JP2567797Y2 - ドアロック装置のストライカ取付部構造 - Google Patents

ドアロック装置のストライカ取付部構造

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JP2567797Y2
JP2567797Y2 JP1991069346U JP6934691U JP2567797Y2 JP 2567797 Y2 JP2567797 Y2 JP 2567797Y2 JP 1991069346 U JP1991069346 U JP 1991069346U JP 6934691 U JP6934691 U JP 6934691U JP 2567797 Y2 JP2567797 Y2 JP 2567797Y2
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JP
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retainer
striker
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door
lock device
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JP1991069346U
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真成 上田
彰裕 大伴
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ドアロック装置のス
トライカ取付部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、ドア側に設けられ
たドアロック装置のラッチに係合するドアロック装置の
ストライカを車体パネルの裏側に取付けたリテーナに固
定する構造のものがある。
【0003】この一例を図4,5によって説明すると、
同図において1はリヤサイドドアを示し、リヤサイドド
ア1の回動端側、即ち後端部にはドアロック装置のラッ
チ2を設けてある。
【0004】一方、リヤサイドドア1が取付けられる車
体開口部の後部にはリヤフェンダパネル3によって、リ
ヤサイドドア1の後端部を受け入れる受容部4を形成し
てあり、この受容部4には上記ラッチ2が進入する部位
にL字状のコーナ部5を形成してある。
【0005】そして、コーナ部5には車両の前後方向の
取付部6aと左右方向の取付部6bとを有する断面L字
状のリテーナ6をリヤフェンダパネル3の裏側に接合し
てあり、このリテーナ6の裏側、具体的には、リテーナ
6の取付部6bの裏側にナットプレート7を配置してこ
のナットプレート7にストライカ8を固定してある。
【0006】この類似構造は、例えば、実開平1−16
8762号公報に示されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】リテーナ6によってス
トライカ8の取付強度を確保できる点で有利となるが、
リヤサイドドア1を閉じた場合に進入してくるラッチ2
によってストライカ8に押圧力Fが作用するとリテーナ
6の外側端Pを中心にして右まわりのモーメントMが生
じ、リテーナ6の各取付部6a,6bにはリヤフェンダ
パネル3に対して剥離方向の力がかかる。したがって、
この剥離方向の力に対抗するためにリヤフェンダパネル
3に別の補強材を設ける等の対策が必要となり、コスト
アップにつながるという問題がある。
【0008】そこで、この考案は、別途補強材を設ける
ことなく、ストライカを確実に固定することができるド
アロック装置のストライカ取付部構造を提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】車体パネルのサイドドア
開口部に面する段部の裏面側にリテーナを固設し、該リ
テーナに、サイドドア側のラッチに係合するストライカ
を固定したドアロック装置のストライカ取付部構造にお
いて、上記リテーナのストライカを固定する平板部の
側縁を斜め後方に延長し上記段部に隣接する車体パ
ネルの隅部との間に三角形状の閉断面を形成するととも
に、上記延長部の端末後方へ折り曲げて車体パネルに
接合し、さらに上記リテーナの上下両端縁のそれぞれに
平板部から折曲部に跨がってフランジを延設してある
【0010】
【作用】ドアロック装置のラッチがストライカに進入し
てくると、ストライカにはリテーナの取付部位からの距
離をうでとしてモーメントが作用するが、リテーナの外
側端から車室外側に延びる延長部がリテーナの回動を阻
止してリテーナの取付強度を確保する。
【0011】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面と共に図5
を緩用して説明する。
【0012】同図において、ドアとしてのリヤサイドド
ア1の後端部にはドアロック装置のラッチ2を設けてあ
る。
【0013】一方、リヤサイドドア1が取付けられる車
体開口部の後部には、断面略クランク状に形成された車
体パネルとしてのリヤフェンダパネル3においてリヤサ
イドドア1の後端部を受け入れる受容部4を形成してあ
る。
【0014】上記受容部4に面するリヤフェンダパネル
3の段部3aの裏面にはドアロック装置のストライ
カ8を固定するリテーナ6を溶接固定してある。
【0015】上記リテーナ6は図2に詳示するように、
リヤフェンダパネル3の段部3aに溶接固定される平板
部6bを有するもので、この平板部6bの裏側には引き
起こし爪9によって上下左右方向に移動可能に保持され
たナットプレート7を設けてある。ナットプレート7に
はストライカ8のベース10に設けた取付孔11に整合
するネジ孔12を上下に形成してあり、リテーナ6の上
記ネジ孔12に対応する位置にはネジ孔12よりも直径
の大きな逃げ孔13を形成してある。
【0016】そして、上記リテーナ6の平板部6bの
側縁には、前方(リアドア1のヒンジセンタC方向)に
延びてフェンダパネル3に溶接固定される内側縁6cを
形成し、リテーナ6の平板部6bの外側縁には斜め後方
に延び延長部6dを延設して、フェンダパネル3の段
部3aに隣接する隅部3cとの間に三角形状の閉断面2
0を形成してある。ここで、上記リテーナ6の延長部6
dの下半部はリヤフェンダパネル3に沿って曲折してあ
るが、上半部はリヤフェンダパネル3の隅部3cを斜状
に横断して閉断面20を形成している。さらに、延長部
6dの端末を後方へ折り曲げて折曲部6eを形成し、こ
の折曲部6eをリヤフェンダパネル3の傾斜部3bに溶
接してある。なお、この傾斜部3aは車体前方側が内側
に向かって傾斜している。
【0017】尚、リテーナ6の上縁部と下縁部には後方
に向かってフランジ部6fを形成してある。
【0018】上記実施例の取付構造によれば、リヤサイ
ドドア1を閉じる際に進入してくるドアロック装置のラ
ッチ2によってドアロック装置のストライカ8が図1に
示すように押圧力Fを受けると、この押圧力Fによりス
トライカ8を介してリテーナ6にはストライカ8の取付
部位の外側端となる屈曲点Pを中心に右回りのモーメン
トMが作用する。
【0019】しかし、このモーメントMによってリテー
ナ6の延長部6dはリヤフェンダパネル3に押し付けら
れる方向に力を受けるため、この延長部6dによってリ
テーナ6の回動は阻止され、したがって、リテーナ6が
リヤフェンダパネル3から剥離するのを防止して十分に
ストライカ8の取付強度を確保することができる。
【0020】また、車両側面衝突時に図3に示すように
リヤサイドドア1に外力Gが作用した場合にこの外力G
によりリヤサイドドア1のヒンジセンタCとリテーナ6
には引張力Pが作用するが、リテーナ6の延長部6dの
端末6eが斜め後方に延びてリヤフェンダパネル3の車
体パネル面3bに接合してあるため、この引張力Pを強
度的に有利な剪断方向で受けることが可能となる。
【0021】したがって、リヤサイドドア1を閉じる際
にラッチ2によって作用するストライカ8への押圧力F
が原因となるモーメントMに対しても、リヤサイドドア
1に外力Gが作用した場合に生ずるストライカ8への引
張力Pに対しても、何ら別途補強材を設けることなくス
トライカ8の取付強度を確保することができるのであ
る。
【0022】尚、この考案は上記実施例に限られるもの
でなく、フロントサイドドアのストライカにも適用する
ことができる。
【0023】
【考案の効果】以上説明してきたようにこの考案によれ
ば、ドアを閉じる際にリテーナにモーメントが作用しリ
テーナが回動しようとするが、リテーナの平板部を斜め
後方に延長して車体パネルの隅部との間に三角形状の閉
断面を形成するとともに、この延長部の端末を後方へ折
り曲げて車体パネルの一般部に接合してあるので、リテ
ーナに作用するモーメントに対して、これら延長部と折
曲部が突っ張り材として機能し、リテーナ平板部の変形
を阻止するため、ストライカの取付強度を効果的に高め
ことができる。特に、リテーナの上下両端縁のそれぞ
れに平板部から折曲部に跨がってフランジを延設して、
リテーナの曲げ剛性を高めているので、強度上さらに有
利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の図5のA−A線に沿う断
面図。
【図2】同リテーナ及びストライカの分解斜視図。
【図3】同ドアを含む断面説明図。
【図4】従来技術の図5のA−A線に沿う断面図。
【図5】車両の側面図。
【符号の説明】
1…リヤサイドドア(ドア)、2…ラッチ、3…リヤフ
ェンダパネル(車体パネル)、3a…車体パネル面、6
e…端末(延長部)、6d…延長部、6…リテーナ、C
…ヒンジセンタ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルのサイドドア開口部に面する
    段部の裏面側にリテーナを固設し、該リテーナに、サイ
    ドア側のラッチに係合するストライカを固定したドア
    ロック装置のストライカ取付部構造において、上記リテ
    ーナのストライカを固定する平板部の外側縁を斜め後方
    に延長し上記段部に隣接する車体パネルの隅部との
    間に三角形状の閉断面を形成するとともに、上記延長部
    の端末後方へ折り曲げて車体パネルに接合し、さらに
    上記リテーナの上下両端縁のそれぞれに平板部から折曲
    部に跨がってフランジを延設したことを特徴とするドア
    ロック装置のストライカ取付部構造。
  2. 【請求項2】 上記車体パネルの折曲部を接合する部分
    は、車体前方側が内側に向かって傾斜していることを特
    徴とする請求項1に記載のドアロック装置のストライカ
    取付部構造。
JP1991069346U 1991-08-30 1991-08-30 ドアロック装置のストライカ取付部構造 Expired - Lifetime JP2567797Y2 (ja)

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JPH0519463U JPH0519463U (ja) 1993-03-12
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