JPH0572777U - 箱内の収容物保護部材 - Google Patents

箱内の収容物保護部材

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JPH0572777U
JPH0572777U JP1225592U JP1225592U JPH0572777U JP H0572777 U JPH0572777 U JP H0572777U JP 1225592 U JP1225592 U JP 1225592U JP 1225592 U JP1225592 U JP 1225592U JP H0572777 U JPH0572777 U JP H0572777U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱の中に収容される収容物を衝撃から保護す
るために、発泡スチロール製の保護部材を使用すると、
コスト高となる欠点と、輸送後の保護部材の棄却処分が
困難であるなどの問題があった。本考案は掛かる課題を
解決することを目的とする。 【構成】 段ボール材より成り、箱Aの内側寸法及び形
状にほぼ等しい基礎板1に収納物Bの挿入孔2を穿設
し、基礎板1の一方に連結板3を介して基礎板とほぼ同
形状の折り重ね板4,5を設け、基礎板1の他方に連結
板8を介して基礎板1とほぼ同形状の折り重ね板9,1
0を設け、基礎板1と折り重ね板9に間隔保持用の脚部
11,12を設け、基礎板1、連結板3,8、折り重ね
板4,5,9,10に折り畳み用の切込み線を加工し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガラス製やプラスチック製の瓶などの容器を輸送用の箱内に収容す るときに、容器が衝撃荷重によって破損しないように、容器と箱との間に挿入さ れる箱内の収容物保護部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス製やプスチック製の瓶を輸送する場合、輸送中の衝撃により瓶が破損し て瓶内の薬品が流出する事故が発生する虞があるので、図7に示すように、段ボ ール箱Aの中に2個の瓶Bを梱包するときには、段ボール箱Aと瓶Bとの間に形 成される隙間とほぼ同形状の発泡スチロール材の保護部材Dを挿入したり、或い は、筒形状に形成された段ボールで瓶Bを被覆していた。
【0003】 輸送中に瓶などの収納容器の破損を防止するために、消防法,危険物取扱規定 などの規定があるが、海外へ輸送する場合にはUN法の規定が適用される。 UN法では、梱包された箱内の収容物が落下試験の衝撃に耐えなければならな いので、収容物を大きな衝撃から充分に保護することができる収容物保護部材が 要求される。 上記の発泡スチロール材の保護部材は、このような過酷な条件でも満足される が、次のような課題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
発泡スチロールで箱内の隙間と同形状の保護部材を成形するには、専用の型が 必要であるので、大量に生産する場合でないと保護部材のコストが高価になる問 題がある。 又、輸送が終わって開梱した後に、発泡スチロール製の保護部材が、容積が大 きい粗大ごみとなる問題と、強度に不足するために破損して周囲に飛散し易い欠 点があるので、処分が面倒であり、塵芥焼却炉で燃焼させると有害ガスの発生や 炉内のかま管が傷み易い等の問題がある。 本考案はかかる課題を解決することを目的とし、再生可能な段ボールを利用し 、切断及び切込み加工した段ボールを折り畳むだけで、収容物を大きな衝撃から 保護する使用に便利で且つ安価な収容物保護部材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の収容物保護部材は、厚さがt寸法の段ボ ール材より成り、 箱の内法寸法及び形状にほぼ等しい輪郭を有し、内部に収容物の挿入孔を形成し た基礎板と、該基礎板の一側に、該基礎板と同形状のn個の折り重ね板をほぼ( n−1)tの長さの連結板を介して接続し、 上記基礎板の他側に、該基礎板と同形状のm個の折り重ね板をほぼ(n+m− 1)tの長さの連結板を介して接続し、 上記基礎板の両側縁と、上記基礎板の他側の連結板に接続する一番目の折り重 ね板の両側縁とに間隔保持用の脚部を設け、 上記基礎板,連結板,折り重ね板,間隔保持用の脚部の境界に折り畳み用の切 込み線を施して成るものである。
【0006】
【作用】
上記のように構成された収容物保護部材は、基礎板の一側を折り畳んで基礎板 の上に重ねる。 次に、基礎板の他側を折り畳んで更にその上に重ねると、基礎板と各折り重ね 板の挿入孔が同心に重なって収容物を収容する挿入孔が形成され、両側縁に間隔 保持用の脚部を有する多層の収容物保護部材が形成される。
【0007】 この多層の収容物保護部材を箱の中に挿入すると、脚部により箱の底壁との間 、或いは他の収容物保護部材との間に間隔が形成され、それぞれの収容物保護部 材が挿入孔に収容された収容物の中間部を保持する。 積層された収容物保護部材は、多層のため肉厚が厚くなり、衝撃などの外力に 対して充分耐えられる強度を有する。 この収容物保護部材は、従来の発泡スチロール材よりも容積が小さく、しかも 、積み重ねることが出来るので、開梱したのちの取扱が容易になり、段ボール材 は再生が可能なため、資源として再利用できる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1は収容物保護部材C の展開図であり、平板状のダンボールより収容物保護部材Cの全体の輪郭を打抜 き切断すると共に、後述する基礎板,各連結板,各折り重ね板の各エレメント相 互の境界に折り畳み用の切込み線を入れる。 収容物保護部材Cのほぼ中央には、箱の内壁面の内側に形成される四角形とほ ぼ同様な形状を有し、内側に2個の収容物Bの挿入孔2が穿設される基礎板1が 設けられる。
【0009】 基礎板1の一側(図1において左側)には、連結板3を介して2個の折り重ね 板4,5が一体的に連結される。 折り重ね板4,5は基礎板1と同形状であり、それぞれ2個の挿入孔2が設け られる。 連結板2は、図2及び図3に示すように、基礎板1の上に重ねられた折り重ね 板4,5の左端を保護する壁となるもので、連結板2の長さL1 は、ダンボール の厚さをtとし、連結される折り重ね板の数をnとした場合に、(n−1)tの 長さとなる。
【0010】 従って、2個の折り重ね板4,5の場合には、連結板3の長さL1 はダンボー ルの厚さtとほぼ同じであり、折り重ね板が1個の場合には、連結板2は不要と なる。 図7に示す第二実施例のように、3個の折り重ね板4,5,6を有する収容物 保護部材C1 の場合には、連結板2の長さL1 はほぼ2tとなる。 このように折り重ね板が3個の場合には、折り重ね板4,5の間に、ほぼ長さ tとなる第二連結板7が必要となる。
【0011】 中央の基礎板1の他側(図1において右側)に、連結板8を介して2個の折り 重ね板9,10を一体的に連結する。 折り重ね板9,10は基礎板1と同形状であり、それぞれ2個の挿入孔2が設 けられる。 右側の折り重ね板9,10は、基礎板1の上に重られた折り重ね板4,5の上 に折り重ねられるものであり、連結板8は、図3に示すように、各折り重ね板の 右端を保護する壁となる。
【0012】 連結板8の長さL2 は、連結板8の方に連結される折り重ね板の数をmとした 場合に、(n+m−1)tの長さとなる。 従って、図2の収容物保護部材Cでは、連結板8の長さL2 は3tとなり、図 7に第二実施例の収容物保護部材C1 の場合には長さL2 は4tとなる。
【0013】 基礎板1の両側縁と、連結板8に一番近い折り重ね板9の両側縁とに間隔保持 用の脚部11,12が延設される。 折り重ね板9の両側縁間の寸法L3 は、基礎板1の両側縁間の寸法よりもほぼ 2tだけ小さくなっているので、直角に折り曲げられた両脚部12が、直角に折 り曲げられた両脚部11の内側に入る。
【0014】 そして、基礎板1,連結板3,折り重ね板4,5,連結片8,折り重ね板9, 10,間隔保持用の脚部11,12境界に、折り畳み用の切込み線が加工される 。 この折り畳み用の切込み線は、プレスにより、収容物保護部材Cの全体の輪郭 を打抜き切断と同時に切込み加工される。
【0015】 図6は段ボール箱Aの折り曲げ前の平面図であり、一方の側壁13の上縁及び 下縁に上蓋14及び底板15が延設され、側壁13の一端に結合代16が、他端 に一方の端壁17が延設される。 端壁17には切り起こし状の指掛け部18が形成され、端壁17の上縁及び下 縁に裏蓋19及び内側底板20が延設され、裏蓋19にボトルネックを挿入する 孔21が穿設される。
【0016】 端壁17の側縁に他方の側壁22が延設され、側壁22の上縁及び下縁に上蓋 14及び底板15が延設され、側壁22に、指掛け部18を有する他方の端壁2 3が延設され、端壁23の上縁及び下縁に、孔21を有する裏蓋19及び内側底 板20が延設される。 各側壁13,22、各端壁17,23、各上蓋14、各底板15、各裏蓋19 、各内側底板20、結合代16の境界線に、直角に屈曲し易くするための条溝が 圧縮により形成され、段ボール箱Aが図4に示すように組立て、結合代16を端 壁23に固着する。
【0017】 段ボール箱Aに収容される瓶Bを、収容物保護部材Cにより保護するには、先 ず、図1に示すように展開された状態の収容物保護部材Cを、次のようにして折 り重ねる。 先ず、折り重ね板4,5を重ね合わせた状態で基礎板1の上に重ね、次に、折 り重ね板9,10を重ね合わせた状態でその上に重ねると(図2,図3参照)、 基礎板1及び各折り重ね板4,5,9,10により5層の板に形成され、各挿入 孔2が同心に重ねられ、5層の板の両側面は連結板3,8により保護される。
【0018】 間隔保持用の脚部11,12を直角に屈曲すると、コの字形状の収容物保護部 材Cとなる(図4参照)。 上蓋14,裏板19を開いた状態の段ボール箱Aに、脚部11,12を下に向 けた収容物保護部材Cを挿入すると、5層の板と段ボール箱Aの底面との間に間 隔が保持される。
【0019】 次に、収容物保護部材Cの挿入孔2に瓶Bを挿入し、2個目の収容物保護部材 Cを、脚部11,12を下に向けて段ボール箱Aの中に挿入すると、脚部11, 12により間隔が保持される上下の収容物保護部材Cが、それぞれ瓶Bの中間部 を保持する(図5参照)。 本実施例では、段ボール箱Aに挿入する収容物保護部材Cの数を2個としたが 、収容物である瓶Bの大きさにより収容物保護部材Cの数を増減することができ る。
【0020】 本実施例では、収容物保護部材Cに2個の挿入孔2を設けたが、1個或いは3 個以上としてもよい。 又、挿入孔2の形状は、瓶1の形状に合わせて円形にしたが、瓶1の形状が多 角形の場合には挿入孔2の形状を多角形にする。 但し、挿入孔2の形状を、多数の内側突起を有する星形に形成し、内側突起を 半ば折り曲げ、その先端で各種形状の容器の外周面を支持するようにしてもよい 。
【0021】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏 する。 収容物保護部材は、輪郭の切断加工と同時に折り重ね用の切込み加工を施すこ とが出来るので、安価に提供することができる。 収容物保護部材は、多層(本実施例では5層)に構成されているので、収容物 の支持力が大きく、衝撃などの外力に対して充分耐えられる強度を有する。
【0022】 収容物の輸送が終って箱を開梱したときには、脚部を90度屈曲して平面に戻 すことにより、各収容物保護部材を積み重ねることが出来るので、従来の発泡ス チロール製の収容物保護部材に比較して容積が小さく、しかも、積み重ねが容易 なため、回収して輸送する場合に便利である。 又、段ボール材は再生が可能なため、資源として再利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立前の収容物保護部材の平面図である。
【図2】収容物保護部材を折り重ねる状態を説明する縦
断面図である。
【図3】折り重ねを終了した収容物保護部材の縦断面図
である。
【図4】収容物保護部材の箱詰めを説明する斜視図であ
る。
【図5】収容物と共に箱詰めされた収容物保護部材の縦
断面図である。
【図6】組立前の段ボール箱の平面図である。
【図7】本考案の第二実施例を示す収容物保護部材の折
り重ねる状態を説明する正面図である。
【図8】収容物保護部材の従来例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
A 段ボール箱 B 瓶 C,C1 収容物保護部材 1 基礎板 2 挿入孔 3,8 連結板 4,5 折り重ね板 9,10 折り重ね板 11,12 間隔保持用の脚部 13,22 側壁 14 上板 15 底板 17,23 端板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さがt寸法の段ボール材より成り、 箱の内法寸法及び形状にほぼ等しい輪郭を有し、内部に
    収容物の挿入孔を形成した基礎板と、該基礎板の一側
    に、該基礎板と同形状のn個の折り重ね板をほぼ(n−
    1)tの長さの連結板を介して接続し、 上記基礎板の他側に、該基礎板と同形状のm個の折り重
    ね板をほぼ(n+m−1)tの長さの連結板を介して接
    続し、 上記基礎板の両側縁と、上記基礎板の他側の連結板に接
    続する一番目の折り重ね板の両側縁とにそれぞれ間隔保
    持用の脚部を設け、 上記基礎板,連結板,折り重ね板,間隔保持用の脚部の
    境界に折り畳み用の切込み線を施して成る箱内の収容物
    保護部材。
JP1225592U 1992-03-12 1992-03-12 箱内の収容物保護部材 Expired - Lifetime JPH0644859Y2 (ja)

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JP1225592U JPH0644859Y2 (ja) 1992-03-12 1992-03-12 箱内の収容物保護部材

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JPH0644859Y2 JPH0644859Y2 (ja) 1994-11-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006132011A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Ibiden Co., Ltd. 梱包材及びハニカム構造体の輸送方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006132011A1 (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Ibiden Co., Ltd. 梱包材及びハニカム構造体の輸送方法

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