JPH0570661U - 粉体吐出容器 - Google Patents

粉体吐出容器

Info

Publication number
JPH0570661U
JPH0570661U JP243891U JP243891U JPH0570661U JP H0570661 U JPH0570661 U JP H0570661U JP 243891 U JP243891 U JP 243891U JP 243891 U JP243891 U JP 243891U JP H0570661 U JPH0570661 U JP H0570661U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
hanging wall
discharge
container
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP243891U
Other languages
English (en)
Inventor
良 井上
登美雄 田原
Original Assignee
釜屋化学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 釜屋化学工業株式会社 filed Critical 釜屋化学工業株式会社
Priority to JP243891U priority Critical patent/JPH0570661U/ja
Publication of JPH0570661U publication Critical patent/JPH0570661U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストの低減化を有効に図れる粉体吐出
容器を提供する。 【構成】 粉体Kを収容する柔軟弾性材から成る容器本
体10の口部11に、自身の天板部22に複数の小孔26から成
る吐出孔27を形成する蓋体20を装着し、天板部22の裏面
には容器本体内の粉体Kを吐出孔27に誘導する誘導管30
を垂下壁28を介して取り付け、垂下壁28と誘導管30との
間に垂下壁30の内外に連通する通気孔32を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器本体を圧搾操作して粉末の薬剤や化粧料などを散布できるよう にした粉体吐出容器に関し、特に容器を正立に近い状態で粉末を噴出させる事に 適した容器を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の粉体吐出容器として図4に示す構造が知られている(実願 平1ー122863号公報)。この粉体吐出容器は、粉体を収容する容器本体1 の口部に吐出口2を有する栓体3が装着され、栓体3に結合された誘導管4と前 記吐出口2により吐出通路が形成され、前記栓体3に粉体を細分化するメッシュ 状の多孔体5を設けた構成とされ、容器本体1を圧搾して内圧を高めることによ り内部の粉体が空気と一緒に誘導管4を通り、誘導管4の側壁に貫通する通気孔 6から入る空気と混合し、多孔体5を通過して吐出口2から散布するようにした ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構成の粉体吐出容器においては、粉体を細分化するに あたり合成樹脂または金属で作られた網から成る多孔体5を栓体3の筒部7に溶 着または接着するようにしているため、栓体3を金型により一体成形することが できず、さらには粉体の吐出を助ける通気孔6は誘導管4の側壁に貫通して設け るようにしているため、通気孔6は後加工せざるを得ず、これらの点により粉体 吐出容器の製造コストの低減化を有効に図ることができなかった。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、製造コストの低減化を有効に図る ことのできる粉体吐出容器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 そこで、本考案は、粉体を収容する柔軟弾性材から成る容器本体の口部に、自 身の天板部に複数の小孔から成る吐出孔を形成する蓋体を装着し、前記天板部の 裏面には前記容器本体内の粉体を前記吐出孔に誘導する誘導管を垂下壁を介して 取り付け、前記垂下壁と前記誘導管との間には当該垂下壁の内外に連通する通気 孔を形成した。なお、前記通気孔は、前記垂下壁の下端に達する縦スリットある いは前記垂下壁の内面から下端に達する縦溝により形成することが望ましい。
【0006】
【作用】
容器本体を圧搾操作して内圧を高めると、容器本体内の粉体は空気と一緒に誘 導管を通り、さらに通気孔から垂下壁内に高速で流入する空気と混合して吐出孔 の各小孔を通過し、小孔により細分化されて噴霧状に散布される。容器本体の圧 搾操作を解除すると、外気が吐出孔の各小孔から誘導管、通気孔を通って容器本 体内部に流入し、元の内圧に戻る。蓋体は1部品から構成されて金型により一体 成形でき、さらには通気孔は垂下壁と誘導管との間に縦スリットあるいは縦溝を 加工するなどして形成し、蓋体の一体成形性が損なわれないことから、製造コス トの低減化が有効に図れる。
【0007】
【実施例】
以下図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。
【0008】 図1及び図2は本考案の第1実施例を示すもので、これらの図において符号1 0は粉体を収容する容器本体、符号20は容器本体10の口部11に装着される 蓋体をそれぞれ示している。
【0009】 前記容器本体10は、合成樹脂などから製造される有底筒状体であり、胴部1 2が圧搾できるように柔軟な弾力性が与えられており、圧搾を解除することによ り胴部12が自身の弾性復元力により元の形状に戻るように構成されている。
【0010】 前記蓋体20は、前記容器本体10の口部11に環着される側壁部21及び口 部11の開口部を覆う天板部22とから成る蓋本体23と、前記天板部22の上 面を覆う上蓋24とを薄肉部25を介して一体成形したものである。前記天板部 22の中央には板厚方向に貫通する数個の小孔26から成る吐出孔27が形成さ れている。また天板部22の裏面中央には吐出孔27を囲む大きさの筒状の垂下 壁28が形成されている。この垂下壁28の下端内面には嵌合凹部29が形成さ れ、この垂下壁28には嵌合凹部29に誘導管30の上端が嵌入されて誘導管3 0が固定されている。この誘導管30は自身の下端が容器本体10の底壁13近 傍まで達しており、垂下壁28、吐出孔27と共に粉体の吐出通路を形成してい る。
【0011】 垂下壁28には誘導管30の上端よりも上方の位置から垂下壁28の下端に達 する縦スリット31が穿設されており、この縦スリット31により垂下壁28と 誘導管30との間に通気孔32が形成されている。この通気孔32は容器本体1 0内部と吐出通路を連通するもので、通気孔32の大きさ・数は粉体の大きさ・ 容器本体10の内容積に応じて適宜に決定する。
【0012】 なお、天板部22の上面には吐出孔27の周囲に小筒部33が形成され、上蓋 24の裏面には閉蓋時に小筒部33に密に係合し、気密性を保持する係合部34 が設けられている。またかかる構造の蓋体20は通常の係合手段により口部11 に装着される。本実施例では側壁部21内面のねじ部35と口部11外面とのね じ部36を互いに螺合するねじ嵌合タイプとされ、内筒部37を口部11に嵌入 して気密性を確保する構造とされているが、用途に応じてアンダーカットタイプ などでもよい。
【0013】 次ぎに以上のように構成された粉体吐出容器の作用を説明する。 容器本体10内の粉体を吐出孔27から吐出させて散布するには上蓋24を外 して吐出孔27を開口し、容器本体10の胴部12を指で挾んで圧搾操作すれば よい。容器本体10の圧搾により容器本体10内の内圧が上昇し、粉体が空気と 一緒に誘導管30を通って吐出孔27へ圧送され、その際に通気孔32からも高 速の空気が吐出通路に流入して粉体と混合し、粉体が塊であっても吐出孔27の 小孔26を通過して細分化され、吐出孔27から均一に散布される。
【0014】 容器本体10の圧搾を解除すると自己の弾性復元力で容器本体10の胴部12 が元の状態に膨らむに従い、外気が吐出孔27から誘導管30、通気孔32を通 って容器本体10内に流入する。特に後者の通気孔32は、吐出あるいは吸い込 みのいずれのときも空気を高速で吐出通路内外に流入させるので、これにより大 量の空気が吐出通路内に流通し、粉体が効率良く散布されるとともに、合わせて 小孔26の目詰まりも防止される。
【0015】 本実施例の粉体吐出容器によれば、粉体を散布を均一にすべく蓋体20の天板 部22の吐出孔27を数個の小孔26から成る構成としたので、従来のように別 途に網から成る多孔体を取り付ける必要がなく、蓋体20を一部材として一体成 形することができる。これにより粉体吐出容器の製造コストの低減化を図ること ができる。また通気孔32を形成する垂下壁28の縦スリット31は蓋体20の 一体成形時に同じ金型により同時に加工できるので、蓋体20は変わらず一体成 形することができ、この点において粉体吐出容器の製造コストの低減化に寄与す る。さらに通気孔32を形成する垂下壁28の縦スリット31は、そのスリット 効果により垂下壁28に対する誘導管30の嵌入をスムーズにするとともに、嵌 入を強固にする効果がある。
【0016】 図3は本考案の第2実施例を示すもので、この図において前記実施例と同一部 材には同一符号を付してある。
【0017】 本実施例の粉体吐出容器は、通気孔32の形成方法が第1実施例と異なってい る。すなわち、垂下壁28の内面に誘導管30の上端よりも上方の位置から垂下 壁28の下端に達する縦溝38を形成し、この縦溝38と誘導管30との間に形 成される空間を通気孔32とすることにより、粉体の吐出時における空気の流入 速度を高めるなどの効果を持たせたものである。
【0018】 本実施例においても、蓋体20の一体成形時に垂下壁28の内面に同じ金型に より縦溝38を加工できるので、蓋体20の一体成形性を損なうことがなく、製 造コストの低減化を有効に図ることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案にかかる粉体吐出容器によれば、粉体の散 布を均一にすべく蓋体の天板部の吐出孔を数個の小孔から成る構成としたので、 従来のように別途に網から成る多孔体を取り付ける必要がなく、蓋体を一部材と して一体成形することができる。これにより粉体吐出容器の製造コストの低減化 を図ることができる。また垂下壁と誘導管との間に形成する通気孔は蓋体の一体 成形時に同時に加工できるので、蓋体の一体成形性を損なう恐れがなく、さらな る粉体吐出容器の製造コストの低減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す粉体吐出容器の断面
図である。
【図2】同粉体吐出容器の一部断面斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す粉体吐出容器の要部
断面図である。
【図4】本考案の従来例を示す粉体吐出容器の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 容器本体 11 口部 20 蓋体 22 天板部 26 小孔 27 吐出孔 28 垂下壁 30 誘導管 31 縦スリット 32 通気孔 38 縦溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体(K)を収容する柔軟弾性材から成る
    容器本体(10)の口部(11)に、自身の天板部(22)に複数の
    小孔(26)から成る吐出孔(27)を形成する蓋体(20)が装着
    され、前記天板部(22)の裏面には前記容器本体内の粉体
    (K)を前記吐出孔(27)に誘導する誘導管(30)が垂下壁(2
    8)を介して取り付けられ、前記垂下壁(28)と前記誘導管
    (30)との間には当該垂下壁(30)の内外に連通する通気孔
    (32)が形成されていることを特徴とする粉体吐出容器。
  2. 【請求項2】 前記通気孔(32)は、前記垂下壁(28)の下
    端に達する縦スリット(31)により形成されることを特徴
    とする請求項1記載の粉体吐出容器。
  3. 【請求項3】 前記通気孔(32)は、前記垂下壁(28)の内
    面から下端に達する縦溝(38)により形成されることを特
    徴とする請求項1記載の粉体吐出容器。
JP243891U 1991-01-29 1991-01-29 粉体吐出容器 Pending JPH0570661U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP243891U JPH0570661U (ja) 1991-01-29 1991-01-29 粉体吐出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP243891U JPH0570661U (ja) 1991-01-29 1991-01-29 粉体吐出容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0570661U true JPH0570661U (ja) 1993-09-24

Family

ID=11529278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP243891U Pending JPH0570661U (ja) 1991-01-29 1991-01-29 粉体吐出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0570661U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11262704A (ja) * 1998-03-19 1999-09-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd 正倒立両用の液体噴出器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827484U (ja) * 1971-08-03 1973-04-03
JPS6269225A (ja) * 1985-09-24 1987-03-30 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 波動の結像方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4827484U (ja) * 1971-08-03 1973-04-03
JPS6269225A (ja) * 1985-09-24 1987-03-30 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 波動の結像方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11262704A (ja) * 1998-03-19 1999-09-28 Yoshino Kogyosho Co Ltd 正倒立両用の液体噴出器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3484195B2 (ja) ポンプ用注出口
WO2020090210A1 (ja) スクイズ容器
JPH0570661U (ja) 粉体吐出容器
JP6359407B2 (ja) 吐出容器
US7150376B2 (en) Double-layered fluid container
JPH0722987U (ja) 積層型容器
JP2502508Y2 (ja) 泡沫スプレ―装置
JP2018034864A (ja) 計量容器
JP4165639B2 (ja) 液体注出容器
JP6621367B2 (ja) 泡吐出容器
WO1989002856A1 (en) Container for liquids
JPH0628202Y2 (ja) スクイズ容器
JP7317449B2 (ja) 注出キャップ
JPS6238774Y2 (ja)
JPS6026855Y2 (ja) 噴霧装置
JPH0627645U (ja) 積層型容器
CN111153013B (zh) 双层容器组合
JPH0331738Y2 (ja)
JPH0625168U (ja) 積層型容器
JPH02114647U (ja)
KR940007264Y1 (ko) 원-보턴식 자동압출 액체용기
JP2000016442A (ja) 合成樹脂製チューブ容器
JPH068040Y2 (ja) 定量注出容器
JPH0136771Y2 (ja)
JPH077752U (ja) スクイズ容器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970610