JPH0573524U - リング状部材の固定構造 - Google Patents

リング状部材の固定構造

Info

Publication number
JPH0573524U
JPH0573524U JP1184192U JP1184192U JPH0573524U JP H0573524 U JPH0573524 U JP H0573524U JP 1184192 U JP1184192 U JP 1184192U JP 1184192 U JP1184192 U JP 1184192U JP H0573524 U JPH0573524 U JP H0573524U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
shaped member
peripheral surface
shaped
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1184192U
Other languages
English (en)
Inventor
真一郎 荒浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1184192U priority Critical patent/JPH0573524U/ja
Publication of JPH0573524U publication Critical patent/JPH0573524U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リング状部材に発生する応力の低減を図るこ
とにより、リング状部材の外径等の寸法の縮小化を図る
ことのできるリング状部材の固定構造を提供する。 【構成】 円板状部材(回転板)12の外周面12a
に、リング状部材(リング状マグネット)13を嵌合す
ることによって、同リング状部材13を円板状部材12
に固定するリング状部材の固定構造であって、円板状部
材12の外周面12a及びこの外周面12aに嵌合する
リング状部材13の内周面13aは、円板状部材12の
軸線を中心線とする円錐面状に形成し、円板状部材12
には、リング状部材13が外周面12aに沿って径の小
さくなる方向に移動するのを阻止するように弾性的な力
を発する弾性保持部材12cを設けた構成になってい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、円板状部材の外周面に、リング状部材を嵌合することによって、 同リング状部材を前記円板状部材に固定するリング状部材の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のリング状部材の固定構造としては、例えば回転センサのロータ に適用されたものとして、図7〜図9に示すものが知られている。すなわち、ロ ータ1は、回転軸2を回転中心とする回転板(円板状部材)3の外周にリング状 マグネット(リング状部材)4を嵌合したものである。
【0003】 回転板3は、樹脂で円板状に形成されたものであり、インサート成形により回 転軸2及びリング状マグネット4を確実に連結するようになっている。リング状 マグネット4は、周方向に所定の間隔をおいて多極に着磁されたものであり、上 記回転センサは、回転軸2を中心として回転するリング状マグネット4の磁極の 変化を捕えることによって回転速度を検出するようになっている。そして、回転 板3及びこれに嵌合するリング状マグネット4によってリング状部材の固定構造 が構成されている。
【0004】 また、リング状部材の固定構造としては、図10に示すように、回転板3の外 周面にV字状の溝3aを形成し、この溝3aに嵌合するようにリング状マグネッ ト4の内周面にV字状の凸条4aを形成し、これによって回転板3とリング状マ グネット4とを確実に連結するように構成したものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような従来のリング状部材の固定構造においては、回転板3 が樹脂で形成されているので、同回転板3の線熱膨脹係数がリング状マグネット 4の線熱膨脹係数より遥かに大きく、したがって温度の上昇に伴ってリング状マ グネット4に引張応力が発生するという欠点がある。このため、リング状マグネ ット4は上記引張応力に十分耐えられるものにしなければならず、この結果、リ ング状マグネット4の外径、厚さ等の寸法が大きくなってしまうという問題があ った。
【0006】 この考案は上述した問題を解消するためになされたもので、その目的は、リン グ状部材に発生する応力の低減を図ることにより、リング状部材の外径等の寸法 の縮小化を図ることのできるリング状部材の固定構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の考案は、円板状部材の外周面に、 リング状部材を嵌合することによって、同リング状部材を前記円板状部材に固定 するリング状部材の固定構造であって、前記円板状部材の外周面及びこの外周面 に嵌合する前記リング状部材の内周面は、円板状部材の軸線を中心線とする円錐 面状に形成し、前記円板状部材には、前記リング状部材が前記外周面に沿って径 の小さくなる方向に移動するのを阻止するように弾性的な力を発する弾性保持部 材を設けたことを特徴としている。
【0008】 また、請求項2に記載の考案は、円板状部材の外周面に、リング状の部材を嵌 合することによって、同リング状部材を前記円板状部材に固定するリング状部材 の固定構造であって、前記円板状部材には、軸方向に貫通する孔を周方向に所定 の間隔をおいて複数設け、これらの隣合う孔と孔とをつなぐ連結部は、前記円板 状部材の軸心から放射方向に延びる法線に対して斜めに形成したことを特徴とし ている。
【0009】
【作用】
上記のように構成された請求項1に記載のリング状部材の固定構造においては 、円板状部材の熱膨脹係数の方がリング状部材の熱膨脹係数より大きい場合には 、常温からの温度の上昇に伴って、リング状部材が円板状部材の外周面に沿って 径の小さくなる方向に弾性的な力に逆らいながら移動する。すなわち、円板状部 材の外径の増加量の方がリング状部材の内径の増加量よりも大きいので、リング 状部材が円板状部材の外周面に沿って径の小さくなる方向に相対的に移動する。 このため、リング状部材には、引張応力がほとんど発生することがなく、しかも 弾性保持部材からの弾性力によって、リング状部材と円板状部材との連結状態が 確実に維持される。
【0010】 また、常温から温度が降下するような場合、例えば寒冷地で使用するような場 合には、円板状部材の外径の減少量の方がリング状部材の内径の減少量よりも大 きいので、リング状部材が弾性保持部材からの弾性力によって円板状部材の外周 面に沿って径の大きくなる方向に移動する。したがって、この場合には、リング 状部材と円板状部材との間に隙間があくことがなく、リング状部材と円板状部材 との連結状態が確実に維持される。もちろん、リング状部材に圧縮応力が発生す ることもない。
【0011】 さらに、円板状部材の熱膨脹係数の方がリング状部材の熱膨脹係数より小さい 場合には、上述した作用と逆に、温度の上昇に伴って、リング状部材が円板状部 材の外周面に沿って径の大きくなる方向に移動し、温度の下降に伴って、リング 状部材が円板状部材の外周面に沿って径の小さくなる方向に移動する。
【0012】 次に、請求項2に記載のリング状部材の固定構造においては、連結部が法線に 対して斜めに形成されているので、この連結部が外周面に加わる力に対してバネ の働きをする。このため、円板状部材の熱膨脹係数の方がリング状部材の熱膨脹 係数より大きい場合には、常温からの温度の上昇に伴って、円板状部材の外径の 増加量の方がリング状部材の内径の増加量よりも例えば寸法dxだけ大きくなる が、上記連結部がたわむ(すなわち法線に対する連結部の傾きが大きくなる)こ とによって上記寸法dxを吸収する。したがって、リング状部材には、引張応力 がほとんど発生しない。
【0013】 また、常温から温度が降下するような場合、例えば寒冷地で使用するような場 合には、円板状部材の外径の減少量の方がリング状部材の内径の減少量よりも例 えば寸法dx´だけ大きくなって、円板状部材とリング状部材との間に隙間が発 生しようとするが、上記連結部が伸びる(すなわち法線に対する連結部の傾きが 小さくなる)ことによって上記寸法dx´を吸収する。したがって、円板状部材 とリング状部材との間に隙間が生じることがなく、円板状部材とリング状部材と の連結状態が維持される。
【0014】 さらに、円板状部材の熱膨脹係数の方がリング状部材の熱膨脹係数より小さい 場合には、上述した作用と逆に、温度の上昇に伴って、円板状部材の外径の増加 量の方がリング状部材の内径の増加量よりも小さくなって連結部が伸び、温度の 下降に伴って、円板状部材の外径の減少量の方がリング状部材の内径の減少量よ りも小さくなって連結部がたわむ。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の第1実施例及び第2実施例を図1〜図6を参照して説明する 。まず、図1〜図4を参照して第1実施例を説明する。ただし、図7〜図9に示 す従来例の構成要素と共通する要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0016】 図1及び図2に示すように、ロータ11は、回転軸2を回転中心とする回転板 (円板状部材)12の外周にリング状マグネット(リング状部材)13を嵌合し たものである。回転板12は、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド等の樹脂 で円板状に形成されたものであり、インサート成形により金属製の回転軸2と一 体に密着するように形成されている。回転板12の外周面12aは、回転軸2の 軸心を中心線とする円錐面状に形成されており、外周面12aの小径側の板面1 2bには、周方向に一定の間隔をおいて4つの弾性保持部材12cが一体に形成 されている。
【0017】 弾性保持部材12cは、図3に示すように、板面12b上から円弧を描くよう にして突出し、その先端面12dが外周面12bの側方位置に達しており、特に 先端面12dに略垂直に作用する外力によって弾性的にたわみ、これによって反 力として弾性的な力を発するようになっている。先端面12dは、回転軸2の軸 線に対して略垂直に形成されている。
【0018】 リング状マグネット13は、周方向に所定の間隔をおいて多極に着磁されたも のであり、その内周面13aは、上記回転板12の外周面12aに嵌合するよう に円錐面状に形成されている。そして、リング状マグネット13は、図3に示す ように、その一方の端面13bが上記弾性保持部材12cの先端面12dに当接 するようになっており、同先端面12dから発せられる弾性的な力によって、内 周面13aが回転板12の外周面12aに密着して、同外周面12aに確実に連 結するようになっている。
【0019】 上記のように回転板12とリング状マグネット13で構成されたリング状部材 の固定構造においては、回転板12が樹脂で形成されているため、同回転板12 の熱膨脹係数の方がリング状マグネット13の熱膨脹係数より大きい。このため 温度が常温から上昇するような場合、例えば回転板12及びリング状マグネット 13を有する回転計をエンジン等に設けた場合には、図4に示すように、リング 状マグネット13が、弾性保持部材12cからの弾性力に抗しながら回転板12 の外周面12aに沿って径の小さくなる方向に移動する。
【0020】 すなわち、温度の上昇に伴い、回転板12の外周面12aの径の増加量の方が リング状マグネット13の内周面13aの径の増加量よりも大きいので、リング 状マグネット13が回転板12の外周面12aに沿って径の小さくなる方向に相 対的に移動する。このため、リング状マグネット13には、引張応力がほとんど 発生することがなく、弾性保持部材12cからの弾性力によって、リング状マグ ネット13と回転板12との連結状態が確実に維持される。
【0021】 また、温度が常温から降下するような場合、例えば常温で組み立てたものを寒 冷地で使用するような場合には、回転板12の外周面12aの径の減少量の方が リング状マグネット13の内周面13aの径の減少量よりも大きいので、リング 状マグネット13が弾性保持部材12cから弾性力を受けて回転板12の外周面 12aに沿って径の大きくなる方向に移動する。したがって、この場合には、リ ング状マグネット13と回転板12との間に隙間があくことがなく、リング状マ グネット13と回転板12との連結状態が確実に維持される。もちろん、リング 状マグネット13に圧縮応力が発生することもない。
【0022】 さらに、回転板12を樹脂で形成していない場合には、回転板12の熱膨脹係 数の方がリング状マグネット13の熱膨脹係数より小さい場合があり、この場合 には、上述した作用と逆に、温度の上昇に伴って、リング状マグネット13が回 転板12の外周面12aに沿って径の大きくなる方向に移動し、温度の下降に伴 って、リング状マグネット13が回転板12の外周面12aに沿って径の小さく なる方向に移動する。
【0023】 上記のように構成されたリング状マグネットの固定構造によれば、回転板12 とリング状マグネット13との熱膨脹係数が異なる場合に、温度差によって回転 板12の外周面12aの径とリング状マグネット13の内周面13aの径とに違 いが生じるが、この径の違いを、リング状マグネット13が円錐面状の回転板1 2の外周面12上を移動することによって吸収することができる。したがって、 リング状マグネット13に生じる引張応力又は圧縮応力の低減を図ることができ るので、これらの応力の低減分に相当する分だけ、リング状マグネット13の肉 厚を薄くして、同リング状マグネット13の強度の低減を図ることができる。す なわち、リング状マグネット13の外径等の寸法の縮小化を図ることができる。
【0024】 なお、上記実施例においては、弾性保持部材12cを回転板12と一体のもの で構成したが、この弾性保持部材12cを回転板12と別体のもので構成しても よいことはいうまでもない。その場合、弾性保持部材12cをねじ等によって回 転板12に着脱自在に設けるようにしてもよく、また、溶接等により回転板12 に固定するようにしてもよい。さらに、回転板12は樹脂で成形することに限ら ず、金属やその他の材料で形成してもよいことはいうまでもない。また、リング 状部材としてリング状マグネット13を示したが、リング状のものであればマグ ネットに限るものではないことはいうまでもない。
【0025】 次に、図5及び図6を参照してこの考案の第2実施例を説明する。ただし、図 1及び図2に示す構成要素と共通する要素には同一の符号を付しその説明を省略 する。図5及び図6に示すリング状部材の固定構造が図1及び図2に示すリング 状部材の固定構造と異なる点は、回転板及びリング状マグネットの構成が異なる 点である。
【0026】 すなわち、ロータ21は、図5及び図6に示すように、回転軸2を回転中心と する回転板(円板状部材)22の外周にリング状マグネット(リング状部材)2 3を嵌合したものである。回転板22は、ナイロン、ポリフェニレンサルファイ ド等の樹脂で円板状に形成されたものであり、インサート成形により金属製の回 転軸2及びリング状マグネット23と一体に密着するように形成されている。回 転板22には、外周面22aに沿って、周方向に一定の間隔をおいて4つの円弧 状の長孔22bが形成されている。
【0027】 長孔22bは、回転板22を軸方向に貫通するものであり、これらの長孔22 bと長孔22bとの間には、長孔22b同士を連結する連結部22cが形成され ている。連結部22cは、回転軸2の軸心から放射する法線に対して斜めに傾斜 されており、回転板22の外周面22aに作用する力に対して、傾斜角度を変え ることによってバネの働きをするようになっている。リング状マグネット23は 、周方向に所定の間隔をおいて多極に着磁されたものであり、その内周面23a がインサート成形により回転板22の外周面22aに確実に連結されている。
【0028】 上記のように回転板22とリング状マグネット23で構成されたリング状部材 の固定構造においては、連結部22cが法線に対して斜めに形成されていてバネ の働きをするので、回転板22の熱膨脹係数の方がリング状マグネット23の熱 膨脹係数より大きい場合には、常温からの温度の上昇に伴って、回転板22の外 周面22aの径の増加量の方がリング状マグネット23の内周面23aの径の増 加量よりも例えば寸法dxだけ大きくなるが、上記連結部22cがたわむ(すな わち法線に対する連結部22cの傾きが大きくなる)ことによって上記寸法dx を吸収する。したがって、リング状マグネット23には、引張応力がほとんど発 生しない。
【0029】 また、常温から温度が降下するような場合、例えば寒冷地で使用するような場 合には、回転板22の外周面22aの径の減少量の方がリング状マグネット2の 内周面の径の減少量よりも例えば寸法dx´だけ大きくなって、回転板22とリ ング状マグネット23との間に隙間が発生しようとするが、上記連結部22cが 伸びる(すなわち法線に対する連結部22cの傾きが小さくなる)ことによって 上記寸法dx´だけ、外周面22aの径が増加する。したがって、回転板22と リング状マグネット23との間に隙間が生じることがなく、回転板22とリング 状マグネット23との連結状態が維持される。
【0030】 さらに、回転板22の熱膨脹係数の方がリング状マグネット23の熱膨脹係数 より小さい場合には、上述した作用と逆に、温度の上昇に伴って、回転板22の 外周面22aの径の増加量の方がリング状マグネット23の内周面23aの径の 増加量よりも小さくなるので、連結部22cが伸びる。また、温度の下降に伴っ て、回転板22の外周面22aの径の減少量の方がリング状マグネット23の内 周面23aの径の減少量よりも小さくなるので、連結部22cがたわむ。
【0031】 上記のように構成されたリング状マグネットの固定構造によれば、回転板22 とリング状マグネット23との熱膨脹係数が異なる場合に、温度差によって回転 板22の外周面22aの径とリング状マグネット23の内周面23aの径とに違 いが生じるが、この径の違いを、連結部22cがたわんだり伸びたりすることに より吸収することができる。したがって、リング状マグネット23に生じる引張 応力又は圧縮応力の低減を図ることができ、これらの応力の低減分に相当する分 だけ、リング状マグネット23の肉厚を薄くして、同リング状マグネット23の 強度の低減を図ることができる。すなわち、リング状マグネット23の外径等の 寸法の縮小化を図ることができる。
【0032】 なお、上記実施例においては、回転板22をインサート成形によりリング状マ グネット23と一体に密着するように構成したが、圧入等により回転板22にリ ング状マグネット23を固定するように構成してもよい。また、回転板22は樹 脂で成形することに限らず、金属やその他の材料で形成してもよいことはいうま でもない。さらに、リング状部材としてリング状マグネット23を示したが、リ ング状のものであればマグネットに限るものではないことはいうまでもない。
【0033】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、円板状部材とリング状部材との熱膨脹係数が 異なる場合に、温度差によって円板状部材の外径とリング状部材の内径とに違い が生じるが、この径の違いを、リング状部材が円板状部材の円錐面状の外周面上 を移動することによって吸収することができる。したがって、リング状部材に生 じる引張応力又は圧縮応力の低減を図ることができるので、これらの応力の低減 分に相当する分だけ、リング状部材の肉厚を薄くして、同リング状部材の強度の 低減を図ることができる。すなわち、リング状部材の外径等の寸法の縮小化を図 ることができる。
【0034】 また、請求項2に記載の考案によれば、円板状部材とリング状部材との熱膨脹 係数が異なる場合に、温度差によって円板状部材の外径とリング状部材の内径と に違いが生じるが、この径の違いを、連結部がたわんだり伸びたりすることによ り吸収することができる。したがって、リング状部材に生じる引張応力又は圧縮 応力の低減を図ることができ、これらの応力の低減分に相当する分だけ、リング 状部材の肉厚を薄くして、同リング状部材の強度の低減を図ることができる。す なわち、リング状部材の外径等の寸法の縮小化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例として示したリング状部
材の固定構造の平面図。
【図2】同リング状部材の固定構造を示す断面図。
【図3】同リング状部材の固定構造を示す要部断面図。
【図4】同リング状部材の固定構造の作用を示す要部断
面図。
【図5】この考案の第2実施例として示したリング状部
材の固定構造の平面図。
【図6】同リング状部材の固定構造を示す断面図。
【図7】従来例として示したリング状部材の固定構造の
平面図。
【図8】同リング状部材の固定構造を示す断面図。
【図9】同リング状部材の固定構造を示す要部断面図。
【図10】同リング状部材の固定構造の他の例を示す要
部断面図。
【符号の説明】
12、22 円板状部材(回転板) 12a、22a 外周面 12c 弾性保持部材 13、23 リング状部材(リング状マグネット) 13a、23a 内周面 22b 孔(長孔) 22c 連結部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状部材の外周面にリング状部材を嵌
    合することによって、同リング状部材を前記円板状部材
    に固定するリング状部材の固定構造であって、前記円板
    状部材の外周面及びこの外周面に嵌合する前記リング状
    部材の内周面は、円板状部材の軸線を中心線とする円錐
    面状に形成し、前記円板状部材には、前記リング状部材
    が前記外周面に沿って径の小さくなる方向に移動するの
    を阻止するように弾性的な力を発する弾性保持部材を設
    けたことを特徴とするリング状部材の固定構造。
  2. 【請求項2】 円板状部材の外周面にリング状の部材を
    嵌合することによって、同リング状部材を前記円板状部
    材に固定するリング状部材の固定構造であって、前記円
    板状部材には、軸方向に貫通する孔を周方向に所定の間
    隔をおいて複数設け、これらの隣合う孔と孔とをつなぐ
    連結部は、前記円板状部材の軸心から放射方向に延びる
    法線に対して斜めに形成したことを特徴とするリング状
    部材の固定構造。
JP1184192U 1992-03-10 1992-03-10 リング状部材の固定構造 Pending JPH0573524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1184192U JPH0573524U (ja) 1992-03-10 1992-03-10 リング状部材の固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1184192U JPH0573524U (ja) 1992-03-10 1992-03-10 リング状部材の固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0573524U true JPH0573524U (ja) 1993-10-08

Family

ID=11788958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1184192U Pending JPH0573524U (ja) 1992-03-10 1992-03-10 リング状部材の固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0573524U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219193A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 愛三工業株式会社 回転角度検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219193A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 愛三工業株式会社 回転角度検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3517350B2 (ja) モータ
US5453650A (en) Face opposing type motor
KR100203833B1 (ko) 전자식 커플링 장치
US5433533A (en) Shield plate for bearing
KR101533478B1 (ko) 회전제한부재를 갖는 인코더
JPH0573524U (ja) リング状部材の固定構造
JP2603064B2 (ja) セラミツクス軸受の固定装置
JP2003035321A (ja) 動力伝達機構
JP3998430B2 (ja) 回転センサ付き転がり軸受
JPS603396Y2 (ja) トリポ−ド型自在継手の回転部材のための保持環
JPS6350485Y2 (ja)
JP2004308767A (ja) トルクリミッター
EP0014049A1 (en) A retaining clip and its use in a mechanical assembly
JPH0723976U (ja) ブラシレスモータ
JP3102169B2 (ja) 回転検出装置
JPH1023702A (ja) モータ
US5782564A (en) Clutch release bearing
JPH06121478A (ja) ステッピングモータ
JPH0311447Y2 (ja)
JPH0816681B2 (ja) 回転数センサ
JPH062287U (ja) リング状マグネットの固定構造
JP2538974Y2 (ja) 永久磁石ロータ
JPH028101Y2 (ja)
JPH0222528Y2 (ja)
JPH018738Y2 (ja)