JPH0555788A

JPH0555788A - 基板搬送装置

Info

Publication number: JPH0555788A
Application number: JP3217483A
Authority: JP
Inventors: Koki Ono; 幸喜小野; Seido Tani; 誠道谷; Kohei Harazono; 講平原薗; Masaaki Tanaka; 正明田中; Takashi Yano; 隆谷野
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1991-08-28
Filing date: 1991-08-28
Publication date: 1993-03-05

Abstract

(57)【要約】【目的】基板を一定量搬送する基板搬送装置に係り、
基板のサイズが異なっても何の調整も必要とせずに確実
に搬送できるものを提供することを目的とする。【構成】搬送する基板１を傾斜させ基板１の下端面と
背面をガイドする搬送レール２と、回動可能で搬送方向
に一定量の往復摺動を行う送り爪支持軸４に基板１の端
面に送り爪支持軸４の回動により当接し送り爪支持軸４
の摺動により一定量搬送する送り爪３を設け、基板１の
上端面側を自由として基板サイズの異なるものの搬送を
何の調整作業もなく可能とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は基板をある位置から他の
位置に移送する際サイズの異なる基板を容易に搬送でき
る基板搬送装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】例えば基板の搬送において、マガジンか
ら供給された基板を搬送する場合、従来は図３に示すよ
うにコンベア方式による搬送、または基板を持ち上げ搬
送するシャトル方式にて行っていた。

【０００３】すなわち図３に示すコンベア方式による搬
送装置は、２つの対向配置される搬送レール２０間に回
転軸２１をベアリング２２を介して回動可能に取付け、
この回転軸２１にプーリ２３を固着し、このプーリ２３
にベルト２４を張架し、このベルト２４上に一方の搬送
レール２０上に配置したガイド２５に案内させて基板２
６を載置し、上記回転軸２１の一方の搬送レール２０の
外側に突出した一端にプーリ２７を設け、モータ２８の
プーリ２９との間に張架したベルト３０でプーリ２７を
回転させ、結果として回転軸２１を介してプーリ２３，
ベルト２４を駆動させて、ベルト２４上の基板２６を搬
送するものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このときサイズが異な
る基板２６を搬送する場合、従来は搬送中の基板２６の
ズレが発生すると基板２６のガイド２５に引っかかり搬
送ができなくなってしまう。

【０００５】上記のような従来の基板搬送装置では、ガ
イド２５の幅を基板２６のサイズに合わせる作業者の調
整作業が発生し生産性が低下してしまう。

【０００６】または、モータと送りネジによるガイド幅
の調整装置を付加すると機構が著しく複雑化しコスト面
で不利になるものであった。

【０００７】本発明は従来の上記の問題点を解決し、迅
速かつ正確に基板などを所定の位置に搬送することので
きる軽量でしかも簡素な基板搬送装置を提供することを
目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するための手段として、搬送する基板を傾斜させ基板
の下端面と背面をガイドする搬送レールと、回動可能で
搬送方向に一定量の往復摺動を行う送り爪支持軸に上記
搬送レール上に供給される基板の端面に上記送り爪支持
軸の回動により当接しかつ送り爪支持軸の搬送方向への
摺動により基板を一定量搬送する送り爪を設けた構成と
するものである。

【０００９】

【作用】上記構成とすることにより、基板の上端側は何
ら規制されず自由となり、どのようなサイズの基板でも
搬送できることになる。

【００１０】

【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。

【００１１】まず、本発明の実施例を示す図１及び図２
を用いて説明する。図１は、一実施例の機能を説明する
ための側断面図である。２は基板１を受ける搬送レール
であり、本発明の特徴である傾きθを持ってフレーム８
に支持されている。送り爪３が送り爪上下用シリンダー
５によって回動できるように送り爪支持軸４に取付けら
れ、この送り爪支持軸４は送り用軸受け７を介してフレ
ーム９に取付けられ、上記送り用軸受け７は基板送り用
シリンダー６によって往復摺動可能となっている。この
ような構成で送り爪３が送り爪上下用シリンダー５によ
って下方に回動され、傾斜した搬送レール２に下端面と
背面をガイドされる基板１の端面に送り爪３があたり基
板送り用シリンダー６によって送り用軸受け７を介して
送り爪支持軸４を摺動させ、この送り爪支持軸４に固着
されている送り爪３により基板１を目的の位置まで移動
させる。

【００１２】このとき基板１が搬送中にずれたとしても
基板１の自重Ｗによって、Ｗ・ｓｉｎθの力が搬送レー
ル２の下側方向に働き自動的にずれが修正されることに
なる。

【００１３】このように一定量の搬送を行った後は、送
り爪上下用シリンダー５によって送り爪３を上方に回動
させ、基板１から離れた状態として基板送り用シリンダ
ー６によって送り爪支持軸４を摺動復帰させ次の基板１
の送りに備える。

【００１４】図１から解るように基板１の上端面及び正
面はなんら送り機構に拘束されることがない。つまり基
板１のサイズに送り機構が影響を受けることなく、きわ
めて簡単な構造で基板１の搬送ができる。

【００１５】図２は第２の実施例の機能を説明するため
の平面図である。基板搬送装置の基本構成は図１に示し
たものと同一であり、この構成を採用することによって
基板１はサイズの違いの影響を受けずに搬送できること
から、基板１に基板１のサイズや作業内容を記載したマ
ーク１０を貼ることによりマークリーダ１１にてその基
板１の情報を作業ステーションに送ることにより品種切
り替えを瞬時に行うことが可能となる。搬送レール２の
両サイドに基板１を搬送レール２の傾斜に沿って傾斜さ
せて供給したり収納したりする基板供給用と基板収納用
のストッカー１２，１３を置くことにより基板サイズの
違いに影響を受けない多品種対応の作業システムが可能
となる。

【００１６】また、搬送レール２の中間部に搬送する基
板１を水平として基板１に何かの加工を加える作業部１
４を設け、作業終了後再び傾斜させて搬送するように
し、加工作業を行える構成とすることもできる。

【００１７】

【発明の効果】上記のように構成されているので、本発
明はきわめて簡素な構造ながら基板を迅速に搬送するこ
とができるとともに、基板のサイズに影響を受けること
のない多品種対応の作業に寄与することになりその産業
上の効果はきわめて大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の基板搬送装置の機能を説明
するための側断面図

【図２】同第２の実施例の機能説明用の平面図

【図３】従来技術の機能を説明するための側断面図

【符号の説明】

１基板２搬送レール３送り爪４送り爪支持軸５送り爪上下用シリンダー６基板送り用シリンダー７送り用軸受け８，９フレーム１０マーク１１マークリーダー１２，１３ストッカー１４作業部

フロントページの続き (72)発明者田中正明大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者谷野隆大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】搬送する基板を傾斜させ基板の下端面と背
面をガイドする搬送レールと、回動可能で搬送方向に一
定量の往復摺動を行う送り爪支持軸に上記搬送レール上
に供給される基板の端面に上記送り爪支持軸の回動によ
り当接しかつ送り爪支持軸の搬送方向への摺動により基
板を一定量搬送する送り爪を設けた基板搬送装置。
【請求項２】搬送される基板にサイズや作業内容などの
情報を記したマークを取付け、搬送レールの近傍に上記
マークの情報を読み取りサイズや作業内容の変更を支持
するマークリーダを設けた請求項１記載の基板搬送装
置。
【請求項３】搬送レールの始端部に基板を傾斜してスト
ックし搬送レールに１枚ずつ基板を供給する基板供給ス
トッカーを設け、作業位置で基板を位置決めし水平とし
て作業を行う作業部を設け、再び傾斜した状態として搬
送される基板を１枚ずつ収納する収納ストッカーを搬送
レールの終端に設けた請求項１記載の基板搬送装置。