JPH0549613A - 核磁気共鳴装置の受信コイル支持機構 - Google Patents

核磁気共鳴装置の受信コイル支持機構

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JPH0549613A
JPH0549613A JP3013844A JP1384491A JPH0549613A JP H0549613 A JPH0549613 A JP H0549613A JP 3013844 A JP3013844 A JP 3013844A JP 1384491 A JP1384491 A JP 1384491A JP H0549613 A JPH0549613 A JP H0549613A
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JP
Japan
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rail
sliding
slide member
magnetic resonance
nuclear magnetic
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Pending
Application number
JP3013844A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Kijima
靖由 来嶋
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
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Publication of JPH0549613A publication Critical patent/JPH0549613A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 核磁気共鳴装置の受信コイルの支持構造につ
いて、その支持強度ないし支持力の向上を図る。 【構成】 受信コイル11を進退動させるためのスライ
ド部材2を受信コイル11の下面に取り付けると共に、
スライド部材の2の摺動面16とスライド部材2の摺動
をガイドするレールベース1のレール溝5とを半円形状
面による面接触で摺接するようにし、且つ、この摺接に
おける押接状態を押しネジ18により任意に調節できる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信コイルが頭受けに
対し進退動して、位置決めを行うようになっている核磁
気共鳴装置における受信コイルの支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】核磁気共鳴装置は、被検体がその頭部を
載せて安定させるために薄肉板を円弧断面形の樋状に形
成した頭受けと、この頭受けに載せられた頭部を頭受け
と共に受け入れるために円筒形状とされた受信コイルと
を備えており、受信コイルが頭受けに対し進退動を行う
ことにより被検体の頭部に対し受信コイルが任意の位置
に位置決めできるようになっている。
【0003】このような受信コイルの進退動を行わせる
ための支持機構は、頭受けに一体的に取り付けられたレ
ールベースと、受信コイルの内側に一体的に取り付けら
れたスライド部材を主な要素としており、レールベース
に対しスライド部材が摺接動を行うようになっている。
より具体的には、レールベースの両側面に断面V字形の
レール溝に円柱状のスライド部材が摺接するようになっ
ており、レール溝とスライド部材との接触を線接触にす
ることにより摺動抵抗を減らすと共に、レールベースの
弾力を利用してV字形のレール溝でスライド部材を挟み
込むことにより受信コイルの位置決め・固定と、落下防
止を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらのレ
ールベースやスライド部材は核磁気共鳴装置の性格から
全てプラスチック材が用いられている。しかも、受信コ
イルの内側に取り付けられているスライド部材について
は、受信コイルの受信感度をより良くするために、出来
るだけ肉薄に作る必要があった。また、レールベースに
ついても、前述のようにレール溝でスライド部材を挟み
込んで位置決め・固定等を行うようにしているので、そ
のための弾力性を確保するために余り肉厚とすることが
出来なかった。この結果、受信コイルに予想外の外力が
加わった場合や、あるいはより重い別の受信コイルを交
換して使用する場合について十分な支持強度を保ち得
ず、部材の変形による作動阻害や受信コイルの落下等を
招くおそれがある。また、摺動面が摩擦した場合にも十
分な支持力を持ち得ず、また正確な位置決めを行えなく
なるという不具合いがあった。
【0005】本発明の目的は、充分な支持力と正確な位
置決めを可能にする核磁気共鳴装置の受信コイル支持機
構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するために、本発明では、スライド部材を受信コイルの
下面に取り付けるようにすることにより、受信コイルの
受信感度との関係による肉厚制限を受けないようにして
いる。又、レールベースのレール溝を断面半円形状にす
ると共に、スライド部材の摺動面をレール溝の形状に対
応する断面半円形状とし、このレール溝と摺動面との半
円形面同士の面接触により摺動構造を与え、且つ半円形
面同士の押接状態を押接調節手段により調節できるよう
にしている。したがってレール溝や摺動面が摩擦した際
には押接調節手段で押接状態を調節することにより必要
な支持力を常に確保でき、また必要に応じて受信コイル
の位置決め・固定の際にも押接状態を調節することによ
り、より正確な位置決めを行うこともできる。
【0007】また、本発明は内側面に摺動面が形成され
たそで部を水平面部の両端に垂設した門形状にスライド
部材を形成し、この左右の摺動面が一体化されたスライ
ド部材によりレール部材を挟持させる構造とすることに
より、支持強度の向上を図っている。そして押接調節手
段としては、摺動面形成用として円柱状の摺動部材を用
い、この摺動部材を押しネジにより内側に変形させて摺
動面レール溝との押接状態を調節する構造を用いてい
る。
【0008】また、本発明は、このような門形状のスラ
イド部材の水平面部の下面に補助摺動面を形成し、この
補助摺動面によりレールベースの上面でも支持されるよ
うにすることにより、より一層の支持強度を向上させる
ようにしている。
【0009】また、本発明は、内側面にレール溝が形成
された左右一対のレール部材によりレールベースを形成
し、このレールベースにスライド部材を挟持する構造と
することにより支持強度の向上を図っている。そして、
押接調節手段としては、レール部材を押しネジにより内
側に移動させて摺動面とレール溝との押接状態を調節す
る構造としている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。尚、以下
では各実施例について共通する部分については同一符号
を付し、重複する説明は適宜省略している。
【0011】第1実施例(図1〜図3) この実施例による受信コイル支持機構は、レールベース
1と、スライド部材2と、及びストッパ3を主な要素と
してなっている。レールベース1は、スライド部材2の
矢示Aの如き進退動をガイドするためのもので、被検体
の頭部Hを載せて安定させるための頭受け4の下面に一
体的に取り付けられている。より詳細には、断面半円形
状のレール溝5を長手方向の両側面に所定の幅で形成で
きる厚みとされたベース板6に補強脚7を一対立設して
なり、ベース板の一端部に接続したL字形の固定部材8
により天板9に固定されるようになっている。
【0012】スライド部材2は、これに一体的に取り付
けられた円筒状の受信コイル11を頭受け4に対し進退
動させて頭受け上の頭部Hに対し任意に位置決めその固
定させるためのものである。このスライド部材は、水平
面部12と水平面部12の両端に左右対称に垂設された
一対のそで部13,13よりなっており、水平面部12
の下面には補助摺動面14が形成され、又、各そで部の
内側面には円柱状の摺動部材15がその半面を摺動面1
6とするようにしてビス17により取り付けられてい
る。そして、このように水平面部12と両そで部13,
13とで門形状に形成されたスライド部材2は、両そで
部13,13の各摺動面16がレールベース1の各レー
ル溝5に摺接する状態にしてベース板6を挟持するよう
にされている。しかも、このような挟持状態において、
押しネジ18により摺動部材15をレール溝側に変形さ
せることにより摺動面16とレール溝5との押接状態を
任意に調節できるようになっている。つまり、押接調節
手段である押しネジ18で摺動面16とレール溝5との
押接状態を調節することにより、レールベース1による
スライド部材2の支持力を適宜に調節でき、レール溝5
や摺動面16が摩耗した場合や、あるいはより確実にス
ライド部材の固定を行いたい場合に対応できるようにな
っている。したがって、天板9の移動や被検体の体動等
による振動で動くことのないように受信コイルを常に確
実に固定できる。
【0013】ストッパ3は、スライド部材2がレールベ
ース1から外れて落ちるのを防止するためのもので、図
3にその詳細を示すように、ベース板6の端面にら着さ
れたストッパ軸20でストッパ板21を図1中の矢示B
の如く回動可能な状態に保持してなるもので、ストッパ
板21の回動には、ストッパ板21とベース板6の端面
との間及びストッパ軸20のフランジ部22とストッパ
板21との間にそれぞれ挟まれた弾性部材23の弾性力
によりブレーキがかけられた状態になっている。つま
り、ストッパ板21は一定以上の力を加えないと回動し
ないようになっており、常時は図示のような立った状態
を安定的に維持しており、受信コイル11をレールベー
ス1から外す必要のある場合には一定以上の力を加えて
これを横に寝せられるようになっている。
【0014】第2実施例(図4及び図5) この実施例の支持機構は、第1実施例の支持機構がスラ
イド部材2によりレールベース1を挟持していたのに対
し、レールベース30でスライド部材31を挟持するよ
うにしている点で異なる。
【0015】このような構造とするために、レールベー
ス30は、それぞれ内側面にレール溝5が形成された左
右一対のレール部材32で形成されている。他方、スラ
イド部材は、左右両外側面に第1実施例におけると同様
の摺動部材15を固定して摺動面16を形成してある。
そして、各のレール溝5がスライド部材31の各摺動面
16に摺接する状態にして両レール部材32,32によ
りスライド部材31を挟持させている。さらにこのよう
な挟持状態において、各レール部材32に螺合させられ
ている押しネジ33,33のら合状態を調節してその先
端を周囲の他部材Xの側面に突っ張らせることによりレ
ール部材32をスライド部材側へ移動させ、レール溝5
と摺動面16との押接状態を調節できるようにしてい
る。
【0016】また、この実施例では、両レール部材3
2,32間に設けたブロック状のストッパ34でスライ
ド部材31の落下を防止している。より具体的には、台
形状に形成したストッパ34に対応するストッパ溝35
をスライド部材31の下面に形成し、通常時は、ストッ
パ34の端面がストッパ溝31の周囲に当たり、必要時
にわずかにスライド部材31を持ち上げることによりス
トッパ溝31を介してストッパ34を通過できるように
されている。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明による受
信コイル支持機構は、スライド部材が受信コイルの下面
に一体的に取り付けられると共に、レール溝と摺動面と
が半円形状面による面接触で摺接するようにされてお
り、しかもこの両者の押接状態を押接調節手段により調
節できるようになっているので、常に安定した支持力及
び正確な位置決め状態が得られ、より正確で且つ安全性
の高い検査を可能にできるという効果がある。
【0018】また、門形状に形成したスライド部材でレ
ールベースを挟持する構造、さらにはこれに補助摺動面
を加えた構造ないしは、一対のレール部材からなるレー
ルベースでスライド部材を挟持する構造とすることによ
り、より一層安定した支持強度が保られ、正確且つ安全
性の高い検査をより一層進めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による支持機構の斜視図である。
【図2】レールベースとスライド部材の関係を示す要部
断面図である。
【図3】ストッパの詳細構造を示す要部断面図である。
【図4】第2実施例による支持機構の斜視図である。
【図5】第2実施例におけるレールベースとスライド部
材の関係を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 レールベース 2 スライド部材 3 ストッパ 11 受信コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭受けに一体的に取り付けられたレール
    ベースと、受信コイルに一体的に取り付けられたスライ
    ド部材とを備えており、レールベースに対するスライド
    部材の摺接動により、受信コイルが頭受けに対し進退動
    を行うようになっている核磁気共鳴装置の受信コイル支
    持機構において、 レールベースの長手方向側面に断面半円形状のレール溝
    を設け、スライド部材を受信コイルの下面に一体的に取
    り付けると共に、このスライド部材の側面に前記レール
    溝の形状に対応する断面半円形状の摺動面を形成し、且
    つ、レール溝に対する摺動面の押接状態を調節するため
    の押接調節手段を設けたことを特徴とする核磁気共鳴装
    置の受信コイル支持機構。
  2. 【請求項2】 スライド部材を水平面部と水平面部の両
    端に左右対称にして垂設された一対のそで部により門形
    状に形成すると共に、各そで部の内側面に摺動面形成用
    として円柱状の摺動部材を取り付け、そして、摺動部材
    の摺動面がレール溝に摺接する状態にしてスライド部材
    によりレールベースを挟持させ、且つ、摺動部材を内側
    に変形させて摺動面のレール溝に対する押接状態を調節
    するための押しネジを押接調節手段として設けた請求項
    1の核磁気共鳴装置の受信コイル支持機構。
  3. 【請求項3】 水平面部の下面に補助摺動面が形成さ
    れ、この補助摺動面によりレールベースの上面でも支持
    されるようになっている請求項2の核磁気共鳴装置の受
    信コイル支持機構。
  4. 【請求項4】 レールベースを、それぞれ内側面にレー
    ル溝が形成された左右一対のレール部材で形成し、そし
    てレール部材のレール溝にスライド部材の左右両外側面
    の各摺動面が摺接する状態にして両レール部材によりス
    ライド部材を挟持させ、且つ、レール部材を内側に移動
    させてスライド部材の摺動面に対するレール溝の押接状
    態を調節するための押しネジを押接調節手段として設け
    た請求項1の核磁気共鳴装置の受信コイル支持機構。
JP3013844A 1991-01-11 1991-01-11 核磁気共鳴装置の受信コイル支持機構 Pending JPH0549613A (ja)

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JP3013844A JPH0549613A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 核磁気共鳴装置の受信コイル支持機構

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JPH0549613A true JPH0549613A (ja) 1993-03-02

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JP3013844A Pending JPH0549613A (ja) 1991-01-11 1991-01-11 核磁気共鳴装置の受信コイル支持機構

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JP (1) JPH0549613A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1043161A (ja) * 1996-04-25 1998-02-17 Philips Electron Nv 円筒形コイルシステム及び表面コイルシステムを設けたmr装置
JP2007068984A (ja) * 2005-08-10 2007-03-22 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置、コイル支持ユニット、高周波コイルユニット、ならびに磁気共鳴イメージング装置を制御する制御方法
JP2008006200A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴断層撮影装置の寝台装置

Cited By (3)

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