JPH0535879Y2 - - Google Patents

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JPH0535879Y2
JPH0535879Y2 JP8663488U JP8663488U JPH0535879Y2 JP H0535879 Y2 JPH0535879 Y2 JP H0535879Y2 JP 8663488 U JP8663488 U JP 8663488U JP 8663488 U JP8663488 U JP 8663488U JP H0535879 Y2 JPH0535879 Y2 JP H0535879Y2
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JP
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hole
vehicle
mirror device
wind noise
prevention structure
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のドアあるいはフエンダー等に
装着される車両用ミラー装置に関するものであつ
て、特に走行中にそのハウジング又は該ハウジン
グのベース部外面に設けたビス締め穴、水抜き穴
等で生ずる風切音を防止することを目的とする車
両用ミラー装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種のミラー装置には降雨時にそのベ
ース内に浸入した雨水を排出するための水抜き穴
やミラーユニツトを取付けるためのビス締め穴が
ベース部やミラーハウジングの下部に形成されて
いる。
車両の高速走行中に生ずる空気流がこのような
ミラー装置に前方より当ると、第8図に示す如く
水抜き穴等10の部分で空気の扱い出しによる風切
音が発生する。すなわち、ミラー装置に当つた空
気流が車両の後方に向つて流れる際に前記穴部1
0の内外で気圧差ができるため、空気の吸い出し
現象が起きて風切音が発生する。この風切音は穴
径が直径4〜6mm程度のとき、最大の音量を発生
することが実験により確認されている。そこで、
従来はこの風切音の発生をおさえるために穴径を
前記のものよりかなり大きくしたり、反対に小さ
くしたり、あるいはゴム栓状の部材(グロメツ
ト)で穴を塞ぐなどの対策が講じられていた。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、水抜き穴径を大きなものとすると装
置の体裁を害し、一方その径を小さなものにする
と、水抜き性能が低下する欠点がある。またグロ
メツト等を用いることはそれにより商品コストを
アツプさせることになるので好ましいものでな
い。
ここにおいて本考案は上記のような従来の問題
点を解決することが可能なミラー装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案はミラーハ
ウジング又はそのベース部外面に水抜き用穴又は
取付用ビス締め穴等の1又は複数個の穴部を設け
た車両用ミラー装置において、前記穴部の近傍で
かつその穴部より少なくとも車両前方側の位置
に、乱流形成用の凹部又は突出部を設けるように
したものである。
[作用] 上記のような構造のミラー装置を車両に取付け
て走行すると、前記凹部又は突出部がミラーハウ
ジング又はベース部外面を流れる空気流に対して
邪魔板ないし案内部材として作用する。そして前
記凹部又は突出部に当つて整流状態の空気流が乱
流となる結果、穴部内外の気圧差が小さくなり、
空気の吸い出しによる風切音発生をおさえること
ができる。
[実施例] 以下、本考案を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は全体を示した正面図、第2図はミラ
ーハウジングの要部縦断面図、第3図は同上平面
図を示したものである。すなわち、図において1
はミラーハウジングで、その内部にはミラーガラ
ス2を収容するスペースが形成されている。前記
ミラーハウジング1の少なくとも下壁には、流水
放出用の水抜き穴又はミラーユニツト取付用ビス
の締め付け調整穴3が1個又は複数個設けられて
いる。そしてこの穴部3の近傍でかつその穴部よ
り少なくとも車両前方側の位置に、該穴の下面よ
りも外側に突出する突出部4を設ける。この突出
部4は第2図の如く車両前方側より後方側に向つ
て膨らみ(肉厚)が大きくなり、かつなだらかな
流線形の傾斜外面をもつ堰の如く形成されてい
る。なお、この堰状突出部4は正面から見て穴部
3の外周前方側に半月状に形成されている(第3
図参照)。
上記の如く構成された本考案のミラー装置によ
れば、第2図に点線で示す如く突出部4の外面を
流れる整流状態の空気流は、堰状突出部4の端面
から穴部側へ一部巻込まれ、乱流となつて車両後
方側に流れ去る。したがつて穴部3の内外で気圧
差を生ずるようなことがなくなり、空気の吸い出
しによる風切音を防止することができる。
ところで、突出部の形状は第2〜3図の如く堰
状に形成することに限らず、第4図に示す如く穴
部3の周囲を座ぐりすることにより、穴部の前方
位置に突出部5を形成させても差支えない。因み
に第4図はベース部8に本考案の構造を適用した
例である。なお、この場合ベースの下面は外方に
向つて突出する湾曲面6としておくことが好まし
い。
第5図に示した例は、ベースの下面に外方に向
つて突出する屈曲部7を形成し、該屈曲部よりも
車両後方側の位置に穴部3を設けたものである。
因みにこの場合にあつても穴部3の周囲を座ぐり
して突出部5を形成しても差支えない。
第6図は穴部3の周りに、乱流形成用の凹部9
を形成させた例を示すものである。この凹部9は
第7図に示す如く穴部3より少なくとも車両前方
側に形成するものであるが、凹部の全周に設けて
も差支えない。なお、実施例の凹部は溝幅2〜5
mm、深さ1〜5mm程度の寸法を有する弓形状の溝
に形成されている。このような溝に代え、直径10
mm以上の開孔部を穴部3の前方に形成してもよ
い。このように本考案でいう凹部とは前記溝及び
開孔部を含む概念である。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案は穴部の近傍でかつ
その穴部より少なくとも車両前方の位置に乱流形
成用の凹部または突出部を設けてなるものである
から、車両走行中に生ずる空気流がハウジング又
はベース部の外面を流れ、前記凹部又は突出部に
当ると、調流状態の空気流ば凹部又は突出部によ
つて乱流となる結果、穴部内外の気圧差が小さく
なり、従つて空気の吸い出しによる風切音の発生
を防止することができ、しかも従来のように穴径
を小さくしたり、特別な部品で穴を塞ぐなどの手
法を採ることがないので、水切れを阻害したり、
特別の部品を用意してコストアツプを招くことが
ないなど優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す図で
あつて、第1図は全体を示した正面図、第2図は
ミラーハウシングの要部縦断面図、第3図は同上
平面図、第4図と第5図は本考案の変形例を示す
要部縦断面図、第6図は本考案の他の変形例を示
す要部断面図、第7図は同上平面図、第8図は従
来りミラーハウジングの要部縦断面図である。 1……ハウジング、2……ミラーガラス、3…
…穴部、4,5……突出部、6……湾曲部、7…
…屈曲部、8……ベース部、9……凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ミラーハウジング又はそのベース部外面に水
    抜き用穴又は取付用ビス締め穴等の1又は複数
    個の穴部を設けた車両用ミラー装置において、
    前記穴部の近傍でかつその穴部より少なくとも
    車両前方側の位置に、乱流形成用の凹部又は突
    出部を設けてなる風切音防止構造を有する車両
    用ミラー装置。 2 前記突出部は前記穴部の周囲に堰状に設けて
    なる第1項記載の風切音防止構造を有する車両
    用ミラー装置。 3 前記突出部は前記穴部周囲を座ぐりすること
    により形成してなる第1項記載の風切音防止構
    造を有する車両用ミラー装置。 4 ハウジング又はそのベース部外面に、外方に
    向つて突出する屈曲部が形成され、該屈曲部よ
    りも車両後方側の位置に1又は複数個の水抜き
    穴又はビス締め穴が形成されている第1項記載
    の風切音防止構造を有する車両用ミラー装置。 5 前記凹部は前記穴部の周りに設ける溝又は開
    孔部である第1項記載の風切音防止構造を有す
    る車両用ミラー装置。
JP8663488U 1988-07-01 1988-07-01 Expired - Lifetime JPH0535879Y2 (ja)

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JPH028650U JPH028650U (ja) 1990-01-19
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JP4050868B2 (ja) * 2000-12-21 2008-02-20 株式会社東海理化電機製作所 アウターミラー
JP2011034101A (ja) * 2005-04-08 2011-02-17 Murakami Corp 防曇装置および防曇ミラー装置

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JPH028650U (ja) 1990-01-19

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