JPH0538377Y2 - - Google Patents

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JPH0538377Y2
JPH0538377Y2 JP1985016138U JP1613885U JPH0538377Y2 JP H0538377 Y2 JPH0538377 Y2 JP H0538377Y2 JP 1985016138 U JP1985016138 U JP 1985016138U JP 1613885 U JP1613885 U JP 1613885U JP H0538377 Y2 JPH0538377 Y2 JP H0538377Y2
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bottle washing
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、回収して使用する瓶に貼着し、洗瓶
適正の優れたラベルに関するものである。 〔従来技術およびその問題点〕 従来のビール瓶等に貼着するラベルは、紙単体
またはアルミニウム箔/紙の構成の材料を用いて
いた。このうちアルミニウム箔を用いたラベル
は、価格が高いため、これに替るものとしてアル
ミニウム蒸着層を設けたラベルが用いられるよう
になつてきた。 しかしながら、紙単体またはアルミニウム蒸着
層を設けた材料からなるラベルは、アルミニウム
箔を用いた材料の紙と比較して厚い紙を基材とし
て用いなければならなかつた。このように厚い紙
を用いないとラベルの剛性が不足し、札貼適性が
悪いものとなつてしまうからで、一方このように
厚い紙を用いると、洗瓶時に紙の裏面まで苛性ソ
ーダ等のアルカリ溶液からなる洗瓶液が到達する
時間が長くなり、洗瓶適性が低下してしまう欠点
を有していた。 〔解決しようとする問題点〕 アルミニウム箔を用いた材料からなるラベル以
外の紙単体またはアルミニウム蒸着層を有する基
材からなるラベルであつて、札貼適性を有し、し
かも洗瓶適性が優れたラベルを得ることである。 〔問題を解決するための手段〕 表面に印刷等の所定の処理を施した紙単体また
はアルミニウム蒸着層を設けた紙からなる基材の
裏面にアルカリ溶液と反応してガスを発生するガ
ス発生層を設けることにより洗瓶適性を向上させ
た。 〔作用〕 洗瓶時に加温された苛性ソーダ液等のアルカリ
溶液からなる洗瓶液が基材を通してガス発生層に
達するとガス発生層から水素ガスが、アルカリ溶
液からなる洗瓶液と反応することにより発生し、
この発生した水素ガスがラベルの基材と糊層との
剥離を促進する。 〔実施例〕 本考案の実施例を図面に従つて説明する。 まず、第1図に示すように原紙1上にクレーコ
ート層2を設けた基材3上に印刷層4およびオー
バーコート層5を設け、かつ裏面に苛性ソーダ液
等のアルカリ溶液からなる洗瓶液と反応して水素
ガスを発生させる金属粉末を含む樹脂層からなる
ガス発生層6を設けてなるラベルである。 他の実施例は、第2図に示すように原紙1上に
クレーコート層2を設けた基材3上にプレコート
層7、アルミニウム蒸着層8、プライマー層9、
印刷層4およびオーバーコート層5を順次設け、
かつ裏面に苛性ソーダ液等のアルカリ溶液からな
る洗瓶液と反応して水素ガスを発生させる金属粉
末を含む樹脂層からなるガス発生層6を設けてな
るラベルである。 ここで、印刷層4は、ニトロセルロース系樹
脂、ポリアミド系樹脂または、これらの混合樹脂
をビヒクルとし、さらにマレイン酸を6%以下の
量添加したインキより構成され、オーバーコート
層5は、前記印刷層4で用いたインキのビヒクル
からなる樹脂である。 また、基材3の裏面に設けたガス発生層6は、
アクリル系樹脂デイスパージヨンにアルミニウ
ム、マグネシウム、亜鉛等の苛性ソーダと反応し
て水素ガスを発生させる金属粉末を1〜50重量%
の範囲で混合したものを塗布、乾燥して形成した
樹脂層からなるものである。 さらに、プレコート層7は、ニトロセルロース
系樹脂にフタル酸エステル、アジピン酸エステ
ル、セバシン酸エステル等の脂肪酸エステルを5
〜60重量%、好ましくは、20〜50重量%の範囲で
混合した樹脂、また、メタクリル酸エステルを主
成分とし、さらにアクリル酸エステルおよびアク
リル酸を含む共重合樹脂で、前記アクリル酸を約
15%含む樹脂のいずれかからなり、プライマー層
9は、シエラツク樹脂、ニトロセルロース系樹
脂、ニトロセルロース系樹脂に脂肪酸エステルを
添加した混合樹脂、該混合樹脂にさらにアルキツ
ド樹脂を添加した樹脂のいずれかからなる。 〈試験例 1〉 厚さ65g/m2の片面にクレーコート層を設けた
基材の裏面にメタクリル酸メチル/アクリル酸エ
チル/アクリル酸ブチル/アクリル酸を50/20/
20/10の比率で重合したアクリル系樹脂を30重量
%含むデイスパージヨンにアルミニウム粉末を0
重量%、1重量%、5重量%、10重量%、20重量
%混合した溶液をそれぞれ3.5g/m2塗布、乾燥
して樹脂層を形成した後、それぞれ5×10cmの大
きさに切り取り試験片(A)(B)(C)(D)(E)を作成した。 これら試験片の樹脂層上にでんぷん糊を27g/
m2塗布し、ビール瓶に貼着し、40℃のオーブン中
で乾燥した。 このビール瓶を80℃、45の苛性ソーダ液に浸漬
し、試験片の剥離する所要時間を測定した。この
時、樹脂層を設けない基材のみからなる試験片(F)
も同時に測定した。その結果は表1に示す。
【表】 〈試験例 2〉 試験例1の用いた基材の表面にニトロセルロー
ス系樹脂にセバシン酸ジオクチルを32.8重量%混
合して溶液化したプレコート剤を4g/m2塗布、
乾燥したプレコート層上に500Åのアルミニウム
蒸着層、シエラツク樹脂からなるプライマー層、
ポリアミド樹脂をバインダーとするインキにマイ
イン酸を6%添加したインキからなる印刷層、ニ
トロセルロース樹脂にアルキツド樹脂を混合した
樹脂溶液を塗布形成したオーバーコート層を順次
形成し、試験例1と同じ大きさに切り取り、試験
例1と同様に剥離試験を行なつた。 その結果を表2に示す。
【表】
〔効果〕
本考案のラベルは、上記の構成からなるので、
ラベルを瓶から剥離するいわゆる洗瓶時間が、従
来のガス発生層を設けない構成のラベルの場合と
比較して約2/3以下となり、洗瓶に要する時間が
大巾に短縮されるうえ、洗瓶設備の縮少も可能と
なつた。 また、アルミニウム蒸着層を設けたラベルの場
合、従来のアルミニウム箔を用いた構成のラベル
と比較して、アルミニウム蒸着層の厚さは約1/20
で済み、これにより、洗瓶時にアルミニウムによ
り消費される苛性ソーダの量は約1/20に減少し、
従つて発生する水素ガスの発生量も約1/20に減少
し、作業環境の安全性が向上し、しかも排気設備
容量の縮小が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本考案の実施
例を示す断面図である。 1……原紙、2……クレーコート層、3……基
材、4……印刷層、5……オーバーコート層、6
……ガス発生層、7……プレコート層、8……ア
ルミニウム蒸着層、9……プライマー層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. でんぷん糊等の、アルカリ溶液に可溶な糊層を
    介して瓶等に貼着される、アルカリ溶液により洗
    浄、除去されるラベルにおいて、基材の表面には
    印刷等の処理が施され、糊層が形成されることと
    なる基材裏面側の最外面には、アルカリ溶液と反
    応してガスを発生する、金属粉末を含む樹脂層か
    らなるガス発生層が形成されていることを特徴と
    する、洗瓶適性に優れたラベル。
JP1985016138U 1985-02-07 1985-02-07 Expired - Lifetime JPH0538377Y2 (ja)

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JP1985016138U JPH0538377Y2 (ja) 1985-02-07 1985-02-07

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JPS61132878U JPS61132878U (ja) 1986-08-19
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712082A (en) * 1980-06-26 1982-01-21 Nitto Electric Ind Co Ltd Foamable adhesive sheet
JPS5825370A (ja) * 1981-08-10 1983-02-15 Dainichi Seika Kogyo Kk ラベル用金属蒸着紙用アンダ−コ−ト剤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712082A (en) * 1980-06-26 1982-01-21 Nitto Electric Ind Co Ltd Foamable adhesive sheet
JPS5825370A (ja) * 1981-08-10 1983-02-15 Dainichi Seika Kogyo Kk ラベル用金属蒸着紙用アンダ−コ−ト剤

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JPS61132878U (ja) 1986-08-19

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