JPH0565520A - 製鋼用アーク炉およびその出鋼方法 - Google Patents

製鋼用アーク炉およびその出鋼方法

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JPH0565520A
JPH0565520A JP3248489A JP24848991A JPH0565520A JP H0565520 A JPH0565520 A JP H0565520A JP 3248489 A JP3248489 A JP 3248489A JP 24848991 A JP24848991 A JP 24848991A JP H0565520 A JPH0565520 A JP H0565520A
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furnace
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steelmaking
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Takahiko Sawara
崇彦 佐原
Masaaki Onishi
公明 大西
Hidefusa Haga
英興 芳賀
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Topy Industries Ltd
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラグを炉内に残したまま溶鋼を取出すため
の構造および出鋼方法の提供。 【構成】 出湯口30の位置を、炉体を15−40度傾
斜させたとき溶湯に浸漬され35−40度傾斜させたと
き鋼浴の最深部に位置する位置とし、耐火製出湯口チュ
ーブ28を炉のシルレベルに対して25−30度傾斜さ
せた製鋼用アーク炉。出湯において、全出湯量の半分ま
では傾動角度20度以下で出湯を行い、残り半分は傾動
角度35−40度の範囲で出湯を行い、炉内に残る溶湯
が10−20%となった時点で、炉体を速やかに水平に
戻す出鋼方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ティースパウト方式の
出鋼樋を備えた製鋼用アーク炉、およびその出鋼方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】製鋼用アーク炉の出湯方式には、(イ)
図6に示すような、炉側面2に取りつけられた出湯樋
4を経て取鍋に受鋼する樋出鋼方式、(ロ) 図7に示
すような、炉底6から溶鋼を出湯するボトムタッピング
方式、(ハ) 図8に示すような、出湯樋8の取付け角
度を大きくとったティースパウト方式、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記(ハ)のティース
パウト方式において、スラグを炉内に残して取鍋に流出
させないためには、(1) 出湯口の位置、口径、角度
を適正に設定することが必要であり、(2) さらに、
出湯時の炉体の傾動操作を適正に行わなければならな
い。本発明は、これらの点に関して、その適正範囲を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る製鋼用アーク炉およびその出鋼方法は、
次の通りである。ティースパウト方式の出鋼樋を備えた
製鋼用アーク炉において、出湯口の位置を、出湯に際し
て、炉体を15−40度傾斜させたとき炉内の溶湯の中
に浸漬される位置とするとともに、炉体を35−40度
傾斜させたとき鋼浴の最深部に位置する位置とし、出湯
口の口径を、直径150−250mmの範囲に設定し、
炉内から樋に至る出湯口の流路を耐火物製チューブで構
成し、該耐火製チューブを、炉のシルレベルに対して2
5−30度の範囲で傾斜させた、ことを特徴とする製鋼
用アーク炉。ティースパウト方式の出鋼樋を備え、出湯
口の位置を、出湯に際して、炉体を15−40度傾斜さ
せたとき炉内の溶湯の中に浸漬される位置とするととも
に、炉体を35−40度傾斜させたとき鋼浴の最深部に
位置する位置とし、出湯口の口径を、直径150−25
0mmの範囲に設定し、炉内から樋に至る出湯口の流路
を耐火物製チューブで構成し、該耐火製チューブを、炉
のシルレベルに対して25−30度の範囲で傾斜させ
た、製鋼用アーク炉における出鋼方法において、全出湯
量の約半分までは炉体の傾斜角度を20度以下にして出
湯を行い、残り半分の出湯時には、炉体を20度から速
やかに傾動させて、35−40度の範囲で出湯を行い、
炉内に残る溶湯が10−20%となった時点で、炉体を
速やかに水平にもどす、ことを特徴とする製鋼用アーク
炉の出鋼方法。
【0005】
【作用】上記の構成をもつ製鋼用アーク炉を用い、上記
の出鋼方法にて出鋼を行えば、スラグを炉内に残したま
ま溶鋼のみを取鍋に取出すことができ、しかも炉体の冷
却パネル等を損傷することもない。
【0006】
【実施例】図1−図2は本発明の一実施例に係る製鋼用
アーク炉を示しており、図3−図5はその製鋼用アーク
炉を用いた出鋼方法を示している。
【0007】図1−図2において、アーク炉10は炉底
12、炉側壁で炉底と同様の構造を有する炉側壁下部1
4、炉側壁で水冷パネルから成る炉側壁上部16、炉側
壁下部14に取付けられた出鋼樋18から成る。
【0008】アーク炉10の炉底12は、鉄板の炉殻2
0、この炉殻20の内側に耐火レンガで構築された炉底
22、炉底22の上に耐火物のスタンピングで構築され
た炉床24から成る。
【0009】アーク炉10の側壁は、湯面(鋼浴シルレ
ベル)より200−400mmより下側の炉側壁下部1
4が炉底と同じ構成とされ、それより上側の炉側壁上部
16は、炉殻20に水冷パネル26を支持させた構造か
ら成る。
【0010】出鋼樋18は、炉側壁の下側の部分14で
炉内と連通するように設けられる。出鋼樋18は、炉側
壁の下側の部分14を貫通するように設けられた耐火物
から成る出鋼口チューブ28によって、炉内と連通され
る。
【0011】出湯口30(出鋼口チューブ28の炉内側
への開口端)の位置は、出湯に際して、炉体を15−4
0度傾斜させたとき炉内の溶湯の中に浸漬される位置と
されるとともに、炉体を35−40度傾斜させたとき鋼
浴の最深部に位置する位置とされている。
【0012】15−40度の数値をとる理由は、炉体傾
斜が約15度で出鋼が始められ、出鋼の最終段階で約4
0度に炉体が傾斜されるので、出鋼の始めから終りま
で、出湯口30が溶鋼中にあり、上面のスラグに出湯口
30がさらされないようにするためである。たとえば、
もし炉体を15度傾ける前に溶鋼表面がくる位置に出湯
口30を設けると、出湯初期に表面にあるスラグが取鍋
に流れ出てしまうので、そのような事態を避けるためで
ある。
【0013】また、35−40度の数値の理由は、出湯
の最終段階で、炉体はこの角度範囲に在る角度に傾けら
れるので、そのときにも出湯口が鋼浴の最深部にあっ
て、スラグが取鍋に流れ出ないようにするためである。
【0014】また、出湯口の口径は150−250mm
に選定されている。その理由は、150mmより小径だ
と溶湯が流れ出るのに時間がかかりすぎるからであり、
また250mmより大だと溶湯の流れが速すぎてスラグ
を巻き込むおそれがあるからである。
【0015】炉内から出鋼樋18に至る出鋼口チューブ
28は、耐火物製のチューブから成るが、その角度は炉
のシルレベルに対して、したがって水平面に対して25
−30度の範囲に選定されている。その理由は、出湯に
あたって、スラグを流出させないためである。すなわ
ち、炉のシルレベルに対して出鋼口チューブ28を25
−30度傾けておけば、出湯初期に炉体を15−20度
傾けたときにも、出湯口30はなおスラグより下側の鋼
浴中に位置し、出湯初期のスラグの流出が防げる。
【0016】つぎに、上記装置を用いて実施される本発
明の出鋼方法(したがって、上記本発明装置の作用でも
ある)を、図3−図5を参照して説明する。出鋼するに
は、炉体を15度以上に傾ける。図3は炉体を10度傾
けた状態を示しており、傾動角度10度では溶湯は流出
しない。
【0017】出鋼するために、まず、図4に示すよう
に、炉体を15−20度に傾動させ、20度以下で全出
湯量の約半分までの出湯を行う。傾動角度20度以下で
はスラグは流出しないのでゆっくり傾動すればよい。出
鋼初期に20度以上傾動すると、水冷パネル26を溶損
するので、20度以上の傾動は許されない。
【0018】つぎに、鋼板の出湯時には、図5に示すよ
うに、炉体を20度から速やかに傾動させ、35−40
度の範囲で出湯を行う。この間は20度から連続的に傾
動を緩慢に大にしていってもよいが、傾動が遅れるとス
ラグが流出するので、スラグ流出防止上速やかに35−
40度にするのが望ましい。また、35−40度傾けて
も出鋼口は鋼浴最深部にあるので、鋼浴が全量出てスラ
グのみが炉内に残っている状態になるまでは、スラグが
流出することはない。
【0019】炉内に残る溶湯が10−20%となった時
点で炉体を速やかに水平にもどし、10−20%の溶湯
を炉内に残したまま流動を停止させる。これによって、
スラグは全量が炉内に残り、スラグが溶鋼とともに取鍋
に流出することはない。
【0020】なお、上記説明においては、製鋼用アーク
炉を例にとって説明したが、本発明は製鋼用アーク炉に
限らず、金属溶解炉全搬に応用可能であり、本発明の製
鋼用アーク炉の概念の中に金属溶解炉を含むものとす
る。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を得る。 (イ) スラグを炉内に残して取鍋に流出させないよう
にすることができる。 (ロ) そのための、製鋼用アーク炉の出鋼樋近傍の構
造の適正範囲および出鋼方法の適正仕様を提供できた。 (ハ) スラグの流出を防止して、後工程における2次
精錬の効率を高め、さらに鋼材の品質を向上させる。 (ニ) 既存の樋出鋼方式のアーク炉を、大きな設備改
造を伴うことなく、ティースパウト方式の炉に変更でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る製鋼用アーク炉の出湯
口近傍部分の断面図である。
【図2】図1の出湯口近傍の炉内から見た正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係る製鋼用アーク炉の出鋼
方法における炉体傾動角度10度の炉体および溶湯断面
図である。
【図4】炉体傾動角度20度の炉体および溶湯断面図で
ある。
【図5】炉体傾動角度40度の炉体および溶湯断面図で
ある。
【図6】従来の樋出鋼方式の製鋼用アーク炉の断面図で
ある。
【図7】従来のボトムタッピング方式の製鋼用アーク炉
の断面図である。
【図8】従来のティースパウト方式の製鋼用アーク炉の
断面図である。
【符号の説明】
10 アーク炉 12 炉底 14 炉側壁下部 16 炉側壁上部 18 出鋼樋 20 炉殻 26 水冷パネル 28 出鋼口チューブ 30 出湯口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ティースパウト方式の出鋼樋を備えた製
    鋼用アーク炉において、 出湯口の位置を、出湯に際して、炉体を15−40度傾
    斜させたとき炉内の溶湯の中に浸漬される位置とすると
    ともに、炉体を35−40度傾斜させたとき鋼浴の最深
    部に位置する位置とし、 出湯口の口径を、直径150−250mmの範囲に設定
    し、 炉内から樋に至る出湯口の流路を耐火物製チューブで構
    成し、該耐火製チューブを、炉のシルレベルに対して2
    5−30度の範囲で傾斜させた、 ことを特徴とする製鋼用アーク炉。
  2. 【請求項2】 ティースパウト方式の出鋼樋を備え、 出湯口の位置を、出湯に際して、炉体を15−40度傾
    斜させたとき炉内の溶湯の中に浸漬される位置とすると
    ともに、炉体を35−40度傾斜させたとき鋼浴の最深
    部に位置する位置とし、 出湯口の口径を、直径150−250mmの範囲に設定
    し、 炉内から樋に至る出湯口の流路を耐火物製チューブで構
    成し、該耐火製チューブを、炉のシルレベルに対して2
    5−30度の範囲で傾斜させた、 製鋼用アーク炉における出鋼方法において、 全出湯量の約半分までは炉体の傾斜角度を20度以下に
    して出湯を行い、 残り半分の出湯時には、炉体を20度から速やかに傾動
    させて、35−40度の範囲で出湯を行い、 炉内に残る溶湯が10−20%となった時点で、炉体を
    速やかに水平にもどす、 ことを特徴とする製鋼用アーク炉の出鋼方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108130399A (zh) * 2017-02-28 2018-06-08 安徽工业大学 一种可保护出钢的电炉及电炉保护出钢的方法
CN112632861A (zh) * 2020-10-21 2021-04-09 中冶南方工程技术有限公司 一种电弧炉偏心底出钢倾动计划制定方法

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