JPH0546003U - 電子部品用スライダ - Google Patents

電子部品用スライダ

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JPH0546003U
JPH0546003U JP10476591U JP10476591U JPH0546003U JP H0546003 U JPH0546003 U JP H0546003U JP 10476591 U JP10476591 U JP 10476591U JP 10476591 U JP10476591 U JP 10476591U JP H0546003 U JPH0546003 U JP H0546003U
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JP
Japan
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slider
electronic component
sliding groove
elastic piece
notch
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JP10476591U
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正祥 経明
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 所望の摺動抵抗が得られ、製造コストも安価
であり、耐久性も高くする。 【構成】 ケース本体内の摺動溝と接する側面部に、こ
の側面の両角部18から互いに対向するように内側に向
かって切り込まれた切り込み部16を設ける。切り込み
部16が形成された側の側面部の両角部18を、この側
面の中央部より外方にわずかに突出させて弾性片25を
形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、直線摺動型の可変抵抗器又はスイッチ等の電子部品に用いられる スライダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、直線摺動型可変抵抗器に用いられているスライダは、ケース本体に形成 された摺動溝内に、摺動子を有したスライダがはめ込まれ、この溝内をスライダ が直線的に移動することにより、抵抗体基板上を摺動子が移動し、抵抗値を変え ているものである。
【0003】 また、実公昭61−33608号公報に開示されているように、ケース本体の 摺動溝内でのスライダのがたつきを無くし、適度な摺動力を得るために、スライ ダ側面に弾性アームと弾性係止片とから成る弾性片を、側面中央部に設けたもの も提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術の前者の場合、スライダの動作が軽いものしか得られず、適度 な摺動力を必要とし、動きもスムーズなものは得られないう問題があった。また 、上記従来の技術の後者の場合、スライダの摺動力はある程度重くすることがで きるが、スライダの構造が複雑になり、成形金型の製造コストがかかるという問 題があった。
【0005】 この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、所望の摺動力 が得られ、金型の製造コストも安価であり、耐久性も高い電子部品用スライダを 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、ケース本体内の摺動溝内を摺動するスライダにおいて、摺動溝と 接する側面部に、この側面の両角部から互いに対向するように内側に向かって切 り込まれた切り込み部を設け、この切り込み部が形成された側の側面部の両角部 がこの側面の中央部より外方にわずかに突出して弾性片が形成された電子部品用 スライダである。
【0007】
【作用】
この考案の電子部品用スライダは、簡単な構造で、弾性片により摺動力が十分 に得られ、摺動時の感触も良好なものである。
【0008】
【実施例】
以下この考案の実施例について図面に基づいて説明する。この実施例は、可変 抵抗器に用いられるスライダについてのもので、このスライダ10は、本体部1 2とつまみ部14とが樹脂で一体に成形され、本体部12の長辺側の一側面部に 、一対の切り込み部16が形成されている。切り込み部16は、本体部12の一 対の角部18から互いに対向するように中心部に向かうとともに、つまみ部14 の基端部の方に向かってわずかに斜めに形成されている。また、このつまみ部1 4の頭部には、動作表示用のELD20が取り付けられており、つまみ部14内 にはこのLED20用の図示しないリード端子が挿通する透孔22が形成されて いる。この透孔22の底面側には、LED20のリード端子を両側で保持するた め、透孔22の壁面からわずかに突出した保持用凸部21が形成され、リード端 子がこの保持用凸部21と透孔22の側壁との間で保持される。
【0009】 このスライダ10の切り込み部16が形成された側の一側面は、図1、図2に 示すように、その両側の角部18が、この側面の中央部より外側の方向にわずか に突出するように、上記切り込み部16と対応する部分が、僅かに斜めに形成さ れ弾性片25を形成している。また、切り込み部16が形成された側のとは反対 側の側面には、突条38が形成され、ケース本体に取り付けられた状態でケース 内面に当接可能に設けられている。
【0010】 このスライダ10は、図3、図4に示すように、抵抗体が形成された基板24 の表面を摺動し、この抵抗体に摺接する摺動子26がスライダ10の裏面に溶着 等により固定されている。そして、スライダ10は、可変抵抗器のケース本体2 8に形成された摺動溝30の両側壁に沿って摺動する。摺動溝30内では、スラ イダ10の両側面が摺動溝の両側壁に適度な圧力で圧接している。この圧力は、 摺動溝30内では、外側に斜めに突出した弾性片25が摺動溝30の幅に抑えら れ、内側にわずかに折れてはめ込まれ、摺動溝30の内壁面に圧接することによ り得られるものである。
【0011】 また、ケース本体28に取り付けられた状態で、摺動時に所定の位置でクリッ ク的に停止可能なように、燐青銅板等のクリック用の弾性片32がスライダ10 の上面に取り付けられている。この弾性片32は、ケース本体28の内側の所定 の位置のクリック溝に係合して、クリック感を出すものである。
【0012】 この実施例のスライダ10によれば、摺動溝30内で、弾性片25が比較的強 い力で壁面に圧接し、必要十分な摺動力が得られる。しかも、弾性片25はスラ イダ10の本体部12に形成された切り込み部16によって形成されたものであ り、弾性係数を大きく任意に設定することができ、製造も容易なものである。さ らに、比較的長いつまみ部14の操作においても、良好な操作感覚を得ることが できるものである。
【0013】 また、この考案のスライダは、図5に示すように、弾性片25に横方向に切り 込み部36を形成し、この切り込み部36の先端部が弾性的にケース本体とわず かに当接するように、図面a方向にわずかに湾曲させて、軽い弾性を持たせるよ うにしても良い。これによって、スライダ10に取り付けられた摺動子は、摺動 子のばね力と切り込み部36による弾性力とのつりあいにより、適度の付勢力で 基板上の抵抗体に当接する。また、クリック用の弾性当接部をこのスライダの弾 性片上に設けることによって、弾性片の弾性により安定なクリック感を得ること ができる。さらに、図6に示すように、切り込み部16は、スライダ10の4隅 に形成されていてもよい。これによって、より柔軟な弾性が得られ、振動等に対 しても強いものになる。
【0014】 また、図7のように、クリック用の突起42をスライダ10の弾性片25の上 先端部に一体に成形してもよい。これによって、安定したクリック感が得られ、 部品数を削減することができ、組み立ても容易にすることができる。さらに、図 8に示すように、ケース本体12に当接部38を平行に2本形成し、これにより バランスをとり、弾性片25の上先端部に形成された突起40をクリック用に使 用してもよい。
【0015】 なお、この考案のスライダは、上記実施例以外に、直線摺動型のスイッチやそ の他の電子部品に利用できるものである。また、切り込み部の形状や位置は、適 宜に設定できるものであり、必要な弾性力が得られるように切り込み部を形成す ればよい。また、表示用のLEDがないものでもよく、LED以外の素子を付加 したものでもよい。
【0016】
【考案の効果】
この考案の電子部品用スライダは、スライダの一側面部に、この側面の両角部 から互いに対向するように内側に向かって切り込まれた切り込み部を設け、この 切り込み部が形成された側の側面部の両角部がこの側面の中央部より外側にわず かに突出して弾性片を形成しているので、ケース本体の摺動溝内に取り付けた状 態で、所望の摺動力と滑らかさが得られ、耐久性も高くすることができる。さら に、本体部に切り込み部を設けるだけで弾性片を形成することができ、製造工数 及びコストがかからず、しかも、摺動時の感触も良好であり、信頼性も高いもの にすることができる。特に、LEDが設けられたスライダのようにつまみ部の長 いものにおいて操作性等が良好になる。また、クリック付の場合、クリック部で の振動等に対しても、弾性片が振動を吸収し、クリック感も向上させることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の電子部品用スライダの斜
視図である。
【図2】この実施例の電子部品用スライダの平面図であ
る。
【図3】この実施例の電子部品用スライダを電子部品の
ケース本体に取り付けた状態の図2におけるA−A線断
面図である。
【図4】この実施例の電子部品用スライダを電子部品の
ケース本体に取り付けた状態の図2におけるB−B線断
面図である。
【図5】この考案の他の実施例の電子部品用スライダの
斜視図である。
【図6】この考案のさらに他の実施例の電子部品用スラ
イダの斜視図である。
【図7】この考案のさらに他の実施例の電子部品用スラ
イダの斜視図である。
【図8】この考案のさらに他の実施例の電子部品用スラ
イダの斜視図である。
【符号の説明】
10 スライダ 12 本体部 16 切り込み部 18 角部 25 弾性片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品のケース本体に設けられた直線
    状の摺動溝内を摺動する電子部品用スライダにおいて、
    この摺動溝と接するスライダの側面部に、この側面の両
    角部から互いに対向するように内側に向かって切り込ま
    れた切り込み部を設け、この切り込み部が形成された側
    の側面部の両角部がこの側面の中央部より外側にわずか
    に突出して弾性片が形成されたことを特徴とする電子部
    品用スライダ。
JP1991104765U 1991-11-26 1991-11-26 電子部品用スライダ Expired - Lifetime JP2566771Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0546003U true JPH0546003U (ja) 1993-06-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017168284A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社東芝 スライド構造および電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4832521U (ja) * 1971-08-27 1973-04-19

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US10026034B2 (en) 2016-03-16 2018-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Slide structure and electronic device

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JP2566771Y2 (ja) 1998-03-30

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