JPH0557207B2 - - Google Patents

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JPH0557207B2
JPH0557207B2 JP5100887A JP5100887A JPH0557207B2 JP H0557207 B2 JPH0557207 B2 JP H0557207B2 JP 5100887 A JP5100887 A JP 5100887A JP 5100887 A JP5100887 A JP 5100887A JP H0557207 B2 JPH0557207 B2 JP H0557207B2
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JP
Japan
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fine powder
sol
colloidal particles
particles
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JP5100887A
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Goro Sato
Michio Komatsu
Tsuguo Koyanagi
Kazuaki Inoe
Masayuki Matsuda
Akira Nakajima
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JGC Catalysts and Chemicals Ltd
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Catalysts and Chemicals Industries Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/14Methods for preparing oxides or hydroxides in general
    • C01B13/36Methods for preparing oxides or hydroxides in general by precipitation reactions in aqueous solutions

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は導電性微粉末の製造方法に関するもの
であつて、さらに詳しくは電子機器や建築用材に
使用されるプラスチツクに混入すれば、これに導
電性を付与することができ、塗料に配合すれば導
電性塗膜を得ることができて、しかもプラスチツ
クや塗膜の透明性を損なうことのない導電性微粉
末の製造方法に係る。 [従来の技術] プラスチツクや塗料に混合してこれに導電性を
付与できる微粉末としては、酸化インジウムや酸
化スズなどに、異種元素をドーピングさせた金属
酸化物が知られている。この種の導電性微粉末
は、適当な金属ハロゲン化物またはアルコキシド
を出発原料に使用して、化学的な手段で製造する
のが一般的であつて、例えば、特開昭56−156606
号公報には、特定量の塩化スズと塩化アンチモン
を溶解させた特定な溶液を、加熱水中に注いで前
記塩化物を加水分解させ、析出する沈澱物を濾別
洗浄後、加熱処理して、アンチモン含有酸化スズ
微粉末を製造する方法が記載されている。 [発明が解決しようとする問題点] 化学的手段で導電性微粉末を製造する従来の方
法は、ハロゲン化物から出発する場合でも、また
アルコキシドから出発する場合でも、加水分解に
よつて導電性微粉末の前駆物を、液中に沈澱させ
ているが、この沈澱は極めて微細な一次粒子が凝
集した状態にある。このため、沈澱を濾別洗浄
後、加熱処理して得られる微粉末は、一次粒子が
微細なため強固な焼結物となり、その粒度分布も
一般にブロードである。 従つて、導電性微粉末をプラスチツクや塗料に
混入分散させるに際して、その混入分散を均一に
するために、微粉末を粉砕する必要がある。しか
しながら、沈澱生成工程を経て製造される従来の
導電性微粉末は、一次粒子の粒径が極めて小さ
く、表面活性が高い関係で、粒子同志の結合力が
強く、焼結が進行しているために、前記の粉砕は
必ずしも容易でない。これに加えて、たとえ粉砕
によつて粒子の凝集を微粉化し、その平均粒径を
小さくしても粒度分布をシヤープにすることがで
きず、また粒子は本来凝集力が強いので、再凝集
を防ぐためには比較的多量の界面活性剤を使用し
なければならない不都合があつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明者等は、導電性微粉末を従来の如く沈澱
生成工程経由で製造した場合には、上記のような
問題点を殆ど解消できないことに鑑み、導電性微
粉末の前駆物を液中で沈澱させる代わりに、コロ
イド粒子として液中に分散させることにより、上
記のような欠点のない導電性微粉末の製造法を開
発した。 すなわち、本発明に係る導電性微粉末の製造法
は、スズ化合物又はインジウム化合物を含む水溶
液を、8〜12のPH条件下に保持して当該スズ又は
インジウム化合物を徐々に加水分解することによ
り、金属酸化物及び/又は含水酸化物のコロイド
粒子を含有するゾルを生成させ、しかる後このゾ
ルを乾燥、焼成することを特徴とする。 又は、スズ化合物の水溶液を8〜12のPH条件下
に保持して液中のスズ化合物を除々に加水分解す
ることにより、スズの酸化物及び/又は含水酸化
物のコロイド粒子を含有するゾルを生成させ、こ
のゾルからコロイド粒子を回収した後、アンチモ
ン化合物、リン化合物及び弗素化合物の少なくと
も1種の水溶液を前記のコロイド粒子に含浸さ
せ、しかる後この粒子を乾燥して焼成するか、あ
るいは、インジウム化合物の水溶液を8〜12のPH
条件下に保持して液中のインジウム化合物を徐々
に加水分解することにより、インジウムの酸化物
及び/又は含水酸化物のコロイド粒子を含有する
ゾルを生成させ、このゾルからコロイド粒子を回
収した後、スズ化合物及び/又は弗素化合物の水
溶液を前記のコロイド粒子に含浸させ、しかる後
この粒子を乾燥して焼成することを特徴とする。 [作用] 本発明の方法に於て、出発原料としては水溶性
でしかもPH8〜12の範囲で加水分解可能なスズ化
合物又はインジウム化合物が使用され、具体的に
は、スズ酸カリウム、スズ酸ナトリウム等のスズ
化合物及び硝酸インジウム、硫酸インジウム等の
インジウム化合物が使用可能である。 スズ化合物又はインジウム化合物を含む水溶液
(以下、原料液という)に含まれる金属種がスズ
又はインジウムのいずれか一種である場合、本発
明で製造される微粉末は、スズ酸化物又はインジ
ウム酸化物で構成されるが、原料液に少量の異種
元素の化合物を溶存させることで、異種元素がド
ープした導電性微粉末を製造することができる。
ちなみに、スズ化合物を含有する原料液に、少量
の吐酒石又は弗化アンモニウムを溶解させておく
ことにより、スズ酸化物にアンチモン又は弗素が
ドープした導電性微粉末を得ることができ、イン
ジウム化合物を含有する原料液に、少量のスズ化
合物を溶解させることにより、インジウム酸化物
にスズがドープした導電性微粉末を得ることがで
きる。 原料液に含まれるスズ化合物又はインジウム化
合物の濃度は、任意に選ぶことができるが、一般
に0.5〜30wt%の範囲にあることが好ましい。 本発明の方法では、上記の原料液に含まれるス
ズ化合物又はインジウム化合物を、ドーパントと
なる異種元素の化合物が共存している場合には異
種化合物と共に、PH8〜12の条件下で加水分解す
るが、加水分解反応が生起している間、反応系の
PHを常に8〜12の範囲の任意の一定値に保持しな
ければならない。PH8未満ではPH8に近くても、
粒度分布がブロードになり、PH値がさらに低下す
ると加水分解で生成した金属酸化物乃至は含水酸
化物が沈澱し、これをコロイド粒子として液中に
分散させることができず、従つてゾルを調製する
ことができないからである。また、反応系のPHが
12を越えた場合は、ゾルの調製は不可能でないも
のの、ゾルから濾別したコロイド粒子を洗浄する
際に、アルカリ分を充分に除去できないため、最
終的に得られる微粉末の導電性が悪化するからで
ある。 従つて、本発明の加水分解反応を遂行させるに
際しては、PH8〜12の範囲の一定値に調製した水
を収めた反応器を用意し、原料液がアルカリ性の
場合はこれと酸水溶液を、反応器内のPHが所定の
範囲から逸脱しない供給速度で、反応器に注加す
ることが好ましく、原料液が酸性の場合はこれと
アルカリ水溶液を、上と同様にして反応器に注加
することが推奨される。反応器内に生成されるゾ
ルの固形分濃度についは、特に制限はないが、一
般に濃度が高くなるに従つて生成するコロイド粒
子の粒度分布がブロードになる傾向がある。加水
分解の反応温度は通常30〜90℃の範囲で任意に選
ぶことができる。 上記のPH条件で原料液を、好ましくは徐々に加
水分解することによつて、スズ又はインジウムの
酸化物乃至は含水酸化物からなるコロイド粒子が
生成され、この粒子を分散質とするゾルが調製さ
れる。この場合、原料液にドーパントが共存して
いれば、ドーパントを含むコロイド粒子が得られ
ることは勿論である。加水分解によつて得られる
コロイド粒子の平均粒径は、0.05〜0.3μm、好ま
しくは0.07〜0.2μmの範囲にあり、粒度分布は全
粒子の80%以上が平均粒径の0.5倍〜1.5倍の範囲
にある。コロイド粒子の平均粒径及び粒度分布
は、加水分解反応系に供給する原料液の濃度や供
給速度でコントロールすることができ、原料液の
濃度は低い方が、粒度分布がシヤープになる。ま
た原料液の供給速度は遅い方がコロイド粒子を大
きく成長させることができる。 ゾル調製後は、このゾルを濾過してコロイド粒
子を回収し、洗浄によつて粒子に付着する副生塩
その他を除去した後乾燥し、さらに焼成すること
によつて、本発明の目的物たる導電性微粉末を得
ることができる。 異種元素がドープした導電生微粉末はまた、次
のような方法でも製造することができる。すなわ
ち、原料液にスズ化合物の水溶液を使用し、液中
のスズ化合物を上記の反応条件下に徐々に加水分
解することでゾルを生成させ、このゾルからコロ
イド粒子を回収し、次いでアンチモン化合物、リ
ン化合物及び弗素化合物の少なくとも1種の水溶
液を前記のコロイド粒子に含浸させ、しかる後こ
の粒子を乾燥して焼成する方法により、スズ化合
物にアンチモン、リン、弗素などがドープした導
電性微粉末を製造することができる。また、原料
液にインジウム化合物の水溶液を使用し、上と同
様にしてゾルを生成させ、このゾルからコロイド
粒子を回収後、スズ化合物及び/又は弗素化合物
の水溶液をこのコロイド粒子に含浸させ、次いで
この粒子を乾燥して焼成する方法により、インジ
ウム化合物にスズ及び/又は弗素がドープした導
電性微粉末を製造することができる。原料液がス
ズ化合物の水溶液である場合でも、またインジウ
ム化合物の水溶液である場合でも、ゾルを生成さ
せる過程で副生塩が生成されると、コロイド粒子
が凝集し易くなるばかりでなく、最終的に得られ
る導電性微粉末の比抵抗が、副性塩の來雑によつ
て上昇するので、副性塩の生成が予想される場合
には、ゾルから回収したコロイド粒子にドープ用
元素の化合物水溶液を含浸させるに先立つて、コ
ロイド粒子から副生塩を洗浄除去しておくことが
推奨される。 上記の如き方法で得られたコロイド粒子は、焼
成工程で若干焼結するため、粉末の平均粒子は20
〜50μm程度になるが、この粉末の比表面積は50
m2/g以下であつて、沈澱生成工程を経て製造さ
れる従来の粉末の比表面積70〜100m2/gに比較
して小さく、このことは本発明の方法で製造され
る微粉末の方が、従来の微粉末よりも大きい一次
粒子で構成されていることを物語つている。本発
明の方法で製造される微粉末はまた、粉砕により
容易にその焼結状態を解き放つことができ、通常
の粉砕手段によつて0.05〜0.4μm程度の導電性微
粉末を得ることができる。そして、こうして得ら
れる微粉末には、例えば0.8μm以上の粗大粒子が
少量しか含まれていない。 [実施例] 実施例 1 スズ酸カリウム316.0gと吐酒石38.4gを、水
686gに溶解して原料液を調製した。50℃に加温
されて攪拌下にある1000gの水に、前記の原料液
を硝酸と共に12時間かけて添加し、系内のPHを
8.5に保持して加水分解を行ないゾルを得た。こ
のゾルからコロイド粒子を濾別し、洗浄して副生
塩を除去後、粒子を乾燥し、空気中350℃で3時
間焼成し、さらに空気中650℃で2時間焼成して
微粉末を得た。 実施例 2 加水分解反応系のPHを11に保持した以外は実施
例1と全く同様にして微粉末を得た。 実施例 3 原料液の添加所要時間を6時間とし、加水分解
反応系のPHを9.0に保持した以外は実施例1と全
く同様にして微粉末を得た。 実施例 4 原料液の添加所要時間を20時間とした以外は実
施例3と全く同様にして微粉末を得た。 実施例 5 原料液として、スズ酸カリウム316.0gと吐酒
石38.4gを、水3183gに溶解した溶液を使用した
以外は実施例3と全く同様にして微粉末を得た。 実施例 6 原料液として、スズ酸カリウム316.0gと吐酒
石38.4gを、水353gに溶解した溶液を使用した
以外は実施例3と全く同様にして微粉末を得た。 実施例 7 原料液として、スズ酸カリウム331.8gと弗化
アンモニウム17.1gを、水686gに溶解した溶液
を使用した以外は実施例1と全く同様にして微粉
末を得た。 実施例 8 原料液として、スズ酸カリウム371.6gを686g
の水に溶解した溶液を使用した以外は実施例1と
全く同様にして微粉末を得た。 実施例 9 スズ酸カリウム316.0gと吐酒石38.4gを、50
℃に加温された水328gに溶解して原料液を調製
し、この原料液と硝酸を50℃に加温されて攪拌下
にある50gの水に添加した以外は実施例1と全く
同様にして微粉末を得た。 実施例 10 硝酸インジウム79.9gを水686gに溶かした溶
液と、スズ酸カリウム12.7gを10wt%水酸化カリ
ウム溶液に溶かした溶液を調製した。50℃に加温
されて攪拌下にある1000gの水に、前記の硝酸イ
ンジウム溶液とスズ酸カリウム溶液を2時間かけ
て添加し、系内のPHを11に保持して加水分解を行
ないゾルを得た。このゾルからコロイド粒子を濾
別し、洗浄して副生塩を除去後、粒子を乾燥し、
空気中350℃で3時間焼成し、さらに空気中600℃
で2時間焼成して微粉末を得た。 実施例 11 硝酸インジウム溶液とスズ酸カリウム溶液の添
加所要時間を7時間に延ばした以外は実施例10と
全く同様にして微粉末を得た。 実施例 12 加水分解反応系のPHを12に保持した以外は実施
例10と全く同様にして微粉末を得た。 実施例 13 スズ酸カリウム371.6gを水686gに溶解して原
料液を調製した。50℃に加温されて攪拌下にある
1000gの水に、前記の原料液を硝酸と共に12時間
かけて添加し、系内のPHを8.5に保持して加水分
解を行ないゾルを得た。このゾルからコロイド粒
子を濾別し、洗浄して副生塩を除去後、粒子を乾
燥した。得られた粒子に弗化アンチモンの10wt
%水溶液17.6gを含浸させた。その後、この粒子
を空気中350℃で3時間焼成し、さらに空気中650
℃で2時間焼成して微粉末を得た。 実施例 14 ゾルからコロイド粒子を濾別し、洗浄して副生
塩を除去した後、乾燥せずに、弗化アンチモン水
溶液に代わりに、20%リン酸13gを含浸した以外
は、実施例13と全く同様にして微粉末を得た。 実施例 15 硝酸インジウム79.9gを水686gに溶解して原
料液を調製した。50℃に加温されて攪拌下にある
1000gの水に、前記の原料液を10wt%水酸化カ
リウム溶液と共に2時間かけて添加し、系内のPH
を11.0に保持して加水分解を行ないゾルを得た。
このゾルからコロイド粒子を濾別し、洗浄して副
生塩を除去後粒子を乾燥し、空気中650℃で2時
間焼成し、さらに空気中600℃で2時間焼成して
微粉末を得た。 実施例 16 実施例15で得られたゾルからコロイド粒子を濾
別し、洗浄して副生塩を除去した後、塩酸でPHを
1に調整した弗化スズの10wt%水溶液66.5gを含
浸した。その後、この粒子を乾燥し、空気中350
℃で3時間焼成し、さらに空気中650℃で2時間
焼成して微粉末を得た。 比較例 1〜2 加水分解反応系のPHを7、13それぞれに変更し
た以外は実施例1と全く同様にして微粉末を得
た。 比較例 3〜4 加水分解反応系のPHを7、13それぞれに変更し
た以外は実施例10と全く同様にして微粉末を得
た。 比較例 5 塩化スズ173gと塩化アンチモン20.9gをメタ
ノール300c.c.に溶かした溶液を調製する。90℃に
加温されて攪拌下にある水3000gに、前記の溶液
を4時間かけて添加して加水分解を行なわせ、生
成した沈澱を濾別して洗浄し、乾燥後空気中500
℃で2時間焼成して微粉末を得た。 以上の各実施例及び比較例で得られたゾルに関
し、これに分散するコロイド粒子の平均粒径を測
定して粒度分布を求め、微粉末に関してはその平
均粒径、比表面積及び比抵抗を測定した。結果を
表−1に示す。尚、測定方法は次の通りである。 平均粒径 超遠心粒度測定装置(堀場製作所製、商品名:
CAPA−500)を用い、測定試料液の固形分濃度
を0.5wt%に調整して、コロイド粒子の場合は
5000rpmの遠心沈降で、微粉末の場合は自然沈降
で測定した。 比表面積 微粉末の比表面積は、B.E.T.法により測定し
た。 比抵抗 一定量(0.5g)の微粉末を、100Kg/cm2に加圧
して比抵抗を測定した。
【表】
【表】 [発明の効果] 本発明の方法は、導電性微粉末の前駆物たる金
属酸化物乃至はその含水酸化物を、沈澱として析
出させることなく、平均粒径が0.05〜0.3μmの範
囲にあり、しかも粒度分布がシヤープなコロイド
粒子を生成させ、このコロイド粒子が分散するゾ
ルを乾燥、焼成することで導電性微粉末を得るも
のであるので、本発明で製造される導電性微粉末
は、沈澱生成工程を経て製造される従来の導電性
微粉末に比較して、粉末を構成する一次粒子が大
きく、従つてその焼結力が弱い。このため、本発
明の導電性微粉末は、通常の粉砕手段で容易にそ
の焼結状態を解き放つことができ、0.05〜0.4μm
程度の粒径の粉末を得ることができる。従つて、
本発明の導電性微粉末はプラスチツク等に混合し
て、その透明性を損なうことなく、これに導電性
を付与することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スズ化合物又はインジウム化合物を含む水溶
    液を、8〜12のPH条件下に保持して当該スズ又は
    インジウムの化合物を徐々に加水分解することに
    より、金属酸化物及び/又は含水酸化物のコロイ
    ド粒子を含有するゾルを生成させ、しかる後この
    ゾルを乾燥、焼成することを特徴とする導電性微
    粉末の製造法。 2 スズ化合物の水溶液を8〜12のPH条件下に保
    持して液中のスズ化合物を除々に加水分解するこ
    とにより、スズの酸化物及び/又は含水酸化物の
    コロイド粒子を含有するゾルを生成させ、このゾ
    ルからコロイド粒子を回収した後、アンチモン化
    合物、リン化合物及び弗素化合物の少なくとも1
    種の水溶液を前記のコロイド粒子に含浸させ、し
    かる後この粒子を乾燥して焼成することを特徴と
    する導電性微粉末の製造法。 3 インジウム化合物の水溶液を8〜12のPH条件
    下に保持して液中のインジウム化合物を除々に加
    水分解することにより、インジウムの酸化物及
    び/又は含水酸化物のコロイド粒子を含有するゾ
    ルを生成させ、このゾルからコロイド粒子を回収
    した後、スズ化合物及び/又は弗素化合物の水溶
    液を前記のコロイド粒子に含浸させ、しかる後こ
    の粒子を乾燥して焼成することを特徴とする導電
    性微粉末の製造法。
JP5100887A 1986-03-06 1987-03-05 導電性微粉末の製造法 Granted JPS6311519A (ja)

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JP5023386 1986-03-06

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