JPH0558364A - 乗り物のヘツドライト装置 - Google Patents

乗り物のヘツドライト装置

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JPH0558364A
JPH0558364A JP24662891A JP24662891A JPH0558364A JP H0558364 A JPH0558364 A JP H0558364A JP 24662891 A JP24662891 A JP 24662891A JP 24662891 A JP24662891 A JP 24662891A JP H0558364 A JPH0558364 A JP H0558364A
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JP
Japan
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reflecting mirror
mirror
vehicle
mirror surface
inclination
Prior art date
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Application number
JP24662891A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kaneko
勝良 兼子
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操向時に乗り物と共にヘッドライト装置が傾
斜したときでも、その照射域が所望域に正確に合致する
ようにし、しかも、このようにした場合において、反射
鏡の鏡面の性能が低下することを簡単な構成によって確
実に防止する。 【構成】 反射鏡7の一部鏡面21が同上反射鏡7の一
般部鏡面22よりも少し前方に偏位するよう上記反射鏡
7の一部23を前方に突出させ、上記反射鏡7を光軸8
回りに回転可能にすると共に、この反射鏡7を回転駆動
させる駆動手段28を設け、一方、乗り物の左右の傾斜
を検出する傾斜検出装置を設け、この傾斜検出装置の検
出信号により上記駆動手段28を作動させるようにして
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動二輪車等乗り物
の車体が、操向時に左右に傾斜したとき、照射方向が所
望の方向に向うようにするヘッドライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のヘッドライト装置は、一般
に、バルブと、このバルブを構成するフィラメントから
の光を前方に向って反射させる反射鏡とを備え、この反
射による照射光が車体の前方に向うようになされてい
る。ところで、自動二輪車の操向時には、その車体は左
右いずれかに傾斜するが、このため、上記ヘッドライト
装置も傾斜し、これによる照射域が操向方向とは反対の
方向に寄ってしまい、つまり、照射域がライダーの所望
域から外れてしまうことがある。
【0003】そこで、自動二輪車の操向時に車体が傾斜
したときでも、照射方向が所望の方向に向うようにした
ものが提案されており、これには、従来、特開昭63‐
312280号公報で示されるものがある。これによれ
ば、上記反射鏡の一部に開口が形成され、この開口に対
応して前後に移動可能なように可動反射鏡が設けられ、
この可動反射鏡は上記反射鏡の後面側に設けられた駆動
手段により、上記前後任意位置に移動可能とされてい
る。そして、操向時に車体が傾斜したときには、上記駆
動手段により上記可動反射鏡が前方に移動させられ、こ
れにより照射域が所望域に合致するようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上記従来
構成によると、可動反射鏡は前後移動するものであるこ
とから、これを固定側に支承させるための構造が複雑に
なっている。このため、バルブに対する可動反射鏡の位
置精度が得にくくなり、つまり、操向時の照射域を所望
域に合致させることが不正確になるおそれがある。ま
た、反射鏡に形成した開口の開口縁と、可動反射鏡との
間には間隙が存在するため、このままでは、この間隙を
通して反射鏡の後面側から鏡面側に塵埃が入り込み、こ
の鏡面の性能を低下させるおそれがある。そこで、上記
間隙を塞ぐシール部材を設けることが考えられるが、こ
れは構成を複雑にさせることとなって好ましくない。
【0005】
【発明の目的】この発明は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、操向時に乗り物と共にヘッドライト
装置が傾斜したときでも、その照射域が所望域に正確に
合致するようにし、しかも、このようにした場合におい
て、反射鏡の鏡面の性能が低下することを簡単な構成に
よって確実に防止することを目的とする。
【0006】
【発明の構成】上記目的を達成するためのこの発明の特
徴とするところは、バルブと、このバルブからの光を前
方に向って反射させる反射鏡とを備えた乗り物のヘッド
ライト装置において、上記反射鏡の一部鏡面が同上反射
鏡の一般部鏡面よりも少し前方に偏位するよう上記反射
鏡の一部を前方に突出させ、上記反射鏡を光軸回りに回
転可能にすると共に、この反射鏡を回転駆動させる駆動
手段を設け、一方、乗り物の左右の傾斜を検出する傾斜
検出装置を設け、この傾斜検出装置の検出信号により上
記駆動手段を作動させるようにした点にある。
【0007】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。反射
鏡7の一部鏡面21が同上反射鏡7の一般部鏡面22よ
りも少し前方に偏位するよう上記反射鏡7の一部23を
前方に突出させ、上記反射鏡7を光軸8回りに回転可能
にすると共に、この反射鏡7を回転駆動させる駆動手段
28を設け、一方、自動二輪車(乗り物)1の左右の傾
斜を検出する傾斜検出装置36を設け、この傾斜検出装
置36の検出信号により上記駆動手段28を作動させる
ようにしてある。このため、自動二輪車(乗り物)1の
操向時に、この自動二輪車(乗り物)1と共にヘッドラ
イト装置2が傾斜してその照射域Bがライダー3が視認
したい所望域Cから外れようとするとき、上記傾斜検出
装置36の検出信号により駆動手段28が作動して反射
鏡7を回転させ、つまり、これに伴い一部鏡面21を回
転させる。すると、この一部鏡面21により、上記所望
域Cが照射されることとなる。
【0008】上記効果は反射鏡7を光軸8回りに回転さ
せることによって得られるのであり、固定側に対するこ
のような反射鏡7の支承構造は、可動反射鏡を前後に移
動させるようにした前記従来技術に比べて構成が簡単で
ある。しかも、前記したように一部鏡面21は反射鏡7
の一部23を前方に突出させることによって形成してあ
るため、この一部鏡面21と一般部鏡面22との間には
前記従来技術のような間隙が生じることはない。よっ
て、反射鏡7の後面側から鏡面20側に塵埃が入り込む
ことは防止される。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。図8と図9において、符号1は乗り物である自動二
輪車で、この自動二輪車1はその前部にヘッドライト装
置2を備えている。また、符号3はライダーである。
【0010】図1から図5において、図1中矢印Frは
車体の前方を示している。上記ヘッドライト装置2は前
方に向って開く半円球状の樹脂製カバー体5を有し、こ
のカバー体5は車体側に固定されている。上記カバー体
5内でこのカバー体5にバルブ6が着脱自在に取り付け
られている。また、同上カバー体5内に樹脂製の反射鏡
7が設けられ、この反射鏡7は前方に向って開く半円球
状をなし、上記カバー体5、バルブ6、および反射鏡7
は同一の軸心上に配設され、この軸心が光軸8となって
いる。また、上記反射鏡7の前面を覆うレンズ9が設け
られている。このレンズ9は上記カバー体5の外縁に環
状連結具10により着脱自在に固着されている。
【0011】上記バルブ6は上記カバー体5に取り付け
られたバルブ基部12と、このバルブ基部12に取り付
けられた発光源たるハイビームフィラメント13および
ロービームフィラメント14を有している。これらハイ
ビームフィラメント13とロービームフィラメント14
は、上記反射鏡7の中央に形成された貫通孔15を前方
に向って貫通しており、このため、これらハイビームフ
ィラメント13とロービームフィラメント14とはその
後方から上記反射鏡7で覆われる状態となっている。ま
た、上記ロービームフィラメント14はその下半分がフ
ード17で覆われ、このフード17は反射鏡7に向おう
とするロービームフィラメント14からの光の一部を遮
る。
【0012】上記ハイビームフィラメント13とロービ
ームフィラメント14とは択一選択的に通電されて発光
するようになっており、その光18は上記反射鏡7によ
り反射されて、この反射による照射光19が車体の前方
に向う。上記反射鏡7において、その鏡面20のうち左
右各部の一部鏡面21が一般部鏡面22よりも少し前方
に偏位するよう上記反射鏡7の左右各一部23が前方に
突出させられている。
【0013】上記反射鏡7における貫通孔15の孔縁が
上記カバー体5に後軸受25により支承され、同上反射
鏡7の外縁は同上カバー体5に前軸受26により支承さ
れ、これにより、反射鏡7は光軸8回りに回転可能とさ
れている。上記反射鏡7を回転駆動させる駆動手段28
が設けられている。この駆動手段28は上記カバー体5
の後面側にブラケット29により支持される正、逆転可
能なサーボモーター30と、このモーター30の出力軸
に取り付けられる駆動歯車31と、上記反射鏡7の後面
に一体成形されて上記駆動歯車31に噛合する従動歯車
32とで構成されている。また、上記ブラケット29に
はポテンショメータ34が取り付けられていて、その入
力軸には上記従動歯車32と噛合する入力歯車35が取
り付けられている。
【0014】図8と図9において、自動二輪車1が直進
走行するときには、図4と図5とで示すように各一部鏡
面21を左右に位置させ、つまり、反射鏡7を中立位置
とさせる。すると、ロービームフィラメント14から各
一部鏡面21に向おうとする光18はフード17により
遮られる一方、鏡面20の上半分に位置する一般部鏡面
22に向う光18は、この一般部鏡面22で反射されて
その照射光19による照射域はライダー3が視認したい
所望域を含むこととなる。そして、この照射域は図9中
二点鎖線と符号Aとで示す範囲である。
【0015】図8と図9において、自動二輪車1を右方
に操向させようとすると、車体は右方に傾斜し、これと
共にヘッドライト装置2も右方に傾斜する。すると、上
記ロービームフィラメント14による照射域は、図9中
一点鎖線と符号Bとで示すように、操向方向とは逆に移
動しようとするが、この操向時にライダー3が視認した
いのは操向方向に位置する領域Cである。
【0016】そこで、前記モーター30の駆動により、
図6と図7とで示すように反射鏡7を前方に向って反時
計方向(図中矢印D)に回転させる。すると、ロービー
ムフィラメント14の光18は右側の一部鏡面21で反
射し、その照射光19は、上記光18が一部鏡面21で
反射していた場合よりも上方に向うこととなり、その
分、照射光19が操向方向を照射することとなる。そし
て、その照射域Eがライダー3の所望域Cを含むことと
なっている。なお、自動二輪車1を左方に操向させると
きは、上記とは逆に反射鏡7を前方に向って時計方向に
回転させる。すると、左側の一部鏡面21で反射するロ
ービームフィラメント14の光18によって、上記と同
じ作用が得られる。
【0017】図10において、上記自動二輪車1の操向
に対しての反射鏡7の回転駆動は、車体に設けられた傾
斜検出装置36と、電子制御装置37とにより自動的に
行われるようになっている。上記傾斜検出装置36は車
体が左右に傾斜したとき、それぞれに信号を出力する地
磁気センサー39を備えている。この地磁気センサー3
9は地磁気と常時通電された励磁コイルとを組み合わせ
ることによって、上記信号を出力するようになってい
る。また、同上傾斜検出装置36は車体が傾斜したとき
信号を出力する傾斜角センサー40も備えている。この
傾斜角センサー40は操向時の遠心力を受けて電気抵抗
を変化させる感圧センサーを有し、このセンサーにより
信号を出力するようになっている。
【0018】前記電子制御装置37は、上記地磁気セン
サー39の出力信号を入力して、左右いずれの方向に傾
斜しているかを検出する左右検出回路41を備え、この
左右検出回路41の検出信号はアンド回路42に入力さ
れる。一方、上記傾斜角センサー40の出力信号を入力
して傾斜角(垂線に対する傾斜角、つまり、バンク角)
を検出する傾斜角検出回路43が設けられ、この傾斜角
検出回路43の検出信号は比較器44を介して上記アン
ド回路42に入力される。上記比較器44には基準傾斜
角としての第1所定値θ1 と第2所定値θ2 とが入力さ
れる。
【0019】46はディマースイッチで、このディマー
スイッチ46はバルブ6による発光がハイビームフィラ
メント13とロービームフィラメント14のうちいずれ
によるものかを検出し、その検出信号は同上ディマース
イッチ46の判別回路47に入力され、この判別回路4
7で、ロービームフィラメント14による発光であるこ
との検出信号が同上アンド回路32に入力される。そし
て、上記アンド回路42の出力信号は駆動回路48を介
して前記モーター30に入力され、このモーター30の
作動により反射鏡7が時計、もしくは反時計の所望方向
に回転させられる。また、この際、反射鏡7の回転角が
ポテンショメータ34で検出され、この検出信号が上記
駆動回路48にフィードバックされて、反射鏡7が所望
回転角まで回転させられる。
【0020】図11と図12とは、上記傾斜検出装置2
6や電子制御装置27についてのフローチャートを示
し、図中(P‐1)〜(P‐16)は各ステップを示し
ている。また、図11中のAは図12中のAに連なるも
のとする。
【0021】図11と図12とにおいて、自動二輪車1
の走行中、地磁気センサー39の出力信号により、左右
検出回路41が左右いずれの方向に傾斜しているかを読
み込む(P‐1)。そして、この左右検出回路41が左
右いずれの方向に傾斜しているかを判別し、その検出信
号を出力する(P‐2)。次に、傾斜角センサー40の
出力信号により車体の傾斜角(θ)がどのような値であ
るかを傾斜角検出回路43が読み込む(P‐3)。更
に、ディマースイッチ46の検出信号を判別回路47が
読み込む(P‐4)。
【0022】次に、傾斜角検出回路43により傾斜角
(θ)が0であるか否かが判断される(P‐5)。そし
て、これが0であるとき、つまり、直進状態にあるとき
には、上記(P‐1)に戻る。一方、0でないとき、つ
まり、操向により車体に傾斜が生じていると判断される
と、同上傾斜角検出回路43により上記傾斜角が前記第
1所定値θ1 (図8図示)以上であるか否かが判断され
る(P‐6)。
【0023】そして、この(P‐6)において、上記傾
斜角(θ)が第1所定値θ1 未満であると判断されれ
ば、(P‐1)と同じく、左右検出回路41が左右傾斜
の検出信号を読み込んで(P‐7)、上記(P‐3)に
戻る。一方、同上第1所定値θ1 以上であると判断され
れば、次に、判別回路47によりバルブ3による発光が
ロービームフィラメント14によるものであるか否かが
判断される(P‐8)。そして、この(P‐8)におい
て、ロービームフィラメント14によらないと判断され
れば、同上(P‐7)に戻り、ロービームフィラメント
14によると判断されれば、左右検出回路41により車
体が右方に傾斜しているか否かが判断される(P‐
9)。
【0024】そして、この(P‐9)において、右方へ
の傾斜でないと判断されれば、モーター30の駆動によ
り反射鏡7が時計方向に回転させられる(P‐10)。
一方、右方への傾斜であると判断されれば、上記とは逆
に回転するモーター30の駆動により反射鏡7が反時計
方向に回転させられる(P‐11)。そして、これによ
り、図9に基づき説明したように、視認したい領域Cが
照射される。
【0025】その後、再びディマースイッチ46の検出
信号を判別回路47が読み込み(P‐12)、この判別
回路47によりバルブ3による発光がロービームフィラ
メント14によるものであるかが判断される(P‐1
3)。そして、この(P‐13)において、ロービーム
フィラメント14によらないと判断されれば、モーター
30の駆動により反射鏡7が図4と図5とで示した中立
位置に戻される(P‐14)。一方、ロービームフィラ
メント14によると判断されれば、前記(P‐3)と同
じく傾斜角(θ)の読み込みが行われ(P‐15)、次
いで、上記傾斜角(θ)が前記第1所定値θ1 よりも少
し小さい前記第2所定値θ2 (図8図示)以下か否かが
判断される(P‐16)。
【0026】そして、この(P‐16)において、傾斜
角(θ)が上記第2所定値θ2 未満であると判断されれ
ば、モーター30の駆動により反射鏡7が中立位置に戻
され(P‐14)、一方、同上第2所定値θ2 以上であ
ると判断されば、(P‐12)に戻る。
【0027】以下、上記動作が繰り返されることによ
り、所定の傾斜角以上での操向時には、モーター30が
駆動して反射鏡7が所望角に回転させられ、前記したよ
うに操向方向においてライダー3が視認したい領域Cが
照射されることとなる。
【0028】なお、上記第1所定値θ1 以外に第2所定
値θ2を設定した理由は、ヒステリシスにより、モータ
ー30のON,OFFが頻繁に繰り返されることを防止
するためである。また、(P‐6)と(P‐13)で、
ハイビームフィラメント13が発光していたり、バルブ
6がOFFであるときには、それぞれ(P‐3)と(P
‐14)が実行されるようになっている。なお、以上は
図示の例によるが、この発明はボートなど他の乗物に適
用してもよい。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、反射鏡の一部鏡面が
同上反射鏡の一般部鏡面よりも少し前方に偏位するよう
上記反射鏡の一部を前方に突出させ、上記反射鏡を光軸
回りに回転可能にすると共に、この反射鏡を回転駆動さ
せる駆動手段を設け、一方、乗り物の左右の傾斜を検出
する傾斜検出装置を設け、この傾斜検出装置の検出信号
により上記駆動手段を作動させるようにしてあるため、
乗り物の操向時に、この乗り物と共にヘッドライト装置
が傾斜してその照射域が所望域から外れようとすると
き、上記傾斜検出装置の検出信号により駆動手段が作動
して反射鏡を回転させ、つまり、これに伴い一部鏡面を
回転させて、この一部鏡面により、上記所望域を照射さ
せることができる。
【0030】そして、上記効果は反射鏡を光軸回りに回
転させることによって得られるのであり、固定側に対す
るこのような反射鏡の支承構造は、可動反射鏡を前後に
移動させるようにした前記従来技術に比べて構成が簡単
である。よって、このように構成が簡単である分、反射
鏡を回転させた際のバルブに対する一部鏡面の位置精度
が十分に確保されることから、操向時の照射域を所望域
に正確に合致させることができるという効果がある。し
かも、前記したように一部鏡面は反射鏡の一部を前方に
突出させることによって形成してあるため、この一部鏡
面と一般部鏡面との間には前記従来技術のような間隙が
生じることはない。よって、反射鏡の後面側から鏡面側
に塵埃が入り込むことは防止される。つまり、塵埃によ
り反射鏡の鏡面の性能が低下することが簡単な構成によ
って確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヘッドライト装置の側面断面図である。
【図2】ヘッドライト装置の後部展開図である。
【図3】ヘッドライト装置の前部展開図である。
【図4】ヘッドライト装置の後面図である。
【図5】ヘッドライト装置の正面図である。
【図6】ヘッドライト装置の後面図で作用を説明する図
である。
【図7】ヘッドライト装置の正面図で作用を説明する図
である。
【図8】右に操向する自動二輪車を後方からみた図であ
る。
【図9】各照射域を示す平面図である。
【図10】電気配線図である。
【図11】フローチャート図である。
【図12】フローチャート図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車(乗り物) 2 ヘッドライト装置 3 ライダー 6 バルブ 7 反射鏡 8 光軸 9 レンズ 13 ハイビームフィラメント 14 ロービームフィラメント 18 光 19 照射光 20 鏡面 21 一部鏡面 22 一般部鏡面 23 一部 28 駆動手段 36 傾斜検出装置 37 電子制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブと、このバルブからの光を前方に
    向って反射させる反射鏡とを備えた乗り物のヘッドライ
    ト装置において、上記反射鏡の一部鏡面が同上反射鏡の
    一般部鏡面よりも少し前方に偏位するよう上記反射鏡の
    一部を前方に突出させ、上記反射鏡を光軸回りに回転可
    能にすると共に、この反射鏡を回転駆動させる駆動手段
    を設け、一方、乗り物の左右の傾斜を検出する傾斜検出
    装置を設け、この傾斜検出装置の検出信号により上記駆
    動手段を作動させるようにした乗り物のヘッドライト装
    置。
JP24662891A 1991-08-30 1991-08-30 乗り物のヘツドライト装置 Pending JPH0558364A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6059435A (en) * 1997-12-18 2000-05-09 Robert Bosch Gmbh Headlight of a vehicle for high beam light and low beam light
JP2009101887A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Stanley Electric Co Ltd 自動二輪車用前照灯
JP2009166573A (ja) * 2008-01-14 2009-07-30 Stanley Electric Co Ltd 自動二輪車用前照灯

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JP2009101887A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Stanley Electric Co Ltd 自動二輪車用前照灯
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