JPH0550857A - サンルーフ装置 - Google Patents

サンルーフ装置

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JPH0550857A
JPH0550857A JP23381691A JP23381691A JPH0550857A JP H0550857 A JPH0550857 A JP H0550857A JP 23381691 A JP23381691 A JP 23381691A JP 23381691 A JP23381691 A JP 23381691A JP H0550857 A JPH0550857 A JP H0550857A
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tilt
cam
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guide rail
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Hiroshi Imai
弘 今井
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Johnan Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1のチルトリンク及び第2のチルトリンク
がスライドパネルの後端を昇降する。 【構成】 リンクブラケット5とリヤガイド6との間の
第1のチルトリンク7の一端に第2のチルトリンク10
を設ける。第2のチルトリンク10の一端に第1の係合
ピン11を設ける。第1のチルトリンク7の中央に第2
の係合ピン12を設ける。第2のチルトリンク10の他
端に誘導孔13を設ける。第2のチルトリンク10の第
1の係合ピン11がチルト用カム8に対して従動するこ
とにより、第2のチルトリンク10が第1のチルトリン
ク7の一端に対して回動する。第1のチルトリンク7の
第2の係合ピン12が第2のチルトリンク10の誘導孔
13に係合しながらフラップ用カム9に対して従動し、
第1のチルトリンク7がリヤガイド6に対して回動し、
スライドパネル3の後端を第1のチルトリンク7及び第
2のチルトリンク10により昇降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のチルト及びイ
ンナースライドタイプのサンルーフ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のルーフパネルに開口部を設
け、ルーフパネルの開口部にスライドパネルを配設する
と共に、ルーフパネルの開口部の両側に車体の前後方向
に沿って互いに平行なスライドパネルを案内するガイド
レールをそれぞれ配設し、スライドパネルの両側下部に
ガイドレールの長手方向に沿って互いに平行なリンクブ
ラケットをそれぞれ配設し、ガイドレールにリヤガイド
を移動自在に設け、リヤガイドとリンクブラケットとの
間にスライドパネルの後端を上下方向に移動するチルト
リンクを設け、リヤガイドにガイドレールと平行な長孔
を設け、チルトリンクの一端寄りをリヤガイドの長孔に
移動自在に係合し、チルトリンクの他端をリンクブラケ
ットの下部に回動自在に連結したチルト及びインナース
ライドタイプのサンルーフ装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のチル
ト及びインナースライドタイプのサンルーフ装置では、
スライドパネルの後端のチルトリンクによる下降に際
し、チルトリンクがリヤガイドに対して回動し、チルト
リンクの一端が上方に向って移動するので、チルトリン
クの幅をリヤガイドの上下幅よりも大きく取らなければ
ならず、ガイドレールとリンクブラケットとの間隔がチ
ルトリンクの幅により広くなり、装置全体の上下方向の
寸法が大きくなるので、車の天井が低くなってしまい、
車室内の居住性が悪くなり、リヤガイドにチルトリンク
を起伏するためのチルト用のカム面及びフラップ用のカ
ム溝をそれぞれ形成していたので、リヤガイドの形状が
複雑となり、リヤガイドの製作が容易に行えず、スライ
ドパネルがルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態を
維持する空走距離がリヤガイドの長孔の長さにより決ま
ってしまうので、リヤガイドの長孔の長さの異なるもの
をスライドパネルの空走距離に応じて多数用意しておく
必要があり、スライドパネルの全閉時の空走距離の設定
が自在に行えなかった。
【0004】本発明の目的は、上述する問題点に対処し
て、スライドパネルがルーフパネルの開口部を閉塞する
全閉状態において、チルト用カムをガイドレールの長手
方向に沿って車体の前方に移動することにより、フラッ
プ用カムがチルト用カムと共にガイドレールの長手方向
に沿って車体の前方に移動し、チルト用カムの前端が案
内体の後端に当接すると同時に、フラップ用カムの後端
が案内体の前端に対して離間し、案内体がチルト用カム
によりガイドレールの長手方向に沿って車体の前方に移
動し、第2のチルトリンクの第1の係合ピンがチルト用
カムに係合しながら下方に向って従動すると同時に、第
2のチルトリンクが第1のチルトリンクの一端に対して
回動し、第1のチルトリンクの第2の係合ピンが第2の
チルトリンクの回動に伴ってフラップ用カムより上方に
向って離脱し、第1のチルトリンクを案内体に対して回
動しながら起き上がらせ、支持体の後端が第1のチルト
リンクの回動に伴ってガイドレールに対して上方に移動
し、スライドパネルの後端が支持体と共に持ち上がり、
スライドパネルを第1のチルトリンクによりガイドレー
ルに対してチルトアップ状態とし、チルト用カムをガイ
ドレールの長手方向に沿って車体の後方に移動すれば、
フラップ用カムがチルト用カムと共にガイドレールの長
手方向に沿って車体の後方に移動し、フラップ用カムの
後端が案内体の前端に当接すると同時に、チルト用カム
の前端が案内体の後端に対して離間し、案内体がフラッ
プ用カムによりガイドレールの長手方向に沿って車体の
後方に移動し、第2のチルトリンクの第1の係合ピンが
チルト用カムより離脱すると同時に、第1のチルトリン
クの第2の係合ピンがフラップ用カムに係合しながら第
2のチルトリンクの誘導孔に沿って下方に従動し、第1
のチルトリンクが案内体に対して回動しながら伏せ倒
れ、支持体の後端が第1のチルトリンクの回動に伴って
下方に移動し、スライドパネルの後端を支持体と共にル
ーフパネルの開口部よりガイドレールに向って下降さ
せ、スライドパネルの後端の第1のチルトリンクによる
下降に際し、第2のチルトリンクが第1のチルトリンク
の一端に対して回動することがなく、第2のチルトリン
クの一端が上方に向って移動せず、第2のチルトリンク
の幅を案内体の上下幅よりも大きく取る必要がなく、ガ
イドレールと支持体との間隔が第2のチルトリンクの幅
程度まで狭くなり、装置全体の上下方向の寸法を小さく
し、車の天井が低くならず、車室内の居住性を良くし、
チルト用カム及びフラップ用カムを案内体とは別体に
し、従来のように案内体にチルト用のカム面及びフラッ
プ用のカム溝を形成する必要がなく、案内体,チルト用
カム及びフラップ用カムの形状が複雑とならず、案内
体,チルト用カム及びフラップ用カムの製作を容易に行
え、スライドパネルがルーフパネルの開口部を閉塞する
全閉状態を維持する空走距離が案内体の長孔の長さによ
り決まることがなく、チルト用カムとフラップ用カムと
の間の間隔を変えるのみで、案内体の長孔の長さの異な
るものをスライドパネルの空走距離に応じて多数用意し
ておく必要がなく、スライドパネルの全閉時の空走距離
をチルト用カムとフラップ用カムとの間の間隔に応じて
自在に設定することが可能なサンルーフ装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のサンルーフ装置
は、車体のルーフパネルに開口部を設け、前記ルーフパ
ネルの開口部にスライドパネルを配設すると共に、前記
ルーフパネルの開口部の両側に前記車体の前後方向に沿
って互いに平行な前記スライドパネルを案内するガイド
レールをそれぞれ配設し、前記スライドパネルの両側下
部に前記ガイドレールの長手方向に沿って互いに平行な
支持体をそれぞれ配設し、前記ガイドレールに案内体を
移動自在に設け、前記支持体と前記案内体との間に前記
スライドパネルの後端を上下方向に移動する第1のチル
トリンクを設け、前記第1のチルトリンクの一端を前記
案内体に移動自在に係合し、前記第1のチルトリンクの
他端を前記支持体の下部に回動自在に連結したサンルー
フ装置において、前記ガイドレールの案内体の後方にチ
ルト用カムを前記案内体に対して接離自在に設け、前記
ガイドレールの案内体の前方に前記チルト用カムと連動
するフラップ用カムを前記案内体に対して接離自在に設
け、前記第1のチルトリンクの一端に第2のチルトリン
クを回動自在に設け、前記第2のチルトリンクの一端に
前記チルト用カムに従動する第1の係合ピンを設け、前
記第1のチルトリンクの中央に前記フラップ用カムに従
動する第2の係合ピンを設け、前記第2のチルトリンク
の他端に前記第2の係合ピンに係合する誘導孔を設けた
ことを特徴とする構成を有するものである。
【0006】
【作用】スライドパネルが車体のルーフパネルに設けた
開口部を閉塞する全閉状態の位置から、ルーフパネルの
開口部の両側に配設したガイドレールの案内体の後方に
設けたチルト用カムをガイドレールの長手方向に沿って
車体の前方に移動すると、ガイドレールの案内体の前方
に設けたフラップ用カムがチルト用カムと共にガイドレ
ールの長手方向に沿って車体の前方に移動し、チルト用
カムの前端が案内体の後端に当接すると同時に、フラッ
プ用カムの後端が案内体の前端に対して離間し、案内体
がチルト用カムによりガイドレールの長手方向に沿って
車体の前方に移動し、第1のチルトリンクの一端に回動
自在に設けた第2のチルトリンクの一端の第1の係合ピ
ンがチルト用カムに係合しながら下方に向って従動し、
第2のチルトリンクが第1のチルトリンクの一端に対し
て回動し、第1のチルトリンクの中央に設けた第2の係
合ピンがフラップ用カムより上方に向って離脱し、第1
のチルトリンクが案内体に対して回動しながら起き上が
り、支持体の後端が第1のチルトリンクの回動に伴って
ガイドレールに対して上方に移動し、スライドパネルの
後端が支持体と共に持ち上がってチルトアップ状態とな
る。
【0007】また、チルト用カムをガイドレールの長手
方向に沿って車体の後方に移動すると、フラップ用カム
がチルト用カムと共にガイドレールの長手方向に沿って
車体の後方に移動し、フラップ用カムの後端が案内体の
前端に当接すると同時に、チルト用カムの前端が案内体
の後端に対して離間し、案内体がフラップ用カムにより
ガイドレールの長手方向に沿って車体の後方に移動し、
第2のチルトリンクの第1の係合ピンがチルト用カムよ
り離脱し、第1のチルトリンクの第2の係合ピンがフラ
ップ用カムに係合しながら第2のチルトリンクの他端に
設けた誘導孔に沿って下方に従動し、第1のチルトリン
クが案内体に対して回動しながら伏せ倒れ、支持体の後
端が第1のチルトリンクの回動に伴って下方に移動し、
スライドパネルの後端が支持体と共にルーフパネルの開
口部よりガイドレールに向って下降する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1は車体のルーフパネルで
あり、ルーフパネル1には開口部2が設けられ、ルーフ
パネル1の開口部2にはスライドパネル3が配設される
と共に、ルーフパネル1の開口部2の両側には、図2に
示すように、車体の前後方向に沿って互いに平行なスラ
イドパネル3を案内するガイドレール4,4がそれぞれ
配設され、スライドパネル3の両側下部にはガイドレー
ル4の長手方向に沿って互いに平行な支持体となるリン
クブラケット5,5がそれぞれ配設され、ガイドレール
4の上部には案内体としてリヤガイド6が移動自在に設
けられ、リンクブラケット5とリヤガイド6との間には
スライドパネル3の後端を上下方向に移動する第1のチ
ルトリンク7が設けられ、第1のチルトリンク7の一端
がリヤガイド6に移動自在に係合され、第1のチルトリ
ンク7の他端がリンクブラケット5の下部に回動自在に
連結されている。
【0010】ガイドレール4のリヤガイド6の後方に
は、図1に示すように、チルト用カム8がリヤガイド6
に対して接離自在に設けられると共に、ガイドレール4
のリヤガイド6の前方にはチルト用カム8と連動するフ
ラップ用カム9がリヤガイド6に対して接離自在に設け
られ、第1のチルトリンク7の一端には第2のチルトリ
ンク10が回動自在に設けられ、第2のチルトリンク1
0の一端にはチルト用カム8に従動する第1の係合ピン
11が設けられ、第1のチルトリンク7の中央にはフラ
ップ用カム9に従動する第2の係合ピン12が設けら
れ、第2のチルトリンク10の他端には第1のチルトリ
ンク7の第2の係合ピン12に係合する誘導孔13が設
けられている。
【0011】ルーフパネル1の開口部2の内周縁には、
図1及び図2に示すように、下方に向って折曲した水切
片14が形成され、ルーフパネル1の開口部2の下方に
はフレーム(図示せず)が配設され、フレームの側枠の
上部にはルーフパネル1の開口部2の両側縁の下方にガ
イドレール4,4がそれぞれ設けられている。
【0012】リンクブラケット5の上部には、図1に示
すように、ルーフパネル1の開口部2に臨んでスライド
パネル3が配置され、スライドパネル3の全周には全閉
時の雨洩れを防止するためのウェザストリップ15が設
けられると共に、スライドパネル3の外周縁寄りの下部
には、図2に示すように、保持枠16が設けられてい
る。
【0013】スライドパネル3は透明または半透明のガ
ラス板あるいは合成樹脂板よりなり、ウェザストリップ
15は弾性材料よりなる。
【0014】ガイドレール4のフラップ用カム9の前方
には、図1に示すように、第1のフロントガイド17及
び第2のフロントガイド18がそれぞれ移動自在に配設
され、第1のフロントガイド17には揺動リンク19が
回動自在に設けられ、揺動リンク19の一端が第2のフ
ロントガイド18に移動自在に係合されると共に、揺動
リンク19の他端がリンクブラケット5の前端寄りの下
部に回動自在に連結されている。
【0015】ルーフパネル1の開口部2の後縁及びスラ
イドパネル3の後端の下部には、図1に示すように、ガ
イドレール4と交差する方向に排水樋としてリヤドレイ
ン20が配設されている。
【0016】ガイドレール4の底壁21の内側縁には、
図3に示すように、上方に向って側壁22が形成される
と共に、底壁21の中央には上方に向って仕切り壁23
が形成され、底壁21の外側縁には上方に向って立上り
壁24が形成され、側壁22及び仕切り壁23の内側に
はレール溝25及びレール溝26がそれぞれ形成されて
いる。
【0017】ガイドレール4の側壁22の外側には内方
に向って開口する案内溝27が形成されると共に、仕切
り壁23と立上り壁24との間には上方に向って開口す
る雨樋28が形成され、立上り壁24の外側には外方に
向って張出したブラケット29が形成されている。
【0018】ガイドレール4はアルミ合金製の引抜き型
材よりなる。
【0019】スライドパネル3の下方には、図2に示す
ように、光線を遮るための遮光パネルとなるサンシェー
ド30が配設され、サンシェード30の下部には取手
(図示せず)が設けられ、サンシェード30の両側縁が
ガイドレール4の案内溝27に摺動自在に嵌入されてい
る。
【0020】ガイドレール4の上部には、図1及び図4
に示すように、リヤシュー31が摺動自在に配設され、
リヤシュー31の上部には、図5に示すように、リヤガ
イド6が一体に立設され、リヤガイド6にはガイドレー
ル4と平行な長孔32が設けられ、リヤガイド6の前端
には前方に向って突出した当接片33が形成されると共
に、当接片33には傾斜面34が形成され、リヤガイド
6の後端寄りの上縁には平面状のカム面35が形成され
ている。
【0021】リヤガイド6とリヤシュー31とはダイカ
ストまたは合成樹脂により一体成形されている。
【0022】ガイドレール4のリヤシュー31の後方に
は、図1及び図4に示すように、駆動シュー36が摺動
自在に配設され、駆動シュー36の上部には、図5に示
すように、チルト用カム8が一体に立設され、チルト用
カム8には第2のチルトリンク10を起伏するためのカ
ム面37が形成されている。
【0023】チルト用カム8と駆動シュー36とは合成
樹脂により一体成形されている。
【0024】ガイドレール4のリヤシュー31の前方に
は、図4に示すように、従動シュー38が摺動自在に配
設され、従動シュー38の中央には、図5に示すよう
に、嵌合孔39が設けられ、従動シュー38の前縁寄り
及び後縁寄りには通孔40,40がそれぞれ設けられて
いる。
【0025】従動シュー38の上部には、図4に示すよ
うに、フラップ用カム9が立設され、フラップ用カム9
には、図5に示すように、第1のチルトリンク7を起伏
するためのカム溝41が形成されると共に、カム溝41
には後方に向って開口するガイドレール4と平行な直線
部42が形成され、カム溝41の直線部42の内端には
斜め下方に向って傾斜部43が形成され、フラップ用カ
ム9の後端寄りのカム溝41の直線部42の上部にはリ
ヤガイド6の当接片33の傾斜面34と平行な傾斜面4
4が形成され、フラップ用カム9の下面には下方に向っ
て突出した凸部45が形成されている。
【0026】従動シュー38の嵌合孔39にはフラップ
用カム9の凸部45が嵌入され、従動シュー38の通孔
40,40には下方よりネジ(図示せず)が挿通され、
ネジの先端をフラップ用カム9に螺着することにより、
フラップ用カム9は従動シュー38の上部に固定されて
いる。
【0027】フラップ用カム9は板金プレス加工により
成形され、従動シュー38は合成樹脂により成形されて
いる。
【0028】リヤガイド6の後端にチルト用カム8の前
端が当接することにより、リヤガイド6のカム面35と
チルト用カム8のカム面37とが連続状態とされると共
に、フラップ用カム9のカム溝41の直線部42が斜め
上方に向って開口されるようになっている。
【0029】ガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26には、図6に示すように、リヤシュー31の内側
縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入され、リヤシュー
31はガイドレール4のレール溝25,26に沿って摺
動され、リヤガイド6はリヤシュー31と共にガイドレ
ール4の長手方向に沿って移動されるようになってい
る。
【0030】リヤガイド6の両側には、図6に示すよう
に、第1のチルトリンク7の一端寄りがそれぞれ配置さ
れ、第1のチルトリンク7の一端には支持ピン46がカ
シメ止めにより固定され、リヤガイド6の長孔32に
は、図4に示すように、第1のチルトリンク7の一端が
支持ピン46を介して移動自在に支持され、支持ピン4
6はリヤガイド6の長孔32に摺動自在に係合されてい
る。
【0031】リヤガイド6と第1のチルトリンク7との
間には、図6に示すように、第2のチルトリンク10が
それぞれ配置され、第1のチルトリンク7の一端に固定
した支持ピン46には第2のチルトリンク10の長手方
向中央付近が回動自在に支持され、第2のチルトリンク
10の一端には第1の係合ピン11がカシメ止めにより
固定され、第1の係合ピン11は、図4に示すように、
リヤガイド6の後端寄りの上縁のカム面35に摺動自在
に係合され、第2のチルトリンク10の一端は第1の係
合ピン11を介してリヤガイド6のカム面35及びチル
ト用カム8のカム面37に係合しながら従動されるよう
になっている。
【0032】ガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26には、図7に示すように、駆動シュー36の内側
縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入され、駆動シュー
36はガイドレール4のレール溝25,26に沿って摺
動され、チルト用カム8は駆動シュー36と共にガイド
レール4の長手方向に沿って移動されるようになってい
る。
【0033】ガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26には、図8に示すように、従動シュー38の内側
縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入され、従動シュー
38はガイドレール4のレール溝25,26に沿って摺
動され、フラップ用カム9は従動シュー38と共にガイ
ドレール4の長手方向に沿って移動されるようになって
いる。
【0034】第1のチルトリンク7の長手方向中央付近
には、図8に示すように、第2の係合ピン12がカシメ
止めにより固定され、第2の係合ピン12は、図4に示
すように、フラップ用カム9のカム溝41に摺動自在に
係合され、第1のチルトリンク7の長手方向中央付近は
第2の係合ピン12を介してフラップ用カム9のカム溝
41に係合しながら従動されるようになっている。
【0035】フラップ用カム9と第1のチルトリンク7
との間には、図8に示すように、第2のチルトリンク1
0の他端寄りがそれぞれ配置され、第2のチルトリンク
10の他端には、図4に示すように、誘導孔13が設け
られ、第2のチルトリンク10の誘導孔13には第1の
チルトリンク7の第2の係合ピン12が移動自在に係合
されている。
【0036】リンクブラケット5の長手方向中央付近の
下部には、図1及び図4に示すように、ブラケット47
が配設され、ブラケット47の両側には、図9に示すよ
うに、第1のチルトリンク7の他端寄りがそれぞれ配置
され、第1のチルトリンク7の他端には支持ピン48が
カシメ止めにより固定され、ブラケット47には第1の
チルトリンク7の他端が支持ピン48を介して回動自在
に支持されている。
【0037】ガイドレール4の従動シュー38の前方に
は、図1に示すように、第1のフロントシュー49が摺
動自在に配設され、第1のフロントシュー49の上部に
は、図10に示すように、第1のフロントガイド17が
立設され、第1のフロントガイド17の両側には、図1
1に示すように、揺動リンク19がそれぞれ配置され、
揺動リンク19の長手方向中央付近には支持ピン50が
カシメ止めにより固定され、第1のフロントガイド17
には揺動リンク19の長手方向中央付近が支持ピン50
を介して回動自在に支持されている。
【0038】ガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26には、図11に示すように、第1のフロントシュ
ー49の内側縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入さ
れ、第1のフロントシュー49はガイドレール4のレー
ル溝25,26に沿って摺動され、第1のフロントガイ
ド17は第1のフロントシュー49と共にガイドレール
4の長手方向に沿って移動されるようになっている。
【0039】ガイドレール4の第1のフロントシュー4
9の後方には、図1に示すように、第2のフロントシュ
ー51が摺動自在に配設され、第2のフロントシュー5
1の上部には、図10に示すように、第2のフロントガ
イド18が立設され、第2のフロントガイド18には誘
導孔52が設けられ、誘導孔52にはガイドレール4と
平行な直線部53が形成されると共に、誘導孔52の前
方には斜め上方に向って直線部53に続く傾斜部54が
形成され、誘導孔52の後方には斜め下方に向って直線
部53に続く傾斜部55が形成されている。
【0040】ガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26には、図12に示すように、第2のフロントシュ
ー51の内側縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入さ
れ、第2のフロントシュー51はガイドレール4のレー
ル溝25,26に沿って摺動され、第2のフロントガイ
ド18は第2のフロントシュー51と共にガイドレール
4の長手方向に沿って移動されるようになっている。
【0041】第2のフロントガイド18の両側には、図
12に示すように、揺動リンク19の一端寄りがそれぞ
れ配置され、揺動リンク19の一端には支持ピン56が
カシメ止めにより固定され、第2のフロントガイド18
の誘導孔52には、図10に示すように、揺動リンク1
9の一端が支持ピン56を介して移動自在に支持され、
支持ピン56は第2のフロントガイド18の誘導孔52
に摺動自在に係合されている。
【0042】リンクブラケット5の前端寄りの下部に
は、図10に示すように、ブラケット57が配設され、
ブラケット57の両側には、図13に示すように、揺動
リンク19の他端寄りがそれぞれ配置され、揺動リンク
19の他端には支持ピン58がカシメ止めにより固定さ
れ、ブラケット57には揺動リンク19の他端が支持ピ
ン58を介して回動自在に支持されている。
【0043】ガイドレール4のレール溝26の前部に
は、図10に示すように、スライドパネル3の車体の前
方への移動を阻止するストッパ59が配設され、ストッ
パ59にはガイドレール4のレール溝26に続いて揺動
リンク19の他端寄りを車体の前後方向に向って案内す
るガイド溝60が形成されると共に、ストッパ59の端
部にはガイド溝60に続いて揺動リンク19の他端寄り
を上下方向に向って案内する誘導部61が形成されてい
る。
【0044】ブラケット57の外側に位置する揺動リン
ク19の他端寄りには、図10及び図13に示すよう
に、外方に向って突出した係合ピン62がカシメ止めに
より固定され、ストッパ59の誘導部61には揺動リン
ク19の他端寄りの係合ピン62が嵌入され、揺動リン
ク19の他端寄りが係合ピン62を介してストッパ59
に支持され、係合ピン62はストッパ59のガイド溝6
0及びガイドレール4のレール溝26に沿って摺動され
るようになっている。
【0045】ガイドレール4の駆動シュー36の後方に
は、図4に示すように、ドレインシュー63が摺動自在
に配設され、ドレインシュー63の上部には、図14に
示すように、ブラケット64が立設され、ブラケット6
4の上部にはリヤドレイン20が設けられ、リヤドレイ
ン20の両端がガイドレール4,4の雨樋28,28に
それぞれ連絡されている。
【0046】ガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26には、図14に示すように、ドレインシュー63
の内側縁寄り及び外側縁寄りがそれぞれ嵌入され、ドレ
インシュー63はガイドレール4のレール溝25,26
に沿って摺動され、ブラケット64はドレインシュー6
3と共にガイドレール4の長手方向に沿って移動される
ようになっている。
【0047】ガイドレール4の側壁22と仕切り壁23
との間の底壁21の後端寄りの上部にはドレインシュー
63の車体の後方への移動を阻止するストッパ(図示せ
ず)が配設されている。
【0048】ルーフパネル1の車体の後方寄りの下部に
は、図1に示すように、スライドパネル3及びサンシェ
ード30を収納する収納部65が形成されている。
【0049】リヤシュー31の内側縁寄りには、図5及
び図6に示すように、駆動ケーブル(図示せず)のワイ
ヤ66が挿通されると共に、リヤシュー31の外側縁寄
りにはロッド67が挿通されている。
【0050】駆動シュー36の内側縁寄りには、図5及
び図7に示すように、駆動ケーブルのワイヤ66が挿通
されると共に、駆動シュー36の外側縁寄りにはロッド
67が挿通され、ワイヤ66の駆動シュー36の前縁に
相当する外周には係止パイプ68が固定され、ワイヤ6
6の駆動シュー36の後縁に相当する外周には係止パイ
プ69が固定されている。
【0051】駆動シュー36は駆動ケーブルのワイヤ6
6に対して係止パイプ68及び係止パイプ69により係
止され、係止パイプ68及び係止パイプ69はガイドレ
ール4のレール溝25にそれぞれ摺動自在に嵌入され、
駆動シュー36は駆動ケーブルのワイヤ66を介してガ
イドレール4の長手方向に沿って摺動されるようになっ
ている。
【0052】従動シュー38の内側縁寄りには、図5及
び図8に示すように、駆動ケーブルのワイヤ66が挿通
されると共に、従動シュー38の外側縁寄りにはロッド
67が挿通され、ワイヤ66の従動シュー38の前縁に
相当する外周には係止パイプ70が固定され、ワイヤ6
6の従動シュー38の後縁に相当する外周には係止パイ
プ71が固定されている。
【0053】従動シュー38は駆動ケーブルのワイヤ6
6に対して係止パイプ70及び係止パイプ71により係
止され、係止パイプ70及び係止パイプ71はガイドレ
ール4のレール溝25にそれぞれ摺動自在に嵌入され、
従動シュー38は駆動ケーブルのワイヤ66を介して駆
動シュー36と共にガイドレール4の長手方向に沿って
摺動されるようになっている。
【0054】第2のフロントシュー51の内側縁寄りに
は、図12に示すように、駆動ケーブルのワイヤ66の
一端寄りが挿通されると共に、第2のフロントシュー5
1の外側縁寄りにはロッド67が挿通され、ワイヤ66
の第2のフロントシュー51の前縁に相当する一端には
係止キャップ(図示せず)が固定され、ワイヤ66の第
2のフロントシュー51の後縁に相当する一端寄りの外
周には係止パイプ(図示せず)が固定されている。
【0055】第2のフロントシュー51は駆動ケーブル
のワイヤ66に対して係止キャップ及び係止パイプによ
り係止され、係止キャップ及び係止パイプはガイドレー
ル4のレール溝25にそれぞれ摺動自在に嵌入され、第
2のフロントシュー51は駆動ケーブルのワイヤ66を
介して従動シュー38と共にガイドレール4の長手方向
に沿って摺動されると共に、第1のフロントシュー49
は揺動リンク19を介して第2のフロントシュー51と
共にガイドレール4の長手方向に沿って摺動されるよう
になっている。
【0056】ドレインシュー63の内側縁寄りには、図
14に示すように、駆動ケーブルのワイヤ66が挿通さ
れ、ワイヤ66の他端には係止キャップ(図示せず)が
固定され、ワイヤ66のドレインシュー63の後縁とワ
イヤ66の他端に固定した係止キャップとの間の外周に
は螺旋条(図示せず)が固着されている。
【0057】第1のフロントシュー49の外側縁寄りに
は、図11に示すように、ロッド67の一端寄りが圧入
されると共に、ドレインシュー63の外側縁寄りには、
図14に示すように、ロッド67の他端寄りが圧入さ
れ、ドレインシュー63はロッド67を介して第1のフ
ロントシュー49と共にガイドレール4の長手方向に沿
って摺動されるようになっている。
【0058】ルーフパネル1の開口部2の下方に配設し
たフレームの後枠にはブラケット(図示せず)が設けら
れると共に、ブラケットには駆動シュー36をガイドレ
ール4のレール溝25,26に沿って車体の前後方向に
摺動する駆動手段となるモータ(図示せず)が設けら
れ、フレームの後枠の中央付近には駆動ケーブルのワイ
ヤ66に固着した螺旋条と噛合うギア(図示せず)が回
動自在に設けられ、モータはギアに連絡されている。
【0059】図1においては、第1のチルトリンク7の
一端に固定した支持ピン46が、図4に示すように、リ
ヤガイド6の長孔32の中央付近に位置されると共に、
第2のチルトリンク10の一端に固定した第1の係合ピ
ン11がリヤガイド6のカム面35の上部に位置され、
第1のチルトリンク7の長手方向中央付近に固定した第
2の係合ピン12がフラップ用カム9のカム溝41の直
線部42に位置され、リヤガイド6の当接片33の先端
がフラップ用カム9のカム溝41の直線部42に僅かに
入込み、リヤガイド6の当接片33の傾斜面34とフラ
ップ用カム9の傾斜面44との間にフラップ用カム9の
カム溝41の直線部42に続いて斜め上方に開口する第
2の係合ピン12の直径よりも小さな隙間が形成され、
第2の係合ピン12にリヤガイド6の当接片33の先端
が当接され、第2の係合ピン12のフラップ用カム9の
カム溝41の直線部42に対する移動がリヤガイド6の
当接片33により阻止されている。
【0060】また、揺動リンク19の一端に固定した支
持ピン56が、図10に示すように、第2のフロントガ
イド18の誘導孔52の直線部53の傾斜部54寄りに
位置され、揺動リンク19の他端寄りに固定した係合ピ
ン62がストッパ59の誘導部61の中央に位置され、
リヤドレイン20がルーフパネル1の開口部2の後縁及
びスライドパネル3の後端の下方に位置され、スライド
パネル3がルーフパネル1の開口部2を閉塞する全閉状
態となり、スライドパネル3の外周縁のウェザストリッ
プ15がルーフパネル1の開口部2の周縁の水切片14
に圧接して車室内と外部との密閉遮断を行うようになっ
ている。
【0061】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0062】[スライドパネル3のチルトアップ]スラ
イドパネル3が図1に示すルーフパネル1の開口部2を
閉塞する全閉状態の位置から、スライドパネル3を移動
するモータを駆動し、駆動ケーブルをモータの駆動によ
り押すように移動すると、駆動シュー36が駆動ケーブ
ルによりガイドレール4のレール溝25及びレール溝2
6に沿って車体の前方に摺動し、チルト用カム8が駆動
シュー36と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の前方に移動する。
【0063】駆動シュー36の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の前方への摺動により、従動シ
ュー38が駆動ケーブルのワイヤ66を介して駆動シュ
ー36と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の前方に摺動し、フラップ用カム9
が従動シュー38と共にガイドレール4の長手方向に沿
って車体の前方に移動する。
【0064】チルト用カム8のガイドレール4に対する
車体の前方への移動により、チルト用カム8の前端がリ
ヤガイド6の後端に当接し、図15に示すように、チル
ト用カム8のカム面37がリヤガイド6のカム面35に
対して連続した状態となり、リヤガイド6がチルト用カ
ム8と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の前
方に移動し、リヤシュー31がリヤガイド6と共にガイ
ドレール4のレール溝25及びレール溝26に沿って車
体の前方に摺動する。
【0065】フラップ用カム9のガイドレール4に対す
る車体の前方への移動により、フラップ用カム9の後端
がリヤガイド6の当接片33の先端に相当する位置まで
車体の前方に向って移動し、フラップ用カム9の傾斜面
44がリヤガイド6の当接片33の傾斜面34に対して
車体の前方に離間し、図15に示すように、リヤガイド
6の当接片33の傾斜面34とフラップ用カム9の傾斜
面44との間の隙間がフラップ用カム9のカム溝41の
直線部42に続いて斜め上方に開口した状態となる。
【0066】従動シュー38の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の前方への摺動により、第2の
フロントシュー51が駆動ケーブルのワイヤ66を介し
て従動シュー38と共にガイドレール4のレール溝25
及びレール溝26に沿って車体の前方に摺動し、第2の
フロントガイド18が第2のフロントシュー51と共に
ガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方に移動す
ると同時に、揺動リンク19の支持ピン56が第2のフ
ロントガイド18の誘導孔52の直線部53に係合しな
がら傾斜部55に向って下方に摺動し、揺動リンク19
が支持ピン50を支点として第1のフロントガイド17
に対して図1の時計方向に回動し、図15に示すよう
に、揺動リンク19の支持ピン56は第2のフロントガ
イド18の誘導孔52の一端に位置し、第1のフロント
シュー49はスライドパネル3のルーフパネル1の開口
部2に対する全閉状態の時と同位置のままでガイドレー
ル4に対して車体の前方に向って摺動しない。
【0067】揺動リンク19の第2のフロントガイド1
8の誘導孔52の傾斜部55による第1のフロントガイ
ド17に対する回動により、揺動リンク19の係合ピン
62がストッパ59の誘導部61に係合しながら上方に
向って摺動し、揺動リンク19の支持ピン58がブラケ
ット57をガイドレール4に対して上方に移動すると同
時に、リンクブラケット5の前端がブラケット57と共
にガイドレール4に対して上方に移動し、図15に示す
ように、揺動リンク19の係合ピン62はストッパ59
の誘導部61の上方に嵌合する。
【0068】リヤガイド6のチルト用カム8によるガイ
ドレール4に対する車体の前方への移動により、リヤガ
イド6の長孔32が第1のチルトリンク7の支持ピン4
6に係合しながら車体の前方に向って摺動し、リヤガイ
ド6の長孔32の一端が第1のチルトリンク7の支持ピ
ン46をガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方
に移動し、第2のチルトリンク10の第1の係合ピン1
1がリヤガイド6のカム面35よりチルト用カム8のカ
ム面37に係合しながら下方に向って従動すると同時
に、第2のチルトリンク10が第1のチルトリンク7の
支持ピン46を支点としてリヤガイド6に対して図1の
時計方向に回動し、図15に示すように、第2のチルト
リンク10の第1の係合ピン11はチルト用カム8のカ
ム面37の下方に位置する。
【0069】第2のチルトリンク10のチルト用カム8
のカム面37によるリヤガイド6に対する回動により、
第1のチルトリンク7の第2の係合ピン12が第2のチ
ルトリンク10の回動に伴ってフラップ用カム9のカム
溝41の直線部42よりリヤガイド6の当接片33の傾
斜面34とフラップ用カム9の傾斜面44との間の隙間
を通って上方に移動し、第1のチルトリンク7が支持ピ
ン46を支点としてリヤガイド6に対して図1の時計方
向に回動し、図15に示すように、第1のチルトリンク
7の第2の係合ピン12はリヤガイド6の当接片33の
傾斜面34とフラップ用カム9の傾斜面44との間の隙
間の上方に位置する。
【0070】第1のチルトリンク7のリヤガイド6に対
する回動により、第1のチルトリンク7の支持ピン48
がブラケット47を上方に向って移動すると同時に、リ
ンクブラケット5の後端がブラケット47と共に第1の
チルトリンク7によりガイドレール4に対して上方に向
って移動し、リンクブラケット5が揺動リンク19の支
持ピン58を支点として図1の反時計方向に回動し、図
15に示すように、リンクブラケット5がガイドレール
4に対して傾斜する。
【0071】リンクブラケット5のガイドレール4に対
する傾斜により、図15に示すように、スライドパネル
3の後端がリンクブラケット5と共にガイドレール4に
対して上方に持ち上がり、スライドパネル3が第1のチ
ルトリンク7によりルーフパネル1の開口部2に対して
チルトアップ状態となり、ルーフパネル1の開口部2が
車体の後方に向って開口する。
【0072】[スライドパネル3のチルトダウン]スラ
イドパネル3が図15に示すルーフパネル1の開口部2
を車体の後方に向って開口するチルトアップ状態の位置
から、駆動ケーブルをモータの駆動により引くように移
動すると、駆動シュー36が駆動ケーブルによりガイド
レール4のレール溝25及びレール溝26に沿って車体
の後方に摺動し、チルト用カム8が駆動シュー36と共
にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移動
すると同時に、チルト用カム8の前端がリヤガイド6の
後端より車体の後方に向って移動し、図1に示すよう
に、チルト用カム8のカム面37がリヤガイド6のカム
面35に対して不連続状態となる。
【0073】駆動シュー36の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の後方への摺動により、従動シ
ュー38が駆動ケーブルのワイヤ66を介して駆動シュ
ー36と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の後方に摺動し、フラップ用カム9
が従動シュー38と共にガイドレール4の長手方向に沿
って車体の後方に移動する。
【0074】フラップ用カム9のガイドレール4に対す
る車体の後方への移動により、図1に示すように、リヤ
ガイド6の当接片33の先端がフラップ用カム9のカム
溝41の直線部42に僅かに入込み、フラップ用カム9
の傾斜面44がリヤガイド6の当接片33の傾斜面34
に近づき、リヤガイド6がフラップ用カム9と共にガイ
ドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移動し、リ
ヤシュー31がリヤガイド6と共にガイドレール4のレ
ール溝25及びレール溝26に沿って車体の後方に摺動
する。
【0075】従動シュー38の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の後方への摺動により、第2の
フロントシュー51が駆動ケーブルのワイヤ66を介し
て従動シュー38と共にガイドレール4のレール溝25
及びレール溝26に沿って車体の後方に摺動し、第2の
フロントガイド18が第2のフロントシュー51と共に
ガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移動す
ると同時に、揺動リンク19の支持ピン56が第2のフ
ロントガイド18の誘導孔52の傾斜部55に係合しな
がら直線部53に向って上方に摺動し、揺動リンク19
が支持ピン50を支点として第1のフロントガイド17
に対して図15の反時計方向に回動し、図1に示すよう
に、揺動リンク19の支持ピン56は第2のフロントガ
イド18の誘導孔52の直線部53の傾斜部54寄りに
位置し、第1のフロントシュー49はスライドパネル3
がルーフパネル1の開口部2を車体の後方に向って開口
するチルトアップ状態の時と同位置のままでガイドレー
ル4に対して車体の後方に向って摺動しない。
【0076】揺動リンク19の第2のフロントガイド1
8の誘導孔52の傾斜部55による第1のフロントガイ
ド17に対する回動により、揺動リンク19の係合ピン
62がストッパ59の誘導部61に係合しながら下方に
向って摺動し、揺動リンク19の支持ピン58がブラケ
ット57をガイドレール4に対して下方に移動すると同
時に、リンクブラケット5の前端がブラケット57と共
にガイドレール4に対して下方に移動し、図1に示すよ
うに、揺動リンク19の係合ピン62はストッパ59の
誘導部61の中央に位置する。
【0077】リヤガイド6のフラップ用カム9によるガ
イドレール4に対する車体の後方への移動により、リヤ
ガイド6の長孔32が第1のチルトリンク7の支持ピン
46に係合しながら車体の後方に向って摺動し、第2の
チルトリンク10の第1の係合ピン11がチルト用カム
8のカム面37に係合しながらリヤガイド6のカム面3
5に向って上方に従動すると同時に、第2のチルトリン
ク10が第1のチルトリンク7の支持ピン46を支点と
してリヤガイド6に対して図15の反時計方向に回動
し、図1に示すように、第2のチルトリンク10の第1
の係合ピン11はリヤガイド6のカム面35の上部に位
置する。
【0078】第2のチルトリンク10のチルト用カム8
のカム面37によるリヤガイド6に対する回動により、
第1のチルトリンク7の第2の係合ピン12が第2のチ
ルトリンク10の回動に伴ってリヤガイド6の当接片3
3の傾斜面34とフラップ用カム9の傾斜面44との間
の隙間を通ってフラップ用カム9のカム溝41の直線部
42に向って下方に移動し、第1のチルトリンク7が支
持ピン46を支点としてリヤガイド6に対して図15の
反時計方向に回動し、図1に示すように、第1のチルト
リンク7の支持ピン46はリヤガイド6の長孔32の中
央付近に位置し、第1のチルトリンク7の第2の係合ピ
ン12はフラップ用カム9のカム溝41の直線部42に
位置する。
【0079】第1のチルトリンク7のリヤガイド6に対
する回動により、第1のチルトリンク7の支持ピン48
がブラケット47をガイドレール4に向って下方に移動
すると同時に、リンクブラケット5の後端がブラケット
47と共に第1のチルトリンク7によりガイドレール4
に向って下方に移動し、リンクブラケット5が揺動リン
ク19の支持ピン58を支点として図15の時計方向に
回動する。
【0080】リンクブラケット5の後端の第1のチルト
リンク7による下方への移動により、スライドパネル3
の後端がリンクブラケット5と共にガイドレール4に向
って下方に移動し、スライドパネル3のウェザストリッ
プ15がルーフパネル1の開口部2の水切片14に圧接
し、図1に示すように、スライドパネル3がルーフパネ
ル1の開口部2を閉塞する全閉状態となる。
【0081】[スライドパネル3の下降]スライドパネ
ル3が図1に示すルーフパネル1の開口部2を閉塞する
全閉状態の位置から、駆動ケーブルをモータの駆動によ
り引くように移動すると、駆動シュー36が駆動ケーブ
ルによりガイドレール4のレール溝25及びレール溝2
6に沿って車体の後方に摺動し、チルト用カム8が駆動
シュー36と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の後方に移動し、図16に示すように、チルト用カム
8の前端がリヤガイド6の後端より車体の後方に向って
離間する。
【0082】駆動シュー36の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の後方への摺動により、従動シ
ュー38が駆動ケーブルのワイヤ66を介して駆動シュ
ー36と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の後方に摺動し、フラップ用カム9
が従動シュー38と共にガイドレール4の長手方向に沿
って車体の後方に移動する。
【0083】フラップ用カム9のガイドレール4に対す
る車体の後方への移動により、図16に示すように、リ
ヤガイド6の当接片33がフラップ用カム9のカム溝4
1の直線部42に入込み、フラップ用カム9の後端がリ
ヤガイド6の前端に当接すると共に、フラップ用カム9
の傾斜面44がリヤガイド6の当接片33の傾斜面34
に当接し、リヤガイド6がフラップ用カム9と共にガイ
ドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移動し、リ
ヤシュー31がリヤガイド6と共にガイドレール4のレ
ール溝25及びレール溝26に沿って車体の後方に摺動
する。
【0084】従動シュー38の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の後方への摺動により、第2の
フロントシュー51が駆動ケーブルのワイヤ66を介し
て従動シュー38と共にガイドレール4のレール溝25
及びレール溝26に沿って車体の後方に摺動し、第2の
フロントガイド18が第2のフロントシュー51と共に
ガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移動す
ると同時に、揺動リンク19の支持ピン56が第2のフ
ロントガイド18の誘導孔52の傾斜部54に係合しな
がら上方に向って摺動し、揺動リンク19が支持ピン5
0を支点として第1のフロントガイド17に対して図1
の反時計方向に回動し、第1のフロントシュー49が揺
動リンク19の回動に伴って第1のフロントガイド17
と共にガイドレール4のレール溝25及びレール溝26
に沿って車体の後方に僅かに摺動し、図16に示すよう
に、揺動リンク19の支持ピン56は第2のフロントガ
イド18の誘導孔52の他端に位置する。
【0085】揺動リンク19の第2のフロントガイド1
8の誘導孔52の傾斜部54による第1のフロントガイ
ド17に対する回動により、揺動リンク19の係合ピン
62がストッパ59の誘導部61に係合しながらガイド
溝60に向って下方に摺動し、揺動リンク19の支持ピ
ン58がブラケット57をガイドレール4に向って下方
に移動すると同時に、リンクブラケット5の前端がブラ
ケット57と共にガイドレール4に向って下方に移動
し、図16に示すように、揺動リンク19の係合ピン6
2はストッパ59の誘導部61の下方に位置する。
【0086】第1のフロントシュー49のガイドレール
4に対する車体の後方への摺動により、ドレインシュー
63がロッド67を介して第1のフロントシュー49と
共にガイドレール4のレール溝25及びレール溝26に
沿って車体の後方に摺動し、ブラケット64がドレイン
シュー63と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の後方に移動し、図16に示すように、リヤドレイン
20がブラケット64と共にガイドレール4の上部をル
ーフパネル1の収納部65に向って第1のフロントシュ
ー49の移動量に相当する距離だけ後退する。
【0087】リヤガイド6のフラップ用カム9によるガ
イドレール4に対する車体の後方への移動により、リヤ
ガイド6の長孔32が第1のチルトリンク7の支持ピン
46に係合しながら車体の後方に向って摺動し、第2の
チルトリンク10の第1の係合ピン11がリヤガイド6
のカム面35に係合しながら傾斜面に向って従動すると
同時に、第1のチルトリンク7の第2の係合ピン12が
第2のチルトリンク10の誘導孔13に係合しながらフ
ラップ用カム9のカム溝41の直線部42より傾斜部4
3に向って下方に従動し、第1のチルトリンク7が支持
ピン46を支点としてリヤガイド6に対して図1の反時
計方向に回動し、第1のチルトリンク7はガイドレール
4と略平行な状態となり、第2のチルトリンク10は第
1のチルトリンク7の支持ピン46に対して回動せず、
図16に示すように、第1のチルトリンク7の支持ピン
46はリヤガイド6の長孔32の他端に位置すると共
に、第2のチルトリンク10の第1の係合ピン11はリ
ヤガイド6のカム面35の上部に位置し、第1のチルト
リンク7の第2の係合ピン12はフラップ用カム9のカ
ム溝41の傾斜部43の下方に位置する。
【0088】第1のチルトリンク7のフラップ用カム9
のカム溝41の傾斜部43によるリヤガイド6に対する
回動により、第1のチルトリンク7の支持ピン48がブ
ラケット47をガイドレール4に向って下方に移動する
と同時に、リンクブラケット5の後端がブラケット47
と共に第1のチルトリンク7によりガイドレール4に向
って下方に移動する。
【0089】リンクブラケット5の前端及び後端の下方
への移動により、図16に示すように、スライドパネル
3がリンクブラケット5と共にルーフパネル1の開口部
2よりガイドレール4に向って下降する。
【0090】[スライドパネル3の後退]スライドパネ
ル3が図16に示すルーフパネル1の開口部2よりガイ
ドレール4に向って下降した状態の位置から、駆動ケー
ブルをモータの駆動により引くように移動すると、駆動
シュー36が駆動ケーブルによりガイドレール4のレー
ル溝25及びレール溝26に沿って車体の後方に摺動
し、チルト用カム8が駆動シュー36と共にガイドレー
ル4の長手方向に沿って車体の後方に移動する。
【0091】駆動シュー36の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の後方への摺動により、従動シ
ュー38が駆動ケーブルのワイヤ66を介して駆動シュ
ー36と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の後方に摺動し、フラップ用カム9
が従動シュー38と共にガイドレール4の長手方向に沿
って車体の後方に移動する。
【0092】フラップ用カム9のガイドレール4に対す
る車体の後方への移動により、図16に示すように、リ
ヤガイド6がフラップ用カム9と共にガイドレール4の
長手方向に沿って車体の後方に移動し、リヤシュー31
がリヤガイド6と共にガイドレール4のレール溝25及
びレール溝26に沿って車体の後方に摺動する。
【0093】従動シュー38の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の後方への摺動により、第2の
フロントシュー51が駆動ケーブルのワイヤ66を介し
て従動シュー38と共にガイドレール4のレール溝25
及びレール溝26に沿って車体の後方に摺動し、第2の
フロントガイド18が第2のフロントシュー51と共に
ガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移動す
ると同時に、第1のフロントガイド17が揺動リンク1
9の支持ピン50を介して第2のフロントガイド18と
共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移
動し、第1のフロントシュー49が第1のフロントガイ
ド17と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の後方に摺動する。
【0094】第1のフロントシュー49のガイドレール
4に対する車体の後方への摺動により、ドレインシュー
63がロッド67を介して第1のフロントシュー49と
共にガイドレール4のレール溝25及びレール溝26に
沿って車体の後方に摺動し、ブラケット64がドレイン
シュー63と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の後方に移動すると同時に、図17に示すように、リ
ヤドレイン20がブラケット64と共にガイドレール4
の上部をルーフパネル1の収納部65に向って後退し、
リヤドレイン20をルーフパネル1の収納部65に収納
する。
【0095】ドレインシュー63のガイドレール4に対
する車体の後方への摺動により、ドレインシュー63の
後縁がガイドレール4の底壁21の後端寄りの上部に設
けたストッパに当接し、ストッパがドレインシュー63
のガイドレール4のレール溝25及びレール溝26に対
する車体の後方への摺動を阻止する。
【0096】第1のフロントガイド17のガイドレール
4に対する車体の後方への移動により、図17に示すよ
うに、揺動リンク19の係合ピン62がストッパ59の
ガイド溝60を通ってガイドレール4のレール溝26に
係合しながら車体の後方に向って摺動し、ブラケット5
7が揺動リンク19の支持ピン58を介して第1のフロ
ントガイド17と共にガイドレール4の長手方向に沿っ
て車体の後方に移動する。
【0097】リヤガイド6のフラップ用カム9によるガ
イドレール4に対する車体の後方への移動により、リヤ
ガイド6の長孔32の他端が第1のチルトリンク7の支
持ピン46をガイドレール4の長手方向に沿って車体の
後方に移動すると同時に、第1のチルトリンク7及び第
2のチルトリンク10が支持ピン46を介してリヤガイ
ド6と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後
方に移動し、ブラケット47が第1のチルトリンク7の
支持ピン48を介してリヤガイド6及びフラップ用カム
9と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方
に移動する。
【0098】ブラケット47及びブラケット57のガイ
ドレール4に対する車体の後方への移動により、リンク
ブラケット5がブラケット47及びブラケット57と共
にガイドレール4の長手方向に沿って車体の後方に移動
し、図17に示すように、スライドパネル3がリンクブ
ラケット5と共にルーフパネル1の収納部65に向って
後退し、スライドパネル3をルーフパネル1の収納部6
5に収納し、ルーフパネル1の開口部2が開放状態とな
る。
【0099】その後、サンシェード30の取手を手で掴
んでルーフパネル1の収納部65に向って移動すること
により、サンシェード30がガイドレール4の案内溝2
7に沿って車体の後方に移動し、サンシェード30をル
ーフパネル1の収納部65に収納する。
【0100】[スライドパネル3の前進]スライドパネ
ル3が図17に示すルーフパネル1の収納部65に後退
した状態の位置から、駆動ケーブルをモータの駆動によ
り押すように移動すると、駆動シュー36が駆動ケーブ
ルによりガイドレール4のレール溝25及びレール溝2
6に沿って車体の前方に摺動し、チルト用カム8が駆動
シュー36と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の前方に移動する。
【0101】駆動シュー36の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の前方への摺動により、従動シ
ュー38が駆動ケーブルのワイヤ66を介して駆動シュ
ー36と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の前方に摺動し、フラップ用カム9
が従動シュー38と共にガイドレール4の長手方向に沿
って車体の前方に移動する。
【0102】従動シュー38の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の前方への摺動により、第2の
フロントシュー51が駆動ケーブルのワイヤ66を介し
て従動シュー38と共にガイドレール4のレール溝25
及びレール溝26に沿って車体の前方に摺動し、第2の
フロントガイド18が第2のフロントシュー51と共に
ガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方に移動す
ると同時に、第1のフロントガイド17が揺動リンク1
9の支持ピン50を介して第2のフロントガイド18と
共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方に移
動し、第1のフロントシュー49が第1のフロントガイ
ド17と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の前方に摺動する。
【0103】第1のフロントガイド17のガイドレール
4に対する車体の前方への移動により、揺動リンク19
の係合ピン62がガイドレール4のレール溝26に係合
しながら車体の前方に向って摺動し、ブラケット57が
揺動リンク19の支持ピン58を介して第1のフロント
ガイド17と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の前方に移動すると同時に、ブラケット47がリンク
ブラケット5を介してブラケット57と共にガイドレー
ル4の長手方向に沿って車体の前方に移動し、図16に
示すように、第1のチルトリンク7が支持ピン48を介
してブラケット47と共にガイドレール4の長手方向に
沿って車体の前方に移動し、第1のチルトリンク7の支
持ピン46がリヤガイド6をガイドレール4の長手方向
に沿って車体の前方に移動し、第2のチルトリンク10
が第1のチルトリンク7の支持ピン46を介してガイド
レール4の長手方向に沿って車体の前方に移動し、リヤ
シュー31がリヤガイド6と共にガイドレール4のレー
ル溝25及びレール溝26に沿って車体の前方に摺動す
る。
【0104】揺動リンク19の係合ピン62のガイドレ
ール4のレール溝26に対する車体の前方への摺動によ
り、図16に示すように、揺動リンク19の係合ピン6
2がストッパ59のガイド溝60を通って誘導部61の
下方の前壁に当接し、ストッパ59が揺動リンク19を
介してリンクブラケット5のガイドレール4に対する車
体の前方への移動を阻止する。
【0105】ブラケット47及びブラケット57のガイ
ドレール4に対する車体の前方への移動により、リンク
ブラケット5がブラケット47及びブラケット57と共
にガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方に移動
し、図16に示すように、スライドパネル3がリンクブ
ラケット5と共に収納部65よりルーフパネル1の開口
部2に向って前進する。
【0106】第1のフロントシュー49のガイドレール
4に対する車体の前方への摺動により、ドレインシュー
63がロッド67を介して第1のフロントシュー49と
共にガイドレール4のレール溝25及びレール溝26に
沿って車体の前方に摺動し、ブラケット64がドレイン
シュー63と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の前方に移動すると同時に、図16に示すように、リ
ヤドレイン20がブラケット64と共にガイドレール4
の上部を収納部65よりルーフパネル1の開口部2に向
って前進する。
【0107】[スライドパネル3の上昇]スライドパネ
ル3が図16に示すルーフパネル1の開口部2よりガイ
ドレール4に向って下降した状態の位置から、駆動ケー
ブルをモータの駆動により押すように移動すると、駆動
シュー36が駆動ケーブルによりガイドレール4のレー
ル溝25及びレール溝26に沿って車体の前方に摺動
し、チルト用カム8が駆動シュー36と共にガイドレー
ル4の長手方向に沿って車体の前方に移動する。
【0108】駆動シュー36の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の前方への摺動により、従動シ
ュー38が駆動ケーブルのワイヤ66を介して駆動シュ
ー36と共にガイドレール4のレール溝25及びレール
溝26に沿って車体の前方に摺動し、フラップ用カム9
が従動シュー38と共にガイドレール4の長手方向に沿
って車体の前方に移動する。
【0109】従動シュー38の駆動ケーブルによるガイ
ドレール4に対する車体の前方への摺動により、第2の
フロントシュー51が駆動ケーブルのワイヤ66を介し
て従動シュー38と共にガイドレール4のレール溝25
及びレール溝26に沿って車体の前方に摺動し、第2の
フロントガイド18が第2のフロントシュー51と共に
ガイドレール4の長手方向に沿って車体の前方に移動す
ると同時に、揺動リンク19の支持ピン56が第2のフ
ロントガイド18の誘導孔52の傾斜部54に係合しな
がら直線部53に向って下方に摺動し、揺動リンク19
が支持ピン50を支点として第1のフロントガイド17
に対して図16の時計方向に回動し、第1のフロントシ
ュー49が揺動リンク19の回動に伴って第1のフロン
トガイド17と共にガイドレール4のレール溝25及び
レール溝26に沿って車体の前方に僅かに摺動し、図1
に示すように、揺動リンク19の支持ピン56は第2の
フロントガイド18の誘導孔52の直線部53の傾斜部
54寄りに位置する。
【0110】揺動リンク19の第2のフロントガイド1
8の誘導孔52の傾斜部54による第1のフロントガイ
ド17に対する回動により、揺動リンク19の係合ピン
62がストッパ59の誘導部61に係合しながら上方に
向って摺動し、揺動リンク19の支持ピン58がブラケ
ット57をガイドレール4に対して上方に移動すると同
時に、リンクブラケット5の前端がブラケット57と共
にガイドレール4に対して上方に移動し、図1に示すよ
うに、揺動リンク19の係合ピン62はストッパ59の
誘導部61の中央に位置する。
【0111】フラップ用カム9のガイドレール4に対す
る車体の前方への移動により、図1に示すように、フラ
ップ用カム9の後端がリヤガイド6の前端より車体の前
方に向って離間すると同時に、フラップ用カム9の傾斜
面44がリヤガイド6の当接片33の傾斜面34より車
体の前方に向って離間し、リヤガイド6がフラップ用カ
ム9と共にガイドレール4の長手方向に沿って車体の前
方に移動し、リヤシュー31がリヤガイド6と共にガイ
ドレール4のレール溝25及びレール溝26に沿って車
体の前方に摺動し、リヤガイド6の当接片33の先端が
フラップ用カム9のカム溝41の直線部42に僅かに入
込んだ状態となる。
【0112】リヤガイド6のフラップ用カム9によるガ
イドレール4に対する車体の前方への移動により、リヤ
ガイド6の長孔32が第1のチルトリンク7の支持ピン
46に係合しながら車体の前方に向って摺動し、第2の
チルトリンク10の第1の係合ピン11がリヤガイド6
のカム面35に係合しながら従動すると同時に、第1の
チルトリンク7の第2の係合ピン12が第2のチルトリ
ンク10の誘導孔13に係合しながらフラップ用カム9
のカム溝41の傾斜部43より直線部42に向って上方
に従動し、第1のチルトリンク7が支持ピン46を支点
としてリヤガイド6に対して図16の時計方向に回動
し、第2のチルトリンク10は第1のチルトリンク7の
支持ピン46に対して回動せず、図1に示すように、第
1のチルトリンク7の支持ピン46はリヤガイド6の長
孔32の中央付近に位置すると共に、第2のチルトリン
ク10の第1の係合ピン11はリヤガイド6のカム面3
5の上部に位置し、第1のチルトリンク7の第2の係合
ピン12はフラップ用カム9のカム溝41の直線部42
に位置する。
【0113】第1のチルトリンク7のフラップ用カム9
のカム溝41の傾斜部43によるリヤガイド6に対する
回動により、第1のチルトリンク7の支持ピン48がブ
ラケット47をガイドレール4に対して上方に移動する
と同時に、リンクブラケット5の後端がブラケット47
と共に第1のチルトリンク7によりガイドレール4に対
して上方に移動する。
【0114】第1のフロントシュー49のガイドレール
4に対する車体の前方への摺動により、ドレインシュー
63がロッド67を介して第1のフロントシュー49と
共にガイドレール4のレール溝25及びレール溝26に
沿って車体の前方に摺動し、ブラケット64がドレイン
シュー63と共にガイドレール4の長手方向に沿って車
体の前方に移動し、リヤドレイン20がブラケット64
と共にガイドレール4の上部を第1のフロントシュー4
9の移動量に相当する距離だけ前進し、図1に示すよう
に、リヤドレイン20はルーフパネル1の開口部2の後
縁及びスライドパネル3の後端の下方に位置する。
【0115】リンクブラケット5の前端及び後端のガイ
ドレール4に対する上方への移動により、図1に示すよ
うに、スライドパネル3がリンクブラケット5と共にル
ーフパネル1の開口部2に向って上昇し、スライドパネ
ル3の全周のウェザストリップ15がルーフパネル1の
開口部2の水切片14の内側に圧接し、ルーフパネル1
の開口部2をスライドパネル3により閉塞した全閉状態
となる。
【0116】その後、サンシェード30の取手を手で掴
んでルーフパネル1の収納部65から車体の前方に向っ
て移動することにより、サンシェード30がガイドレー
ル4の案内溝27に沿って車体の前方に移動し、サンシ
ェード30はルーフパネル1の開口部2を閉塞するスラ
イドパネル3の下方に位置し、スライドパネル3を通過
する光線をサンシェード30により遮蔽する。
【0117】また、スライドパネル3が図1に示すルー
フパネル1の開口部2を閉塞する全閉状態において、雨
水がルーフパネル1の開口部2の後縁の水切片14とス
ライドパネル3の後端のウェザストリップ15との間を
通って車室内に侵入すると、雨水はリヤドレイン20の
両端からガイドレール4,4の雨樋28,28に流れた
後、雨水をフレームの後枠の水抜きパイプ及びドレイン
ホースを通って車室外に排出する。
【0118】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のサンルー
フ装置によれば、スライドパネルがルーフパネルの開口
部を閉塞する全閉状態において、チルト用カムをガイド
レールの長手方向に沿って車体の前方に移動することに
より、フラップ用カムがチルト用カムと共にガイドレー
ルの長手方向に沿って車体の前方に移動し、チルト用カ
ムの前端が案内体の後端に当接すると同時に、フラップ
用カムの後端が案内体の前端に対して離間するので、案
内体をチルト用カムによりガイドレールの長手方向に沿
って車体の前方に移動することができ、第2のチルトリ
ンクの第1の係合ピンがチルト用カムに係合しながら下
方に向って従動すると同時に、第2のチルトリンクが第
1のチルトリンクの一端に対して回動し、第1のチルト
リンクの第2の係合ピンが第2のチルトリンクの回動に
伴ってフラップ用カムより上方に向って離脱するので、
第1のチルトリンクを案内体に対して回動しながら起き
上がらせることができ、支持体の後端が第1のチルトリ
ンクの回動に伴ってガイドレールに対して上方に移動す
るので、スライドパネルの後端が支持体と共に持ち上が
り、スライドパネルを第1のチルトリンクによりガイド
レールに対してチルトアップ状態とすることができる。
【0119】また、チルト用カムをガイドレールの長手
方向に沿って車体の後方に移動すれば、フラップ用カム
がチルト用カムと共にガイドレールの長手方向に沿って
車体の後方に移動し、フラップ用カムの後端が案内体の
前端に当接すると同時に、チルト用カムの前端が案内体
の後端に対して離間するので、案内体をフラップ用カム
によりガイドレールの長手方向に沿って車体の後方に移
動することができ、第2のチルトリンクの第1の係合ピ
ンがチルト用カムより離脱すると同時に、第1のチルト
リンクの第2の係合ピンがフラップ用カムに係合しなが
ら第2のチルトリンクの誘導孔に沿って下方に従動する
ので、第1のチルトリンクを案内体に対して回動しなが
ら伏せ倒すことができ、支持体の後端が第1のチルトリ
ンクの回動に伴って下方に移動するので、スライドパネ
ルの後端を支持体と共にルーフパネルの開口部よりガイ
ドレールに向って下降させることができ、しかも、スラ
イドパネルの後端の第1のチルトリンクによる下降に際
し、第2のチルトリンクが第1のチルトリンクの一端に
対して回動することがないので、第2のチルトリンクの
一端が上方に向って移動せず、第2のチルトリンクの幅
を案内体の上下幅よりも大きく取る必要がないので、ガ
イドレールと支持体との間隔が第2のチルトリンクの幅
程度まで狭くなり、装置全体の上下方向の寸法を小さく
することができ、車の天井が低くならないので、車室内
の居住性を良くすることができる。
【0120】さらに、チルト用カム及びフラップ用カム
を案内体とは別体にしたので、従来のように案内体にチ
ルト用のカム面及びフラップ用のカム溝を形成する必要
がなく、案内体,チルト用カム及びフラップ用カムの形
状が複雑とならず、案内体,チルト用カム及びフラップ
用カムの製作を容易に行うことができ、スライドパネル
がルーフパネルの開口部を閉塞する全閉状態を維持する
空走距離が案内体の長孔の長さにより決まることがない
ので、チルト用カムとフラップ用カムとの間の間隔を変
えるのみで、案内体の長孔の長さの異なるものをスライ
ドパネルの空走距離に応じて多数用意しておく必要がな
く、スライドパネルの全閉時の空走距離をチルト用カム
とフラップ用カムとの間の間隔に応じて自在に設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のサンルーフ装置の要部切断正
面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】ガイドレールの拡大断面図
【図4】図1の要部正面図
【図5】リヤガイド,チルト用カム及びフラップ用カム
の斜視図
【図6】図4の要部側断面図
【図7】図4の別位置の要部側断面図
【図8】図4の別位置の要部側断面図
【図9】図4の別位置の要部側断面図
【図10】図1の要部正面図
【図11】図10の要部側断面図
【図12】図10の別位置の要部側断面図
【図13】図10の別位置の要部側断面図
【図14】図4の要部側断面図
【図15】スライドパネルのチルトアップ状態を示す要
部切断正面図
【図16】スライドパネルの下降状態を示す要部切断正
面図
【図17】ルーフパネルの開口部の開放状態を示す要部
切断正面図
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 開口部 3 スライドパネル 4 ガイドレール 5 リンクブラケット 6 リヤガイド 7 第1のチルトリンク 8 チルト用カム 9 フラップ用カム 10 第2のチルトリンク 11 第1の係合ピン 12 第2の係合ピン 13 誘導孔 14 水切片 15 ウェザストリップ 16 保持枠 17 第1のフロントガイド 18 第2のフロントガイド 19 揺動リンク 20 リヤドレイン 21 底壁 22 側壁 23 仕切り壁 24 立上り壁 25 レール溝 26 レール溝 27 案内溝 28 雨樋 29 ブラケット 30 サンシェード 31 リヤシュー 32 長孔 33 当接片 34 傾斜面 35 カム面 36 駆動シュー 37 カム面 38 従動シュー 39 嵌合孔 40 通孔 41 カム溝 42 直線部 43 傾斜部 44 傾斜面 45 凸部 46 支持ピン 47 ブラケット 48 支持ピン 49 第1のフロントシュー 50 支持ピン 51 第2のフロントシュー 52 誘導孔 53 直線部 54 傾斜部 55 傾斜部 56 支持ピン 57 ブラケット 58 支持ピン 59 ストッパ 60 ガイド溝 61 誘導部 62 係合ピン 63 ドレインシュー 64 ブラケット 65 収納部 66 ワイヤ 67 ロッド 68 係止パイプ 69 係止パイプ 70 係止パイプ 71 係止パイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフパネルに開口部を設け、前
    記ルーフパネルの開口部にスライドパネルを配設すると
    共に、前記ルーフパネルの開口部の両側に前記車体の前
    後方向に沿って互いに平行な前記スライドパネルを案内
    するガイドレールをそれぞれ配設し、前記スライドパネ
    ルの両側下部に前記ガイドレールの長手方向に沿って互
    いに平行な支持体をそれぞれ配設し、前記ガイドレール
    に案内体を移動自在に設け、前記支持体と前記案内体と
    の間に前記スライドパネルの後端を上下方向に移動する
    第1のチルトリンクを設け、前記第1のチルトリンクの
    一端を前記案内体に移動自在に係合し、前記第1のチル
    トリンクの他端を前記支持体の下部に回動自在に連結し
    たサンルーフ装置において、前記ガイドレールの案内体
    の後方にチルト用カムを前記案内体に対して接離自在に
    設け、前記ガイドレールの案内体の前方に前記チルト用
    カムと連動するフラップ用カムを前記案内体に対して接
    離自在に設け、前記第1のチルトリンクの一端に第2の
    チルトリンクを回動自在に設け、前記第2のチルトリン
    クの一端に前記チルト用カムに従動する第1の係合ピン
    を設け、前記第1のチルトリンクの中央に前記フラップ
    用カムに従動する第2の係合ピンを設け、前記第2のチ
    ルトリンクの他端に前記第2の係合ピンに係合する誘導
    孔を設けたことを特徴とするサンルーフ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5791728A (en) * 1993-09-08 1998-08-11 Hs Products Ag, Systemtechnik Und Produktmanagement Guide mechanism for the cover plate of a vehicle sunroof
KR100405837B1 (ko) * 2001-03-31 2003-12-18 주식회사 효성에이에스씨 자동차용 선루프의 유리판넬 개폐장치

Cited By (2)

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US5791728A (en) * 1993-09-08 1998-08-11 Hs Products Ag, Systemtechnik Und Produktmanagement Guide mechanism for the cover plate of a vehicle sunroof
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