JPH0563930B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0563930B2
JPH0563930B2 JP14369890A JP14369890A JPH0563930B2 JP H0563930 B2 JPH0563930 B2 JP H0563930B2 JP 14369890 A JP14369890 A JP 14369890A JP 14369890 A JP14369890 A JP 14369890A JP H0563930 B2 JPH0563930 B2 JP H0563930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
charged particle
ion beam
organic gas
beam irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14369890A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0316112A (ja
Inventor
Masahiro Yamamoto
Yoshitomo Nakagawa
Takashi Minafuji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2143698A priority Critical patent/JPH0316112A/ja
Publication of JPH0316112A publication Critical patent/JPH0316112A/ja
Publication of JPH0563930B2 publication Critical patent/JPH0563930B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有機ガス雰囲気中で試料に荷電粒子
ビームを照射し有機ガスを吹き付けることにより
試料表面に形成されているパターン膜を修正する
イオンビーム加工装置に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
半導体製造工程において用いられるマスクおよ
びレチクルは、パターンを露光し、エツチングす
ることにより製造されるが、この際パターンの欠
陥には2種類あり、1つは削られるべき所が残つ
てしまつたもので、もう1つは残るべき所が削ら
れてしまつたものである。従来からあるレーザー
マスクリペア装置は、パターン形成膜の残してし
まつた部分にレーザー光を照射して蒸発させるも
のであるため、前者の欠陥の修復は可能であるが
後者の欠陥に対しては無力であつた。そして後者
の欠陥を修復する際には、もう1度マスクの全面
にレジスト膜をつけてベークした後、埋めようと
する部分だけを露光し、現像してから金属又は金
属酸膜物の膜付けを行い、さらにリフトオフする
ことによつて1サイクルをなしていた。この方法
ではマスク修復のためにマスク製造工程のかなり
の部分を繰り返さねばならなく、時間がかかつて
いた。しかも修復の際の再エツチングで新しい欠
陥が生じる可能性があるため、修復後に再検査を
行い、場合によつては再び修復を行う必要があつ
て多大な時間と手間を要していた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記のような従来の修復方法の欠点
を除去するためになされたものであり、マスクま
たはレチクル上の欠落欠陥を短時間のうちに確実
に修復することを目的としている。
〔実施例〕
以下、荷電粒子ビーム(イオンビーム)を用い
た加工装置の実施例パターンを図面に基づいて詳
細に説明する。第1図において、1は内部を
10-6Torr以下に保つための真空チヤンバー、2
は真空チヤンバー1からガスを排出するための排
気系、3は真空チヤンバー1内に設けられた荷電
粒子発生源、4は荷電粒子発生源3から発生する
荷電粒子Aを絞り且つ走査するための荷電粒子光
学系、5は荷電粒子光学系4からの荷電粒子ビー
ムBが照射されるガラスおよび金属パターン等か
らなる試料、6は試料5を載置するための試料
台、7は試料台6を移動し位置決めするための試
料台駆動系、8は試料5に対しレーザー光Lを照
射するためのレーザー光源、9は試料5を透過し
たレーザー光Lを反射するためのミラー、10は
ミラー9からのレーザー光Lを検出するためのレ
ーザー光検出系であり、これらレーザー光源8、
ミラー9およびレーザー光検出系は試料5の観察
手段を構成している。11は真空チヤンバー1内
を分割するための仕切りであり、仕切り11によ
つて荷電粒子光学系室12と試料室13とが形成
される。11aは荷電粒子ビームBが通過するた
めの内径1mmあるいはそれ以下の小孔である。1
4は有機ガス供給源であり、バリアブルリークバ
ルブ15および有機ガス吹きつけ用ノズル16を
介して、試料5の荷電粒子ビーム照射位置に集中
的に有機ガスGを吹きつけるようになつている。
17は試料室13を真空に保つための排気系であ
る。
次に第2図の詳細断面図も参照して本発明装置
の作用について説明する。試料台駆動系7によつ
て位置移動のできる試料台6上にセツトされた試
料としてのマスクまたはレチクル5は、レーザー
光Lで照射され、その透過光をレーザー光検出系
10で検出することによつて試料上のパターン5
2が観察される。レーザー光Lで測定されたパタ
ーン52をあらかじめ記憶されているパターンと
比較することによつてパターン52の欠陥を検出
する。パターン52の欠陥のうち余計な部分が残
つたものに対しては、試料台駆動系7で粗調整し
た後、さらに荷電粒子ビームBの照射を照射する
点の微細な位置決めを荷電粒子光学系4によつて
行つてから、パターンのスパツタ率が極大となる
エネルギーを得る加速電圧で行う。このイオンビ
ーム照射によつて余計な残存物をスパツタして取
り除く。また、第2図に示したガラス基板51上
のパターン52のうちの残るべき部分が削られて
しまつてできた欠陥53に対しては、荷電粒子ビ
ームBによる照射を、前述と同様に荷電粒子光学
系4によつて照射位置の微細な位置決めを行つて
から、試料室13を有機ガス供給手段14,15
および16によつて有機ガス雰囲気にする。この
ときの荷電粒子ビームBの加速エネルギーは、有
機ガスGを構成する有機ガス分子gが有効に分解
される。1Kevから200KeVの間に設定する。有
機ガス分子gは荷電粒子ビームBと衝突して分解
物質g'となり、試料上のパターン欠陥位置53に
積もるように付着し、一部は炭化する。以上のよ
うな追加修正をすみやかに行うには修正位置の圧
力を10-2TorrからTorr程度の有機ガス雰囲気に
して有機物分子を充分量供給する必要がある。一
方、荷電粒子発生源3を保護すること及び荷電粒
子ビームBの散乱を最小限にするためには、荷電
粒子発生源3と荷電粒子光学系4の圧力を
10-6Torr以下にする必要がある。このような要
求から荷電粒子光学系4と試料5との間に荷電粒
子ビームBの通過する内径1mmあるいはそれ以下
の小孔11aを有する仕切り11を設けて荷電粒
子光学系室12と試料室13を分離し、それぞれ
排気系2及び排気系17で差動排気する必要があ
る。追加修正をさらにすみやかに行うには、上記
のような差動排気手段に加えて有機ガス吹きつけ
用ノズル16を荷電粒子ビーム照射位置近傍に設
けて有機ガス分子を集中的に欠陥位置に供給す
る。なお、有機ガス吹きつけ用ノズル16と荷電
粒子照射位置との間の距離は試料室内での有機ガ
ス分子の平均自由行程以下で、試料室13が
10-3Torrのときには5mm以下に相当する。以上
のような条件が満足されないと、試料室内のガス
分子による散乱のために、有機ガス分子の供給が
有効に行われなくなる。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、荷電粒子ビームを用い
た加工方法は、マスクまたはレチクルのパターン
の欠陥の観察と除去修正及び追加修正を同一の装
置で行うものであり、1枚のマスクの修正をきわ
めて短時間で完結させることができる。このこと
は追加修正に対して1サイクルで約半日かかつて
行つた従来の検査、洗浄、ベーク、露光、現像、
膜付けおよびリフトオフを行うことと比較すると
飛躍的な進歩である。本発明を採用することによ
りマスクの製造工程の簡素化及びできあがつたマ
スクの良品化が見込まれる。
尚、本実施例における有機ガスとしては、フエ
ナントレン、ピレン、メチルフエルナントレン、
フルオランテン、アントロン、トリフエニルメタ
ンのうちの1種又は多種を用いた場合に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は荷電粒子ビームを用いた加工装置の側
断面図、第2図は第1図の要部の現像を説明する
ための詳細断面図である。 1……真空チヤンバー、2……排気系、3……
荷電粒子発生源、4……荷電粒子光学系、5……
試料、6……試料台、7……試料台駆動系、8…
…レーザー光源、9……ミラー、10……レーザ
ー光検出系、11……仕切り、11a……小孔、
12……荷電粒子光学系室、13……試料室、1
4……有機ガス供給源、15……バリアブルリー
クバルブ、16……有機ガス吹きつけ用ノズル、
17……排気系、A……荷電粒子、B……荷電粒
子ビーム、L……レーザー光、G……有機ガス、
g……有機ガス分子、g′……有機ガス分解物質、
51……ガラス基板、52……金属パターン、5
3……金属膜の欠陥位置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 装置内を真空に保つための真空チヤンバー
    と、前記真空チヤンバー内に設けたイオンを発生
    するための荷電粒子発生源と、前記発生したイオ
    ンを細く絞つてイオンビームにし該イオンビーム
    を走査させながら試料表面の所定領域に照射する
    ための荷電粒子光学系と、前記試料を載置するた
    めの試料台と、前記試料の位置をきめるための試
    料台駆動系と、前記試料と前記荷電粒子発生源の
    間に設けられた仕切りと、前記仕切りに設けられ
    た前記イオンビームを通過させるための小孔と、
    前記試料の表面のイオンビーム照射位置から5mm
    以内に設けられ、前記イオンビーム照射により膜
    を形成する有機ガスを前記イオンビーム照射位置
    に集中的に吹き付けるためのノズルと、前記ノズ
    ルからの有機ガス吹き付けを制御するバルブより
    なることを特徴とするイオンビーム加工装置。
JP2143698A 1990-06-01 1990-06-01 イオンビーム加工装置 Granted JPH0316112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2143698A JPH0316112A (ja) 1990-06-01 1990-06-01 イオンビーム加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2143698A JPH0316112A (ja) 1990-06-01 1990-06-01 イオンビーム加工装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58201764A Division JPS6094728A (ja) 1983-10-27 1983-10-27 荷電粒子ビームを用いた加工方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0316112A JPH0316112A (ja) 1991-01-24
JPH0563930B2 true JPH0563930B2 (ja) 1993-09-13

Family

ID=15344887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2143698A Granted JPH0316112A (ja) 1990-06-01 1990-06-01 イオンビーム加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0316112A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10229285A (ja) * 1997-02-13 1998-08-25 Uniden Corp 電子部品ホルダー
JP2022109566A (ja) * 2021-01-15 2022-07-28 株式会社ブイ・テクノロジー フォトマスク修正装置およびフォトマスクの修正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0316112A (ja) 1991-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7504182B2 (en) Photolithography mask repair
US4778693A (en) Photolithographic mask repair system
JP5586611B2 (ja) Euvリソグラフィ装置及び光学素子を処理する方法
US5976328A (en) Pattern forming method using charged particle beam process and charged particle beam processing system
JP5352144B2 (ja) 荷電粒子ビーム検査方法及び装置
US20020053353A1 (en) Methods and apparatus for cleaning an object using an electron beam, and device-fabrication apparatus comprising same
EP0237220B1 (en) Method and apparatus for forming a film
JP2004177682A (ja) 複合荷電粒子ビームによるフォトマスク修正方法及びその装置
JPH0132494B2 (ja)
JPH0563930B2 (ja)
US6030731A (en) Method for removing the carbon halo caused by FIB clear defect repair of a photomask
JPH0458015B2 (ja)
JP2664025B2 (ja) 電子ビーム装置のクリーニング方法
JPS61123841A (ja) イオンビ−ムマスクリペア−装置
JPS6347769A (ja) パタン欠陥修正方法
TW201426166A (zh) 修復微影光罩的方法及裝置
JPS627691B2 (ja)
JP2699196B2 (ja) X線露光用マスクの製造方法
JPH0573052B2 (ja)
JP2006155983A (ja) 電子ビーム欠陥修正装置の除電方法およびその装置
US7060397B2 (en) EPL mask processing method and device thereof
JP2799861B2 (ja) パターン膜修正方法
JPS61183470A (ja) 電子ビ−ムデポジシヨン装置
JPH04448A (ja) フォトマスクの修正方法
JPS61117546A (ja) 集束荷電粒子ビ−ムを用いたマスク修正装置