JP3999187B2 - 超音波センサの実装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波センサの実装構造に関するもので、特に、自動車などの車両に搭載され、駐車時や旋回時において、車両と障害物との距離を検出するための超音波センサの実装構造に関する。
自動車などの車両に搭載され、駐車時や旋回時において、車両と障害物との距離を検出するための超音波センサが、例えば、特開2001-16694号公報(特許文献1)に開示されている。
図4(a),(b)は、特許文献1に開示された超音波センサとその実装構造を示す模式図で、図4(a)は正面図であり、図4(b)は超音波センサの軸方向における断面図である。
図4(a),(b)に示す超音波センサ90は、底面部21aに圧電振動子1が貼り付けられた内側筐体21を、ゴム等の振動吸収体3で覆い、鍔部22aを設けた外側筐体22に挿入した構造を有している。超音波センサ90は、図4(b)に示すように、車両のバンパ10に穴を開け、底面部21aを車両の外側に向けて、穴に勘合して装着される。
図4(a),(b)の超音波センサ90では、図4(b)に示すように、圧電振動子1により振動板をなす底面部21aを振動させて超音波を送信し、障害物にて反射した超音波を同じ圧電振動子1により受信して、その障害物を検出する。
特開2001-16694号公報
図4(a),(b)に示す超音波センサ90の実装構造では、図4(b)に示すように、外側筐体22の鍔部22aがバンパ10の外側に突出する。このため、超音波センサ90の存在を目立たないようにして見栄えを良くする目的にとっては、好ましい実装構造といえない。
一方、バンパ10の内側に超音波センサ90の固定用リブを設けて、超音波センサ90がバンパ10の外側に突出しないように実装することも可能である。しかしながらこのような実装を行なうと、見栄えは良くなるものの、超音波センサ90の筐体とバンパ10の隙間から水等が浸入する。このため、超音波センサ90の残響時間が増加したり、構成部品が劣化したりして、超音波センサ90の性能に悪影響を及ぼす。
そこで本発明は、見栄えの良い超音波センサの実装構造であって、水等の浸入により性能に悪影響が及ぶことのない超音波センサの実装構造を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、外面に露出する外板に穴を開け、筐体の底面部に圧電振動子が固定された超音波センサを、前記底面部を外側に向けて、前記穴に挿入して装着する超音波センサの実装構造であって、前記外板の内面に、前記超音波センサの固定用のリブが設けられ、当該リブに、振動吸収体を介して、前記超音波センサが固定され、前記超音波センサの鉛直下方にある外板、リブもしくは振動吸収体に、超音波センサの筐体と外板、リブもしくは振動吸収体との間に形成される、前記穴と当該穴に挿入される超音波センサとの間にできる隙間に連なる空間に連通する、水抜き穴が設けられてなることを特徴としている。
これによれば、外板の内面に固定用のリブを設けて、超音波センサが外板の外側に突出しないように固定することができる。これによって、超音波センサの存在が目立たなくなり、見栄えを良くすることができる。また、超音波センサと当該超音波センサが挿入される外板に開けられた穴と間にできる隙間に連なる空間に水が浸入しても、鉛直下方に設けられた水抜き穴の存在により、浸入した水が前記空間に留まることがない。このため、水の浸入による超音波センサ性能への悪影響を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、前記超音波センサの筐体が、前記底面部に連結する第1筒状側壁部と、前記第1筒状側壁部の外側に所定の間隔を空けて同軸状に配置され、前記底面部に連結する第2筒状側壁部とを有し、前記超音波センサが、前記第1筒状側壁部の内側における底面部に前記圧電振動子が固定された超音波センサであって、前記空間が、超音波センサの前記第2筒状側壁部と外板、リブもしくは振動吸収体との間に形成される空間であることを特徴としている。
上記の筐体構造を有する超音波センサは、底面部における第1筒状側壁部と第2筒状側壁部の間の位置で、振動板をなす第1筒状側壁部の内側における底面部の振動を遮断し、振動が外側の第2筒状側壁部に伝達するのを防止することができる。逆に言えば、底面部における第1筒状側壁部と第2筒状側壁部の間の位置で、外板と超音波センサの第2筒状側壁部との間に浸入する水等の外部の影響が遮断される。
請求項に記載の発明は、外面に露出する外板に穴を開け、筐体の底面部に圧電振動子が固定された超音波センサを、前記底面部を外側に向けて、前記穴に挿入して装着する超音波センサの実装構造であって、前記外板の内面に、前記超音波センサの固定用のリブが設けられ、当該リブに、振動吸収体を介して、前記超音波センサが固定され、前記外板に開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐシールが、外板の外面に貼り付けられてなることを特徴としている。
これによれば、前記と同様に、超音波センサが外板の外側に突出しないように固定することができるため、見栄えを良くすることができる。また、外板に開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐシールが外板の外面に貼り付けられるため、超音波センサと外板の隙間に水等が浸入することがない。従ってこれにより、水等の浸入による超音波センサ性能への悪影響を防止することができる。
請求項に記載の発明は、外面に露出する外板に穴を開け、筐体の底面部に圧電振動子が固定された超音波センサを、前記底面部を外側に向けて、前記穴に挿入して装着する超音波センサの実装構造であって、前記外板の内面に、前記超音波センサの固定用のリブが設けられ、当該リブに、振動吸収体を介して、前記超音波センサが固定され、前記外板に開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐ充填物が、外板と超音波センサの間に充填されてなることを特徴としている。
これによれば、前記と同様に、超音波センサが外板の外側に突出しないように固定することができるため、見栄えを良くすることができる。また、外板に開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐ隙間を塞ぐ充填物が、外板と超音波センサの間に充填されるため、超音波センサと外板の隙間に水等が浸入することがない。従って、これにより、水等の浸入による超音波センサ性能への悪影響を防止することができる。
請求項に記載の発明は、上記実装構造に用いられる前記超音波センサの筐体が、前記底面部に連結する第1筒状側壁部と、前記第1筒状側壁部の外側に所定の間隔を空けて同軸状に配置され、前記底面部に連結する第2筒状側壁部とを有し、前記超音波センサが、前記第1筒状側壁部の内側における底面部に前記圧電振動子が固定された超音波センサであることを特徴としている。
上記の筐体構造を有する超音波センサは、底面部における第1筒状側壁部と第2筒状側壁部の間の位置で、振動板をなす第1筒状側壁部の内側における底面部の振動を遮断し、振動が外側の第2筒状側壁部に伝達するのを防止することができる。逆に言えば、請求項2において説明したように、底面部における第1筒状側壁部と第2筒状側壁部の間の位置で、外板と超音波センサの第2筒状側壁部との間に浸入する水等の外部の影響が遮断される。このように、当該超音波センサは、外部の影響を受け難い超音波センサといえる。従って、当該超音波センサは、前記外板に開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐシールや充填物に対しても、それらの付加物による影響を受け難い超音波センサとなっている。このため、シールや充填物を付加しても、当該超音波センサの単体における性能と同等の性能を発揮させることができる。
請求項に記載のように、前記超音波センサの実装構造においては、超音波センサの底面部が、前記外板の外面から外に突出しないように、超音波センサが固定されることが好ましい。これにより、超音波センサの存在が目立たなくなり、外面の見栄えを良くすることができる。
請求項に記載のように、上記超音波センサの実装構造は、前記外板が、車両のバンパである場合に好適である。
バンパは、車両の最外部に突出する外板であり、車両と障害物との距離を検出するための超音波センサの取り付け部として好適である。しかしながら、バンパは、水やワックスの影響を最も受けやすい場所でもある。このようなバンパに対して、上記超音波センサの実装構造を採用することで、水等の浸入による超音波センサ性能への悪影響を防止することができ、車両の見栄えも良くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、自動車用のバックソナー又はコーナーソナーとして用いられる超音波センサの実装構造を示す模式図で、超音波センサの軸方向における断面図である。
図1に示す超音波センサ100は、アルミニウムからなる筐体2の底面部2aに圧電振動子1が貼り付けられた超音波センサである。超音波センサ100の筐体2は、底面部2aに連結する第1筒状側壁部2bと、第1筒状側壁部2bの外側に所定の間隔を空けて同軸状に配置され、底面部2aに連結する第2筒状側壁部2cとを有している。超音波センサ100の圧電振動子1は、第1筒状側壁部2bの内側における底面部2aに固定されている。尚、図の超音波センサ100において、符号4は超音波を吸収するためのスポンジ等からなる充填材であり、符号5はゴム製の振動吸収体である。また、符号6は、圧電振動子1の非装着側の端面と第1筒状側壁部2bにそれぞれ電気的に接続されているリード線である。
上記の筐体構造を有する超音波センサ100では、底面部2aにおける第1筒状側壁部2bと第2筒状側壁部2cの間の位置で、振動板をなす第1筒状側壁部2bの内側における底面部2aの振動が遮断される。従って、第1筒状側壁部2bの内側における底面部2aの振動は、外側の第2筒状側壁部2cへほとんど伝達しない。尚、第1筒状側壁部2bと第2筒状側壁部2cの間に位置する底面部2aの厚さtは、0.3mm程度である。
図1に示すように、超音波センサ100は、バンパ10に穴10hを開け、超音波センサ100の圧電振動子1が装着された底面部2aを車両の外側に向けて、穴10hに勘合して装着される。バンパ10の内面には、超音波センサ100の固定用のリブ10aが設けられている。超音波センサ100は、振動の伝達を遮断するゴム等の振動吸収体11を介して、リブ10aに固定される。図1のようにバンパ10に実装された超音波センサ100は、圧電振動子1により振動板をなす底面部2aを振動させて超音波を送信し、障害物にて反射した超音波を同じ圧電振動子1により受信して、その障害物を検出する。
図1に示す実装構造においては、超音波センサ100がバンパ10の外側に突出しないように固定されている。従って、外部に露呈する超音波センサ100の底面部2aをバンパ10と同色に塗装すれば、超音波センサ100の存在が目立たなくなり、車両の見栄えを良くすることができる。
一方、図1に示す実装構造においては、バンパ10に開けられた穴10hが大きいと、穴10hと超音波センサ100の底面部2aとの間に、隙間S1ができる。この隙間S1があると、超音波センサ100の筐体2とバンパ10および振動吸収体11との間に形成される空間S2に、外部から水、泥およびワックス等が浸入する。これに対して、図1の実装構造では、超音波センサ100の下方にある振動吸収体11とリブ10aに、空間S2に連通する水抜き穴12が設けられている。これによって、超音波センサ100とバンパ10の間の空間S2に水が浸入しても、水抜き穴12の存在により、浸入した水が超音波センサ100とバンパ10の空間S2に留まることがない。このため、超音波センサ100の性能低下や構成部品の劣化等、水の浸入による悪影響を防止することができる。
尚、図1に示す実装構造では、水抜き穴12が振動吸収体11とリブ10aを貫通している。これに限らず、空間S2に連通する水抜き穴12は、外部に水が排出されるように、振動吸収体11のサイズと配置に応じて、超音波センサの下方にあるバンパ10、リブ10aもしくは振動吸収体11のいずれか、もしくはそれらの組み合せを貫通して設けられる。
また、上記したように、超音波センサ100では、底面部2aにおける第1筒状側壁部2bと第2筒状側壁部2cの間の位置で、振動が外側の第2筒状側壁部2cに伝達するのを防止している。逆に言えば、同じ位置で、バンパ10と超音波センサ100の第2筒状側壁部2cとの間に浸入する水やワックス等の外部の影響が遮断される。このため、超音波センサ100は外部の影響を受け難い超音波センサとなっている。従って、2重の筒状側壁部2b,2cを有する超音波センサ100は、一般的な1重の筒状側壁部を有する超音波センサに較べて、水、泥およびワックス等が浸入し易い図1の実装構造に用いて好適である。
(第2の実施形態)
第1実施形態の超音波センサの実装構造は、超音波センサの筐体と外板、リブもしくは振動吸収体との間に形成される空間に連通する、水抜き穴が設けられた実装構造であった。第2の実施形態は、バンパに開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐシールが、バンパの外面に貼り付けられてなる実装構造に関する。以下、本実施形態について、図に基づいて説明する。
図2は、本実施形態における超音波センサの実装構造を示す模式的な断面図である。尚、図2の実装構造において、図1と同様の部分については同一の符号を付け、その説明は省略する。
図2に示す超音波センサ100は、図1の超音波センサ100と同じものである。図1の超音波センサ100の実装構造では、超音波センサ100とバンパ10との間の空間S2に連通する水抜き穴12が、超音波センサ100の下方にある振動吸収体11とリブ10aに設けられていた。一方、図2に示す超音波センサ100の実装構造においては、バンパ10に開けられた穴10hと超音波センサ100の底面部2aとの隙間S1を塞ぐシール13が、隙間S1を跨ぐようにして、バンパ10の外面に貼り付けられている。シール13には、薄い樹脂フィルムや、アルミニウム等の薄い金属フィルムが好適である。
図2に示す実装構造においても、超音波センサ100がバンパ10の外側に突出しないように固定されている。図2に示す実装方法では、超音波センサ100はシール13に隠される。従って、シール13を十分に薄くして、シール13の色をバンパ10と同色にすれば、シール13の存在は目立たなくすることができる。従って、図2の実装方法を用いても、車両の見栄えを良くすることができる。尚、シール13をバンパ10と同色にすることは、第1実施形態における超音波センサ100の底面部2aをバンパ10と同色に塗装するより容易であり、低コストである。
また、図1の実装構造では、超音波センサ100とバンパ10の間の空間S2に浸入した水を水抜き穴12により排出して、水の浸入による超音波センサ100への悪影響を防止していた。一方、図2の実装構造では、シール13が、バンパ10に開けられた穴10hと超音波センサ100の底面部2aとの隙間S1を塞いで、バンパ10の外面に貼り付けられている。このため、超音波センサ100とバンパ10の隙間S1に水,泥およびワックスが浸入することがない。従ってこれにより、水等の浸入による超音波センサ性能への悪影響を防止することができる。
尚、第1実施形態で説明したように、超音波センサ100では、底面部2aにおける第1筒状側壁部2bと第2筒状側壁部2cの間の位置で、振動が外側の第2筒状側壁部2cに伝達するのを防止している。このため、逆に、同じ位置で外部の影響が遮断され、超音波センサ100は水やワックス等の外部の影響を受け難い超音波センサとなっている。超音波センサ100のような2重の筒状側壁部2b,2cを有しない一般的な超音波センサの場合には、図2のように振動板である底面部2aとバンパ10をシール13で繋ぐと、残響時間が増加して検出精度が低下するため好ましくない。一方、上記の筐体構造を有する超音波センサ100では、水やワックスだけでなく、バンパ10に開けられた穴10hと底面部2aとの隙間S1を塞ぐシール13に対しても、その影響を受け難い超音波センサとなっている。2重の筒状側壁部2b,2cを有する超音波センサ100は、外側にある第2筒状側壁部2cの振動が非常に小さく、筐体2の底面部2aとバンパ10をシール13で繋いでも、残響時間がほとんど増大しない。このため、シール13を付加しても、超音波センサ100の単体における性能と同等の性能を発揮させることができる。
(第3の実施形態)
第2実施形態の超音波センサの実装構造は、バンパに開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐシールが、車両の外面に貼り付けられてなる実装構造であった。第3の実施形態は、バンパに開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐ充填物が、バンパと超音波センサの間に充填されてなる実装構造に関する。以下、本実施形態について、図に基づいて説明する。
図3は、本実施形態における超音波センサの実装構造を示す模式的な断面図である。尚、図3の実装構造において、図2と同様の部分については同一の符号を付け、その説明は省略する。
図3に示す超音波センサ100は、図2の超音波センサ100と同じものである。図2の超音波センサ100の実装構造では、バンパ10に開けられた穴10hと超音波センサ100の底面部2aとの隙間S1を塞ぐシール13が、隙間S1を跨ぐようにして、バンパ10の外面に貼り付けられていた。一方、図3に示す超音波センサ100の実装構造においては、バンパ10に開けられた穴10hと超音波センサ100の底面部2aとの隙間S1を塞ぐ充填物14が、バンパ10と超音波センサ100の間に充填されている。充填物14には、樹脂やゴム等が好適である。
図3に示す実装構造においても、超音波センサ100がバンパ10の外側に突出しないように固定されている。従って、外部に露呈する超音波センサ100の底面部2aと充填物14をバンパ10と同色に塗装すれば、超音波センサ100の存在が目立たなくなり、車両の見栄えを良くすることができる。
また、図3の実装構造では、図2の実装構造におけるシール13の替わりに、充填物14が、バンパ10に開けられた穴10hと超音波センサ100の底面部2aとの隙間S1を塞いで、バンパ10と超音波センサ100の間に充填されている。このため、図3の実装構造においても、超音波センサ100とバンパ10の隙間S1に水,泥およびワックスが浸入することがない。従ってこれにより、水等の浸入による超音波センサ性能への悪影響を防止することができる。
尚、第2実施形態で説明したように、超音波センサ100では、底面部2aにおける第1筒状側壁部2bと第2筒状側壁部2cの間の位置で、振動が外側の第2筒状側壁部2cに伝達するのを防止している。このため、上記の筐体構造を有する超音波センサ100では、水やワックスだけでなく、バンパ10に開けられた穴10hと底面部2aとの隙間S1を塞ぐ充填物14に対しても、その影響を受け難い超音波センサとなっている。2重の筒状側壁部2b,2cを有する超音波センサ100は、外側にある第2筒状側壁部2cの振動が非常に小さく、筐体2の底面部2aとバンパ10をシール13で繋いでも、残響時間がほとんど増大しない。このため、シール13を付加しても、超音波センサ100の単体における性能と同等の性能を発揮させることができる。また、充填物14は、バンパ10に開けられた穴10hに対して、超音波センサ100の芯ずれを抑制する効果も有している。
(他の実施形態)
上記の各実施形態では、いずれも、超音波センサが車両のバンパに実装される例を示した。バンパは、車両の最外部に突出する外板であり、車両と障害物との距離を検出するための超音波センサの取り付け部として好適である。逆に、バンパは、水やワックスの影響を最も受けやすい場所でもある。このようなバンパに対して、上記超音波センサの実装構造を採用することで、水等の浸入による超音波センサ性能への悪影響を防止することができ、車両の見栄えも良くすることができる。
上記した超音波センサの実装構造は、車両のバンパに限らず、車両の外面に露出する任意の外板に適用することができる。車両の外面に露出する外板であれば、上記の実装構造は、見栄えの良い超音波センサの実装構造であって、水等の浸入により性能に悪影響が及ぶことのない超音波センサの実装構造となる。また、車両の外面に露出する外板に限らず、超音波センサを家の外面に露出する外板(外壁)等に実装する場合にも好適である。
本発明の第1実施形態における超音波センサの実装構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態における超音波センサの実装構造を示す断面図である。 本発明の第3実施形態における超音波センサの実装構造を示す断面図である。 従来の超音波センサとその実装構造を示す模式図で、(a)は正面図であり、(b)は超音波センサの軸方向における断面図である。
符号の説明
100 超音波センサ
1 圧電振動子
2 筐体
2a 底面部
2b 第1筒状側壁部
2c 第2筒状側壁部
4 充填材
5 振動吸収体
6 リード線
10 バンパ(外板)
10h 穴
10a リブ
11 振動吸収体
12 水抜き穴
13 シール
14 充填物
S1 隙間
S2 空間

Claims (7)

  1. 外面に露出する外板に穴を開け、
    筐体の底面部に圧電振動子が固定された超音波センサを、前記底面部を外側に向けて、前記穴に挿入して装着する超音波センサの実装構造であって、
    前記外板の内面に、前記超音波センサの固定用のリブが設けられ、
    当該リブに、振動吸収体を介して、前記超音波センサが固定され、
    前記超音波センサの鉛直下方にある外板、リブもしくは振動吸収体に、
    超音波センサの筐体と外板、リブもしくは振動吸収体との間に形成される、前記穴と当該穴に挿入される超音波センサとの間にできる隙間に連なる空間に連通する、水抜き穴が設けられてなることを特徴とする超音波センサの実装構造。
  2. 前記超音波センサの筐体が、
    前記底面部に連結する第1筒状側壁部と、
    前記第1筒状側壁部の外側に所定の間隔を空けて同軸状に配置され、前記底面部に連結する第2筒状側壁部とを有し、
    前記超音波センサが、前記第1筒状側壁部の内側における底面部に前記圧電振動子が固定された超音波センサであって、
    前記空間が、超音波センサの前記第2筒状側壁部と外板、リブもしくは振動吸収体との間に形成される空間であることを特徴とする請求項1に記載の超音波センサの実装構造。
  3. 外面に露出する外板に穴を開け、
    筐体の底面部に圧電振動子が固定された超音波センサを、前記底面部を外側に向けて、前記穴に挿入して装着する超音波センサの実装構造であって、
    前記外板の内面に、前記超音波センサの固定用のリブが設けられ、
    当該リブに、振動吸収体を介して、前記超音波センサが固定され、
    前記外板に開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐシールが、外板の外面に貼り付けられてなることを特徴とする超音波センサの実装構造。
  4. 外面に露出する外板に穴を開け、
    筐体の底面部に圧電振動子が固定された超音波センサを、前記底面部を外側に向けて、前記穴に挿入して装着する超音波センサの実装構造であって、
    前記外板の内面に、前記超音波センサの固定用のリブが設けられ、
    当該リブに、振動吸収体を介して、前記超音波センサが固定され、
    前記外板に開けられた穴と超音波センサの底面部との隙間を塞ぐ充填物が、外板と超音波センサの間に充填されてなることを特徴とする超音波センサの実装構造。
  5. 前記超音波センサの筐体が、
    前記底面部に連結する第1筒状側壁部と、
    前記第1筒状側壁部の外側に所定の間隔を空けて同軸状に配置され、前記底面部に連結する第2筒状側壁部とを有し、
    前記超音波センサが、前記第1筒状側壁部の内側における底面部に前記圧電振動子が固定された超音波センサであることを特徴とする請求項3または4に記載の超音波センサの実装構造。
  6. 前記超音波センサの底面部が、前記外板の外面から外に突出しないように、超音波センサが固定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の超音波センサの実装構造。
  7. 前記外板が、車両のバンパであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の超音波センサの実装構造。
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