JPH056971A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH056971A
JPH056971A JP3272832A JP27283291A JPH056971A JP H056971 A JPH056971 A JP H056971A JP 3272832 A JP3272832 A JP 3272832A JP 27283291 A JP27283291 A JP 27283291A JP H056971 A JPH056971 A JP H056971A
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type well
conductivity type
conductivity
potential
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JP3272832A
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English (en)
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Masato Suwa
真人 諏訪
Shigeru Mori
茂 森
Mitsuya Kinoshita
充矢 木下
Shigeru Kikuta
繁 菊田
Hiroshi Miyamoto
博司 宮本
Kiichi Morooka
毅一 諸岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソース/ドレイン間の耐圧の劣化を生ずるこ
となく、トランジスタの微細化を可能とし、高集積度か
つ大容量の半導体記憶装置を提供する。 【構成】 第1導電型の半導体基板に、第2導電型ウェ
ルに側面および底面を囲まれた第1導電型ウェルを有
し、この第1導電型ウェル上にメモリセルあるいは外部
入力回路のいずれか一方を配置し、他方を第2導電型ウ
ェル領域外に設ける。第2導電型ウェルには、所定の電
源電圧が印加され、第1導電型ウェルには接地レベルの
電圧が印加されている。この構成により、外部入力回路
から注入されたキャリアは、第2導電型ウェルで吸収さ
れる。その結果、キャリアのメモリセルへの到達が阻止
され、データの破壊が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に関
し、特に、電子のインジェクションを防止することによ
り、高集積化を図った半導体記憶装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体記憶装置の一例を、
図11に基づいて説明する。図11には、nチャネルM
OS(Metal Oxide Semiconduc
tor)電界効果トランジスタおよびpチャネルMOS
電界効果トランジスタを用いて、C(Compleme
ntary:相補型)MOSからなる、DRAM(Dy
namic Random Access Memor
y)の構造を示している。このDRAMは、p型半導体
基板1上にnウェル2およびpウェル3を形成してい
る。nウェル2は、その中のn型不純物領域4において
印加される電源電圧レベルVccに、pウェル3は、その
中のp型不純物領域5において印加された基板電圧レベ
ルVBBに固定されている。nウェル2の表面には、pチ
ャネルMOS電界効果トランジスタ(以下「pMOSF
ET」と記す)6が形成され、pウェル3の表面には、
2個のnチャネルMOS電界効果トランジスタ(以下
「nMOSFET」と記す)7a,7bが形成されてい
る。
【0003】pMOSFET6は、ソース/ドレイン領
域となるp型不純物拡散領域8と、このp型不純物拡散
領域8に挾まれたチャネル領域上にゲート酸化膜9を介
して形成された、ゲート電極10から構成される。ま
た、nMOSFET7a,7bはソース/ドレイン領域
となるn型不純物拡散領域11a,11bと、このn型
不純物拡散領域11a,11bのそれぞれに挾まれたチ
ャネル領域上に、ゲート酸化膜12a,12bを介して
形成されたゲート電極13a,13bから構成されてい
る。
【0004】このように構成された一般のCMOS回路
では、pMOSFET6のソース電極S1 は、電源電圧
レベルVcc端子に接続され、nMOSFETのソース電
極S 2 はグランド端子に接続されて接地レベルの電位V
ssに固定されている。nMOSFET7bは、多数ある
うちの1つのメモリセルであり、そのゲート電極13b
はワード線(WL)となり、その2つのn型不純物拡散
領域11bは、それぞれ電荷蓄積電極であるストレージ
ノード(SN),読出し/書込み電極であるビット線
(BL)に接続されている。このメモリセルを別の断面
で示すと、図13(a)のようになっており、その等価
回路は図13(b)に示すとおりである。また、半導体
基板1上に選択的に形成された厚い酸化膜14で、拡散
領域の分離を行なっている。
【0005】次に、以上のように構成された半導体記憶
装置の動作について説明する。一般的に、基板電位VBB
としては、たとえば−3V程度の負の電位が与えられ
る。その理由は次のとおりである。pウェル3内に形成
されたn型の不純物拡散領域11aに、外部からの入力
信号が入力された場合、この信号が「H」レベルから
「L」レベルに変化するときのアンダーシュートや、入
力の「L」レベルとして負の電位が与えられることによ
って、pウェル3の電位VBBの方がn型不純物拡散領域
11aの電位よりも高くなることがある。ここでアンダ
ーシュートとは、図12に示すように、端子に外部信号
が入力され、たとえば5Vから0Vに変化した場合に、
同図の矢印Aで指し示した部分のように、電圧が一瞬負
レベルになる現象である。したがって、VBBが0Vであ
る場合には、n型不純物拡散領域11aとpウェル3と
のpn接合が順方向となるために、電子の注入が生じ
る。これが電子のインジェクションである。このインジ
ェクションにより、n型不純物拡散領域11aからpウ
ェルに向けて電子の注入が行なわれ、注入された電子が
メモリセルに到達し、メモリセルのデータを破壊するこ
とになる。このような電子のインジェクションを防止す
るために、VBBには負の電位が与えられているわけであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、メモリの大
容量化に伴う素子の微細化よって、ゲート電極10,1
3a、13bの微細化が進むと、基板電位に負の電位を
与えることによるトランジスタのソース/ドレイン間の
耐圧の低下という問題が生じる。すなわち、pウェル3
に負の電圧が印加されることにより、nMOSFET7
a,7bのしきい値電圧が高くなる。このしきい値電圧
の上昇を抑えるために、チャネルのp型不純物の濃度を
低くすると、チャネルに空乏層が広がりやすくなって、
ソース/ドレイン間のパンチスルーが生じてしまい、ソ
ース/ドレイン間の耐圧が低下することになる。したが
って、基板電位に負の電位を与えたままでは、トランジ
スタの微細化が困難であるという問題があった。
【0007】上記従来の問題点に鑑み本発明は、メモリ
セルに蓄積されたデータがキャリアのインジェクション
によって破壊されるという現象を、ソース/ドレイン間
の耐圧の劣化を生ずることなく防止することにより、高
集積かつ大容量の半導体記憶装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の半導体記憶装置は、第1導電型の半導体基
板に形成された第1の第1導電型ウェルと、この第1導
電型ウェルと隣接して半導体基板に形成された第2導電
型ウェルと、この第2導電型ウェル内において、この第
2導電型ウェルに底面および周囲側面を囲まれて形成さ
れた第2の第1導電型ウェルと、この第2の第1導電型
ウェル上に形成されたメモリセルとを備えている。第2
導電型ウェルには所定の極性の電源電圧レベルの電位が
与えられ、第1の第1導電型ウェルおよび第2の第1導
電型ウェルには接地レベルの電位が与えられている。
【0009】本発明の半導体記憶装置は、他の局面にお
いては、第1導電型の半導体基板上に、第2導電型のウ
ェルとその内側に形成された第1導電型のウェルとを有
し、第1導電型のウェル領域内に外部入力回路が設けら
れ、第2導電型のウェル領域の外側にメモリセルを配置
している。
【0010】本発明の半導体装置は、さらに他の局面に
おいては、外部入力回路とメモリセルがそれぞれ形成さ
れた2つの第1導電型ウェルと、これらの第1導電型ウ
ェルのそれぞれの底面および周囲側面を囲む第2導電型
ウェルとを備えている。その外部入力回路には所定の電
源電圧レベルの電位が与えられ、メモリセルには接地レ
ベルの電位が与えられている。また、第2導電型ウェル
には、接地レベルの電位あるいは所定の基板電位が与え
られている。
【0011】
【作用】本発明の半導体記憶装置によれば、メモリセル
を形成した第2の第1導電型ウェルを包むように第2導
電型ウェルが形成され、第2導電型ウェルには所定の極
性の電源電圧レベルの電位が、第1の第1導電型ウェル
および第2の第1導電型ウェルには接地レベルの電位が
与えられたことにより、第1導電型ウェルと第2導電型
ウェルとの接合により形成されるpn接合に逆バイアス
電圧を印加することができる。したがって、各第1導電
型ウェルまたは半導体基板に注入されたキャリアを第2
導電型ウェルが吸収するとともに、pn接合における絶
縁により、メモリセルにキャリアが到達することが防止
される。その結果、メモリセルに記憶されたデータが破
壊されることが防止される。
【0012】また、本発明の他の局面において、外部入
力回路を、第2導電型ウェルに囲まれた第1導電型ウェ
ル上に設け、メモリセルを、電源電圧レベルの電位を与
えた第2導電型ウェルの外側の領域に設けたことによっ
ても、外部入力回路から第1導電型ウェルに注入された
キャリアが第2導電型ウェルに吸収されて、メモリセル
への到達が阻止される。
【0013】本発明のさらに他の局面において、外部入
力回路とメモリセルをそれぞれ形成した2つの第1導電
ウェルの底面および周囲側面を第2導電型ウェルが囲む
ことによっても、注入されたキャリアのメモリセルへの
到達が防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図1
および図2に基づいて説明する。図1には、CMOSを
含むDRAMに本発明を適用した実施例を示している。
本実施例の半導体記憶装置は、図1を参照して、第1導
電型であるp型の半導体基板1上に第1のnウェル2a
と第1のpウェル3a,第2のnウェル2bおよびそれ
に囲まれた第2のpウェル3bを形成している。第1の
nウェル2aおよび第2のnウェル2bは、いずれもn
型不純物拡散領域4を介して、正の電源電圧レベルVcc
が印加されている。
【0015】第1のpウェル3a上には、nMOSFE
T7aが、第1のnウェル2a上にはpMOSFET6
が形成され、nMOSFET7aとpMOSFET6と
は、本実施例のDRAMの周辺回路としてのCMOSを
構成している。pMOSFET6は、主としてソース/
ドレイン領域となるp型不純物拡散領域8と、ソース/
ドレイン間のチャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形
成されたゲート電極10とから構成されている。また、
nMOSFET7aは、ソース/ドレイン領域となるn
型不純物拡散領域11aと、ソース/ドレイン領域間の
チャネル領域上に、ゲート絶縁膜12aを介して形成さ
れたゲート電極13aとから構成されている。
【0016】第2のnウェル2bに囲まれた第2のpウ
ェル3b上には、DRAMのメモリセルを構成するnM
OSFET7bが形成されている。このnMOSFET
7bは、主として、ソース/ドレイン領域となるn型不
純物拡散領域11bと、ソース/ドレイン領域間のチャ
ネル領域上にゲート絶縁膜12bを介して形成されたゲ
ート電極13bとから構成されている。
【0017】第1のnウェル2aと、第2のnウェル2
bは、いずれも不純物拡散領域4を介して正の電源電圧
レベルVccが印加されている。また、第1のpウェル3
aと第2のpウェル3bは、いずれもp型不純物拡散領
域5を介して、接地レベルV ssが印加されている。各素
子間は、酸化膜14によって分離絶縁されている。
【0018】本実施例によれば、上記構成を有するた
め、接地レベルVssに固定された第2のpウェル3b
と、電源電圧レベルVccに固定された第2のnウェル2
bとの境界に形成されるpn接合に、既に逆バイアスが
印加されることになる。したがって、たとえば第2のp
ウェル3b内にあるn型不純物拡散領域11bの電位
が、入力信号の「H」から「L」への変化時のアンダー
シュートあるいは入力の「L」レベルとして負の電位が
与えられることによって、負の電位になり、接地レベル
ssよりも低くなる。その結果、n型不純物拡散領域1
1bからpウェル3bへの電子のインジェクションが生
じたとしても、図2に示すように、Vccに固定された第
2のnウェル2bによって注入された電子が吸収され
る。またpn接合による絶縁によって、メモリセルへの
電子の到達が回避されるため、メモリセルに蓄積された
データを破壊することを防止することができる。
【0019】また、第1のpウェル3a,および第2の
pウェル3bの電位は、接地レベルVssに固定されてい
るため、負の電位が印加された場合のように、nMOS
FET7bのしきい値電圧が高くなることがなく、した
がってチャネル領域のp型不純物濃度を下げる必要もな
い。その結果、nMOSFET7a,7bのソース/ド
レイン耐圧を保ちつつ、微細化が可能となる。
【0020】なお、上記実施例においては、n型ウェル
に囲まれた第2のpウェル3b上にnMOSFET7b
を含むメモリセルを形成した場合について述べたが、こ
れらの導電型を全て逆にした場合にも、Vccの極性が逆
になるとともに、インジェクションされるキャリアが電
子から正孔に替わるのみであり,作用効果としては共通
するものである。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について、図
3ないし図10を参照しながら説明する。なお図3ない
し図10において、図1に示したものと同一または相当
の要素については、同一の番号を付して詳細な説明を省
略する。
【0022】上記第1の実施例が、メモリセルを構成す
るnMOSFET7bを第2のnウェル2bの内側に形
成された第2のpウェル3bの領域内に設けることによ
って、第2のnウェル2bの外側からの電子の注入によ
るメモリセルのデータの破壊を防止していたのに対し、
第2の実施例においては、外部入力回路を構成するnM
OSFETを、第2のnウェル2bの内側に形成した第
2のpウェル3b内の領域に設けることにより、この外
部入力回路からの電子のインジェクションによる、第2
のnウェル2bより外側の領域のメモリセル(nMOS
FET7b)のデータの破壊を防止している。
【0023】第2の実施例のうち、まず図3に示す構造
においては、pMOSFET6,nMOSFET7a,
7bは図11に示す従来例と同じ配置のままで、電子の
インジェクションが生じやすい外部入力回路としてのn
MOSFET7cのみを予め隔離することにより、メモ
リセルへの影響を排除するものである。
【0024】図4を参照して、nMOSFET7cは、
ソース/ドレイン領域となるn型不純物拡散領域11c
と、このn型不純物拡散領域11cに挟まれたチャネル
領域上に、ゲート酸化膜12cを介在させて形成された
ゲート電極13cから構成されている。外部入力回路
は、実際には複数のnMOSFETを含むが、図3で
は、説明を簡単化するために、1つのnMOSFET7
cのみを代表して示している。nMOSFET7cのソ
ース端子s3 ,ドレイン端子d3 およびゲート端子g3
のうちソース端子s3 は、外部入力端子(図示せず)に
電気的に接続されている。
【0025】次に、本実施例の図3に示す構造の動作に
ついて説明する。nMOSFET7cを設けた第2のp
ウェル3bは、接地レベルVssあるいは所定の負の基板
電位VBBに固定されている。第2のpウェル3bがVss
に固定されている場合、この第2のpウェル3b内にあ
るn型不純物拡散領域11cの電位が、入力信号の
「H」から「L」への変化時のアンダーシュート、また
は入力信号のLレベルとして負の電位が与えられること
により、接地レベルVssより低くなって、n型不純物拡
散領域11cから第2のpウェル3bへの電子のインジ
ェクションが行なわれたとしても、第2のpウェル3b
のまわりを取囲む第2のnウェル2bが電源電位Vcc
に固定されることによって、注入された電子が第2のn
ウェル2bに吸収される。そのため、この注入された電
子がメモリセルを構成するnMOSFET7bへ到達す
ることはなく、記憶されたデータが破壊されることはな
い。第2のpウェル3bが所定の負の基板電位VBBに固
定されている場合には、外部入力としてVBBよりも絶対
値の小さな負の電位が印加されたとしても、pn接合に
順方向のバイアスがかかることはないため、電子のイン
ジェクションは抑制される。仮にインジェクションが生
じたとしても、VCCに固定されたnウェル2bに囲まれ
ているため、メモリセルには到達しない。
【0026】また、第1のpウェル3aおよび第2のp
ウェル3bが接地レベルVssに固定されているため、従
来例のように負の電位を印加した場合のような問題点は
生ずることがない。したがって、nMOSFET7a,
7b,7cのソース/ドレイン耐圧を保持しながら、高
集積化のための微細化が可能になる。
【0027】本実施例の場合においても、各々の導電型
をすべて逆にした場合にも、Vccの極性が逆になるとと
もに、インジェクションされるキャリアが電子から正孔
に変わるのみであり、作用効果としては上記第1の実施
例と同様である。
【0028】なお、図3に示した上記構造においては、
nMOSFET7a,7bがともに第1のpウェル3a
の中に形成されているが、上記nMOSFET7a,7
bのいずれかあるいはその両方を、たとえば図4,図5
および図6に示すように、p型の半導体基板1上のウェ
ルを形成しない領域に直接形成することによっても、上
記図3の構造と同様の効果を得ることができる。図4に
示す構造においては、nMOSFET7b(メモリセ
ル)がp型の半導体基板1上のウェルを形成しない領域
に直接形成されており、他は図3と同様である。図5に
示す構造においては、nMOSFET7aがp型の半導
体基板1上のウェルを形成しない領域に直接形成されて
おり、他は図3と同様である。図6に示す構造において
は、nMOSFET7a,7bの両方がp型の半導体基
板1上のウェルを形成しない領域上に直接形成されてお
り、他は図3と同様である。
【0029】また、上記図3ないし図6に示した構造に
おいては、第1のnウェル領域2aと第2のnウェル領
域2bとを別個に形成しているが、外部入力回路を、図
7ないし図10に示すように、第1のnウェル2の内側
に形成された第2のp型ウェル3b上に形成してもよ
く、それらの構造によっても図3ないし図6に示した構
造と同様の効果を得ることができる。図7ないし図10
に示す構造については、nMOSFET7cが設けられ
た第2のpウェル3bが第1のnウェル2内に形成され
ているが、その他については、それぞれ図3ないし図6
に示す構造と同様である。
【0030】次に、本発明の第3の実施例について、図
14を参照して説明する。図14に示した実施例では、
第1のpウェル3a上にメモリセル7bが、第2のpウ
ェル3b上に外部入力回路7cが形成され、第1のpウ
ェル3aおよび第2のpウェル3bの各底面および周囲
側面が、第1のnウェル2aと第2のnウェル2bで囲
まれている。第2のpウェル3bには、p型不純物領域
5を介して、接地レベルVSSあるいは所定の負の基板電
位VBBが印加されている。
【0031】本実施例の構造によっても、上記第2の実
施例の場合と同様に、外部入力回路7cから第2のpウ
ェル3bへ電子のインジェクションが生じたとしても、
第2のnウェル2bで電子が吸収されているため、メモ
リセル7bへ電子が到達することはない。よってメモリ
セル7bのデータの破壊が防止される。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、メモ
リセルを形成する第1導電型ウェルのまわりを第2導電
型ウェルで囲んだ二重ウェル構造とし、第2導電型ウェ
ルには電源電圧レベルの電位を印加し、第1導電型ウェ
ルには接地レベルの電位を印加し、第1導電型ウェルと
第2導電型ウェルとで形成されるpn接合に逆バイアス
電圧を印加することにより、第2導電型ウェルの外側に
おいてキャリアのインジェクションが生じたとしても、
そのキャリアは第2導電型ウェルで吸収され、第1導電
型ウェル内に侵入することはない。したがって、メモリ
セルに蓄積されたデータがキャリアのインジェクション
によって破壊されるという現象を、第2導電型ウェルに
高い電位を与えることなく防止することができる。した
がって、ソース/ドレイン間の耐圧の劣化を生じること
なく、トランジスタの微細化が可能となり、高集積度か
つ大容量の半導体記憶装置を提供することができる。
【0033】また、第1導電型の半導体基板上に、第2
導電型ウェルの内側に形成された第1導電型ウェルを有
し、この第1導電型ウェル上に外部入力回路を配置し、
第2導電型ウェルの領域の外側にメモリセルを設けるこ
とによっても、注入されたキャリアのメモリセルへの到
達が防止され、上記と同様の効果を有する半導体記憶装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるDRAMの構成
を示す断面図である。
【図2】図1に示したDRAMのメモリセルの近傍にお
ける別の断面を拡大して示す断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例における半導体装置の、
第1の態様を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例における半導体装置の、
第2の態様を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例における半導体装置の、
第3の態様を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施例における半導体装置の、
第4の態様を示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施例における半導体装置の、
第5の態様を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例における半導体装置の、
第6の態様を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例における半導体装置の、
第7の態様を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例における半導体装置
の、第8の態様を示す断面図である。
【図11】従来のDRAMの構造を示す断面図である。
【図12】アンダーシュートの現象を説明するための図
である。
【図13】(a)は、図3に示した従来のDRAMのメ
モリセル近傍における別の断面を示す図であり、(b)
は、(a)に示したメモリセルの等価回路図である。
【図14】本発明の第3の実施例における半導体装置の
構造を示す断面図である。
【符号の説明】 1 半導体基板 2a 第1のnウェル 2b 第2のnウェル(第1導電型ウェル) 3a 第1のpウェル(第1の第2導電型ウェル) 3b 第2のpウェル(第2の第2導電型ウェル) 7b nMOSFET(メモリセル) なお、図中、同一符号を付した部分は、同一または相当
の要素を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊田 繁 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内 (72)発明者 宮本 博司 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内 (72)発明者 諸岡 毅一 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機 株式会社エル・エス・アイ研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板に形成された第
    1の第1導電型ウェルと、この第1の第1導電型ウェル
    と隣接して、前記半導体基板に形成された第2導電型ウ
    ェルと、前記第2導電型ウェル内において、この第2導
    電型ウェルに底面および周囲側面を囲まれて形成された
    第2の第1導電型ウェルと、この第2の第1導電型ウェ
    ル上に形成されたメモリセルとを備え、前記第2導電型
    ウェルには所定の極性の電源電圧レベルの電位が与えら
    れ、前記第1の第1導電型ウェルおよび前記第2の第1
    導電型ウェルには接地レベルの電位が与えられた、半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板と、この半導体
    基板の主面上に形成された、メモリセルおよび外部入力
    回路と、を備えた半導体記憶装置であって、前記半導体
    基板表面近傍には、第2導電型のウェルと、この第2導
    電型のウェルの内側に形成された第1導電型のウェルと
    を有し、前記外部入力回路は前記第1導電型のウェルの
    領域上に設けられ、前記メモリセルは前記第2導電型の
    ウェルの領域の外側に設けられ、前記第2導電型のウェ
    ルには所定の電源電圧レベルの電位が与えられ、前記第
    1導電型のウェルには接地レベルの電位または所定の基
    板電位が与えられた、半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板に形成された第
    1の第1導電型ウェルと、この第1の第1導電型ウェル
    の近傍に形成された第2の第1導電型ウェルと、前記第
    1の第1導電型ウェルおよび前記第2の第1導電型ウェ
    ルのそれぞれの底面および周囲側面を囲む第2導電型ウ
    ェルと、前記第1の第1導電型ウェル上に形成された外
    部入力回路と、前記第2の第1導電型ウェル上に形成さ
    れたメモリセルとを備え、前記第2導電型ウェルには所
    定の電源電圧レベルの電位が与えられ、前記第2の第1
    導電型ウェルには接地レベルの電位が与えられ、前記第
    1の第1導電型ウェルには接地レベルの電位あるいは所
    定の基板電位が与えられた半導体記憶装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6770950B2 (en) * 2001-11-15 2004-08-03 Ememory Technology Inc. Non-volatile semiconductor memory structure

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US6770950B2 (en) * 2001-11-15 2004-08-03 Ememory Technology Inc. Non-volatile semiconductor memory structure

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