JPH0558544A - 粘着シート表面基材貼着装置 - Google Patents

粘着シート表面基材貼着装置

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JPH0558544A
JPH0558544A JP24487091A JP24487091A JPH0558544A JP H0558544 A JPH0558544 A JP H0558544A JP 24487091 A JP24487091 A JP 24487091A JP 24487091 A JP24487091 A JP 24487091A JP H0558544 A JPH0558544 A JP H0558544A
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JP
Japan
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adherend
patch
web
peeling edge
adhesive sheet
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Withdrawn
Application number
JP24487091A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tajima
洋 田島
Kura Tomita
蔵 富田
Kazuhito Murata
一仁 村田
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエブの欠陥部を粘着剤付きパッチの貼り付
けにより補修する手段として、補修を完全に自動化で
き、上記貼着を高精度で且つ確実に行える装置を提供す
る。 【構成】 欠陥部を有するウエブロールの巻き換え途上
で、離型性テープ12aに貼着された粘着剤付きパッチ
15を剥離エッジ13より欠陥部の通過位置上に繰り出
し、このパッチ15をウエブ1表面に貼り付けて該欠陥
部を補修する装置において、パッチ15を常時は剥離エ
ッジ13より非突出状態に保持し、欠陥部が補修位置に
近づいた際にパッチ15を剥離エッジ13より半突出状
態として待機させ、欠陥部が補修位置に到達した際に該
パッチ15の突出部分を押圧してウエブ1表面に押し付
けるようにしたウエブの補修装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被貼着物への粘着シー
ト表面基材の貼着装置に関する。例えば抄紙して得られ
た原紙等のウエブ(被貼着物)に欠陥部が存在する場合
に、該ウエブを次工程に供する前に欠陥部を、粘着シー
トから剥離するパッチ(表面基材)によって補修を行う
装置、あるいは被貼着シート(被貼着物)に、粘着シー
トから剥離するラベル(表面基材)を正確に貼着するラ
ベル貼着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被貼着物、例えば抄紙機によって製造さ
れたウエブ(原紙)には、様々な要因によって発生した
穴や薄膜部等の小さい欠陥部(一般に直径0.5〜20
mm程度) を有する場合があり、そのままの状態では次の
各種塗工工程で支障を生じる。すなわち、例えば塗料の
塗布後にブレードにて余剰の塗料を掻き落として目標の
塗工量を得るブレード方式の塗工では、塗料がウエブの
塗布面より欠陥部を通して反対側のロール面に付着し、
この塗料によりウエブがロールに貼り付いて破断した
り、ウエブの裏面に移着して不良を生じることになる。
また塗料の塗布後にエアーを吹き付けて余剰の塗料を除
去して目標の塗工量を得るエアーナイフ方式の塗工で
は、欠陥部よりエアーをはらんでウエブが破れることが
ある。
【0003】従って、上記欠陥部を補修するために従来
より一般的に、裏面周縁部に粘着剤層を設けた50mm角
程度の紙片からなるパッチ(表面基材)を貼着するよう
にしている。その補修操作は、抄紙工程の末尾において
走行するウエブの欠陥部の有無を光学的に判定し、欠陥
部を有するウエブロールの側端面の欠陥部近傍にマーキ
ングを施した後、この巻取りロールを巻換装置であるリ
リーラーにて巻き換える過程で作業者が上記マーキング
を監視し、欠陥部近傍が巻き出し位置に近付いた際にリ
リーラーの速度を落とし、ウエブをゆっくり送りつつ欠
陥部を肉眼で探し出し、次いでリリーラーを停止させて
欠陥部に手作業でパッチを貼り付けた上で、リリーラー
を通常の送り速度に戻すという手順を採っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の補修手段では、巻換装置の動作切換えと補修の一連
の操作の全てを手作業で行うため、非常に手間がかかり
専任の作業者を必要とする上、0.5mm径といった微
小欠陥部の肉眼による発見が困難であり、発見に長時間
を要すると共に欠陥部の見落としも生じ易く、また補修
精度も悪いという問題があり、せっかくの抄紙工程によ
る欠陥部検出情報が充分に活かされていなかった。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑み、ウエブの欠
陥部に対するパッチの貼り付けによる補修を完全に自動
化でき、しかも該パッチの貼着を高精度で且つ確実に行
える補修装置を提供することを目的としている。また本
発明は、葉書等の枚葉紙あるいは連続紙等の被貼着物に
ラベル等の表面基材を正確に貼着するラベルの貼着装置
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る被貼着物に
対する粘着シート表面基材の貼着装置は、被貼着物の送
り途上で、粘着シートの表面基材を剥離エッジより被貼
着物の通過位置上に繰り出し、表面基材を被貼着物に貼
着する装置において、表面基材を常時は剥離エッジより
非突出状態に保持し、被貼着物が貼着位置に近接した際
に該表面基材を剥離エッジより半突出状態として待機さ
せ、被貼着物が貼着位置に到達した際に該表面基材の突
出部分を押圧して貼りつけるように構成したことを特徴
とするものである。
【0007】また本発明に係る被貼着物に対する表面基
材の貼着装置は、ロール状に巻き込まれた被貼着物を巻
き出して別の巻取りロールに巻き換える巻換装置と、こ
の巻き換え走路に設置されて上記被貼着物の被貼着部の
通過を検出するセンサーと、該センサーの下流側の巻き
換え走路上で表面基材が定間隔で貼着された粘着シート
を繰り出して剥離エッジを経て巻き取る表面基材供給装
置と、該剥離エッジより突き出された上記表面基材を被
貼着物の被貼着部に押し付ける昇降可能な押圧ヘッド
と、上記センサーによる検知信号に基づいて上記押圧ヘ
ッドを被貼着部がその下方を通過する際に該表面基材を
剥離エッジより半突出状態として待機させ、且つ被貼着
部が貼着位置に到達した際に上記粘着シートを被貼着物
の送りに略同調する速度で送る粘着シート送り制御手段
とを具備してなることを特徴とするものである。
【0008】本発明に係るウエブの補修装置は、欠陥部
を有するウエブロールの巻き換え途上で、離型性テープ
に貼着された粘着剤付きパッチを該テープが巻き掛かる
剥離エッジより欠陥部の通過位置上に繰り出し、このパ
ッチを欠陥部が補修位置に到達した際にウエブ表面に貼
り付けて該欠陥部を補修する装置において、上記パッチ
を常時は剥離エッジより非突出状態に保持し、欠陥部が
補修位置に近づいた際に該パッチを剥離エッジより半突
出状態として待機させ、欠陥部が補修位置に到達した際
に該パッチの突出部分を上から押圧してウエブ表面に押
し付けると共に、上記テープをウエブの送りに略同調す
る速度で送ることを特徴とする構成を採用したものであ
る。
【0009】また、本発明に係るウエブの補修装置は、
欠陥部を有するウエブロールを巻き出して別の巻取りロ
ールに巻き換える巻換装置と、この巻き換え走路に設置
されて上記欠陥部の通過を検知するセンサーと、該セン
サーの下流側の巻き換え走路上で粘着剤付きパッチが定
間隔で貼着されたテープを繰り出して剥離エッジを経て
巻き取るパッチ供給装置と、該剥離エッジより突き出さ
れた上記パッチをウエブ表面に押し付ける昇降可能な押
圧ヘッドと、上記センサーによる検知信号に基づいて上
記押圧ヘッドを欠陥部がその下方を通過する際に下降さ
せる押圧ヘッド駆動制御手段と、欠陥部が補修位置に近
づいた際に該パッチを剥離エッジより半突出状態として
待機させ、且つ欠陥部が補修位置に到達した際に上記テ
ープをウエブの送りに略同調する速度で送るテープ送り
制御手段とを具備してなる構成を採用したものである。
【0010】また本発明に係るラベルの貼着装置は、被
貼着物の送り途上で、粘着シートに貼着されたラベルを
該粘着シートが巻き掛かる剥離エッジより被貼着物の通
過位置上に繰り出し、このラベルを被貼着物が貼着位置
に到達した際にラベルを被貼着物に貼着するラベルの貼
着装置において、上記ラベルを常時は剥離エッジより非
突出状態に保持し、被貼着物が貼着位置に近づいた際に
該ラベルを剥離エッジより半突出状態として待機させ、
被貼着物が貼着位置に到達した際に該ラベルの突出部分
を上から押圧して被貼着物に押し付けると共に、上記粘
着シートを被貼着物の送りに略同調する速度で送ること
を特徴とするものである。
【0011】また本発明に係るラベルの貼着装置は、ロ
ール状に巻き込まれた被貼着物を巻き出して別の巻取り
ロールに巻き換える巻換装置と、この巻き換え走路に設
置されて上記被貼着物の被貼着部の通過を検出するセン
サーと、該センサーの下流側の巻き換え走路上でラベル
が定間隔で貼着された粘着シートを繰り出して剥離エッ
ジを経て巻き取るラベル供給装置と、該剥離エッジより
突き出された上記ラベルを被貼着物の被貼着部に押し付
ける昇降可能な押圧ヘッドと、上記センサーによる検知
信号に基づいて上記押圧ヘッドを被貼着部がその下方を
通過する際に該ラベルを剥離エッジより半突出状態とし
て待機させ、且つ被貼着部が貼着位置に到達した際に上
記テープを被貼着物の送りに略同調する速度で送る粘着
シート送り制御手段とを具備してなることを特徴とする
ものである。
【0012】
【作用】請求項1および2の作用は、次のとおりであ
る。即ち、巻換装置では被貼着物の巻取りロールを巻き
出して別の巻取りロールに巻き換えるが、その走行途上
の上流側にセンサーが設けられると共に、下流側に表面
基材の供給装置及び押圧ヘッドが設けられる。表面基材
供給装置は通常の粘着ラベル供給機と同様に表面基材が
定間隔で貼着された粘着シートを間欠的に繰り出して剥
離エッジを経て巻き取るものであり、該剥離エッジにお
いて粘着シートが鋭角に折曲して移動することにより、
上記表面基材が粘着シートから剥離して該エッジより前
方へ突出する。しかして、ここでは該表面基材は、粘着
シート送り制御手段により、常時は剥離エッジより非突
出状態に保持され、欠陥部が補修位置に近づいた際に剥
離エッジより半突出状態として待機することになる。
【0013】センサーは表面基材供給装置の上流側で欠
陥部の通過を検知し、この検知信号に基づいて押圧ヘッ
ド駆動手段が該検知より所定のタイムラグを置いて押圧
ヘッドを下降させ、上記半突出状態で待機中の表面基材
が該押圧ヘッドにより上から押圧されて被貼着物に押し
付けられて該被貼着部を塞ぐ形に貼着される。この時、
粘着シート送り制御手段により前記粘着シートが被貼着
物の送りと略同調する速度で送られるから、表面基材も
同速度で剥離エッジより突き出されつつ被貼着物に貼着
していくことになり、この貼着過程で両者の貼着界面で
のずれを生じず、高い補修精度が得られる。なお、この
粘着シートの送り速度は、被貼着物の送りと同一又は僅
かに遅く設定するのがよい。一方、上記押圧ヘッドの押
圧作動のタイミングは、上記低速の送り速度とセンサー
から補修位置までの距離との関係から精密に設定され
る。
【0014】表面基材の貼着が終わると、押圧ヘッドは
上方へ退避するが、次位の表面基材は再び欠陥部が補修
位置に近づくまで剥離エッジより非突出状態に保持され
る。従って、補修を行わない期間中には粘着面が上記粘
着シートに密着した形で保持されるから、粘着剤の乾燥
による接着性低下が回避される。一方、補修時点で上記
非突出状態から表面基材を送り出す場合には、表面基材
先端が被貼着物表面に達するまでの時間的ロスが大きい
上、被貼着物の走行に対して遅れを生じ易く、補修精度
の低下をきたすことになるが、本発明では既述のように
欠陥部が補修位置に来る前に予め被貼着物を半突出状態
として待機させるので上記のような問題はない。
【0015】上記の表面基材貼着は被貼着物の走行状態
でなされるため、完全に停止させた状態で貼着する場合
に比較して、巻換装置における被貼着物のテンション変
化が小さく、該テンション変化に起因するしわや切断線
のずれ等の異常を生じにくく、また補修に要する時間的
ロスも低減される。
【0016】請求項3および4の作用は次のとおりであ
る。即ち、巻換装置では欠陥部を有するウエブの巻取り
ロールを巻き出して別の巻取りロールに巻き換えるが、
その走行途上の上流側にセンサーが設けられると共に、
下流側に粘着剤付きパッチの供給装置及び押圧ヘッドが
設けられる。パッチ供給装置は通常の粘着ラベル供給機
と同様に貼着剤付きパッチが定間隔で貼着された離型性
テープを間欠的に繰り出して剥離エッジを経て巻き取る
ものであり、該剥離エッジにおいてテープが鋭角に折曲
して移動することにより、上記パッチがテープから剥離
して該エッジより前方へ突出する。しかして、ここでは
該パッチは、テープ送り制御手段により、常時は剥離エ
ッジより非突出状態に保持され、欠陥部が補修位置に近
づいた際に剥離エッジより半突出状態として待機するこ
とになる。
【0017】センサーはパッチ供給装置の上流側で欠陥
部の通過を検知し、この検知信号に基づいて押圧ヘッド
駆動手段が該検知より所定のタイムラグを置いて押圧ヘ
ッドを下降させ、上記半突出状態で待機中のパッチが該
押圧ヘッドにより上から押圧されてウエブ表面に押し付
けられて該欠陥部を塞ぐ形に貼着される。この時、テー
プ送り制御手段により前記離型性テープがウエブの送り
と略同調する速度で送られるから、パッチも同速度で剥
離エッジより突き出されつつウエブに貼着していくこと
になり、この貼着過程で両者の貼着界面でのずれを生じ
ず、高い補修精度が得られる。なお、このテープの送り
速度は、ウエブの送りと同一又は僅かに遅く設定するの
がよい。一方、上記押圧ヘッドの押圧作動のタイミング
は、上記低速の送り速度とセンサーから補修位置までの
距離との関係から精密に設定される。
【0018】パッチの貼着が終わると、押圧ヘッドは上
方へ退避するが、次位のパッチは再び欠陥部が補修位置
に近づくまで剥離エッジより非突出状態に保持される。
従って、補修を行わない期間中には粘着面が上記テープ
に密着した形で保持されるから、粘着剤の乾燥による接
着性低下が回避される。一方、補修時点で上記非突出状
態からパッチを送り出す場合には、パッチ先端がウエブ
表面に達するまでの時間的ロスが大きい上、ウエブの走
行に対して遅れを生じ易く、補修精度の低下をきたすこ
とになるが、本発明では既述のように欠陥部が補修位置
に来る前に予めパッチを半突出状態として待機させるの
で上記のような問題はない。
【0019】上記のパッチ貼着はウエブの走行状態でな
されるため、完全に停止させた状態で貼着する場合に比
較して、巻換装置におけるウエブのテンション変化が小
さく、該テンション変化に起因するしわや切断線のずれ
等の異常を生じにくく、また補修に要する時間的ロスも
低減される。
【0020】また請求項5および6の作用は、請求項1
および2の作用と同様に発揮されることは上記の記載よ
り明瞭である。
【0021】
【実施例】以下に本発明の実施例を、ウエブの補修装置
を一例として説明する。即ち、図1は抄紙工程の末尾を
示しており、ウエブ1が乾燥ドラム2,2…によって乾
燥され、ガイドロール3,3を経てリール4に巻き取ら
れ、一定の巻回量に達すると巻取りロール10aとして
取り出される。しかして、ガイドロール3,3間には発
光部5aと受光部5bとを有する欠陥検出装置5が設置
されており、該検出装置5により、走行中のウエブ1に
存在する欠陥部が検出されると共に、この欠陥部の巻取
りロール10aにおける巻回始端からの長さつまり長手
方向位置とウエブ幅方向位置と計測される。
【0022】図2は巻換装置の一例であるリリーラー6
を示しており、前記の欠陥検出装置5によって欠陥部が
検出された巻取りロール10aを巻き出し機6aより巻
き出し、ガイドロール7a,7b,7cを経て巻き取り
機6bにて巻き取ることにより、別の巻取りロール10
bに巻き換えるようになされている。そして、このウエ
ブ1の走行途上の上流側に発光部8aと受光部8bとか
らなるセンサー8がウエブ1の幅方向に移動可能に設け
られると共に、下流側のガイドロール7bの手前に自動
パッチ貼付装置9がウエブ1の上方に配置されている。
【0023】この自動パッチ貼付装置9は、ウエブ1の
幅方向に移動可能に設定された基台9aの上部にパッチ
テープロール11aを装着し、該ロール11aより繰り
出したパッチテープ12を基台9aの下部に取付けられ
た剥離エッジ13を経て巻取りテープロール11bに巻
き取るテープ送り機構を備えると共に、剥離エッジ13
の若干前方に配置する押圧ローラ14の上下駆動機構を
有している。ここで、パッチテープ12は、図3に示す
ように、紙又は合成樹脂製の離型性テープ12aの片面
にパッチ15が一定間隔で貼着されたものである。また
各パッチ15は、例えば図4に示すように、正方形の紙
片15aの裏面周縁に粘着面15bを有するものであ
り、通常、紙片15aの大きさが50〜100mm角程
度、粘着面15bの幅が10〜20mm程度に設定され
る。
【0024】しかして図5に示すように、各パッチ15
は、パッチテープ12が剥離エッジ13を鋭角状に折曲
して通過する際に、離型性テープ12aから剥離して該
剥離エッジ13より前方へ押し出されるが、常時は剥離
エッジ13より突出しない状態で保持され、ウエブ1の
欠陥部が補修位置に近づいた際に貼付装置9のテープ送
り機構によって前端側の5〜15mm程度が剥離エッジ
13より突出した半突出状態に繰り出されて待機するよ
うに設定される。また押圧ローラ14は図示実線のよう
にパッチ15の突出部分の真上で待機する。
【0025】一方、図2に示すように、リリーラー6に
は、ウエブ1の送りと貼付装置9の駆動を制御する制御
装置16が付設されている。そして、この制御装置16
は、前工程の欠陥検出装置5にて得られた欠陥部の位置
情報が該欠陥検出装置5からのオンラインによるか又は
マークシートを介してインプットされ、この情報に基づ
き、該欠陥部のウエブ長手方向位置が巻き出し部に近付
くまではウエブ1を高速で送るが、該欠陥部が巻き出し
部に近付いた際に巻き出し機6a及び巻き取り機6bの
駆動速度を落として所定の低速送りに切換え、且つセン
サー8及び貼付装置9のウエブ幅方向の待機位置を欠陥
部のほぼ真上になるように設定すると共に、貼付装置9
のテープ送り機構に対してパッチ15が前記の半突出状
態の待機姿勢をとるように指令する。
【0026】リリーラー6が上記の低速送りに切り換わ
ると、センサー8が欠陥部の通過を検知し、この検知信
号に基づいて制御装置16は、待機しているパッチ15
が正確に欠陥部の真上にくるように貼付装置9のウエブ
幅方向の位置を補正せしめ、次いで欠陥部が該パッチ1
5の下方を通過する際に押圧ローラ14をアーム14a
の回動により図示の二点鎖線で示すように下降させる。
これによりパッチ15の前端側がウエブ1上に押し付け
られ、同時に貼付装置9のテープ送り機構が制御装置1
6の指令に基づいてウエブ1の送りと同調する速度でパ
ッチテープ12を一定長さだけ送り、該パッチ15が後
端まで完全に離型性テープ12aから離脱して押圧ロー
ラによりウエブ1の進行と共にその欠陥部のある表面に
貼着される。なお、パッチ15の粘着面15bは周縁部
のみに設けているため、欠陥部を通して背面に粘着剤が
露呈することはない。
【0027】かくして、この補修が終了すると、押圧ロ
ーラ14が上方へ退避し、ウエブ1の高速送りが再開さ
れ、最終的に巻き換えが完了した巻取りロール10bは
所定の塗工工程に供される。また、補修を要する欠陥部
が複数存在する場合は、センサー8及び貼付装置9が制
御装置16の指令によって前記同様にウエブ幅方向の欠
陥部通過位置の真上にくるように移動すると共に、貼付
装置9のパッチテープ12が僅かに送られ、次位のパッ
チ15が前記同様に前端側を剥離エッジ13より突出し
た待機状態となり、以降は既述同様にして欠陥部の補修
が行われることになる。
【0028】なお、剥離エッジに非突出状態に保持され
ていた粘着剤付きパッチを欠陥部が補修位置に近づいた
際に該剥離エッジより半突出状態とする待機姿勢の転換
は、上記実施例では前工程の欠陥検出装置5による欠陥
部の位置情報に基づいてセンサー8及び自動パッチ貼付
装置9をウエブ1の幅方向に位置調整する際に行うよう
に設定しているが、ウエブ1がセンサー8から貼付装置
9まで移動する間に上記姿勢転換を行える時間的余裕が
ある配置構成の場合、センサー8にて欠陥部の通過を検
出した際にその検出信号に基づいて該姿勢転換を行う指
令を発するようにしてもよい。また上記時間的余裕のな
い配置構成でも、センサー8よりも更に上流側に別の専
用センサーを設け、このセンサーにて欠陥部の通過を検
出した際の検出信号に基づいて同様に上記姿勢転換を行
う指令を発するようにしてもよい。
【0029】一方、上記実施例では制御装置16により
センサー8および自動パッチ貼付装置9をウエブ1の幅
方向に位置調整するものとしているが、該センサーとし
て検知範囲がウエブ全幅にわたるものを用いれば上記位
置調整は不要となる。また貼付装置9についても、その
台数の増加により個々の位置調整範囲を短くでき、更に
ウエブ全幅をカバーできるように複数列に固定配置すれ
ば、その位置調整及びセンサー8による検出後の位置補
正も不要となる。その他、本発明では、センサー、巻換
装置及び押圧ヘッドの駆動制御手段、押圧ヘッドやパッ
チ供給装置の構造及び動作機構等の細部構成について
は、例示以外に種々設計変更可能である。例えば、セン
サーとしては、ウエブ1の光反射性の差異による検出や
レーザー光を利用した検出等の例示以外の光学的検出手
段、更には磁気、静電容量等を利用する検出手段も採用
できる。
【0030】上記実施例は、ウエブの補修装置を例に説
明したが、この実施例に限らず、葉書等の枚葉紙や連続
紙等の被貼着物にラベル等の表面基材を貼着する装置
に、本発明を適用することができることは言うまでもな
い。
【0031】
【発明の効果】本発明の貼着装置によれば、連続的に送
られてくる枚葉紙等の被貼着物の被貼着部にラベル等の
表面基材を正確に貼着するに当たって、従来のような手
作業によらずに完全な自動操作によって行うことがで
き、該貼着工程の無人化に伴う省力化とコスト低減が達
成され、しかも上記表面基材を常時は剥離エッジより非
突出状態に保持して、被貼着物の被貼着部が貼着位置に
近づいた際に該表面基材を剥離エッジより半突出状態と
して待機させることから、貼着を行わない期間中に粘着
剤が乾燥して接着性低下をきたす恐れがなく、大きな貼
着強度が得られると共に、貼着時点で上記非突出状態か
ら表面基材を送り出す場合に比較して時間的ロスが少な
く補修精度の低下をきたしにくく、また貼着時に表面基
材を貼着した粘着シートを被貼着物の送りに略同調する
速度で送るため、貼着界面でのずれを生じず高い貼着精
度が得られ、更に被貼着物の送りを停止させずに減速状
態で貼着を行うので、該停止に起因する被貼着物のしわ
等の不良発生を防止できると共に貼着に要する時間的ロ
スが著しく低減される。
【0032】また本発明の補修装置によれば、前工程で
生じたウエブの穴等の小さい欠陥部に対する粘着剤付き
パッチの貼り付けによる補修を、従来のような手作業に
よらずに完全な自動操作によって行うことができ、該補
修工程の無人化に伴う省力化とコスト低減が達成され、
しかも上記パッチを常時は剥離エッジより非突出状態に
保持して、欠陥部が補修位置に近づいた際に該パッチを
剥離エッジより半突出状態として待機させることから、
補修を行わない期間中に粘着剤が乾燥して接着性低下を
きたす恐れがなく、大きな貼着強度が得られると共に、
補修時点で上記非突出状態からパッチを送り出す場合に
比較して時間的ロスが少なく補修精度の低下をきたしに
くく、また補修時にパッチを貼着したテープをウエブの
送りに略同調する速度で送るため、貼着界面でのずれを
生じず高い補修精度が得られ、更にウエブの送りを停止
させずに減速状態で補修を行うので、該停止に起因する
ウエブのしわ等の不良発生を防止できると共に補修に要
する時間的ロスが著しく低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 抄紙工程の末尾を示す概略側面図。
【図2】 巻換装置の一例であるリリーラーの概略側面
図。
【図3】 パッチテープの平面図。
【図4】 パッチの背面図。
【図5】 リリーラーにおける補修位置要部の縦断側面
図。
【符号の説明】
1 被貼着物(ウエブ) 6 巻換装置(リリーラー) 8 センサー 9 自動表面基材(パッチ)貼付装置(パッチ供給
装置) 10a 巻取りロール 10b 巻取りロール 12 表面基材(パッチ)テープ 12a 離型性テープ 13 剥離エッジ 14 押圧ローラ(押圧ヘッド) 15 表面基材(パッチ) 15b 粘着面 16 制御装置(テープ送り制御手段及び貼付ヘッド
駆動制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 4F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被貼着物の送り途上で、粘着シートの表
    面基材を剥離エッジより被貼着物の通過位置上に繰り出
    し、表面基材を被貼着物に貼着する装置において、表面
    基材を常時は剥離エッジより非突出状態に保持し、被貼
    着物が貼着位置に近接した際に該表面基材を剥離エッジ
    より半突出状態として待機させ、被貼着物が貼着位置に
    到達した際に該表面基材の突出部分を押圧して貼りつけ
    るように構成したことを特徴とする粘着シート表面基材
    貼着装置。
  2. 【請求項2】 ロール状に巻き込まれた被貼着物を巻き
    出して別の巻取りロールに巻き換える巻換装置と、この
    巻き換え走路に設置されて上記被貼着物の被貼着部の通
    過を検出するセンサーと、該センサーの下流側の巻き換
    え走路上で表面基材が定間隔で貼着された粘着シートを
    繰り出して剥離エッジを経て巻き取る表面基材供給装置
    と、該剥離エッジより突き出された上記表面基材を被貼
    着物の被貼着部に押し付ける昇降可能な押圧ヘッドと、
    上記センサーによる検知信号に基づいて上記押圧ヘッド
    を被貼着部がその下方を通過する際に該表面基材を剥離
    エッジより半突出状態として待機させ、且つ被貼着部が
    貼着位置に到達した際に上記粘着シートを被貼着物の送
    りに略同調する速度で送る粘着シート送り制御手段とを
    具備してなる粘着シート表面基材貼着装置。
  3. 【請求項3】 欠陥部を有するウエブロールの巻き換え
    途上で、離型性テープに貼着された粘着剤付きパッチを
    該テープが巻き掛かる剥離エッジより欠陥部の通過位置
    上に繰り出し、このパッチを欠陥部が補修位置に到達し
    た際にウエブ表面に貼り付けて該欠陥部を補修する装置
    において、上記パッチを常時は剥離エッジより非突出状
    態に保持し、欠陥部が補修位置に近づいた際に該パッチ
    を剥離エッジより半突出状態として待機させ、欠陥部が
    補修位置に到達した際に該パッチの突出部分を上から押
    圧してウエブ表面に押し付けると共に、上記テープをウ
    エブの送りに略同調する速度で送ることを特徴とするウ
    エブの補修装置。
  4. 【請求項4】 欠陥部を有するウエブロールを巻き出し
    て別の巻取りロールに巻き換える巻換装置と、この巻き
    換え走路に設置されて上記欠陥部の通過を検知するセン
    サーと、該センサーの下流側の巻き換え走路上で粘着剤
    付きパッチが定間隔で貼着されたテープを繰り出して剥
    離エッジを経て巻き取るパッチ供給装置と、該剥離エッ
    ジより突き出された上記パッチをウエブ表面に押し付け
    る昇降可能な押圧ヘッドと、上記センサーによる検知信
    号に基づいて上記押圧ヘッドを欠陥部がその下方を通過
    する際に下降させる押圧ヘッド駆動制御手段と、欠陥部
    が補修位置に近づいた際に該パッチを剥離エッジより半
    突出状態として待機させ、且つ欠陥部が補修位置に到達
    した際に上記テープをウエブの送りに略同調する速度で
    送るテープ送り制御手段とを具備してなるウエブの補修
    装置。
  5. 【請求項5】 被貼着物の送り途上で、粘着シートに貼
    着されたラベルを該粘着シートが巻き掛かる剥離エッジ
    より被貼着物の通過位置上に繰り出し、このラベルを被
    貼着物が貼着位置に到達した際にラベルを被貼着物に貼
    着するラベルの貼着装置において、上記ラベルを常時は
    剥離エッジより非突出状態に保持し、被貼着物が貼着位
    置に近づいた際に該ラベルを剥離エッジより半突出状態
    として待機させ、被貼着物が貼着位置に到達した際に該
    ラベルの突出部分を上から押圧して被貼着物に押し付け
    ると共に、上記粘着シートを被貼着物の送りに略同調す
    る速度で送ることを特徴とするラベルの貼着装置。
  6. 【請求項6】 ロール状に巻き込まれた被貼着物を巻き
    出して別の巻取りロールに巻き換える巻換装置と、この
    巻き換え走路に設置されて上記被貼着物の被貼着部の通
    過を検出するセンサーと、該センサーの下流側の巻き換
    え走路上でラベルが定間隔で貼着された粘着シートを繰
    り出して剥離エッジを経て巻き取るラベル供給装置と、
    該剥離エッジより突き出された上記ラベルを被貼着物の
    被貼着部に押し付ける昇降可能な押圧ヘッドと、上記セ
    ンサーによる検知信号に基づいて上記押圧ヘッドを被貼
    着部がその下方を通過する際に該ラベルを剥離エッジよ
    り半突出状態として待機させ、且つ被貼着部が貼着位置
    に到達した際に上記粘着シートを被貼着物の送りに略同
    調する速度で送る粘着シート送り制御手段とを具備して
    なるラベルの貼着装置。
JP24487091A 1991-08-29 1991-08-29 粘着シート表面基材貼着装置 Withdrawn JPH0558544A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062893A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Nitta Haas Inc テープ貼付け装置および貼付け治具
JP2009029564A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 粘着製品剥離装置
CN115535411A (zh) * 2022-10-31 2022-12-30 广州市普理司科技有限公司 一种全伺服自动贴标机及操作方法
WO2023024652A1 (zh) * 2021-08-26 2023-03-02 宁德时代新能源科技股份有限公司 料带缺陷修复装置

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