JPH05337717A - エンドミル - Google Patents
エンドミルInfo
- Publication number
- JPH05337717A JPH05337717A JP16541592A JP16541592A JPH05337717A JP H05337717 A JPH05337717 A JP H05337717A JP 16541592 A JP16541592 A JP 16541592A JP 16541592 A JP16541592 A JP 16541592A JP H05337717 A JPH05337717 A JP H05337717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end mill
- cross
- cutting edge
- range
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/04—Angles
- B23C2210/0407—Cutting angles
- B23C2210/0421—Cutting angles negative
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/20—Number of cutting edges
- B23C2210/205—Number of cutting edges six
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 焼入れ鋼のようなHRC50〜60の高硬度
材の仕上げ切削に適当なエンドミルを提供する。 【構成】 工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ
刃が形成されたエンドミルにおいて、ヤング率5500
0〜65000kg/mm2 の超微粒子超硬合金を用い
て、エンドミルの軸直角断面における断面積を75〜9
5%の範囲とし、かつエンドミルを外周切れ刃のすく
い角を−30゜〜0゜の範囲とし、刃数を4枚刃以
上、切れ刃のねじれ角を40゜〜60゜とし、さら
に、TiN及び/またはTiCNを被覆したエンドミル
である。
材の仕上げ切削に適当なエンドミルを提供する。 【構成】 工具本体の外周にねじれを有する複数の切れ
刃が形成されたエンドミルにおいて、ヤング率5500
0〜65000kg/mm2 の超微粒子超硬合金を用い
て、エンドミルの軸直角断面における断面積を75〜9
5%の範囲とし、かつエンドミルを外周切れ刃のすく
い角を−30゜〜0゜の範囲とし、刃数を4枚刃以
上、切れ刃のねじれ角を40゜〜60゜とし、さら
に、TiN及び/またはTiCNを被覆したエンドミル
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフライス盤やマシニング
センター等の工作機械に用いる仕上げ切削用のエンドミ
ルに関するものであり、特に硬さがHRC50〜60の
高硬度材の仕上げ切削のエンドミルに関するものであ
る。
センター等の工作機械に用いる仕上げ切削用のエンドミ
ルに関するものであり、特に硬さがHRC50〜60の
高硬度材の仕上げ切削のエンドミルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フライス盤またはマシニングセンター等
の工作機械を用いて鋼材をはじめ一般材料を切削するこ
の種の回転工具としては、エンドミルが通常使用されて
いる。しかし、例えば焼入れした工具鋼の様に硬さがH
RC50を超える被削材になるとエンドミルでは、剛性
が不足するため直角度が得られず仕上げ等の高精度な加
工には不向きであった。
の工作機械を用いて鋼材をはじめ一般材料を切削するこ
の種の回転工具としては、エンドミルが通常使用されて
いる。しかし、例えば焼入れした工具鋼の様に硬さがH
RC50を超える被削材になるとエンドミルでは、剛性
が不足するため直角度が得られず仕上げ等の高精度な加
工には不向きであった。
【0003】そのため、特開平3−178714または
本願発明と同一出願人の実開平2−100727および
特開平3−26413に示されるように刃先強度を向上
させることにより対応していた。特に、後者のエンドミ
ルはHRC60以上の被削材においても切削が可能であ
る。
本願発明と同一出願人の実開平2−100727および
特開平3−26413に示されるように刃先強度を向上
させることにより対応していた。特に、後者のエンドミ
ルはHRC60以上の被削材においても切削が可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】仕上げ切削に関して
は、面粗度は十分であるが精度を要求される用途には、
特に高硬度材としてはHRC50〜60の範囲のものが
最も一般的に使用されるが、上記のエンドミルでは軸直
角断面における外周切れ刃に大きな負のすくい角を有す
るために切れ味が劣り、仕上げ精度を落としていた。
は、面粗度は十分であるが精度を要求される用途には、
特に高硬度材としてはHRC50〜60の範囲のものが
最も一般的に使用されるが、上記のエンドミルでは軸直
角断面における外周切れ刃に大きな負のすくい角を有す
るために切れ味が劣り、仕上げ精度を落としていた。
【0005】
【本発明の目的】本発明は以上の問題を解消するために
なされたもので、仕上げ切削において高精度−直角度な
工具を提供するものである。
なされたもので、仕上げ切削において高精度−直角度な
工具を提供するものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、工具本体の外周にねじれを有する複数の
切れ刃が形成されたエンドミルにおいて、ヤング率55
000〜65000kg/mm2 の超微粒子超硬合金を
用いて、エンドミルの軸直角断面における断面積を75
〜95%の範囲とし、かつエンドミルを外周切れ刃の
すくい角を−30゜〜0゜の範囲とし、刃数を4枚刃
以上、切れ刃のねじれ角を40゜〜60゜とし、さら
に、TiN及び/またはTiCNを被覆したものであ
る。
成するために、工具本体の外周にねじれを有する複数の
切れ刃が形成されたエンドミルにおいて、ヤング率55
000〜65000kg/mm2 の超微粒子超硬合金を
用いて、エンドミルの軸直角断面における断面積を75
〜95%の範囲とし、かつエンドミルを外周切れ刃の
すくい角を−30゜〜0゜の範囲とし、刃数を4枚刃
以上、切れ刃のねじれ角を40゜〜60゜とし、さら
に、TiN及び/またはTiCNを被覆したものであ
る。
【0007】
【作用】そのため、超微粒子超硬合金を使用すると、切
れ味が良好となる反面、合金中に含有するコバルト量が
多いためヤング率が減少し工具剛性は低下する。しかし
工具剛性を高めるため、エンドミルの軸直角断面におけ
る断面積を75〜95%とすることにより、剛性を高め
ることができた。この断面積を高めるため、エンドミル
の各部の構成をのように設定し、特に、強捻れと
刃数を多く組み合わせることにより切削抵抗の分散と、
実切削している部分を増やし切削力が小さく常に加わる
ように設定した。またそのチップポケットをできるだけ
浅くすることにより断面積をより大きくし、かつ切り屑
排出性を高めた。
れ味が良好となる反面、合金中に含有するコバルト量が
多いためヤング率が減少し工具剛性は低下する。しかし
工具剛性を高めるため、エンドミルの軸直角断面におけ
る断面積を75〜95%とすることにより、剛性を高め
ることができた。この断面積を高めるため、エンドミル
の各部の構成をのように設定し、特に、強捻れと
刃数を多く組み合わせることにより切削抵抗の分散と、
実切削している部分を増やし切削力が小さく常に加わる
ように設定した。またそのチップポケットをできるだけ
浅くすることにより断面積をより大きくし、かつ切り屑
排出性を高めた。
【0008】以下、数値限定をした理由に付いて説明す
る。エンドミルの軸直角断面における断面積を75〜9
5%としたのは、75%未満では剛性が不足し、95%
を越えると相対的にチップポケット等を設ける空間が少
なく成りすぎるため75〜95%とした。
る。エンドミルの軸直角断面における断面積を75〜9
5%としたのは、75%未満では剛性が不足し、95%
を越えると相対的にチップポケット等を設ける空間が少
なく成りすぎるため75〜95%とした。
【0009】
【実施例】図1〜図3は本発明の一実施例であり、工具
材料にTiNコーティングを施した超微粒子超硬合金
(ヤング率57000kg/mm2 )を用い、工具刃径
10mm、刃数は6枚、右刃右ねじれのエンドミルであ
る。軸直角における外周切れ刃のすくい角を−20゜、
逃げ角を10゜とし、外周切れ刃のねじれ角を50゜に
することによりエンドミルの軸直角断面における断面積
を85%とにしたものである。
材料にTiNコーティングを施した超微粒子超硬合金
(ヤング率57000kg/mm2 )を用い、工具刃径
10mm、刃数は6枚、右刃右ねじれのエンドミルであ
る。軸直角における外周切れ刃のすくい角を−20゜、
逃げ角を10゜とし、外周切れ刃のねじれ角を50゜に
することによりエンドミルの軸直角断面における断面積
を85%とにしたものである。
【0010】このエンドミルを用いて、被削材にSKD
61材の調質材(HRC57)を用い、仕上げ切削の諸
元で試験を行った。切削諸元は、切削速度50m/mi
n、切り込み深さ 軸方向15mm、径方向0.2〜
0.5mm、1刃当たりの送り0.15mm/刃で行っ
た。切削面の直角度は1.5μmであり、その面粗さは
Rmax1.1であった。
61材の調質材(HRC57)を用い、仕上げ切削の諸
元で試験を行った。切削諸元は、切削速度50m/mi
n、切り込み深さ 軸方向15mm、径方向0.2〜
0.5mm、1刃当たりの送り0.15mm/刃で行っ
た。切削面の直角度は1.5μmであり、その面粗さは
Rmax1.1であった。
【0011】なお、比較のため、仕上げ用エンドミル
(工具刃径10mm、刃数は4枚、右刃右ねじれ、外周
切れ刃のすくい角+5゜、逃げ角8゜、外周切れ刃のね
じれ角を45゜、軸直角断面における断面積を65%)
のエンドミルを同一の方法で試験した結果、切削面の直
角度は6.2μm、その面粗さはRmax2.6であっ
た。本願発明品は、剛性が高く、軸方向の切り込みが長
い用途においても十分な剛性を保てるため高精度な加工
が出来る。
(工具刃径10mm、刃数は4枚、右刃右ねじれ、外周
切れ刃のすくい角+5゜、逃げ角8゜、外周切れ刃のね
じれ角を45゜、軸直角断面における断面積を65%)
のエンドミルを同一の方法で試験した結果、切削面の直
角度は6.2μm、その面粗さはRmax2.6であっ
た。本願発明品は、剛性が高く、軸方向の切り込みが長
い用途においても十分な剛性を保てるため高精度な加工
が出来る。
【0012】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、仕上げ
切削において、HRC50〜60の高硬度材においても
従来より大きな切削量でかつ加工精度の優れた加工が可
能となった。また、工具寿命が向上し、加工コストが削
減できた。さらに、工具剛性、刃先強度をともに有する
ため、広範囲な用途にも対応できる。
切削において、HRC50〜60の高硬度材においても
従来より大きな切削量でかつ加工精度の優れた加工が可
能となった。また、工具寿命が向上し、加工コストが削
減できた。さらに、工具剛性、刃先強度をともに有する
ため、広範囲な用途にも対応できる。
【図1】図1は本発明の一例を示し、その正面図であ
る。
る。
【図2】図2は図1の側面図である。
【図3】図3は図1の刃部軸直角断面図である。
1 本体 2 外周切れ刃 3 シャンク部 4 芯厚 5 チップポケット θa ねじれ角 θb すくい角 θc にげ角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 理 大阪市淀川区野中北1丁目13番20号 日立 ツール株式会社大阪工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 工具本体の外周にねじれを有する複数の
切れ刃が形成されたエンドミルにおいて、ヤング率55
000〜65000kg/mm2 の超微粒子超硬合金を
用いて、エンドミルの軸直角断面における断面積を75
〜95%の範囲とし、かつエンドミルを外周切れ刃の
すくい角を−30゜〜0゜、刃数を4枚刃以上、切
れ刃のねじれ角を40゜〜60゜としたことを特徴とす
るエンドミル。 - 【請求項2】 請求項1記載のエンドミルにおいて、T
iN及び/またはTiCNを被覆したことを特徴とする
エンドミル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16541592A JPH05337717A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | エンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16541592A JPH05337717A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | エンドミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337717A true JPH05337717A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15811986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16541592A Pending JPH05337717A (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | エンドミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05337717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015163644A1 (ko) * | 2014-04-23 | 2015-10-29 | 한국야금 주식회사 | 부분적으로 제거된 피막이 형성된 절삭공구 |
US11376675B2 (en) | 2014-04-23 | 2022-07-05 | Korloy Inc. | Cutting tool having partially-removed film formed thereon |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP16541592A patent/JPH05337717A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015163644A1 (ko) * | 2014-04-23 | 2015-10-29 | 한국야금 주식회사 | 부분적으로 제거된 피막이 형성된 절삭공구 |
CN105980092A (zh) * | 2014-04-23 | 2016-09-28 | 韩国冶金株式会社 | 具有形成在其上的局部去除层的切割工具 |
US11141801B2 (en) | 2014-04-23 | 2021-10-12 | Korloy Inc. | Cutting tool having partially-removed film formed thereon |
US11376675B2 (en) | 2014-04-23 | 2022-07-05 | Korloy Inc. | Cutting tool having partially-removed film formed thereon |
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