JPH0540105U - 紙葉類結束装置におけるテープガイド装置 - Google Patents

紙葉類結束装置におけるテープガイド装置

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JPH0540105U
JPH0540105U JP8840291U JP8840291U JPH0540105U JP H0540105 U JPH0540105 U JP H0540105U JP 8840291 U JP8840291 U JP 8840291U JP 8840291 U JP8840291 U JP 8840291U JP H0540105 U JPH0540105 U JP H0540105U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラブル発生時等においてテープの切断を要
するときそのテープの切断を容易迅速に行なうことがで
きるようにした紙葉類結束装置におけるテープガイド装
置を提供する。 【構成】 多数枚重ねられた紙葉類PにテープTを巻付
けて結束を行なう紙葉類結束装置において、この装置の
装置本体1に引出し可能に設けられテープリールTaを
収納するテープ収納部90と、このテープ収納部90の
テープ送出口に臨む位置から結束装置の結束機構へテー
プを供給する位置までの間に設けられるテープガイド機
構98とを具備し、このテープガイド機構98は、テー
プを案内するテープ通路部材120と、このテープ通路
部材120に一端が枢支されて揺動開閉可能とされた蓋
部材123と、この蓋部材123の開動によりテープ通
路部材120上のテープTを挾持し閉動によりテープT
から離間してテープのガイドとなるカッタ部材130と
で構成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙葉類結束装置にかかり、特に装置本体に引出し可能に設けられた テープ収納部から紙葉類結束機構へテープをガイドするテープガイド装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
多数重ねられた同大同形の紙葉類、例えば紙幣をテープにより結束する紙葉類 結束装置は、一般にリール状に巻成されたテープをテープ収納部にセットし、こ の収納部から引出されるテープをテープガイドにより結束機構のテープ供給部ま で導き、結束機構によりそのテープを引出しながら紙葉類に巻付けて結束を行う ようになっている。そして上記テープ収納部は、テープリールをセットしやすい ようにするため装置本体から引出し可能とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに上記のような紙葉類結束装置では、結束機構においてエラーやトラブ ルが発生した場合、結束機構内に存在するテープを取り除くために結束機構の手 前でテープを切断する必要が生じる。このテープの切断には操作者がテープガイ ドを開けて鋏等によりテープを切っているが、鋏などの利器を用いてのテープの 切断は操作性が悪く、結束機構でエラーが発生した際の復旧に手間どるという問 題があった。
【0004】 またテープ収納部側でテープの送り出しにトラブルが発生した場合も、テープ 収納部を装置本体から引出すために前述のようにテープを切断しなければならず 、前記と同様の問題をもたらす。さらにテープを別種のものに交換する場合にお いてもテープ収納部を装置本体から引出さなければならないのでやはりテープを 切断しなければならない。
【0005】 このようにテープ収納部から結束機構に至る間でのテープの切断頻度は比較的 高いにもかかわらずその切断には多くの手数を要しており、装置の稼動率を低下 させる要因となっている。
【0006】 本考案はこれに鑑み、上記のようなテープの切断を要するときそのテープの切 断を容易迅速に行なうことができるようにした紙葉類結束装置におけるテープガ イド装置を提供することを目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記従来の技術が有する問題点を解決するため、本考案は、多数重ねられた紙 葉類にテープを巻付けて結束を行なう紙葉類結束装置において、この装置の装置 本体に引出し可能に設けられテープリールを収納するテープ収納部と、このテー プ収納部のテープ送出口に臨む位置から結束装置の結束機構へテープを供給する 位置までの間に設けられるテープガイド機構とを具備し、このテープガイド機構 は、テープを案内するテープ通路部材と、このテープ通路部材に一端が枢支され て揺動開閉可能とされた蓋部材と、この蓋部材の開動によりテープ通路部材上の テープを挾持し蓋部材の閉動によりテープから離間してテープのガイドとなるカ ッタ部材とで構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
結束機構でのエラーの発生その他により給送系路上にあるテープを切断する必 要が生じたときは、テープガイド機構の蓋部材を開動するとカッタ部材がテープ 通路部材上のテープに接し、テープ通路部材上からテープを引出して引張ること によりカッタ部材の刃でテープが切られ、それより後流側のテープを引出して排 棄することができる。テープ切断後蓋部材を閉じれば、カッタ部材はテープガイ ドの一部となってテープの移動を妨げることがない。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
【0010】 図1は本考案を適用した紙葉類結束装置の一例の外観を示すもので、角箱状の 装置本体1を有し、その前面1aから上面1bにかけてスリット状の紙葉類挿入 開口部2が形成されており、この開口部2から多数枚重ねられた紙葉類P(例え ば紙幣)が符号P1 で示すように装置本体1の前方から立位姿勢で水平方向に、 また符号P2 で示すように装置本体1の上方から立位姿勢で垂直方向にいずれか らも挿入することができるように断面形状が逆L字状に開口されている。
【0011】 上記紙葉類挿入開口部2の両側縁は、紙葉類Pの挿入を円滑にするため外方に 向けて拡開する誘導縁3,3が形成されており、この誘導縁3,3に続く装置本 体1内には図示しないが紙葉類Pの紙面側を案内する紙面ガイドが適宜設けられ ている。
【0012】 紙葉類挾持手段4は、前記紙葉類挿入開口部2から挿入される紙葉類Pの挿入 経路の両側に配設されていて、前記開口部2から挿入されて定位置におかれた紙 葉類Pを紙面方向左右から挾持するものであり、その一例を図2〜図6に示して いる。
【0013】 すなわち図3に分解図を、図4〜図6に作動状態の平面図を示すように、結束 位置に挿入される紙葉類Pの一側に位置する第1挾持部材5と、他側に位置する 第2挾持部材6および第3挾持部材7とで構成されている。
【0014】 第1挾持部材5は、結束位置に挿入された紙葉類Pの紙面短手方向をカバーす る長さの2つの挾持面8,9がその間にテープTが通る間隔をおいて設けられた もので、その基部5aがガイドレール10,10にそって前記紙葉類Pの紙面に 向けて移動自在に支持されている。
【0015】 第2挾持部材6は、前記第1挾持部材5の手前側の挾持面8と対応しこの挾持 面8と略同高を有する挾持面11と、第1挾持部材5の奥側の挾持面9の下方部 と対応する高さの低い挾持面12とを有し、第3挾持部材7は上記第2挾持部材 6の挾持面12より上位の紙葉類を挾持する高さ位置におかれるようレバー13 の一端に立上げて形成されている。
【0016】 上記各挾持部材の作動機構は、図ではリンク機構による場合を示している。す なわち第1挾持部材5は、中間部が装置本体1側に軸14により水平面内で回動 自在に支持されたアーム15の一端の長孔16が第1挾持部材5の基部5aに植 立されたピン17が遊嵌されて連結され、このアーム15の基端に軸着されたロ ーラ18が、装置本体1の前後方向(図3における矢印方向)に移動するカム部 材19の右側のカム面20に当接され、そのローラ18はカム面20と相似形状 のガイド部材21によりカム面20にそわされて移動するようになされている。 なおローラ18のカム面20への当接はバネ付勢によってもよい。
【0017】 第2挾持部材6は、装置本体1側に軸22,23により水平面内で回動自在と された2本の平行リンク24,25の先端にピン26,27で連結され、一方の リンク24の基端のローラ28が前記カム部材19の左側のカム面29にバネ3 0の付勢により当接されている。そしてこのリンク24の軸22には第3挾持部 材7を有するレバー13の中間部の軸孔31が嵌合支持されており、この軸22 を中心にレバー13が旋回したとき第3挾持部材7の挾持面32が第1挾持部材 5の奥側の挾持面9の上半部と協働して紙葉類Pを挾持するようになる。33は レバー13の戻し用のバネである。
【0018】 前記レバー13の基端にはローラ34が軸支され、このローラ34は後述する 中継機構35の長孔39に嵌合されており、レバー13が旋回されるようになっ ている。この中継機構35は、一端の長孔36でカム部材19の下面中央にピン 37により連結され他端が側面よりみてコ字状に屈曲された部材38と平面視が L字状で、一端にクランク状の長孔39を有し他端に図示しないカムからなる揺 動機構によって矢印方向に揺動される駆動部40aを有し、中央が側面よりみて コ字状に屈曲された部材40とで構成され、これら部材38,40のコ字状部分 を互いに嵌め合わせて共通の軸41により装置本体1側に枢支され、前記クラン ク状の長孔39に前記レバー13のローラ34が嵌合されている。また部材38 ,40間に引張バネ42が張装され、常時は部材38の揺動と一体的に部材40 が揺動されるようになっている。
【0019】 したがって、図示しない揺動機構によって駆動部40aを作動して部材40が 軸41を中心に図3において反時計方向に揺動されると、引張バネ42で一体化 された部材38も同方向に揺動し、ピン37で部材38と連結されたカム部材1 9が後退移動をする。これにつれてクランク状の長孔39でレバー13のローラ 34を介しレバー13を軸22を中心に図3において反時計方向に回動してその 第3挾持部材7が紙葉類挾持位置に第1、第2挾持部材5,6より遅れて進出す るようになる。このとき、第1、第2挾持部材5,6が厚さの厚い紙葉類を挾持 してカム部材19の後退が途中で止ってしまった場合でも、部材38と部材40 を連結した引張バネ42が伸びて部材40のみが回動を続け、前述したようにレ バー13を介して第3挾持部材7が紙葉類挾持位置に進出するようになっている (図6参照)。
【0020】 前記カム部材19の左右側面のカム面20,29は紙葉類挿入側が幅広となる 傾斜面を有し、カム部材19の後方への移動によりアーム15およびリンク24 のローラ18,28を左右方向へ押して第1、第2挾持部材5,6を互いに接近 動作させるようになっている。
【0021】 つぎにテープ巻付け手段50は、図7にその全体の斜視図を示し、図8にアー ム51の開閉機構を示すように、テープTの繰出し端近傍を挾む固定アーム52 と可動アーム53とを有し、このアーム51は図に符号Aで示す円軌道を画いて 結束位置にある紙葉類Pの周りを周回するようになっている。
【0022】 固定アーム52は、機枠54に一端が軸方向可動に支持されかつ中間部が機枠 54のガイドロッド55,55にそって同方向にスライド可能な移動枠56に挿 通支持された軸57により回動自在な旋回アーム58の先端に該軸57の軸線と 平行する方向に固定的に設けられ、前記移動枠56を挿通する部分の軸57上に は軸長の短かいギヤ59が固着され、このギヤ59は機枠54に軸架された軸長 の長いギヤ60に常時噛合されている。このギヤ60には図示しないモータから ベルト61を通じて回転が与えられる。
【0023】 前記軸57の手前側の端部には紙葉類Pの定位置への挿入を検知する検知板6 2が固着され、この軸57の奥端と機枠54側の固定部材63との間には圧縮バ ネ64が介装されて軸57に手前側に突出する習性が与えられている。この軸5 7の奥端近くにはプーリー65が固着されていてこのプーリー65の溝に軸66 を中心に揺動する揺動レバー67の一端が係合され、この揺動レバー67の他端 はセンサ68に関連し、軸57が奥側へ押されたとき揺動レバー67が揺動して センサ68を通じ紙葉類挿入検知信号が得られるようになっている。
【0024】 前記移動枠56の移動機構69は、この移動枠56に連結され屈曲部が装置本 体1側に軸70により枢支されたL形状のレバー71と、このレバー71の他端 に一端が連結され屈曲部が装置本体1側に軸72により枢支されたレバー73と で構成され、このレバー73の軸着されたカムフォロワ74,75がカム76に 係合され、このカム76の回転によりレバー73に揺動を与えて前記レバー71 を押し引きするようになっている。
【0025】 可動アーム53は、その基部が前記旋回アーム58に軸77により回動自在に 支持されていて固定アーム52に対し鋏状に開閉する構造とされており、その基 端近くと旋回アーム58との間に介装されたバネ78により常時閉じる方向に付 勢されている。また可動アーム53の基部の屈曲端部にはカムフォロワ79が軸 着され、このカムフォロワ79は図8のようにソレノイド80により進退する移 動部材81の側面のカム82に当ったとき可動アーム53が固定アーム52から 離れる方向に回動されるようになっており、この移動部材81はこれに固着され たピン83が位置固定のガイド部材84の平面よりみて傾斜した形状のガイド孔 85に挿通され、移動部材81がソレノイド80の励磁により引かれたときカム 82が引込み、励磁が解かれてバネ86により牽引されたときカム82が前記カ ムフォロワ79に当る位置に進出されるようになっている。
【0026】 テープ収納部90は、図2に示すように装置本体1の前記紙葉類挾持手段4が 配設される台板91の下部に引出し自在に設けられた引出し板92の上面にテー プリールTaを載せるテープ載置板93を有し、このテープ載置板93の中心の 円筒部94に中心孔を嵌めて載置したテープリールTaからテープTを引出し、 駆動ローラ95,ガイドローラ96、テープ誘導路97、本考案によるテープガ イド機構98と補助的なテープガイド99を経てテープ供給手段100へ導かれ ている。このテープ供給手段100は、テープ緊張手段を兼ねるもので、テープ Tを案内する扁平なテープ通路101を有し、このテープ通路101の後部にテ ープTを繰出す上下のローラ102,103が設けられ、一方のローラ102が 正逆回転可能なパルスモータにより回転駆動されていてテープTを必要量送り出 すとともに所定時に逆転してテープTに緊張を与え、巻締めるようになっている 。このテープ通路101のローラ102,103の手前位置、およびテープ通路 101の出口端近くの位置にはテープTを検知するセンサ104,105が設け られている。
【0027】 前記テープ巻付け手段50のアーム51が待機する位置(図15におけるB位 置)におかれるアーム51の近傍にテープ整え板106が設けられている。この テープ整え板106は、図2および図9にみられるように端面形状が略L形状を なし、その隅部が軸107に固着され、この軸107が装置本体1側の軸受10 8に回動可能に支持されていてテープ整え板106と軸受108との間に介装さ れた捩りバネ109によりテープ整え板106が定位置に位置決めしておかれる ようになっている。このテープ整え板106の定位置とは、テープ整え板106 の一辺の整え片110が結束位置へ位置付けされる紙葉類Pに干渉しないようそ の紙葉類Pの挿入経路から若干外れた位置(図2参照)であり、アーム51に挾 持されたテープTの先端Tbが上記整え片110にそわされて紙葉類Pの挿入経 路にはみ出さないよう矯正されるようになっている。そしてアーム51の旋回動 時にはこの整え片110にアーム51が当ってこれを押しのけ、テープ整え板1 06はバネ109に抗して回動し、アーム51の通過を許容し、通過後は捩りバ ネ109の作用で定位置へ復元されるようになっている。
【0028】 上記テープ整え板106が設けられる位置よりやゝ奥側に紙葉類Pの挿入内端 側の紙葉の乱れを防ぐための紙葉類押え機構111が設けられている。この紙葉 類押え機構111は、図9に示すようにテープ巻付け手段50のアーム51の旋 回軌道Aに先端部112aが入り込んでおかれるよう中間部が軸113により装 置本体1側に軸支された作動レバー112と、先端の押圧部114が結束位置に おかれる紙葉類Pの内端近くの上方側部に接触可能として軸115により装置本 体1側に軸支された紙葉類押圧レバー116とからなり、前記作動レバー112 の後端側部の係合部117が前記押圧レバー116の側部に突設された突部11 8に係合され、押圧レバー116と装置本体1との間に張装されたバネ119の 牽引により前記突部118が係合部117に常時当接されており、作動レバー1 12が前記アーム51によりその先端部112aが押し上げられたとき押圧レバ ー116の押圧部114が紙葉類Pの紙面から離間する方向へ回動されるように なっている。
【0029】 前記テープ収納部90から導出されるテープTをテープ供給手段100へ導く 本考案のテープガイド機構98は、図10に示すように断面コ字状のテープ通路 部材120と、このテープ通路部材120の下方部の側壁部121,121間に 軸122により枢支されテープ通路部材120の開放面を閉鎖するように開閉自 在に設けられた蓋部材123とを有し、この蓋部材123の自由端には蓋部材1 23の両側の外面側に立上る軸受部124,124が設けられ、この軸受部12 4,124に穿設された長孔125,125にピン126が蓋部材123の長手 方向に遊動的に挿通支持され、このピン126はバネ127,127により蓋部 材123の先端方向へ付勢されている。一方テープ通路部材120側には、前記 ピン126の両端の突出端が係合するフック状の係合部128,128が設けら れ、このピン126を係合部128,128に係合することにより蓋部材123 が閉じられた状態を保つようになっている。
【0030】 前記テープ通路部材120のテープ進入端からテープTの進入を妨げない位置 にある固定部材129に弾性材からなるカッタ部材130の基部がビス131, 131等により固定され、このカッタ部材130の自由端はテープ通路部材12 0内に入り込んでおかれ、常時はテープ通路部材120の通路面131とカッタ 部材130との間にテープTが通るに支障のない間隔を有している。
【0031】 前記蓋部材123の基端には、前記カッタ部材130の背面側に当接するカム 部132が設けられている。このカム部132は、図11,図12に示すように 蓋部材123の枢軸122に対し小半径のカム面133と大半径のカム面134 とを有し、蓋部材123を閉じたとき小半径のカム面133がカッタ部材130 にそっておかれ、蓋部材123を開けたとき大半径のカム面134がカッタ部材 130に接して次第にカッタ部材130を通路面131側へ押し、最終的にはカ ッタ部材130の先端の刃部130aが通路面131上のテープTに圧接される ようになっている。したがって蓋部材123を開け、テープ通路部材120上か らテープTを引出して引張ることによりカッタ部材130の刃部130aでテー プTが切断され、テープ端の切り揃え、テープのジャミングの解消等を迅速に行 なうことができる。
【0032】 装置本体1の紙葉類挿入開口部2のうち上面1bに開口する部分には、結束作 動中閉鎖するシャッタ機構135が設けられている。このシャッタ機構135は 、図13に示すように紙葉類挿入開口部2の内側にこの開口部2の開口幅より若 干幅広で側面よりみてL形状に形成されたシャッタ板136を有し、このシャッ タ板136の基部の軸受部137が装置本体1側に前記開口部2からその一側方 にかけて配設された軸138に挿通されてスライド自在とされ、この軸受部13 7から後方に突出する軸139上のローラ140が前記軸138を支持する枠体 141に水平方向に形成されたガイド孔142に嵌合されていて、このローラ1 40と前記軸138との2点支持によりシャッタ板136を水平方向に移動可能 に支持している。前記ローラ140の軸139の端部はレバー143の一端に連 結され、このレバー143の他端はロータリーソレノイド144のアーム145 に連結されており、このロータリーソレノイド144の回動でレバー143を介 しシャッタ板136を図13の実線図示の閉鎖位置と同図鎖線図示の開放位置と にわたり移動させるようになっている。
【0033】 図2において150は接着こてを示し、装置本体1に固設の相対向するガイド レール部材151の対向壁部に水平方向から円弧状に立上がるように形成された 長孔152にローラ153,153を係合して移動自在な移動台154の先端に アーム155を介してこて150が支持されており、このこて150が紙葉類P に巻かれたテープTにそってせり上がり、テープTの切断端を下方から上方へこ すり上げて熱接着するようになっている。このこて150は通常のように内部に ヒータを内蔵している。
【0034】 カッタ156は詳細は図示しないが、アーム157の先端にこれと直角な方向 に取付けられており、このアーム157が軸158を中心に回動することにより テープTを所定の位置で切断するようになされている。
【0035】 つぎに上記実施例の作用を説明する。
【0036】 結束を行なう前にテープ収納部90の引出し板92を引出してそのテープ載置 板93上にテープリールTbを載せ、このテープリールTbから引出したテープ Tを駆動ローラ95とガイドローラ96との間に挾んで引出し板92を押し込む 。この押し込みを図示しないセンサが検知して、駆動ローラ95が駆動されると テープTのテープ誘導路97、テープガイド機構98,テープガイド99を通っ て送られる。そしてセンサ104がテープTを検知するとローラ102が駆動さ れてテープTをくわえ込み、さらにテープTを送り出す。そして、センサ105 がテープTを検知した後、所定パルス数テープを送り出して、そのテープ通路1 01の先端から若干突出させる。このとき、テープ巻付け手段50の固定アーム 52と可動アーム53は、テープ通路101の先端に臨んだ位置において移動部 材81のカム82の作用により鋏状に開いており、その両アームの間にテープが 垂れ下がっておかれる(図14)。
【0037】 ついでテープ巻付け手段50のソレノイド80が励磁されて移動部材81が引 かれ、カム82が逃げて可動アーム53がバネ78の付勢により閉じ、固定アー ム52と可動アーム53とでテープTを挾持し、ついでギヤ60が駆動されてこ れに噛合うギヤ59が回転し、旋回アーム58を旋回してアーム51がテープT を挾持したまゝ図15に符号Bで示す待機位置へ至って停止し、待機する。この とき、ローラ102によりテープTを送り出すことによって、テープTは紙葉類 が挿入される位置にたるんだ状態におかれる。
【0038】 この待機時におけるテープTの端部Tbはテープ整え板106の整え片110 によって下方へ向くよう矯正されており、紙葉類Pの挿入の妨げにならない位置 におかれている(図15)。
【0039】 このとき中継機構35およびカム部材19は図4の位置におかれており、アー ム15およびリンク24のローラ18,28はカム面20,29の低位にあって 第1、第2、および第3挾持部材5,6,7はいずれも後退位置におかれている 。また紙葉類挿入開口部2のシャッタ機構135のシャッタ板136はアーム5 1が待機位置に位置するまでの準備段階の間、閉状態にあり、アーム51が待機 位置に位置して紙葉類の受入れ準備が完了した時点で開く。
【0040】 また、アーム51が待機位置に位置したときには、アーム51が作動レバー1 12の先端部112aを押し上げ、作動レバー112と、紙葉類押圧レバー11 6の突部118の係合により、紙葉類押圧レバー116が図15において時計方 向に揺動し、紙葉類挿入開口部2から退避した位置におかれるようになっている 。
【0041】 こゝで所定枚数重ねられた紙葉類Pが装置本体1の紙葉類挿入開口部2へその 前方(P1 方向)または上方(P2 方向)から挿入されて所定位置へ置かれると 、その先端で紙葉類検知板62が押され、これにより軸57が後退して揺動レバ ー67が揺動し、センサ68を作動して紙葉類Pが結束位置へ挿入されたことを 検知し、その検知信号により結束動作が開始される。
【0042】 結束動作のスタート指令により、まずシャッタ機構135のシャッタ板136 を閉じ、ついで、図示しない揺動機構が中継機構35を図4において反時計方向 に回動させると、カム部材19が奥側へ移動し、その左右のカム面20,29で アーム15およびリンク24のローラ18,28を外側方へ押動する。
【0043】 前記カム部材19の奥側への移動により第1、第2挾持部材5,6が互いに接 近する方向に移動し、この移動によりこれらの挾持面8,9,11,12で紙葉 類Pの両面を挾持する(図5,図16)。
【0044】 その後テープ巻付け手段50のアーム51が再び旋回し、その際にテープ整え 板106の整え片110を押しのけて通過する一方、図17のように紙葉類押え 機構111の作動レバー112の下を通過して紙葉類Pの反対側へ至り、アーム 51が紙葉類Pにそっておかれるとともに、このアーム51の通過に伴ない作動 レバー112の保持が解かれるので押圧レバー116はバネ119の作用により 図において反時計方向に回動し、その押圧部114が紙葉類Pの上方側部を押え 、紙葉類Pの上方のばらつきを整える(図18)。
【0045】 ついでレバー13のローラ34が中継機構35の部材40のクランク状の長孔 39によりレバー13が回動して第3挾持部材7が紙葉類Pに当接する(図6参 照)。これにより各挾持部材5,6,7の各挾持面8,9,11,12,32で 紙葉類Pの両側面が挾持される(図19)。
【0046】 ついでテープ供給手段100のローラ102が逆転してテープTに緊張を与え (図20)、こて150が前進してテープTの重なり部分を押え、この接着開始 と同時にカッタ156が下降してテープTを切断し、こて150のさらに前進に よりテープTの切断端をこすり上げてこれを熱接着する(図21)。
【0047】 その後カッタ156とこて150が元の位置に戻るとともに、移動機構69に より移動枠56が後退し、アーム51がテープ接着位置から抜き取られて紙葉類 の結束が完了する。そして、カム部材19も初期の位置に戻り、各挾持部材5, 6,7が初期の位置に開らき、紙葉類の挾持が解かれるとともに、シャッター板 136が開放されて結束紙葉類の取り出しが可能になる。
【0048】 結束紙葉類が抜き取られると、シャッタ板136が再び閉状態となり、アーム 51がテープ受取り位置に戻る。そして、テープ供給手段100のローラ102 が一旦逆転したのち正転してテープTを繰出し、前述と同様に、アーム51に挾 持されて待機位置まで旋回され、図15に示す待機状態となる。
【0049】 上記結束作業中、結束機構やそれに至る部分でテープTの状態に異常が生じた り、あるいは結束上のトラブルやエラーが生じたようなときは、テープガイド機 構98の蓋部材123を開けるとそのカム面134がカッタ部材130を押圧し 、その刃部130aがテープ通路部材120上のテープTに当接するのでテープ 通路部材120上からテープTを引出して引張ることにより刃部130aでテー プTを切断することができ、テープ端を切り揃えてテープ供給手段100へ導き 、結束作業を再開することができる。
【0050】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、結束位置に挿入される紙葉類の周囲にテ ープを巻付けて結束する結束装置において、テープ供給部から結束機構へテープ を導く経路中に設けられるテープ通路部材の蓋部材を開けることによりカッタ部 材がテープを切断し得る態勢におかれるようにしたので、結束エラー、テープジ ャミング等のトラブル発生時におけるテープの切断に鋏等の利器を用いることな く速やかに切断することができ、トラブルの解消が迅速に行なえ、結束装置の稼 働率を高めることができる。また蓋部材を閉じればテープ通路部材と蓋部材およ びカッタ部材とでトンネル状のテープガイドを構成してテープの円滑な誘導に寄 与し、結束装置への組込みも容易であるなどの種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した紙葉類結束装置の一実施例を
示し、紙葉類との関係を示す斜視図。
【図2】図1のカバーを外した正面図。
【図3】紙葉類挾持手段を示す分解斜視図。
【図4】図3の作動前の状態を示す平面図。
【図5】同、第1、第2挾持部材で紙葉類を挾持した状
態の平面図。
【図6】同、第1、第2、第3挾持部材で紙葉類を挾持
した状態の平面図。
【図7】テープ巻付け手段の斜視図。
【図8】図7におけるアームの開閉機構を示す斜視図。
【図9】テープ整え板の詳細を示す斜視図。
【図10】本考案によるテープガイド機構の蓋部材を開
けた状態の斜視図。
【図11】図10のテープ通過時の状態を示す一部の断
面図。
【図12】同、テープ切断時の断面図。
【図13】装置本体の紙葉類挿入開口部のシャッタ機構
を示す斜視図。
【図14】作用を示す説明図で、結束動作スタート前の
各部の位置関係を示す略示正面図。
【図15】同、テープ巻付け手段のアームが待機位置へ
位置された状態を示す略示正面図。
【図16】同、紙葉類が挿入されて第1、第2挾持部材
で挾まれた状態を示す略示正面図。
【図17】同、アームが旋回し始めた状態を示す略示正
面図。
【図18】同、アームが紙葉類の所定位置に到達した状
態を示す略示正面図。
【図19】同、第3挾持部材が紙葉類を挾持した状態を
示す略示正面図。
【図20】同、テープを緊張させた状態を示す略示正面
図。
【図21】熱接着開始およびテープ切断時の状態を示す
略示正面図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 紙葉類挿入開口部 4 紙葉類挾持手段 5 第1挾持部材 6 第2挾持部材 7 第3挾持部材 19 カム部材 35 中継機構 50 テープ巻付け手段 51 アーム 52 固定アーム 53 可動アーム 56 移動枠 58 旋回アーム 62 検知板 68 センサ 69 移動機構 90 テープ収納部 93 テープ載置板 98 テープガイド機構 100 テープ供給手段 101 テープ通路 106 テープ整え板 109 捩りバネ 110 整え片 111 テープ押え機構 112 作動レバー 114 押圧部 116 紙葉類押圧レバー 120 テープ通路部材 123 蓋部材 130 カッタ部材 135 シャッタ機構 136 シャッタ板 150 接着こて 156 テープカッタ P 紙葉類 T テープ Ta テープリール Tb テープの先端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 圓 尾 勝 彦 兵庫県姫路市下手野一丁目3番1号 グロ ーリー工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚重ねられた紙葉類にテープを巻付け
    て結束を行なう紙葉類結束装置において、この装置の装
    置本体に引出し可能に設けられテープリールを収納する
    テープ収納部と、このテープ収納部のテープ送出口に臨
    む位置から結束装置の結束機構へテープを供給する位置
    までの間に設けられるテープガイド機構とを具備し、こ
    のテープガイド機構は、テープを案内するテープ通路部
    材と、このテープ通路部材に一端が枢支されて揺動開閉
    可能とされた蓋部材と、この蓋部材の開動によりテープ
    通路部材上のテープを挾持し閉動によりテープから離間
    してテープのガイドとなるカッタ部材とで構成したこと
    を特徴とする紙葉類結束装置におけるテープガイド装
    置。
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