JPH05338581A - チェーンおよびピニオン伝動を有するサイクルのためのギアシフト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動ギアシフトアセンブリを含むチェーンお
よびピニオン伝動を有するサイクルのためのギアシフト
装置。 【構成】 チェーンおよびピニオン伝動を有するサイク
ルのためのギアシフト装置は、チェーンを横方向に変位
して一つのギアから他のギアへ通過することを可能にす
るために適合される移動ギアシフトアセンブリ（２７）
を含み、前記ギアシフト装置は旋回ギア（１５、１７）
の１つの回転を移動ギアシフトアセンブリ（７）の横変
位（Ｆ６、Ｆ７）に変換するための変換手段を含み、か
つ移動ギアシフトアセンブリ（７）の横変位のための制
御手段（１２、１３）を含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】この発明はチェーンおよびピニオン伝動を
有する型の自転車のためにギアをシフトすることを可能
にする装置に関する。

【０００２】現在公知の自転車において、ギアシフトは
ギアと係合しているチェーンを異なる直径の他のギアへ
変位して伝動比の修正を確実にする装置によって行なわ
れる。本出願人らはギアシフト装置とも呼ばれるこの型
の装置を認識しており、これは自転車のフレームに固定
された本体上部とチェーンを保持する本体下部とからな
り、この本体下部はチェーンを横に変位しかつ様々なギ
アシフトを可能にするために横方向に振動することが可
能な平行四辺形々状の構成によって本体上部に対して移
動可能に接続される。非常に複雑なアセンブリによって
構成されている平行四辺形々状の構成は複数個の回転可
能接続ロッドを有する。平行四辺形の移動は可撓性金属
ケーブルの作用によって制御され、その端部は回転的態
様でフレーム上に固定されるレバーに接続され、自転車
乗りはギアを様々にシフトするためにそれを操らなけれ
ばならない。かかる装置はたとえばフランス国特許出願
第2,620,104 号、第2,637,249 号および第2,639,313 号
に説明されている。

【０００３】これらの装置は改良されてきているが完全
に満足がいくものではなく、かつ或る数の欠点を有す
る。実際、現在市場に出ているギアシフト装置は本出願
人らが認識しているように高い製造コストを有し、かつ
使用において完全に信頼がおけるものではない。加え
て、それらは相対的に重くかつ係合しているチェーンの
位置に関して完璧に正確ではない。位置決めの正確さの
欠如に関する問題を解決するために、製造業者の或る者
は制御レバーのインデックスシステムを設けた。しかし
金属ケーブルの伝動を考慮すると、ギアシフトの移動エ
レメントにきちんと規定された位置を押しつけようにす
ることは全く実際的ではなく、かつ制御レバーを最も適
切な位置に直感的に置き、それから正しい位置にうまく
収まっていない場合にチェーンが発するノイズを用いて
調節を改善するのは一般に自転車乗りである。したがっ
て、自転車乗りはペダルを踏むことよりもギアをシフト
することに没頭しているということが容易に理解され
る。また自転車乗りは大抵の場合、ギアシフトレバーを
動かすためにハンドルバーを離さなければならず、それ
は最良の環境下でも理想的であるとは考えにくく、これ
は特にペダリングおよびステアリングのみに集中しなけ
ればならない競技自転車乗りのためにはそうである。

【０００４】この発明は先行技術のギアシフト装置のこ
れらの様々な欠点を解決し、かつより高いインデックス
の正確さと、使用の容易さと、異なるエリア特にハンド
ルバー上に制御を置くことによる制御の増大と、より高
い信頼性と、より少ない重量およびコストとを提供す
る、ギアシフトのための新しい考えを提案する。この発
明に従う装置はまた最少の制御エネルギーでギアシフト
を可能にする。

【０００５】したがってこの発明による、チェーンおよ
びピニオン伝動を有する自転車のためのギアシフト装置
は、チェーンを横に変位させて１つのギアから他のギア
への通過を可能にするように適合された移動ギアシフト
アセンブリを含み、かつ旋回しているギアの１つの回転
を移動ギアシフトアセンブリの横変位へ変換する変換手
段を含むことを特徴とする。

【０００６】特徴の１つによれば変換手段はランプシス
テムによって構成され、かつ好ましい実施例によれば案
内経路またはランプによって、制御フィンガーと協働ま
たは横方向の移動制御シャフトに取り付けられかつ制御
歯を含む伝動軸と協働するように適合されるギアの１つ
に回転的に取り付けられる。

【０００７】他の特徴によれば、ギアシフト装置は移動
ギアシフトアセンブリの横変位のための制御手段を含
む。好ましい実施例において、これらの手段は引込み静
止位置と突出する作動位置との間で移動する少なくとも
１つの制御フィンガーを含み、作動位置で制御フィンガ
ーは電流でパワーを与えられるように適合された制御歯
の１つおよび電磁石に対して係合される。制御フィンガ
ーは圧縮ばねによって引込み静止位置に有利に偏倚され
る。

【０００８】改良点によれば、この制御装置は非磁気性
材料で作られる制御フィンガーから独立した金属プラン
ジャを含み、かつ制御手段はバッテリと、上シフトを制
御する少なくとも１つの断続装置と、下シフトを制御す
る少なくとも１つの断続装置とによって構成される電気
供給回路を含む。

【０００９】他の補足的特徴によれば、ギアシフト装置
は移動ギアシフトアセンブリの位置を規定するためのイ
ンデックス手段を含み、前記手段は一部を上部保持アセ
ンブリにかつ一部を移動ギアシフトアセンブリに取り付
けられる。

【００１０】他の特徴によれば、ギアシフト装置はサイ
クルのフレームに接続され、かつ上部保持アセンブリを
含み、その上に移動ギアシフトアセンブリが移動可能に
装着される。好ましい変形に従うと、移動ギアシフトア
センブリはサイクルの全体の対称平面と一致する軸に沿
って摺動自在に位置され、かつ上部保持アセンブリ上に
先端がついた態様で(in a tipping manner) 位置され
る。

【００１１】実施例の１つに従って、ギアシフト装置は
リヤーギアシフトであり、かつその移動ギアシフトアセ
ンブリは上部旋回戻り車輪を含み、かつ制御シャフトは
上部保持アセンブリの孔中で摺動する主ケーシング内部
に摺動可能に位置される。前記制御シャフトは上シフト
を制御するための一連の歯と下シフトを制御する一連の
歯とを含むが、制御は２つの制御装置、つまり上シフト
のための第１の制御装置と下シフトのための第２の制御
装置とによって保証され、各装置は上シフトを制御する
ための断続装置の１つまたは下シフトを制御するための
断続装置の１つが閉じている間にそれぞれ電力を与えら
れる電磁石を含む。

【００１２】他の実施例に従って、ギアシフト装置はチ
ェーンを１つの前面プレートから他のプレートへ変位す
るために適合され、かつギアシフト部材の横変位を制御
する垂直ランプシステムを含む。

【００１３】この発明の他の特徴および利点は添付の図
面に対する下の説明を読んだうえでより明らかとなり、
それらの図面は非限定的な例としてのみ与えられる。

【００１４】図１ないし図２１に示される第１の実施例
は「リヤーギアシフト」と呼ばれる型のギアシフト装置
であり、これはＦ６に沿う横変位によって上シフト方向
に、またはＦ７に沿う横変位によって下シフト方向のい
ずれにでもチェーンを横変位することによって１つのギ
アから他のギアへの通過を可能にする。サイクルは公知
の型のものであり、かつ全体的対称平面（Ｐ）を有す
る。

【００１５】第１の実施例に従うギアシフト装置が一例
として与えられ、かつ一般的参照番号（１）を有し、こ
れは公知の態様でサイクルのフレーム（３）のフック
（２）上に固定されるように位置する。締付フック
（２）はフォークを下方に拡張することによって構成さ
れ、その側面上に連続したデマルチプライヤギア（４）
が位置付けされる。この実施例に従って、前記一連のギ
ア（４）はたとえば８つのギア（４０ａ、４０ｂ、４０
ｃ、４０ｄ、４０ｅ、４０ｆ、４０ｇ、４０ｈ）を含
み、それらは公知の態様で外部へ向かって（ＥＸ）だん
だん小さくなる直径を有し、そのため選択的にチェーン
と協働することにより伝動比を規定する。

【００１６】この発明に従う装置は詳細な説明において
より詳しく後に考察するように、ギアの回転動作を移動
ギアシフトアセンブリの横変位に変換する動作の変換手
段（ＭＴ）を含む。さらに、これは上シフトまたは下シ
フトをトリガすることを可能にする制御手段（ＭＣ）
と、様々なギア（４）に関してうまく規定されたかつ正
確な位置に移動ギアシフトアセンブリ（７）を設けるた
めのインデックス手段（ＭＩ）とを含む。

【００１７】リヤーギアシフト（１）は主として上部保
持アセンブリ（６）を含み、その上には下部移動ギアシ
フトアセンブリが移動態様で保持される。上部保持アセ
ンブリ（６）は上部保持アーム（８）によって構成さ
れ、その上部端部（９）は自転車のリヤーフォークに取
り付けられた締付フック（２）上に固定され、かつその
下部端部（１０）はインデックス装置（１１）および２
つの制御装置（１２、１３）によって構成される制御お
よびインデックスアセンブリを含み、制御装置の１つ
（１３）は上シフトを制御し、他方（１２）は下シフト
を制御する。

【００１８】下部移動アセンブリ（７）は一般的円筒形
状を有する軸（ＸＸ′）の主ケーシング（１４）によっ
て構成され、その一方の端部は自由であり、その他方は
上部戻り車輪（１５）と第２のケーシング（１６）とそ
の下部で下部戻り車輪（１８）を持つ接続アーム（１
７）とを持つ。上部車輪（１５）は玉軸受（１８）によ
って主ケーシング（１４）上に回転的に装着される。主
ケーシング（１４）はそれに加えて下部ガイド孔（１
９）を含む保持アーム（８）の下部端部（１０）上でそ
の軸（ＸＸ′）に沿って摺動自在に装着され、かつ上部
保持アセンブリ（６）に関するその回転ブロッキング
は、第２のケーシング（１６）に取り付けられ、軸（Ｘ
Ｘ′）に平行に位置付けされかつ上部保持アーム（８）
中で得られた第２の案内孔（２１）中で摺動するように
適合された第２のガイドシャフト（２０）によって確実
にされる。ギアシフトアセンブリ（７）の横変位は、平
面（Ｐ）に有利に垂直である軸（ＸＸ′）に沿う横の並
進移動である。主たる摺動ケーシング（１４）は軸（Ｘ
Ｘ′）の中心の縦孔（２２）を含み、これは制御シャフ
ト（２３）のために摺動ハウジングを構成するように適
合され、ハウジング中のその摺動移動は後に考察するよ
うに上部車輪（１５）の回転によって制御される。前記
制御シャフト（２３）は上シフトを制御するための第１
の歯の連続（２５）と下シフトを制御するための第２の
歯の連続（２４）とを含む。歯の数はギアの数に従って
自然に規定される。制御歯の各々は一方では軸（Ｘ
Ｘ′）に垂直な壁によって構成され、かつ他方では前記
軸（ＸＸ′）に関して傾斜した壁によって構成され、そ
のため２つの隣接する歯の間にホローセクションを構成
し、そこで対応する制御フィンガーは駆動制御位置に置
かれることができる。こうして図５で明らかなように、
上シフトのための制御歯の連続（２５）は、ホローセク
ションの各々が内部（ＩＮ）垂直壁（２５０）と外部
（ＥＸ）傾斜したランプ（２５１）とによって限定さ
れ、かつ下シフトのための制御歯の連続（２４）はホロ
ーセクションの各々が外部（ＥＸ）垂直壁（２４０）と
内部（ＩＮ）傾斜したランプ（２４１）とによって限定
される。

【００１９】さらに、第２のケーシング（１６）の側に
位置する制御シャフト（２３）の端部（２６）は伝動軸
（２７）を含み、それは端部に取り付けられかつ軸（Ｘ
Ｘ′）に垂直に位置される。この伝動軸（２７）は一方
で制御シャフトの回転をその上で静止させ、かつ同時に
Ｆ１−Ｆ２に沿ってその代わりの摺動を可能にする。こ
の端部に対して、伝動軸（２７）は主ケーシング（１
４）の周辺壁上に直径方向に位置される２つの縦方向の
溝（２８、２９）によってガイドされる。さらに、伝動
軸（２７）の端部の１つはケーシング（１４）の外部周
辺表面（３０）に対して突出し、かつ上部車輪（１５）
に回転的に取り付けられた案内経路（３１）と協働す
る。案内経路（３１）は２つの並列案内ランプによって
横が制限され、それらは機能的クリアランスのみを残し
て伝動軸の直径に等しい距離を互いにあけられる。案内
経路（３１）は周辺的であり、かつ波状であり、かつ第
１のリング（３３）の周辺壁によって得られた上シフト
ランプ（３２）と第２のリング（３５）の周辺壁に得ら
れた下シフトランプ（３４）とによって構成される。図
１０は２つのリングの周辺表面の展開図を示し、特に案
内経路とその波状の形状を示す。当然この案内経路は破
線で表わされるように他の形状を有することができる。
互いに対して平行であり、かつその距離が中間リング
（３６）によって確保される２つのランプはインデック
スおよびドライブ突出部（３７、３８）を含む。第１の
リング（３３）と第２のリング（３５）と中間駆動リン
グ（３６）とは管状の延長（３７）の内部に収容される
上部車輪（１５）に回転的に取り付けられる。

【００２０】上部車輪が位置付けされる側と対向する主
ケーシングの端部は、一方ではその上部母面上に一連の
インデックスホロー（４０ａ、４０ｂ、４０ｃ、４０
ｄ、４０ｅ、４０ｆ、４０ｇ、４０ｈ）を含み、これら
はインデックス装置（１１）の玉（４１）を受け取るよ
うに適合され、圧縮ばね（４２）によって下向きに偏倚
されインデックス手段（ＭＩ）を構成する。さらに、主
ケーシング（１４）の周辺壁（４３）は直径方向に位置
し、かつ制御装置（１２、１３）の制御フィンガー（４
６）の通過を可能にする２つの縦方向の溝（４４、４
６）を含む。インデックスホロー（４０ａ、４０ｂ、４
０ｃ、４０ｄ、４０ｅ、４０ｆ、４０ｇ、４０ｈ）は、
主ケーシング（１４）の周辺壁（４３）中で得られた円
筒状の半径方向の孔によって構成される。インデックス
ホローの数はサイクルのリヤーホィールが含むギアの数
に対応し、かつそれぞれの距離「ｄ」は２つの隣接する
ギアの平面を分離する距離「ｄ」に実質的に等しい。同
様に、その位置は上部車輪（１５）が様々なギアに対し
て有さなければならない位置の関数である。

【００２１】制御手段（ＭＣ）は２つの制御装置によっ
て構成され、第１の装置（１２）つまり下シフトのため
の制御装置と、かつ第２の装置（１３）つまり上シフト
のための制御装置とである。制御装置（図１２、図１
３）の各々は制御フィンガー（４６）を含み、これは円
筒状の非磁気シャフトによって構成され、２つの位置、
つまり引込み静止位置と制御シャフトのホローセクショ
ンの１つにフィンガーが係合される突出作用位置との間
でその軸に沿って並進的に移動可能である。それに加え
て各々の装置は２つの圧縮ばね、つまりフィンガー（４
６）および独立した移動管状プランジャ（４６０）を引
込み位置に保持すべく適合された第１のばね（４７）
と、パワーの少ない第２のばね（４７０）とを含み、機
能について以下に説明する。さらに、各々の装置は電磁
石（４８ｍ−４８ｄ）を含み、これは電流が与えられた
ときに起電力を生み出すように適合され、その力は独立
した移動管状プランジャ（４６０）の「ｆ」の方向に変
位をもたらす。静止位置で、プランジャは図１２に見ら
れるようにフィンガー（４６）に取り付けられたリング
（４６１）に対して支持するばね（４７）によって偏倚
される。

【００２２】図１６は２つのばね（４７、４７０）の特
徴を示す図である。曲線（Ｃ２）はその静止位置（Ｒ
ｅ）からその作動位置（Ｔｒ）までのばね（４７）の力
の変化を表わし、かつ曲線（Ｃ１）は同じ条件でのばね
（４７０）の力の変化を表わす。曲線（Ｃ３）はばね
（４７）とばね（４７０）との間の力の違いを示してい
る。

【００２３】図１４は概略的態様でかつ一例として、回
路の全体が電流でパワーを与えられることを可能にする
電気バッテリ（４９）等の連続電流発生器を含む電気回
路を示し、かつ特に対応する回路の一方または他方がパ
ワーを与えられる、上シフト装置の電磁石（４８ｍ）ま
たは下シフト装置の電磁石（４８ｄ）を示す。その上、
回路は上シフトのための１つまたは幾つかの断続装置
（５０ｍ）と下シフトのための１つまたは幾つかの断続
装置（５０ｄ）とを含む。たとえば断続装置の各々は押
ボタン形式であり、もし装置が図１１に示されるように
幾つかの断続装置を含めば、これらは並列に接続され、
自転車乗りの行動によってどの断続装置上にも対応する
電磁石を供給する。加えて、下シフトのための断続装置
をすべてサイクルの右側に、かつ上シフトのための断続
装置をすべてサイクルの左側に有利に置くことは可能で
あり、かつたとえば下シフトのための断続装置（５０′
ｄ）を前面ブレーキハンドルの下にかつ上シフトのため
の断続装置（５０′ｍ）をリヤーブレーキハンドルの下
に置く。当然これらの断続装置を図１５で表わされるよ
うな断続装置がハンドルバーの前面中心部分およびメジ
アン中心部分上に位置される何らかの所望のスポットエ
リアに置くことが可能である。

【００２４】さらに、電気回路はインデックス装置（１
１）中にある相補形コンタクター（５１）によって完成
し、これはより特定的に図８に表わされる。この相補形
コンタクター（５１）は静止位置で閉じており、全体
（Ｍ）に置かれる。これは電気的に絶縁された材料、た
とえばプラスチック材料で作られるセンサロット（５
３）へ取り付けられる金属座金（５２）によって構成さ
れ、かつ全体に接続された他の金属支持座金（５４）上
で支持するばね（５５）によって偏倚される。図１１か
ら、センサロッド（５３）は静止位置で玉（４１）と接
触していないことがわかる。したがって、機械的かつ電
気的接触を確実にするために、クリアランス「ｅ」が前
記ロッド（５３）と玉（４１）との間に設けられる。電
気回路は２つのサブアセンブリ、つまり１つの供給サブ
アセンブリ（５０１）と１つの作用サブアセンブリ（５
０２）とからなり、一方のサブアセンブリの他方への接
続は電気ケーブル（５５）と電気コネクタ（５６）とに
よってなされ、そのコネクタはまた参照番号（５６０）
により破線で表わされるように位置付けされることがで
きる。電気信号を処理するための電気回路（５７）もま
た設けられ、それは多くのやり方で得られ、たとえばマ
イクロプロセッサを含む。図１７、図１８および図１９
によって示される電気回路の機能は次のとおりである：
たとえば上シフトを望む自転車乗りは「Δｔ１」の間続
くインパルスを与えることにより瞬間「ｔ１」で制御断
続装置の１つ（５０ｍ）を駆動する（図１７参照）。電
磁石（４８ｍ）はそれから実質的に「ｔ１」に等しい瞬
間「ｔ２」でパワーを与えられ（図１８）、対応するプ
ランジャ（４６０ｍ）の「ｆ」に沿っての変位を引き起
こし、これは第１のばね（４７）の作用に反する。制御
フィンガー（４６ｍ）はそれから自由にされかつ第２の
ばね（４７０）によって「ｆ」に沿って偏倚された対応
するホロー中で係合される。好ましい実施例によれば、
電磁石（４８ｍ）は電子回路（５７）の特別配置のため
に時間「Δｔ２」の間パワーが与えられたままでいる。
移動ギアシフトアセンブリ（７）はそれから変位され
る。この変位の間、窪みに偏倚されたインデックス装置
の玉（４１）はセンサロッドを押し戻し、相補形コンタ
クター（５１）の開路を引き起こし、かつインデックス
玉（４１）が次のインデックスホローを発見するとすぐ
に瞬間「ｔ３」で閉じ（図１９）、電磁（４８ｍ）励起
を制御するかまたはそれを終わらせる（図１８）。

【００２５】チェーン（５）によって駆動される上部車
輪（１５）の回転は、第１のリング（３３）と中間リン
グ（３６）と第２のリング（３５）とによって構成され
るガイドアセンブリの軸（ＸＸ′）を中心とした（Ｒ）
に沿った回転をもたらす。こうして駆動軸（２７）およ
び案内経路（３１）およびより特定的には案内ランプを
形成する壁の協働により、上部車輪の回転動作（Ｒ）
は、制御シャフトのＦ１およびＦ２のどちらか一つの方
向に沿った、どちらか一方への並進運動に変換される。
したがって、車輪（１５）の各回転において、制御シャ
フトは極左位置から極右位置へかつその反対にその軸に
沿って変位され、かつこれは各インデックスホローを分
離する距離（ｄ）よりも有利なことに僅かに大きい距離
（ｄ１）を横切る。

【００２６】一つのギアから他のギアへの通過は断続装
置の１つを閉じることによって行なわれる。したがっ
て、もし自転車乗りが上シフトを望めば、彼は上シフト
を制御する断続装置（５０ｍ）の１つを閉じるだけで下
シフト制御装置（１３）の電磁石（４８）に電力を与え
ることができ、こうして既に説明した通り制御フィンガ
ー（４６）の変位をもたらし、それは上シフト制御装置
の連続歯（２５）のうちの対応する歯と係合することに
なる。図５はかかる状況を示す。Ｆ１、Ｆ２のいずれか
に沿う並進移動のために、制御フィンガーは１つの歯か
ら他の歯へと通過し、こうして移動ギアシフトアセンブ
リの、サイクルの全体的対称平面（Ｐ）へのＦ６に沿っ
た横変位をもたらす。

【００２７】図２０および図２１は２つの連続した上シ
フト位置でのギアシフト装置を示す。図２０および図２
１（Ａ）の位置において、チェーン（５）は中間ギア
（４ｅ）のうちの１つと係合し、かつ制御フィンガー
（４６）はホローセクション（２５ｄ）中に係合され
る。制御フィンガー（４６）上に支持される制御シャフ
ト（２３）のＦ２に沿った摺動は、２つのギア（４ｅ）
と（４ｆ）との間の距離に対応する距離「ｄ」から移動
ギアシフトアセンブリのＦ６に沿った内向きの（ＩＮ）
変位を引き起こし、こうしてチェーン（５）を外しかつ
次のギア（４ｆ）に係合させ、インデックス玉（４１）
はそれからインデックスホロー（４０ｆ）に係合されて
前記ギアシフトアセンブリに規定された位置を与える。
もし上シフト断続装置（５０ｍ）が閉じたまま維持され
れば、制御フィンガーは駆動位置に偏倚されたままであ
り、かつ隣接するホロー（２５ｅ）に係合されることに
なり、かつ移動ギアシフトアセンブリは再び距離「ｄ」
分だけ、内向き（ＩＮ）に変位されて再びチェーンを外
し次のギア（４ｇ）と係合させ、インデックス玉（４
１）はそれからインデックスホロー（４０ｇ）に係合さ
れる。自転車乗りはしたがって上シフト断続装置を用い
て１つのギアから他のギアへうまく通過させることがで
きる。下シフトは同様のプロセスだが下シフト断続装置
の１つを閉じることによって行なわれる。

【００２８】図１ないし図２１に示されるギアシフト装
置はまたチェーンについての戻りおよび引張装置を構成
し、かつ移動ギアシフトアセンブリ（７）および上部保
持アセンブリ（６）の各々は弾性装置によって偏倚され
ることが理解される。したがって上部保持アセンブリ
（６）は一方では弾性戻りシステム（６０）を含んで装
置の全体を後部（ＡＲ）へ向かってＦ４に沿って回転的
に偏倚させ、他方では接触システム（６１）を含んでア
センブリの旋回経路を制限する。さらに、接続アーム
（１７）は第２のケーシング中で軸（ＸＸ′）に沿って
旋回するように軸支され、かつ第２の弾性システム（６
２）によってＦ５に沿って後向き（ＡＲ）に偏倚され
る。

【００２９】移動ギアシフトアセンブリの横変位はいか
なる形式、つまり図１ないし図２１に表わされるように
並進移動もしくは図３１の実施例に示されるような旋回
または先端の変位であり得るということを理解された
い。図１ないし図２１に示される実施例において、移動
ギアシフトアセンブリの並進はサイクルの全体的対称平
面（Ｐ）に垂直の軸（ＸＸ′）に沿って発生するが、実
際はもしかかる軸が平面（Ｐ）と同時に下向きもしくは
上向きに、または前向きもしくは後向きに、またはたと
えば下向きおよび後向きもしくは下向きおよび前向きも
しくは他の型の組合せの組合わさった傾斜に沿って傾斜
されたとしても、この発明の範囲を離れないであろう。

【００３０】図２２ないし図２４はリヤーギアシフトの
実施例の変形を示し、それによると移動ギアシフトアセ
ンブリ（７）の変位はサイクルの全体的対称平面（Ｐ）
に対して、４０°と９０°との間、たとえば約６０°の
角度（α）で傾斜された方向（ＸＸ′）で横に並進して
発生する。この変形をよりよく理解するために、少なく
とも機能的には同様であるエレメントは図１ないし図２
１に示される実施例と同じ参照番号を有し、かつ今後特
定的には説明されていないすべてに関しては対応する説
明に対して参照がなされるべきである。

【００３１】先と同様に、ギアシフトは上部保持アセン
ブリ（６）に沿って横並進で移動する下部ギアシフトア
センブリ（７）を含む。前記下部移動アセンブリ（７）
はその端部の１つが上部戻り車輪（１５）を持つ主ケー
シング（１４）と、第２のケーシング（１６）と、その
下部分で下部戻り車輪（１８）を持つ接続アーム（１
７）とによって先のように構成される。それに加えて主
ケーシング（１４）は下部案内孔（１９）を含む保持ア
ーム（８）の端部でその軸（ＸＸ′）に沿って摺動自在
に装着される。この変形において、主ケーシング（１
４）は矩形セクションを有し、それは対応する案内孔
（１９）と協働することによってその回転的ブロッキン
グを可能にし、かつ同時にその軸（ＸＸ′）に沿ってそ
れが摺動することを可能にする。上部戻り車輪（１５）
は全体的対称平面（Ｐ）に垂直な軸（Ｘ１、Ｘ′１）を
中心に旋回可能に第２のケーシング（１６）中に装着さ
れる。２つの軸（ＸＸ′）および（Ｘ１、Ｘ′１）はと
もに角度（α）を形成し、それは示される変形において
は約６０°である。主ケーシング（１４）は制御シャフ
ト（２３）について中心の縦方向の摺動孔（２２）を含
み、前記孔でのその摺動移動は上部戻り車輪の回転によ
って制御されることもまた理解されなければならない。
当然第２のケーシング（１６）は先に説明された実施例
と同じエレメントを含み、かつ特に上シフトおよび下シ
フトランプを有する案内経路（３１）を見ることができ
る。また制御シャフト（２３）の伝動軸（２７）につい
ての２つの縦方向の案内溝（２８、２９）も見られる。

【００３２】図２３は変形の第１の実施例を示し、それ
によると制御シャフト（２３）は主側面（２３０）を含
み、その下部端部は伝動軸を持つ第２の側面（２３１）
によって延長される。前記主側面（２３０）は２つの歯
の連続（２４、２５）を持ち、それは第２の側面（２３
１）の軸（ｎ、ｎ′）と一致した全体的軸（ｍ、ｍ′）
を有する。軸（ｍ、ｍ′）は軸（ｎ、ｎ′）に沿って角
度を形成し、それは軸（ＸＸ′）と軸（Ｘ１、Ｘ′１）
とによって形成される角度（α）に実質的に等しい。主
側面セクションは可変であり、かつ第２の側面との接合
ゾーンに近づいていく間に漸次狭くなり、広い上部端部
（２３２）は主ケーシング（１４）の摺動ハウジング
（２２）と協働してシャフトのためのガイドゾーンを構
成するということが理解されなければならない。前記ハ
ウジングは一定のセクションを有するのでその下部分
で、旋回ポイント（２３４）に関して制御シャフトのロ
ッキング（ｂ１、ｂ２に沿って）を可能にする下部スペ
ース（２３３）を作り出すことを可能にする。

【００３３】図２４は他の実施例を示す図３２と同様の
図であり、それによれば制御シャフト（２３）は２つの
連続歯（２４、２５）を含む主側面（２３５）を含み、
かつその２つの端部（２３６、２３７）によって主ケー
シング（１４）の摺動ハウジング（２２）中でその軸に
沿って並進的にガイドされる。この実施例に従って、伝
動軸（２７）は移動中間アーム（２３８）の一方の端部
に取り付けられ、その他方の端部は軸（２３９）につい
て主側面（２３５）の下部端部（２３６）上で軸支され
る。さらに中間旋回移動アーム（２３８）の本体は全体
的に湾曲する形状を有することが理解されなければなら
ない。

【００３４】図２５ないし図２８は制御シャフト（２
３）の改良点を示し、上シフトのために適合された歯の
連続（２５）は、もし追加のギアがギアのハブ上に装着
される場合には、追加の着脱式歯を含む。したがって下
シフトのための歯の連続（２４）は７つの歯を含み、歯
の連続（２５）は６つの固定された歯と加えられること
もまたは排除されることも可能な１つの追加の歯とを含
む。このために、制御ロッドの上部端部（２３７）は移
動エレメント（２４０）を含み、それは軸（ｍ、ｍ′）
を中心に旋回して駆動位置（図２７および図２８）およ
び非駆動位置（図２５および図２６）をとる。スクリュ
ー（２４１）上に装着されかつセクタによって構成され
る前記移動エレメントは、その横壁上に平面ブロッキン
グ部分（２４２）と追加の歯（２５５）の形成を可能に
するホロー部分（２４３）とを含む。非駆動位置で平面
ブロッキング部分（２４２）は歯の連続（２５）と整合
しており、駆動位置ではかかる位置にあるのはホロー部
分（２４３）である。有利なことに、スクリュー（２４
１）は分割ヘッド（２４４）および端部（２４５）を含
み、それは制御シャフトと協働することにより旋回軸を
形成し、それはさらに移動エレメント（２４０）を受け
る窪みを含む。インデックスシステムは移動エレメント
の両方の位置を安定させることが可能であるということ
が理解されなければならない。前記インデックスシステ
ムは、制御シャフトの対応する突出部（２４８）と協働
するように適合される移動エレメント上で得られるホロ
ー（２４７）によって構成される。ばね（２４９）は協
働を維持するように適合され、かつ一方の位置から他方
の位置への通過は移動エレメントと噛み合う中間部分
（２５０）を含むスクリュー（２４１）の旋回によって
発生するということもまた理解されなければならない。

【００３５】図２９および図３０に他の実施例が示され
る。この変形によれば、変換手段（ＭＴ）は互いに協働
するギアのアセンブリによって構成される。この配置に
よると戻り車輪（１５）は第１のギア（１５０）に取り
付けられ、このギアは他のギア（１５３）を含むキャリ
アピニオン（１５２）のギアの１つ（１５１）と協働す
る。前記キャリアピニオンは、軸（ＸＸ′）上に整合さ
れた軸（１５５）について旋回するのに加えて、旋回し
たままのスパイダギア（１５４）に取り付けられる軸
（Ｘ１、Ｘ１′）について旋回する。一方、前記軸（１
５５）の端部（１５６）は、保持アセンブリ（６）の保
持アーム（８）に取り付けられたねじ切り孔（１５８）
に係合されたねじ切り部分（１５７）を含む。さらに、
移動アセンブリ（７）は第１のメッシュ（１５９）と内
部の鋸歯状クラウン（１６０）とを含み、その各々はデ
ィスクカム（１５９ｃ−１６０ｃ）に取り付けられる。
外部メッシュ（１５９）はキャリアピニオンのギア（１
５３）と噛み合い、内部メッシュ（１６０）は前記キャ
リアピニオンの他のギア（１５１）と噛み合う。このア
センブリは上に説明された型のかつ下シフトを制御する
ための装置（１２０）および上シフトを制御するための
装置（１３０）から構成される制御手段を含む。ディス
クカムの各々はブロッキングノッチ（１６２）を含み、
そこで制御装置の制御フィンガーはその突出している制
御位置に係合されなければならない。

【００３６】もし下シフト装置の制御フィンガーがディ
スク（１６０ｃ）の回転をブロックすれば、軸（１５
５）は同じ方向に旋回し、保持アーム（８）に関して移
動ギアシフトアセンブリ（７）のＦ７に沿った変位をも
たらすことが容易に理解される。同様に、もし上シフト
装置の制御フィンガーがディスク（１５９）の回転をブ
ロックすれば、軸（１５５）は反対方向に旋回し、移動
ギアシフトアセンブリ（７）をＦ６に沿って変位させ
る。これにより上シフトおよび下シフトの両方を確実に
する。

【００３７】この発明に従うギアシフト装置はリヤーギ
アシフト装置への応用に限定されないということが理解
される。実際、この発明に従う装置はあらゆる型のギア
シフトにおける応用、たとえば図１および図３１で一般
的参照番号（１００）によって示されるようなプレート
またはフロントギアシフト装置を変化させるための装置
において用いられることができる。公知の態様で、前面
伝動装置はたとえば異なる直径の２つのプレートまたは
ギア（１０１）および（１０２）を含み、大きい方のプ
レートは外側（ＥＸ）に位置付けされ、小さい方のプレ
ートは内側（ＩＮ）に位置付けされる。フロントギアシ
フト（１００）は先に説明したように上部保持アセンブ
リ（６００）を含み、その上に移動下部ギアシフトアセ
ンブリ（７００）が移動可能に装着され、これはその上
部端部によって前記保持アセンブリ上に旋回可能に軸支
された２つの接続ロッド（７０１−７０２）によって構
成され、一方、その下部端部は制御装置（１０３）およ
びギアシフト部材（１０４）を含む。前記ギアシフトア
センブリは弾性システム（１０５）のために安定位置に
保持されている。

【００３８】変換手段は案内ランプ（３１０）によって
構成され、そのランプは周辺的かつ波型であり、プレー
ト（１０２）に取り付けられたリング（１０６）の周辺
壁上で得られる。ギアシフト部材（１０４）自体は公知
の型のものであり、かつその間にチェーン（５）が循環
する２つのフランク（１０４ｉ、１０４ｅ）を含む。制
御装置（１０３）の駆動は制御フィンガー（４６）を案
内ランプ（３１０）に係合することを可能にし、ギアシ
フト部材（１０４）をＦ６またはＦ７に沿って横変位さ
せギアシフトを可能にする。

【００３９】図３２ないし図３７は図３１の実施例の変
形を示す。これらの図面を理解するために、同様のエレ
メントは同じ参照番号を有する。したがって、前面伝動
装置は異なる直径を有する２つのプレート（１０１）お
よび（１０２）を含み、大きい方のプレートは外側（Ｅ
Ｘ）に位置付けされ、小さい方のプレートは内側（Ｉ
Ｎ）上に位置付けされる。フロントギアシフト（１０
０）は上部保持アセンブリ（６００）を含み、その上に
下部移動ギアシフトアセンブリ（７００）が移動可能に
装着され、これは前記保持アセンブリ上でその上部端部
によって旋回する２つの軸支された接続ロッド（７０１
−７０２）から構成され、その下部端部は反対に制御ア
センブリ（１０３′）とギアシフト部材（１０４）とを
含む。前記ギアシフトアセンブリは弾性システム（１０
５）のために安定位置に有利に保持されている。制御ア
センブリ（１０３′）は上部保持アセンブリ（６００）
に取り付けられたスライドまたは摺動ハウジング（１１
０）に垂直にかつ摺動可能に位置付けらされ、かつ接続
ロッド（７０１）の下部分を制御装置（１０３）を持つ
スライド（１１２）に接続する上部接続ロッド（１１
１）を含む。変換手段はプレート（１０１、１０２）に
取り付けられた垂直ディスク（１１３）の壁中に得られ
る案内ランプ（３１０）によって構成される。案内ラン
プ（３１０）は少なくとも１つの内部上シフトカム（３
１０′ｍ、３１０′′ｍ）および少なくとも１つの外部
下シフトカム（３１０′ｄ、３０１′′ｄ）によって限
定される溝によって形成される。有利なことに、ディス
ク（１１３）は上シフトのために２つの内部カムと下シ
フトのために２つの外部カムとを含む。図３４において
見られるように、上シフトカムは曲線で形成され、その
ポイントの各々は中心からの距離がだんだん増大し、下
シフトカムは曲線によって形成され、そのポイントの各
々は前記中心からの距離がだんだん少なくなる。

【００４０】ギアシフトエレメント（１０４）はその間
でチェーン（５）が循環する２つのフランク（１０４
ｉ、１０４ｅ）を含む。制御装置（１０３）の駆動は制
御フィンガー（４６）が案内ランプ（３１０）に係合す
ることを可能にし、スライド（１１２）の垂直の下向き
または上向きの変位を引き起こす。したがってたとえば
スライドの「Ｖ１」に沿った下向きの変位は図３２に表
わされる位置から図３３に表わされる位置への通過を可
能にする。図３３の安定位置は弾性システム（１０５）
の作用によって維持される。２つの位置を規定するイン
デックス装置はたとえば当接部として作用する２つのス
クリュー（１１４、１１５）によって調節可能でありか
つ構成される。

【００４１】有利なことに、電気回路はパワー装置と、
保持アセンブリに取り付けられかつ摺動ハウジング（１
１０）中に位置付けされたプレート（１１７）によって
構成される経路端部センサ装置（１１６）と、スライド
（１１２）に取り付けられかつばね（１２３、１２４、
１２８）によって前記プレート（１１７）に対して偏倚
された３つの接続プラグ（１２１、１２２、１２７）と
を含む。プレート（１１７）は３つのトラック、つまり
プレートを下げるための左トラック（１１８）と、中央
トラック（１１９）または共通訂正トラックと、プレー
トを上げるための右トラック（１２０）とを含む。中央
トラック（１１９）は電磁石（１０３）の端子のうちの
１つに接続されるが、２つの左右プラグは反対に接続
（１２５）によって互いに電気的に接続され、かつまた
反対に前記電磁石の他方の端子に接続される。図３２で
表わされる位置で、プラグ（１２１）はトラック（１１
８）と接触しているが、プラグ（１２２）は対応するト
ラックと接触していない。もし下シフトのための電気回
路がパワーを与えるために閉じられると、電磁石（１０
３）はパワーを与えられて制御フィンガー（４６）を案
内経路（３１０）に係合させる。スライドはそれから下
シフトランプ（３１０′ｄ、３１０′′ｄ）のうちの１
つの作用により「Ｖ１」に沿って下向きに変位される。
スライドのより低い位置で、プラグ（１２１）は左トラ
ック（１１８）を離れ、電磁石はもうパワーを与えられ
ていないので制御フィンガー（４６）はその引込み位置
へ戻る。既に特定したように、スライドの下向きの変位
は「Ｒ４」に沿って回転を引き起こし、かつ移動ギアシ
フトアセンブリおよび装置は図３２に示される位置から
図３３に示される位置へ通過する。反対に、上シフトの
電気回路を閉じて再び先と同じ条件で電磁石にパワーを
与えることにより上シフトが行なわれる。

【００４２】当然この発明はこの文脈の型のチェーン／
ピニオンにおいての使用に厳しく限定されず、たとえば
鋸歯状ベルトおよびメッシュ型の他のいかなる型の伝動
にも適合可能である。

【００４３】複数個の機能を有する、言い換えれば上シ
フトを制御する断続装置機能と下シフトを制御する断続
装置機能とを同時に有する断続装置もまた使用可能であ
るということが理解されなければならない。

【００４４】当然この発明は上に説明されかつ示された
実施例に限定されず、その技術的な均等物および組合せ
のすべてを含む。

【図面の簡単な説明】

【図１】ギアシフト装置がリヤーギアシフトであるこの
発明の第１の実施例に従う装置を設けられた自転車の側
面図である。

【図２】この発明の第１の実施例に従うリヤーギアシフ
トの斜視図である。

【図３】この発明の第１の実施例に従うリヤーギアシフ
トの側面図である。

【図４】第１の実施例の図３のＩＶ−ＩＶに沿った部分
断面図である。

【図５】第１の実施例の２つの異なる位置を示す図３の
ｖ−ｖに沿った断面図である。

【図６】第１の実施例の２つの異なる位置を示す図３の
ｖ−ｖに沿った断面図である。

【図７】この発明の第１の実施例に従う装置の詳細の分
解図である。

【図８】第１の実施例の変換手段を示す概略の斜視図で
ある。

【図９】第１の実施例の案内経路を示す側面図である。

【図１０】第１の実施例の案内経路を展開形状で示す図
である。

【図１１】第１の実施例の図３のＸＩ−ＸＩに沿った部
分断面図である。

【図１２】第１の実施例の引込み静止位置での制御装置
を示す図である。

【図１３】第１の実施例の駆動位置での制御装置を示す
図である。

【図１４】第１の実施例の制御およびインデックス電気
回路を示す概略図である。

【図１５】この第１の実施例の詳細を示す斜視図であ
る。

【図１６】第１の実施例のインデックス装置のばねの特
徴を示す図である。

【図１７】第１の実施例の制御断続装置の作用を示すグ
ラフの図であり、制御断続装置によって与えられるイン
パルスを示す。

【図１８】第１の実施例のソレノイドの作用を示すグラ
フの図であり、対応するソレノイドの供給を示す。

【図１９】第１の実施例のインデックス整流子の作用を
示すグラフの図である。

【図２０】（Ａ）−（Ｄ）は第１の実施例の異なるギア
シフト位置を示す図５および図６と同様の図である。

【図２１】（Ａ）−（Ｄ）は第１の実施例の図２０のそ
れぞれの位置におけるギアシフト装置の外部背面図であ
る。

【図２２】実施例の変形を示す図２１（Ａ）と同様の外
部図である。

【図２３】実施例の変形を示す２つの実施例のうちの一
方を示す単純化された概略図である。

【図２４】実施例の変形を示す２つの実施例のうちの他
方を示す単純化された概略図である。

【図２５】非駆動位置での改良点を示す斜視図である。

【図２６】改良点を示し図２５の平面Ｔ１に沿った部分
断面図である。

【図２７】駆動位置での改良を示す図２５と同様の図で
ある。

【図２８】改良を示す図２７のＴ１に沿った部分断面図
である。

【図２９】実施例の変形を示す横断部分の概略図であ
る。

【図３０】実施例の変形を示す回転軸に沿って見たディ
スクカムを示す図である。

【図３１】この発明に従う装置の他の実施例の概略図で
ある。

【図３２】図３１の実施例の変形を示す２つの連続位置
のうちの１つにおけるこの装置の部分断面図である。

【図３３】図３１の実施例の変形を示す２つの連続位置
のうちの１つにおけるこの装置の部分断面図である。

【図３４】エレメントのうちの１つの軸に沿った図であ
る。

【図３５】図３２のＴ１−Ｔ１の断面図である。

【図３６】詳細を示す図である。

【図３７】他の構成的詳細を示す図３２のＴ２−Ｔ２に
沿った断面図である。

【符号の説明】

７ 移動ギアシフトアセンブリ ２３ 制御シャフト ４６ 制御フィンガー ４８ 電磁石

Claims (18)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 チェーンを横方向に変位して一つのギア
   から他のギアへの通過を可能にするように適合された移
   動ギアシフトアセンブリ（２７）を含む、チェーンおよ
   びピニオン伝動を有するサイクルのためのギアシフト装
   置であって、前記ギアシフト装置は旋回ギア（１５、１
   ７、１０１、１０２）のうちの１つの回転（Ｒ）を移動
   ギアシフトアセンブリ（７、７００）の横変位（Ｆ６、
   Ｆ７）に変換するための変換手段（ＭＴ、２３、３１、
   ３２、３４、２７、３１０）を含み、かつ移動ギアシフ
   トアセンブリ（７、７００）の横変位のための制御手段
   （ＭＣ、１２、１３、５０、４９、２３、２４、２５、
   １２０、１３０、１０３）を含むことを特徴とする、装
   置。
2. 【請求項２】 変換手段（ＭＴ）は、制御フィンガー
   （４６）または横移動制御シャフト（２３）に取り付け
   られた伝動軸（２７）と協働するように適合されたギア
   （１５、１０１、１０２）のうちの１つに回転的に取り
   付けられた案内ランプまたは経路（３１、３１０）によ
   って構成されることを特徴とする、請求項１に記載のギ
   アシフト装置。
3. 【請求項３】 制御手段は、引込み静止位置と制御歯の
   １つに対してそれが係合される駆動突出位置との間で移
   動する少なくとも１つの制御フィンガー（４６）と、電
   流によってパワーを与えられるべく適合された電磁石
   （４８）とを含むことを特徴とする、請求項２に記載の
   ギアシフト装置。
4. 【請求項４】 制御フィンガー（４６）は圧縮ばね（４
   ７）によって引込み静止位置に偏倚される、請求項３に
   記載のギアシフト装置。
5. 【請求項５】 制御装置は非磁気材料で作られる制御フ
   ィンガー（４６）から独立した金属プランジャ（４６
   ０）を含む、請求項４に記載のギアシフト装置。
6. 【請求項６】 制御手段は、バッテリ（４９）と、上シ
   フトを制御する（５０ｍ）および／または下シフトを制
   御する（５０ｄ）少なくとも１つの断続装置とによって
   構成される電気パワー回路を含む、請求項５に記載のギ
   アシフト装置。
7. 【請求項７】 ギアシフト装置は移動ギアシフトアセン
   ブリ（７、７００）の位置を規定するようにインデック
   ス手段（ＭＴ、１１、４１、４２、４０、１１４、１１
   ５）を含み、前記インデックス手段は一部を上部保持ア
   センブリ（６、６００）にかつ一部を移動ギアシフトア
   センブリ（７、７００）に取り付けられる、請求項１な
   いし６のいずれかに記載のギアシフト装置。
8. 【請求項８】 ギアシフト装置はサイクルのフレーム
   （３）に接続され、かつ移動ギアシフトアセンブリ
   （７、７００）がその上に移動可能に装着される上部保
   持アセンブリ（６、６００）を含む、請求項７に記載の
   ギアシフト装置。
9. 【請求項９】 移動ギアシフトアセンブリ（７）はサイ
   クルの全体的対称平面（Ｐ）と一致した軸（ＸＸ′）に
   沿って上部保持アセンブリ（６）上に横方向に摺動自在
   に位置付けされる、請求項８に記載のギアシフト装置。
10. 【請求項１０】 前記装置はリヤーギアシフトである、
    請求項１ないし９のいずれかに記載のギアシフト装置。
11. 【請求項１１】 移動ギアシフトアセンブリ（７）は上
    部戻り車輪（１５）と接続アーム（１７）の下部分で旋
    回する下部戻り車輪（１８）とを含む、請求項１０に記
    載のギアシフト装置。
12. 【請求項１２】 制御シャフト（２３）は上部保持アセ
    ンブリ（６）の孔（１９）中で摺動する主ケーシング
    （１４）内部で摺動自在に位置付けされる、請求項１１
    に記載のギアシフト装置。
13. 【請求項１３】 制御シャフト（２３）は上シフトを制
    御するための一連の歯（２５）と下シフトを制御するた
    めの一連の歯（２４）とを含む、請求項１２に記載のギ
    アシフト装置。
14. 【請求項１４】 上部保持アセンブリ（６）は２つの制
    御装置、つまり上シフトのための第１の制御装置（１
    ３）と下シフトのための第２の制御装置（１２）とを含
    み、各々の装置は上シフトを制御する断続装置（５０
    ｍ）の１つまたは下シフトを制御する断続装置（５０
    ｄ）の１つが閉じている間にそれぞれパワーを与えられ
    る電磁石（４８）を含む、請求項１３に記載のギアシフ
    ト装置。
15. 【請求項１５】 インデックス手段（ＭＩ）は移動ギア
    シフトアセンブリの主ケーシング（１４）上で得られる
    一連のインデックスホロー（４０ａ、４０ｂ、４０ｃ、
    ４０ｄ、４０ｅ、４０ｆ、４０ｇ、４０ｈ）によって構
    成され、かつ上部保持アセンブリ（６）に取り付けられ
    かつ圧縮ばね（４２）によってインデックス位置に偏倚
    される玉（４１）と協働するように適合される、請求項
    １０ないし１４のいずれかに記載のギアシフト装置。
16. 【請求項１６】 移動ギアシフトアセンブリ（７）の横
    摺動のための軸（ＸＸ′）は下向きに傾斜して全体的対
    称平面（Ｐ）とともに９０°と４０°との間で構成され
    る鋭角（α）を形成する、請求項１５に記載のギアシフ
    ト装置。
17. 【請求項１７】 制御シャフト（２３）は主側面（２３
    ０）を含み、その下部端部は伝動軸を持つ第２の側面
    （２３１）によって延長され、前記主側面（２３０）は
    横方向に歯の２つの連続（２４、２５）を持ち、かつ第
    ２の側面（２３１）の軸（ｎｎ′）と一致した全体軸
    （ｍｍ′）を有し、軸（ｍｍ′）は軸（ｎｎ′）ととも
    に角度（α）に実質的に等しい角度を形成する、請求項
    １６に記載のギアシフト装置。
18. 【請求項１８】 制御シャフト（２３）は歯の２つの連
    続（２４、２５）を含む主側面（２３５）を含み、２つ
    の端部（２３６、２３７）で主ケーシング（１４）の摺
    動ハウジング（２２）中でその軸に沿って並進的にガイ
    ドされ、伝動軸（２７）は移動中間アーム（２３８）の
    一方の端部へ取り付けられ、その他方の端部は軸（２３
    ９）について主側面（２３５）の下部端部（２３６）上
    で軸支される、請求項１６に記載のギアシフト装置。