JP3137260B2 - ラジアルラインスロットアンテナ - Google Patents

ラジアルラインスロットアンテナ

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JP3137260B2 JP01148756A JP14875689A JP3137260B2 JP 3137260 B2 JP3137260 B2 JP 3137260B2 JP 01148756 A JP01148756 A JP 01148756A JP 14875689 A JP14875689 A JP 14875689A JP 3137260 B2 JP3137260 B2 JP 3137260B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,SHF,EHF帯において用いられるラジアル導波
路を利用したラジアルラインスロットアンテナに関す
る。
〔従来の技術〕
従来技術としては,例えば特公昭64−1965号公報に示
されるものがある。すなわち,等間隔で対設された上下
の円板型導体で構成されるラジアル導波路において最も
基本になる伝搬モードである中心から径方向へ同じ強さ
で一様に拡がる伝搬モードの波長をλとしたとき,上
側導体の径方向軸上にその中心よりδの距離にある第1
の点,この軸と直角な軸上に該中心よりδ+1/4×λ
の距離にある第2の点,第1の点と同軸上で該中心から
第1の点と反対側にδ+1/2×λの距離にある第3の
点,第2の点と同軸上で該中心から第2の点と反対側に
δ+3/4×λの距離にある第4の点,第1の点と同軸
上かつ同方向に該中心からδ+λの距離にある第5の
点,及び以下同様にして定められる点群を順次通るスパ
イラル状の線上に,直交線上に各別に1/4×λの中心
間隔で配置された一組のスロットで構成される放射素子
を,スロットの一方が径方向に対し約45゜の傾きをなす
ほぼハの字状に,順次配設したことを特徴とする円偏波
平面アレイアンテナである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし,上述した従来のアンテナは,隣り合う螺線同
士の間隔がλであるため,グレーティングローブの影
響が比較的大きく,十分な利得を得ることができないと
いう問題点がある。また,λを空間波長λより短く
してグレーティングローブを抑えることも行われている
が,λがλの値に近いため,グレーティングローブ
を十分抑えることはできず,十分な利得を得ることがで
きない。
ところで,一般にスロットの間隔が短い方がグレーテ
ィングローブの影響が小さいことが知られている。そこ
で,スロットを密に配置してグレーティングローブを抑
えることが考えられる。この場合,いかにして電波をラ
ジアル導波路から垂直に放射し,かつ円偏波にするかの
課題が解決されなければならない。
本発明は上記課題をその課題とする。
そして,本発明はグレーティングローブの影響が小さ
く,十分な利得が得られる円偏波のラジアルラインスロ
ットアンテナを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するためになされたもので,
ほぼ等間隔に対向された2枚の導体で構成されるラジア
ル導波路における波長をλとしたとき,上側導体の径
方向軸上に,その中心よりδの距離にある第1の点,δ
+λの距離にある第2の点,δ+2×λの距離にあ
る第3の点,以下同様にして得られる点群を通るアルキ
メデスの螺線からなる第1螺線上,及び前記第1の点と
同軸上でこの第1の点と同じ側にその中心からδ+1/2
×λの距離にある第1′の点、(δ+1/2×λ)+
λの距離にある第2′の点,(δ+1/2×λ)+2
×λの距離にある第3′の点,以下同様にして得られ
る点群を通るアルキメデスの螺線からなる第2螺線上に
スロットを形成してなるラジアルラインスロットアンテ
ナであって,前記第1螺線上に形成されるスロットと、
前記第2螺線上に形成されるスロットは、それぞれの螺
線上においては同方向に形成されており、しかも同一の
径方向軸上においては、前記第2螺線上に形成されるス
ロットの向きは、前記第1螺線上に形成されるスロット
をスロットの中心を通る前記同一の径方向軸に対して18
0度回転した向きに形成されていることを特徴とするラ
ジアルラインスロットアンテナである。
〔作用〕
本発明のラジアルラインスロットアンテナは,間隔が
1/2×λである2本の螺線,すなわち第1螺線及び第
2螺線の上にそれぞれスロットを形成しているので,ス
ロットの配置は密となり,グレーティングローブが抑え
られ,さらに第1螺線上に形成されたスロットと第2螺
線上に形成されたスロットとが互いに180度回転した向
きに配置されているので,放射される電波は同位相で円
偏波となり,前述の課題は解決される。
〔実施例〕
本発明を実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は,本発明によるラジアルラインスロットアン
テナの説明図であり,図中(1)はスロット板で,この
スロット板(1)は金属製の円板で,エッチング加工等
により形成される複数のスロット(2)を有している。
また(3)はフレームで,このフレーム(3)は金属円
板の周縁を絞り加工したもので,この周縁に前記スロッ
ト板(1)を接合し,エポキシ樹脂等でシールし,その
内部にラジアル導波路(4)を形成する。すなわち,ス
ロット板(1)とフレーム(3)の底部からなる2枚の
導体でラジアル導波路(4)が形成されている。そし
て,前記スロット板(1)のほぼ中央には同軸(5)が
取り付けられている。
なお,前記スロット板(1)とフレーム(3)とで形
成される内部空間内に仕切板(図示せず)を配置し,ラ
ジアル導波路(4)を上層導波路と下層導波路に分け,
仕切板の外周で導波路の折り返し部を形成してもよい。
前記スロット板(1)の上には,雨等の浸入を防ぐた
めにレドーム(6)が取り付けられている。このレドー
ム(6)は雪等が積もらないようにすべりやすいテフロ
ン材料等で成形したもので,その周縁をスロット板
(1)及びフレーム(3)と重ね合わせてシールしてい
る。また,このレドーム(6)とスロット板(1)との
間に,必要に応じて発泡スチロール等よりなるスペーサ
(7)を積層してもよい。
次に前記スロット板(1)に設けられているスロット
(2)の配列パターンについて説明する。
第2図に示すように、ハの字をなすペアのスロットか
ら成るスロット(2)は2つの螺線、すなわち第1螺線
(11)及び第2螺線(12)上に形成されている。前記第
1螺線(11)は,ラジアル導波路(4)内の軸対称伝搬
モードの波長をλgとすると,スロット板(1)の中心
Oよりδの距離にある第1の点,δ+λの距離にある
第2の点,δ+2×λの距離にある第3の点,以下同
様にして得られる点群,すなわちλの間隔で与えられ
る点群を通るアルキメデスの螺線からなる。つまり,ス
ロット(2)の中点の極座標(R,θ)が,方程式 R=
δ+λ×θ/2πを満足するようにスロット(2)が順
次配置されている。
一方,前記第2螺線(12)は,前記第1の点と同軸上
でこの第1の点と同じ側にその中心からδ+1/2×λ
の距離にある第1′の点,(δ+1/2×λ)+λ
距離にある第2′の点,(δ+1/2×λ)+2×λ
の距離にある第3′の点,以下同様にして得られる点
群,すなわち第1′の点からλの間隔で与えられる点
群を通るアルキメデスの螺線からなる。つまり,スロッ
ト(2)の中点の極座標(R,θ)が,方程式 R=δ+
1/2×λ+λ×θ/2πを満たすようにスロット
(2)が順次配列されている。そして、第1螺線上に形
成されているスロット(2a)と第2螺線上に形成されて
いるスロット(2b)は、それぞれにおいては同方向に形
成されており、しかも第1螺線上に形成されるスロット
と第2螺線上に形成されるスロットとは互いに180度回
転した状態で形成されている。
以上のように、第1螺線(11)及び第2螺線(12)を
規定することにより,これら螺線同士の間隔が1/2×λ
となり,従来のものより間隔を短くしている。この間
隔を1/2×λとしているのは,アンテナ素子,すなわ
ちスロットに対して電波を垂直方向に放射させるために
は,スロット同士の間隔を1/2×λの整数倍としなけ
ればならないからである。
一方,円偏波とするためには,第1螺線(11)及び第
2螺線(12)上に形成されるスロットの向きは,それぞ
れの螺線上においては同方向にしなければならない。し
かしながら,本発明のようにスロット同士の間隔が1/2
×λの場合,隣り合うスロットから放射される位相は
逆になり,結局打消し合って電波が放射されなくなる。
そこで本発明では2本の螺線を用い,この第1螺線(1
1)上に形成するスロット(2a)と第2螺線(12)上に
形成するスロット(2b)とを互いに180度回転した状態
で形成されている。すなわち,本発明は,その間隔が1/
2×λである2本の螺線,つまり第1螺線と第2螺線
を用いて,これらの上にスロットを形成し,しかもその
第1螺線上に形成するスロットと第2螺線上に形成する
スロットとを互いに180度回転した状態とすることによ
り,スロットの配置を密としてグレーティングローブを
抑え,利得を上げるとともに円偏波でスロットから電波
を放射させることができるのである。
〔発明の効果〕
本発明のラジアルラインスロットアンテナはグレーテ
ィングローブの影響が小さく,高い利得性能が得られる
円偏波のラジアルラインスロットアンテナを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し,第1図はその一部を破断
した説明図,第2図はスロットパターンの説明図であ
る。 (1)……スロット板 (2)……スロット (3)……フレーム (4)……ラジアル導波路 (5)……同軸 (6)……レドーム (7)……スペーサ (11)……第1螺線 (12)……第2螺線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ等間隔に対向された2枚の導体で構成
    されるラジアル導波路における波長をλgとしたとき、
    上側導体の径方向軸上に、その中心よりδの距離にある
    第1の点、δ+λgの距離にある第2の点、δ+2×λ
    gの距離にある第3の点、以下同様にして得られる点群
    を通るアルキメデスの螺線からなる第1螺線上、及び前
    記第1の点と同軸上でこの第1の点と同じ側にその中心
    からδ+1/2×λgの距離にある第1′の点、(δ+1/2
    ×λg)+λgの距離にある第2′の点、(δ+1/2×
    λg)+2×λgの距離にある第3′の点、以下同様に
    して得られる点群を通るアルキメデスの螺線からなる第
    2螺線上にスロットを形成してなるラジアルラインスロ
    ットアンテナであって、前記第1螺線上に形成されるス
    ロットと、前記第2螺線上に形成されるスロットは、そ
    れぞれの螺線上においては同方向に形成されており、し
    かも同一の径方向軸上においては、前記第2螺線上に形
    成されるスロットの向きは、前記第1螺線上に形成され
    るスロットをスロットの中心を通る前記同一の径方向軸
    に対して180度回転した向きに形成されていることを特
    徴とするラジアルラインスロットアンテナ。
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