JP2997740B2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

Info

Publication number
JP2997740B2
JP2997740B2 JP6716291A JP6716291A JP2997740B2 JP 2997740 B2 JP2997740 B2 JP 2997740B2 JP 6716291 A JP6716291 A JP 6716291A JP 6716291 A JP6716291 A JP 6716291A JP 2997740 B2 JP2997740 B2 JP 2997740B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross member
floor panel
vehicle
side sill
width direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6716291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04303076A (ja
Inventor
藤井義雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP6716291A priority Critical patent/JP2997740B2/ja
Publication of JPH04303076A publication Critical patent/JPH04303076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2997740B2 publication Critical patent/JP2997740B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の下部車体構造、
特にフロアパネルの上面に設けられた車幅方向に延びる
クロスメンバと、サイドシルとの結合部の車体構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車室床部を構成するフロアパネル
の剛性を高めるために、フロアパネルの上面に車幅方向
に延びるクロスメンバを設けた車体が一般的に知られて
いる。このクロスメンバは断面コ字型に形成され、フロ
アパネルとともに閉断面を形成するようにフロアパネル
に結合されたものが多く、その車幅方向外端は、通常車
体側部を構成する部材、例えばサイドシルやセンタピラ
ーなどの内側面に結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】乗員の乗降性を考慮し
た場合、例えば実開昭63-112985 号公報に開示されてい
るように、フロアパネルの上面とサイドシルの上面にと
は略面一になっていることが望ましい。
【0004】ところが、このようにフロアパネルの上面
とサイドシルとの上面とを略面一にした場合、上記した
ようにフロアパネルの上面に設けるクロスメンバの車幅
方向外端部の構造が問題となる。すなわち、クロスメン
バをセンタピラーなどの上下方向に延びる部材のある位
置に設ける場合には、その部材の内側面にクロスメンバ
の外端を結合することができるが、このような上下方向
に延びる部材がない位置にクロスメンバを設ける場合、
その外端を結合する相手の部材がないことになる。そこ
で、クロスメンバの外端部を押しつぶしたような偏平な
形状に形成してその外端をサイドシルの内側面に結合す
ることも考えられるが、この場合クロスメンバ自体の強
度が十分ではなくなり、十分な車体剛性を保持すること
ができなくなる。そのため乗降性を犠牲にしてフロアパ
ネル上面とサイドシル上面とに高低差を設けることも多
くなる。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、乗員の乗降性を
向上させるために、フロアパネルの上面とサイドシルと
の上面とを略面一にした車体において乗降性を損うこと
なく、フロアパネル上面に設けたクロスメンバの外端
を、その強度を損わずにサイドシルの内側面に結合さ
せ、十分な車体剛性を保持することのできる自動車の下
部車体構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による自動車の下部車体構造は、車室床部を
構成するフロアパネルの車幅方向端縁部上面が、車体前
後方向に延設されたサイドシル上面と略面一とされて結
合され、前記フロアパネルとともに閉断面を形成するよ
うに前記フロアパネル上面に設けられるクロスメンバが
車幅方向端縁部より車幅方向内方へ延びている自動車の
下部車体構造であって、前記クロスメンバの車幅方向外
端部が位置する部分の前記フロアパネルは、略クロスメ
ンバの高さ分だけ段下げされた凹部が形成され、前記ク
ロスメンバの車幅方向外端部は、前記凹部に沿って下方
へ湾曲形成されるとともに、該クロスメンバの上面がサ
イドシル上面とほぼ一致した状態で前記サイドシルの内
側面に結合されたことを特徴とするものである。
【0007】上記において、「前記クロスメンバの車幅
方向外端部が前記フロアパネルとともに下方に湾曲形成
され、」とある「前記フロアパネル」とは、クロスメン
バの外端部の真下に位置する部分およびその周辺部のフ
ロアパネルをいい、「湾曲形成」とは、曲線状に曲げて
形成することの他に、段状に折り曲げ形成することも含
めていう。
【0008】
【作用および効果】上記したように本発明による自動車
の下部車体構造は、クロスメンバの外端部をフロアパネ
ルとともに下方に湾曲形成し、クロスメンバの上面がサ
イドシル上面とほぼ一致した状態で、該クロスメンバの
外端をサイドシルの内側面に結合したものである。
【0009】クロスメンバの外端部を下方に湾曲形成す
ることでクロスメンバの断面積をほとんど変化させるこ
となく、その外端をサイドシルの内側面に結合すること
ができる。したがってクロスメンバ自体の強度が損われ
ることがなく、またフロアパネル上面とサイドシル上面
とは略面一にすることができるので乗降性も損なわれな
い。
【0010】このように本発明による自動車の下部車体
構造は、簡単な構成によって、乗降性を犠牲にすること
なく、クロスメンバ自体の強度を損なわずにその外端を
サイドシルの内側面に結合させ、十分な車体剛性を保持
することを可能にする。
【0011】
【実施例】以下、本発明による自動車の下部車体構造の
実施例について図面に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例による自動車の
下部車体構造の全体構成を概略的に示す外観斜視図、図
2は、クロスメンバとサイドシルとの結合部の構成を示
す外観斜視図、図3は、フロアパネルとサイドシルとの
結合部の構成を示す図1におけるIII-III 線断面図、お
よび図4は、クロスメンバの外端部とフロアパネルとの
結合部の構成を示す図1におけるIV-IV 線断面図であ
る。
【0013】図1に示すように、本実施例の自動車の下
部車体構造は、ボディ1がシャシフレーム2によってマ
ウント支持される構造の車体に関するものであり、ボデ
ィ1は、その車室床部を構成するフロアパネル3と、フ
ロアパネル3の車幅方向両端縁部に沿ってそれぞれ車体
前後方向に延設されたサイドシル4とを備えている。
【0014】フロアパネル3の車幅方向中央部には、車
体前後方向に延びるトンネル部5が形成されており、こ
のトンネル部5と、サイドシル4との間には、車幅方向
に延びるクロスメンバが設けられている。
【0015】図3によく示すように、サイドシル4は、
インナパネル7とアウタパネル8とからなり、インナパ
ネル7とアウタパネル8とは、それぞれその上下に形成
されたフランジ7aとフランジ8aとが互いに溶着され、閉
断面を形成している。サイドシル4は、その上面4aが、
フロアパネル3の上面3aと略面一となるように、フロア
パネル3の端縁に沿って形成されたフランジ3bに溶着さ
れている。なお、図3に示す9はスカーフプレート、10
は床の内装材である。
【0016】図1および図2に示すように、クロスメン
バ6の車幅方向外端部6aは、その周辺のフロアパネル3
とともに下方に湾曲形成されており、これによりフロア
パネル3のクロスメンバ外端部が位置する部分のみに凹
部11が形成されている。図2に示すように、クロスメン
バ6は断面コ字型に形成されており、その下部のフラン
ジ6bはフロアパネル3に溶着され、クロスメンバ6はフ
ロアパネル3とともに閉断面を形成している。そして、
クロスメンバ6の断面形状はフロアパネル3の凹部11に
おいても略同一であり、クロスメンバ6の車幅方向外端
に形成されたフランジ8cは、サイドシル4の内側面4bお
よび上面4aに溶着されている。
【0017】また図4に示すように、本実施例ではクロ
スメンバ6の外端部6a内に、オープナレバー12が設けら
れており、このオープナレバー12が操作するオープナケ
ーブル13は、図1および図3に示すように、フロアパネ
ルの車幅方向端縁に沿って形成された溝部14内に挿通さ
れ、後方のリヤボンネットなどに接続されている。
【0018】また図1に示すように、本実施例では、フ
ロアパネル3の凹部11内にドレーン15が設けられてお
り、車室内に入った水を排出できるようにしている。
【0019】以上、本発明による自動車の下部車体構造
について一実施例に基づいて説明したが、本発明による
自動車の下部車体構造はかかる実施例に限定されるもの
ではない。
【0020】例えば前記実施例ではボディがシャシフレ
ームによってマウント支持される構造の車体に関するも
のであるが、本発明は、フレームレス構造の車体にも適
応できる。
【0021】またクロスメンバの外端部、およびその周
辺のフロアパネルの形状、構成なども車体に応じて適宜
変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動車の下部車体構造
の全体構成を概略的に示す外観斜視図
【図2】本発明の一実施例による自動車の下部車体構造
のクロスメンバとサイドシルとの結合部の構成を示す外
観斜視図
【図3】本発明の一実施例による自動車の下部車体構造
のフロアパネルとサイドシルとの結合部の構成を示す図
1におけるIII-III 線断面図
【図4】本発明の一実施例による自動車の下部車体構造
のクロスメンバの外端部とフロアパネルとの結合部の構
成を示す図1におけるIV-IV 線断面図
【符号の説明】
3 フロアパネル 4 サイドシル 6 クロスメンバ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室床部を構成するフロアパネルの車幅
    方向端縁部上面が、車体前後方向に延設されたサイドシ
    上面と略面一とされて結合され、前記フロアパネルと
    ともに閉断面を形成するように前記フロアパネル上面に
    設けられるクロスメンバが車幅方向端縁部より車幅方向
    内方へ延びている自動車の下部車体構造であって、前記
    クロスメンバの車幅方向外端部が位置する部分の前記フ
    ロアパネルは、略クロスメンバの高さ分だけ段下げされ
    た凹部が形成され、前記クロスメンバの車幅方向外端部
    は、前記凹部に沿って下方へ湾曲形成されるとともに、
    該クロスメンバの上面がサイドシル上面とほぼ一致した
    状態で前記サイドシルの内側面に結合されたことを特徴
    とする自動車の下部車体構造。
JP6716291A 1991-03-29 1991-03-29 自動車の下部車体構造 Expired - Lifetime JP2997740B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6716291A JP2997740B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 自動車の下部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6716291A JP2997740B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 自動車の下部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04303076A JPH04303076A (ja) 1992-10-27
JP2997740B2 true JP2997740B2 (ja) 2000-01-11

Family

ID=13336922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6716291A Expired - Lifetime JP2997740B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 自動車の下部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2997740B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6793276B2 (en) * 2001-07-30 2004-09-21 Mazda Motor Corporation Automobile floor structure
EP1439110A3 (en) * 2003-01-16 2004-11-03 Mazda Motor Corporation Floor panel structure of vehicle body
US9199670B2 (en) * 2012-04-10 2015-12-01 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Vehicle body

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04303076A (ja) 1992-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0345903Y2 (ja)
US4552400A (en) Two-door type automobile body structure
JPS6238856Y2 (ja)
US20020014787A1 (en) Side wall construction of vehicle body with door reinforced longitudinally
JPH0714691B2 (ja) 自動車の後部開閉体構造
JP2652928B2 (ja) 自動車の車体構造
US4294487A (en) Car body
JPH0723105B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2997740B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0645345B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JPH0323909Y2 (ja)
JPH0139393B2 (ja)
JP2571388B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPS6238855Y2 (ja)
JPS6335902Y2 (ja)
JPH0789462A (ja) 自動車の車体下部構造
JPH0597057A (ja) 自動車の車体補強構造
JPH1134916A (ja) 車体構造
JP3691422B2 (ja) バン型自動車の後部車体構造
JPS598941Y2 (ja) 自動車の車体フロア構造
JP2955689B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0443426Y2 (ja)
JPH049270Y2 (ja)
JP2552046Y2 (ja) 自動車のリヤパネル部補剛構造
JPH0352611Y2 (ja)