JPH057277Y2 - - Google Patents

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JPH057277Y2
JPH057277Y2 JP15215687U JP15215687U JPH057277Y2 JP H057277 Y2 JPH057277 Y2 JP H057277Y2 JP 15215687 U JP15215687 U JP 15215687U JP 15215687 U JP15215687 U JP 15215687U JP H057277 Y2 JPH057277 Y2 JP H057277Y2
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JP
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waterproof
fabric
resin
layer
polyurethane resin
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は防水布に関するものである。
(従来の技術) 従来から広く用いられている防水布は基布の上
にポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリウレタン
系樹脂、スルフオン化ポリエチレン系樹脂、クロ
ロプレン系樹脂またはポリ塩化ビニル系樹脂など
をコーテイングしたものである。
しかしこれらの防水布は着用時の汗などで濡れ
ると皮膚のとの接触感が不快となる欠点があつ
た。このため高級品にあつては該防水布の裏面側
に裏地を取り付けて用いられている。一方近年に
なつて透湿性防水布の開発により着用時における
むれ感はかなり改善されてきた。しかしながら透
湿性防水布の場合であつても軽い運動の場合は効
果があるが、かなり発汗を伴うような激しい運動
の場合は発汗量が多くなるために防水布の樹脂面
に汗が結露し不快感が免れ得なかつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、汗に対する優れた処理機能を
備えた着用性の快適な防水布を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は布帛の表面にポリアクリル酸エステル
系樹脂又はポリウレタン系樹脂からなる接着層及
びポリウレタン系樹脂からなる防水層を順に設け
更にその上に発泡インキによる高さ0.03〜0.3mm
の凹凸層を印刷面積50%以下にて設けてなる防水
布を提供するものである。
以下図面に基づいて本考案を説明する。
図は本考案に係わる防水布の1例を示す断面図
であり、合成繊維等を用いた編織物や混紡編織物
からなる基布1の上に接着剤層2と防水層3と凹
凸状に形成した表面層4を有する。
布帛、即ち基布としてはポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維、アクリル繊維等の合成繊維からな
る編織物が好ましく用いられる。接着剤層2はポ
リアクリル酸エステル系樹脂又はポリウレタン系
樹脂を塗布することによつて得られ、基布1と防
水層3の仲介をして接着性を向上させるものであ
る。
防水層3はポリウレタン系樹脂各種の着色剤や
充填剤などを添加したもので外部からの水の混入
を防止する機能を有する。接着剤層や防水層に使
用するポリウレタン系樹脂としては、一般のポリ
ウレタン樹脂以外にアミノ酸などで変性したポリ
ウレタン樹脂等も使用できる。
また接着剤層と防水層としてポリウレタン系樹
脂溶液を塗布した後に乾燥して溶剤を蒸発させた
乾式皮膜やジメチルホルムアミドに溶解したポリ
ウレタン系樹脂溶液を塗布した後に水に抽出させ
て形成した微多孔質皮膜やポリウレタン系樹脂の
エマルジヨン液を用いて乾燥することにより形成
した微多孔質皮膜からなる透湿性皮膜も好ましく
使用できる。
不連続な凹凸表面層4は発泡インクを印刷し、
熱処理することにより得られる。
発泡インクとしてはポリアクリル酸エステル系
エマルジヨンまたはポリウレタン系エマルジヨン
にトルエンなどの沸点150℃以下の溶剤をマイク
ロカプセル化した発泡剤と顔料等の着色剤を添加
したものが好ましく用いられる。
印刷面積が多い時または凸部の高さが低い時
は、樹脂面が平面的になり所期の目的を達成でき
なくなる。
印刷面積が50%以下、望ましくは5〜20%の範
囲、凸部の高さが0.05〜0.3mmの範囲、望ましく
は0.1〜0.2mmの範囲にあるときに所期の目的が達
せられる。凸部が0.3mmよりも高すぎると粗硬な
感じになる。
印刷方法としてはグラビア印刷やスクリーン印
刷等があるが、前者は後者に比較して塗布量が一
般に少ないので凸部の高さを高くする場合は後者
を用いた方がよい。
凹凸の形成により着用時に結露しても水滴が凹
部にしか溜まらず、皮膚と樹脂面の感触が快適に
維持される。
(実施例) 実施例 1 経及び緯糸共に70デニール使いの210本ナイロ
ンタフタの染色布に接着剤層とし下記処方の樹脂
液を5g/m2(固形換算)塗布し乾燥した。
クリスコートP1019 100部(ポリアクリル酸エ
ステル系樹脂大日本インキ工業(株)製) クリスボンNX 1部(イソシアネート架橋剤
大日本インキ工業(株)製) 次に防水層として下記処方の樹脂液を22g/m2
(固形分換算)塗布し、同様に乾燥した。
レザミン3612 100部(ポリウレタン系樹脂大日
精化工業(株)製) アルミペーストM1100 10部(アルミ金属、東
洋アルミニウム(株)製) 上記で得られた樹脂表面に更に凹凸層として下
記処方から成る発泡性インクを用いて60メツシユ
のロータリースクリーン捺染機にて印捺し乾燥後
150℃で2分間熱処理をすることにより凸部の高
さが0.15mm、印刷面積が20%のものが得られた。
Ryudye Binder5150 70部(発泡剤含有ポリア
クリル酸エステルエマルジヨン、大日本イ
ンキ工業(株)製) Ryudye GT−10 30部(ポリアクリル酸エス
テルエマルジヨン、大日本インキ工業(株)
製) Agent P 1部(架橋剤、大日本インキ工業
(株)製) 次に下記処方の撥水剤液に浸漬した後40%のピ
ツクアツプで絞り乾燥し着用性の快適な防水布を
得た。
アサヒガード AG−730 5部(フツ素系樹
脂、旭硝子(株)製) 水 95部 実施例 2 実施例1と同様の染色布に接着剤層として下記
処方の樹脂液を6g/m2(固形分換算)塗布した
後、20℃の水浴に10分間浸漬し、絞りロールにて
脱水し乾燥した。
クリスボン 8006HV 100部(ポリウレタン系
樹脂大日本インキ工業(株)製) バーノツク BL500 2部(イソシアネート架
橋剤大日本インキ工業(株)製) 次に防水層として下記処方の樹脂液を27g/m2
(固形分換算)塗布した後、20℃の水浴に10分間
浸漬し、更に60℃の温水浴に20分間浸漬し完全に
ジメチルホルムアミドを抽出してから絞りロール
にて脱水し乾燥した。
クリスボン 8006HV 100部(ポリウレタン系
樹脂大日本インキ工業(株)製) #400 20部(炭酸カルシウム日東粉化工(株)製) ダイラツクL1500 5部(白色顔料、大日本イ
ンキ工業(株)製) D.M.F 40部 次に実施例1と同様に凹凸層の付与及び撥水剤
処理をすることにより凸部の高さが0.2mm、印刷
面積が20%、透湿度155g/m2/Hr.の着用性の
快適な防水布を得た。なお、透湿度はJIS L−
1099法に基づき測定した。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す拡大断面図であ
る。 1……基布、2……接着剤層、3……防水層、
4……凹凸層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 布帛の表面にポリアクリル酸エステル系樹脂
    又はポリウレタン系樹脂からなる接着剤層及び
    ポリウレタン系樹脂からなる防水層を順に設け
    更にその上に発泡インキによる高さ0.03〜0.3
    mmの凹凸層を印刷面積50%以下にて設けてなる
    防水布。 2 接着層と防水層が共に透湿性である実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の防水布。
JP15215687U 1987-10-06 1987-10-06 Expired - Lifetime JPH057277Y2 (ja)

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