JPH0554317U - 結束具 - Google Patents

結束具

Info

Publication number
JPH0554317U
JPH0554317U JP11170291U JP11170291U JPH0554317U JP H0554317 U JPH0554317 U JP H0554317U JP 11170291 U JP11170291 U JP 11170291U JP 11170291 U JP11170291 U JP 11170291U JP H0554317 U JPH0554317 U JP H0554317U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive layer
binding tool
wires
binding
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11170291U
Other languages
English (en)
Inventor
卓弘 中川
太郎 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP11170291U priority Critical patent/JPH0554317U/ja
Publication of JPH0554317U publication Critical patent/JPH0554317U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時に離型紙を剥すことなくワイヤー類を
結束できる結束具を提供する。 【構成】 弾性発泡体からなる結束具本体22とその片
面に設けた粘着層24とからなり、その粘着層24が、
自己粘着性を有し自己以外のものには粘着性を示さない
ものからなるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、結束具に関し、特には電子楽器等のような音響製品におけるワイヤ ー、配線等(以下ワイヤー類と記す。)を束ねるのに適した結束具に関する。
【0002】
【従来の技術】
音響製品においては、大なる音量時にワイヤー類が振動、接触して異音を発し ないようにする必要がある。そのため、従来においては、通常の針金類に代わっ て図4の斜視図、そのA−A断面を示す図5のような結束具10が用いられてい る。その結束具10は、軟質ポリウレタンフォーム等の弾性発泡体からなる略長 方形の結束具本体12と、その本体12の片面に設けられた接着剤層14と、そ の接着剤層14の表面に設けられた離型紙16とからなるもので、図6に示すよ うに使用時に離型紙16が剥されて露出した接着剤層14でワイヤー18等を挟 むように折り重ねられ、接着剤層14同志が接着される。
【0003】 しかし前記の結束具10にあっては、使用時まで接着剤層14が他の物と接着 しないようにするため、接着剤層14表面が離型紙16で覆われている。したが って、その結束具10は使用時に離型紙16を剥さねばならない手間があった。 また音響製品等の組立時に、剥した離型紙がゴミとなる問題もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、使用時に離型紙を剥すことなくワイヤー類を結束できる結束 具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、弾性発泡体からなる結束具本体とその片面 に設けた粘着層とからなり、その粘着層が、自己粘着性を有し自己以外のものに は粘着性を示さないものからなるようにした。
【0006】
【作用】
結束具本体片面の粘着層は、自己以外のものには粘着性を示さないものである ため、使用時まで粘着層を保護する離型紙が不要である。そのため、本考案の結 束具は、離型紙を剥すことなく粘着層でワイヤー類を挟むように折り重ねられる だけで、粘着層が互いに粘着してワイヤー類を結束できる。 また結束具本体の他面にファブリック等からなる摩擦音防止層を設けた結束具 にあっては、結束具同志又は他の部材との接触時における結束具本体表面の擦れ による異音・雑音も前記摩擦音防止層により確実に防止できる。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例について説明する。図1は本考案の一実施例にかかる結束 具の斜視図、図2はそのB−B断面図である。
【0008】 本実施例の結束具20は、弾性発泡体からなる結束具本体22と、その片面に 設けた粘着層24とからなる。
【0009】 結束具本体22を構成する弾性発泡体は、複数のワイヤー類を束ねるとともに 、そのワイヤー類が直に音響製品等のケース内面と接触してケースの振動がワイ ヤー類に伝わることによって生じる異音を防止するものである。この弾性発泡体 としては、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォ ーム等の各種の発泡体が用いられるが、それらの中でも、発泡倍率が30〜10 0倍の独立気泡構造からなるポリプロピレンフォームが、結束力、振動吸収の点 から特に好ましい。また、結束具本体22は、結束するワイヤー類の本数、太さ 等により異なるが、通常長さ30〜70mm、幅10〜20mm、厚み3mm〜10mm 程度の長形のものが多用される。
【0010】 粘着層24は、同材質のものには接着し、他材質のものには粘着性を示さない という自己粘着性を有する粘着材からなる。そのような自己粘着性を示す粘着材 として、たとえばラテックスからなるものがある。そのラテックスからなる粘着 層24は、摩擦抵抗がきわめて高いので、結束時にワイヤー類が粘着層24間を 滑ることがない利点もある。なお、ラテックスからなる粘着層24を結束具本体 22の片面に設けるには、ラテックスを加熱溶融して結束具本体22の片面に層 状に設け、硬化させればよい。
【0011】 このようにしてなる結束具20は、ワイヤー類の結束時、粘着層24を内側に してワイヤー類を挟むように折り重ねられて粘着層24同志が圧着される。それ により粘着層24同志が自己粘着性により接着し、ワイヤー類が結束される。
【0012】 図3は本考案の他の実施例にかかる結束具の断面図である。この結束具28は 、粘着層30とは反対側の結束具本体32表面に摩擦音防止層34を接着した構 成からなり、摩擦音防止層34が外側になるように折り重ねられて使用される。 摩擦音防止層34は、弾性発泡体からなる結束具本体32が他の結束具本体32 または他の部材と接触して擦れ合う際に生じる摩擦音を防止するためのもので、 ファブリックの他に不織布、フェルト等を使用できる。粘着層30、結束具本体 32は前記実施例と同様の構成からなる。
【0013】 なお本考案の結束具は、結束具本体が弾性発泡体からなるため、ワイヤー類に 限らず、壊れ易い物を束ねるのにも適する。
【0014】
【考案の効果】
本考案の結束具は、前記の構成からなるため、従来使用時まで接着剤表面を保 護するために必要とされてきた離型紙が不要となる。その結果、その離型紙を剥 すための手間がかからず、さらに剥離後の離型紙がゴミになることもない利点が ある。
【提出日】平成3年12月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 結束具本体22を構成する弾性発泡体は、複数のワイヤー類を束ねるとともに 、そのワイヤー類が直に音響製品等のケース内面と接触してケースの振動がワイ ヤー類に伝わることによって生じる異音を防止するものである。この弾性発泡体 としては、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフォ ーム等の各種の発泡体が用いられるが、それらの中でも、発泡倍率が30〜10 0倍の独立気泡構造からなるポリプロピレンフォームが、結束力、振動吸収の点 から特に好ましい。また、結束具本体22は、結束するワイヤー類の本数、太さ 等により異なるが、通常長さ30〜500mm、幅10〜50mm、厚み2〜5 mm程度の長形のものが多用される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 粘着層24は、同材質のものには接着し、他材質のものには粘着性を示さない という自己粘着性を有する粘着材からなる。そのような自己粘着性を示す粘着材 として、たとえばラテックスからなるものがある。そのラテックスからなる粘着 層24は、摩擦抵抗がきわめて高いので、結束時にワイヤー類が粘着層24間を 滑ることがない利点もある。なお、ラテックスからなる粘着層24を結束具本体 22の片面に設けるには、ラテックスを結束具本体22の片面に層状に設け、 させればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる結束具の斜視図であ
る。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】本考案の他の実施例にかかる結束具の断面図で
ある。
【図4】従来の結束具の斜視図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】従来の結束具の使用時を示す斜視図である。
【符号の説明】
20 本考案の一実施例の結束具 22 結束具本体 24 粘着層 28 本考案の他
の実施例の結束具 30 粘着層 32 結束具本体 34 摩擦音防止層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性発泡体からなる結束具本体とその片
    面に設けた粘着層とからなり、その粘着層が、自己粘着
    性を有し自己以外のものには粘着性を示さないことを特
    徴とする結束具。
  2. 【請求項2】 粘着層とは反対側の結束具本体表面に、
    ファブリック等からなる摩擦音防止層を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の結束具。
JP11170291U 1991-12-20 1991-12-20 結束具 Pending JPH0554317U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11170291U JPH0554317U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 結束具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11170291U JPH0554317U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 結束具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0554317U true JPH0554317U (ja) 1993-07-20

Family

ID=14567995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11170291U Pending JPH0554317U (ja) 1991-12-20 1991-12-20 結束具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0554317U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021863A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Yazaki Corp クリップおよび該クリップを備えたワイヤハーネス
JP2013021864A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Yazaki Corp クリップおよび該クリップを備えたワイヤハーネス
JP2016145362A (ja) * 2016-03-09 2016-08-12 株式会社イノアックコーポレーション 結束テープ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50123963A (ja) * 1974-03-22 1975-09-29
JPS60172668A (ja) * 1984-02-08 1985-09-06 日本光フアイバ株式会社 包装用テ−プ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50123963A (ja) * 1974-03-22 1975-09-29
JPS60172668A (ja) * 1984-02-08 1985-09-06 日本光フアイバ株式会社 包装用テ−プ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013021863A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Yazaki Corp クリップおよび該クリップを備えたワイヤハーネス
JP2013021864A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Yazaki Corp クリップおよび該クリップを備えたワイヤハーネス
JP2016145362A (ja) * 2016-03-09 2016-08-12 株式会社イノアックコーポレーション 結束テープ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5390458A (en) Wallboard protective edge tape for mounting board
JPH05505152A (ja) スペーサ手段を備えたコンポーネント
JPS59500128A (ja) パッケ−ジ材及び包装方法
JPS63500094A (ja) 容器開放用テ−プつまみ
JPH0554317U (ja) 結束具
JPH1072063A (ja) 包装作業性を改善したプラスチック気泡シート
JP3001262U (ja) 結束具
JP3647820B2 (ja) 結束テープの製造方法
JPH0711200A (ja) 粘着テープ
JPS5850751Y2 (ja) 簡易チヤツクテ−プ
JPS605949U (ja) 自動車用表面保護材
JPH05270569A (ja) 梱包装置
JPH0751341Y2 (ja) 配送伝票
JP2540059Y2 (ja) 包装材
JPH0584754B2 (ja)
JPS59143967U (ja) 緩衝性を有した包装材料
JPS6032066U (ja) 貼着用複写シート組
JPH0727180Y2 (ja) 名 刺
JPS5886233U (ja) 乾燥剤等の薬剤を充填した袋
JPS59174271U (ja) 粘着剤付きスクラツプブツク
JPS58155358U (ja) 紙粘着テ−プもしくはシ−ト
JP2001141120A (ja) 制振用部材
JPS5916872U (ja) 「あ」包用帯状物
JP2001030406A (ja) 剥離シート
JPS59106874U (ja) 口の開き易い合掌貼り包装体