JPH056304Y2 - - Google Patents

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JPH056304Y2
JPH056304Y2 JP14942884U JP14942884U JPH056304Y2 JP H056304 Y2 JPH056304 Y2 JP H056304Y2 JP 14942884 U JP14942884 U JP 14942884U JP 14942884 U JP14942884 U JP 14942884U JP H056304 Y2 JPH056304 Y2 JP H056304Y2
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、搬送方向が所定の長さからなり、
相互が連続した状態で搬入されるベニヤ単板(以
下、単板という)の相互間に適宜の間隔を設けて
分離搬送する単板の分離搬送装置に関する。
(b) 従来技術 本出願人は、先に実願昭59−25147号考案にお
いて、搬送方向の長さが所定長からなる単板を相
互が連続した状態で搬送する搬入装置と、前記前
記搬入装置の搬送方向下手に配置され、単板を搬
送する少なくとも第1の搬送装置及び第2の搬送
装置と、前記搬入装置の搬送方向下手側と第2の
搬送装置の搬送方向上手側との間に亘つて配置さ
れ、周長が前記所定長の偶数倍からなると共にそ
の周面には多数の突刺体を有する刺着搬送領域と
非刺着搬送領域とが前記所定長毎に形成され、刺
着搬送開始位置に搬入された単板の前端と刺着搬
送領域の先端とが略一致するように駆動される刺
着搬送装置と、前記刺着搬送装置の搬送方向下手
側に配置され、刺着搬送領域における突刺体によ
り刺着保持された単板を刺着解除して第2の搬送
装置へ移載する剥離部材とからなり、前記刺着搬
送装置の搬送駆動に従つて前記非刺着搬送領域に
応じた単板を第1の搬送装置上へ、また前記刺着
搬送領域に応じた単板を第2の搬送装置上におけ
る単板相互間に単板の所定長に応じた間隔を形成
する単板の分離搬送装置を提案した。
(c) 考案が解決しようとする問題点 然し乍、上記した単板の分離搬送装置にあつて
は、分離搬送される単板の搬送方向の長さに応じ
て刺着搬送装置の周長、及び刺着搬送領域と非刺
着搬送領域との配列幅が予め設定されているた
め、搬送方向の長さが単一長さの単板しか分離搬
送出来なかつた。このため、異なる搬送方向の長
さの単板を分離搬送するには、その搬送方向の長
さに応じた周長でかつその刺着搬送領域と非刺着
搬送領域とが搬送方向の長さに応じて配列された
刺着搬送装置に交換しなければならず、搬送方向
の長さが異なる単板を有効に分離搬送出来なかつ
た。
(d) 問題点を解決するための手段 本考案の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、
単一の刺着搬送装置により異なる搬送方向の長さ
の単板を効率的に分離搬送し得る単板の分離搬送
装置を提供することにある。
このため本考案は、搬送方向が所定の長さの単
板を、相互が連続した状態で搬送する搬入装置
と、前記搬入装置の搬送方向下手側に配置され、
前記単板が交互に移載される少なくとも第1及び
第2搬送装置と、前記搬入装置の搬送方向下手側
と第2搬送装置の搬送方向上手側との間に配置さ
れ、各周面の移動方向に多数の突刺体を有する適
宜幅の刺着搬送領域と非刺着搬送領域とが形成さ
れた搬送駆動可能な少なくとも第1及び第2刺着
搬送体が分離搬送される単板の搬送方向の長さに
応じてこれら第1及び第2刺着搬送体により形成
される刺着搬送領域幅を任意に変更し得るように
位置変更可能に取付けられた刺着分離装置と、前
記刺着分離装置の搬送方向下手側に配置され、刺
着搬送領域における突刺体による単板の刺着状態
を解除して第2搬送装置へ移載させる剥離部材と
を備えた単板の分離搬送装置である。
(e) 考案の作用 本考案によれば、周面の移動方向に適宜の幅か
らなる刺着搬送領域と非刺着搬送領域とが形成さ
れた搬送駆動可能な少なくとも第1及び第2刺着
搬送体の取付け位置を変更することにより分離搬
送装置における刺着搬送領域幅を分離搬送される
単板の搬送方向の長さに応じて設定することが出
来る。そして相互が連続した状態で搬入される単
板を前記刺着搬送領域に設けられた突刺体により
刺着保持しながら第2搬送装置へ、また非刺着搬
送領域により搬入される単板を第1搬送装置へ順
次分離搬送する。これにより単一の分離搬送装置
により異なる搬送方向の長さからなる複数種類の
単板を第1及び第2刺着搬送体との取付け位置を
適宜に変更することによつて効率的に分離搬送す
ることが可能である。
(f) 考案の効果 このように本考案は、第1及び第2刺着搬送体
相互の取付け位置を変更してこれら第1及び第2
刺着搬送体における刺着搬送領域を適宜組合せる
ことにより刺着分離装置の刺着搬送領域幅を分離
搬送される単板のの搬送方向の長さに対応させる
ことが出来る。そして組合された刺着搬送領域及
び非刺着搬送領域により搬入された単板を第1及
び第2搬送装置上へ交互に分離搬送することが可
能である。
(g) 実施例 以下、本考案をワンピース状の単板を所要の搬
送方向の長さ毎に切断した後に相互が連続した状
態で搬入される定尺単板の相互間に適宜の間隔を
設けながら分離搬送する第1及び第2実施例に従
つて説明する。
(第1実施例) 単板の分離搬送装置の概略を示す第1図、刺着
分離装置の概略を示す第2図において、ロータリ
ー形式からなる定尺切断装置1の図示しない本体
フレームには対向する刃物ロール3及びアンビル
ロール5とが回転可能に支持され、該刃物ロール
3にはその軸線方向へ刃先を有する切断刃7が取
付けられている。また、該刃物ロール3には電動
モータ9がクラツチ・ブレーキ機構11を介して
駆動連結され、該刃物ロール3は必要に応じて間
欠駆動される。これにより該刃物ロール4は搬入
されるワンピース状の単板Sを所定の長さ毎に定
尺切断する。
前記アンビルロール5の搬入側にはコンベヤ装
置13が、また搬出側には適宜の搬送長からなる
搬入装置としての中間コンベヤ15が夫々接続さ
れている。前記コンベヤ装置13及び中間コンベ
ヤ15は所要の搬送速度で同方向へ夫々同期駆動
され、コンベヤ装置13は載置されたワンピース
状の単板Sを、また中間コンベヤ15は前記定尺
切断装置1により定尺切断された定尺単板Saを
第1図に示す実線矢印方向へ搬送する。前記コン
ベヤ装置13の搬入側にはリミツト・スイツチ、
光電装置等の単板検出器17が配列されている。
該単板検出器17はコンベヤ装置13による搬送
に従つて搬入される単板Sの前端が通過した際に
単板検出信号を制御装置19へ出力する。そして
該制御装置19は単板検出信号に基づいて内臓さ
れたタイマ21を起動し、予めセツトされた定尺
単板Saの搬送方向の長さに応じたタイマ21の
カウント毎に作動信号をクラツチ・ブレーキ機構
11へ出力し、刃物ロール3を順次1回転駆動さ
せる。これにより搬入された単板Sは搬送方向の
長さ毎に定尺切断される。
前記中間コンベヤ15の搬送方向下手には第1
及び第2の搬送装置23,25が二段状に配置さ
れ、これら第1及び第2の搬送装置23,25は
前記中間コンベヤ15と略同期した速度でかつ同
方向へ搬送駆動される。そして第1の搬送装置2
3は前記中間コンベヤ15と略一致する搬送面を
有し、また第2の搬送装置25の搬送方向上手と
前記中間コンベヤ15の搬送方向下手との間には
刺着分離装置27が接続されている。
該刺着分離装置27の図示しないフレームには
駆動軸29が回転可能に軸支され、該駆動軸29
には駆動モータ31がクラツチ・ブレーキ機構3
3を介して間欠駆動可能に駆動連結されている。
該刺着分離装置27は後述するように搬送方向の
長さがlからなる定尺単板Saを分離搬送する場
合には定速度で連続駆動し、また搬送方向がlよ
り長い定尺単板Sbを分離搬送する場合には間欠
駆動するように駆動制御される。前記駆動軸29
には第1及び第2刺着ロール35,37が定尺単
板Saの搬送直交方向の両端側付近に夫々配置さ
れ、そのうち前記第1刺着ロール35は駆動軸2
9に固着されると共に第2刺着ロール37は駆動
軸29に遊転可能に取付けられている。そして第
2刺着ロール37は第1刺着ロール35のボス3
9の4分割位置に形成された取付孔に対し固定ボ
ルト40により位置変更可能に固着されている。
そして前記第1及び第2の刺着ロール35,37
の各周長は定尺単板Saの搬送方向の長さlの偶
数倍(第1実施例にあつては2lとする)からなる
と共にその周面には多数の突刺体41,42が取
付けられた刺着搬送領域43,44と非刺着搬送
領域45,46とが前記搬送方向の長さl毎に形
成されている。尚、前記第1及び第2の刺着ロー
ル35,37は前述した非刺着搬送領域45,4
6に応じた箇所が切欠かれている。これにより第
2の搬送装置25に対する定尺単板Saが通過を
許容して移載を確実に行なつている。
なお、前記第2の搬送装置25の搬送方向上手
側は第1及び第2の刺着ロール35,37の刺着
搬送領域43,44の先端が前記待機位置検出器
47に位置したとき、第1及び第2の刺着ロール
35,37の非刺着搬送領域45,46に位置す
るように設定されている。
前記第1刺着ロール35の外周面側には待機位
置検出器47が定尺単板Saとの刺着開始位置a
より若干手前に取付けられている。該待機位置検
出器47は、刺着搬送領域43の先端が通過した
際に先端検出信号を制御装置19へ出力する。こ
れにより制御装置19はクラツチ・ブレーキ機構
33の作動を中断させて刺着搬送領域43の先端
を前記刺着開始位置aより手前側の略一致した待
機位置bに停止させる。また、前記中間コンベヤ
15の搬送面には第1タイミング検出器49が搬
送される単板の前端と前記待機位置bから回転移
動する刺着搬送領域の43の先端とが前記刺着開
始位置aにおいて一致するように位置cに配置さ
れている。この第1タイミング検出器49は先頭
に位置する定尺単板前端が通過した際にタイミン
グ信号を制御装置19へ出力し、刺着分離装置2
7を前記中間コンベヤ15と略同期した周速で回
転させる。更に、前記第1の搬送装置23の上方
には第2タイミング検出器51が前記位置cから
距離1.5lを隔てた位置に配置されている。この第
2タイミング検出器51は搬送方向の長さが1.5l
からなる定尺単板Sbを分離搬送する場合であつ
て該定尺単板Sbの前端が通過した際にタイミン
グ信号を制御装置19へ出力し、刺着分離装置2
7を前記中間コンベヤ15と略同期した周速で間
欠回転させる。
前記第2の搬送装置25の搬送方向上手には剥
離部材53が前記刺着搬送領域43,44による
刺着搬送面と交差可能で、第1および第2刺着ロ
ール35,37の刺着搬送領域43,44の先端
が待機位置検出器47の箇所にあるとき、該刺着
搬送領域43,44の終端が通過紙終える位置に
配置されている。該剥離部材53は前記第1及び
第2刺着ロール35,37の回転に伴つて刺着搬
送領域43,44の突刺体41,42により刺着
保持された定尺単板Saと当接して該突刺体41,
42による刺着を解除させた後、定尺単板Saを
第2の搬送装置25上へ移載させる。
尚、前記第1及び第2の搬送装置23,25の
搬送方向下手には第1及び第2の堆積装置(図示
せず)が配置されている。これら第1及び第2の
堆積装置は前記第1及び第2の搬送装置23,2
5により搬入された定尺単板Saの搬送直交方向
の両端側を支持すると共に定尺単板Saの前端が
落下位置検出器を通過した際にその支持面が搬送
直交方向へ押し広げられる開閉コンベヤと定尺単
板Saが堆積されるリフタ(何れも図示せず)と
から構成されている。また、第1及び第2の堆積
装置には単板検出器(図示せず)が落下位置検出
器より搬送方向手前に配置されている。そして開
閉コンベヤは単板検出器により単板検出状態で落
下位置検出器が単板検出状態に遷移した場合にの
み開動作させられる。従つて搬送方向の長さが前
記単板検出器と落下位置検出器との間隔幅以下の
単板にあつては、開閉コンベヤの開動作が規制さ
れるため、開閉コンベヤの搬送に従つて第1及び
第2の堆積装置外へ排出される。
上記構成からなる単板の分離搬送装置の作用を
第3図及び第4図に従つて説明する。
先ず、搬送方向の長さがlからなる定尺単板
Saを分離搬送するには、第1刺着ロール35に
対し、夫々の刺着搬送領域43,44の回転方向
先端が一致するように取付孔を選択して第2刺着
ロール37を固定ボルト40により固定する。こ
れにより第1及び第2刺着ロール35,37とに
より形成される刺着分離装置27の刺着搬送方向
の長さを定尺単板Saの搬送方向の長さに応じた
lに設定する。
そしてコンベヤ装置13の駆動に伴つて単板S
の前端が単板検出器17を通過すると、該単板検
出器17は単板検出信号を制御装置19へ出力し
てタイマ21を起動させる。そして制御装置19
は定尺切断される定尺単板Saの搬送方向の長さ
lに応じたタイマ21のタイマカウント毎に作動
信号をクラツチ・ブレーキ機構11へ出力して刃
物ロール3を順次1回転させる。これによりワン
ピース状の単板Sが所定の搬送方向の長さl毎に
定尺切断され、この定尺単板Saは中間コンベヤ
15の搬送駆動に伴つて第1及び第2の搬送装置
23,25側へ搬送される。
中間コンベヤ15上に移載された定尺単板Sa
の前端が第1タイミング検出器49を通過した際
に、該第1タイミング検出器49から出力される
タイミング信号に基づいて制御装置19はクラツ
チ・ブレーキ機構33へ作動信号を出力して刺着
分離装置27を前記中間コンベヤ15と同期した
速度で連続駆動させる。これにより刺着開始位置
aへ搬送された定尺単板Saは第1及び第2刺着
ロール35,37の刺着搬送領域43,44に設
けられた突刺体41,42により刺着保持されな
がら第2の搬送装置25側へ刺着搬送される。そ
して第2の搬送装置25側へ搬送された定尺単板
Saは第1及び第2刺着ロール35,37の回転
に伴つて剥離部材53に当接して突刺体41,4
2による刺着が解除されながら第2の搬送装置2
5上へ移載され、第2の搬送装置25により第2
の堆積装置側へ搬送される。また、次位の定尺単
板Saは非刺着搬送領域45,46に対応位置し
ているため、そのまま第1の搬送装置23上へ移
載され、該第1の搬送装置23の搬送駆動に従つ
て第1の堆積装置側へ搬送される。その際、第1
及び第2の搬送装置23,25上に移載された定
尺単板Saは前記中間コンベヤ15と刺着分離装
置27と第1及び第2の搬送装置23,25とが
略同速度で夫々駆動されるため、相互間に該定尺
単板Saの搬送方向の長さlに応じた間隔を設け
ながら第1及び第2の堆積装置側へ搬送される。
次に搬送方向の長さが1.5lからなる定尺単板Sb
を分離搬送する場合について説明する。
先ず、第4図に示すように、第1刺着ロール3
5に対し、第2刺着ロール37を90°ずらした位
置の取付孔を選択して固定ボルト40により第2
刺着ロール37を一体的に固定する。これにより
第1刺着ロール35における刺着搬送領域43の
先端に対し第2刺着ロール37における刺着搬送
領域44の先端が反回転方向へ90°ずれているた
め、これら第1及び第2刺着ロール35,37と
により形成され刺着分離装置27の刺着搬送領域
幅が1.5lに設定変更される。
そして、制御装置19はワンピース状の単板S
の前端が単板検出器17を通過したタイミングで
タイマ21を起動し、定尺単板Sbの搬送方向の
長さ1.5lに応じたタイマ21のカウント毎に切断
装置1を駆動して単板Sを上記長さ1.5l毎に定尺
切断させる。
そして上記と同様に中間コンベヤ15上に載置
された定尺単板Sbの前端が第1タイミング検出
器49を通過した際に第1タイミング検出器49
から出力されるタイミング信号に基づいて制御装
置19はクラツチ・ブレーキ機構33へ作動信号
を出力して刺着分離装置27を中間コンベヤ15
と同速度で駆動させる。これにより刺着開始位置
aに搬送された定尺単板Sbを刺着搬送領域幅が
1.5lからなる第1及び第2の刺着ロール35,3
7により第2の搬送装置25側へ刺着搬送させ
る。そして定尺単板Sbは剥離部材53との当接
により突刺体41,42による刺着が解除されて
第2の搬送装置25上へ移載される。上記動作
後、第1及び第2刺着ロール35,37の回転に
伴つて刺着搬送領域43の先端が待機位置検出装
置47を通過した際に制御装置19はクラツチ・
ブレーキ機構33へ停止信号を出力して刺着分離
装置27の搬送駆動を中断させる。このとき、剥
離部材53は刺着搬送領域43,44の終端が通
過し終える位置に備えてあり、刺着搬送領域4
3,44に刺着保持された定尺単板Saは剥離部
材53によりその刺着状態が解除されて第2の搬
送装置25上への移載が完了している。これによ
り刺着搬送領域43の先端が待機位置bに位置す
るように第1及び第2の刺着ロール35,37が
停止保持される。この状態において非刺着搬送領
域45,46が刺着開始位置aに位置するため、
次位に搬入される定尺単板Sbは突刺体41,4
2により刺着保持されることなく第1の搬送装置
23上へ移載される。
そして第1の搬送装置23の駆動に伴つて定尺
単板Sbの前端が第2タイミング検出器51を通
過した際に該第2タイミング検出器51から出力
されるタイミング信号に基づいて制御装置19は
クラツチ・ブレーキ機構33へ作動信号を出力し
て刺着分離装置27を再び駆動させる。これによ
り第1の搬送装置23上へ移載された定尺単板
Sbの次に位置する定尺単板Sbは前述動作と同様
に刺着分離装置27の駆動に伴つて第2の搬送装
置25上へ移載される。
このように刺着分離装置27の間欠駆動により
搬送方向の長さ1.5lからなる定尺単板Sbは第1及
び第2の搬送装置23,25上へ順次分離搬送さ
れる。その際、第1及び第2の搬送装置23,2
5上へ移載された定尺単板Sbの相互間には該定
尺単板Sbの搬送方向の長さ1.5l応じた間隔が設け
られる。そしてこれら定尺単板Sbは第1及び第
2の搬送装置23,25の駆動に伴つて第1及び
第2の堆積装置上に堆積される。
上記説明においては、第1及び第2の搬送装置
23,25上に移載された定尺単板Sa,Sb相互
間に設けられる間隔をその搬送方向の長さに応じ
たl或いは1.5lとしたが、中間コンベヤ15及び
刺着分離装置27の搬送速度に対し第1及び第2
の搬送装置23,25の搬送速度を速くすること
により上記間隔をl或いは1.5l以上にしても良
い。この場合、剥離部材53を、刺着分離装置2
7の待機状態において刺着搬送領域43,44の
終端が通過し終える位置に配置すればよい。
また搬送方向の長さが1.5lの定尺単板Sbを分離
搬送する場合に、刺着分離装置27の停止タイミ
ングを待機位置検出器47により、また刺着分離
装置27の駆動タイミングを第2タイミング検出
器51により検出するものとしたが、搬送方向の
長さ1.5lに応じたタイマ21のタイマカウント毎
に刺着分離装置27を開ループ制御して間欠駆動
させる構成、若しくは駆動モータ31にトランス
デユーサ、ロータリエンコーダ等の検出装置を取
付け、この検出装置からの検出信号に基づいて刺
着分離装置27を閉ループ制御して間欠駆動させ
る構成であつても良い。
更に、上記説明は第1及び第2刺着ロール3
5,37の各周長を定尺単板Saの搬送方向の長
さlの2倍とし、その周面に刺着搬送領域43,
44及び非刺着搬送領域を上記長さl毎に設ける
ものとしたが、基本的には各第1及び第2刺着ロ
ール35,37の周長及び刺着搬送領域の移動方
向幅は適宜の幅でこれら第1及び第2刺着ロール
35,37の刺着搬送領域を組合せた際に分離搬
送される定尺単板の搬送方向の長さに対応し得る
と共に非刺着搬送領域を残すことが可能な幅であ
れば良い。
また、一対の第1及び第2刺着ロール35,3
7により刺着分離装置27を構成したが、3以上
の刺着搬送体を位置変更可能に取付け、各刺着搬
送体における刺着搬送領域を組合せることにより
分離搬送装置の刺着搬送領域幅を分離搬送される
定尺単板の搬送方向の長さに対応させるものであ
つてもよい。そして少なくとも第1及び第2刺着
搬送体からなる分離搬送装置を定尺単板の搬送方
向と直交する方向へ少なくとも2台以上配置する
ことにより定尺単板を安定的に分離搬送すること
が可能である。又、定尺単板Sa,Sbの搬送方向
の長さに応じて第1刺着ロール35に対する第2
刺着ロール37の固定位置を90°毎に変更するも
のとしたが、第1刺着ロール35に形成される取
付孔を例えば10°毎、30°毎、若しくは60°毎に設
け、第1刺着ロール35に対し第2刺着ロール3
7の取付け位置をその回転方向或いは反回転方向
へ適宜変更することにより刺着分離装置27の実
質的な刺着搬送領域幅を定尺単板Sa,Sbの搬送
方向の長さに対応させても良い。また、第1刺着
ロール35のボス外周面に外歯を、また第2刺着
ロール37の内周面に内歯を夫々形成し、第1刺
着ロール35に対する第2刺着ロール37の噛合
せ位置を適宜変更させても良い。
(第2実施例) 第2実施例は、刺着分離装置27を搬送ベルト
により構成するものであり、他の構成は同様であ
るため、同一の図番を付してその詳細な説明を省
略する。
分離搬送装置の概略を示す第5図、刺着分離装
置の概略を示す第6図において、中間コンベヤ1
5の搬送方向下手と第2の搬送装置25の搬送方
向上手との間には刺着分離装置60が配置されて
いる。該刺着分離装置60の図示しないフレーム
には駆動軸62が駆動モータ31及びクラツチ・
ブレーキ機構33を介して第2の搬送装置25側
に、また従動軸64が第1の搬送装置23側に
夫々軸支されている。そして前記駆動軸62及び
従動軸64には固定プーリ66,68が分離搬送
される定尺単板Saの搬送直交方向の両端付近に
夫々固着されている。また、駆動軸62及び従動
軸64には遊転プーリ70,72が遊転可能に取
付けられ、これら固定プーリ66,68のボスに
は取付孔が例えば定尺単板Saの搬送方向の長さ
lの1/2に応じた角度毎に形成され、該固定プー
リ66,68に対し遊転プーリ70,72が固定
ねじ78,80により位置変更可能に固着されて
いる。そして前記プーリ66とプーリ68及びプ
ーリ70とプーリ72には刺着ベルト82,84
が夫々張設されている。この刺着ベルト82,8
4はその周長が分離搬送される定尺単板Saの搬
送方向の長さlの偶数倍(本実施例においては4l
とする)からなり、その周面には領域幅が前記搬
送方向の長さlからなり、多数の突刺体86,8
8が突設された刺着搬送領域90,92と非刺着
搬送領域94,96とが交互に形成されている。
上記のように構成された刺着分離装置による分
離搬送動作を第7図及び第8図に従つて説明す
る。
先ず、搬送方向の長さが長さlの定尺単板Sa
を分離搬送する場合を説明すると、第7図に示す
ように各刺着ベルト82,84における刺着搬送
領域90,92の先端が一致するように取付孔を
選択し、プーリ66とプーリ70及びプーリ68
とプーリ72とを固定ねじ78,80により夫々
固定する。これにより刺着搬送領域90,92に
より形成される刺着ベルト82,84の刺着搬送
領域幅が分離搬送される定尺単板Saの搬送方向
の長さlに設定される。そして前述した第1実施
例の動作と同様に中間コンベヤ15により搬送さ
れる搬送方向の長さがl毎に定尺切断された定尺
単板Saの先端が第1タイミング検出器49を通
過した際に、刺着分離装置60は前記中間コンベ
ヤ15と同期した速度で連続駆動され、刺着開始
位置aに搬送された定尺単板Saを刺着搬送領域
90,92における突刺体86,88により保持
しながら第2の搬送装置25側へ搬送する。第2
の搬送装置25側へ搬送された定尺単板Saは刺
着分離装置60の駆動に伴つて剥離部材53と当
接し、前記突刺体86,88による刺着状態が解
除されながら第2の搬送装置25上へ移載され
る。一方、次位の定尺単板Saは刺着ベルト82,
84における非刺着搬送領域94,96に対応位
置しているため、突刺体86,88により刺着さ
れることなく、第1の搬送装置23上へ移載され
る。
このように相互が連続した状態で搬入される定
尺単板Saを相互に該定尺単板Saの搬送方向の長
さlに応じた間隔を設けながら第1及び第2の搬
送装置23,25上へ分離搬送する。
次に搬送方向の長さが1.5lからなる定尺単板Sb
を分離搬送する作用を説明する。
第8図に示すように、固定ねじ78,80を取
外して駆動軸62及び従動軸64に対し遊転プー
リ70・プーリ72を遊転可能とした後、これら
プーリ70及びプーリ72を反回転方向へ回転さ
せて刺着搬送領域90及び92により形成される
刺着分離装置60の刺着搬送領域幅を分離搬送さ
れる定尺単板Sbの搬送方向の長さ1.5lに設定す
る。そして該位置において固定プーリ66・プー
リ68と遊転プーリ70・プーリ72とを固定ね
じ78,80により固定する。
そして第1タイミング検出器49から出力され
るタイミング信号に基づいて刺着分離装置60を
駆動させて定尺単板Sbを刺着搬送領域90及び
92により第8図に示すように刺着保持した後、
待機位置検出器47からのタイミング信号に基づ
いて刺着分離装置60を停止させることにより次
位の定尺単板Sbを非刺着搬送領域94,96を
介して第1の搬送装置23上へ移載させる。そし
て第1の搬送装置23上に移載された定尺単板
Saがその搬送に従つて第2タイミング検出器5
1を通過した際に出力されるタイミング信号に基
づいて刺着分離装置60を再び駆動させ、前記定
尺単板Sbの次位に位置する定尺単板Sbを前述し
た動作と同様に刺着搬送領域90,92により刺
着保持させる。その際、第8図に示すように前記
動作により刺着保持された定尺単板Sbは刺着分
離装置60の駆動に伴つて第2の搬送装置25へ
移動し、剥離部材53との当接に従つて第2の搬
送装置25上へ移載される。上記動作に従つて間
欠駆動される刺着分離装置60により定尺単板
Saを相互間に該定尺単板Saの搬送方向の長さ1.5l
に応じた間隔を設けながら第1及び第2の搬送装
置23,25上へ分離搬送させる。
次に本発明に係る単板の分離搬送装置を使用
し、削成された単板を所定の搬送方向の長さに切
断して堆積するシステム例を第9図に従つて説明
する。
図中100はベニヤレースであり、装着された
原木から単板(図示せず)を削成する。そして削
成された単板は切断装置104によりその前端縁
及び後端縁における不揃部分が切断排除される。
この切断装置104は例えば特公昭53−8387号公
報に示す切断装置が使用され、単板の搬送直交方
向へ適宜の間隔をおいて多数配列された単板検出
器106からの検出信号に基づいて搬送方向と逆
方向へ刃先を向けた切断刃108を片道回動させ
ることにより単板の搬送に従つてその搬送方向前
後端縁をスカーフカツト状に切断してその不揃部
分を排除する。
前記切断装置104の搬送方向下手側には2台
の定尺切断装置110,112、及び本発明に係
る2台の分離搬送装置114,116が単板の搬
送方向に向つて順次配置されている。この定尺切
断装置110,112は搬送方向上手側に配置さ
れた単板検出器118からの検出信号に基づいて
搬入された単板をその搬送方向の長さが所定の長
さ毎に定尺切断する。即ち、単板検出器118か
ら検出信号が入力されると、制御装置120は内
臓されたタイマ122を起動させる。そしてこの
タイマ122のタイマカウントに基づいて検出さ
れる単板の搬送方向の長さが所定の長さ以上の場
合には、先ずこの単板の先端部を前記定尺切断装
置112の回動により切断した後、定尺切断装置
110を単板の所定長さに応じたタイマカウント
毎の信号に基づいて回転駆動して搬入される単板
を所定の長さ毎に定尺切断する。尚、制御装置1
20は上記切断動作を実行した後、カウンタ手段
をリセツトして再びタイマカウントする。これに
よりワンピース状の単板を所定の長さ毎に順次定
尺切断する。これら定尺切断装置110,112
及び分離搬送装置114,116は前記単板検出
器118による単板検出状態がタイマ112によ
る所定のカウント数に達する毎にのみ駆動され
る。従つて搬送方向の長さが所定の長さに未たな
い単板はそのまま後述する単板処理装置128へ
搬送される。
そして前述動作により定尺切断された単板は本
発明の説明において詳述したように先ず、前記単
板検出器118からの信号に基づいて分離搬送装
置114により第1コンベヤ124上へ、また分
離搬送装置114を通過した次位の単板は分離搬
送装置116により第2コンベヤ126上へ夫々
移載され、これら第1及び第2のコンベヤ12
4,126を単板を図示しない第1及び第2堆積
装置へ移載する。このように2台の分離搬送装置
114,116を使用することにより、搬送方向
の長さが所定の長さからなる単板を単板処理装置
128以外の堆積装置へ取出すと共に搬送方向の
長さが所定の長さに未たない単板を単板処理装置
128へ搬送することが可能である。
また、搬送方向の長さが所定の長さに未たない
単板は単板処理装置128により有寸切断された
後、相互が密接した状態に配列される。そしてこ
れら有寸単板群は搬送方向の長さが前述した所定
の長さ毎に定尺切断された後、図示しない堆積装
置上に堆積される。即ち、単板処理装置128と
しては特公昭59−23527号公報に示す単板の連続
処理装置が使用され、第1切断装置130は単板
検出器132からの検出信号に基づいて搬送方向
と逆方向へ刃先を有する切断刃134を片道回動
をさせ、前記定尺切断装置112により切断され
た単板の前端縁における厚みが不揃いなスカーフ
カツト状の屑を排除する。そして多数の有寸単板
は相互が密接した状態で次位の切断装置136へ
搬入される。この切断装置136は該切断装置1
36から搬送方向下手へ所定の搬送方向の長さを
隔てた箇所に配置された定尺検出器138からの
定尺信号に基づいて駆動され、搬入される有寸単
板群を所定の搬送方向の長さ毎に定尺切断する。
尚、この切断装置136は前記第1切断装置13
0と同種の構造からなるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係わる分離搬送装置の概
略を示す説明図、第2図は刺着分離装置の構造を
示す斜視図、第3図及び第4図は作用を示す説明
図、第5図は第2実施例に係わる分離搬送装置の
概略を示す説明図、第6図は刺着分離装置の構造
を示す斜視図、第7図及び第8図は作用を示す説
明図、第9図は本考案に係わる分離搬送装置を使
用した単板の集積システムを示す説明図である。 図中、15は搬入装置としての中間コンベヤ、
23は第1搬送装置、25は第2搬送装置、27
は刺着分離装置、35は第1刺着搬送体としての
第1刺着ロール、37は第2刺着搬送体としての
第2刺着ロール、41,42は突刺体、43,4
4は刺着搬送領域、45,46は非刺着搬送領
域、53は剥離部材、Sは単板、Sa,Sbは定尺
単板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 搬送方向が所定の長さのベニヤ単板を、相互が
    連続した状態で搬送する搬入装置と、 前記搬入装置の搬送方向下手側に配置され、前
    記ベニヤ単板が交互に移載される少なくとも第1
    及び第2搬送装置と、 前記搬入装置の搬送方向下手側と第2搬送装置
    の搬送方向上手側との間に配置され、各周面の移
    動方向に多数の突刺体を有する適宜幅の刺着搬送
    領域と非刺着搬送領域とが形成された搬送駆動可
    能な少なくとも第1及び第2刺着搬送体が分離搬
    送されるベニヤ単板の搬送方向の長さに応じてこ
    れら第1及び第2刺着搬送体により形成される刺
    着搬送領域幅を任意に変更し得るように位置変更
    可能に取付けられた刺着分離装置と、 前記刺着分離装置の搬送方向下手側に配置さ
    れ、刺着搬送領域における突刺体によるベニヤ単
    板の着状態を解除して第2搬送装置へ移載させる
    剥離部材と、 を備えたことを特徴とするベニヤ単板の分離搬送
    装置。
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