JPH0533668A - ターボコンパウンドエンジン - Google Patents
ターボコンパウンドエンジンInfo
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- JPH0533668A JPH0533668A JP3208475A JP20847591A JPH0533668A JP H0533668 A JPH0533668 A JP H0533668A JP 3208475 A JP3208475 A JP 3208475A JP 20847591 A JP20847591 A JP 20847591A JP H0533668 A JPH0533668 A JP H0533668A
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- Japan
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- engine
- turbocharger
- exhaust
- electric machine
- power
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B37/00—Engines characterised by provision of pumps driven at least for part of the time by exhaust
- F02B37/04—Engines with exhaust drive and other drive of pumps, e.g. with exhaust-driven pump and mechanically-driven second pump
- F02B37/10—Engines with exhaust drive and other drive of pumps, e.g. with exhaust-driven pump and mechanically-driven second pump at least one pump being alternatively or simultaneously driven by exhaust and other drive, e.g. by pressurised fluid from a reservoir or an engine-driven pump
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B39/00—Component parts, details, or accessories relating to, driven charging or scavenging pumps, not provided for in groups F02B33/00 - F02B37/00
- F02B39/02—Drives of pumps; Varying pump drive gear ratio
- F02B39/08—Non-mechanical drives, e.g. fluid drives having variable gear ratio
- F02B39/10—Non-mechanical drives, e.g. fluid drives having variable gear ratio electric
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B41/00—Engines characterised by special means for improving conversion of heat or pressure energy into mechanical power
- F02B41/02—Engines with prolonged expansion
- F02B41/10—Engines with prolonged expansion in exhaust turbines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ターボコンパウンドエンジンにおける排気のた
めの仕事をなくし、燃料の燃焼エネルギーを有効に動力
に変換させる。 【構成】断熱構造とした2サイクル3気筒のエンジン1
に回転電機24を備えたターボチャージャ2を取付け、
さらにその下流にタービン発電機3を配置する。そして
ターボチャージャ2からの過給気流路に高効率のインタ
ークーラー23を配置して吸気の冷却を十分に行うとと
もに、排気エネルギーにより駆動される回転電機24お
よび発電機32からの出力を整流・電圧制御器4とイン
バータ5を介し、フライホイール14に噛合する電動機
6に供給してエンジントルクの付勢を行わせる。また、
エンジン負荷に応じて排気弁13の開度をバルブ制御装
置8にて制御させる。
めの仕事をなくし、燃料の燃焼エネルギーを有効に動力
に変換させる。 【構成】断熱構造とした2サイクル3気筒のエンジン1
に回転電機24を備えたターボチャージャ2を取付け、
さらにその下流にタービン発電機3を配置する。そして
ターボチャージャ2からの過給気流路に高効率のインタ
ークーラー23を配置して吸気の冷却を十分に行うとと
もに、排気エネルギーにより駆動される回転電機24お
よび発電機32からの出力を整流・電圧制御器4とイン
バータ5を介し、フライホイール14に噛合する電動機
6に供給してエンジントルクの付勢を行わせる。また、
エンジン負荷に応じて排気弁13の開度をバルブ制御装
置8にて制御させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの排気管にター
ボチャージャを連結してエンジンの吸気圧を増大させ、
さらに排気エネルギーを利用してエンジントルクを向上
させるターボコンパウンドエンジンに関する。
ボチャージャを連結してエンジンの吸気圧を増大させ、
さらに排気エネルギーを利用してエンジントルクを向上
させるターボコンパウンドエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排出する排気ガスをタービン
に導いて駆動させ、該タービントルクによって過給気を
エンジンに圧送するターボチャージャが広く使用され、
この種のターボチャージャの回転軸に発電機を取付け
て、クランク軸に設けた電動機を駆動し、排気エネルギ
ーを回収してエンジン出力に変換しようとするターボコ
ンパウンドエンジンが種々提案されている。
に導いて駆動させ、該タービントルクによって過給気を
エンジンに圧送するターボチャージャが広く使用され、
この種のターボチャージャの回転軸に発電機を取付け
て、クランク軸に設けた電動機を駆動し、排気エネルギ
ーを回収してエンジン出力に変換しようとするターボコ
ンパウンドエンジンが種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなターボコン
パウンドシステムを4サイクルエンジンに利用した場
合、タービンの効率を向上させるために膨張比を上昇さ
せたときには、エンジンの排気行程における仕事量が増
加することになって、結果的に余り効率が向上しないこ
とになり、またエンジンの部分負荷時における仕事量が
改善されないという問題がある。
パウンドシステムを4サイクルエンジンに利用した場
合、タービンの効率を向上させるために膨張比を上昇さ
せたときには、エンジンの排気行程における仕事量が増
加することになって、結果的に余り効率が向上しないこ
とになり、またエンジンの部分負荷時における仕事量が
改善されないという問題がある。
【0004】このような仕事につき図3に示すP−V線
図にて説明すると、aは大気圧でコンプレッサ入口、b
はコンプレッサ出口、cは圧縮端、dは燃焼終了時点、
eは排気弁開、fはブローダウン、gは排気終了、hは
吸気開始、kはタービン出口、iはタービン入口の各状
態のP(圧力)およびV(容積)を示すものである。
図にて説明すると、aは大気圧でコンプレッサ入口、b
はコンプレッサ出口、cは圧縮端、dは燃焼終了時点、
eは排気弁開、fはブローダウン、gは排気終了、hは
吸気開始、kはタービン出口、iはタービン入口の各状
態のP(圧力)およびV(容積)を示すものである。
【0005】この状態の場合、b−c−d−eは正の仕
事、f−g−h−bは負の吸排気行程ポンピング仕事、
f−i−k−a−bは正のタービン仕事となり、このよ
うなシステムではf−g−h−bのポンプ仕事のマイナ
ス面が大となり、iのタービン入口状態のレベルを上昇
させると排気の仕事が増加するという問題がある。
事、f−g−h−bは負の吸排気行程ポンピング仕事、
f−i−k−a−bは正のタービン仕事となり、このよ
うなシステムではf−g−h−bのポンプ仕事のマイナ
ス面が大となり、iのタービン入口状態のレベルを上昇
させると排気の仕事が増加するという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的はエンジンの排気行程におけるマ
イナス面の仕事量を減少させるとともに、排気エネルギ
ーを効率よく回収してエンジンの駆動力に変換しようと
するターボコンパウンドエンジンを提供することにあ
る。
ものであり、その目的はエンジンの排気行程におけるマ
イナス面の仕事量を減少させるとともに、排気エネルギ
ーを効率よく回収してエンジンの駆動力に変換しようと
するターボコンパウンドエンジンを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、エンジンの排気管にターボチャー
ジャを連結してエンジンへの過給圧を増大させるととも
に、排気エネルギーを動力として回収させるターボコン
パウンドエンジンにおいて、前記エンジンに断熱型の2
サイクルディーゼルエンジンを用いるとともに、前記タ
ーボチャージャの回転軸に配置され発電作動する回転電
機と、該ターボチャージャの下流に接続したタービン発
電機と、エンジンのクランク軸に連結した電動機と、前
記の回転電機とタービン発電機からの出力を前記の電動
機に供給して力行せしめる電力変換手段とを有するター
ボコンパウンドエンジンが提供される。
めに本発明によれば、エンジンの排気管にターボチャー
ジャを連結してエンジンへの過給圧を増大させるととも
に、排気エネルギーを動力として回収させるターボコン
パウンドエンジンにおいて、前記エンジンに断熱型の2
サイクルディーゼルエンジンを用いるとともに、前記タ
ーボチャージャの回転軸に配置され発電作動する回転電
機と、該ターボチャージャの下流に接続したタービン発
電機と、エンジンのクランク軸に連結した電動機と、前
記の回転電機とタービン発電機からの出力を前記の電動
機に供給して力行せしめる電力変換手段とを有するター
ボコンパウンドエンジンが提供される。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかるターボコンパウンド
エンジンの一実施例を示す構成ブロック図である。
エンジンの一実施例を示す構成ブロック図である。
【0010】同図において、1はエンジンで、2サイク
ル作動する3気筒の断熱型のディーゼルエンジンが用い
られ、その燃焼室の関連部分に例えば耐熱性のセラミッ
クスなどの断熱素材が使用されて高温度に保持され、し
たがってエンジン冷却水が不要となり、冷却損失が減じ
て熱効率のよいものである。
ル作動する3気筒の断熱型のディーゼルエンジンが用い
られ、その燃焼室の関連部分に例えば耐熱性のセラミッ
クスなどの断熱素材が使用されて高温度に保持され、し
たがってエンジン冷却水が不要となり、冷却損失が減じ
て熱効率のよいものである。
【0011】2はターボチャージャで、エンジン1の排
気マニホールド11からの排気ガスによりタービン21
が駆動され、該タービントルクによりコンプレッサ22
を作動させて過給気をエンジン1に圧送するものであ
り、コンプレッサ22から吸気マニホールド12への吸
気流路には効率の高いインタークーラー23が挿入さ
れ、密度の大きい空気がエンジン1に圧送される。
気マニホールド11からの排気ガスによりタービン21
が駆動され、該タービントルクによりコンプレッサ22
を作動させて過給気をエンジン1に圧送するものであ
り、コンプレッサ22から吸気マニホールド12への吸
気流路には効率の高いインタークーラー23が挿入さ
れ、密度の大きい空気がエンジン1に圧送される。
【0012】24はタービン軸に設けられた電動−発電
機となる回転電機であり、エンジン1からの排気流量が
多い場合には発電機として作動して、後述する電動機6
を駆動することによりエンジントルクを付勢したり、エ
ンジン1の低回転高負荷時にはバッテリ7を電源とする
電力により電動作動して、コンプレッサ22の圧気作動
を助勢し、エンジン1への過給気圧を上昇させるように
構成されている。なお、エンジン1における13はそれ
ぞれのシリンダに設けられた排気弁で、バルブ制御装置
8の作動によりエンジン負荷に応じてバルブ開度が増減
制御されるものである。
機となる回転電機であり、エンジン1からの排気流量が
多い場合には発電機として作動して、後述する電動機6
を駆動することによりエンジントルクを付勢したり、エ
ンジン1の低回転高負荷時にはバッテリ7を電源とする
電力により電動作動して、コンプレッサ22の圧気作動
を助勢し、エンジン1への過給気圧を上昇させるように
構成されている。なお、エンジン1における13はそれ
ぞれのシリンダに設けられた排気弁で、バルブ制御装置
8の作動によりエンジン負荷に応じてバルブ開度が増減
制御されるものである。
【0013】3はタービン発電機でターボチャージャ2
の排出ガスにより駆動されるタービン31と、該タービ
ントルクにより駆動され発電する発電機32とを有し、
該発電機32からの出力は前述の発電作動時の回転電機
24の発電電力とともに整流・電圧制御器4に送電され
る。
の排出ガスにより駆動されるタービン31と、該タービ
ントルクにより駆動され発電する発電機32とを有し、
該発電機32からの出力は前述の発電作動時の回転電機
24の発電電力とともに整流・電圧制御器4に送電され
る。
【0014】そして、整流・電圧制御器4では送電され
た交流電力を整流するとともに、これを所定電圧の直流
電力に変換してインバータ5に送電するものである。
た交流電力を整流するとともに、これを所定電圧の直流
電力に変換してインバータ5に送電するものである。
【0015】インバータ5は直流電力を所定周波数の交
流電力に変換するもので、前述の回転電機24に通電す
るDC−ACの変換部と、エンジン1のフライホイール
14に噛合するピニオン61を備えた電動機6に通電す
る変換部との両方を備えており、これらの変換部はとも
に、給電する回転電機24および発電機32からの回転
信号のフィードバックラインを備えて、通電時には力行
させる周波数の交流電力をそれぞれに供給するように構
成されている。なお、51は切換スイッチであり、ター
ボチャージャ2の回転電機24の電動または発電作動に
応じて、該回転電機24とインバータ5との間の配線を
切換えるものである。
流電力に変換するもので、前述の回転電機24に通電す
るDC−ACの変換部と、エンジン1のフライホイール
14に噛合するピニオン61を備えた電動機6に通電す
る変換部との両方を備えており、これらの変換部はとも
に、給電する回転電機24および発電機32からの回転
信号のフィードバックラインを備えて、通電時には力行
させる周波数の交流電力をそれぞれに供給するように構
成されている。なお、51は切換スイッチであり、ター
ボチャージャ2の回転電機24の電動または発電作動に
応じて、該回転電機24とインバータ5との間の配線を
切換えるものである。
【0016】バッテリ7は回転電機24の電動作動時の
電源にされたり、エンジン1の排気弁13を制御するバ
ルブ制御装置8の電源となるものであり、図示していな
いが、発電作動時の回転電機24の出力により充電され
るように構成されている。
電源にされたり、エンジン1の排気弁13を制御するバ
ルブ制御装置8の電源となるものであり、図示していな
いが、発電作動時の回転電機24の出力により充電され
るように構成されている。
【0017】つぎに、このように構成された本実施例の
作動について説明すると、エンジン1の運転により排気
ガスが排気マニホールド11を介してターボチャージャ
2に圧送されてタービン21が駆動されると、同軸上の
コンプレッサ22が圧気作動を行うとともに回転電機2
4も駆動されて交流電力を出力する。
作動について説明すると、エンジン1の運転により排気
ガスが排気マニホールド11を介してターボチャージャ
2に圧送されてタービン21が駆動されると、同軸上の
コンプレッサ22が圧気作動を行うとともに回転電機2
4も駆動されて交流電力を出力する。
【0018】そして、コンプレッサ22からの圧気は圧
縮熱を高効率のインタークーラー23にて奪われ冷却さ
れて密度の大きい新気として吸気マニホールド12を介
して圧送され、エンジン1の送気を行うことになる。こ
の場合、吸気孔から導入された新気は排気より圧力が高
いので、排気を押出して排気管に一部が流出するととも
に、燃焼室の内壁温度を低下させ新気は熱を奪って排気
系に至る。なお、冷却された新気は燃焼室も冷却されて
いるので燃焼の悪化が少なく燃焼を完結するが、断熱型
の燃焼室のために燃焼ガスは等容的に燃焼して仕事を行
うことになる。そして、排気ガスはエンタルピーが増加
しているので、タービンにおける仕事が十分に行えるよ
うな圧力比を得ることができ、ターボチャージャ2の圧
気作動および回転電機24による発電作動が効率よく行
われることになる。
縮熱を高効率のインタークーラー23にて奪われ冷却さ
れて密度の大きい新気として吸気マニホールド12を介
して圧送され、エンジン1の送気を行うことになる。こ
の場合、吸気孔から導入された新気は排気より圧力が高
いので、排気を押出して排気管に一部が流出するととも
に、燃焼室の内壁温度を低下させ新気は熱を奪って排気
系に至る。なお、冷却された新気は燃焼室も冷却されて
いるので燃焼の悪化が少なく燃焼を完結するが、断熱型
の燃焼室のために燃焼ガスは等容的に燃焼して仕事を行
うことになる。そして、排気ガスはエンタルピーが増加
しているので、タービンにおける仕事が十分に行えるよ
うな圧力比を得ることができ、ターボチャージャ2の圧
気作動および回転電機24による発電作動が効率よく行
われることになる。
【0019】また、このターボチャージャ2では掃気時
に新気からの空気が熱を奪って容積を増しているので、
エンジンの部分負荷時でも容易に仕事量を得ることがで
き、さらに、この新気のリーク量はエンジン負荷に応じ
て排気弁13の開度を制御するバルブ制御装置8によ
り、適切な流量に制御されることになる。
に新気からの空気が熱を奪って容積を増しているので、
エンジンの部分負荷時でも容易に仕事量を得ることがで
き、さらに、この新気のリーク量はエンジン負荷に応じ
て排気弁13の開度を制御するバルブ制御装置8によ
り、適切な流量に制御されることになる。
【0020】一方、回転電機24からの電力は整流・電
圧制御器4に入力されるが、ここではターボチャージャ
2の排出ガスにより駆動されるタービン発電機3からの
電力も一緒に入力され、整流回路にて直流に変換されて
加え合わされ、所定電圧の直流電力となってインバータ
5に出力される。
圧制御器4に入力されるが、ここではターボチャージャ
2の排出ガスにより駆動されるタービン発電機3からの
電力も一緒に入力され、整流回路にて直流に変換されて
加え合わされ、所定電圧の直流電力となってインバータ
5に出力される。
【0021】ついで、インバータ5ではフライホイール
14とギヤ機構を介して噛合している電動機6からの回
転信号に対応して電動機6を力行させるような交流周波
数を有する電力に変換して電動機6に通電し、このため
フライホイール14は付勢されエンジン1のトルクを増
強させることになる。
14とギヤ機構を介して噛合している電動機6からの回
転信号に対応して電動機6を力行させるような交流周波
数を有する電力に変換して電動機6に通電し、このため
フライホイール14は付勢されエンジン1のトルクを増
強させることになる。
【0022】図2はこのような本実施例のシステムにお
けるP/V線図であり、2サイクルエンジンではピスト
ンの下死点位置にて掃気のため吸気孔と排気弁とが開口
しており、図示のA点にては吸気孔が閉じて圧縮開始、
B点は圧縮の終了端、C点は燃料の終了、D点は排気弁
が開いて排気開始、E点は排気弁が閉じて排気の終了で
ある。また、F点はピストンの下死点、G点はタービン
入口、H点はタービン出口、I点はコンプレッサ入口
で、それぞれの状態の圧力や容積を表すものであり、こ
の場合4サイクルエンジンにおけるような排気のための
マイナス仕事がなく、燃料の熱効率のよいエンジンシス
テムが得られることになる。
けるP/V線図であり、2サイクルエンジンではピスト
ンの下死点位置にて掃気のため吸気孔と排気弁とが開口
しており、図示のA点にては吸気孔が閉じて圧縮開始、
B点は圧縮の終了端、C点は燃料の終了、D点は排気弁
が開いて排気開始、E点は排気弁が閉じて排気の終了で
ある。また、F点はピストンの下死点、G点はタービン
入口、H点はタービン出口、I点はコンプレッサ入口
で、それぞれの状態の圧力や容積を表すものであり、こ
の場合4サイクルエンジンにおけるような排気のための
マイナス仕事がなく、燃料の熱効率のよいエンジンシス
テムが得られることになる。
【0023】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0024】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
断熱構造とした2サイクル3気筒エンジンに取付けたタ
ーボチャージャからの過給気流路に高効率のインターク
ーラーを配して密度を高めた吸気をエンジンに供給し、
ターボチャージャには回転電機を配して発電作動させる
とともに、該ターボチャージャからの排ガスにより駆動
されるタービン発電機からの電力と前記回転電機の電力
とを、クランク軸と連結させた電動機に供給してエンジ
ン出力を増大させるので、このシステムではエンジンの
冷却水による熱損失が減じ、エンジン掃気時に新気が吹
抜けても断熱エンジンのため不完全燃焼が防がれて、こ
の燃焼エネルギーによりターボチャージャや下流のター
ビン発電機にて十分な仕事が行われ、さらに排気のため
のマイナス仕事が減じて効率のよいターボコンパウンド
エンジンが得られるという効果が生ずる。
断熱構造とした2サイクル3気筒エンジンに取付けたタ
ーボチャージャからの過給気流路に高効率のインターク
ーラーを配して密度を高めた吸気をエンジンに供給し、
ターボチャージャには回転電機を配して発電作動させる
とともに、該ターボチャージャからの排ガスにより駆動
されるタービン発電機からの電力と前記回転電機の電力
とを、クランク軸と連結させた電動機に供給してエンジ
ン出力を増大させるので、このシステムではエンジンの
冷却水による熱損失が減じ、エンジン掃気時に新気が吹
抜けても断熱エンジンのため不完全燃焼が防がれて、こ
の燃焼エネルギーによりターボチャージャや下流のター
ビン発電機にて十分な仕事が行われ、さらに排気のため
のマイナス仕事が減じて効率のよいターボコンパウンド
エンジンが得られるという効果が生ずる。
【0025】また本発明によれば、エンジンの負荷状態
に応じて排気弁の開度の制御自在なバルブ制御装置を設
けたので、部分負荷時の排気ガスでも仕事の効率を向上
させ得るという利点が生ずる。
に応じて排気弁の開度の制御自在なバルブ制御装置を設
けたので、部分負荷時の排気ガスでも仕事の効率を向上
させ得るという利点が生ずる。
【図1】本発明にかかるターボコンパウンドエンジンの
一実施例を示す構成ブロック図である。
一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】本実施例における燃焼ガスの状態を示すP/V
線図である。
線図である。
【図3】4サイクルエンジンにおけるP/V線図であ
る。
る。
【符号の説明】
1…エンジン
2…ターボチャージャ
3…タービン発電機
4…整流・電圧制御器
5…インバータ
6…電動機
8…バルブ制御装置
13…排気弁
14…フライホイール
23…インタークーラー
24…回転電機
Claims (3)
- 【請求項1】エンジンの排気管にターボチャージャを連
結してエンジンへの過給圧を増大させるとともに、排気
エネルギーを動力として回収させるターボコンパウンド
エンジンにおいて、前記エンジンに断熱型の2サイクル
ディーゼルエンジンを用いるとともに、前記ターボチャ
ージャの回転軸に配置され発電作動する回転電機と、該
ターボチャージャの下流に接続したタービン発電機と、
エンジンのクランク軸に連結した電動機と、前記の回転
電機とタービン発電機からの出力を前記の電動機に供給
して力行せしめる電力変換手段とを有することを特徴と
するターボコンパウンドエンジン。 - 【請求項2】前記のターボチャージャからエンジンへの
過給気流路に高効率のインタークーラーを介在させたこ
とを特徴とする請求項1記載のターボコンパウンドエン
ジン。 - 【請求項3】前記のエンジンのシリンダの排気弁の開度
をエンジン負荷に応じて制御せしめるバルブ制御装置を
取付けたことを特徴とする請求項1記載のターボコンパ
ウンドエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208475A JPH0533668A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ターボコンパウンドエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208475A JPH0533668A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ターボコンパウンドエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0533668A true JPH0533668A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16556790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3208475A Pending JPH0533668A (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ターボコンパウンドエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0533668A (ja) |
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