JPH0536757A - 膜体の平面度矯正方法 - Google Patents

膜体の平面度矯正方法

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JPH0536757A
JPH0536757A JP21287991A JP21287991A JPH0536757A JP H0536757 A JPH0536757 A JP H0536757A JP 21287991 A JP21287991 A JP 21287991A JP 21287991 A JP21287991 A JP 21287991A JP H0536757 A JPH0536757 A JP H0536757A
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JP
Japan
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film body
guide rollers
tab tape
outer peripheral
flat state
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Application number
JP21287991A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Yamaguchi
秀孝 山口
Kazuo Nohara
一雄 野原
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 膜体の搬送を停止させることなく簡略な構成
で、前記膜体の面を非接触で平らな状態に矯正すること
ができる膜体の平面度矯正方法を提供する。 [構成] TABテープ10の搬送路Sから偏位した箇
所に、該TABテープ10の搬送方向Pと直交する方向
を軸L1,L2方向とする2本のガイドローラ33a,
33bを、それらのガイドローラ33a,33bの外周
面33c,33dが互いに接触しないように夫々回転可
能に配設し、前記搬送路S中のTABテープ10を該搬
送路Sから偏位させて前記2本のガイドローラ33a,
33bの外周面33c,33dに掛け渡して、これら2
本のガイドローラ33a,33bの外周面33c,33
d間の前記TABテープ10を平らな状態に矯正するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺で可撓可能な膜体
の面を平らな状態に矯正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路(IC)や液晶ディスプ
レイ(LCD)等のチップを基板上に実装する方式とし
てTAB(Tape Automated Bonding)方式が注目されて
おり、TABテープ上へのリードパターンの形成や、形
成された前記リードパターンの欠損、欠落、不整列とい
った外観不良の検査等を自動で行う装置が各種開発され
ている。このような前記TABテープ上への各種作業を
自動化する場合には、前記リードパターン自体が細密な
ものであるため、作業の精密化を図るために当然のこと
ながら前記TABテープの面を平らな状態に矯正、保持
することが肝要となる。
【0003】そして、従来このような長尺で可撓可能な
膜体の面を平らな状態に矯正、保持する場合には、図4
に示すように、膜体1の搬送路中に、平坦なガイド面3
を有する透明なガイド部材2を設けて、このガイド面3
上を前記膜体1に通過させ、各種処理を行う際には前記
膜体1の搬送を一時停止させて、該膜体1を図示しない
透明な押え部材等で前記ガイド面3に押え付けるか、或
は、該ガイド面3側からバキューム等で膜体1を吸着す
る等して、膜体1の面を平らな状態に矯正、保持しその
平面性を確保していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法では、膜体1の平面性を確保するための構
造が複雑化すると共に、該膜体1に光を投射して作業を
行う場合、前記ガイド部材2に塵埃等が付着していると
該塵埃の影が映ってしまい、前記作業に影響が出るおそ
れがある。また、前記膜体1がガイド部材2を通過する
際に、該ガイド部材2のガイド面3に膜体1の面が摺接
すると、膜体1や該膜体1上に形成された製品等に傷が
入って製品としての価値を損ねてしまうおそれがある。
【0005】さらに、上述した従来の方法では、前記膜
体1の面を平らな状態に矯正、保持するために膜体1の
搬送を一時停止させなければならず、膜体1に対する各
種作業を行う際の作業効率を向上させることができない
という不具合があった。本発明は、上記の点に着目して
なされたものであり、膜体の搬送を停止させることなく
簡略な構成で、前記膜体の面を非接触で平らな状態に矯
正することができる膜体の平面度矯正方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、長尺で可撓可能な膜体が搬送される搬送路
中の所定位置で、該膜体に対して所定の処理を行う際
に、前記所定位置における前記膜体面を平らな状態に矯
正する方法であって、前記膜体の搬送路から偏位した箇
所に、該膜体の搬送方向と直交する方向を軸方向とする
2本のガイドローラを、それらのガイドローラの外周面
が互いに接触しないように夫々回転可能に配設し、前記
搬送路中の膜体を該搬送路から偏位させて前記2本のガ
イドローラの外周面に掛け渡して、これら2本のガイド
ローラの外周面間の前記膜体を平らな状態に矯正するよ
うにした。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明による膜体の平面度矯正方法
の一実施形態を採用した外観検査装置の概略構成を示す
説明図、図2は図1に示す検査部内とその周辺における
TABテープの搬送経路を拡大して略説する説明図、図
3はリードパターンが連続的に形成されたTABテープ
を示す説明図である。
【0008】図3において10は、両側部にパーフォレ
ーション11,11が形成された膜体としてのTABテ
ープであり、その表面12、及び裏面13上には、例え
ばパンチング(穴あけ)加工、銅箔貼着、エッチング等
の工程を経て形成されたリードパターン20,20,…
が連続的に配列されて、その他の部分は余白14となっ
ている。各リードパターン20は図3に示すように、複
数のパターン21a,21a,…が形成されたベース部
21と、該ベース部21の中央に形成されたデバイスホ
ール22内に突出し前記各パターン21aに連なる複数
本のインナーリード22a,22a,…と、前記ベース
部21の周囲に形成されたアウターリードホール23側
に突出し前記各パターン21aに連なる複数本のアウタ
ーリード23a,23a,…とから概略構成されるもの
である。
【0009】この図3に示すようなリードパターン20
における、前記パターン21a、インナーリード22
a、アウターリード23aの外観不良、即ち欠損、欠
落、不整列等の検査を行う図1の検査装置30では、送
り出しリール31に巻回された被検査用のTABテープ
10が、搬送ローラ群32を介して、前記外観不良の有
無を判定する検査部33,34に搬送され、その後、搬
送ローラ群35を介して、前記検査部33,34による
判定結果をTABテープ10上にマーキングするマーキ
ング装置40に搬送されて、さらに、搬送ローラ36を
介して巻き取りリール37に巻き取られるようになって
いる。
【0010】さて、前記検査部33,34は、前記TA
Bテープ10の表裏各面12,13について前述したよ
うな内容の外観検査を行うものであり、前記TABテー
プ10上のパターン21a、インナーリード22a、及
びアウターリード23aを、例えば画像処理等によって
パターン認識することにより、これらにおける欠損、欠
落、不整列等の外観不良の有無を判定するようになって
いる。そして、前記パターン21a、インナーリード2
2a、及びアウターリード23aのパターン認識を行う
ために、前記検査部33,34においては、それらの内
部に設けられた図示しない発光手段からの光を前記TA
Bテープ10の表裏両面12,13に投射して、その透
過光を検出するようにしている。
【0011】この場合、前記TABテープ10の歪みに
よって前記パターン認識による外観不良の検出に誤りが
生じないように、前記検査部33,34内には、TAB
テープ10の表裏両面12,13を平らな状態に矯正す
るために2本のガイドローラ33a,33b,34a,
34bが、図1に示すように配設されている。各検査部
33,34における前記ガイドローラ33a,33b,
34a,34bの配設関係は共通であるため、前記検査
部33におけるガイドローラ33a,33bを代表して
説明すると、図2に示すように前記ガイドローラ33
a,33bは、それらの軸L1,L2の方向が前記TA
Bテープ10の搬送方向Pと直交する向きとなってお
り、前記軸L1,L2の回りに夫々回転可能となってい
る。
【0012】そして、図2に示すように前記ガイドロー
ラ33a,33bは、その外周面33c,33dが図中
の想像線で示すTABテープ10の本来の搬送経路Sか
ら偏位して位置しており、このガイドローラ33a,3
3bに前記TABテープ10が掛け渡されている。尚、
図2中Kで示す前記ガイドローラ33a,33bの外周
面33c,33d間の透き間、即ち距離は、前記検査部
33,34がパターン認識を行うのに必要な分だけ確保
されており、本実施例では、前記検査部33,34内に
おけるパターン認識用の光が前記リードパターン20
(図3)の全体に投射されるように、前記TABテープ
10の長手方向における前記リードパターン20の長さ
よりも若干長い程度の距離を確保しつつも、できるだけ
短い距離としてある。
【0013】前記ガイドローラ33a,33bに掛け渡
されたTABテープ10は、その搬送時において最も短
い経路を通ろうとするので、前記ガイドローラ33aを
図2中下向きに押え付けようとする一方、前記ガイドロ
ーラ33bを図2中上向きに押え付けようとする。これ
に伴って、前記ガイドローラ33aの外周面33cに当
接するTABテープ10には、ガイドローラ33aから
の図2中上向きへの張力が加わり、前記ガイドローラ3
3bの外周面33dに当接するTABテープ10には、
ガイドローラ33bからの図2中下向きへの張力が加わ
り、これにより、前記ガイドローラ33a,33b間に
位置するTABテープ10が高い精度で平らな状態に矯
正される。
【0014】このように、本実施例で示した構成によれ
ば、TABテープ10を回転可能なガイドローラ33
a,33b,34a,34bに掛け渡すことにより、前
記検査部33,34内における、前記ガイドローラ33
a,33b間、及びガイドローラ34a,34b間のT
ABテープ10の表裏両面12,13の平面性を、非接
触で向上させることができる。このため、前記検査部3
3,34内におけるTABテープ10の歪みが解消さ
れ、高い精度でのリードパターン20のパターン認識が
行えるようになり、検査部33,34での外観不良の有
無の判定精度を向上させることができるようになると共
に、前記TABテープ10の搬送を停止させる必要がな
くなる。尚、前記ガイドローラ33a,33b,34
a,34bの径は任意であるが、これらガイドローラ3
3a,33b間、及びガイドローラ34a,34b間に
位置するTABテープ10の長手方向における長さを短
くするために、できるだけ短い径とするのが望ましい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の膜体の平面
度矯正方法によれば、膜体の搬送路から偏位した箇所
に、該膜体の搬送方向と直交する方向を軸方向とする2
本のガイドローラを、それらのガイドローラの外周面が
互いに接触しないように夫々回転可能に配設し、前記搬
送路中の膜体を該搬送路から偏位させて前記2本のガイ
ドローラの外周面に掛け渡して、これら2本のガイドロ
ーラの外周面間の前記膜体を平らな状態に矯正するよう
にしたので、膜体の搬送を停止させることなく簡略な構
成で、前記膜体の面を非接触で平らな状態に矯正するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による膜体の平面度矯正方法の一実施形
態を採用した外観検査装置の概略構成を示す説明図であ
る。
【図2】図1に示す検査部内とその周辺におけるTAB
テープの搬送経路を拡大して略説する説明図である。
【図3】リードパターンが連続的に形成されたTABテ
ープを示す説明図である。
【図4】従来における、膜体の面を平らな状態に矯正、
保持するための構成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 TABテープ(膜体) 12 表面(膜体面) 13 裏面(膜体面) 33a,33b,34,34b ガイドローラ 33c,33d 外周面 L1,L2 軸 P 搬送方向 S 距離

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 長尺で可撓可能な膜体が搬送される搬送
    路中の所定位置で、該膜体に対して所定の処理を行う際
    に、前記所定位置における前記膜体面を平らな状態に矯
    正する方法であって、 前記膜体の搬送路から偏位した箇所に、該膜体の搬送方
    向と直交する方向を軸方向とする2本のガイドローラ
    を、それらのガイドローラの外周面が互いに接触しない
    ように夫々回転可能に配設し、 前記搬送路中の膜体を該搬送路から偏位させて前記2本
    のガイドローラの外周面に掛け渡して、これら2本のガ
    イドローラの外周面間の前記膜体を平らな状態に矯正す
    るようにした、 ことを特徴とする膜体の平面度矯正方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006250930A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Ajuhitek Inc 自動光学検査システム
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US7500502B2 (en) 2004-02-19 2009-03-10 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Inspection apparatus and method for film carrier tapes for mounting electronic components and semiconductor devices
JP2009271058A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Utechzone Co Ltd 撮影検査装置

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