JPH0567847A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0567847A
JPH0567847A JP22571391A JP22571391A JPH0567847A JP H0567847 A JPH0567847 A JP H0567847A JP 22571391 A JP22571391 A JP 22571391A JP 22571391 A JP22571391 A JP 22571391A JP H0567847 A JPH0567847 A JP H0567847A
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JP
Japan
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gold
semiconductor device
layer
semiconductor laser
indium
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Application number
JP22571391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Mori
義弘 森
Seiji Onaka
清司 大仲
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密着強度が十分で且つ放熱が良い半導体装置
が容易に歩留まり良く得る。 【構成】 半導体レーザ101の放熱側の表面にさらに
白金膜102を形成し、その上に選択的に金メッキ10
3を施し、次に金メッキされた面をインジウム半田10
5で放熱体104上に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザや発光ダ
イオード等の発光素子、受光素子、ホール素子、ハイパ
ワートランジスタ、集積回路等の半導体素子を組み込ん
だ半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子に電流を流すと内部の電気抵
抗により熱が生じる。この発熱は素子の寿命を縮めた
り、発光素子の場合その発光効率を落としたりする。よ
って放熱を良くする事は大変重要である。そのため、半
田剤を用いて素子を放熱体に直接ボンディングをしてい
る。この様子を半導体レーザを例に説明する。
【0003】図4は従来の半導体装置の製造方法の一部
を示す断面図である。301は半導体レーザである。3
02から304は蒸着で形成されたp型電極である。各
々は、302がクロムと金より成る金属層、303が白
金から成るバリア層、304が金から成る緩衝層であ
る。緩衝層はボンディング時のストレスを吸収する。ま
た、バリア層は緩衝層中の金原子が金属層に拡散するの
を防ぐ。305は蒸着で形成されたn型電極である。緩
衝層304の上にホトレジストでマスク306を形成す
る。この状態を示したのが同図(a)である。次に、緩
衝層304の露出した部分をエッチングし、続いてマス
ク306を除去する。この状態を示したのが同図(b)
である。緩衝層304の周辺部をエッチングしバリア層
303を露出させるのは、自動特性検査装置に素子を自
動認識させる為である。この種の装置は通常、白金の反
射率が金より小さい事を利用して、金のパターンを認識
し、そこにプローブをもって行く。次に、放熱体上のイ
ンジウムの上に緩衝層304が接する様に半導体レーザ
301を設置する。昇温してインジウムを溶かしてから
冷やすと、半導体レーザ301が固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の工程で
固定すると、半導体レーザの密着強度が不足するものが
頻発する。これは、緩衝層304とインジウムが部分的
にしか接着されていない為である。この様な場合、次工
程でn型電極305にワイヤを打つと、半導体レーザが
外れてしまう。また、動作時には放熱がされ難くなるの
で温度上昇が起こり、上記した様に素子の寿命を縮め且
つ発光効率を落としてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題に鑑み、本発
明は、半導体素子の放熱側の表面にさらに白金膜を形成
し、その上に選択的に金メッキを施し、次に金メッキさ
れた面をインジウム半田で放熱体上に接着するものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、金メッキされた面は歩留まり
良くインジウム半田に全面密着する。よって、密着強度
が十分で且つ放熱が良くなる。さらに、金表面に凹凸を
形成してから接着すると、密着強度と再現性はさらに向
上する。また、金メッキの周囲に白金を露出させてある
ため、この部分でインジウムをはじく。よって、インジ
ウムが側面へ這上がって半導体素子が短絡するのを、歩
留まり良く防ぐ事が出来る。
【0007】
【実施例】図1は、本発明による半導体装置の実施例を
示す断面図である。半導体レーザを例にあげている。1
01は半導体レーザであり、放熱側の表面に厚み100
ナノメートルの白金層102と金メッキによる厚み約1
から3ミクロンの金層103が形成されている。104
は銅或は鉄を主成分とする放熱体で錆による腐食を防ぐ
ため薄い金で覆われている。105は半田剤として用い
るインジウムである。インジウム105は約200℃か
ら250℃に昇温すると十分に溶ける。
【0008】インジウムは半田剤として良く知られた金
属であるが、上述の様に蒸着された金に対しては密着し
にくい。ところが、発明者らは実験の結果、メッキで形
成した金に対してはインジウムが全面に密着し、密着強
度も十分であることを見いだした。これは、メッキによ
る金は蒸着よりも結晶化が進んでいることによるもので
あろうと考えられる。さらに、金表面に細かい凹凸を作
ることによりさらに密着強度が上がることも分かった。
典型的な値は200グラム重以上である。これは、表面
積が増加することによると思われる。
【0009】さて、このように密着が良くなったために
生じる新しい問題がある。接着工程でインジウム半田が
表面張力により半導体レーザに吹い寄せられて来て、側
面を数ミクロンも這上がる様になる。半導体レーザのp
n接合は通常この辺りにあるので、電気的に短絡してし
まい不良になってしまう。これを防ぐために、金層10
3の周囲には白金層102を露出させる。白金はインジ
ウムをはじくので、側面への這上がりがなくなるのがそ
の理由である。白金とインジウムとの間には一般的に相
図(phase diagram)が存在しないので、合金化しにく
いことは容易に類推がつくが、上記したような200か
ら250℃程度の低温ではほとんど密着すらしないとい
うことは、従来知られていなかった。
【0010】よって、本発明による半導体装置のポイン
トをまとめると以下のようになる。半導体素子の放熱体
への直接ボンディングを容易にするインジウム半田に対
し、金メッキによる金を用いることにより十分な強度の
密着を得ると共に、周囲を白金にして側面へのインジウ
ムの這上がりを防ぐのである。
【0011】図1の説明を続ける。同図の106は金線
である。この金線と放熱体はn側とp側の配線を構成し
ている。さて、半導体レーザは活性層近傍から発熱す
る。活性層はレーザ光を発生する部分でありストライプ
状に延在している。図2(a)と(b)は、接着前の半
導体レーザの放熱側の表面を示す図である。102と1
03は図1と共通で、それぞれ白金層と金メッキによる
金層である。107は活性層を示している。表面より数
ミクロン奥にあるので破線で示している。(a)の場
合、金層103は活性層を完全に覆っているので、十分
な放熱が得られる。(b)の場合、金層103は活性層
をほぼ覆っている。(b)には及ばないものの、ほぼ十
分な放熱が得られる。この特徴は、へき開面108と1
09上を金層103が横切らないので、へき開が容易な
ことである。
【0012】図3は本発明による半導体装置の製造方法
の実施例を示す断面図である。図1の半導体レーザを例
にあげている。101は図1同様、半導体レーザであ
る。この上に白金層102を蒸着で形成する。次に、そ
の周囲を覆うようにホトレジスト201を形成する。こ
の状態で、金メッキをすると露出した白金の上に金が形
成される。これを、よう素とよう化カリウムの水溶液か
ら成るエッチング液でエッチングすると、金の主面のみ
が選択的にエッチングされ、深さ数ミクロンの細かい凹
凸が出来る。その後、ホトレジスト201を除去すると
(b)図の様になる。103は完成した金層である。も
ちろん、ホトレジスト201を除去してから金のエッチ
ングをしても良いが、金層103の側面もエッチングさ
れる。この場合、図2(a)、(b)に示したような金
の方形のパターンが崩れる恐れがあり、密着面積が減る
危険がある。この後、インジウム半田で放熱側の主面を
放熱体にボンディングし、他方の主面に金線を打つ。こ
の状態が、図1である。
【0013】本実施例では、半導体レーザを用いたが、
他の半導体素子に関しても同様の効果が得られるのは言
うまでもない。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、密着強度が十分で且つ
放熱が良い半導体装置が容易に歩留まり良く得られる。
この密着強度と再現性は、金表面に凹凸を形成するとさ
らに向上する。また、インジウムが側面へ這上がって半
導体素子が短絡するのを、歩留まり良く防ぐ事が出来
る。さらに本発明による製造方法に寄れば、露出した金
の主面のみに選択的に凹凸が出来、金のパターンが崩れ
る恐れが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の実施例を示す断面図
【図2】本発明による半導体装置の接着前の放熱側の表
面を示す図
【図3】本発明による半導体装置の製造方法の実施例を
示す断面図
【図4】従来の半導体装置の製造方法の一部を示す断面
【符号の説明】
101 半導体レーザ 102 白金層 103 金層 104 放熱体 105 インジウム 106 金線 107 活性層 108 へき開面 109 へき開面 201 ホトレジスト 301 半導体レーザ 302 金属層 303 バリア層 304 緩衝層 305 n型電極 306 マスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子の一主面に金メッキをする工程
    と、放熱体の上に形成されたインジウムを溶融し前記金
    と接着する工程を有する事を特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】半導体素子の一主面に白金の薄膜を形成す
    る工程と、前記薄膜の中央部に選択的に金メッキをする
    工程と、放熱体の上に形成されたインジウムを溶融し前
    記金と接着する工程を有する事を特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】金メッキで形成された金の表面に凹凸を作
    る工程を含むことを特徴とする請求項1または2に記載
    の半導体装置の製造方法。
JP22571391A 1991-09-05 1991-09-05 半導体装置の製造方法 Pending JPH0567847A (ja)

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