JPH0565847A - 内燃機関速度データの処理方法 - Google Patents

内燃機関速度データの処理方法

Info

Publication number
JPH0565847A
JPH0565847A JP4040511A JP4051192A JPH0565847A JP H0565847 A JPH0565847 A JP H0565847A JP 4040511 A JP4040511 A JP 4040511A JP 4051192 A JP4051192 A JP 4051192A JP H0565847 A JPH0565847 A JP H0565847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
threshold value
distribution
speed
surface roughness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4040511A
Other languages
English (en)
Inventor
Benjamin J Bradshaw
ベンジヤミン・ジエームス・ブラツドシヨウ
Michael Holmes
ミカエル・ホルムズ
Jones Russell Wilson
ラツセル・ウイルソン・ジヨーンズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZF International UK Ltd
Original Assignee
Lucas Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lucas Industries Ltd filed Critical Lucas Industries Ltd
Publication of JPH0565847A publication Critical patent/JPH0565847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M15/00Testing of engines
    • G01M15/04Testing internal-combustion engines
    • G01M15/11Testing internal-combustion engines by detecting misfire
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P11/00Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
    • F02P11/06Indicating unsafe conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の速度データを処理して路面粗さの
程度を指示する。 【構成】 内燃機関の速度変化が測定され、変化の分布
の非対称性が解析される。同非対称性はエンジンの不点
火を示す。エンジンの速度増加の関数としてスレショル
ド値が生成され、エンジン速度の低下値と比較され、分
布の非対称性を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の速度データ
を処理するための方法と装置に関する。かかる方法と装
置は、例えば、エンジンの不点火を検出し路面粗さの度
合を指示するために使用することができる。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の不点火を検出する公知の技術
は、エンジンのクランクシャフトの速度変化を測定し、
その変化を一もしくはそれ以上のスレショルド値と比較
している。例えば、複数のエンジン速度レンジの各々、
例えば1分あたり512回転(RPM)についてそれぞ
れの一定スレショルドを使用することができる。かくし
て、支配的なエンジン速度についてそれぞれの速度変化
がそれぞれのスレショルド値と比較され、もしスレショ
ルド値を上廻る場合、これはエンジン不点火を示すもの
と解決される。
【0003】それぞれのスレショルドの設定する場合、
過剰な数の為不点火と真の不点火を検出することができ
ないこととの間を妥協させる。エンジンクランクシャフ
トの速度は、例えばエンジンにより駆動された車両が粗
い路面やその他の路面上を移動する際のランダムノイズ
やエンジンに接続されるトランスミッションの駆動ライ
ン振動によってひきおこされる速度変化にさらされる。
同様にして、製造上その他の許容差のために、同一設計
によるエンジンの相違が速度変化による異なる振幅を呈
する可能性がある。更に、エンジンの経時効果が速度変
化の振幅を変化させる虞れがある。もしスレショルド値
が余りに低く設定されると、これらの影響の全てによっ
て誤って不点火が検出される数が過大になる。即ち、エ
ンジンが不点火でない場合にも不点火が誤って検出され
る数が大きくなる。
【0004】誤って不点火が検出される回数の過大な増
加を回避するためにはスレショルド値は、検出がこれら
の影響から実質上免れるように十分高く設定する必要が
ある。しかしながら、もしスレショルド値が余りに高い
値に設定されると、この手法は相当数のエンジン不点火
を検出することができない場合がある。理論上は各エン
ジンは意図的に不点火を導入し、許容可能な検出性能を
提供するようにそれぞれのスレショルド値を設定するこ
とによってテストすることができるが、このことは商用
のエンジン生産には実際的ではなく、何れにせよ、エン
ジンの老化や路面の粗さの如き上記の種々の効果を考慮
に入れることはできない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の面によれ
ば、エンジン速度の変化を測定し、エンジン速度変化の
分布を分析し、その分析結果に応じて所定行動を取るこ
とより成る内燃機関速度データの処理方法が提供され
る。本発明の第2の面によれば、エンジン速度の変化を
測定する手段と、エンジン速度変化の分布を分析する手
段と、その分析結果に応じて所定行動をとる手段とより
成る内燃機関速度データを処理する装置が提供される。
【0006】分布解析は分析の非対称性の度合を分析
し、行動をとる段階は、その非対称性の度合いが所定程
度を上廻る場合にエンジンの不点火を報知することより
成る。エンジンの不点火はエンジン速度変化の分布に検
出可能な非対称度を惹起することが判った。殊に、速度
減少の数と(又は)大きさは速度増大の数と(又は)大
きさを上廻る。エンジン不点火によってひきおこされる
非対称度は他の原因に起因する何れの非対称度よりも実
質上大きく、従って、かかる非対称性の検出によって比
較的信頼性のおけるエンジン不点火の目安を得ることが
できる。
【0007】非対称度はスレショルド値を速度増加の関
数として生成させ速度増加の大きさをそのスレショルド
値と比較することによって判断することができる。スレ
ショルド値は基礎スレショルド値と現在スレショルド値
を上廻る速度増加と現在スレショルド値間の差の第2の
関数の和として生成される。スレショルド値は全てのエ
ンジン条件について使用することができる。あるいは異
なるエンジン条件に対応する複数のスレショルド値が存
在することもできる。それぞれのスレショルド値に対す
る関数は、例えば減衰時定数について同一もしくは変化
することができる。
【0008】エンジン不点火の報知によって可視形又は
音響指示を、例えば車両のドライバーに与えることもで
きる。その代わり、又はその他に、信号報知をエンジン
管理系統によって使用して不点火を減少又は除去する治
療行動を試みることができる。更に、不点火の数はエン
ジン運転に関する他のデータと関連して保存し、後にエ
ンジンの故障と性能を診断するために役立てることがで
きる。
【0009】解析は例えば分布の標準偏差のような偏差
を判断することから成り、取られる行動はその偏差によ
って表面粗さの度合いを報知することから成る。かくし
て車輪のついた車両を駆動する内燃機関の場合、車両が
走行中の路面の粗さに関する情報を提供することができ
る。エンジン速度変化の分布幅は路面の粗さの尺度を提
供するために使用できることが判った。比較的なめらか
な路面では速度変化の分布は比較的狭いが、比較的粗い
路面の場合にはその分布は相当広範囲になる。分布幅は
路面粗さの程度を量的に表示するために判断することが
できる。その代わり、分布幅は表面粗さが複数の粗さ範
囲のうちの何れかにあるかどうかを示すために一つもし
くはそれ以上のスレショルドレベルと比較することがで
きる。
【0010】表面粗さの程度は種々の目的で使用するこ
とができる。例えば、この情報はアンチロックブレーキ
装置と(又は)牽引制御装置に供給してその動作に影響
を及ぼすことができる。表面粗さの程度は単独又は他の
パラメータと共に使用して表面摩擦の尺度を与えるよう
にすることができる。従って、アンチロックブレーキ制
御に対する車輪のスリップと(又は)牽引制御に対する
車輪スピンを検出するための検出スレショルドに影響を
及ぼすために使用することができる。
【0011】エンジン不点火の検出と路面粗さの検出と
は互いに独立に実行するか、同一のシステム内で実行す
ることができる。エンジン管理システムは、全体として
マイクロコントローラシステムに基づいており、エンジ
ンクランクシャフト速度トランスジューサと共働する。
かかるマイクロコントローラはハードウエアをあまり、
あるいは変更せずに不点火と(又は)路面粗さを検出で
きるように構成することができる。その代わり、ソフト
ウエアを制御するマイクロコントローラはこれらの機能
を殆んどコストを増加させることなく提供するように改
善することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に即して本発明の実施例を説明す
る。図1に破線で示す曲線は所定エンジン速度における
正規運転中とエンジン不点火が存在しない場合の内燃機
関のエンジン速度変化の分布を表わし、速度変化の値に
対する速度変化の発生の測定数は小さな×印で示す。
【0013】実線で示す曲線はエンジンの35回の点火
サイクル毎に一回発生する意図的に導入された不点火に
対するエンジン速度変化の分布を示す。測定速度変化の
発生回数は速度偏差の値に対比して小さな円で示す。不
点火が存在しないと、速度変化の分布は速度ゼロの偏差
平均値の周囲に実質上対称形となっている。然しなが
ら、不点火のエンジンの場合、分布は不点火でない分布
の場合よりも低い偏差ゼロの平均値の高さと非対称形で
平均値の下方に現われる「サイドローブ(側葉)」と非
対称形になっている。
【0014】図面には示されていないが、それぞれの場
合における平均値からの偏差の大きさは内燃機関により
駆動される車輪付車両に対する路面粗さの程度を示すこ
とが判った。ピーク平均値の高さを測定することによっ
て不点火を発見することが可能であるが、かかる測定値
は比較的多数の速度変化測定値に依存するため、かかる
手法に基づく不点火の検出は比較的に緩慢であろう。更
に、分布におけるこのピークの高さは路面の質に影響を
受ける。然しながら、非対称性は以下に述べる手法によ
って比較的迅速に検出できるから、エンジン不点火を検
出するためのより有効で実際的な手法を提供する。更
に、この手法は路面の粗さには実質上影響を受けること
はない。
【0015】図2はそのクランクシャフトがトランスミ
ッション3を介して車両の車輪2を駆動する内燃機関1
を線図で示す。エンジンクランクシャフト速度トランス
ジューサはエンジンクランクシャフトに固定された歯切
り金属ホイールの如き測定ホイール4と、同ホイール4
と共働する可変リラクタンストランスジューサの如きセ
ンサ5より構成される。センサ5の出力はエンジン不点
火と路面粗さ検出器6の入力に接続される。検出器6の
動作は以下に述べる。
【0016】検出器6はエンジン管理系統に接続される
出力7に不点火検出信号を提供する。但し、検出器6は
エンジン管理系統8内に組込むことができる。エンジン
管理系統8はエンジン動作点の変更の如き検出器7から
受取った不点火検出に呼応して所定行動をとるように構
成される。上記検出器7は不点火の表示を車両ドライバ
ーに提供し、対応するエンジン運転パラメータと共に不
点火検出の記録を保存し、後に診断用に役立てる。
【0017】検出器6は出力9と10に路面粗さの信号
を提供する。出力9はアンチロックブレーキ系統11に
接続されるが、出力10は牽引制御系統12に接続され
る。アンチロックブレーキ系統11と(又は)牽引制御
系統12はエンジン管理系統又は車両系統の一部として
具体化することも、別個に具体化することもできる。例
えば、アンチロックブレーキ系統11は車両車輪の速度
を基準速度と比較して車輪速度差信号を形成する。同信
号はその後スリップスレショルド値と比較されアンチロ
ックブレーキ制御を行う。スリップスレショルド値は検
出器6の出力9から供給された路面粗さ信号によって影
響を受ける。
【0018】牽引制御系統12は被駆動車輪の速度を基
準速度と比較してスピンスレショルド値と比較される速
度差を形成し車輪スピンを検出する。スレショルド値は
検出器6の出力10から受取った信号によって影響を受
けることがある。牽引制御系統12は過大な車輪のスピ
ンが検出された時、例えば、エンジン管理系統8によっ
てエンジン出力要求を変更し(又は)トランスミッショ
ン3内に車輪ブレーキ又は差動ロックをかけることによ
って牽引を制御する。
【0019】図3は図2の検出器6によって行われるエ
ンジンの不点火検出を示す。20でエンジン速度はセン
サ5によって供給される信号から読取られ、21でエン
ジン速度の偏差もしくは変化Dが先行する運転サイクル
中に得られるエンジン速度の示盛から現在の速度の示盛
を減ずることによって決定される。その代わりに、ステ
ップ20はヨーロッパ特許出願0442687号に開示
されたアルゴリズムの何れかを実行することができる。
【0020】22では、エンジン速度偏差はゼロと比較
され、もしそれがゼロよりも小さいかそれに等しい場合
には、偏差係数は23でスレショルドと比較される。も
し偏差の係数がスレショルドよりも小さい場合には、制
御は24と25を介して検出ルーチンの最後に移り、他
の関数が実行されるか、制御はステップ20へ戻り、後
続するエンジン速度の読取りを待機する。もし速度偏差
係数がスレショルドを上廻る場合には、不点火検出の数
は26で増分され、制御は24と25を介して戻る。
【0021】もし速度偏差がゼロよりも大きい場合に
は、速度偏差Dと例えば1、3に等しい定数Mの積が形
成され、27でスレショルド値と比較される。もし積が
スレショルド値を上廻る場合には、スレショルド値の以
前の値は28で積D、Mと置換され、制御は29と25
を介して戻り、その際、スレショルド値の新しい値は後
続のサイクルに対して使用される。もし積が27でスレ
ショルド値よりも小さければ、スレショルド値は30で
基礎値方向へ減衰する。殊に、スレショルドは基礎値
と、時定数9と現在スレショルド値と基礎値間の差の積
をプラスしたものに等しく設定される。例えば、定数a
の値は1023/1024に等しくすることができる。
その後、制御は29と25を介して移行し、スレショル
ドの低下値は後続の運転サイクルに対して使用される。
【0022】図2と3に示す装置の動作を異なるエンジ
ン運転方式についてグラフ4〜11に示す。図4と5は
1%の不点火、即ち、100回のエンジン点火サイクル
中の1点火サイクルについて発生する不点火に対する7
00RPMのエンジン速度での動作を示す。図4は破線
40によって図3に示す方法の諸段階に使用されるスレ
ショルド値の決定を示す。スレショルド値は増加値と定
数M(本例では1、3の値を有する)の積が現存のスレ
ショルド値を上廻るように正の速度偏差、即ち、速度増
加値が測定されるまで時と共に基礎値方向へ減衰する。
【0023】かかる速度増加の各々についてスレショル
ドは速度増加値と定数Mの積の新たな値に設定され、そ
の後、次のかかる速度増加値が測定されるまで時と共に
減衰しはじめる。かくして、スレショルド値40はエン
ジン速度の最大正偏差値の尺度を提供し、負のエンジン
速度偏差値、即ち、減少値と比較され、エンジン不点火
を検出する。
【0024】図5は図4におけると同一の時間軸に対す
るエンジン不点火の検出数を示す。かくして、テスト期
間中のエンジン不点火は全て正確に検出され、誤った不
点火の検出は行われない。図6と7は図4と5に対応す
るが、エンジン不点火は存在しない。エンジン速度は再
び700RPMである。スレショルド値は破線60によ
り示され、不点火検出数、即ち、負の速度偏差値がスレ
ショルドよりも大きな事象の数は図7に示されている。
【0025】これは誤った不点火検出を示し、1分の時
間にわたるかかる検出の数は10であった。この誤った
不点火検出の割合は許容可能であり、不点火検出率は所
定割合と比較して誤った不点火検出に対応する比較的低
い割合を無視する。かくして、スレショルド値を正の偏
差値に適応させることによって、一定スレショルド値を
使用する公知の方式の場合よりもずっと大きな確実性を
もって不点火を検出することができる。
【0026】図8と9は、同方法が5500RPMの実
質上一定のエンジン速度で実行された点を除けばそれぞ
れ図4と図5に相当する。同様にして、図10と図11
は5500RPMのエンジン速度についてそれぞれ図6
と図7に相当する。図9に示すように、エンジン不点火
は確実に検出されたが、図11に示すように、誤った不
点火の検出はほとんど完全に除去されている。
【0027】より信頼性のある方式を提供するために、
エンジン速度レンジはそれぞれが512RPM幅でそれ
自身の不点火検出スレショルド値を有する複数のサブレ
ンジに分割することが望ましい。かかる方式を実施する
には図3に示す操作をそれぞれの速度レンジについて異
なるスレショルド値、恐らく異なる定数Mとaの値と共
に実行する。それらの値はセンサ5により測定されるよ
うなエンジン速度に従って選択する。この場合、定数a
はエンジン速度が対応する速度レンジ内にある場合にの
みスレショルド値を基礎値方向へ減衰させる時定数を表
わすことになろう。その代わり、ステップ30はステッ
プ30が実行される毎に全ての速度レンジに対応する全
てのスレショルド値に関して実行することができよう。
【0028】そのことによって時間に対してより均一に
作用する指数関数的減衰が提供されることになる。もう
一つの実施例では、エンジン速度/エンジン負荷面はエ
ンジン速度とエンジン負荷によって取組まれ異なるスレ
ショルド値、恐らく異なる定数Mとaを有する複数の領
域に分割される。もう一つの変形では、不点火検出スレ
ショルド値は、それぞれの均一な間隔を有する所定エン
ジン速度に割当てられ、先の段落に述べたように導出さ
れる。然しながら、エンジン速度サブレンジ間に発生す
るスレショルド値の断絶を回避するために、それぞれの
実際のエンジン速度のスレショルド値は導出されたスレ
ショルド値から補間することによって取得される。例え
ば、それぞれの実際のエンジン速度におけるスレショル
ド値は実際のエンジン速度の直ぐ上下の所定速度におけ
る導出スレショルド値から線形補間することによって得
られる。
【0029】かくして、図3に示すようなエンジン不点
火を検出するための装置2の動作はすこぶる低い不点火
誤検出レベルで実際のエンジン不点火を確実に検出する
ことができる。これは内燃機関の速度偏差値の分布の非
対称性を迅速に検出する手法によって達成され、かかる
非対称性がエンジン不点火に対して存在し確実な不点火
検出を可能にするという発見にもとづいている。
【0030】本文では詳述しなかったが、エンジン速度
偏差の分布幅は路面粗さ、例えば、車両が走行中の地面
を判断するために使用することもできる。例えば、負の
スレショルド値を正のスレショルド値がステップ27,
28,30で形成されるのと同一の方法で形成し、正負
スレショルド間の差を用いて路面粗さを評価することも
できる。負のスレショルド値を生成するためのかかるス
テップは図3のステップ23と26の代わりに実行する
こともできる。その際、ステップ25は減算ステップを
置換するか、ステップ25が再び正負スレショルド値間
の差を形成するようにしてステップ23と26の前後に
実行し、不点火と路面粗さの程度を同時に検出するシス
テムを提供するようにすることもできる。
【0031】上記の如く、路面の粗さの知識は、アンチ
ロックブレーキと牽引制御系統によって使用して車輪の
スリップと車輪のスピンスレショルド値を変更するよう
にすることができる。路面の粗さは一定の状況では路面
の摩擦係数に相当するが、大きな路面粗さは車輪の加速
度と減速度を大きくし、車輪のスリップやスピンを誤っ
て表示する恐れがある。
【0032】従って、比較的粗い路面については車輪ス
リップやスピンのスレショルド値を大きくして、誤った
検出に対する免疫性を与え、アンチロック制動と牽引制
御を可能にするようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン速度変化の分布を示すグラフ図であ
る。
【図2】本発明の実施例を構成する装置の概略ブロック
線図である。
【図3】図2の装置の動作の一部を示す流れ線図であ
る。
【図4】最初のエンジン速度において意図的に導入され
たエンジン不点火について時間に対するエンジン速度変
化のプロットを示すグラフ図である。
【図5】図4の意図した不点火について図2の装置によ
り提供される不点火検出数を示す図である。
【図6】エンジン不点火を意図しない図4のグラフに相
当するブラフ図である。
【図7】図6に示す条件において図5に類似のグラフ図
である。
【図8】それぞれ異なるエンジン速度について図4〜図
7に対応する図である。
【図9】それぞれ異なるエンジン速度について図4〜図
7に対応する図である。
【図10】それぞれ異なるエンジン速度について図4〜
図7に対応する図である。
【図11】それぞれ異なるエンジン速度について図4〜
図7に対応する図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 車輪 3 トランスミッション 6 エンジン不点火/路面粗さ検出器 8 エンジン管理系統 11 アンチロックブレーキ系統 12 牽引制御系統
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベンジヤミン・ジエームス・ブラツドシヨ ウ イギリス国 ウエスト・ミツドランズ、ソ リハル、シヤーレイ、バーマン・ロード 42 (72)発明者 ミカエル・ホルムズ イギリス国 ウエスト・ミツドランズ、ソ リハル、ドリツジ、キングスコート・ロー ド 12 (72)発明者 ラツセル・ウイルソン・ジヨーンズ イギリス国 ストラツドフオード・オン・ エイボン、シヨツテリー、モンゴメリー・ クローズ 6

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン速度の変化を測定し、エンジン
    速度変化の分布を解析し、その解析の結果に基づいて所
    定行動をとることより成る内燃機関速度データの処理方
    法。
  2. 【請求項2】 分布の解析が分析の非対称度を解析し、
    行動をとるステップが非対称度が所定程度を上廻る場合
    にエンジンの不点火を報知することより成る請求項1の
    方法。
  3. 【請求項3】 非対称度がスレショルド値を速度変化の
    第1の関数として生成し、速度減少の大きさをそのスレ
    ショルド値と比較することによって決定される請求項2
    の方法。
  4. 【請求項4】 スレショルド値が基礎スレショルド値
    と、現在スレショルド値を上廻る速度増加値と現在スレ
    ショルド値間の差の第2の関数との和として生成される
    請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 第2の関数が時と共に減衰する請求項4
    の方法。
  6. 【請求項6】 行動をとるステップがエンジン不点火の
    表示を与える請求項2〜5の何れかの方法。
  7. 【請求項7】 行動をとるステップがエンジンの不点火
    を減ずる治癒行動をとることより成る請求項2〜6の何
    れかの方法。
  8. 【請求項8】 行動をとるステップがエンジン不点火の
    記録を保存することより成る請求項2〜7の何れかの方
    法。
  9. 【請求項9】 分布の解析が分布の偏差を判断し、行動
    をとるステップがその偏差に応じて路面粗さの程度を報
    知することより成る請求項1の方法。
  10. 【請求項10】 分布の解析が更に分布の偏差を判断
    し、行動をとるステップが更に同偏差に応じて路面粗さ
    の程度を報知することより成る請求項2〜8の何れかの
    方法。
  11. 【請求項11】 エンジン速度の変化を測定する手段を
    有する内燃機関の速度データの処理装置において、エン
    ジン速度変化の分布を解析する手段と、同解析の結果に
    基づいて所定の行動をとる手段と、を有する前記処理装
    置。
  12. 【請求項12】 解析手段が分布の非対称度を解析する
    手段を備え、行動をとる手段が、非対称度が所定程度を
    上廻った時にエンジンの不点火を報知する手段を備える
    請求項11の装置。
  13. 【請求項13】 速度増加の第1の関数としてスレショ
    ルド値を生成する手段と、速度減少の大きさをスレショ
    ルド値と比較する手段とを特徴とする請求項12の装
    置。
  14. 【請求項14】 スレショルド値生成手段が基礎スレシ
    ョルド値と、現在スレショルド値を上廻る速度増加値と
    現在スレショルド値間の差の第2の関数との和としてス
    レショルド値を生成させる手段を備える請求項13の装
    置。
  15. 【請求項15】 行動をとる手段がエンジン不点火の記
    録を保存する手段を備える請求項12〜14の何れかの
    装置。
  16. 【請求項16】 解析手段が分布の偏差を判断する手段
    を備え、行動をとる手段が同偏差に応じて路面粗さの程
    度を報知する手段を備える請求項11の装置。
  17. 【請求項17】 解析手段が更に分布の偏差を判断する
    手段を備え、行動をとる手段が、更に同偏差に応じて路
    面粗さの程度を報知する手段を備える請求項12の装
    置。
JP4040511A 1991-02-01 1992-01-31 内燃機関速度データの処理方法 Pending JPH0565847A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB919102232A GB9102232D0 (en) 1991-02-01 1991-02-01 Method of and apparatus for processing internal combustion engine speed data
GB9102232-7 1991-02-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0565847A true JPH0565847A (ja) 1993-03-19

Family

ID=10689399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4040511A Pending JPH0565847A (ja) 1991-02-01 1992-01-31 内燃機関速度データの処理方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5592388A (ja)
EP (1) EP0497475B1 (ja)
JP (1) JPH0565847A (ja)
DE (1) DE69228959T2 (ja)
GB (1) GB9102232D0 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9200920D0 (en) * 1992-01-16 1992-03-11 Lucas Ind Plc Method of and an apparatus for misfire and rough road detection
DE59303583D1 (de) * 1993-04-27 1996-10-02 Siemens Ag Verbrennungsaussetzererkennung mit Schlechtwegerkennung
IT1260957B (it) * 1993-08-04 1996-04-29 Fiat Ricerche Procedimento e sistema per la rilevazione di mancate combustioni in motori a combustione interna.
JP3477967B2 (ja) * 1995-12-25 2003-12-10 日産自動車株式会社 診断装置
US6216678B1 (en) * 2000-01-19 2001-04-17 Ford Global Technologies, Inc. Method and apparatus for generating and identifying misfires
US8060275B2 (en) * 2007-01-19 2011-11-15 Ford Global Technologies, Llc Rough road detection system used in an on-board diagnostic system
US7950273B2 (en) * 2007-11-09 2011-05-31 GM Global Technology Operations LLC Engine misfire and rough road detection systems and methods
US8538626B2 (en) 2011-09-15 2013-09-17 General Electric Company Systems and methods for diagnosing an engine
US9447745B2 (en) * 2011-09-15 2016-09-20 General Electric Company System and method for diagnosing an engine
US9606022B2 (en) 2012-08-31 2017-03-28 General Electric Company Systems and methods for diagnosing engine components and auxiliary equipment associated with an engine
JP6804583B2 (ja) * 2019-04-05 2020-12-23 三菱電機株式会社 エンジン失火検出装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4424709A (en) * 1982-07-06 1984-01-10 Ford Motor Company Frequency domain engine defect signal analysis
US4532592A (en) * 1982-12-22 1985-07-30 Purdue Research Foundation Engine-performance monitor and control system
US4509484A (en) * 1983-05-16 1985-04-09 General Motors Corporation Closed loop lean air/fuel ratio controller
US4697561A (en) * 1985-04-15 1987-10-06 Purdue Research Foundation On-line engine torque and torque fluctuation measurement for engine control utilizing crankshaft speed fluctuations
JP3085382B2 (ja) * 1989-08-25 2000-09-04 株式会社日立製作所 内燃機関の燃焼状態制御方法
JPH03235709A (ja) * 1990-02-09 1991-10-21 Japan Electron Control Syst Co Ltd 車両のサスペンション制御装置
EP0442687B1 (en) * 1990-02-14 1998-04-15 Lucas Industries Public Limited Company Method of and apparatus for detecting misfire
US5200899A (en) * 1990-04-20 1993-04-06 Regents Of The University Of Michigan Method and system for detecting the misfire of an internal combustion engine utilizing angular velocity fluctuations
US5041980A (en) * 1990-06-04 1991-08-20 Caterpillar Inc. Method and apparatus for producing fault signals responsive to malfunctions in individual engine cylinders
US5044194A (en) * 1990-08-24 1991-09-03 Ford Motor Company Misfire detection in an internal combustion engine
US5044195A (en) * 1990-08-24 1991-09-03 Ford Motor Company Misfire detection in an internal combustion engine
GB9200920D0 (en) * 1992-01-16 1992-03-11 Lucas Ind Plc Method of and an apparatus for misfire and rough road detection

Also Published As

Publication number Publication date
GB9102232D0 (en) 1991-03-20
EP0497475A3 (en) 1993-08-18
DE69228959D1 (de) 1999-05-27
EP0497475A2 (en) 1992-08-05
DE69228959T2 (de) 1999-08-19
US5592388A (en) 1997-01-07
EP0497475B1 (en) 1999-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3095836B2 (ja) タイヤデフレーションの検出方法
JP3129454B2 (ja) 車輌に装着された減圧タイヤの検出方法
US5502433A (en) Method and device for detecting hydroplaning conditions for vehicle tires
JPH02201240A (ja) 自動車の質量検出装置
US7415872B2 (en) Method and code for determining characteristic of road surface beneath moving vehicle
JPH04224447A (ja) 車道と駆動している車両の車輪のタイヤとの間の摩擦結合を監視する方法
JPH10193931A (ja) タイヤの空気圧低下警報装置
JPH09104210A (ja) 車両の車輪減圧判定装置
JPH0565847A (ja) 内燃機関速度データの処理方法
KR100381491B1 (ko) 견인력제어시스템
US5311773A (en) Method of and an apparatus for misfire and rough road detection
JPH10253406A (ja) 検出手段異常判別装置
JPH07112659A (ja) 路面摩擦係数推定装置
JP4040096B2 (ja) 電磁妨害雑音を検知する装置
JPH07279734A (ja) 車両の悪路走行検出装置及び車両用エンジンの失火検出装置
US5357788A (en) Misfire detection system for an internal combustion engine
JPH077002B2 (ja) 回転数センサ異常検出装置
US6525529B2 (en) Method and apparatus for detecting broken teeth in a pulse signal of a wheel speed sensor for an ABS vehicle stabilization system
KR100530442B1 (ko) 회전속도신호를변화및/또는평가하기위한시스템
US4992945A (en) Method and apparatus for distinguishing skidding wheels of a vehicle from drive train vibrations
JP3146733B2 (ja) タイヤ空気圧検知装置
US6675653B2 (en) Method and system for detecting drive train vibrations
US6909949B2 (en) Method and arrangement for detecting a pressure loss of tires in motor vehicle
KR970009631B1 (ko) 회전속도감지기의 작용능력 모니터방법
JP3427474B2 (ja) 回転センサ異常検出装置