JPH055258Y2 - - Google Patents

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JPH055258Y2
JPH055258Y2 JP5738287U JP5738287U JPH055258Y2 JP H055258 Y2 JPH055258 Y2 JP H055258Y2 JP 5738287 U JP5738287 U JP 5738287U JP 5738287 U JP5738287 U JP 5738287U JP H055258 Y2 JPH055258 Y2 JP H055258Y2
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JP
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cylinder
cam
pump chamber
camshaft
piston
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JP5738287U
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JPS63164586U (ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は小型で取付スペースのが小さい真空ポ
ンプに関するものである。
[従来の技術] 内燃機関搭載車両の負圧源に供される真空ポン
プは、例えば実開昭59−172238号公報に開示され
るように、ハウジングの内部にダイアフラムより
ポンプ室を区画する一方、ダイアフラムに結合し
たロツドをばねの力によりカム軸のカムに付勢係
合して構成される。カムによりダイアフラムが往
動される間にポンプ室の空気が第1の逆止弁を経
て外部へ排出され、次いでばねによりダイアフラ
ムが往復動される間に負圧タンクの空気がポンプ
室へ第2の逆止弁を経て吸引される。こうして、
負圧タンクが負圧となる。
[考案が解決しようとする問題点] このような従来の真空ポンプでは、ダイアフラ
ムまたはこれに代るピストンをカムにより駆動す
るものであるから、ダイアフラムないしピストン
とカムとの間にこれを往復動させるロツドが必須
である。これはポンプ全体の形状が非常に大きく
なり、ロツドを機関のクランク軸により駆動する
となれば取付配置にも大きなスペースが必要とな
る。
そこで、本考案の目的は全体の形状が小形で、
特に扁平であつて例えばヘツドカバーに取り付け
ることも可能なほど取付スペースが節減される真
空ポンプを提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は互
いに反対方向の流れを許す1対の逆止弁を端壁に
備えた不動のピストンにカツプ状のシリンダを嵌
合してポンプ室を構成し、シリンダの端壁をばね
によりカム軸のカムに付勢係合したものである。
[作用] 不動のピストン2に可動のカツプ状のシリンダ
12を外嵌して、両者の間にポンプ室14が形成
される。シリンダの端壁に係合するカム軸のカム
により、シリンダが往復される時、ポンプ室の空
気が外部へ排出され、シリンダがばねの力により
復動される時、ポンプ室へ負圧タンクの空気が吸
引される。シリンダがカムにより直接往復動され
るから、真空ポンプの形状が全体として偏平なも
のとなり、例えば内燃機関のヘツドカバーの内部
に配置し、吸・排気弁を駆動するカム軸により駆
動が可能なほど取付スペースが非常に節減され
る。
[考案の実施例] 第1図に示すように、内燃機関のシリンダ本体
の頂端に結合されるシリンダヘツド21は、吸気
ポート22および図示してない排気ポートを備え
ており、内部にシリンダヘツドを冷却する水室2
4が設けられるとともに、図示してない吸・排気
弁を駆動する動弁機構が取り付けられる。シリン
ダヘツド21の上端にカム軸23が支持され、こ
の上側はヘツドカバー19により覆われる。
図示の実施例では、ヘツドカバー19に取付壁
9が構成され、この一側方に入口10が、他側方
に出口7がそれぞれ形成される。取付壁9の内側
にカツプ状のピストン2が固定される。このピス
トン2の内部に隔壁8により入口10に連なる室
と出口7に連なる室とが区画される。また、ピス
トン2の端壁に通路3を開閉する逆止弁15と、
通路17を開閉する逆止弁5が備えられる。この
逆止弁5は軟質のゴムからなるきのこ形のもので
ある。
ピストン2にカツプ状のシリンダ12が外嵌さ
れ、これによりポンプ室14が区画される。ピス
トン2の端部フランジ2aと、シリンダ12の端
壁18のフランジ18aとの間にばね20が介装
され、このばね20によりシリンダ12の端壁1
8がカム軸23のカム16に付勢係合される。
なお、シリンダ12の端壁18の中心にロツド
が結合され、かつ隔壁8の穴4に案内支持され
る。この穴4は呼気口6を経て出口7に連通す
る。しかし、このような構成は必ずしも必要でな
い。
次に、本考案による真空ポンプの作動について
説明する。カム軸23の回転に伴つてカム16に
よりシリンダ12が押し上げられると、ポンプ室
14の空気は通路17から逆止弁5を押し開いて
出口7へ排出される。カム16がさらに回転する
と、ばね20の力によりシリンダ12が押し下げ
られ、ポンプ室14の容積が増大するので、図示
してない負圧タンクの空気が入口10から通路3
を経て逆止弁15を押し開いてポンプ室14へ吸
引される。このようなシリンダ12の往復動によ
り負圧タンクの空気が間歇的に外部へ排出され、
負圧タンクに負圧源が生じる。
[考案の効果] 本考案は上述のように、互いに反対方向の流れ
を許す1対の逆止弁を端壁に備えた不動のピスト
ンにカツプ状のシリンダを嵌合してポンプ室を構
成し、シリンダの端壁をばねによりカム軸のカム
に付勢係合したことを特徴とするものであり、カ
ツプ状のシリンダがカム軸のカムにより直接往復
動される構成となつているので、従来例のように
ピストンロツドを必要とせず、ポンプ全体の形状
が非常に偏平なものになり、取付スペースが大幅
に節減される。また、1対の逆止弁がピストンの
端壁に直接取り付けられるので、構成が簡単にな
り、部品点数も少なくなり、製造コストの低減に
有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る真空ポンプのシリンダヘ
ツドに装着した実施例を示す正面断面図である。 2……ピストン、5,15……逆止弁、7……
出口、8……隔壁、9……取付壁、10……入
口、12……シリンダ、14……ポンプ室、16
……カム、20……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに反対方向の流れを許す1対の逆止弁を端
    壁に備えた不動のピストンにカツプ状のシリンダ
    を嵌合してポンプ室を構成し、シリンダの端壁を
    ばねによりカム軸のカムに付勢係合したことを特
    徴とする真空ポンプ。
JP5738287U 1987-04-17 1987-04-17 Expired - Lifetime JPH055258Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5738287U JPH055258Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JP5738287U JPH055258Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63164586U JPS63164586U (ja) 1988-10-26
JPH055258Y2 true JPH055258Y2 (ja) 1993-02-10

Family

ID=30887033

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JP5738287U Expired - Lifetime JPH055258Y2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17

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JPS63164586U (ja) 1988-10-26

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