JPH0541927Y2 - - Google Patents

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JPH0541927Y2
JPH0541927Y2 JP437787U JP437787U JPH0541927Y2 JP H0541927 Y2 JPH0541927 Y2 JP H0541927Y2 JP 437787 U JP437787 U JP 437787U JP 437787 U JP437787 U JP 437787U JP H0541927 Y2 JPH0541927 Y2 JP H0541927Y2
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JP
Japan
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door
pull
belt
inner panel
down belt
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JP437787U
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JPS63112135U (ja
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、跳ね上げ式ドアのインナパネル面
に取付けるドア用引下ろしベルト構造の改良に関
する。
[従来技術] 従来、自動車の跳ね上げ式ドアには、一般にド
ア用引下ろしベルトの取付けがなされておらず、
特に跳ね上げ式ドアの開放位置を2段階または、
それ以上に数段高い開放位置に設定保持できるよ
うに構成された自動車にあつては、大きな荷物を
積み込む場合にはドアの開放高さを変えて荷役作
業を容易にすることができる反面、背丈けの小さ
い人にはドアに手が届かなかつたり、背伸びした
無理な姿勢をとらなければならないといつた不具
合があつた。上記不具合をとり除くために、リヤ
ゲートのインナパネルにゲート閉鎖時には該イン
ナパネル面に接して収納され自由垂下可能な取手
を設けたものは知られている(実開昭59−4315号
公報参照)。しかし、上記公知例の場合、リヤゲ
ートが開放されたとき、取手が常に自重で垂下し
た状態にあるので、大きな荷物を積み込みあるい
は積み下ろしする際に積み荷に干渉して荷役作業
の邪魔になるといつた問題を生じる。
[考案が解決しようとする問題点] この考案は前記問題点に鑑み、通常はドアイン
ナパネル面に接して収納保持することができ、開
放状態にある跳ね上げ式ドアを閉鎖する際に荷役
作業者が必要に応じて引下ろしベルトをドアイン
ナパネル面より任意に垂下させることができる、
跳ね上げ式ドア用引下ろしベルト構造を提供する
ことを課題とする。
[問題点を解決するための手段] この考案の跳ね上げ式ドア用引下ろしベルト構
造は、車体のドア開口部に上端縁を枢着して外側
へ開かれるドアのインナパネル面にドア用引下ろ
しベルトを取付けた自動車の跳ね上げ式ドアにお
いて、前記ドア用引下ろしベルトは少なくとも先
端部分に磁石または磁性体を取付け、該ドア用引
下ろしベルトの先端部分に対応して吸着される磁
性体または磁石を有し該ベルトをドアインナパネ
ル面に接して保持する止着位置と、離反して止着
しない位置とに進退可能な止着手段をドアインナ
パネルに設けるとともに、該止着手段を進退せし
める操作手段の一端を止着手段に連結し、他端を
ドア開口周縁に配設したものである。
[実施例] この考案の実施例を図面に基づき説明する。1
は跳ね上げ式ドア(以下、ドアと称す)で、上方
に跳ね上げられステー2で支持される。前記ドア
1のインナパネル11の内面中央に位置して引下
ろしベルト3がベルトフツク4により回動自在に
係止されており、該引下ろしベルト3は通常止着
手段5を介してインナパネル11内面に接して保
持される。前記止着手段5は操作手段6により引
下ろしベルト3を前記インナパネル11内面に接
して保持する止着位置Aと、離反して止着しない
位置B間とに進退する機能を備えている。第3図
はドア1を通常の開放高さC位置あるいは、一段
高いD位置と変えた状態における積荷9との関係
を示す自動車の側面図で、引下ろしベルト3は通
常はドア1のインナパネル11内面に接して保持
され、必要時にのみ垂下可能に構成されている。
ドア1のインナパネル11内面は、その中央下
部部分をトリムボード12により被塞されてお
り、止着手段5取付部には水平方向に開設した長
孔13が開設されている。
引下ろしベルト3はその本体31の少なくとも
先端部32を磁石または磁性体とし帯状に形成さ
れ、その上端部33を樹脂成形品のベルトフツク
4によつてトリムボード12に取付けられ、該ベ
ルトフツク4を回動支点として回動自在に係止さ
れ、先端部32までの長さは止着手段5に届き、
かつドア1を高い位置に開放した状態で背丈けの
低い人が十分手に届く寸法に設定されている。
止着手段5は前記ドア用引下ろしベルト3の先
端部分に対応して吸着される磁性体または磁石に
より形成された誘導体51、誘導体51を固着し
てガイドレール52の摺動部53内を移動する非
磁性体よりなるスライドプレート54と、前記引
下ろしベルト3をドア1のインナパネル11内面
に接して保持する止着位置A方向に、誘導体51
を押出し付勢するスプリング8とから構成されて
いる。前記誘導体51はトリムボード12に開設
された長孔13内に突出して止着位置Aにあると
きは前記引下ろしベルト3に吸着され、引下ろし
ベルト3をインナパネル11のトリムボード12
内面に接して保持せしめる。
操作手段6はワイヤケーブルで形成され、前記
誘導体51を、前記引下ろしベルト3を保持する
止着位置Aと、離反して止着しない位置Bとに進
退可能にその一端を誘導体51の先端に連接して
なり、その他端をドア1の開口周縁に配設して車
体7の要部に操作可能に係止され(図示省略)、
前記スプリング8の付勢力により、誘導体51を
止着位置Aに保持せしめる。なお、スプリング8
はコイルスプリングに換えてうず巻きばねとする
ことができ、またスプリング8をこの実施例のコ
ンプレツシヨンタイプに換えてテンシヨンタイプ
のコイルスプリングを使用して付勢力を与えるよ
うにしてもよい。
以上の構成により、ドア1が第3図において開
放状態にあるとき、引下ろしベルト3をインナパ
ネル11内面より垂下させるには、操作手段6で
あるワイヤケーブルをスプリング8の付勢力に抗
してドア開口周縁に沿つて手元に引き込むと止着
手段5の誘導体51は引下ろしベルト3の磁力に
抗して止着位置Aから止着しない位置B方向に離
反移動し、引き下ろしベルト3は重力によりベル
トフツク4を回動支点として回動し、その先端部
32がトリムボード12内面より離れた位置に垂
下する。そこで、前記操作手段6から手を離す
と、誘導体51はスプリング8の付勢力によつて
止着しない位置Bから元の止着位置Aに復元す
る。しかし、もはや引下ろしベルト3は誘導体5
1を吸着することはできず、引下ろしベルト3は
自重により開放状態にあるインナパネル11内面
より垂下した状態に保持される。従つて荷役作業
者は例え背丈けが低くても、跳ね上げられたドア
1を引下ろしベルト3の先端部32を手で握り容
易に引下げることができ、車体7のドア開口部を
閉鎖することができる。そして、ドア1の閉鎖に
より前記引下げベルト3は自重により前述とは逆
に引下ろしベルト3は、ベルトフツク4を回動支
点として回動し、その先端部32がドアトリムボ
ード12内面方向に接近し前記止着位置Aに戻つ
ている誘導体51に吸着し、元の止着位置Aに自
動的に保持される。従つて、次回ドア1を跳ね上
げて開放状態にしても、引下ろしベルト3はドア
1のドアトリムボード12内面に接して止着手段
5によつて保持されるので、自重により自由垂下
することはなく荷役作業に付し、何ら支障を来た
すことはない。
[考案の効果] この考案の跳ね上げ式ドア用引下ろしベルト構
造は、車体のドア開口部に上端縁を枢着して外側
へ開かれるドアのインナパネル面にドア用引下ろ
しベルトを取付けた自動車の跳ね上げ式ドアにお
いて、前記ドア用引下ろしベルトは少なくとも先
端部分に磁石または磁性体を取付け、該ドア用引
下ろしベルトの先端部分に対応して吸着される磁
性体または磁石を有し該ベルトをドアインナパネ
ル面に接して保持する止着位置と、離反して止着
しない位置とに進退可能な止着手段をドアインナ
パネルに設けるとともに、該止着手段を進退せし
める操作手段の一端を止着手段に連結し、他端を
ドア開口周縁に配設したもので、ドアが高い位置
まで開放された状態にあつても、必要に応じて引
下ろしベルトを垂下させることによつて背丈けの
低い人でも容易にドアを閉鎖することができると
ともに、荷役作業中はドアインナパネル面に接し
て止着保持されており積荷作業に何等支障となる
ことがない。また、ドアの閉鎖時に垂下状態にあ
る引下ろしベルトは、ドアを閉じることにより自
動的にドアインナパネル面に接して磁石の吸着作
用により元の位置に復元保持されるので、次回の
ドア開放時に自重で垂下することが無く荷役作業
の邪魔とならず至極便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による実施例の正面図、第2
図は第1図における−線に沿う断面図、第3
図はドアの開放状態における自動車の側面図であ
る。 1……跳ね上げ式ドア、11……ドアインナパ
ネル、13……長孔、3……引下ろしベルト、3
1……引下ろしベルト本体、32……先端部、3
3……上端部、4……ベルトフツク、5……止着
手段、51……誘導体、52……ガイドレール、
53……摺動部、54……スライドプレート、6
……操作手段、8……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のドア開口部に上端縁を枢着して外側へ開
    かれるドアのインナパネル面にドア用引下ろしベ
    ルトを取付けた自動車の跳ね上げ式ドアにおい
    て、前記ドア用引下ろしベルトは少なくとも先端
    部分に磁石または磁性体を取付け、該ドア用引下
    ろしベルトの先端部分に対応して吸着される磁性
    体または磁石を有し該ベルトをドアインナパネル
    面に接して保持する止着位置と、離反して止着し
    ない位置とに進退可能な止着手段をドアインナパ
    ネルに設けるとともに、該止着手段を進退せしめ
    る操作手段の一端を止着手段に連結し、他端をド
    ア開口周縁に配設したことを特徴とする跳ね上げ
    式ドア用引下ろしベルト構造。
JP437787U 1987-01-14 1987-01-14 Expired - Lifetime JPH0541927Y2 (ja)

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JP437787U JPH0541927Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JP437787U JPH0541927Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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JPS63112135U JPS63112135U (ja) 1988-07-19
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ID=30784989

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JP437787U Expired - Lifetime JPH0541927Y2 (ja) 1987-01-14 1987-01-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2563184Y2 (ja) * 1991-06-20 1998-02-18 アラコ株式会社 リヤドアを閉止するための補助機構

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JPS63112135U (ja) 1988-07-19

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