JPH05342793A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH05342793A
JPH05342793A JP4174890A JP17489092A JPH05342793A JP H05342793 A JPH05342793 A JP H05342793A JP 4174890 A JP4174890 A JP 4174890A JP 17489092 A JP17489092 A JP 17489092A JP H05342793 A JPH05342793 A JP H05342793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
metal plate
recess
disc
curable resin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4174890A
Other languages
English (en)
Inventor
Daiki Kobayashi
大樹 小林
Kenji Takahashi
賢二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4174890A priority Critical patent/JPH05342793A/ja
Publication of JPH05342793A publication Critical patent/JPH05342793A/ja
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂からなるディスク基板とチャッキン
グ用の金属プレートとの熱膨張率の相違に起因して生ず
るディスク基板の歪みや複屈折を防止する。 【構成】 ディスク基板21の金属プレート収納用の凹
部27の周縁に被着され、紫外線硬化される高粘度の紫
外線硬化型樹脂30により、上記凹部27に配された金
属プレート26をディスク基板21に対し遊離させた状
態で保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報信号の記録媒体と
して用いられる光ディスクに関し、特に、磁気吸引力を
利用してディスク回転駆動機構のディスクテーブルにチ
ャッキングされる光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として光ディ
スクが用いられている。この光ディスクは、情報信号の
高密度記録が可能であって、極めて小径のものが提案さ
れている。例えば、光ディスクにあっては、直径を64
mm以下となす小径のものが提案されている。
【0003】このように小径であって、高密度記録が可
能となされた光ディスクは、ディスク回転駆動機構に装
着されて高速で回転操作される。そして、高速で回転操
作された状態で、光ディスクの一主面に形成された信号
記録層に設けられた記録トラックに、光ピックアップか
ら出射される光ビームを照射するとともに、磁気ヘッド
によって外部磁界を印加することによって所望の情報信
号の記録が行われる。
【0004】このように高速で回転操作されながら記録
トラックに光ビームを正確に照射するためには、光ディ
スクは、ディスク回転駆動機構のディスクテーブルに確
実に一体化されるとともに、このディスクテーブルに対
して高精度に位置決めが図られて装着される必要があ
る。
【0005】ところで、光ディスクをディスクテーブル
に確実に一体化し、且つディスクテーブルに対して高精
度に位置決めして装着するため、光ディスクの中心部に
配設された金属プレート等からなるチャッキング用の磁
性プレートを、上記光ディスクをディスクテーブル上に
載置させた状態でディスクテーブルに配設したマグネッ
トで吸引し、上記光ディスクをディスクテーブル上に装
着するようにしたディスク装着方式が提案されている。
【0006】このマグネットの吸引力を利用したディス
ク装着方式に用いられる光ディスク1は、図6に示すよ
うに、光ディスク1の中心部に穿設されたたセンター穴
2を閉塞するように上記光ディスク1の一方の主面側に
磁性部材である金属プレート3を配設して構成されてい
る。一方、光ディスク1を回転駆動するディスク回転駆
動機構4は、スピンドルモータ5の回転駆動軸6に一体
的にディスクテーブル7が取付けられるとともに、回転
駆動軸6の先端側にマグネット保持体8を介してマグネ
ット9が一体的に取付けられている。また、上記ディス
クテーブル7の中央部には、このディスクテーブル7の
中央部に形成された収納部10に収納されるようにして
センタリング部材11がコイルバネ12に付勢されて回
転駆動軸6の軸方向に移動可能にに取付けられている。
【0007】そして、光ディスク1は、図6に示すよう
に、センター穴2をセンタリング部材11に挿入係合さ
せるとともに上記センター穴2の周縁をディスクテーブ
ル7によって支持されてこのディスクテーブル7上に載
置される。このとき金属プレート3がマグネット9に吸
引されることにより、光ディスク1はディスクテーブル
7に一体化されて装着される。また、光ディスク1は、
ディスクテーブル7上に載置されるとき、センタリング
部材11が回転駆動軸6の軸方向に移動されながらセン
ター穴2に進入係合することにより、上記光ディスク1
の回転中心を回転駆動軸6の軸心に一致させて上記ディ
スクテーブル7上に装着される。
【0008】このように、光ディスク1に配設した金属
プレート3を、ディスクテーブル7のマグネット9によ
り吸引するとともに、センタリング部材11を用いて芯
出しを図って光ディスク1をディスクテーブル7上に載
置することにより、上記光ディスク1は、ディスクテー
ブル7に確実に一体化され、このディスクテーブル7に
対し高精度に位置決めが図られてる装着が行われる。ま
た、光ディスク1をディスクテーブルに一体化し位置決
めを図って装着させるチャッキング機構も簡素化される
ものである。
【0009】なお、小径であって、情報信号の高密度記
録が可能となされた上記光ディスク1は、図6に示すよ
うに、ディスクカートリッジ13に収納され、このディ
スクカートリッジ13に収納されたままの状態でディス
ク回転駆動機構4に装着される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先に提案さ
れている光ディスクに配設される金属プレートは、光デ
ィスクの透明なポリカーボネート樹脂等の合成樹脂によ
り形成されたディスク基板に対し両面接着テープ等の接
着材料を用いて、ディスク基板上で位置ずれを生じない
ように固定されて取付けられている。
【0011】しかし、金属プレートと合成樹脂からなる
ディスク基板の熱膨張率が著しく相違するため、上述の
ような接着材料を用いて金属プレートをディスク基板に
接合した場合、環境温度が変化して上記金属プレート及
びディスク基板が膨張又は収縮を繰り返すと、金属プレ
ートがディスク基板から剥離してしまうという問題点が
ある。また、金属プレート及びディスク基板が膨張又は
収縮を繰り返しても剥離を生じないように強固に接合し
てしまうと、環境温度の変化によりディスク基板に歪み
を発生させ、ディスク基板の内部にいわゆる複屈折を生
じさせ、上記ディスク基板面に形成された信号記録層に
対し良好な記録再生特性をもって情報信号の記録再生を
行うことができなくなってしまう。
【0012】そこで、本発明は、両面接着テープ等の接
着剤を用いて固定するようなことなくチャッキング用の
磁性部材である例えば金属プレートのディスク基板への
取付けを行うことを可能となし、歪み等に起因する複屈
折をディスク基板に生じさせることがなく、良好な記録
再生特性を維持できるとともに、金属プレートのディス
ク基板に対する取付けが容易で生産性の向上を達成でき
る光ディスクを提供することを目的に提案されたもので
ある。
【0013】
【課題を達成するための手段】本発明に係る光ディスク
は、上述したような目的を達成するため、磁性を有する
金属プレート等の磁性部材と、この磁性部材が配設され
る凹部が形成された光透過性を有するディスク基板とを
備え、上記ディスク基板の凹部の周縁に被着される高粘
度の紫外線硬化型樹脂により、上記凹部に配された上記
磁性部材を上記ディスク基板に対し遊離させた状態で保
持させるように構成したものである。
【0014】
【作用】本発明に係る光ディスクは、ディスク基板の凹
部の周縁に被着され、紫外線硬化される高粘度の紫外線
硬化型樹脂により、凹部に配された磁性部材がディスク
基板に対し遊離させた状態で保持されるので、環境温度
の変化による熱膨張率の相違による伸縮の影響が磁性部
材とディスク基板との間で遮断される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る光ディスクの具体的な実
施例を図面を参照して説明する。本発明に係る光ディス
ク20は、は、図1に示すように、ポリカーボネート樹
脂等の光透過性を有する合成樹脂を成形して形成された
円盤状をなすディスク基板21を有する。このディスク
基板21の一方の主面21a側には、所望の情報信号が
記録される情報信号記録層が被着形成されている。そし
て、上記ディスク基板21は、情報信号記録層が被着形
成される一方の主面21aと対向する他方の主面21b
を信号書込み読出し面となし、この信号書込み読出し面
側から信号記録層に光ビームを照射することによって情
報信号の記録再生が行われる。
【0016】そして、ディスク基板21の中央部には、
図1及び図2に示すように、前述したディスク回転駆動
機構4を構成するディスクテーブル7の中心部に配設さ
れるセンタリング部材11が係合するセンター穴22が
穿設されている。また、上記ディスク基板21の他方の
主面側には、上記センター穴22を囲んで円筒状をなす
膨出部23が図2に示すように突設されている。この膨
出部23は、肉薄の光ディスク21に穿設されたセンタ
ー穴22の深さを深くなし、このセンター穴22に対す
るセンタリング部材11の係合量を十分に保証するよう
になすために設けられてなるものである。
【0017】なお、上記膨出部23の先端面は、この光
ディスク21をディスクテーブル7に載置したとき、こ
のディスクテーブル7によって支持される載置基準面2
5となされる。
【0018】さらに、ディスク基板21の他方の主面側
には、この光ディスク20をディスクカートリッジに収
納したとき、このディスクカートリッジに開口されるデ
ィスクテーブル挿入穴を囲むように設けられる規制突起
と係合し、上記光ディスク21のディスクカートリッジ
内での収納位置を規制する位置規制突起24が図2に示
すように係合部23を囲むようにして突設されている。
【0019】そして、上記ディスク基板21の一方の主
面側であって、センター穴22に対応する中央部には、
このセンター穴22を囲むように、ディスクテーブル7
側に配設されるマグネット9に吸引される磁性部材であ
る磁性材料により形成された金属プレート26が収納配
置される金属プレート収納用の凹部27が形成されてい
る。この凹部27は、ここに金属プレート26を収納配
置したとき、上記金属プレート26との間にわずかの間
隙が生ずるように上記金属プレート26の外径R1 より
稍々大きな径R2 をもって形成されている。
【0020】また、上記金属プレート収納用の凹部27
は、ここに収納配設される金属プレート26の厚さW1
に比し深い深さD1 をもって形成されている。すなわ
ち、金属プレート収納用の凹部27は、金属プレート2
6を遊嵌し得るに足る大きさ及び深さをもって形成され
てなる。
【0021】なお、金属プレート収納用の凹部27の底
面側の内周には段部28が形成されている。この段部2
8は、ディスク基板21を射出成形する際に生ずるラン
ナー部を切断するの逃げ部として機能するものでる。す
なわち、上記段部28を設けることにより、上記ランナ
ー部を切断する際センター穴22や金属プレート収納用
の凹部27の成形精度に影響しないようにするためのも
のである。
【0022】そして、ディスク基板21に形成した金属
プレート収納用の凹部27内に収納配設された金属プレ
ート26は、上記凹部27の周縁にこの凹部27の内方
に突出するように被着され、紫外線により硬化された高
粘度の紫外線硬化型樹脂30により、上記凹部27内に
保持されてなる。
【0023】上記紫外線硬化型樹脂30は、金属プレー
ト収納用の凹部27の周縁において、ディスク基板21
の一方の主面側に漏出することなく被着されてなるもの
であって、上記凹部27の内周面29に被着される。こ
れは、ディスク基板21の一方の主面側に紫外線硬化型
樹脂30の突出部が形成され、ディスク基板21の一方
の主面に平滑度を阻害しないようにするためである。
【0024】また、紫外線硬化型樹脂30は、金属プレ
ート収納用の凹部27内の金属プレート26に接触する
ことなく、そして少なくとも上記金属プレート26の外
周縁上に突出するように被着される。この紫外線硬化型
樹脂30は、紫外線が照射されることにより硬化され
る。この紫外線の照射は、紫外線照射用ファイバーを紫
外線硬化型樹脂30の被着部分に対向させて行われる。
【0025】上述のように、紫外線硬化型樹脂30を金
属プレート収納用の凹部27の周縁に被着して硬化させ
ることにより、この凹部27内に収納配設された金属プ
レート26は、上記凹部27内に上記紫外線硬化型樹脂
30を硬化させて形成した突出部との間に所定の間隙D
2 を有し、ディスク基板21に対し遊離された状態で保
持される。
【0026】ところで、ここに用いる紫外線硬化型樹脂
30は、金属プレート収納用の凹部27の内周面29に
被着したとき、硬化前に上記凹部27内の金属プレート
26側に垂れ下がらないような高粘度のものが用いら
れ、例えば70万cP程度の粘性を有するものが用いら
れる。
【0027】また、上述の実施例では、紫外線硬化型樹
脂30は、硬化されたときにリング状の突出部を形成す
るように、金属プレート収納用の凹部27の内周面29
の全周に亘って被着されているが、数個所に被着し、凹
部27の内周面29に金属プレート26の支持用の複数
の突起部が形成されるように被着してもよい。
【0028】さらにまた、上述の実施例では、紫外線硬
化型樹脂30は、金属プレート収納用の凹部27の内周
面29に被着するようにしているが、図5に示すよう
に、凹部27の外周縁に樹脂溜まり用の段部31を形成
し、この段部31に紫外線硬化型樹脂30を被着するよ
うにしてもよい。この場合においても、紫外線硬化型樹
脂30は、凹部27内の金属プレート26に接触するこ
となく、そして少なくとも上記金属プレート26の外周
縁上に突出するように被着される。
【0029】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る光ディス
クは、合成樹脂からなるディスク基板に対し磁性部材を
遊離させた状態で保持させてなるので、合成樹脂からな
るディスク基板とチャッキング等の磁性部材の熱膨張率
の相違によって生ずるディスク基板の歪みの発生を防止
し、この歪みに起因するディスク基板の複屈折を生じさ
せることがなく、良好な記録再生特性を維持できる。
【0030】さらに、磁性部材は、紫外線の照射により
硬化される紫外線硬化型樹脂により保持されてなるの
で、ディスク基板に対する取付けが容易となり、生産性
の向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスクの分解斜視図である。
【図2】本発明に係る光ディスクを構成するディスク基
板及び金属プレートの拡大断面図である。
【図3】ディスク基板に金属プレートを取付けた状態を
示す光ディスクの断面図である。
【図4】ディスク基板に金属プレートを取付けた状態を
示す光ディスクの要部拡大断面図である。
【図5】本発明に係る光ディスクのたの例を示す断面図
である。
【図6】従来の光ディスクをディスク回転駆動機構のデ
ィスクテーブルに装着した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
20 光ディスク 21 ディスク基板 22 センター穴 26 金属プレート 27 凹部 30 紫外線硬化型樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性部材と、 上記磁性部材が配設される凹部が形成された光透過性を
    有するディスク基板とを備え、 上記ディスク基板の凹部の周縁に被着される高粘度の紫
    外線硬化型樹脂により、上記凹部に配された上記磁性部
    材を上記ディスク基板に対し遊離させた状態で保持させ
    てなる光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記ディスク基板に形成した凹部の周縁
    に紫外線硬化型樹脂の塗布用の段部を形成してなる請求
    項1記載の光ディスク。
JP4174890A 1992-06-09 1992-06-09 光ディスク Withdrawn JPH05342793A (ja)

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JP4174890A JPH05342793A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 光ディスク

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JP4174890A JPH05342793A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 光ディスク

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ID=15986472

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JP4174890A Withdrawn JPH05342793A (ja) 1992-06-09 1992-06-09 光ディスク

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831