JPH05336704A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JPH05336704A
JPH05336704A JP4163809A JP16380992A JPH05336704A JP H05336704 A JPH05336704 A JP H05336704A JP 4163809 A JP4163809 A JP 4163809A JP 16380992 A JP16380992 A JP 16380992A JP H05336704 A JPH05336704 A JP H05336704A
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JP
Japan
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fan
rotor
elastic blade
generator
blades
Prior art date
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Pending
Application number
JP4163809A
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English (en)
Inventor
Katsumi Adachi
克己 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4163809A priority Critical patent/JPH05336704A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却ファンの高回転速度における風音レベル
を下げ、騒音を低減する。 【構成】 主板20aから軸方向に曲げ起こし後退角に
形成した複数枚の受け羽根20bに、弾性羽根21を固
着し上部側を外方に突出させてファン20を構成し、こ
のファン20を磁極鉄心5端に取付けてあり、高速回転
になると、弾性羽根21の上部側が反回転方向に弾性湾
曲し、風量を減少し風音レベルを下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転子の磁極鉄心に
取付けたファンにより通風冷却するようにした、車両用
交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の車両用交流発電機の縦断面
図である。図において、1は固定子で、固定子鉄心2
と、固定子コイル3とからなる。4は回転子で、次のよ
うに構成されている。5及び6は異極性の磁極鉄心で、
双方の磁極歯部5a及び6aが円周方向に交互に出され
ている。7は双方の磁極鉄心間に保持された励磁コイ
ル、8は磁極鉄心5、6を固着した回転軸、9は回転軸
8に絶縁スリーブを介し固定された1対のスリップリン
グ、10及び11は磁極鉄心5及び6に固定されたファ
ンである。
【0003】次に、12及び13は前ブラケット及び後
ブラケットで、締付けボルト14により固定子鉄心2を
結合している。前ブラケット12には通風のため、端部
に複数の吸気孔12aと、外周部に複数の排気孔12b
とが設けられている。また、後ブラケット13には通風
のため、端部に複数の吸気孔13aと、外周部に複数の
排気孔13bとが設けられている。回転軸8は軸受15
及び16を介し、前ブラケット12及び後ブラケット1
3に支持されている。17は回転軸8に固定されたプー
リで、機関の回転がベルトを介し伝えられ、回転子4を
回転させる。
【0004】18は固定子コイル3に誘導された交流電
圧を直流電圧に整流して出力する整流器、19は整流出
力電圧を検出し、励磁電流を制御し端子電圧を所定値に
調整する電圧調整器である。20はブラシ保持器で、保
持したブラシ21をスリップリング9に圧接させ励磁電
流を通じる。
【0005】上記交流発電機において、回転子4が回転
されると、固定子コイル3に交流電圧が誘導され電力を
供給し発熱する。ファン10、11の回転による通風
で、固定子1部、回転子4部を冷却する。
【0006】上記ファン10は図7に示すように、主板
10aから複数枚(図では12枚)の羽根10bが直角
に軸方向に曲げ起こされ、回転方向Aに対し後退角に傾
斜されて形成されている。ファン11も図7と同様に、
複数枚の羽根11bが直角に軸方向に曲げ起こされ、回
転方向に対し後退角に傾斜されて形成されている。ファ
ン11の主板11aには、励磁コイル17の引出線を半
径方向に通すふくらみ部及び切欠き部が設けられてい
る。
【0007】上記従来の交流発電機において、回転子4
が回転するとファン10、11も共に回転される。回転
子4の回転速度Nに対する発電機の特性を図5に曲線図
で示す。このときの冷却風量Q1は、回転速度Nに比例
して増大し、発電機の各部品の温度上昇T1は、回転速
度Nに対し中間部で最高になり、これより大きく下降に
転じている。このように、回転速度Nが高速度になる
と、ファン10、11は必要以上の風量Q1を出し、し
たがって、風音レベルP1が大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の車
両用交流発電機では、回転子4の回転速度が高くなる
と、出力に対する冷却風量が必要以上に多くなり、風音
レベルが大きくなり騒音が大きくなるという問題点があ
った。この発明は、上記のような問題点を解決するため
になされたもので、回転子の回転速度が高くなると、冷
却風量の増大が低下に転じ、必要以上の風量が抑制さ
れ、風音レベルの増大の割合を下げ、騒音を低下した車
両用交流発電機を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる車両用
交流発電機では、第1の発明では、ファンの主板から曲
げ起こされた後退角の複数の受け羽根上に、ばね板材か
らなる弾性羽根を重ねて固着し、弾性羽根の上部側を羽
根の外端から突出させたものである。
【0010】また、第2の発明では、ファンの主板から
曲げ起こされた後退角の複数の受け羽根上に、ばね板材
からなる弾性羽根を重ねて固着し、弾性羽根の下部側を
受け羽根の内端から内方に突出させたものである。
【0011】
【作用】この発明においては、第1の発明では、回転子
の回転速度が高速になると、風圧により弾性羽根の上部
側が反回転方向に弾性湾曲し吐出角が減少し、風量を下
げ風音レベルの増大を抑制する。また、第2の発明で
は、回転子の回転速度が高速になると、弾性羽根の下部
側が遠心力により上方に弾性湾曲し後退角を増大し、風
量を下げ風音レベルの増大を抑制する。
【0012】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1による
車両用交流発電機の回転子の断面図で、4〜9、5a、
6aは図6と同様である。また、図示しない固定部の構
成も図6と同様である。20は磁極鉄心5に取付けられ
た前側のファンで、図2に正面図で示す。主板20aに
複数枚(図では12枚)の受け羽根20bがプレス加工
により軸方向に曲げ起こされ、回転方向Aに対し後退角
にされている。21は比較的薄い板厚のばね性板からな
る弾性羽根で、下部側が受け羽根20b上に重ねられ、
スポット溶接などの固着手段で固着され、上部側が受け
羽根20bの外端から突出している。図1に戻り、22
は磁極鉄心6に取付けられた後側のファンで、図2のフ
ァン20と同様に、主板22aから複数の受け羽根22
bがプレス加工により軸方向に曲げ起こされ、回転方向
に対し、後退角にされている。23は比較的薄い板厚の
ばね性板からなる弾性羽根で、下部側が受け羽根22b
上に重ねられ、スポット溶接などの固着手段で固着さ
れ、上部側が受け羽根の内端から突出している。
【0013】上記ファン20、22が回転子4に取付け
られた交流発電機において、回転子4の回転速度が低速
では、弾性羽根21は図2に実線で示すように、吐出角
θとなっている。回転速度が高速になると、各弾性羽根
21は風圧により上部側が図2に鎖線で示すように(図
では鎖線は2枚のみを示す)、反回転方向に弾性湾曲す
る。これにより、吐出角θが小さくなる。また、ファン
22も同様に、各弾性羽根23は風圧により上部側が反
回転方向に弾性湾曲し吐出角θが小さくなる。なお、フ
ァン20及び22の弾性羽根21及び23は、回転によ
り上部側に遠心力が半径方向に作用するが、風圧による
反回転方向への力の方が大きく作用するようにしてい
る。
【0014】実施例1の交流発電機の回転速度Nに対す
る特性を図4に示す。回転速度Nが高速になると、冷却
風量Qが上記従来のQ1より減少する。したがって、風
音レベルPも従来のP1より下り、騒音が低下する。な
お、風量Qの減少により、各部品の温度上昇Tは従来の
1より上昇するが、回転速度Nの中間部での温度上昇
より下がっており、支障はない。
【0015】実施例2.図3(A)及び(B)はこの発
明の実施例2による車両用交流発電機の前側のファンの
側面断面図及び正面図である。ファン24には、主板2
4aに複数枚(図では12枚)の受け羽根24bがプレ
ス加工により軸方向に曲げ起こされ、後退角に形成され
ている。25は薄厚さのばね性板からなる弾性羽根で、
上部側が受け羽根25b上に重ねられスポット溶接など
で固着され、下部側が受け羽根25bの内端から内方に
突出している。このファン24は図1と同様に、回転子
4の磁極鉄心5端に取付けられる。また、磁極鉄心6端
に取付けられる後側のファンも、ファン24と同様に、
受け羽根に弾性羽根が固着され、下部側が内方に突出さ
せている。
【0016】上記実施例2の交流発電機において、ファ
ン24は低速回転では各弾性羽根25は実線の状態で冷
却通風する。高速回転になると各弾性羽根26は遠心力
が大きくなり、下部側が鎖線のように(図では鎖線は2
枚のみを示す)、半径方向に弾性湾曲する。これによ
り、空気抵抗が増し、冷却風量が従来のものより減少
し、風音レベルも下がり騒音が低下する。なお、弾性羽
根25の下部側は、風圧では反回転方向に湾曲しないよ
うな剛性にしてある。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
の発明では、主板から曲げ起こされ後退角にされた複数
枚の受け羽根に、弾性羽根を固着し上部側を外方に突出
させてファンを構成し、このファンを磁極鉄心の両端に
取付けたので、回転子の回転が高速になると、弾性羽根
の上部側が反回転方向に弾性湾曲し、風量が減少して風
音レベルが下がり騒音が低下する。
【0018】また、第2の発明では、主板から曲げ起こ
され後退角にされた複数枚の受け羽根に、弾性羽根を固
着し下部側を内方に突出させてファンを構成し、このフ
ァンを磁極鉄心の両端に取付けたので、回転子の回転が
高速になると、弾性羽根の下部側が遠心力により半径方
向に弾性湾曲し、風量が減少して風音レベルが下がり騒
音が低下される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による車両用交流発電機の
回転子の縦断面図である。
【図2】図1の前側のファンの正面図である。
【図3】この発明の実施例2による前側のファンを示
し、(B)図は正面図、(A)図は(B)図のA−A線
における断面図である。
【図4】図1の交流発電機の回転速度に対する特性曲線
図である。
【図5】従来の車両用交流発電機の回転速度に対する特
性曲線図である。
【図6】従来の車両用交流発電機の縦断面図である。
【図7】図6の前側のファンの正面図である。
【符号の説明】
4 回転子 5、6 磁極鉄心 20、22 ファン 20a、22a 主板 20b、22b 受け羽根 21、23 弾性羽根 24 ファン 24a 主板 24b 受け羽根 25 弾性羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子の磁極鉄心の両端にそれぞれ取付
    けられた1対のファンにより、機内を通風冷却するよう
    にした車両用交流発電機において、 主板から軸方向に曲げ起こされて形成され、後退角にさ
    れた複数の受け羽根に、ばね性板からなる弾性羽根の下
    部側を固着し、上部側を受け羽根の外端から外方に突出
    させてファンを構成し、上記回転子の回転が高速になる
    と、上記弾性羽根の上部側が反回転方向に弾性湾曲し、
    風量及び風音レベルが下がるようにした車両用交流発電
    機。
  2. 【請求項2】 回転子の磁極鉄心の両端にそれぞれ取付
    けられた1対のファンにより、機内を通風冷却するよう
    にした車両用交流発電機において、 主板から軸方向に曲げ起こされて形成され後退角にされ
    た複数の受け羽根に、ばね性板からなる弾性羽根の上部
    例を固着し、下部側を受け羽根の内端から内方に突出さ
    せてファンを構成し、上記回転子の回転が高速になる
    と、上記弾性羽根の下部側が遠心力により回転方向に弾
    性湾曲し、風量及び風音レベルが下がるようにした車両
    用交流発電機。
JP4163809A 1992-05-29 1992-05-29 車両用交流発電機 Pending JPH05336704A (ja)

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