JPH0573731U - 回転シリンダ装置 - Google Patents

回転シリンダ装置

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JPH0573731U
JPH0573731U JP1815992U JP1815992U JPH0573731U JP H0573731 U JPH0573731 U JP H0573731U JP 1815992 U JP1815992 U JP 1815992U JP 1815992 U JP1815992 U JP 1815992U JP H0573731 U JPH0573731 U JP H0573731U
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喜代彦 牛山
泉 小松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】モータの漏洩磁束を磁気遮蔽することにより、
周囲の磁気的部材への悪影響を防止する。 【構成】固定軸2を有する固定シリンダ1と、磁気記録
再生用の磁気ヘッド7を有し固定軸2の周囲に回転自在
に設けられた回転シリンダ4と、回転シリンダ4を回転
駆動するモータMとを備え、回転シリンダ4の固定シリ
ンダ1に対向する側と反対側にロータヨーク15を固定
し、回転シリンダ4から離間して磁気遮蔽部材10を配
置し、ロータヨーク15と磁気遮蔽部材10との間に、
モータMを構成するステータ12とロータマグネット1
6を配設する構成としている。 【効果】モータから発生する漏洩磁束が周囲の磁気的部
材に漏洩することを阻止でき、モータの漏洩磁束によっ
て生ずる悪影響を解消することができる。従ってビデオ
テープレコーダ等の性能を向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビデオテープレコーダ等の軸固定型の回転シリンダ装置に関し、特 に、回転シリンダを回転駆動するモータの磁気遮蔽構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来一般に知られた軸回転型の回転シリンダ装置を示し、固定シリン ダ21の中心軸線方向の孔内には、一対のボールベアリング22が配設され、回 転軸23が回転自在に支持されている。固定シリンダ21の下面には、回転軸2 3を回転付勢するモータMが配設されている。モータMのステータコア25は、 駆動回路等を構成する回路基板26及びコアホルダー27と共にビス24により 固定シリンダ21の下面に共締め固定されている。ステータコア25外周には、 ロータヨーク28の内周面に設けられた駆動マグネット29が対向しており、ス テータコア25の励磁により駆動マグネット29が回転付勢される。さらに、ロ ータヨーク28の内部中央にはボス30が設けられ、回転軸23の下端に固着さ れていて回転軸23が回転駆動される。
【0003】 上記回転軸23の上端側にはスリーブ31が圧入或いは接着等の適宜の手段に より取付けられ、スリーブ31のフランジ31aに回転シリンダ32がビス33 により固定されている。回転シリンダ32の周縁下面側にはヘッド支持体34が ビス35により取り付けられ、ヘッド支持体34の外周端に磁気ヘッド36が取 り付けられている。さらに、固定シリンダ21の上面側とスリーブ31との間に は、回転トランス37が配設されている。
【0004】 ところが、上述の軸回転型の回転シリンダ装置によれば、固定シリンダ21の 下面に回転軸23を回転付勢するモータMを配設し、回転軸23を介して回転シ リンダ32を回転駆動していることから、回転軸23のねじれ共振によって、回 転ムラが発生する原因となる問題を有していた。また、モータMを固定シリンダ 21の下側に配設すると、軸方向寸法が高くなり、薄型化できない問題もある。
【0005】 かかる従来の軸回転型の回転シリンダ装置が有する問題点を解消すべく、図示 しない軸固定型の回転シリンダ装置が提案されている。この軸固定型の回転シリ ンダ装置は、軸が固定していることから、軸のねじれ共振が発生せず、従って、 回転ムラの発生しない特徴を有している。さらに、モータMを回転シリンダ32 の内部に組み込み配置できることから、装置の軸方向寸法を短縮でき、軸回転型 に比較して薄型化できる特徴を有している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した軸固定型の回転シリンダ装置にあっては、モータMを 回転シリンダ32の内部に配置していることから、回転シリンダ32に取り付け た磁気記録再生用の磁気ヘッド36、当該装置の近傍に配設した図示しない音声 記録再生用の磁気ヘッド、及び両シリンダの周面に巻き付けられる磁気テープ等 の周囲の磁気的部材にモータMが接近する。この結果、モータMから発生する漏 洩磁束が上記磁気的部材に飛び込み、音声ノイズや画面ノイズが上昇したり、或 いは記録劣化等々の悪影響を及ぼす問題があった。
【0007】 本考案は、このような問題点を解消するためになされたもので、モータの漏洩 磁束を磁気遮蔽することにより、周囲の磁気的部材への悪影響を防止することの できる回転シリンダ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、固定軸を有する固定シリンダと、磁気記録再生用の磁気ヘッドを有 し上記固定軸の周囲に回転自在に設けられた回転シリンダと、この回転シリンダ を回転駆動するモータとを備えた回転シリンダ装置において、上記回転シリンダ の上記固定シリンダに対向する側と反対側にロータヨークを固定し、上記回転シ リンダから離間して磁気遮蔽部材を配置し、上記ロータヨークと上記磁気遮蔽部 材との間に、上記モータを構成するステータとロータマグネットを配設する構成 としている。
【0009】
【作用】
回転シリンダの上面側に固定したロータヨークと磁気遮蔽部材との間にモータ の構成部品を配設すると、モータから発生する漏洩磁束が遮断され、周囲の磁気 的部材への漏洩磁束の到達が阻止される。従って、軸固定型の回転シリンダ装置 が有する特徴を損なうことなく、モータの漏洩磁束によって生ずる各種ノイズの 発生や記録劣化等々の悪影響が解消され、当該装置が組み込まれるビデオテープ レコーダ等の性能が向上する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案にかかる回転シリンダ装置の実施例について図面を参照しながら 説明する。図1は本考案の第1の実施例を示し、固定シリンダ1の中心軸線方向 の孔内には、固定軸2が圧入もしくは嵌合接着により植設されている。固定シリ ンダ1上方の固定軸2には、所定寸法離間して一対のホールベアリング3の内輪 が配設されている。ホールベアリング3の外輪は、回転シリンダ4の中心軸線方 向の孔に嵌着され、回転シリンダ4が固定軸2の周囲に回転自在に設けられてい る。さらに、回転シリンダ4の周縁下面側にはヘッド支持体5がビス6によって 取付けられ、ヘッド支持体5の外周端に磁気記録再生用の磁気ヘッド7が取り付 けられている。この回転シリンダ4と上記固定シリンダ1との間の中心側には、 回転トランス8配設され、磁気ヘッド7と図示しない回路との間の信号の授受を 行っている。
【0011】 回転シリンダ4の固定シリンダ1に対向する側と反対側の上方には、固定軸2 に固定されたボス9が圧入もしくは接着等によって設けられている。このボス9 の上面には、回転シリンダから離間させた磁気遮蔽部材としての回路基板10が 載置され、ビス11により固定されている。即ち、回路基板10は鉄板等の強磁 性体をコアとした金属コアプリント配線基板からなり、後述するロータヨーク1 5の開口側を覆うことにより、ロータヨーク15と協同して磁気遮蔽機能を持た せている。また、回路基板10には駆動回路等が構成されている。上記磁気遮蔽 部材としては、材質が強磁性体であれば鉄板等からなる地板、或いはシールド板 でも良く、回路基板10を樹脂等をコアとしたプリント配線基板とした場合は、 シールド板を重ねるようにしてもよい。
【0012】 さらに、上記ボス9の外周にはモータMのステータを構成するステータコア1 2が嵌合され、コアホルダー13を介して回路基板10に固定されている。ステ ータコア12の図示しない突極には、各々駆動コイル14が巻回され、コイル端 は上記回路基板10に接続されている。さらに、ステータコア12の外周には、 ロータヨーク15の内周面に設けたロータマグネット16が対向している。ロー タヨーク15は略皿状に形成され、開口側を図示上方に向けて回路基板10から なる磁気遮蔽部材に対向させている。また、ロータヨーク15の底面中央部はビ ス17により回転シリンダ4の上面に取り付けられている。そして、駆動コイル 14に所定の駆動電流等を通電することにより、ステータコア12を励磁してロ ータマグネット16を回転付勢し、ロータヨーク14を介して回転シリンダ4が 回転駆動される。
【0013】 次に、本考案の第2の実施例を図2により説明する。図2はモータMを平面対 向型としたものである。即ち、前述の例と同様に、回転シリンダ4の固定シリン ダ1に対向する側と反対側の上方には、固定軸2に固定されたボス9が設けられ ている。さらに、ボス9の上面には、回転シリンダから離間させた磁気遮蔽部材 としての強磁性体からなる回路基板10が載置され、ビス11により固定されて いる。この回路基板10の下面には、モータMのステータを構成する複数の駆動 コイル18が配設されている。さらに、駆動コイル18の下面にロータヨーク1 9の底面に設けたロータマグネット20が面対向している。本例においても、ロ ータヨーク19は略皿状に形成され、その開口側を図示上方に向けて回路基板1 0からなる磁気遮蔽部材に対向させて開口側を覆うことにより、ロータヨーク1 9と協同して磁気遮蔽機能を持たせるようにしている。上記磁気遮蔽部材として は、前述の例と同様に材質が強磁性体であれば鉄板等からなるシールド板を用い ても良い。上記ロータヨーク19の底面中央部はビス17により回転シリンダ4 の上面に取り付けられている。そして、駆動コイル18を励磁してロータ駆動マ グネット20を回転付勢し、ロータヨーク19を介して回転シリンダ4が回転駆 動される。
【0014】 尚、本考案は上記の各実施例に限定されるものではなく、モータMの構成につ いては、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の回転シリンダ装置は、回転シリンダ の上面側に固定したロータヨークと磁気遮蔽部材との間にモータの構成部品を配 設しているので、モータから発生する漏洩磁束が周囲の磁気的部材に漏洩するこ とを阻止できる。従って、軸固定型の回転シリンダ装置が有する特徴を損なうこ となく、モータの漏洩磁束によって生ずる各種ノイズの発生や記録劣化等々の悪 影響を解消することができ、当該装置が組み込まれるビデオテープレコーダ等の 性能を向上させることができる利点がある。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の回転シリンダ装置を示す断面図であ
る。
【図2】同回転シリンダ装置の第2の実施例を示す断面
図である。
【図3】従来の回転シリンダ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定シリンダ 2 固定軸 4 回転シリンダ 7 磁気ヘッド 10 回路基板(磁気遮蔽部材) 12 ステータコア 14 駆動コイル 15 ロータヨーク 16 ロータマグネット M モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸を有する固定シリンダと、磁気記
    録再生用の磁気ヘッドを有し上記固定軸の周囲に回転自
    在に設けられた回転シリンダと、この回転シリンダを回
    転駆動するモータとを備えた回転シリンダ装置におい
    て、上記回転シリンダの上記固定シリンダに対向する側
    と反対側にロータヨークを固定し、上記回転シリンダか
    ら離間して磁気遮蔽部材を配置し、上記ロータヨークと
    上記磁気遮蔽部材との間に、上記モータを構成するステ
    ータとロータマグネットを配設してなる回転シリンダ装
    置。
JP1992018159U 1992-02-27 1992-02-27 回転シリンダ装置 Expired - Fee Related JP2566616Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58137131A (ja) * 1982-02-05 1983-08-15 Canon Inc 回転ヘツド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58137131A (ja) * 1982-02-05 1983-08-15 Canon Inc 回転ヘツド装置

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