JPH0540053U - 自動車用空調ダクトのハーネス固定構造 - Google Patents

自動車用空調ダクトのハーネス固定構造

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JPH0540053U
JPH0540053U JP9801791U JP9801791U JPH0540053U JP H0540053 U JPH0540053 U JP H0540053U JP 9801791 U JP9801791 U JP 9801791U JP 9801791 U JP9801791 U JP 9801791U JP H0540053 U JPH0540053 U JP H0540053U
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JP
Japan
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wire harness
duct
groove
fixing structure
band clip
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Suzuki Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車用空調ダクトにワイヤハーネスを確実
に固定する。 【構成】 円筒状のダクト8の外周面に四つの凸部11a
,11b ,11c ,11d を突設する。そして、これらによ
り、凸部11a と凸部11b との間および凸部11c と凸部11
d との間にダクト8の周方向の溝部12を形成する。ま
た、凸部11a と凸部11c との間および凸部11a と凸部11
d との間にワイヤハーネス6を配線すべき方向の溝部13
を形成する。ワイヤハーネス6を溝部13に沿って配線
し、バンドクリップ7を溝部12に沿って巻装してワイヤ
ハーネス6をダクト8に固定する。ワイヤハーネス6
は、溝部13に係合することにより位置決めされ、また、
バンドクリップ7は、溝部12に係合することにより位置
決めされるので、ダクト8にワイヤハーネス6を確実に
固定することができる。また、ワイヤハーネス6および
バンドクリップ7の組付け位置にばらつきが生じること
がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用空調ダクトのハーネス固定構造の改良に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車のインストルメントパネル1の背面側には、図5に例示するよう な空調装置2が設けられている。この空調装置2は、空調エアを供給するブロワ ユニット3が中央部に設けられており、ブロワユニット3には、円筒状のダクト 4,5の一端部が接続されている。ダクト4,5の他端部は、左右方向に延びて インストルメントパネル1の前面側のエア吹出し口(図示せず)に接続されてい る。
【0003】 また、インストルメントパネル1の背面側には、電装品を接続するワイヤハー ネス6が配線されている。図に示すように、ワイヤハーネス6は、ダクト4に沿 って配線され、ファスナとしてのバンドクリップ7を巻装することによりダクト 4に固定されている。
【0004】 このほか、ワイヤハーネスの固定構造として、実開昭59−195933号公報および 実開昭60−160021号公報に開示されたものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示す従来のワイヤハーネスの固定構造では、次のような 問題がある。すなわち、ダクト4は、円筒状で、しかも表面が平滑であるため、 ワイヤハーネス6およびバンドクリップ7の位置決めを確実に行うことができな い。そのため、バンドクリップ7により固定されたワイヤハーネス6が移動しや すくなり、自動車の振動によりワイヤハーネス6の接触部分が摺動して摩耗する 虞がある。また、ワイヤハーネス6およびバンドクリップ7の組付け位置に、ば らつきが生じ、この位置のばらつきによりワイヤハーネス6が他部品と干渉する 虞があるという問題を生じる。
【0006】 本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ワイヤハーネスをダクトに 確実に固定する構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の自動車用空調ダクトのハーネス固定構造は、上記の課題を解決するた めに、ダクトの外周面に複数の凸部を設けることにより該凸部の間にワイヤハー ネスを配線すべき方向の溝部と前記ダクトの周方向の溝部とを形成し、前記配線 すべき方向の溝部に沿ってワイヤハーネスを配線し、さらに、前記周方向の溝部 に沿ってファスナを巻装したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
このように構成したことにより、ワイヤハーネスは、複数の凸部が形成する配 線すべき方向の溝部によって位置決めされ、また、ファスナは、複数の凸部が形 成するダクトの周方向の溝部によって位置決めされるので、ダクトにワイヤハー ネスが確実に固定される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例で は、一例として、本考案を図5に示す自動車のインストルメントパネル1の背面 側に設けられる空調装置2のダクトに適用した場合について説明する。以下、図 5に示すものと同一の部材には同一の番号を付して説明する。
【0010】 図1に示すように、一端部にブロワユニット3(図5参照)に接続される接続 部9が設けられ、他端側にインストルメントパネル1(図5参照)の前面側のエ ア吹出し口(図示せず)に接続される接続部10が設けられた円筒状のダクト8の 外周面に、2個ずつが等間隔をもって周方向に整列配置された合計4個の凸部11 a ,11b ,11c ,11d が突設されている。そして、これらによって、凸部11a と 凸部11b との間および凸部11c と凸部11d との間にダクト8の周方向(バンドク リップ7を巻装すべき方向)の溝部12が形成されており、凸部11a と凸部11c と の間および凸部11a と凸部11d との間にワイヤハーネス6を配線すべき方向の溝 部13が形成されている。また、凸部11a と凸部11b との間隔および凸部11c と凸 部11d との間隔、すなわち溝部12の幅は、溝部12にファスナとしてのバンドクリ ップ7が係合して位置決めされる寸法に設定されており、凸部11a と凸部11c と の間隔および凸部11a と凸部11d との間隔、すなわち溝部13の幅は、溝部13にワ イヤハーネスが係合して位置決めされる寸法に設定されている。
【0011】 そして、ワイヤハーネス6を溝部13に沿って配線して係合させ、バンドクリッ プ7を溝部12に沿って係合させて巻装することにより、ワイヤハーネス6がダク ト8に固定される。
【0012】 以上のように構成した本実施例の作用について次に説明する。ワイヤハーネス 6は、凸部11a ,11b と凸部11c ,11d との間の溝部13に係合することにより位 置決めされ、また、バンドクリップ7は、凸部11a ,11c と凸部11b ,11d との 間の溝部12に係合することにより位置決めされるので、ダクト8にワイヤハーネ ス6を確実に固定することができる。また、ワイヤハーネス6およびバンドクリ ップ7の組付け位置に、ばらつきが生じることがないので、ワイヤハーネスの組 付け作業性が向上し、さらに、ワイヤハーネス6が確実に所定位置に配線され、 他部品との干渉が防止される。
【0013】 なお、本実施例では、ワイヤハーネス6を固定するファスナとしてバンドクリ ップ7を用いたものについて説明したが、このファスナとしては、ほかに粘着テ ープ等を用いることもできる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述したように、ダクトの外周面に複数の凸部を設けて凸部の 間に溝部を形成したので、溝部によってワイヤハーネスおよびファスナが位置決 めされる。その結果、ダクトにワイヤハーネスが確実に固定されるので、振動に よって生じるワイヤハーネスの接触部分の摺動による摩耗を防止することができ る。また、ワイヤハーネスおよびファスナの組付け位置に、ばらつきが生じるこ とがないので、ワイヤハーネスの組付け作業性が向上し、さらに、ワイヤハーネ スが確実に所定位置に配線されるため、他部品との干渉を防止することができる という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図4のダクトのA−A線による縦断面図であ
る。
【図3】図4のダクトのB−B線による縦断面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図5】自動車のインストルメントパネルの背面側を示
す斜視図である。
【図6】従来の空調ダクトの斜視図である。
【図7】図6のダクトのC−C線による縦断面図であ
る。
【符号の説明】
6 ワイヤハーネス 7 バンドクリップ 8 ダクト 11a 凸部 11b 凸部 11c 凸部 11d 凸部 12 溝部 13 溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトの外周面に複数の凸部を設けるこ
    とにより該凸部の間にワイヤハーネスを配線すべき方向
    の溝部と前記ダクトの周方向の溝部とを形成し、前記配
    線すべき方向の溝部に沿ってワイヤハーネスを配線し、
    さらに、前記周方向の溝部に沿ってファスナを巻装した
    ことを特徴とする自動車用空調ダクトのハーネス固定構
    造。
JP1991098017U 1991-10-31 1991-10-31 自動車用空調ダクトのハーネス固定構造 Expired - Lifetime JP2571223Y2 (ja)

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Publications (2)

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JPH0540053U true JPH0540053U (ja) 1993-05-28
JP2571223Y2 JP2571223Y2 (ja) 1998-05-18

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62247941A (ja) * 1986-04-21 1987-10-29 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ハ−ネス配設構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62247941A (ja) * 1986-04-21 1987-10-29 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ハ−ネス配設構造

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JP2571223Y2 (ja) 1998-05-18

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