JPH0536286B2 - - Google Patents

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JPH0536286B2
JPH0536286B2 JP59204743A JP20474384A JPH0536286B2 JP H0536286 B2 JPH0536286 B2 JP H0536286B2 JP 59204743 A JP59204743 A JP 59204743A JP 20474384 A JP20474384 A JP 20474384A JP H0536286 B2 JPH0536286 B2 JP H0536286B2
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JP
Japan
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timing
operating time
count value
adjustment
operating
Prior art date
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JP59204743A
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English (en)
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JPS6181912A (ja
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Toshio Denda
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Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Teraoka Seiko Co Ltd filed Critical Teraoka Seiko Co Ltd
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Priority to US06/769,100 priority patent/US4674269A/en
Priority to EP90200346A priority patent/EP0374137B1/en
Priority to DE8585306137T priority patent/DE3582288D1/de
Priority to DE90200346T priority patent/DE3587648T2/de
Priority to EP85306137A priority patent/EP0174161B1/en
Publication of JPS6181912A publication Critical patent/JPS6181912A/ja
Priority to SG986/91A priority patent/SG98691G/en
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は包装機の制御装置いに関し、特に被包
装物をストレツチフイルムで包装する包装機にお
いて、各作動部の動作タイミングを適正に調整し
仕上りの良い包装を得る包装機の制御装置に関す
る。
〔従来技術〕
皿型の容器すなわちトレイに被包装物を入れ、
該物品を容器ごと透明なストレツチフイルムで包
装する包装機が実用化されてから既に何年も経過
している。この間に種々の包装機が提案され、ま
た、その改良もなされている。包装機を構成する
各部の作動を制御する制御装置も同様であるが、
従来の制御装置は、包装機を構成する各部の動作
タイミングは主にカム機構等の機械的手段により
行つていた。また、特開昭58−160230号公報にみ
られるようにフイルムの長さの設定、左右折り込
み板および前折り込み板の時間設定等をボリウム
抵抗等のアナログ的方法で行なつていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の包装機の制御装置に
おいては以下のような欠点があつた。
包装機の各部の作動タイミング調整を主にカム
機構を介して行なうので、工場内での組立作業、
調整作業ならびに保守サービス業務においても、
専門的知識を有した者でないと容易に調整する事
が難しく、またこれらの作業用員を教育するにも
多くの時間を必要とする。さらに、製造される包
装機は、部品の加工精度、組立誤差により、一定
の機械的タイミングが得られないので、その都度
機械的な調整をしなければならず作業能率が低下
する。
フイルムの長さの設定、左右折り込み板および
前折り込み板の作動タイミングの設定をボリウム
抵抗器等のアナログ的手段で行なうので、包装機
組立時の調整が難しいばかりでなく、一旦、調整
が狂つた場合に再調整が困難であるという欠点も
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本発明は包装機の
制御装置を、包装機を駆動する主動力部の回転に
同期してタイミング信号を発生するタイミグ信号
発生手段と、包装機を構成する作動及び停止を繰
り返す作動部の内、動作開始タイミングや停止タ
イミングの作動時間を調整する必要がある各作動
部の基本となる作動時間をタイミング信号発生手
段からのタイミング信号のカウント値として記憶
する基本タイミングデータ記憶手段と、前記作動
時間の調整を必要とする各作動部に対応して設け
られ各作動部の基本となる作動時間を調整するた
めの調整用操作手段と、各作動部の調整された作
動時間を記憶する作動時間データ記憶手段と、基
本タイミングデータ記憶手段からの基本となる作
動時間を示すカウント値と調整用操作手段からの
作動時間調整量に基づいて各作動部の作動時間を
前記タイミング信号のカウント値として決定し該
カウント値を作動時間データ記憶手段に記憶し、
且つタイミング信号発生手段からのタイミング信
号をカウントし該カウント値と作動時間データ記
憶手段に記憶された各作動部の作動時間を示すカ
ウント値とを比較しその差が0又は所定値になつ
たら当該作動部を作動又は停止させる制御手段と
から構成した。
また、前記制御装置において、調整用操作手段
はメーカー調整用の調整用操作手段とユーザー調
整用の調整用操作手段を有し、作動時間データ記
憶手段はメーカー用の作動時間データ記憶手段と
ユーザー用の作動時間データ記憶手段を有し、制
御手段は基本タイミングデータ記憶手段からの基
本となる作動時間を示すカウント値とメーカー調
整用の調整用操作手段からの作動時間調整量に基
づいて各作動部の作動時間をタイミング信号のカ
ウント値として決定し該カウント値をメーカー用
の作動時間データ記憶手段に記憶すると共に、該
メーカー用の作動時間データ記憶手段からの各作
動部の作動時間を示すカウント値とユーザー調整
用の調整用操作手段の作動時間調整量に基づいて
さらに各作動部の作動時間を前記タイミング信号
のカウント値として決定し該カウント値をユーザ
ー用の作動時間データ記憶手段に記憶するように
構成した。
さらに、前記制御装置において、作動データ記
憶手段に記憶される作動時間データには、タイミ
ング信号のカウント値で示す第1の作動時間デー
タと該タイミング信号の間隔時間より小さいタイ
マーの時間で示す第2の作動時間データとが有
り、制御手段はタイミング信号発生手段からのタ
イミング信号のカウント値と各作動部の第1の作
動時間データのカウント値とを比較しその差が0
又は所定値になつたら当該作動部の第2の作動時
間データのタイマーの時間経過後当該作動部を作
動させるように構成した。
〔作用〕
本発明は包装機の制御装置を上記の如く構成す
ることにより、制御手段は、基本タイミングデー
タ記憶手段からの基本となる作動時間を示すカウ
ント値と調整用操作手段からの作動時間調整量に
基づいて各動作部の作動時間をタイミング信号の
カウント値として決定し該カウント値を作動時間
データ記憶手段に記憶し、且つタイミング信号発
生手段からのタイミング信号をカウントし該カウ
ント値と作動時間データ記憶手段記憶された各作
動部の作動時間を示すカウント値とを比較しその
差が0又は所定値になつたら当該作動部を作動又
は停止させる。従つて、包装機の作動時間の調整
を必要とする各作動部の基本となる動作開始タイ
ミングや停止タイミングをタイミング信号発生手
段からのタイミング信号カウント数を基準にデイ
ジタル的に設定し、この基本となる動作開始タイ
ミングや停止タイミングをデジタル的に調整して
各作動時間を決定するから、包装機の各作動部の
作動時間の設定調整が容易にできる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
まず、本発明に係る制御装置が用いられる包装
機について説明する。
第2図は本発明に係る包装機の全体構造を示す
平面図、第3図は同縦断正面図(第2図の矢印A
方向から見た図)、第4図は同縦断側面図(第2
図矢印B方向から見た図)である。
(包装機の概略) 包装機は、被包装物を搬入する搬入機構1、ス
トレツチフイルムを繰り出し移送するフイルム繰
り出し移送機構2、前記搬入機構1で搬入された
被包装物を前記フイルム繰り出し移送機構2で移
送されたフイルムに押し上げるエレベータ機構
3、被包装物上にかぶせられたフイルムの左右お
よび前後を折り込む折り込み機構4、折り込み機
構4で折り込まれ包装された物品を搬出する搬出
機構5とから構成される。以下上記各機構を詳細
に説明する。
説明の都合上、以後第2図の左側を前面、右側
を後面とする。
(被包装物の搬入・計量) 機枠10の前面ほぼ中央部に設けられた搬入口
11に、搬入枠部12を設け、さらに該搬入枠部
12内にプツシヤコンベア13を配設する。プツ
シヤコンベア13は、2本のエンドレスチエーン
13aの所定箇所にプツシヤ13bを設けた構造
のものであり、2個のスプロケツト13c,13
cにより、該プツシヤコンベア13は駆動され、
エンドレスチエーン13aが1/2回動する毎に被
包装物1個を搬入する。プツシヤコンベア13の
搬入側に計量器14が設けられ、搬入される被包
装物を計量する。プツシヤコンベア13の前方に
は、前記プツシヤコンベア13で搬入された被包
装物をエレベータ機構3のエレベータヘツド17
上に運ぶベルトコンベア15が設けられている。
該ベルトコンベア15は、遊転自在に設けられた
ローラ15a,15bの間に6本の丸ゴムベルト
15cを張設した構造のものである。前記プツシ
ヤコンベア13、ベルトコンベア15で搬入機構
1を構成する。
(エレベータ機構) エレベータ機構3は、エレベータヘツド17と
該エレベータヘツド17を取付ける取付け台18
および該取付け台18を支持する一対のアーム1
9,19とから構成され、電動機16の回転に対
応して減速機81をあらかじめ設定したタイミン
グで上下動するようになつている。この上下動の
タイミングは、電動機16の動力を取付け台18
に伝達する機構中に介在させた後述するカム機構
のカム形状によつて設定される。エレベータヘツ
ド17はプツシヤコンベア13およびベルトコベ
ア15によつて搬入された被包装物を折り込み機
構4まで押し上げる。そのため、上下動するエレ
ベータヘツド17の下降端位置は、ベルトコンベ
ア15の搬送面とほぼ同一面となる位置に設定さ
れ、また上昇端位置は、折り込み機構4を構成す
る後述の左右折り込み板21,22、および前折
り込も板23とほぼ同一面となる位置に設定す
る。
エレベータヘツド17および取付け台18は、
第2図、第4図に示されるように、スリツト状の
ブロツク17−1,17−5により構成され、エ
レベータヘツド17が上下動するのに際し、ベル
トコンベア15の丸ゴムベルト15cに該エレベ
ータヘツド17および取付け台18が当接しない
ようにしている。また、エレベータヘツド17の
中央部ブロツク17−3は、さらに複数個の小ブ
ロツク17−3aに分割されており、各ブロツク
17−3aは、図示しない付勢手段により常時は
直立した状態にあるものの、台2図の左方向から
の力により同図右方向に傾倒するようになつてい
る。また中央部ブロツク17−3aより上側のブ
ロツク17−1および17−2は、第2図の上方
向からの力により同図下方向に傾倒し、下側のブ
ロツク17−4および17−5は、第2図の下方
向からの力により上方向に傾倒するよに構成され
ている。これは、後述するように、折り込み機構
4の折り込み作業を支障なく行なわせるためであ
る。
なお、第2図および第3図中の、20は前記エ
レベータヘツド17の後方に設けられた位置決め
板で、ベルトコンベア15で搬入されてきた被搬
送物を後端基準で位置決めするためのものであ
る。
(フイルム繰り出し移送機構) ストレツチフイルムを繰り出し移送するフイル
ム繰り出し移送機構2は、第4図に示すように包
装機の右側部に設けられたストレツチフイルムの
ロール34,34′からストレツチフイルムを繰
り出し、両端を挟持して移送する機構である。ス
トレツチフイルムロール34,34′はそれぞれ
幅の異なるストレツチフイルムが巻かれたロール
で一対の支持ローラ36,36′および支持ロー
ラ37,37′に支持され、被包装物の大きさに
よつて選択的に使用できるように構成されてい
る。第4図に示す例では、上側のストレツチフイ
ルムロール34が使用されている場合を示す。ス
トレツチフイルムロール34から繰り出されるス
トレツチフイルムは、右側の支持ローラ36′を
巻回するように引き出され終端検出用ローラ88
を介して上下の繰り出しベルト39,39′およ
び40,40′間に挟持される。該繰り出しベル
ト39,39′および40,40′間に挟持された
ストレツチフイルムは、ベルト39,39′およ
び40,40′の回動により繰り出され、その先
端部にまで達する。その後、該ストレツチフイル
ムは、両端を後述するチエーンコンベア57のグ
リツパー41,41′群とゴム材からなる丸ゴム
ベルト42,42′の間に挟持され、被包装物を
包装するのに必要な所定の長さがさらに繰り出さ
れる。ストレツチフイルムが所定の長さ繰り出さ
れると、カツター43がカツター駆動装置44に
より押し上げられ、ストレツチフイルムが切断さ
れる。切断後、ストレツチフイルムは、エレベー
タヘツド17の上部の所定の位置、すなわち切断
されたストレツチフイルムの中心がエレベータヘ
ツド17の中心と一致する位置まで移送された
後、停止され、そこで待機する。グリツパー4
1,41′群と丸ベルト42,42′とは、第2
図、第4図に示すように左右折り込み板21,2
2と前折り込み板23および後折り込みローラ2
4とで形成する開口部25とエレベータヘツド1
7の下降端との間で、かつ包装機を上部方向から
見た場合、前記開口部25を前後に挟むように対
向して配設されている。なお、本願明細書中にお
いては、折り込み機構4に関し、被包装物の搬出
方向側を後側、その反対側を前側と呼んでおり、
この呼び方は被包装物の搬入方向とは無関係で使
用している。
上記フイルム繰り出し移送機構を第5図、第6
図に基づいてさらに詳細に説明する。機枠10の
所定の位置に対向して一対のアジヤストスクリユ
ー45,46が回転可能に設けられており、この
アジヤストスクリユー45,46の後面側の端部
にはそれぞれハイポイドギヤ47,48が固定さ
れている。また、機枠10の後面に沿つて回転軸
49が配設されており、この回転軸49の所定位
置には、前記ハイポイドギヤ47,48と噛み合
うハイポイドギア50,51が固定されている。
回転軸49の右側端部には、ハンドル52が機枠
10の外側に取付けられており、このハンドル5
2を回転させることにより、回転軸49を介して
前記アジヤストスクリユー45,46を回転させ
ることができる。アジヤストスクリユー45,4
6のねじピツチは、第5図の上側が密で下側が疎
になつており、かつ互いに逆ネジとなつている。
アジヤストスクリユー45,46の両端近傍に
は、それぞれねじ部に噛み合うナツトを備えたア
ジヤストブロツク53〜56が設けられている。
後面側のアジヤストブロツク53,55を基台と
して、チエーンコンベア57が配設され、前面側
のアジヤストブロツク54,56を基台としてチ
エーンコンベア57′が配置される。各チエーン
コンベア57,57′は、中心軸X−X′に関して
ストレツチフイルム移送方向に向つて末広状に配
設されている。これによりストレツチフイルムは
移送されるに従つて強く引張られることになる。
チエーンコンベア57,57′は、ほぼ対称構造
となつているので、以下、チエーンコンベア57
についてその構造を説明する。第6図に示される
ように、アジヤストブロツク53には取付け支持
部材58、アジヤストブロツク55には取付け支
持部材59が設けられている。該取付け支持部材
58,59には、取付け基板60が複数のネジ5
8a,59aによつて取付け固定されている。取
付け基板60の両端部には、それぞれスプロケツ
ト61,61′が回転自在に配設されており、該
スプロケツト61,61′間には、エンドレスの
チエーン57aが張架される。該チエーン57a
の外周には、第7図に示すように断面円形のエン
ドレス状の丸ゴムベルト42が周設されている。
前記チエーン57aの外側には、所定間隔毎に複
数個のグリツパー41が軸41aを中心に回動自
在に取付けられている。グリツパー41の先端部
には、丸ゴムベルト42に嵌合する形状の半円状
の凹部41bが形成さている。なお、取付け基板
60の上部には所定範囲にわたつて支持板62が
ネジ63によつて取付けられており、該支持板6
2に一体的に形成された突出部62aがチエーン
57aの中央凹部と嵌合してこれを案内支持する
とともに、他の一体的に形成された突出部62b
が前記グリツパー41を取付ける取付け板64に
一体的に形成された係合鉤部64aとが係合し、
取付け板64を案内支持している。
チエーンコンベア57,57′の近傍外側所定
位置には左側、中央、右側の3個の可動ガイド部
材65,67および65′〜67′が設けられてい
る。各可動ガイド65,67,65′〜67′は、
ほぼ同様な構造をしており、該各可動ガイド部材
65,67,65′〜67′には、それぞれ3個ず
つのグリツパー41の後端が係合しており、例え
ば第7図に示すようにソレノイド68の作動によ
り、3個のグリツパー41は軸41aを中心に同
時に回転し、二点鎖線で示すようにその先端の凹
部41bを丸ゴム42から開放する。また、ソレ
ノイド63を不動作にすると3個のグリツパー4
1の先端凹部41bは丸ゴムベルト42に圧接す
る。グリツパー41の先端凹部41bと丸ゴムベ
ルト42との間でストレツチフイルムを挟持して
移送する。
前記チエーンコンベア57,57′のストレツ
チフイルム供給側端部、すなわちカツター43の
入口手前には、1個のグリツパー41を開閉させ
るグリツパー可動部材72,72′が設けられて
いる。グリツパー可動部材72,72′の構造は
ほぼ同じ構造であるのでグリツパー可動部材72
について説明する。グリツパー可動部材72は、
第8図に示すように、可動ガイド部材65とほぼ
同様な構造で、ただ、上押圧板72aおよび下押
圧板72bの幅寸法は、1個のグリツパー41を
開閉させるだけなので、小さくなつている。ソレ
ノイド73を励磁、消磁するすることによりグリ
ツパー41が軸41aを中心に回転して、その先
端凹部41bを丸ゴムベルト42から離隔しある
いは丸ベルトに圧接させる点も、可動ガイド部材
65と同様である。また、スプロケツト61′の
近辺には固定ガイド部材74,75が設けられて
いる。
チエーンコンベア57,57′がフイルム供給
端側のスプロケツトを回る時のグリツパー41の
開閉動作を図面を用いて説明する。第9図はチエ
ーンコンベア57のスプロケツト近辺の拡大平面
図であり、第10図はその拡大側面図、第11図
は同拡大正面図である。チエーンコンベア57
は、第10図の矢印E,Fに示すように回動す
る。チエーンコンベア57と共に移動してきかグ
リツパー41の後端は、固定ガイド部材74の先
端傾斜面74aに押され軸41aを中心に回動
し、その先端凹部41bが丸ゴムベルト42より
離隔する。スプロケツトの中央部分で固定ガイド
部材74と平行となる。回動が進み、固定ガイド
部材75の傾斜面75に接する部分にまで移動す
ると、グリツパー41の前端は固定ガイド部材7
5の傾斜面75aに押され、軸41aを中心に前
記と反対方向に回動し、固定ガイド部材74の中
央部で先端凹部41bが丸ゴムベルト42に当接
し、グリツパー可動部材72の下押圧板72bと
上押圧板72aの間へと進行して行く。
(フイルムの折り込み機構) 折り込み機構4は、第2図に示すように左折り
込み板21、右折り込み板22、前折り込み板2
3および後折り込みローラ24とを有し、これら
左右折り込み板21,22と前折り込み板23と
後折り込みローラ24とでエレベータヘツド17
で押し上げられた被包装物を通過させる開口部2
5を形成する。左折り込み板21および右折り込
み板22は、被包装物上を覆つたフイルムの左側
および右側の折り込みを行なうもので、開口部2
5に臨む辺の前面側角部をフイルムの抜けを良く
するため曲率半径の大きな円弧状とし後面側角部
を曲率半径の小さい円弧状に形成した平板であ
る。機枠10の上部両側には、開口部25に向け
た平行なガイドバー26,26′を各々設け、各
ガイドバー26,26,26′,26′に各々摺動
部材27,27,27′,27′を摺動自在に設
け、該摺動部材27,27,27′,27′の下部
にそれぞれ前記左折り込み板21および右折り込
み板22を取付ける。左折り込み板21はクラン
ク機構を介して駆動軸(図示せず)に連係され
る。左右折り込み21,22の近傍には(第14
図参照)枢軸118c,118c′を各々設け、各
枢軸118c,118c′には回転桿118b,1
18b′を回転自在に取付ける。該回転桿118
b,118b′の後端は、前記左右折り込み板2
1,22に回転自在に連係される。各回転桿11
8b,118b′とはリンク118に回転自在に連
係され、該リンク118により左折り込み板21
と右折り込み板22が各々同時に相反する方向、
すなわち開口部25の中心に向つて前進あるいは
中心から後退するようになつている。前折り込み
板23は、第2図に示すように開口部25に臨む
辺に前折り込みローラ23aを遊転自在に設けて
なる平板である。開口部25の両側機枠10には
側ガイドレール28,28′を各々配設し、該各
側ガイドレール28,28′に第1の摺動部材2
9,29′および第2の摺動部材30,30′を設
け各々摺動部材29,29′に前記折り込み板2
3をわたして取付ける。一方の摺動部材29と第
1駆動31とクランク機構33を介して連係し、
前折り込み板23が後折り込みローラ24に向つ
て前進あるいは後折り込みローラ24から後退さ
せるようになつている。クランク機構33は、第
1駆動軸31に固着した回転桿33bとを、枢軸
33cを介して回転自在に連係したものである。
摺動自在30,30′には、プツシヤ69が取
付けられ、第2駆動軸31′とクランク機構3
3′によつて、前折り込み板23と同様に後折り
込みローラ24に向つて前進あるいは後折り込み
ローラ24から後退させるようになつている。
(被包装物の搬出機構) 搬出機構5は、前記折り込み機構4により左右
および前のストレツチフイルムが折り込まれた被
包装物を押し出すプツシヤ69、該プツシヤ69
によつて押し出された被包装物を載置し幅寄せす
る幅寄せスライダー70、ヒートベルト71等に
より構成される。被包装物はプツシヤ69によつ
て押圧されることにより、後のストレツチフイル
ムは後折り込みローラ24により折り込まれる。
被包装物は、ヒートベルト71上に載置され、フ
イルムの溶着およびラベルの自動貼付けが行なわ
れた後に外部に搬出される。
次に上記包装物の各部を駆動する駆動系を説明
する。
(包装機の駆動系) 第12図は、上記包装機の駆動系を示す系統図
である。図中、16は、駆動系の駆動源をなす電
動機であり、該電動機16の回転軸に固定された
Vプーリー80から、減速機81の入力回転軸に
固定されたVプーリー82にVベルト83を介し
て動力が伝達される。前記減速機81の一方の出
力回転軸に後述する構造のスリツト円板84が固
定されており、このスリツト円板84に形成され
たスリツトの移動をセンサー85で検出して、包
装機の動力制御用のタイミング信号を得る、減速
機81の他の出力回転軸にはスプロケツト86が
固定されており、該スプロケツト86から包装機
の主駆動軸87に固定されたスプロケツト88に
チエーン89を介して動力が伝達される。前記主
駆動軸87には、スプロケツト90,91,92
が固定されており、さらに一端にはエレベータ上
下動カム93が固定されている。スプロケツト9
2は、チエーン94を介してプツシヤコンベア1
3のスプロケツト13cに動力を伝え、スプロケ
ツト91は、チエーン95を介してベルトコンベ
ア15の丸ゴムベルト15cに動力を与えるロー
ラ15bの回転軸に固定されたスプロケツト96
に動力を伝える。エレベータ上下動カム93は支
点97を中心に上下に駆動する駆動桿98を介し
てレバー19,19に上下動する動力を与えエレ
ベータヘツド17を上下動させる。また、スプロ
ケツト90はスプロケツト103〜106にチエ
ーン99,100,101,102を介して動力
を伝達する。スプロケツト103は、90度ベベル
ギア107を介して電磁クラツチブレーキ108
に動力を伝達し、該電磁クラツチブレーキ108
からチエーン109を介してフイルム繰り出し移
送機構2の駆動軸110に固定されたスプロケツ
ト111に動力を伝達する。これにより、ストレ
ツチフイルムを繰り出し供給する繰り出しベルト
39,39′,40,40′およびストレツチフイ
ルムの両端を挟持して移送する丸ゴムベルト4
2,42′、グリツパー41,41′が所定間隔で
取付けられたチエーンコンベア57,57′等が
駆動力を得て回転する。スプロケツト104は90
度ベベルギア112を介して電磁クラツチブレー
キ113に動力を伝達し、該電磁クラツチブレー
キ113は、前折り込み板23に動力を与える。
スプロケツト105は、90度ベベルギア114を
介して電磁クラツチブレーキ115に動力を伝達
する。該電磁クラツチブレーキ115は、排出プ
ツシヤ69に動力を伝える。また、スプロケツト
106は90度ベベルギア116を介して電磁クラ
ツチブレーキ117に動力を伝達し、該電磁クラ
ツチブレーキ117は、左右折り込み板21,2
2に開口部25の中心に向つて直進する駆動力お
よび中心から後退する駆動力を前記摺動部材2
7,27′やクランク機構118と連係して伝え
る。
上記のように包装機の駆動系を電磁クラツチブ
レーキ108,113,115,117を介在さ
せた互に独立した駆動手段で構成することによ
り、例えば、被包装物の転倒や詰まり等の事故に
より包装機を緊急停止した場合、制御盤のクラツ
チ解除ボタンをオンすることにより、電磁クラツ
チブレーキ108,113,115,117をそ
れぞれ解除すれば、フイルム繰り出し移送機構
2、折り込み機構4、搬出機構5を構成する各部
材は、手動で個々に動かすことができ、転倒した
り、詰まつたり被包装物の除去作業が簡単にな
り、運転再開までの時間が極めて短かくなる。
なお、上記実施例では、独立した駆動手段とし
て電動機16の動力を電磁クラツチブレーキ10
8,113,115,117を介在させて伝達す
る例を示したが、これら電動機16と各々の電磁
クラツチブレーキ108,113,115,11
7に替えてそれぞれ正逆転可能な電動機を用いそ
の回転方向を適宜選択することにより自動的に各
部材を動かすこともできる。
以上が、包装機の機械的構造およびその駆動系
の説明である。以下、包装機の制御装置について
説明する。
(制御装置の全体構成) 第1図は包装機の制御装置の構成を示すブロツ
ク図である。図中、実線は電気的に伝達される部
分を示し、点線は機械的に伝達される部分を示
す。制御装置は中央処理装置120、操作表示パ
ネル部121、タイミング調整部122、記憶部
123、入出力制御回路124、駆動制御部12
5、タイミング検出部126、プログラマブルタ
イマー127、被包装物大きさ検出部128から
構成される。
操作表示パネル部121は、中央処理装置12
0に各部の操作指令を発生する操作部121aと
中央処理装置120からの信号に基づいて各種検
出表示を行なう表示部121bとから構成され
る。
タイミング調整部122は、タイミング調整用
スイツチ122aとエンコーダ122bとから構
成され、左右折り込み板21,22、前折り込み
板23、排出用プツシヤ69等の包装機各部の作
動タイミングを調整するのに使用する。
記憶部123はリードオンメモリ(ROM)、
123aおよびランダムアクセスメモリ
(RAM)123bから構成され、ROM123a
には後述の基準タイミングや各種プログラムを格
納し、RAM123bには後述のタイミング補正
値等の各種データが格納される。
入出力制御回路124は、中央処理装置120
から信号を駆動制御部125やプログラマブルタ
イマー127に出力したり、タイミング検出部1
26からのタイミング信号、プログラマブルタイ
マー127および被包装物大きさ検出部128か
ら信号を中央処理装置120に入力するインター
フエイス制御回路である。
駆動制御部125は、駆動回路125a〜12
5jから構成される。駆動回路125aは電動機
16および減速機81から構成される主動力部1
29を駆動する回路、駆動回路125bはフイル
ム繰り出し移送機構2を駆動する電磁クラツチ1
08を励磁する回路、駆動回路125cは左右折
り込み板21,22を励磁す電磁クラツチ117
を励磁する回路、駆動回路125dは前折り込み
板23を励磁する電磁クラツチ113を励磁する
回路、駆動回路125eは排出プツシヤ69を駆
動する電磁クラツチを励磁する回路、駆動回路1
25fは左右可動ガイド部材65,65′,67,
67′を駆動し該可動ガイド部材65,65′,6
7,67′に係合するグリツパー41を開放させ
る回路、駆動回路125gは前側中央の可動ガイ
ド部材66′を駆動して該可動ガイド部材66′に
係合するグリツパー41を開放する回路、125
hは後側中央の可動ガイド部材66を駆動し該可
動ガイド部材66に係合するグリツパー41を開
放する回路、駆動回路125iは幅寄せスライダ
ー70を作動する駆動モータ130を起動する回
路、駆動回路125jはヒートベルト71を回動
させる駆動モータ131を起動する回路である。
タイミング検出部126は第12図の減速機8
1の回転軸に固定され、回転軸の回転と共に回転
するスリツト円板84とセンサー85から構成さ
れるタイミング信号発生器からの信号を検出する
部分で、包装機の左右折り込み板21,22、前
折り込み板23等の各作動部を駆動させれタイミ
ングの基準となるタイミング信号を検出する部分
である。
中央処理装置120は、タイミング検出部12
6からタイミング信号および後述する記憶部12
3のRAM123bの作動タイミングレジスタに
記憶されたデータに基づいて入出力制御回路12
4を通して各駆動回路125a〜125jに信号
を送信し、包装機の各部を所定のタイミングで駆
動する。以下上記各部分の構成およびその動作を
詳細に説明する。
(タイミング信号発生部) 第13図は減速機81の回転軸に固定されたス
リツト円板84の構造を示す図である。図示する
ように、スリツト円板84は、円板84aの同心
円上の一番外側にタイミング信号用のスリツト
TPAを設けその内側の同心円上にスリツトTPA
から所定の角度遅れた方向検出用のスリツト
TPBを設け、さらにスリツトTPBの内側の所定
の位置にゼロ点検出用のスリツトTPOを設ける。
これらのスリツトを貫通する光をセンサー85
(第12図参照)で検出し、タイミング検出部1
26に送る。
(タイミング検出部) 第14図はタイミング検出部126の構成を示
すブロツク図である。センサー85は各センサー
85a,85b,85cで構成され、それぞれス
リツトTPA,TPB,TPOらのタイミング信号
tpa、方向検出信号tpb、ゼロ検出信号tpoを検出
して波形整形用比較器A1,A2,A3に送る。
比較器A1からNタイミング信号tpaは過負荷検
出回路135、方向検出回路136および入出力
制御回路124に入力され、比較器A2からの方
向検出信号tpbは方向検出回路136に入力され
る。比較器A3からのゼロ検出信号tpoは入出力
制御回路124に入力される。また、過負荷検出
回路135の出力信号smおよび方向検出回路1
36の出力信号rmも入出力制御回路124に入
力される。
(方向検出) タイミング信号tpaと方向検出信号tpbの関係
は、第15図a,bに示すようになる。電動機1
6が正回転している場合は、同図aに示すように
タイミング検出信号tpaの立上がりがエツジでは
方向検出信号tpbはLレベルであり、電動機16
が逆回転している場合は、同図bに示すようなタ
イミング検出信号tpaの立上がりエツジでは方向
検出信号tpbはHレベルである。したがつてタイ
ミング信号tpaと方向検出信号tpbの上記関係を知
れば、電動機16が正回転あるいは逆回転かを検
出できる。
第16図、方向検出回路136の一例を示す図
で、方向検出回路136は、Dタイプフリツプフ
ロツプから構成され、D端子にはタイミグ信号
tpaが入力され、C端子には方向検出信号tpbが入
力される。このため、方向検出信号tpbの立ち上
り時においてタイミング信号tpaがHレベルのと
きには出力信号rmがHレベルとなり、方向検出
信号tpbの立ち上り時においてタイミング信号tpa
がLレベルのときには出力信号rmがLレベルに
なる。したがつて出力信号rmがHレベルのとき
は電動機16が正転、Lレベルのときは逆転とな
る。方向検出回路136の出力信号rmが入出力
制御回路124を経て中央処理装置120に入力
され、電動機16の逆転が検出された場合は、た
だちに電動機16を停止してエラー信号を発生
し、表示部121bに表示する。上記のように構
成することにより、包装機納入時、あるいは設置
場所移動時等、3相コンセントの結線と包装機の
3相モータの結線が合致しない場合でも、モータ
の逆回転をただちに検出し、モータを停止させる
から、包装機が損傷することなくなる。
(過負荷検出) 電動機16の始動時、定常回転前および定常回
転時のタイミング信号tpaおよび方向検出信号tpb
の関係を第17図に示す。図示するようにモータ
始動時、定常回転前、定常回転時よりタイミング
検出信号tpaの時間間隔がt1,t2,t3と変
化する。過負荷の場合この時間間隔t1,t2,
t3が長くなるので、この時間間隔t1,t2,
t3を監視することにより過負荷か否かを判定で
きる。
第18図は過負荷検出回路135の一例を示す
図である。過負荷検出回路135は、4個のタイ
マー回路TM1,TM2,TM3,TM4、制御
回路CS、マルチプレクサMlおよびオア回路OR
とから構成する。タイマー回路TM1,TM2,
TM3にはそれぞれの始動時、定常回転前、定常
回転時のタイミング信号の時間間隔t1,t2,
t3が設定される。各タイマー回路TM1,TM
2,TM3のS端子(セツト端子)には、スター
ト信号MSが入力され、R端子(リセツト端子)
にはタイミング信号tpaが入力される。タイミン
グ信号tpaの時間間隔t1,t2,t3以上であ
れば、それぞれタイマー回路TM1,TM2,
TM3から過負荷検出信号SM1,SM2,SM3
が出力され、タイマー回路TM4の指令により制
御回路CSはマルチプレクサMlを作動させ、オア
回路OR、入出力制御回路124を介して中央処
理装置120に過負荷検出信号SMを送る。過負
荷検出信号SMが入力された場合には、中央処理
装置120は、直ちに包装機を停止し、その旨を
表示部121bに表示する。上記のように構成す
ることにより、なんらかの原因で包装機に過負荷
が発生した場合でも包装機が自動的に停止される
ので包装機が損傷することがない。
なお、上記電動機16の逆転検出および過負荷
検出は、ハード的手段により検出する場合である
が、ソフト的手段により検出することも当然可能
であり、この場合には、上記過負荷検出回路13
5および方向検出回路136は必要なことにな
る。なお。ソフト的な手段により方向を検出する
には、タイミング信号tpaが入力されたとき、す
なわち、タイミング信号tpaの立ち上り時におい
て方向検出信号tpbがHかLかを判断することで
検出することができる。また過負荷を検出するに
は、タイミング信号tpaが入力される毎にタイマ
ーを起動し、次のタイミング信号tpaが入力され
た時に、タイマーで計測される時間が経過してい
る否かの判断を行なうようにすればよい。そし
て、上記タイマーの設定時間を電動機始動時、定
常回転前、および定常回転時でそれぞれ所定の値
に切替えるようにする。なお、上記実施例では、
スリツト円板84にタイミング信号用のスリツト
TPAと方向検出用のスリツトTPBの両方を設け
た場合であつたが、どちらか一方のスリツトだけ
でもタイミング信号tpaおよび方向検出信号tpbを
発生させることが可能である。この場合には、検
出用のセンサーをそれぞれ発生させる信号が所定
の位相関係となる位置に配設する。
(作動タイミング調整の概要) 上記構成の包装機は、工場内における組立作業
時において搬入機構1、フイルム繰り出し移送機
構2、エレベータ機構3、折り込み機構4、搬出
機構5の各作動部の作動するタイミングを総合的
に調整し、包装機が正常に動作するようにしなけ
ればならない。また、保守サービス時において
は、使用中の何らかの原因で各作動部のタイミン
グに狂いが生じた場合に正常に動作するように再
調整しなければならない。さらに被包装物の包装
仕上げを良くするためには、グリツパー可動部材
72の作動タイミング、左右折り込み板21,2
2、前折り込み板23の作動タイミング、可動ガ
イド部材65〜67,65′〜67′の作動タイミ
ング等を調整する必要がある。
電磁クラツチブレーキ117による左右折り込
み板21,22の作動タイミング、電磁クラツチ
ブレーキ113により前折り込み板23の作動タ
イミング、電磁クラツチブレーキ113による前
折り込み板23の作動タイミング、電磁クラツチ
ブレーキ115による排出プツシヤ69の作動タ
イミング、電磁クラツチブレーキ108によるフ
イルム繰り出し移送機構2の作動タイミング、グ
リツパー可動部材72によるグリツパー41の閉
開放タイミング、カツター43によりフイルムカ
ツトのタイミングおよび可動ガイド部材65〜6
7,65′〜67′を作動してフイルムクランプを
開放するタイミング等は、メーカーが組立調整作
業時あるいは保守サービス時に調整する。
また、カツター43によるフイルムカツトのタ
イミングおよび可動ガイド部材65〜67,6
5′〜67′を作動してフイルムクランプを開放す
るタイミング等は、ユーザーが被包装物の種類、
大きさ等を調整できるように構成する。この調整
は、被包装物の種類、大きさ等を光センサー等に
より検出して自動的になされるようにする。
上記実施例において、各作動部の基本となるメ
カニカルチヤートは、それぞれタイミング信号
tpaのカウント値を基準として設定される。例え
ば、上記実施例において、スリツト円板84は包
装機の1サイクルで1回転するように構成されて
おり、スリトTPAは12度毎、すなわち1個に計
30個(=360度/12度)設けられている。したが
つて、包装機の1サイクル中にタイミング信号
tpaは計30個発生されることになり、各作動部の
メカニカルチヤートは、このタイミング信号のカ
ウント値に基づいて、すなわちスリツト円板84
の回転角度に基づいて設定される。
(メーカー側の作動タイミング調整) 以下、各作動部の作動タイミング調整を、前折
り込み板23の動作を例に具体的に説明する。第
19図の実線は、上記のごとく設定された基本と
なるメカニカルチヤートを示す図であり、横軸は
タイミング検出部126からタイミング信号tpa
のカウント値TCを示す。前折り込み板23は、
タイミングFT1(TC=6)において後折り込み
ローラ24に向つて動作(以下「閉動作」と称す
る)をスタートさせ、タイミングFT2(TC=
15)においてその閉動作を終了しストツプする。
次にタイミングFT3(TC=18)において前折り
込み板23は元の位置に向つて作動(以下「開動
作」と称する)をスタートさせ、タイミングFT
4(TC=27)において開動作を終了する。前記
折り込み板の閉動作は電磁クラツチブレーキ11
3のクラツチコイルを励磁することにより行なわ
れ、ストツプは電磁クラツチブレーキ113のブ
レーキコイルを励磁することにより行なわれる。
いま、前折り込み板23の閉動作スタートのタ
イミングFT1、閉動作ストツプのタイミングFT
2、開動作スタートのタイミングFT3、開動作
ストツプのタイミングFT4をそれぞれ個別に調
整する場合を説明する。プリント基板上に所定の
位置に上記タイミングFT1〜FT4を調整するた
めのスイツチMSW1〜MSW4を設ける。この
スイツチMSW1〜MSW4はユーザーがあやま
つて操作する恐れのない場合であればプリント基
板に限定されるものではなく、ユーザーがあやま
つて操作するおそれのない場合にメンテナンス用
の操作部を設け、そこに設置してもよい。スイツ
チMSW1〜MSW4は、ダイヤル目盛−3〜+
3の7段階に切替え可能な切替スイツチである。
このスイツチMSW1〜MSW4の位置情報はエ
ンコーダ122bによつて所定の信号に変換され
中央処理装置120に入力される。
記憶部123のROM123aの所定の場所に
は、第21図aに示すように、前折り込み板23
の閉動作および開動作の基本タイミングFT1,
FT2,FT3,FT4のカウント値TC=6、15、
18、27をそれぞれ記憶する基本タイミング格納エ
リアTMaを設ける。また、記憶部123のRMA
123bには第21図bに示すように前記各基本
タイミングFT1′〜FT4′の調整後のカウント値
TCを記憶する調整タイミング記憶エリアTRMa
(以下(動作タイミングレジスタ」と称す)を設
ける。
CPU120は、上記ROM123aに記憶され
た各タイミングFT1〜FT4の各カウント値TC
から上記スイツチMSW1〜MSW4の位置情報
によつて指定される数値を加算あるいは減算し、
その演算後の数値を上記作動タイミングレジスタ
TRMaに書き込み記憶させる。すなわち前記ス
イツチMSW1〜MSW4をそれぞれ第20図に
示すように−1、−1、+1、+1にすると、中央
処理装置120は、前記ROM123aの基本タ
イミング格納エリアTMaに格納された基本タイ
ミングFT1〜FT4の各カウント値TC=6、15、
18、27からスイツチMSW1〜MSW4によつて
指定された数値を加算あるいは減算し、その演算
後の前折り込み板23の閉動作および開動作のタ
イミングFT1′〜FT4′のカウント値TC=5、
14、19、28を、RAM123bの動作タイミング
レジスタTRMaに書き込み記憶させる。このと
きメカニカルチヤートは第19図の点線で示され
るようになる。上記のごとく中央処理装置120
は、各スイツチMSW1〜MSW4が切替えられ
る毎にそれぞれのスイツチMSW1〜MSW4に
対応する動作タイミングレジスタTRMaの書き
換えを行なう。
以下、動作タイミングレジスタTRMaを基づ
いて各作動部の作動させる具体的な制御について
上記前折り込み板23を例として説明する。
第22図は上記制御の流れを示すフローチヤー
トを示す。説明の都合上、上記各タイミングFT
1′〜FT4′の各カウント値を記憶するレジスタ
をそれぞれレジスタTRMa1〜TRMa4とする。
このフローチヤートはこの発明の説明に必要な部
分のみ示してある。中央処理装置120は、待機
状態にあるとき、タイミング信号tpaのカウント
値TCが更新されたか否かを監視している(ステ
ツプ200)。カウント値TCの更新は、タイミング
信号tpaが入力される毎にタイミング信号tpaを割
り込み信号として、割り込み処理ルーチンで行な
う。この割り込み処理ルーチンでは更新したカウ
ント値TCをRAM123bの所定のエリアに設
けたカウント値レジスタTCAに書き込み記憶す
ると共に、カウント値TCが更新されたことを示
すフラグTCFをセツトする。したがつてステツ
プ200ではこのフラグTCFをチエツクしている。
このフラグがセツトされている場合にはカウント
値レジスタTCAの内容を中央処理装置120内
のアキユームレータレジスタAに読み出す(ステ
ツプ201)。次にアキユームレータレジスタAの内
容と、上記レジスタTRMa1の内容とを比較す
る(ステツプ202)。この比較結果が一致した場合
には、サブルーチンプログラムSUB1を実行す
る(ステツプ203)。このサブルーチンプログラム
SUB1は、前折り込み板23の動作を開始する
処理プログラムで、具体的には入出力制御回路1
24を介して駆動回路125dに制御信号を送り
電磁クラツチブレーキ113のクラツチコイルを
励磁する。ステツプ202において、比較結果が一
致しない場合には、アキユームレータレジスタA
の内容と上記レジスタTRMa2の内容とを比較
する(ステツプ204)。比較結果が一致した場合に
は、サブルーチンプログラムSUB2を実行する
(ステツプ205)。このサブルーチンプログラム
SUB2は、前折り込み板23の動作を停止させ
る処理プログラムで具体的には入出力制御回路1
24を介し駆動回路路125dに制御信号を送り
電磁クラツチブレーキ113のブレーキコイルを
励磁する。ステツプ204において比較結果が一致
しない場合には、アキユームレータレジスタAの
内容と上記TRMa3の内容とを比較する(ステ
ツプ206)。比較結果が一致した場合には、上記サ
ブルーチンプログラムSUB1を実行する(ステ
ツプ207)。比較結果が一致しない場合には、アキ
ユームレータレジスタAの内容と上記レジスタ
TRMa4の内容を比較する(ステツプ208)。比
較結果が一致した場合には、上記サブルーチンプ
ログラムプログラムSUB2を実行する(ステツ
プ209)。一致しない場合には次の処理を実行す
る。なお、上記の場合は、前折り込み板23につ
いてのみ説明したが、実際には調整対象となる作
動部のすべての作動タイミングに対しそれぞれ
ROM123aの基本タイミング格納エリアTMa
に基本となるカウント値TCを設定記憶すると共
に、これに対応する調整用の切替スイツチを設け
る。そして、上記基本となるカウント値と調整用
の切替スイツチとによつて決定される値をRAM
123bの所定エリアTRMaに設定された各動
作タイミングレジスタにそれぞれ書き込み記憶す
る。そしてカウント値TCが更新される毎に各作
動タイミングレジスタの内容との比較を行ない、
この結果一致した場合にはあらかじめ各作動タイ
ミングレジスタと関連して定められている各々の
処理を実行するように構成する。
以上は、メーカー側が組立作業、調査作業、保
守作業において、タイミング調整部122のタイ
ミング調整用のスイツチ122aを操作して、各
作動部の作動タイミングを調整する場合について
説明したが、上述したようにした各作動部の作動
タイミングの一部、例えば左右可動ガイド部材6
5,67,65′,67′を作動させるタイミング
やフイルム繰り出し移送機構2を停止させるタイ
ミング等は、操作表示パネル121に設けられて
いる操作部121aの調整用操作スイツチの操作
あるいは被包装物大きさ検出部128からの検出
情報によつて調整するように構成する。この場合
には、RAM123bの所定のエリアに第26図
に示すように作動タイミングレジスタTRMaの
外に、メーカーが調整したタイミング値を記憶す
る基本タイミングレジスタTRMbを設け、あら
かじめROM123aの基本タイミング格納エリ
アTMaに記憶されている基本タイミングカウン
ト値TCとメーカー操作用の調整用スイツチの位
置情報とで決定されたタイミング値を前記基本タ
イミングレジスタTRMbに記憶し、該基本タイ
ミングレジスタTRMbに記憶されたタイミング
値とユーザーが操作した操作部121aの調整用
スイツチ位置情報とで決定された作動タイミング
値を前記作動レジスタTRMaに記憶し、該作動
レジスタTRMaに記憶されたタイミング値で当
該作動部を制御する。
(ユーザー側の作動タイミング調整) 以下、ユーザー側のタイミング調整の具体例と
して左右ガイド部材65,67,65′,67′を
作動し、これに係合するグリツパー41,41′
を解放させる、いわゆるフイルム左右クランプ解
放タイミングの調整について説明する。
いま、フイルム左右クランプ解放タイミング
TC1の基本タイミングのカウント値TCを5と設
定したとすると、第23図に示すように、ROM
123aの基本タイミング格納エリアTMaに左
右クランプ解放タイミングTC1のカウント値TC
=5を記憶させる。また、タイミング調整部12
2に第24図に示すようなメーカー用の解放タイ
ミングTC1調整用のスイツチMSW5を設ける。
このスイツチMSW5は上記切替スイツチMS1
〜MS4と同様にダイヤル目盛−3〜+3の7段
階に切替可能な切替スイツチである。操作パネル
の操作部121aには第25図に示すようにユー
ザー用の左右クランプ解放タイミングTC1を調
整するための調整用操作スイツチUSW1を設け
る。フイルム解放タイミングが変化することで包
装フイルムの張り状態を調整できるため、操作ス
イツチUSW1は張り調整スイツチと呼ばれる。
フイルムの張りは解放タイミングのカウント値が
大きければ強くなり、小さければ弱くなる。調整
用操作スイツチUSW1はタイヤル目盛1〜5の
5段階切替えが可能であり、それぞれのダイヤル
の目盛はカウント値TCに加える数値と対応して
いるものとする。上記メーカー調整用スイツチ
MSW5に対応してRAM123bには、第26
図に示すように動作タイミングレジスタTMRa、
と準基本タイミングレジスタTMRbが設けられ
ている。準基本タイミングレジスタTMRbには、
第23図に示された基本タイミングレジスタ
TMaに格納された左右クランプ解放タイミング
TC1のカウント値5とメーカー調整用スイツチ
MSW5の位置情報−1とから、中央処理装置1
20で検定される準基本となる左右クランプ解放
タイミングTC1′のカウント値TC=4が格納さ
れ、動作タイミングレジスタTMRaには、前記
レジスタTMRbに格納されたカウント値TC=4
と調整用操作スイツチUSW1の位置情報3とか
ら、中央処理装置120で決定された左右クラン
プ解放タイミングTC1″のカウント値TC=7が
格納される。そして前述した場合と同様、動作タ
イミングレジスタTMRaに記憶されているカウ
ント値とカウント値レジスタTCAのタイミング
信号のカウント値が一致した時に左右ガイド部材
65,67,65′,67′を作動し、これに係合
するグリツパー41,41′を解放させる。この
ようにメーカー用の調整スイツチMSW5を調整
することにより、ユーザー用の調整用操作スイツ
チUSW1で調整することが可能なタイミング値
の範囲が変化する。
上記実施例装置を組立作業時において調整する
場合、次のように行なう。まず、機械的部分の組
立終了後、メーカー用の調整用スイツチMSWを
すべて「0」の目盛に設定し、ユーザー用の操作
スイツチMSWをすべて所定目盛、例えば「1」
にした状態で装置を動作させる。この場合、機械
的な条件、例えば加工精度、取付精度等が完全に
設計どうりになつていれば、装置はあらかじめ定
めたメカニカルチヤートのとおり動作し、特に調
整を必要としない。しかし実際には、加工あるい
は組立等にともなう製造上の誤差により、設計ど
おりには動作しないのが普通である。この場合に
は上記メーカーの調整スイツチMSWを操作する
ことで各部の動作タイミングを調整することにな
る。例えば、前折り込み板23の閉動作開始のタ
イミングが設計したタイミングより遅れる場合に
は、上記スイツチMSW1をマイナス方向に切替
える。そして再度装置を動作させて装置が設計ど
おりに正常に動作するか確認する。この操作を繰
り返すことで、スイツチMSW1の設定位置を決
定する。このようにして、タイミングが狂つてい
るすべての作動部について調整を行なう。
また、保守サービス時にも、上記と同様な方法
でタイミングの狂つている部分の調整を行なうこ
とができる。
上記のように、上記実施例の制御装置は、包装
機の各作動部の作動タイミングの調整を各種スイ
ツチの簡単な切替操作で電気的にしかもデイジタ
ル的に行なうことができるので、従来のように装
置作動部の複雑な機械的調整を必要とせず、タイ
ミング調整作業が極めて容易となる。また、調整
を要する各作動部の作動タイミングをそれぞれ独
立して調整できるから、ある一つの作動部のタイ
ミングを変化させても、それによつて他の作動部
のタイミングに影響を与えることがないので調整
作業が極めて単純化され、包装機を構成する各機
構の詳細な知識を必要とせず、調整作業を画一化
することが可能となる。
なお、上記実施例装置は、調整用切替スイツチ
の切替え位置情報を数値データとして使用し、
ROM123aに記憶されている基準タイミング
カウント値と該数値データとから、中央処理装置
120で演算処理することにより各作動部の作動
タイミングのカウント値TCを求め、該カウント
値TCをレジスタTRMa,TRMbに書込むように
構成したが、これに限定されるものではなく、上
記実施例の制御装置の説明から明らかなように、
要は調整用スイツチを操作することにより、調整
を必要とする作動部の調整された作動タイミング
のカウント値が得られ、該カウント値を作動タイ
ミングレジスタに書込むように構成されていれば
よい。例えば、第27図に示すようにROM12
3aの基本タイミング格納エリアTMaに、予め
各作動部の基本タイミング値として、調整するの
に必要なカウント値を調整スイツチMSW1′の
位置情報をアドレスとして全て記憶しておき、調
整用スイツチMSW1′を切替えることにより、
該記憶されたカウント値の中からいずれか一つを
選択してRAM123bの作動タイミングレジス
タTMRaに記憶するように構成してもよい。図
の例では、調整用スイツチMSW1′の「1」位
置情報でカウント値「6」を選択して作動レジス
タTRMaに該カウント値を記憶する。この場合
は、ROM123aの基本タイミング格納エリア
TMaに大きい容量を必要とするが、上記実施例
のように、作動部の作動タイミングとしてカウン
ト値を中央処理装置で演算処理して求める必要は
なくなる。
(タイミング信号間隔時間以下の作動タイミング
調整) また、上記実施例の場合、タイミング信号tpa
のカウント値を最小単位として制御するから、作
動タイミング調整幅が1カウントに限定されてし
まう。具体的には、上記例ではスリツト円板84
のスリツトTPAの間隔を12度にしてあるから、
スリツト円板84の1回転により30個のカウント
パルスが発生することになる。このため包装機の
1サイクルの時間(スリツト円板84が1回転す
る時間)を2秒に設定した場合には、最小調整幅
はタイミング信号tpaの1カウント=67m秒に限
定されてしまうことになる。従つてそれ以下の時
間幅の調整は不可能となる。そこで1カウント以
内でさらに調整を行なう必要がある場合は、タイ
マーを使用し、作動タイミングをタイミング信号
tpaのカウント値と該カウント値からの遅れ時間
を前記タイマーを用いて制定する手法を採用す
る。以下、1/2カウントの範囲で作動タイミング
を調整する場合について説明する。
第28図aに示すように調整用スイツチMSW
6のそれぞれの切替位置を、同図bに示すように
意味づけるものとして、RAM123bの作動タ
イミングレジスタTRMaには、カウント値TCを
記憶する部分と遅れ時間情報Tmを記憶する部分
とを設ける。いま、調整用スイツチMSW6に対
応してROM123aに記憶されている基本タイ
ミングのカウント値を「5」とすれば、調整用ス
イツチMSW6が第28図に示すように、切替位
置が「−1」にあるときには、カウント値TCを
記憶する部分には「4」(4=5−1)が書込ま
れ、また遅れ時間情報を記憶する記憶部分には
「1」が書込まれる。中央処理装置120は、タ
イミング信号tpaのカウント値TCが更新される毎
にそのカウント値TCと作動タイミングレジスタ
TRMaのカウント値を記憶する部分のカウント
値TCとを比較し、比較結果が一致したら、すな
わち図において、更新されたカウント値TCが
「4」である場合、遅れ時間情報Tmをチエツク
する。図示の場合は、遅れ時間情報は「1」であ
り、1/2カウント(=33msec)遅らせることを意
味しているので、中央処理装置120はプログラ
マブルタイマー127(第1図参照)33msecの
計数を開始させる。プログラマブルタイマー12
7は33msec経過した場合にその旨を知らせる割
り込み信号を中央処理装置120に送る。中央処
理装置120はこの信号が入力された場合に、上
記作動タイミングレジスタTRMaに対応する処
理プログラムを実行する。このように構成するこ
とで1/2カウントの幅で調整が行なわれる。なお、
上記実施例では、遅れ時間情報を調整用スイツチ
MSW6により設定した場合であつたが、ROM
123aにあらかじめ基本タイミングのデータと
してカウント値と遅れ時間情報を設定しておいて
も良いことはもちろんである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、包装機の
作動時間の調整を必要とする各作動部の基本とな
る動作開始タイミングや停止タイミングの作動時
間をタイミング信号発生手段からのタイミング信
号のカウント数を基準にデイジタル的に設定し、
この基本となる作動時間を包装物等の包装条件に
応じて調整して各作動部の各作動時間を決定する
から、下記のような優れた効果が得られる。
(1) 基本となる作動時間を包装条件に応じて調整
するので、包装機の各作動部の作動時間の設定
及び調整が容易にできる。
(2) 包装機の各作動部の作動時間の設定及び調整
がタイミング信号のカウント数を基準にデジタ
ル的に行なうので、従来のアナログ的設定及び
調整に比較し設定及び調整が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る包装機の制御装置の構成
を示すブロツク図である。第2図〜第4図は包装
機の構造を示す図で、第2図は平面図、第3図は
縦断正面図(第2図の矢印A方向から見た図)、
第4図は縦断側面図(第2図の矢印B方向から見
た図)である。第5図、第6図は同包装機のフイ
ルム繰り出し移送機構を示す図で、第5図は平面
図、第6図は側面図である。第7図はグリツパー
機構の断面図、第8図はグリツパー機構の断面図
(第5図A−A′線上断面図)、第9図はチエーン
コンベアのスプロケツト近辺を示す拡大平面図、
第10図はその拡大側面図、第11図は同拡大正
面図である。第12図は包装機の駆動系を示す系
統図である。第13図はスリツト円板の形状を示
す図、第14図はタイミング検出部の構成を示す
ブロツク回路図、第15図a,bはタイミングチ
ヤート、第16図は方向検出回路の構成を示す図
い、第17図はタイミング信号および方向検出信
号と負荷の状態の関係を示す図、第18図は過負
荷検出回路の構成を示す図である。第19図は前
折り込み板の動作を示すメカニカルチヤート、第
20図は調整用スイツチの形状を示す図、第21
図a,bはそれぞれROMおよびRAMのメモリ
フオーマツトを示す図、第22図は制御装置の動
作の一部を示すフローチヤート、第23図は
ROMのメモリフオーマツトを示す図、第24
図、第25図はそれぞれ調整用スイツチの形状を
示す図、第26図はRAMメモリフオーマツトを
示す図、第27図はROM RAMのメモリフオー
マツトと調整用スイツチとの関係を示す図、第2
8図a,bはそれぞれ調整用スイツチの形状とそ
の位置情報の定義を示す図、第29図は作動タイ
ミングレジスタの記憶フオーマツトを示す図であ
る。 図中、120……中央処理装置、121……操
作表示パネル部、122……タイミング調整部、
123……記憶部、124……入出力制御回路、
125……駆動制御部、126……タイミング検
出部、127……プログラマブルタイマー、12
8……被包装物大きさ検出部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定長さにカツトされたフイルムを移送機構
    によつて移送して包装機の所定位置に張設し、搬
    入機構により搬入された被包装物をエレベータ機
    構により該フイルム下から押上げ、該被包装物の
    上部を覆つた該フイルムの左右及び前後端を折り
    込み機構により前記被包装物の底部に折り込み該
    被包装物を該フイルムで包装する包装機の制御装
    置において、 前記包装機を駆動する主動力部の回転に同期し
    てタイミング信号を発生するタイミング信号発生
    手段と、 前記包装機を構成する作動及び停止を繰り返す
    作動部の内、動作開始タイミングや停止タイミン
    グの作動時間を調整する必要がある各作動部の基
    本となる作動時間を前記タイミング信号発生手段
    からのタイミング信号のカウント値として記憶す
    る基本タイミングデータ記憶手段と、 前記作動時間の調整を必要とする各作動部に対
    応して設けられた各作動部の前記基本となる作動
    時間を調整するための調整用操作手段と、 前記各動作部の調整された作動時間を記憶する
    作動時間データ記憶手段と、 前記基本タイミングデータ記憶手段からの基本
    となる作動時間を示すカウント値と前記調整用操
    作手段からの作動時間調整量に基づいて各作動部
    の作動時間を前記タイミング信号のカウント値と
    して決定し該カンウント値を前記作動時間データ
    記憶手段に記憶し、且つ前記タイミング信号発生
    手段からのタイミング信号をカウントし該カウン
    ト値と前記作動時間データ記憶手段に記憶された
    各作動部の作動時間を示すカウント値とを比較し
    その差が0又は所定値になつたら当該作動部を作
    動又は停止させる制御手段とを備えたことを特徴
    とする包装機の制御装置。 2 前記調整用操作手段はメーカー調整用の調整
    用操作手段とユーザー調整用の調整用操作手段を
    有し、 前記作動時間データ記憶手段はメーカー用の作
    動時間データ記憶手段とユーザー用の作動時間デ
    ータ記憶手段を有し、 前記制御手段は前記基本タイミングデータ記憶
    手段からの基本となる作動時間を示すカウント値
    と前記メーカー調整用の調整用操作手段からの作
    動時間調整量に基づいて各作動部の作動時間を前
    記タイミング信号のカウント値として決定し該カ
    ウント値を前記メーカー用の作動時間データ記憶
    手段に記憶すると共に、該メーカー用の作動時間
    データ記憶手段からの各作動部の作動時間を示す
    カウント値と前記ユーザー調整用の調整用操作手
    段の作動時間調整量に基づいてさらに各作動部の
    作動時間を前記タイミング信号のカウント値とし
    て決定し該カウント値を前記ユーザー用の作動時
    間データ記憶手段に記憶することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の包装機の制御装置。 3 前記作動時間データ記憶手段に記憶される作
    動時間データには、前記タイミング信号のカウン
    ト値で示す第1の作動時間データと該タイミング
    信号の間隔時間より小さいタイマーの時間で示す
    第2の作動時間データとが有り、 前記制御手段は前記タイミング信号発生手段か
    らのタイミング信号のカウント値と前記各作動部
    の第1の作動時間データのカウント値とを比較し
    その差が0又は所定値になつたら当該作動部の前
    記第2の作動時間データのタイマーの時間経過後
    当該作動部を作動させることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は2項記載の包装機の制御装
    置。
JP20474384A 1984-08-31 1984-09-29 包装機の制御装置 Granted JPS6181912A (ja)

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US06/769,100 US4674269A (en) 1984-08-31 1985-08-26 Wrapping machine
EP90200346A EP0374137B1 (en) 1984-08-31 1985-08-29 Method of wrapping articles in film and wrapping machine
DE8585306137T DE3582288D1 (de) 1984-08-31 1985-08-29 Umwickelmaschine.
DE90200346T DE3587648T2 (de) 1984-08-31 1985-08-29 Verfahren zum Einschlagen von Gegenständen in Folien sowie eine Einschlagmaschine.
EP85306137A EP0174161B1 (en) 1984-08-31 1985-08-29 Wrapping machine
SG986/91A SG98691G (en) 1984-08-31 1991-11-23 Wrapping machine

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