JPH0574965U - オートスピードコントロール装置の降坂路制御構造 - Google Patents

オートスピードコントロール装置の降坂路制御構造

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JPH0574965U
JPH0574965U JP2356592U JP2356592U JPH0574965U JP H0574965 U JPH0574965 U JP H0574965U JP 2356592 U JP2356592 U JP 2356592U JP 2356592 U JP2356592 U JP 2356592U JP H0574965 U JPH0574965 U JP H0574965U
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JP
Japan
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vehicle speed
ascd
speed
downhill road
engine
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JP2356592U
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Inventor
勇 金丸
Original Assignee
日産車体株式会社
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 降坂路走行中においてエンジンブレーキを有
効に作用させてオーバーシュートを抑制したASCDの
降坂路制御構造を提供する。 【構成】 S4に続くS5では、アイドルスイッチがオ
ンとなったか否かを判別する。この判別がYESであれ
ば、スロットルの開度を最小値にして、エンジンブレー
キを作用させている状態にあり、この場合には、引き続
きエンジンブレーキの作用による減速度が1km/h/sec以
上か否かを判別する(S5)。この判別がNOであっ
て、エンジンブレーキの作用による減速度が1km/h/sec
未満であれば、スロットルの開度を最小値にしてもオー
バードライブ(OD)ではエンジンブレーキが有効に作
用しない急勾配の降坂路を走行している状態にある。し
たがって、かかる場合にはS5からS6に進み、オーバ
ードライブ(OD)から第3速(D3)にシフトダウン
させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オートスピードコントロール装置(以下、ASCDと略称す。)の 降坂路制御構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のASCDとしては、例えば、日産シーマ新型車解説書GGY32−1 1991 8月に開示されているものがある。このASCDは、車載エンジンの 運転制御により運転者がアクセルペダルから足を離したままでも、自動車を設定 車速にて走行させるものであり、図3に示すようにASCDコントロールユニッ ト1の出力ポートには、ASCDアクチュエータ9が接続されている。該ASC Dアクチュエータ9は、ASCDコントロールユニット1からの制御信号により 動作するエアバルブ10、リリースバルブ11、負圧ポンプ12及び負圧アクチ ュエータ13で構成されている。該負圧アクチュエータ13には、ASCD用ア クセルワイヤ14の一端が係止されたダイヤフラム19、及び該ダイヤフラム1 9を押圧するリターンスプリング20が設けられており、前記ASCD用アクセ ルワイヤ14によりエンジンへの燃料供給量を増減させるスロットル15が開閉 駆動されるようになっている。
【0003】 そして、設定車速と現車速とに基づき、図4に示したように前記エアバルブ1 0、リリースバルブ11、及び負圧ポンプ12を制御することにより実行される 。つまり、降坂路の走行時に現車速が増加して設定車速<現車速の状態になる と、エアバルブ10を開に、リリースバルブ11を閉に駆動するとともに、負圧 ポンプ12を停止させる。
【0004】 これにより、負圧アクチュエータ13内の負圧が減少して、ダイヤフラム19 はリターンスプリング20により押圧されて外部方向に変位する。したがって、 このダイヤフラム19の外部方向への変位に伴い、ASCD用アクセルワイヤ1 4が押圧され、その結果スロットル15は閉方向に駆動される。該スロットル1 5が閉方向に駆動させることにより、エンジンへの燃料供給量が減少し、現車速 が低下するように制御される。
【0005】 そして、設定車速=現車速の状態が形成されると、この時点でエアバルブ1 0が閉に駆動され、これにより負圧アクチュエータ13内の負圧はその時点の値 に維持される。よって、ダイヤフラム19及びASCD用アクセルワイヤ14は その時点で停止し、スロットル15もその時点の開度にて停止し、設定車速=現 車速の状態が維持される。
【0006】 また、登坂路走行時に現車速が低下して設定車速>現車速の状態になると、 エアバルブ10とリリースバルブ11とは閉状態のまま、負圧ポンプ12が作動 する。これにより、負圧アクチュエータ13内の負圧が増大し、ダイヤフラム1 9はリターンスプリング20に抗して内部方向に変位する。したがって、ダイヤ フラム19の内部方向への変位に伴い、ASCD用アクセルワイヤ14が引張さ れ、これによりスロットル15は開方向に駆動される。該スロットル15が開方 向に駆動させることにより、エンジンへの燃料供給量が増大し、現車速が増加す るように制御される。
【0007】 やがて、設定車速=現車速の状態が形成されると、前述したようにこの時点 で負圧ポンプ12が停止され、これにより負圧アクチュエータ13内の負圧はそ の時点の値に維持される。よって、ダイヤフラム19及びASCD用アクセルワ イヤ14はその時点で停止し、スロットル15もその時点の開度にて停止し、設 定車速=現車速の状態が維持される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のASCDにあっては、降坂路を走行すると設 定車速<現車速の状態になり、前述の制御によりスロットル21を閉方向に駆動 し、エンジンへの燃料供給量を減少させるようになっているが急勾配の降坂路を 走行する際には、燃料供給量が最小であっても車両が減速せず、現車速が大きく オーバーシュートしてしまう場合があった。
【0009】 この場合、運転者がOD解除を手動操作すれば、自動変速機はオーバードライ ブから第3速にシフトダウンされ、これによりエンジンブレーキを有効に作用さ せることができる。しかし、定速走行制御によりアクセルペダルの操作を不要に して、運転者の操作負担を軽減しているにも拘わらず、降坂路においてOD解除 操作しなければならないことは、運転者にとって煩雑となり、ASCDの便利性 が損なわれてしまう。
【0010】 また、ASCDには、ブレーキを操作した場合のように、運転者が積極的な動 作により減速を行った場合には、減速を優先して定速走行制御を解除する機能が 、安全性を確保する上で不可欠的に設定されている。したがって、降坂路の走行 中にブレーキの操作により減速を行った場合には、降坂路の走行終了後、設定車 速のセット等の定速走行制御の開始に必要な操作を再度行わなければならず、降 坂路の走行終了後の操作が煩雑となってしまう。
【0011】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、運転者の操作 を要することなく降坂路走行中においてエンジンブレーキを有効に作用させてオ ーバーシュートを抑制したASCDの降坂路制御構造を提供することを目的とす るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、エンジンのスロットル開度と自 動変速機のシフト動作とを制御して、車両の現車速を設定車速に維持すべく定速 走行制御を実行するオートスピードコントロール装置において、前記現車速が設 定車速より所定値以上増加したオーバーシュート状態を検出するオーバーシュー ト状態検出手段と、前記スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、 前記車両の減速度を検出する減速度検出手段と、前記各検出手段の検出結果に基 づき、オーバーシュート状態におけるスロットル開度が最小値であってかつ減速 度が所定値未満であるとき、前記自動変速機を強制的にシフトダウンさせるシフ トダウン制御手段とが設けられている。
【0013】
【作用】
前記構成において、スロットル開度検出手段はスロットル開度を検出し、また 、減速度検出手段は車両の減速度を検出している。そして、降坂路走行時におい て、現車速が設定車速より所定値以上増加するオーバーシュート状態が発生する と、オーバーシュート状態検出手段はこれを検出する。そして、このオーバーシ ュート状態の発生が検出されたとき、スロットル開度が最小値であって、減速度 が所定値未満であれば、スロットル開度を最小値にしても、現在のシフト位置で はエンジンブレーキによる減速を充分に行うことが困難であるとすることができ る。したがって、かかる場合にはシフトダウン制御手段は、自動変速機を強制的 にシフトダウンさせ、この自動変速機のシフトダウンに伴なって、エンジンブレ ーキが有効に作用する。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図にしたがって説明する。すなわち、図2は 本考案の一実施例を示す全体ブロック図であり、ASCDコントロールユニット 1は、本実施例におけるオーバーシュート検出手段と減速度検出手段とを形成す るものであって、プログラムROM、ワークRAM、及びCPUを有するマイク ロコンピュータが内蔵されている。このASCDコントロールユニット1には、 車速センサ2、アイドルスイッチ3、キャンセルスイッチ4、セットスイッチ5 、アクセラレートスイッチ6、リジュームスイッチ7、ASCDメインスイッチ 8から各信号が入力される。前記車速センサ2は、車両の現車速を検出してAS CDコントロールユニット1に入力し、前記アイドルスイッチ3はスロットル開 度検出手段であって、後述するスロットル15の開度が最小値であるとき、つま りエンジンがアイドル回転状態となるスロットル開度であるときオン、これ以外 のスロットル開度でオフとなるスイッチである。
【0015】 また、前記キャンセルスイッチ4は、ASCDコントロールユニット1による 定速走行制御を解除する際に操作されるスイッチであり、前記セットスイッチ5 は希望の車速にて定速走行制御を開始する際に操作されるスイッチである。前記 アクセラレートスイッチ6は、アクセルペダルの操作を伴うことなく、その押圧 操作により増速を指示するとともに、押圧操作を解除した時点の車速を設定車速 として、定速走行制御の実行を指示するために操作されるスイッチである。前記 リジュームスイッチ7は、ブレーキ操作により定速走行制御を解除した後、再度 元の設定車速にて定速走行制御を開始する際に操作されるスイッチであり、AS CDメインスイッチ8はASCDコントロールユニット1に電源を投入する際に 操作されるスイッチである。
【0016】 他方、ASCDコントロールユニット1の出力ポートには、ASCDアクチュ エータ9が接続されている。該ASCDアクチュエータ9は、図3に示したよう に、ASCDコントロールユニット1からの制御信号により動作するエアバルブ 10、リリースバルブ11、負圧ポンプ12及び負圧アクチュエータ13で構成 されている。該負圧アクチュエータ13には、ASCD用アクセルワイヤ14の 一端が係止されたダイヤフラム19、及び該ダイヤフラム19を押圧するリター ンスプリング20が設けられており、前記ASCD用アクセルワイヤ14により 図1のスロットル15が開閉駆動されるようになっている。
【0017】 さらに、ASCDコントロールユニット1の出力ポートには、A/Tコントロ ールユニット16が接続されている。該A/Tコントロールユニット16には励 磁されて自動変速機17をオーバードライブ(OD)から、第3速(D3)へ強 制的にシフトダウンさせる図示しないOD解除ソレノイドが設けられており、こ のA/Tコントロールユニット16とASCDコントロールユニット1により本 実施例におけるシフトダウン制御手段が達成される。なお、クルーズランプ18 は、ASCDコントロールユニット1が定速走行制御を実行している最中に点灯 状態に維持されるインジケータランプである。
【0018】 次に、以上の構成にかかる本実施例において、ASCDコントロールユニット 1により実行される基本的な制御内容について先ず説明する。すなわち、ASC Dメインスイッチ8をオン操作することによりASCDコントロールユニット1 は起動し、アルセルペダルの操作により希望の車速になった時点でセットスイッ チ5を押圧操作した後離すと、該セットスイッチ5を離したときの車速が設定車 速として記憶され、車速センサ2により常時検出されている現車速を前記設定車 速に維持する定速走行制御が開始される。
【0019】 この定速走行制御は、設定車速と現車速とに基づき、図4に示したように前記 エアバルブ10、リリースバルブ11、及び負圧ポンプ12を制御することによ り実行される。なお、エアバルブ10、リリースバルブ11及び負圧ポンプの作 動は従来と同様であるため説明は省略する。
【0020】 そして、ASCDコントロールユニット1は、前述した従来の定速走行制御と ともに、図1に示したフローチャートにしたがって動作し、先ずこの定速走行制 御を実行しているか否かを判別する(S1)。この判別がYESであって、定速 走行制御を実行している状態にあれば、SET(セットスイッチ5)、RES( リジュームスイッチ7)、ACC(アクセラレートスイッチ5)の各スイッチが オン状態にあるか否かを判別する(S2)。
【0021】 この各スイッチおいて、セットスイッチ5にあっては、前述したように希望の 車速にて定速走行制御を開始する際に操作されるスイッチであり、アクセラレー トスイッチ6にあっては押圧操作により増速を指示するとともに、押圧操作を解 除した時点の車速を設定車速として設定するスイッチであり、リジュームスイッ チ7にあっては定速走行制御を解除した後、再度元の設定車速にて定速走行制御 を開始する際に操作されるスイッチである。したがって、これらの各スイッチ5 ,6,7がオンの状態にあれば、定速走行制御は一時的に中断した状態にある。 よって、この場合には以降のステップに進むことなく、各スイッチ5,6,7が オフとなって、定速走行制御が実行されるまでの間、待機状態を維持する。
【0022】 次に、オーバーシュートは5km/h以上であるか否か、つまり車速センサ2によ って検出されている現車速と予め記憶された設定車速との差が5km/h以上である か否かを判別する(S3)。この判別がYESであって、オーバーシュートが5 km/hであれば、図4をもって説明した降坂路の走行時に現車速が増加して設定 車速<現車速の状態である。
【0023】 そして、かかる場合には前述したように、エアバルブ10は開、リリースバル ブ11は閉に駆動されているとともに、負圧ポンプ12は停止され、これにより 、負圧アクチュエータ13内の負圧が減少して、ダイヤフラム19はリターンス プリング20により押圧されて外部方向に変位しつつある。また、ダイヤフラム 19の外部方向への変位に伴い、ASCD用アクセルワイヤ14が押圧され、ス ロットル15は閉方向に駆動されている。
【0024】 そこで、このS3に続くS4では、スロットル15の状態を検出すべく前記ア イドルスイッチ3がオンとなったか否かを判別し、このアイドルスイッチ3がオ ンとなる場合とは前述したように、スロットル15の開度が最小値であるとき、 つまりエンジンがアイドル回転状態となって、エンジンブレーキを作用させてい る状態である。即ちアイドルスイッチ3がOFFの時は、例えば追い越し時等に よりアクセルペダルを操作して、意図的に増速している場合を想定することがで きる。この場合には、降坂路走行時の減速制御を目的とする本実施例の制御対象 外の状態にあることから、次のステップに進むことなく、待機状態を維持する。
【0025】 したがって、S5の判別がYESであって、スロットル15の開度を最小値で あって、エンジンブレーキを作用させている状態にある場合には、次に、エンジ ンブレーキの作用による減速度が1km/h/sec以上か否かを判別する(S5)。つ まり、前述のようにASCDコントロールユニット1は、マイクロコンピュータ を内蔵しており、また逐次車速センサ2から現車速が入力されていることから、 この現車速を用いてプログラムに従って演算を実行することにより減速度を求め ることができ、この演算により求めた減速度が1km/h/secであるか否かを判別す るのである。
【0026】 この判別がYESであって、エンジンブレーキの作用による減速度が1km/h/s ec以上であれば、オーバードライブ(OD)であってもエンジンブレーキが有効 に作用するような緩勾配の降坂路を走行していると想定することができる。よっ て、この場合にはシフトダウンの必要はないことから、S6に進むことなくS3 からの判別を繰り返す。
【0027】 これに対し、S5の判別がNOであって、エンジンブレーキの作用による減速 度が1km/h/sec未満であれば、スロットル15の開度を最小値にしてもオーバー ドライブ(OD)ではエンジンブレーキが有効に作用しない急勾配の降坂路を走 行している状態にある。したがって、かかる場合にはS5からS6に進み、オー バードライブ(OD)から第3速(D3)にシフトダウンさせる。すなわち、A SCDコントロールユニット1は、A/Tコントロールユニット16に信号を出 力し、該A/Tコントロールユニット16はOD解除ソレノイドを励磁すること により、自動変速機17を強制的にオーバードライブ(OD)から、第3速(D 3)へ強制的にシフトダウンさせる。
【0028】 この第3速(D3)へのシフトダウンにより、エンジンブレーキが有効に作用 して、現車速が徐々に低下する。そこで、次のS7では現車速が設定車速に収束 したか否かを判別し、現車速が設定車速に収束した時点でアイドルスイッチ3が オフとなったか否かを判別する(S8)。この判別がNOであれば、未だスロッ トル15の開度を最小値にしてエンジンブレーキを作用させている降坂路走行中 の状態にあり、次のS9に進むことなくS8で待機する。
【0029】 そして、このS8の判別がNOとなって、アイドルスイッチ3がオフとなれば 、降坂路の走行を終了して、平地走行での定速走行制御により増速が開始された 状態を想定することができる。したがって、この場合にはS8の判別がYESと なった時点から、15sec後にASCDコントロールユニット1は、A/Tコン トロールユニット16への信号出力を停止し、該A/Tコントロールユニット1 6はOD解除ソレノイドを消磁することにより、自動変速機17を第3速(D3 )からオーバードライブ(OD)にシフトアップさせる(S10)。
【0030】 このS9の処理を実行した後S1にリータンし、以降ASCDコントロールユ ニット1は、キャンセルスイッチ4がオン操作され、あるいはブレーキが操作さ れる等により定速走行制御が解除されない限り、図4に示した基本的な制御とと もにこの図1に示したフローチャートにしたがって動作する。よって、オーバー シュートが5km/h以上の状態において、アイドルスイッチ3がオンでありかつ減 速度が1km/h/sec未満である場合には、自動変速機17はオーバードライブ(O D)から第3速に強制的にシフトダウンされ、乗員のシフト操作やブレーキ操作 を伴わずに、急勾配の降坂路走行時におけるオーバーシュートの増大を未然に防 止することが可能となる。
【0031】 なお、図1のフローチャートにおいて用いた1km/h/sec、15sec等の実数値 は例示であって、これらはエンジンの排気量等との関係において、適宜の値を用 いればよい。また、この実施例においてはオーバードライブ(OD)から第3速 (D3)にシフトダウンさせる制御形態のみを示したが、3速式の自動変速機の 場合には、S7にて第3速(D3)から第2速(D2)にシフトダウンさせるよ うにすればよい。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、現車速が設定車速より所定値以上増加したオー バーシュート状態において、スロットル開度が最小値であってかつ減速度が所定 値未満であるときには、自動変速機を強制的にシフトダウンさせるようにした。 したがって、降坂路走行時にエンジンブレーキによる制動が不充分である場合に は、運転者のシフト操作やブレーキ操作を伴わずに、自動的なシフトダウンによ り効果的にエンジンブレーキを作用させオーバーシュートの抑制を図ることがで きる。よって、降坂路走行時においても運転者の操作負担を伴うことがなく、オ ーバーシュートを抑制しつつ定速走行制御を実行して、ASCDの便利性を向上 させることができる。
【0033】 また、降坂路走行時にブレーキ操作を伴うエンジンブレーキによる制動を行い 得ることから、ブレーキ操作に伴う定速走行制御の解除がなく、降坂路の走行終 了後、設定車速のセット等の定速走行制御の開始に必要な操作を行う煩雑性を解 消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかるASCDコントロー
ルユニットの動作フローチャートである。
【図2】同実施例の全体ブロック図である。
【図3】同実施例のASCDアクチュエータの模式図で
ある。
【図4】同ASCDの要部回路図である。
【符号の説明】
1 ASCDコントロールユニット 2 車速センサ 3 アイドルスイッチ 9 ASCDアクチュエータ 16 A/Tコントロールユニット 17 自動変速機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのスロットル開度と自動変速機
    のシフト動作とを制御して、車両の現車速を設定車速に
    維持すべく定速走行制御を実行するオートスピードコン
    トロール装置において、 前記現車速が設定車速より所定値以上増加したオーバー
    シュート状態を検出するオーバーシュート状態検出手段
    と、 前記スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段
    と、 前記車両の減速度を検出する減速度検出手段と、 前記各検出手段の検出結果に基づき、オーバーシュート
    状態におけるスロットル開度が最小値であってかつ減速
    度が所定値未満であるとき、前記自動変速機を強制的に
    シフトダウンさせるシフトダウン制御手段と、 が設けられたことを特徴とするオートスピードコントロ
    ール装置の降坂路制御構造。
JP2356592U 1992-03-19 1992-03-19 オートスピードコントロール装置の降坂路制御構造 Pending JPH0574965U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4742451B2 (ja) * 2000-07-11 2011-08-10 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置

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