JPH0537456U - 砥石車用歯車形ドレツサ - Google Patents

砥石車用歯車形ドレツサ

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JPH0537456U
JPH0537456U JP8711591U JP8711591U JPH0537456U JP H0537456 U JPH0537456 U JP H0537456U JP 8711591 U JP8711591 U JP 8711591U JP 8711591 U JP8711591 U JP 8711591U JP H0537456 U JPH0537456 U JP H0537456U
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JP
Japan
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tooth
dresser
abrasive grain
grain layer
gear
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Pending
Application number
JP8711591U
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English (en)
Inventor
隆 金子
浩二 畑中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯車形砥石車を整形する歯車形ドレッサの製
作コストを低減する。 【構成】 ドレッサ5は、複数の歯形部11を有する歯
車形台金12と、各歯形部11表面にそれを覆うように
電着により形成された砥粒層13とを有し、各歯形部1
1および砥粒層13より各研削歯9が構成される。各歯
形部11と各研削歯9との歯幅方向と直交する面内にお
ける断面形状は相互に相似関係を有する。砥粒層13
は、微細な平均粒径を有し、且つ各歯形部11表面に沿
って1個宛相互に接近して配列する超砥粒16より形成
される。このような超砥粒16を用いると、砥粒層13
の厚さを超砥粒16の平均粒径に設定することが可能で
あり、また砥粒層13の表面性状が良好となる。これに
より、ドレッサ5の製造コスト上昇の原因である、砥粒
層13に対する修正加工を不要にすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は砥石車用歯車形ドレッサ、特に、複数の歯形部を有する歯車形台金と 、各歯形部表面にそれを覆うように付着する砥粒層とを有し、各歯形部および砥 粒層より各研削歯を構成されたドレッサの改良に関する。
【0002】 歯車を高精度に仕上げるためにホーニング加工が行われており、その加工には 内歯歯車形の砥石車が用いられている。前記ドレッサは、このような砥石車の整 形に適用される。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種ドレッサの砥粒層は、台金の歯形部表面に沿って1個宛相互に接 近して配列された砥粒より形成されている。
【0004】 この場合、耐久性を考慮して、砥粒としては、例えば平均粒径120μm以上 のものが用いられているが、このように比較的大きな砥粒はその粒度ばらつきが 大きいため、台金に砥粒を付着させて形成された砥粒層においてはその表面性状 が非常に悪い。そこで、従来は砥粒層に研削による修正加工を施している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記修正加工は各研削歯の一歯面毎に行われているので、その修 正加工に多くの工数を要し、そのためドレッサの製作コストの上昇および納期の 長期化を招くという問題がある。
【0006】 本考案は前記に鑑み、従来必須であった修正加工を不要にすることができるよ うにした前記ドレッサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案は、複数の歯形部を有する歯車形台金と、各歯形部表面にそれを覆うよ うに付着する砥粒層とを有し、各歯形部および砥粒層より各研削歯を構成された 砥石車用歯車形ドレッサにおいて、各歯形部と各研削歯との歯幅方向と直交する 面内における断面形状は相互に相似関係を有し、前記砥粒層は、微細な平均粒径 を有し、且つ各歯形部表面に均一に分散する砥粒より形成されていることを特徴 とする。
【0008】
【実施例】
図1は、内歯歯車形の砥石車1により歯車を高精度に仕上げるためのホーニン グ加工装置の概略を示す。砥石車1の整形加工に当っては、この加工装置が用い られるもので、したがって歯車の位置に歯車形ドレッサ5が配置される。
【0009】 前記装置は、相対向して配設された一対の心押し台2,3を有し、両心押し台 2,3に歯車、したがってドレッサ用取付軸4が回転可能に支持される。取付軸 4に、歯車形ドレッサ5が嵌合され、そのドレッサ5は取付軸4のフランジ部6 に複数のボルト7によって固着される。砥石車1は、その回転軸線をドレッサ5 の回転軸線に対し傾けて回転可能に支持されており、その砥石車1の内歯8とド レッサ5の研削歯9とが噛合している。
【0010】 整形加工に当っては、砥石車1を駆動モータ(図示せず)によりベルトBを介 して回転し、その回転によりドレッサ5を共に回転させると共に両心押し台2, 3を介してドレッサ5を往復動させる。これにより、砥石車1の内歯8とドレッ サ5の研削歯9との間に生じる滑り作用によって砥石車1の各内歯8が整形され る。
【0011】 図2,図3において、ドレッサ5は、ディスク部10の外周面に複数の歯形部 11を放射状に突設した歯車形台金12と、各歯形部11表面にそれを覆うよう に付着する砥粒層13とを有し、各歯形部11および砥粒層13より各研削歯9 を構成されている。図示例では、砥粒層13は、各歯形部11の両端面を除いて 全歯形部11(歯溝底面を含む)を覆うように一連に形成されている。またディ スク部10に、取付軸4に嵌合される取付孔14と、その取付孔14周囲に位置 する複数のボルト挿通孔15とが形成される。
【0012】 図4に明示するように、各歯形部11と各研削歯9との歯幅方向a(図2,図 3参照)と直交する面内における断面形状は相互に相似関係を有し、各歯形部1 1に電着を行うことによって砥粒層13が形成される。
【0013】 図5に明示するように、砥粒層13は微細な平均粒径を有する砥粒、本実施例 ではダイヤモンド等の超砥粒16より形成される。各超砥粒16は各歯形部11 表面に均一に分散するように、各歯形部11表面に沿って1個宛相互に接近して 配列している。
【0014】 各歯形部11において、その頂面bと両歯面cとは円弧面dを介して連続して おり、これにより両面b,cの連続部に超砥粒16を強固に電着して砥粒層13 を間断なく形成し、また前記連続部における超砥粒16の剥落を防止することが できる。
【0015】 超砥粒16としては、平均粒径Dが、57μm≦D≦100μmのものが用い られる。
【0016】 このように微細な平均粒径Dを有する超砥粒16はその粒度ばらつきが小さく 、したがって台金12の各歯形部11に超砥粒16を付着させて砥粒層13を形 成したとき、その砥粒層13の厚さを超砥粒16の平均粒径Dに設定することが 可能となる。また超砥粒16が微細であることから砥粒層13の表面性状は良好 である。
【0017】 このように構成された砥粒層13においては、従来必須であった修正加工が不 要となり、したがって電着等により砥粒層13を形成した後ドレッサ5を直ちに 使用に供すことができる。
【0018】 これは、ドレッサ5の新たな製作および砥粒層13の再製において、その工数 を大幅に低減し、またドレッサ5の納期を短期化し得る、といった利益をもたら す。
【0019】 また超砥粒16として微細なものを用いると、それら微細な超砥粒16がそれ ぞれ切れ刃として作用するので、整形状態を常に定常状態に維持して整形加工の 安定化を図ることができる。
【0020】 なお、従来は、ドレッサを取付軸に取付ける場合、その台金の取付孔に取付軸 を圧入しているが、このような圧入手段を採用すると、砥粒層の再製を何度か行 って前記圧入を繰返した場合、台金の取付孔に圧入代が無くなって、その台金が 使用不能になる。
【0021】 本考案においては、取付軸4に対してドレッサ5を複数のボルト7により固着 しているので、前記圧入に因る問題を生じることがなく、台金12の耐久性を向 上させることができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案によれば、前記のように極めて簡単な手段を採用することによって、砥 粒層に対する修正加工を不要にした歯車形ドレッサを提供することができ、これ により新たなドレッサの製作および砥粒層の再製において、経済性を大いに向上 させ、またドレッサの納期を短期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】砥石車用整形加工装置の概略図である。
【図2】歯車形ドレッサの斜視図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】台金の断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図であり、図4に対応す
る。
【符号の説明】
5 歯車形ドレッサ 9 研削歯 11 歯形部 12 歯車形台金 13 砥粒層 16 超砥粒(砥粒) a 歯幅方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の歯形部(11)を有する歯車形台
    金(12)と、各歯形部(11)表面にそれを覆うよう
    に付着する砥粒層(13)とを有し、各歯形部(11)
    および砥粒層(13)より各研削歯(9)を構成された
    砥石車用歯車形ドレッサにおいて、各歯形部(11)と
    各研削歯(9)との歯幅方向(a)と直交する面内にお
    ける断面形状は相互に相似関係を有し、前記砥粒層(1
    3)は、微細な平均粒径を有し、且つ各歯形部(11)
    表面に均一に分散する砥粒(16)より形成されている
    ことを特徴とする砥石車用歯車形ドレッサ。
  2. 【請求項2】 前記砥粒(16)の平均粒径Dは、57
    μm≦D≦100μmに設定される、請求項1記載の砥
    石車用歯車形ドレッサ。
JP8711591U 1991-10-24 1991-10-24 砥石車用歯車形ドレツサ Pending JPH0537456U (ja)

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JP8711591U JPH0537456U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 砥石車用歯車形ドレツサ

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JPH0537456U true JPH0537456U (ja) 1993-05-21

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ID=13905959

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JP8711591U Pending JPH0537456U (ja) 1991-10-24 1991-10-24 砥石車用歯車形ドレツサ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528559A (en) * 1975-07-09 1977-01-22 Takashi Uneme Vertical type multistoried drier
JPH02256464A (ja) * 1989-03-27 1990-10-17 Asahi Daiyamondo Kogyo Kk 歯車型ドレッサの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS528559A (en) * 1975-07-09 1977-01-22 Takashi Uneme Vertical type multistoried drier
JPH02256464A (ja) * 1989-03-27 1990-10-17 Asahi Daiyamondo Kogyo Kk 歯車型ドレッサの製造方法

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