JPH0548319A - レンズアンテナ - Google Patents

レンズアンテナ

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Publication number
JPH0548319A
JPH0548319A JP3207991A JP20799191A JPH0548319A JP H0548319 A JPH0548319 A JP H0548319A JP 3207991 A JP3207991 A JP 3207991A JP 20799191 A JP20799191 A JP 20799191A JP H0548319 A JPH0548319 A JP H0548319A
Authority
JP
Japan
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matching layer
lens
resin material
lens body
foaming agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP3207991A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Yamamoto
恵造 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP3207991A priority Critical patent/JPH0548319A/ja
Publication of JPH0548319A publication Critical patent/JPH0548319A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D11/00Producing optical elements, e.g. lenses or prisms
    • B29D11/00009Production of simple or compound lenses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ本体の両側表面それぞれにおける整合
層形成用樹脂材料の流入圧力を均等化することができ、
整合層それぞれの厚みをほぼ等しいものとすることが可
能なレンズアンテナを提供する。 【構成】 本発明にかかるレンズアンテナ1は、誘電体
材料が混入された樹脂材料からなるレンズ本体2と、発
泡剤が混入された樹脂材料からなり、レンズ本体2の表
面を覆って形成された整合層3とを備えており、この整
合層3中には予め混入された発泡剤が発泡してなる気泡
4が分散されていることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズアンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、衛星放送を受信する際などに
用いられるレンズアンテナ10としては、図4で示すよ
うに、いわゆる凸レンズ形状とされたレンズ本体11を
備え、かつ、このレンズ本体11の両側表面それぞれを
電波反射防止用の整合層12,13で覆ってなるものが
知られている。そして、このようなレンズアンテナ10
を製作するにあたっては、以下のような2つの手法のい
ずれかを採用するのが一般的となっている。
【0003】まず、第1の手法においては、誘電体材料
の混入によって所定の誘電率εを有するように調整され
た本体形成用樹脂材料のモールド成形を行うことによっ
てレンズ本体11を形成したうえ、図5(a)で示すよ
うに、予め誘電率が(ε)1/2となるように調整された
整合層形成用樹脂材料からなる整合層12をモールド成
形によってレンズ本体11の一方側表面上にのみ形成し
た後、さらに、図5(b)で示すように、前記同様の整
合層形成用樹脂材料からなる整合層13をモールド成形
によってレンズ本体11の他方側表面上に別途形成する
ことが行われる。なお、図5(a),(b)における符
号14,15のそれぞれは、レンズ本体11の一方側及
び他方側表面上に整合層12,13を形成する際に用い
られる整合層形成用のモールド成形金型を示している。
【0004】また、第2の手法では、前記と同様の手順
によって形成されたレンズ本体11の両側表面それぞれ
上に整合層形成用樹脂材料からなる整合層12,13を
ただ1度のモールド成形によって同時に形成することが
行われており、この場合には、まず、図6(a)で示す
ように、整合層形成用のモールド成形金型16のキャビ
ティ17内に収納されたレンズ本体11の両側表面それ
ぞれを互いに対向配置されたコアピン18によって支持
しておき、このキャビティ17内に整合層形成用樹脂材
料を所定の高い圧力によって射出注入したうえ、図6
(b)で示すように、注入された整合層形成用樹脂材料
が固化するに従ってコアピン18を引き抜いていくこと
によって整合層12,13を形成するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記レンズ
アンテナ10を製作する際に採用される第1及び第2の
手法のそれぞれには、つぎのような不都合があった。ま
ず、第1の手法では、同一のレンズ本体11を被覆する
整合層12,13がともに同じ誘電率であるにも拘わら
ず、これらの整合層12,13を互いに異なるモールド
成形金型14,15を用いながらのモールド作業によっ
て別々に形成するため、工程数が増えることになり、レ
ンズアンテナ10の製作に要するコストが増大すること
になってしまう。
【0006】一方、第2の手法では、整合層形成用樹脂
材料を600〜1000Kg/cm2程度というような
高圧でモールド成形金型16のキャビティ17内に射出
注入する必要があり、キャビティ17内に収納されたレ
ンズ本体11の両側表面それぞれにおける整合層形成用
樹脂材料の流入圧力が不均等となることが起こる結果、
レンズ本体11が位置ずれを起してしまい、レンズ本体
11の両側表面のそれぞれ上に形成された整合層12,
13の厚みが相違することになり易いという不都合があ
った。なお、ここで、整合層形成用樹脂材料を高圧で射
出注入するのは、これによって形成される整合層12,
13をレンズ本体11に密着させるためである。
【0007】本発明は、この第2の手法に着目して創案
されたものであり、レンズ本体の両側表面それぞれにお
ける整合層形成用樹脂材料の流入圧力を均等化すること
ができ、整合層それぞれの厚みをほぼ等しいものとする
ことが可能なレンズアンテナの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるレンズア
ンテナは、このような目的を達成するために、誘電体材
料が混入された樹脂材料からなるレンズ本体と、発泡剤
が混入された樹脂材料からなり、前記レンズ本体の表面
を覆って形成された整合層とを備えており、この整合層
中には予め混入された発泡剤が発泡してなる気泡が分散
されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、発泡剤が混入された樹脂材
料を整合層形成用樹脂材料として用いるので、モールド
成形金型のキャビティ内に整合層形成用樹脂材料を射出
注入する際の圧力が少なくて済むことになり、整合層の
低圧成形が可能となる。そして、これらの整合層の有す
る誘電率はその内部に分散される気泡の量によって
(ε)1/2となるように調整されることになり、気泡の
量は予め整合層形成用樹脂材料中に混入された発泡剤の
量によって定まることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本実施例にかかるレンズアンテナの
概略構造を示す断面図であり、この図における符号1は
レンズアンテナを示している。
【0012】レンズアンテナ1は、いわゆる凸レンズ形
状とされたレンズ本体2と、その両側表面それぞれ上を
覆う所定厚みの整合層3とからなっている。そして、レ
ンズ本体2は、誘電体材料の混入によって所定の誘電率
εを有するように調整された本体形成用樹脂材料、例え
ば、所定量の誘電体セラミックが混入されたポリプロピ
レンやポリエチレンなどの本体形成用樹脂材料のモール
ド成形によって形成されている。また、このレンズ本体
2の両側表面それぞれは発泡剤が混入された樹脂材料か
らなる所定厚みの整合層3によって覆われており、この
整合層3の内部には発泡剤の発泡によって形成された多
数の気泡4が分散して配置されている。そこで、この整
合層3の有する誘電率は、その内部に分散された気泡4
の量によって(ε)1/2となるように調整されているこ
とになる。すなわち、この整合層形成用樹脂材料は、所
定量の発泡剤を樹脂材料中に混入することによって構成
されており、例えば、発泡剤であるアゾジカルボンアミ
ドの所定量をポリプロピレンなどの樹脂材料に混入して
なるものである。なお、このアゾジカルボンアミドの発
泡によって形成される気泡4は、窒素ガスからなるもの
である。
【0013】そして、このレンズアンテナ1は、図示し
ていないが、従来例における第2の手法と同様(図6参
照)の手順によって製作されることになる。すなわち、
まず、誘電体材料を混入して誘電率εとなるように調整
された本体形成用樹脂材料のモールド成形によって形成
されたレンズ本体2を整合層形成用のモールド成形金型
16のキャビティ17内に収納し、かつ、このレンズ本
体2の両側表面それぞれを互いに対向配置されたコアピ
ン18によって支持する。その後、発泡剤が混入された
整合層形成用樹脂材料をレンズ本体2が収納されたモー
ルド成形金型16のキャビティ17内に射出注入したう
え、この整合層形成用樹脂材料が固化するに従ってコア
ピン18を引き抜いていくと、レンズ本体2の両側側面
それぞれ上に誘電率が(ε)1/2となるように調整され
た整合層3が形成されることになる。なお、このとき、
発泡剤が混入された整合層形成用樹脂材料はキャビティ
17内に射出注入された時点から発泡を始めることにな
るから、100〜200Kg/cm2程度の低い圧力に
よって射出注入することが可能であり、この整合層形成
用樹脂材料からなる整合層3は、600〜1000Kg
/cm2程度というような高圧で射出注入することによ
って形成される従来のレンズアンテナ10における整合
層12,13に比べて精度よく形成されることになる。
【0014】つぎに、本発明にかかるレンズアンテナの
変形例を図2及び図3に基づいて説明する。すなわち、
図2は変形例としてのレンズアンテナを構成するレンズ
本体の外観形状を簡略化して示す斜視図、図3はレンズ
アンテナの製作手法を示す説明図であり、図中の符号5
はレンズ本体である。
【0015】この変形例にかかるレンズアンテナは、上
述したレンズ本体2と同等の本体形成用樹脂材料からな
り、基本的には同形状とされたレンズ本体5を備えてい
る。そして、このレンズ本体5の両側表面それぞれ上に
は、図2で示すように、後工程で形成されることになる
整合層3の厚みに対応した高さを有する複数個の突起部
6が一体として形成されている。
【0016】そこで、このレンズ本体5を、図3で示す
ように、整合層形成用のモールド成形金型7のキャビテ
ィ8内に収納すると、このレンズ本体5の各表面上には
予め整合層3の被覆厚みと対応した高さの突起部6が形
成されているのであるから、これらの突起部6それぞれ
の外面はキャビティ8の内面に当接することになり、こ
のレンズ本体5は突起部6を介してキャビティ8の内面
と所定間隔だけ離間したうえで正しく位置決めされた状
態で収納されることになる。なお、ここで、レンズ本体
5の突起部6それぞれとキャビティ8の内面とが互いに
当接し合う構成を採用したことに伴い、レンズ本体5自
体がその厚み方向に反っている場合には、その反りがキ
ャビティ8によって矯正されることになるという利点が
得られる。そして、このモールド成形金型7のキャビテ
ィ8内に整合層形成用樹脂材料を射出注入すると、図示
していないが、レンズ本体5の両側側面それぞれ上に発
泡剤が発泡してなる気泡4が分散して配置された整合層
3が形成されることになり、レンズアンテナとして完成
することになる。ところで、このようにして形成された
レンズアンテナ1における整合層3の表面には突起部6
それぞれの外面が露出していることになるが、このこと
による不都合は何ら生じない。なお、図3中の符号9
は、樹脂注入用ゲートである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるレ
ンズアンテナにおいては、誘電体材料が混入された樹脂
材料からなるレンズ本体の表面上を発泡剤が混入された
樹脂材料からなる整合層によって覆う構造を採用したの
で、発泡剤が混入された整合層形成用樹脂材料の射出注
入時における圧力を低くすることができ、レンズ本体の
両側表面それぞれにおける整合層形成用樹脂材料の流入
圧力を均等化することが可能となる結果、この整合層を
精度よく形成でき、かつ、整合層それぞれの厚みをほぼ
等しいものとすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかるレンズアンテナの全体構造を
示す断面図である。
【図2】変形例としてのレンズアンテナを構成するレン
ズ本体の外観形状を示す斜視図である。
【図3】その製作手順を示す説明図である。
【図4】従来例にかかるレンズアンテナの全体構造を示
す断面図である。
【図5】レンズアンテナを製作する際の第1の手法を示
す説明図である。
【図6】レンズアンテナを製作する際の第2の手法を示
す説明図である。
【符号の説明】 1 レンズアンテナ 2 レンズ本体 3 整合層 4 気泡

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体材料が混入された樹脂材料からな
    るレンズ本体(2)と、発泡剤が混入された樹脂材料か
    らなり、前記レンズ本体(2)の表面を覆って形成され
    た整合層(3)とを備えており、この整合層(3)中に
    は予め混入された発泡剤が発泡してなる気泡(4)が分
    散されていることを特徴とするレンズアンテナ。
JP3207991A 1991-08-20 1991-08-20 レンズアンテナ Pending JPH0548319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3207991A JPH0548319A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 レンズアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3207991A JPH0548319A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 レンズアンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0548319A true JPH0548319A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16548873

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3207991A Pending JPH0548319A (ja) 1991-08-20 1991-08-20 レンズアンテナ

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JP (1) JPH0548319A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722834A (ja) * 1993-06-30 1995-01-24 Murata Mfg Co Ltd アンテナ用誘電体レンズ及びその製造方法
EP1253668A1 (en) * 2001-04-23 2002-10-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Dielectric lens using a plurality of dielectric sheets on top of each other and injection molding manufacturing method of the same
US7301504B2 (en) 2004-07-14 2007-11-27 Ems Technologies, Inc. Mechanical scanning feed assembly for a spherical lens antenna
JP2012111117A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Canon Inc プラスチック光学部材およびプラスチック光学部材の製造方法
JPWO2020066453A1 (ja) * 2018-09-27 2021-08-30 株式会社村田製作所 アンテナ装置及び通信装置

Cited By (6)

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US11973279B2 (en) 2018-09-27 2024-04-30 Murata Manufacturing Co., Ltd. Antenna device and communication apparatus

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