JPH0560093A - フアン及びフアンを用いたオイルミスト除去装置 - Google Patents

フアン及びフアンを用いたオイルミスト除去装置

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JPH0560093A
JPH0560093A JP22181291A JP22181291A JPH0560093A JP H0560093 A JPH0560093 A JP H0560093A JP 22181291 A JP22181291 A JP 22181291A JP 22181291 A JP22181291 A JP 22181291A JP H0560093 A JPH0560093 A JP H0560093A
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fan
oil mist
bent
blade
gas
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利弘 東野
Takashi Takato
隆 高藤
Noriaki Yamamoto
典章 山本
Mizuo Edamura
瑞郎 枝村
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KURAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルミストと気体とがファンから出る際の
流出方向を変えてオイルミストを捕捉する。分離した気
体をモータ軸に略平行に近づくように流す。 【構成】 モータ軸10に固定した円板部13の前方に
中央部が開口部15となったリング状板部14を対向配
置する。リング状板部14と円板部13との間に前面視
でく字状に屈曲した羽根部16を複数枚架設する。羽根
部16の屈曲部16aよりも外側部分を円板部13の外
周端よりも外方に突出させる。羽根部16の屈曲部16
aよりも外側部分16bを屈曲部16aよりも内側部分
に対して捩じって回転方向に対して屈曲部16aよりも
外側部分16bの前端縁16dと後端縁16eとがずれ
るように傾斜させる。円板部13の外周部を屈曲部16
aよりも外側部分に到るように延長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心ファンに軸流を生
じさせるための機能を設けたファンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人はオイルミストの除去装
置としてすでに特願平2ー104315号を出願してい
る。この特願平2ー104315号は、図19、図20
に示すように、オイルミストを含んだ気体をオイルミス
ト除去風路1の一端部の吸い込み部2から他端部の排気
部(図示せず)に強制的に流すためのファン4と、オイ
ルミスト除去風路1中にオイルミスト除去風路1を風上
側と風下側とに仕切るように配置された薄い膜状フィル
ター5と、この薄い膜状フィルター5の風下側に配置さ
れて気体が衝突して気体の流れ方向を変更すると共に衝
突によりオイルミストを捕捉するためのオイルミスト捕
捉部7を設けて構成してある。
【0003】そして、ファン4を回転してオイルミスト
を含んだ気体をオイルミスト除去風路1の吸い込み部2
から排気部側にファン4により強制的に流すと図19の
矢印のように流れるが、オイルミスト除去風路1の途中
に設けられて風上側と風下側とに仕切るように配置され
た薄い膜状フィルター5をオイルミストを含んだ気体が
通過する際にいったん捕捉されて薄い膜状フィルター5
を目詰まり状態(すなわち飽和状態) とするが、目詰ま
り状態となっても薄い膜状であるため、薄い膜状フィル
ター5の繊維間に捕捉されたオイルミストが風圧により
押されて薄い膜状フィルター5の後ろ側(風下側) に移
動し、薄い膜状フィルター5の後ろ側においてオイルミ
スト同士が凝集して比較的径の大きいオイルミストとな
り、強制的に流されている気体の流れに乗って薄い膜状
フィルター5の風下側に流されるが、この薄い膜状フィ
ルター5から離れて薄い膜状フィルター5の風下側に流
れた比較的径の大きくなったオイルミストの凝集物がオ
イルミスト捕捉部7に衝突して流れ方向を変更されると
ともに衝突して気体と分離されて捕捉されるようになっ
ているものである。そして、薄い膜状フィルター5が目
詰まりして飽和状態となった時点で必要風量となるよう
にファン4の能力を設計しておくことで、薄い膜状フィ
ルター5は薄い故にすぐに飽和状態となり、その後はフ
ァン4により設定された風量により薄い膜状フィルター
5に飽和状態に捕捉されたオイルミストの一部が裏側に
押されて移動して凝集して風下側に流されると共に新た
に薄い膜状フィルター5にオイルミストが捕捉され、飽
和状態となるものであって、このため、飽和状態となっ
た後は風量が低下することはなく、オイルミストの捕捉
効率が同じにできるようにしている。
【0004】そして、図19、図20で示す従来のオイ
ルミストの除去装置で用いられるファン4は図19、図
20に示すようにモータ軸10に固定した円板部13の
前方に中央部が開口部15となったリング状板部14を
対向配置し、リング状板部14と円板部13との間に前
面視でく字状に屈曲した羽根部16を複数枚架設して構
成したものであって、いわば遠心タイプのファン4が用
いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来例にあっては、図21に示すように、ファン4はく字
状に屈曲した羽根部16の外端部が円板部13の外端部
と一致し、更に、ファン4は屈曲部の内側部分も外側部
分もいずれも回転方向に対して垂直となっており、この
ような構成のファン4では、ファン4のリング状板部1
4の中央の開口部15から流入したオイルミストを含ん
だ気体が羽根部16の屈曲部の外側部分に当たってオイ
ルミストと気体とを分離する働きはあるが、オイルミス
トと気体はファンの遠心力によりファン4の外周方向に
流れるものであり、オイルミストと気体との分離が十分
ではなく、つまり、オイルミストと気体とがファン4の
遠心力でファン4の外周方向に飛ばされてケーシング9
の内壁のオイルミスト捕捉部7に衝突してオイルミスト
の凝集物がオイルミスト捕捉部7に捕捉されるが、気体
も同時に当たって方向転換して膜状フィルター5側に流
れる際、折角衝突により一端分離したオイルミストの凝
集物がこの気体により運ばれるおそれがあり、結局、気
体とともに流れるオイルミストの量が多く、これを分離
するため、従来においては図19、図20に示すように
オイルミスト除去風路の途中に膜状フィルター5を必要
とするという問題があった。また、従来のファン4は遠
心タイプのものであるため、ケーシング9の内壁に当た
って方向を変えるものであり、このため、風量を効率的
に増大することができなかった。
【0006】つまり、従来のファン4ではケーシング9
の内壁のオイルミスト捕捉部7におけるオイルミストの
捕捉効率が悪いという問題があり、また、膜状フィルタ
ー5をオイルミスト除去風路の途中に設けるため処理風
量が低下し、また、遠心タイプのファン4であるためこ
の点でも風量を効率的に増大できないという問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明に到る過程で図22、図2
3に示すように、モータ軸10に固定した円板部13の
前方に中央部が開口部15となったリング状板部14を
対向配置し、リング状板部14と円板部13との間に前
面視でく字状に屈曲した羽根部16を複数枚架設し、く
字状に屈曲した羽根部16の屈曲部16aよりも外側部
分16bを円板部13の外周端よりも外方に突出させる
と共に該く字状に屈曲した羽根部16の屈曲部16aよ
りも外側部分16bを屈曲部16aよりも内側部分16
cに対して捩じって回転方向に対して屈曲部16aより
も外側部分16bの前端縁16dと後端縁16eとがず
れるように傾斜させた構成のファン装置を考えた。これ
は遠心ファンの外周に軸流ファンを組み合わせたような
ものであり、ファン4が回転すると、リング状板部14
の中央の開口部15からオイルミストを含んだ気体が吸
入され、羽根部16に沿って流れ、この際、羽根部16
に屈曲部16aが設けてあるので、く字状の羽根部16
のバッフル効果によりオイルミストを含んだ気体の流れ
る向きが変えられながら羽根部16に衝突して気体から
オイルミストの凝集物が分離され、そして、く字状に屈
曲した羽根部16の屈曲部16aよりも外側部分16b
を円板部13の外周端よりも外方に突出させると共に該
く字状に屈曲した羽根部16のうち屈曲部16aよりも
外側部分16bを屈曲部16aよりも内側部分16cに
対して捩じって回転方向に対して屈曲部16aよりも外
側部分16bの前端縁16dと後端縁16eとがずれる
ように傾斜させてあるので、気体に比べ重いオイルミス
トの凝集物はファン4の遠心力によりファン4の外周方
向に飛ばされるが、オイルミストの凝集物が分離された
気体は捩じって傾斜した羽根部16の外側部分16bに
ガイドされて図23に示すように斜め後方に送られるも
のであり、このことにより、分離したオイルミストと気
体とがファン4から出る際の主な流出方向が変えられて
オイルミストを効率良く捕捉できるのである。しかし
て、上記の構造のファン装置においては、く字状に屈曲
した羽根部16の屈曲部16aよりも外側部分16bの
形状により気体の流れ方向が決定されるものであり、図
23に示すように屈曲部16よりも外側部分16bの前
端縁16dの外端からモータ軸10までの距離L1 より
も屈曲部16よりも外側部分6bの後端縁16eの外端
からモータ軸10までの距離L 2 を長くすると図23に
おける角度αが大きくなって気体が斜め外後方に向けて
流れることになる。ところが、こように角度αが大きく
なると、図23の矢印のようにケーシング9の内周壁2
4の後半部に気体が衝突して直接後板17と前板18と
の間の隙間から案内羽根体12内に流れるので、案内羽
根体12内を流れる際の抵抗が少なくてモータを小型化
できるという利点がある反面案内羽根体12を通過する
際にはほとんど気体中に含まれるオイルミストが除去さ
れないという問題があることが判明した。また、屈曲部
16の外側部分16bにより気体が斜め後方に流される
際に同時に外側部分16bの前方の気体を巻き込んで斜
め後方に流す恐れがあり、このため、図23の破線に示
す矢印のように羽根部1を通過してオイルミストと凝集
分離することなく短絡して外側部分16bにより斜め後
方に気体が流される恐れがあった。
【0008】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、ファン
の羽根部をオイルミストを含んだ気体が通過する際にオ
イルミストと気体とを分離し、分離したオイルミストと
気体とがファンから出る際の主な流出方向を変えてオイ
ルミストを効率良く捕捉でき、更に、分離した気体を案
内羽根体により案内して送り出す際にできるだけ、モー
タ軸に平行に近付くような流れとして案内羽根体内を通
過する際に案内羽根体内をジクザクに衝突しながら流れ
て案内羽根体内においても効率的に気体中のオイルミス
トを分離できるファン及びファンを用いたオイルミスト
除去装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するために、本発明のファン
は、モータ軸10に固定した円板部13の前方に中央部
が開口部15となったリング状板部14を対向配置し、
リング状板部14と円板部13との間に前面視でく字状
に屈曲した羽根部16を放射状に複数枚架設し、く字状
に屈曲した羽根部16の屈曲部16aよりも外側部分1
6bを円板部13の外周端よりも外方に突出させると共
に該く字状に屈曲した羽根部16の屈曲部16aよりも
外側部分16bを屈曲部16aよりも内側部分16cに
対して捩じって回転方向に対して屈曲部16aよりも外
側部分16bの前端縁16dと後端縁16eとがずれる
ように傾斜させ、円板部13の外周部を屈曲部16aよ
りも外側部分16bに到るように延長して成ることを特
徴とするものである。
【0010】また、円板部13の外周部を屈曲部16a
よりも外側部分16bの後端縁16eの外端まで延長す
ると共に円板部13の外周端から前方に向けて外周片1
4aを延長してもよい。本発明のファンを用いたオイル
ミスト除去装置は、中央部に孔部19を有する大径の後
板17の前方に後板よりも小径の前板18を配置すると
ともに前板18と後板17との間に案内羽根部20を複
数枚架設して案内羽根体12を構成し、ケーシング9内
に請求項1または請求項2記載のファン4を配置すると
共にケーシング9内のファン4の後に案内羽根体12を
配置し、ファン4の屈曲部16aよりも外方に突出した
部分を案内羽根体12の後板17の外周部前面を対向さ
せ、ケーシング9の内周壁24によりファン4及び案内
羽根体12の外周を囲み、案内羽根体12の後板17を
ファン4の羽根部16の屈曲部16aよりも外側部分1
6bの後端縁16eに対向させて成ることを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】ファン4が回転すると、リング状板部14の中
央の開口部15からオイルミストを含んだ気体が吸入さ
れ、羽根部16に沿って流れるが、この際、羽根部16
に屈曲部16aが設けてあるので、く字状の羽根部16
のバッフル効果によりオイルミストを含んだ気体の流れ
る向きが変えられながら羽根部16に衝突して気体から
オイルミストの凝集物が分離される。そして、く字状に
屈曲した羽根部16の屈曲部16aよりも外側部分16
bを円板部13の外周端よりも外方に突出させると共に
該く字状に屈曲した羽根部16のうち屈曲部16aより
も外側部分16bを屈曲部16aよりも内側部分16c
に対して捩じって回転方向に対して屈曲部16aよりも
外側部分16bの前端縁16dと後端縁16eとがずれ
るように傾斜させてあるので、気体に比べ重いオイルミ
ストの凝集物はファン4の遠心力によりファン4の外周
方向に飛ばされるが、オイルミストの凝集物が分離され
た気体は捩じって傾斜した羽根部16の外側部分16b
にガイドされて後方に送られるものであり、このことに
より、分離したオイルミストと気体とがファン4から出
る際の主な流出方向が変えられてオイルミストを効率良
く捕捉できるようになるものである。この時、円板部1
3の外周部を屈曲部16aよりも外側部分に到るように
延長してあることで、円板部13の外周部が屈曲部16
a部分までしかないものに比べて気体の流れる方向をモ
ータ軸10に対してできるだけ平行に近付くように流す
ことができるものであり、モータ軸に対して平行に近づ
けて気体を流すようなものに最適に適応できるものであ
る。また、気体をモータ軸10に対して略平行な方向に
流すに当たって、羽根部16の外側部分16bの前方の
空気を吸い込まず、したがって、羽根部16の外側部分
16bにガイドされて後方に気体を流す際に外側部分1
6bの前方から羽根部16内を通過することの無い気体
が短絡して流れるのを防止し、羽根部16を通過するこ
とでオイルミストを凝集分離するという経路を経た気体
のみが後方に向けて流れることになる。
【0012】ここで、円板部13の外周部を屈曲部16
aよりも外側部分16bの後端縁16eの外端まで延長
すると共に円板部13の外周端から前方に向けて外周片
14aを延長すると、モータ軸に対してより平行に近づ
けて気体を流すことができる。そして、中央部に孔部1
9を有する大径の後板17の前方に後板よりも小径の前
板18を配置するとともに前板18と後板17との間に
案内羽根部20を複数枚架設して案内羽根体12を構成
し、ケーシング9内に請求項1または請求項2記載のフ
ァン4を配置すると共にケーシング9内のファン4の後
に案内羽根体12を配置し、ファン4の屈曲部16aよ
りも外方に突出した部分を案内羽根体12の後板17の
外周部前面を対向させ、ケーシング9の内周壁24によ
りファン4及び案内羽根体12の外周を囲み、案内羽根
体12の後板17をファン4の羽根部16の屈曲部16
aよりも外側部分16bの後端縁16eに対向させるこ
とで、ファン4から排出された気体がモータ軸10に対
してできるだけ平行に近付くように流れて案内羽根体1
2の後板17の後板17に当たり、案内羽根体12内に
流れる際に案内羽根体12内においてジクザクに衝突を
繰り返しながら流れ、案内羽根体12内の後板17、前
板18、案内羽根部20に衝突した際に気体中に含まれ
るオイルミストが更に凝集されるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
いて詳述する。本発明のファン4は図1、図2に示すよ
うにモータ軸10に円板部13を固定し、この円板部1
3の前方に中央部が開口部15となり且つ円板部13よ
りも大径となったリング状板部14を対向配置し、リン
グ状板部14と円板部13との間に前面視でく字状に屈
曲した羽根部16を放射状に複数枚架設して構成してあ
る。ここで、く字状に屈曲した羽根部16は、屈曲部1
6aよりも外側部分16bが円板部13の外周端よりも
外方に突出させてあり、また、このく字状に屈曲した羽
根部16の屈曲部16aよりも外側部分16bが屈曲部
16aよりも内側部分16cに対して捩じってあって、
回転方向に対して屈曲部16aよりも外側部分16bの
前端縁16dと後端縁16eとがずれるように傾斜させ
てある。ここで、羽根部16の屈曲部16が直線でこの
屈曲部16よりも外側部分16bの断面を直線としてあ
るが、図13、図14のように屈曲部16を弧状としこ
の屈曲部16aよりも外側部分16bの断面を弧状とな
るようにしてもよいものである。本発明において、円板
部13の外周部は屈曲部16aよりも外側部分16bに
到るように延長してあり、この延長外周部14bの外端
は図1、図2に示す実施例においてはちょうど、外側部
分16bの前端縁16dの外端位置に合致するようにな
っているが、延長外周部13はこれよりも長くてもよ
く、あるいは、短くてもよいが、いずれにしても屈曲部
16aよりも外側部分に到るようになっている。
【0014】上記のような構成のファン4は例えばオイ
ルミスト除去用として使用される。例えば、図3乃至図
12に示すようなオイルミスト除去装置のファンとして
使用することができる。図7、図8にはオイルミスト除
去装置8が示してある。このオイルミスト除去装置8の
外殻のケーシング9の一端部に吸い込み部2を設け、ケ
ーシング9の他端部に排気部3を設けてケーシング9内
に吸い込み部2から排気部3に至るオイルミスト除去風
路1を構成してある。ケーシング9内にはモータ11に
より回転するモータ軸10が貫挿してあり、モータ軸1
0に複数のファン4が固定してあり、ファン4とファン
4との間に案内羽根体12が設けてある。ここで、オイ
ルミスト除去装置8に用いるファン4として上記した図
1、図2に示す本発明に係るファン4を用いるものであ
る。
【0015】案内羽根体12は中央部に孔部19を有す
る大径の後板17とこれよりも小径の前板18を対向配
置し、前板18と後板17との間に案内羽根部20を架
設して構成してある。この案内羽根部20は図9に示す
ようにファン4の羽根部16と同様に前面視でく字状に
屈曲してあるが、必ずしも上記のようにく字状に屈曲し
たものにのみ限定されない。ここで、ケーシング9は複
数個の分割ケーシング体21を連結して構成してあり、
分割ケーシング体21同士は鍔部22同士をボルト、ナ
ットにより結合してある。この場合、鍔部22間に案内
羽根体12の後板17の外周端部を挟持することで分割
ケーシング体21同士を連結する際に同時に案内羽根体
12がケーシング9内に取り付けられる。このようにす
ることで、案内羽根体12の後板17は図7のようにフ
ァン4の羽根部16の屈曲部16aよりも外側部分16
bの後端縁16eに対向するものである。また、後板1
7の中央部の孔部19は後方に隣り合うファン4のリン
グ状板部14の開口部15に対向するものである。そし
て、このようにして案内羽根体12の後板17の外周端
部を鍔部22間に挟持することにより、ファン4の外周
から後方に流出した気体が案内羽根体12の案内羽根部
20の外端間の隙間から案内羽根部20内を通って、孔
部19から出て後方に隣り合う次のファン4の開口部1
5に流れ込むようになっている。
【0016】ケーシング9の内周壁24はファン4の遠
心力でファン4の外周方向に飛ばされるオイルミストの
凝集物が衝突するためのオイルミスト捕捉部7となって
いる。このオイルミスト捕捉部7となるケーシング9の
内周壁24の内面には図10に示すように螺旋状にオイ
ル排出溝25が形成してあり、螺旋状のオイル排出溝2
5の端部はケーシング9の全内周にわたって設けた環状
溝25aと連通し、環状溝25a の最下端部にケーシン
グ9を貫通するように排出孔26が設けてある。つま
り、オイルミスト捕捉部7で捕捉されたオイルミストは
螺旋状のオイル排出溝25を伝わって環状溝25a を介
して排出孔26から外部に排出されるものである。
【0017】図3に全体図として示す実施例では上記の
構成のオイルミスト除去装置8が図4、図5、図6に示
すように、箱体27内に内装してある。箱体27はベー
ス40に取り付けてあり、ベース40にオイルミスト除
去装置8が固定してあり、この場合、モータ11もベー
ス40に固定してある。そして、ベース40には皿部4
1が設けてあり、排出孔26からのオイルがこの皿部4
1に流れるようになっている。皿部41には排油孔42
が設けてある。この箱体27内には前室28とオイルミ
スト除去装置収納室29と後室30とに別れており、前
室28には吸い込み口31が設けてある。箱体27の側
部には着脱自在な窓部32が設けてあり、前室28の窓
部32と対向する位置にオイルミスト除去装置8の吸い
込み部2が開口しており、吸い込み部2に連通する支持
筒33が前室28内に突出させてある。そして、窓部3
2を取り外して箱体27の側部孔から筒状をした厚みの
厚いフィルター34を前室28内に挿入して筒状の厚み
の厚いフィルター34の後端縁部を支持筒33にはめ込
んで取り付けてある。したがって、吸い込み口31から
吸われたオイルミストを含む気体は前室28内に入り、
厚みの厚いフィルター34を通過してオイルミスト除去
装置8の吸い込み部2に流入するようになっている。オ
イルミスト除去装置8の排気部3はケーシング9の後部
の上部に設けてあって後室30の上部に連通している。
後室30は図11に示すように中仕切り35により2つ
の部屋30a、30bに分割してあり、中仕切り35の
下方が開口して両部屋30a 、30bを連通している。
そして排気部3を設けていない方の部屋30bの上部に
箱体27の排気口36が形成してある。つまり、排気部
3から部屋30a に流出した気体は部屋30a に設けた
不織布等の緩衝材44に当たって下方に流れ、中仕切り
35の下方の開口を流れて部屋30b 内を上昇して排気
口36から排気されるのであるが、この場合、気体がU
状に蛇行させられるためオイルミストの再飛散を防止
し、また、後室30を通過することで消音がなされるも
のである。また、緩衝材44に当たって再飛散が防止さ
れたオイルは出口45から外部に排出される。
【0018】しかして、上記のような構成の本発明のフ
ァン4を用いたオイルミスト除去装置8によりオイルミ
スト発生源である旋盤や研削盤から発生するオイルミス
トを捕捉するのであるが、オイルミストを捕捉するに
は、ファン4を作動させると、オイルミストを含んだ気
体がフード(図示せず) 、ダクト(図示せず) を経て吸
い込み口31から前室28内に吸い込まれ、厚みの厚い
フィルター34により気体中に含まれている切粉、ある
いは研削砥粉等の塵あいが捕捉される。この場合、オイ
ルミストの一部が厚みの厚いフィルター34に捕捉され
る。厚みの厚いフィルター34を通過したオイルミスト
を含んだ気体はオイルミスト除去装置8の吸い込み部2
からオイルミスト除去風路1を通り、このオイルミスト
除去風路1を通過する際にオイルミストが分離捕捉され
て排気部3から気体が後室30に流れ、後室30を経て
排気口36から外部に排気されるものである。図5、図
6において、気体の流れを矢印で示している。なお、図
7、図8に示すように最終段のファンは従来と同じ遠心
タイプのファン4′を使用してある。
【0019】ここで、オイルミスト除去装置8によりオ
イルミストが除去されるのは次のようにして除去され
る。すなわち、ファン4を回転することで、第1段目の
ファン4の開口部15から流れ込んだオイルミストを含
んだ気体はく字状をした羽根部16間の間隙を通過して
く字状をした羽根部16に衝突してオイルミストを凝集
させ、凝集されたオイルミストとの凝集物はファン4の
回転力による遠心力によって凝集大径化して質量を大き
くし、第1段の分割ケーシング体21の内周壁24の前
半部に衝突して第1段階でのオイルミスト凝集物の分離
捕捉が行われる。一方、く字状に屈曲した羽根部16の
屈曲部16aよりも外側部分16bを円板部13の外周
端よりも外方に突出させると共に該く字状に屈曲した羽
根部16のうち屈曲部16aよりも外側部分16bを屈
曲部16aよりも内側部分16cに対して捩じって回転
方向に対して屈曲部16aよりも外側部分16bの前端
縁16dと後端縁16eとがずれるように傾斜させてあ
るので、上記のように気体に比べ重いオイルミストの凝
集物はファン4の遠心力によりファン4の外周方向(図
7、図12の矢印イ方向)に飛ばされて分割ケーシング
体21の内周壁24であるオイルミスト捕捉部7に衝突
されて捕捉されるが、オイルミストの凝集物が分離され
た気体は捩って傾斜した羽根部16の外側部分16bに
ガイドされて後方(図7、図12の矢印ロ方向)に流
れ、案内羽根体12の案内羽根部20間を通過して次の
ファン4の開口部15に流れる。次のファン4の開口部
15に流入した気体にはオイルミストの一部が分離され
ずに含まれているが、第2段目のファン4を通過する際
に上記の第1のファン4の作用と同様にしてオイルミス
トの凝集物をファン4の遠心力により第2段目の分割ケ
ーシング体21の内周壁24に衝突して第2段階でのオ
イルミスト凝集物の分離捕捉が行われ、一方、気体はフ
ァン4の屈曲部16aよりも外側部分16bの傾斜面に
ガイドされて後方に送られ、案内羽根体12の案内羽根
部20間を通過して次のファン4の開口部15に流れ
る。同様にして次々とオイルミストを含んだ気体をファ
ン4、案内羽根体12、ファン4、案内羽根体12…と
いう順序で流すことで次々と気体中のオイルミストが気
体から分離捕捉されるものである。このように同様のこ
とを次々に繰り返しながらオイルミスト除去装置8のオ
イルミスト除去風路1を通過することにより気体中のオ
イルミストが除去されるのである。ケーシング9の内周
壁24であるオイルミスト捕捉部7に捕捉されたオイル
ミストは螺旋状のオイル排出溝25を伝わって風圧によ
り排出孔26側に流れ、排出孔26からベース40に設
けた皿部41側に排出されるものである。
【0020】ここで、本発明においては、く字状に屈曲
した羽根部16の屈曲部16aよりも外側部分16bを
円板部13の外周端よりも外方に突出させると共に該く
字状に屈曲した羽根部16のうち屈曲部16aよりも外
側部分16bを屈曲部16aよりも内側部分16cに対
して捩じって回転方向に対して屈曲部16aよりも外側
部分16bの前端縁16dと後端縁16eとがずれるよ
うに傾斜させてあるので、ファン4から外に出る際、気
体に比べて重いオイルミストの凝集物はファン4の遠心
力によりファン4の外周方向に飛ばされるが、オイルミ
ストの凝集物が分離された気体は捩じって傾斜した羽根
部16の外側部分16bにガイドされて斜め後方に送ら
れるものであり、このことにより、分離したオイルミス
トと気体とがファン4から出る際の主な流出方向が変え
られてオイルミストを効率良く捕捉でき、この結果、従
来のようにオイルミスト除去風路1に膜状フィルターを
設けて、ここでオイルミストを凝集拡大する必要がなく
なり、次段階のファン4へとスムーズに送られ、処理風
量が大幅に向上することになるものである。
【0021】また、本発明においては、円板部13の外
周部を屈曲部16aよりも外側部分に到るように延長し
てあるので、図12に示す角度αが小さくなり、この結
果、気体はモータ軸10に対してできるだけ平行となる
ように流れて案内羽根体12の後板17の後板17に当
たり、図12の矢印のように案内羽根体12内に流れる
際に案内羽根体12内においてジクザクに衝突を繰り返
しながら流れ、案内羽根体12内の後板17、前板1
8、案内羽根部20に衝突した際に気体中に含まれるオ
イルミストが更に凝集されるものである。案内羽根体1
2内において凝集されたオイルミストの粒子は衝突を繰
り返すことで次第に大粒の粒子となり、これが、案内羽
根体12を流れる気体の流れに乗って次段のファン4の
開口部15からファン4内に入り、上記したファン4の
作用により次段の内周壁24に遠心力で飛ばされて捕集
されることになり、このようにすることで、著しくオイ
ルミストを分離除去して捕捉する効率が向上するもので
ある。この場合、更に、気体をモータ軸10に対して略
平行な方向に流すに当たって、羽根部16の外側部分1
6bの前方の空気を吸い込まず、したがって、羽根部1
6の外側部分16bにガイドされて後方に気体を流す際
に外側部分16bの前方から羽根部16内を通過するこ
との無い気体が短絡して流れるのを防止し、羽根部16
を通過することでオイルミストを凝集分離するという経
路を経た気体のみが後方に向けて流れるようにできて、
気体からのオイルミストの凝集分離効果が向上するよう
になっている。
【0022】図17、図18には本発明の他の実施例が
示してある。この実施例では、円板部13の外周部を屈
曲部16aよりも外側部分16bの後端縁16eの外端
まで延長すると共に円板部13の外周端から前方に向け
て外周片14aを延長してある。このように外周片14
aを設けることで、図18に示すように気体をモータ軸
10に対して平行に流すことができるものである。ここ
で、外周片14aの延長長さは外側部分16bの前後方
向の長さの略1/2以下とする。これは外周片14aの
長さを長くすると、オイルミストの凝集物が遠心力で外
周方向に飛ばされる際の支障になるのでこれを防止する
ためである。
【0023】なお、上記実施例においては、ファン4を
多段に配置した実施例を示したが、ファン4をオイルミ
スト除去風路1の途中に一段配置したものであってもよ
い。また、オイルミスト除去風路1も上記した実施例の
ものみのみ限定されず、オイルミストを含んだ気体をフ
ァン4により流しながら途中でオイルミストと気体とを
分離してオイルミストを除去するものであれば他の種々
の形態のものであってもよいのは勿論である。また、他
に送風ファンとして使用しても通風路の抵抗が少なくな
り、小型のハウジングで大風量が得られるものである。
【0024】また、図1、図2、図13、図17、図1
8に示す各実施例においては前面視でく字状に屈曲した
羽根部16の屈曲部16aよりも内側部分16cをモー
タ軸10に近い方から屈曲部16aに近い方に向けて弧
状に屈曲してあると風量を増大させることができるが、
必ずしもこれにのみ限定されす図15に一例を示すよう
に上記内側部分16cを平坦板状としてもよいものであ
る。このように平坦板状とすると製作及び組み立てが容
易となる。
【0025】更に、羽根部16の前後方向の断面形状を
図16のように略V字状又は、略U字状、略弧状に曲成
したものであってもよい。このものにおいては風量を増
大させることがでるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明にあっては、上述のように、モー
タ軸に固定した円板部の前方に中央部が開口部となった
リング状板部を対向配置し、リング状板部と円板部との
間に前面視でく字状に屈曲した羽根部を複数枚架設し、
く字状に屈曲した羽根部の屈曲部よりも外側部分を円板
部の外周端よりも外方に突出させると共に該く字状に屈
曲した羽根部の屈曲部よりも外側部分を屈曲部よりも内
側部分に対して捩じって回転方向に対して屈曲部よりも
外側部分の前端縁と後端縁とがずれるように傾斜させて
あるので、ファンが回転すると、リング状板部の中央の
開口部からオイルミストを含んだ気体が吸入され、羽根
部に沿って流れるが、この際、く字状の羽根部のバッフ
ル効果によりオイルミストを含んだ気体の流れる向きが
変えられながら羽根部に衝突して気体からオイルミスト
の凝集物が分離されるのはもちろん、く字状に屈曲した
羽根部の屈曲部よりも外側部分を円板部の外周端よりも
外方に突出させると共に該く字状に屈曲した羽根部のう
ち屈曲部よりも外側部分を屈曲部よりも内側部分に対し
て捩じって回転方向に対して屈曲部よりも外側部分の前
端縁と後端縁とがずれるように傾斜させてあるので、気
体に比べ重いオイルミストの凝集物はファンの遠心力に
よりファンの外周方向に飛ばされるが、オイルミストの
凝集物が分離された気体は捩じって傾斜した羽根部の外
側部分にガイドされて後方に送られるものであり、この
ことにより、分離したオイルミストと気体とがファンか
ら出る際の主な流出方向が変えられてオイルミストを効
率良く分離して捕捉することができるものである。しか
も、本発明にあっては、円板部の外周部を屈曲部よりも
外側部分に到るように延長してあるので、円板部の外周
部が屈曲部部分までしかないものに比べて気体の流れる
方向をモータ軸に対してできるだけ平行に近付くように
流すことができるものであり、モータ軸に対して平行に
近づけて気体を流すようなものに最適に適応できるもの
であり、また、気体をモータ軸に対して略平行な方向に
流すに当たって、羽根部の外側部分の前方の空気を吸い
込まず、したがって、羽根部の外側部分にガイドされて
後方に気体を流す際に外側部分の前方から羽根部内を通
過することの無い気体が短絡して流れるのを防止するこ
とができ、羽根部を通過することでオイルミストを凝集
分離するという経路を経た気体のみが後方に向けて流れ
ることになり、オイルミストの分離がより効率的に行え
るものである。
【0027】また、円板部の外周部を屈曲部よりも外側
部分の後端縁の外端まで延長すると共に円板部の外周端
から前方に向けて外周片を延長したものにおいては、モ
ータ軸に対してより平行に近づけて気体を流すことがで
きるものである。また、中央部に孔部を有する大径の後
板の前方に後板よりも小径の前板を配置するとともに前
板と後板との間に案内羽根部を複数枚架設して案内羽根
体を構成し、ケーシング内に請求項1または請求項2記
載のファンを配置すると共にケーシング内のファンの後
に案内羽根体を配置し、ファンの屈曲部よりも外方に突
出した部分を案内羽根体の後板の外周部前面を対向さ
せ、ケーシングの内周壁によりファン及び案内羽根体の
外周を囲み、案内羽根体の後板をファンの案内羽根部の
屈曲部よりも外側部分の後端縁に対向させてあるので、
ファンから排出された気体をモータ軸に対してできるだ
け平行に近付くように流すことができて、案内羽根体の
後板の後板に衝突させることができ、この結果、案内羽
根体内に流れる際に案内羽根体内においてジクザクに衝
突を繰り返しながら流れ、案内羽根体内の後板、前板、
案内羽根部に衝突した際に気体中に含まれるオイルミス
トが更に凝集されて、オイルミストの凝集、捕集効率が
向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファンの斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上のファンを用いたオイルミスト除去装置の
全体斜視図である。
【図4】同上の一部切欠斜視図である。
【図5】同上の側面断面図である。
【図6】同上の平面断面図である。
【図7】同上のオイルミスト除去装置部分の拡大断面図
である。
【図8】同上の分解斜視図である。
【図9】同上の案内羽根体の正面断面図である。
【図10】同上の分割ケーシング体のオイル排出溝を説
明するための概略斜視図である。
【図11】(a)(b)は後室部分を示す平面図及び正
面図である。
【図12】本発明の作用説明図である。
【図13】本発明のファンの他の実施例の斜視図であ
る。
【図14】図13のXーX線の断面図である。
【図15】本発明の更に他の実施例の斜視図である。
【図16】本発明の更に他の実施例の斜視図である。
【図17】本発明の更に他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図18】同上の作用説明図である。
【図19】従来例のオイルミスト除去装置部分の拡大断
面図である。
【図20】同上の分解斜視図である。
【図21】同上に用いる従来例のファンの正面図であ
る。
【図22】比較例の斜視図である。
【図23】同上の作用説明図である。
【符号の説明】
9 ケーシング 10 モータ軸 12 案内羽根体 13 円板部 14a 外周片 14 リング状板部 15 開口部 16 羽根部 16a 屈曲部 16b 外側部分 16c 内側部分 16d 前端縁 16e 後端縁 17 後板 18 前板 19 孔部 20 案内羽根部20 24 内周壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 枝村 瑞郎 大阪市中央区島之内1丁目20番19号 株式 会社クラコ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸に固定した円板部の前方に中央
    部が開口部となったリング状板部を対向配置し、リング
    状板部と円板部との間に前面視でく字状に屈曲した羽根
    部を放射状に複数枚架設し、く字状に屈曲した羽根部の
    屈曲部よりも外側部分を円板部の外周端よりも外方に突
    出させると共に該く字状に屈曲した羽根部の屈曲部より
    も外側部分を屈曲部よりも内側部分に対して捩じって回
    転方向に対して屈曲部よりも外側部分の前端縁と後端縁
    とがずれるように傾斜させ、円板部の外周部を屈曲部よ
    りも外側部分に到るように延長して成ることを特徴とす
    るファン。
  2. 【請求項2】 円板部の外周部を屈曲部よりも外側部分
    の後端縁の外端まで延長すると共に円板部の外周端から
    前方に向けて外周片を延長して成ることを特徴とする請
    求項1記載のファン。
  3. 【請求項3】 中央部に孔部を有する大径の後板の前方
    に後板よりも小径の前板を配置するとともに前板と後板
    との間に案内羽根部を複数枚架設して案内羽根体を構成
    し、ケーシング内に請求項1又は請求項2記載のファン
    を配置すると共にケーシング内のファンの後に案内羽根
    体を配置し、ファンの屈曲部よりも外方に突出した部分
    を案内羽根体の後板の外周部前面を対向させ、ケーシン
    グの内周壁によりファン及び案内羽根体の外周を囲み、
    案内羽根体の後板をファンの案内羽根部の屈曲部よりも
    外側部分の後端縁に対向させて成ることを特徴とするフ
    ァンを用いたオイルミスト除去装置。
JP22181291A 1991-06-18 1991-09-02 ファン及びファンを用いたオイルミスト除去装置 Expired - Lifetime JPH0718434B2 (ja)

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DE69205907T DE69205907D1 (de) 1991-06-18 1992-06-17 Fettextraktor.
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016522357A (ja) * 2013-06-18 2016-07-28 クライオスター・ソシエテ・パール・アクシオンス・サンプリフィエ 遠心ロータ

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WO2009015949A1 (de) 2007-07-27 2009-02-05 Siemens Aktiengesellschaft Abscheider
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US8343246B2 (en) 2007-07-27 2013-01-01 Siemens Aktiengesellschaft Separator
JP2016522357A (ja) * 2013-06-18 2016-07-28 クライオスター・ソシエテ・パール・アクシオンス・サンプリフィエ 遠心ロータ

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