、エンジ ン13の回転数が変動してもドリブンプーリ43側の回転数変動は小さく抑えら れると共にエンジン回転数が上昇するとドリブンプーリ43側の回転数はほぼ一 定になる。
【0016】 増速部9はプラネタリーギヤ機構であり、インターナルギヤ107は入力軸8 3の右端側に一体形成されており、ピニオンギヤ109はベアリング111を介 してピニオンシャフト113に支承されている。ピニオンシャフト113はケー シング73のフランジ部115に支持され、ねじとボールとからなる脱落防止手 段117が施されている。サンギヤ119は過給機11のインペラシャフト12 1の左端部に形成されている。インペラシャフト121はベアリング123とオ イルフィルムダンパ125とを介してフランジ部115に支承されている。
【0017】 オイルフィルムダンパ125には、ケーシング73に取付けられたオイルプラ グ127とこのオイルプラグ127とフランジ部115とを連通するノズル12 9とを介してオイルが供給される。このオイルはケーシング73の内部を潤滑す る。ケーシング73と入力軸83及びケーシング73とインペラシャフト121 との間にはオイル洩れを防止するシール131,133が配置されている。
【0018】 過給機11は遠心式のエアコンプレッサであり、インペラ135はインペラシ ャフト121に圧入され、インペラシャフト121の右端にはインペラ135の 脱落防止部材137が加締められている。コンプレッサハウジング139はケー シング73の円周溝141に係合した連結部材143とボルト145とを介して ケーシング73に取付けられている。
【0019】 ベルト伝動機構3とベルト式無段変速機5とを介して上記のように変速され、 増速部9に入力したエンジン13の駆動力は、インターナルギヤ107からピニ オンギヤ109とサンギヤ119とを介して増速され、インペラ135を回転駆 動し、過給機11は加圧した吸気を図1に示す吸気側マニホールド147,14 7を介してエンジン13に供給する。
【0020】 なお、上記実施例と反対にベルト式無段変速機をエンジン側にしトルク伝動機 構を第1の補機側に配置してもよい。又、第1の補機は過給機に限らず、トルク 伝動機構の無端体はチェーンでもよい。
【0021】
【考案の効果】
この考案の補機駆動装置は、変速プーリとプーリとが同軸上で連結されたベル ト式無段変速機とトルク伝動機構を介して第1の補機を駆動する動力伝達機構の 前記変速プーリを貫通してプーリと連結した駆動軸により第2の補機を駆動する ように構成したから、補機の配置スペースが増加すると共に補機とその駆動機構 を含めてエンジンをコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す正面図である。
【図2】この実施例を示す側面図である。
【図3】この実施例の要部を示す断面図である。
【図4】従来例を示す正面図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 補機駆動装置 3 ベルト伝動機構(トルク伝動機構) 5 ベルト式無段変速機 7 動力伝達機構 11 過給機(第1の補機) 13 エンジン 37 中間プーリ(一側のプーリ) 39 ベルト(無端体) 41 ドライブプーリ(変速プーリ) 45 ベルト 69 オイルポンプ(第2の補機) 81 駆動軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトで連結された一対の変速プーリを
    有するベルト式無段変速機と、無端体で連結された一対
    のプーリを有し一側のプーリが前記変速プーリの一方と
    同軸上で連結されたトルク伝動機構とからなりエンジン
    の駆動力を第1の補機に伝達する動力伝達機構と、前記
    同軸の変速プーリを貫通して一側のプーリに連結され第
    2の補機を駆動する駆動軸とを備えたことを特徴とする
    補機駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5898775B2 (ja) * 2012-09-13 2016-04-06 川崎重工業株式会社 過給機付きエンジン
JP2020516826A (ja) * 2017-04-14 2020-06-11 イエフペ エネルジ ヌヴェルIfp Energies Nouvelles 内燃エンジン、特に自動車用の内燃エンジンと組み合わされた、閉ループ用、特にランキンサイクルタイプの閉ループ用のターボポンプ組立体
CN112297837A (zh) * 2020-11-04 2021-02-02 东风柳州汽车有限公司 一种动力输出装置及汽车

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