JPH0559920U - スパイラルアンテナ - Google Patents

スパイラルアンテナ

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Publication number
JPH0559920U
JPH0559920U JP214692U JP214692U JPH0559920U JP H0559920 U JPH0559920 U JP H0559920U JP 214692 U JP214692 U JP 214692U JP 214692 U JP214692 U JP 214692U JP H0559920 U JPH0559920 U JP H0559920U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spiral
center
curvature
radius
spiral antenna
Prior art date
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Pending
Application number
JP214692U
Other languages
English (en)
Inventor
健一 柿崎
仁士 水溜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0559920U publication Critical patent/JPH0559920U/ja
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 スパイラルアンテナを同一平面上にアレー配
列にした場合、広帯域にわたってグレーティングローブ
がなく定指向性を有するスパイラルアンテナを得る。 【構成】 うず巻状導体の巻き曲率が小さくなるに従っ
て、前記うず巻の中心がスパイラルアンテナ外形中心か
ら偏心するように導体線路２を構成したスパイラルアン
テナを発明した。この発明におけるスパイラルアンテナ
を２素子以上配列してアレーにする場合、前記うず巻の
曲率半径が小さくなるとともに曲率半径の中心を配列の
中心方向へ偏心させ、波長で規格化した前記うず巻の中
心間隔を常に１より小さくなるように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
この考案は広帯域な周波数範囲にわたって電波の定指向性を有するスパイラル アンテナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
図３は、従来のスパイラルアンテナを２個配列した場合の正面図であり、図４ は側面図である。図において、１は誘電体基板、２は誘電体基板１上にフォトエ ッチング等により形成された導体線路、３は後方への電波の放射を防止するため のキャビティ、４は給電のためのコネクタである。
【０００３】 次に動作について説明する。従来のスパイラルアンテナは、前記のように構成 され、コネクタ４から給電された電流は導体線路２上を流れ、線路の半径が一周 で一波長に相当する部分で効率よく電波を放射することができる。この時、前記 スパイラルアンテナの位相中心は、導体線路２の曲率半径の中心にある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
従来のスパイラルアンテナは、前記のように導体線路２のどの部分の曲率半径 の中心も同一点に存在するように構成されていた。このスパイラルアンテナを２ 素子以上配列してアレーにする場合、両者のうず巻の中心間隔が周波数によらず 一定となるため、周波数が高くなるにつれてグレーティングローブが発生し、そ の発生する角度が主ローブの近くになるという問題点があった。
【０００５】 この考案は前記のような課題を解消するためになされたもので、アレー配列を した場合、周波数が高くなってもグレーティングローブが発生せず、定指向性を 有するスパイラルアンテナを得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】 この考案に係わるスパイラルアンテナは、導体線路２の巻曲率半径が小さくな るとともに前記曲率半径の中心を隣接する素子の配列中心方向へ偏心させ、波長 で規格化したうず巻の中心間隔を常に１より小さくするように構成したものであ る。
【０００７】
【作用】
この考案におけるスパイラルアンテナは、周波数が高くなるにつれて使用され る導体線路２の曲率半径が小さくなるので、アレー配列された場合、曲率半径の 中心にある位相中心が素子配列の中心に近づくため、波長で規格化した前記うず 巻の中心間隔は常に１より小さいほぼ一定値となり、従ってグレーティングロー ブは発生しない。
【０００８】
【実施例】
実施例１． 図１はこの考案の一実施例を示す正面図であり、スパイラルアンテナが２素子 配列した場合を示している。図２は側面図であり、図１、図２において１〜４は 前記従来装置と全く同一のものである。導体線路２の曲率半径が小さくなるにつ れて、２素子の曲率半径の中心間隔が小さくなっており、波長で規格化した両う ず巻の中心間隔は１より小さく、周波数とほぼ無関係である。
【０００９】 前記のように構成された２素子のスパイラルアンテナにおいては、周波数が高 くなるにつれて位相中心の間隔が小さくなるため、波長で規格化した両うず巻の 中心間隔は１より小さいほぼ一定値に保たれ、グレーティングローブはどの周波 数でも発生しない。従って広帯域にわたって定指向性を有するアレーアンテナが 得られるという特徴を持つ。
【００１０】 なお前記実施例では２素子配列の場合を示したが、３素子以上を例えばリング 状に配列しても、導体線路２の曲率半径の中心の偏心方向を配列の中心に向けれ ば同様の効果が得られることは言うまでもない。
【００１１】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、導体線路２の曲率半径の中心を、半径が小さ くなるとともに配列された複数素子の中心方向へ偏心させ、波長で規格化したう ず巻の中心間隔が１より小さくなるように構成したので、グレーティングローブ がなく、定指向性を有するスパイラルアンテナが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の実施例１によるスパイラルアンテナ
を示す正面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】従来のスパイラルアンテナを示す正面図であ
る。
【図４】図３の側面図である。
【符号の説明】
１ 誘電体基板 ２ 導体線路 ３ キャビティ ４ コネクタ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 誘電体基板上に任意の幅の複数のうず巻
    状導体線路を形成して構成したスパイラルアンテナにお
    いて、前記うず巻状導体の巻き曲率半径が小さくなるに
    従って、前記うず巻の中心が前記スパイラルアンテナ外
    形中心から偏心するように前記導体線路を形成したこと
    を特徴とするスパイラルアンテナ。
  2. 【請求項２】 誘電体基板上に任意の幅の複数のうず巻
    状導体線路を形成して構成したスパイラルアンテナにお
    いて、前記うず巻状導体の巻き曲率半径が小さくなるに
    従って、前記うず巻の中心が前記スパイラルアンテナ外
    形中心から偏心するように前記導体線路を形成したスパ
    イラルアンテナを同一平面上に２個配列し、両者のうず
    巻の曲率半径が小さくなるとともに曲率半径の中心を前
    記配列の中心方向へ偏心させ、波長で規格化した前記両
    うず巻の中心間隔を常に１より小さくするように構成し
    たことを特徴とするスパイラルアンテナ。
  3. 【請求項３】 誘電体基板上に任意の幅の複数のうず巻
    状導体線路を形成して構成したスパイラルアンテナにお
    いて、前記うず巻状導体の巻き曲率半径が小さくなるに
    従って、前記うず巻の中心が前記スパイラルアンテナ外
    形中心から偏心するように前記導体線路を形成したスパ
    イラルアンテナを同一平面上にリング状に複数配列し、
    各うず巻の曲率半径が小さくなるとともに曲率半径の中
    心を前記配列の中心方向へ偏心させ、波長で規格化した
    前記各うず巻の中心間隔を常に１より小さくするように
    構成したことを特徴とするスパイラルアンテナ。
JP214692U 1992-01-24 1992-01-24 スパイラルアンテナ Pending JPH0559920U (ja)

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