JPH05336321A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05336321A
JPH05336321A JP4136968A JP13696892A JPH05336321A JP H05336321 A JPH05336321 A JP H05336321A JP 4136968 A JP4136968 A JP 4136968A JP 13696892 A JP13696892 A JP 13696892A JP H05336321 A JPH05336321 A JP H05336321A
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JP
Japan
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image
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data
control
code data
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JP4136968A
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English (en)
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Yu Nameki
祐 行木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理装置個々で、その使用状況に適応し
た必要かつ最適の大きさの格納領域を確保する。 【構成】 画像データを入力する入力手段と、入力され
た画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、データ圧縮
手段から出力された圧縮符号データの量を計測する計測
手段と、該データ圧縮手段からの圧縮符号データを少な
くとも1ページ以上一時的に格納可能な領域を有する符
号データ格納手段と、該符号データ格納手段から転送さ
れた圧縮符号データを蓄積する蓄積手段と、これらの手
段を制御するとともに上記符号データ格納手段の空き領
域を管理する制御手段と、制御手段による制御内容を表
す制御履歴情報を記憶する記憶手段とを備え、上記制御
手段は、計測手段により計測された圧縮符号データ量に
基づいて制御履歴情報を算出して記憶手段に記憶させ、
画像データが入力されたときに、その制御履歴情報を読
みだして圧縮符号データ量を予測し、符号データ格納領
域の大きさを決定することを特徴とする画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの圧縮を行
う画像処理装置、特に圧縮符号データ格納領域を制御す
る機能を備えた画像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサの普及に伴い、オフィス等での業務において
複写等の処理がなされるイメージ情報が、多様且つ多量
化してきている。そのため、原稿の複写物を作成する複
写機においても、被複写画像の一層の高画質化が要求さ
れるのは勿論のこと、単に原稿の複写物を所定枚数だけ
複写したり、原稿の画像情報を拡大したりあるいは縮小
して複写するだけでなく、他の種々な機能が要求されて
きている。これには例えば、複数枚の原稿を任意の部数
だけ仕分けした状態で複写する動作を電子的に行う電子
循環式原稿取扱機能や、多数枚の原稿を記録用紙の片面
に二枚ずつぺージを分割した状態で両面複写していき、
原稿の画像がページの順に揃った一冊の小冊子となるよ
うに、原稿の画像を編集して複写する製本機能等があ
る。また、オフィスの省スペース化に伴い、電話回線を
用いて通信を行い遠隔地と書類の送受信を行うファクシ
ミリなどの事務機器との複合化も必要になってきてい
る。
【0003】従来、この種の機能を実現し得る複合複写
機としては、例えば次のような構成のデジタル複合複写
機がある。原稿を自動原稿送り装置によって自動的に複
写機のプラテン上まで順次搬送し、画像入力端末装置に
よって原稿の画像の光学情報をデジタル信号に変換して
画像処理装置に入力する。また、遠隔地から電話回線を
用いてファクシミリ通信を行い、画像情報を画像処理装
置に入力する。このように画像処理装置に入力された画
像情報は、種々の処理が行われ、蓄積される。そして、
出力時には、この画像処理装置に蓄積された画像情報を
読み出し、画像出力端末装置に転送して画像の記録を行
ったり、遠隔地へファクシミリ通信によって送信したり
する。
【0004】このようなデジタル複写機では、画像入力
端末装置によって読み取られた原稿の画像情報を蓄積す
るに当たり、より多くの画像情報を蓄積可能なように、
原稿の画像情報の情報論的な冗長度を圧縮して情報量を
減少させた状態で画像情報を蓄積する画像処理装置が使
用されている。この画像処理装置は、画像入力端末装置
等から読み込まれた画像情報を圧縮器によって圧縮した
後、ハードディスク等からなる大容量の蓄積装置に記憶
する。その際上記蓄積装置に画像情報を蓄積させるのに
要する時間は、シーク時間等を含めるとアクセス速度が
ほぼ1メガバイト/秒であり圧縮器から蓄積装置に送ら
れる画像情報の通常の転送速度10メガバイト/秒程度
に比べて遅いため、長く、圧縮器によって圧縮された画
像をそのまま蓄積装置に転送して蓄積することができな
い。そのため、圧縮器と蓄積装置との間に画像情報をペ
ージ単位で一時的に格納するバッファメモリを設け、こ
のバッファメモリに圧縮器から転送されてくる画像情報
をページ単位で一時的に格納する。そして蓄積装置と同
期をとってバッファメモリに一時的に格納された画像情
報を蓄積装置に転送して蓄積する。
【0005】その後、蓄積装置から画像情報を取り出す
際にも同様に速度差を吸収するために、前述のバッファ
メモリに一時的に格納し、1ページ分の画像情報が揃っ
た時点で、伸長器に転送し順次複号化して画像出力端末
装置により画像の記録を行うよう構成されている。この
ようなバッファメモリは同期合わせを良好にするため
や、原稿サイズの違い、画像情報の圧縮率の変動を考慮
すると、ある程度記憶容量に余裕を持ち、あるいは蓄積
装置への入力、出力用に専用になっていることが望まし
い。しかし、メモリの容量の増大は、装置全体のコスト
の増加に直接つながるため、現実には、バッファメモリ
の管理方法を工夫して、汎用で多目的な共通なバッファ
メモリとして実装されることが多い。そのため、バッフ
ァメモリは複数のジョブにより動的に制御されており、
一つ一つのジョブにはその都度必要最小限のバッファメ
モリが割り当てられるように管理されている。
【0006】ところで、画像情報を圧縮処理する画像圧
縮器は画像情報を圧縮するアルゴリズムとして、例えば
画像データをランレングス符号化したり、注目画素の周
辺画素から注目画素を予測し符号化する処理等を採用し
ているものが一般に多く用いられている。このような圧
縮器は圧縮後の符号量が画像情報の規則性や印字比率等
によって大きく変動する。圧縮後の符号量が占める領域
の確保は、画像入力端末装置で画像情報を入力して同時
にその圧縮を開始する前に行う必要があるが、事前に入
力画像情報がどのような種類に属するかは不明である。
そのため、このような圧縮器は、実際に圧縮が終了する
までは符号量を知ることは不可能である。
【0007】このような圧縮器を用いている先行技術
に、特開昭60−100873号公報にて開示されてい
るようなものがある。すなわち、画像のページ単位また
は数ライン単位相当の十分大きな一定の空間の領域を確
保する方法で符号出力領域を確保する。しかし、実際に
圧縮を開始した結果、符号量が確保したバッファメモリ
の領域よりも大きく、所謂メモリオーバーフローが発生
する場合がある。このようなメモリオーバーフローが発
生した場合に対し、画像情報の入力とバッファメモリへ
の格納を中断し、他のジョブが解放した、より大きな領
域を確保し直してから、バッファメモリへの格納を再度
行う対処が考案されている。
【0008】また、特開昭61−105171号公報に
おいては、先のような符号出力領域の確保方法では符号
出力領域の無駄な空間に対する考慮がなかったとして、
符号出力領域を比較的小さく確保する方法が開示されて
いる。すなわち、その結果メモリオーバーフローが発生
すると、それと同時に状態を保持し、記録装置に圧縮符
号を転送した後再び同じ領域に継続して格納を再開す
る。つまり結果的には、断続的に画像の入力、格納を実
施する方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先のような事
前に圧縮後の符号のために十分大きな空間の領域を確保
する方式では、実際に必要な符号出力領域に比べ、多大
の無駄な空間を確保しておかねばならない。そのため、
多大のバッファメモリを確保するために自らのジョブの
進行が遅延することのみならず、バッファメモリを共通
に使用している他のジョブの進行の妨げにもなる。要す
るに、複数のジョブにより動的に制御されているバッフ
ァメモリの利用効率を減少させ、システム全体の生産性
に大きな影響を及ぼす結果となる。さらに、実際に圧縮
した結果メモリオーバーフローが発生してしまった場合
には、ジョブを再び進行させるために前述のような対処
を実施することになるが、実際に圧縮が終了するまでは
正確な符号量を知ることは不可能であるため、先のよう
な対処では再入力時にメモリオーバーフローが再発生す
る可能性がある。つまり、このような試行錯誤のステッ
プを踏んでいる間は処理が進まず、システム全体の生産
性を著しく悪化させる結果となる。
【0010】また、多大の無駄な空間に対する考慮か
ら、符号出力領域を小さく確保し、その領域の大きさを
単位に断続的に画像の入力、格納を実施する後者の方法
においては、結果として、自らのジョブの処理の進行
を、最も遅い構成要素に制限させてしまうことになる。
それは、システムとしての性能に大きな影響を及ぼす結
果となることは明らかである。
【0011】ところで、本発明が対象としている画像処
理装置を用いた複合記録装置の入力原稿について見る
と、例えば一般事務が行われている環境に該装置が設置
されている場合であれば、文書や帳票など事務業務上一
般的に取り扱われるような書類が入力原稿の主体とな
り、写真原稿などが入力される頻度は少ないと考えられ
る。このように該装置に対する原稿の種類については、
設置されている環境、使用されている用途、業種などに
より、その入力頻度には該装置個々の傾向が存在する。
この点から、該装置個々の環境、用途を無視し、圧縮率
の大きく異なる全ての種類の原稿が全くランダムに入力
されるような使用状況を想定し、それに合わせ、十分大
きい一定の領域を確保する従来の方法には無理がある。
【0012】そこで、本発明の目的は、画像処理装置個
々で、その使用状況に適応した必要かつ最適の大きさの
格納領域を確保することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データを
入力する入力手段と、入力された画像データを圧縮する
データ圧縮手段と、データ圧縮手段から出力された圧縮
符号データの量を計測する計測手段と、該データ圧縮手
段からの圧縮符号データを少なくとも1ページ以上一時
的に格納可能な領域を有する符号データ格納手段と、該
符号データ格納手段から転送された圧縮符号データを蓄
積する蓄積手段と、これらの手段を制御するとともに上
記符号データ格納手段の空き領域を管理する制御手段
と、制御手段による制御内容を表す制御履歴情報を記憶
する記憶手段とを備え、上記制御手段は、計測手段によ
り計測された圧縮符号データ量に基づいて制御履歴情報
を算出して記憶手段に記憶させ、画像データが入力され
たときに、その制御履歴情報を読みだして圧縮符号デー
タ量を予測し、符号データ格納領域の大きさを決定する
ことを特徴とする画像処理装置を提供する。
【0014】上記記憶手段に記憶される制御履歴情報に
は、平均圧縮率、その標準偏差や母数、測定圧縮率の度
数分布及び最大圧縮率が含まれてもよい。また、この制
御履歴情報をその都度更新されるように構成されてもよ
い。
【0015】
【作用】本発明の画像処理装置によれば、画像情報入力
の要求を受け付けると、まず記憶手段から画像処理装置
における制御内容を表す制御履歴情報を読み出し、次に
入力画像の属性から圧縮後の符号量が取りうる値を予測
する。そして、その予測された値が格納可能な空き領域
を格納手段に確保する、という順序で処理を行う。
【0016】ここで、本発明の圧縮後の符号量が取りう
る値の予測方法について、説明する。まず、平均圧縮率
とその標準偏差、及び測定圧縮率の度数分布を制御履歴
情報として記憶手段に記憶している場合について記述す
る。この場合、まず記憶手段に記憶している平均圧縮率
と標準偏差を読み出し、標準偏差にある一定の常数を乗
じたものと平均圧縮率を加え、それを予測圧縮率とす
る。次に、要求を受けた画像情報入力サイズから入力画
像データ量を計算し、これと先の予測圧縮率を乗じた結
果を、予測圧縮符号量とするものである。これは、圧縮
率の値の変動が数理統計学でいう正規分布に漸近してい
る場合に、その取りうる値を確率的に推定するものであ
る。
【0017】次に、平均圧縮率と母数を制御履歴情報と
して記憶手段に記憶している場合について説明する。こ
の場合、記憶手段に記憶している平均圧縮率を読み出
し、要求を受けた画像情報入力サイズから、今までの平
均圧縮率を基に平均圧縮符号量とするものである。これ
は、上述の予測方法を簡略化したもので、圧縮率の取り
うる値を推定するものである。
【0018】最後に、最悪圧縮率を制御履歴情報として
記憶手段に記憶している場合について記述する。この場
合、まず記憶手段に記憶しているいままでの最悪圧縮率
を読み出し、要求を受けた画像情報入力サイズから、今
までの最悪圧縮率を基に最悪圧縮符号量を演算する。そ
してこれにある一定の常数を乗じたものを予測圧縮符号
量とするものである。
【0019】このようにして推定した最適な圧縮符号量
で、格納手段の空き領域を確保した後、制御手段は、原
稿の画像情報を入力する入力手段に画像情報の入力を指
示し、入力した画像を圧縮する圧縮手段と同時に圧縮し
た画像を一時的に格納する格納手段を起動する。また同
時に、圧縮手段から出力された圧縮符号データ量を計測
する計測手段を初期化しておく。このような各手段を起
動すると、圧縮符号データを格納手段の確保した領域に
格納しはじめる。そして、入力手段と圧縮手段が画像情
報入力処理を終えた後、制御手段は圧縮手段から出力さ
れた圧縮符号データ量を計測する計測手段で計測された
圧縮符号データ量を読み出すと同時に、格納手段に格納
された圧縮符号データを蓄積手段に転送し、画像データ
を蓄積する。そして今度は、読み出された圧縮符号デー
タ量を該装置に対する最新の制御履歴情報として記憶手
段に保存する。
【0020】ここで、制御履歴情報を記憶手段に記憶す
る方法について説明する。まず、平均圧縮率とその標準
偏差、及び測定圧縮率の度数分布を制御履歴情報として
記憶手段に記憶する場合について記述する。この場合、
まず入力した画像データ量と計測した圧縮符号データ量
から、今回の圧縮手段でなされた圧縮率を演算する。次
に過去の圧縮率の分布についてある一定の階級幅で度数
を集計した度数分布を更新するため、今回の圧縮率がど
の階級値に当てはまるかを調べ、当てはまる階級値の度
数に1を加える。このように作成した度数分布を用い
て、平均圧縮率とその標準偏差を演算し、記憶手段の所
定の領域に記憶させる。度数分布から平均圧縮率とその
標準偏差を演算する方法は、数理統計学等で公知である
ため、その記述は割愛する。
【0021】次に、平均圧縮率と母数を制御履歴情報と
して記憶手段に記憶している場合について記述する。こ
の場合、まず入力した画像データ量と計測した圧縮符号
データ量から、今回の圧縮手段でなされた圧縮率を演算
する。次に記憶手段から平均圧縮率と母数を読み出し、
それを乗算することにより今までの圧縮率の総和を演算
する。そして、今回の圧縮率と、今までの圧縮率の総和
を加え、今回の圧縮率を含んだ圧縮率の総和を求め、そ
れを母数に1を加えた新たな母数で除算し、平均圧縮率
を求め、この平均圧縮率と新たな母数を制御履歴情報と
して記憶手段に記憶させる。
【0022】最後に、最悪圧縮率を制御履歴情報として
記憶手段に記憶している場合について記述する。この場
合、まず入力した画像データ量と計測した圧縮符号デー
タ量から、今回の圧縮手段でなされた圧縮率を演算す
る。次に記憶手段からこれまでの最悪圧縮率を読み出し
て今回の圧縮率を比較し、今回の圧縮率の方が劣ってい
た場合には最悪圧縮率を更新する。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例により説明す
る。図2は本発明に係る画像処理装置の基本構成と、こ
れを利用した複合画像記録装置の1実施例を示す図であ
る。図2において、画像処理装置1は、画像読み取り装
置の画像データとパーソナルコンピュータやファクシミ
リ等の外部機器の画像データとを切り換えるマルチプレ
クサ3、画像データを圧縮する圧縮器4、圧縮データを
元の圧縮データに復元する伸長器5、ページバッファ
6、大容量のデータ蓄積用メモリとしてのディスク7、
圧縮器4から出力される圧縮符号ディスクの転送量をカ
ウントする複合カウンタを含む転送回路22、及び過去
の制御内容を表す制御履歴情報を記憶する不揮発性メモ
リを備えた制御回路2からなるものである。
【0024】画像入力端末装置18は、例えばCCDセ
ンサを使って原稿を読み取る画像読み取り装置であり、
読み取り信号のオフセット調整、ゲイン調整を行ってア
ナログの画像データをデジタルの画像データに変換し、
ギャップ補正、シェーディング補正等を行う。そして、
カラー読み取りの場合にはR(赤)、G(緑)、B
(青)に色分解した3原色の画像データを取り出し、そ
の画像データに対して例えば等価中性濃度変換、カラー
マスキング、原稿サイズ検出、カラー変換、下色除去及
び墨生成、網点除去及びエッジ強調、色調補正制御、縮
拡処理、編集処理等を行う。この画像入力端末装置18
に取り付けられ、読み取り原稿を自動的に送るのが自動
原稿送り装置19である。
【0025】画像出力端末装置20は、画像データから
生成された2値データに基づきレーザ光のオン/オフを
各画素毎に制御して網点により中間調画像を再現するこ
とができる例えばレーザプリンタである。17は、任意
のパーソナルコンピュータであり、パーソナルコンピュ
ータデコンポーザ16は、パーソナルコンピュータ17
のコードデータをビットマップに展開するものである。
【0026】外部機器制御装置11は、入力回路15、
ページバッファ12、画像転送回路14及び制御回路1
3から成り、ページバッファ12に格納した画像データ
を適宜分割して転送する。操作表示装置21は、ディス
プレイやコントロールパネル等で構成し、種々の機能や
編集の設定入力、その内容の表示出力を行うものであ
る。
【0027】また、画像制御装置1を構成するものは以
下のようなものである。マルチプレクサ3は、画像バス
8に接続する入力側のバスを画像入力端末の画像バス9
か外部機器制御回路の画像バス10かに切り換えるもの
である。圧縮器4は、圧縮モードとスルーモードとを有
し、圧縮モードで例えば適応予測符号方式によりデータ
を圧縮処理するものである。適応予測符号方式は、例え
ば画像データを8画素毎に複数の予測器で同時に予測
し、最も的中率の高かった予測器を次の8画素の予測に
使用する方式である。この場合、予測が的中した画素信
号を「0」、外れた画素信号を「1」で置き換える。
【0028】ページバッファ転送回路22は、アドレス
生成回路と2つのカウンタから構成されている。アドレ
ス生成回路は、制御回路2により初期設定されたページ
バッファのアドレスを転送単位ごとに生成する回路であ
り、圧縮器4の出力は、この生成回路で生成されたアド
レスに格納される。また、アドレス生成回路は、生成す
るアドレスを、制御回路2に指定された特定アドレスに
固定することも可能である。2つのカウンタのうち、一
つは符号データ量を計測するためのアップカウンタであ
り、制御回路2により、符号データ量の読み出し、カウ
ンタ値の0へのリセットが可能である。このアップカウ
ンタが本発明の計測手段を構成する。もう一つのカウン
タは、メモリオーバーフローを検出するダウンカウンタ
であり。制御回路2により、カウンタ値の初期設定が可
能であり、カウンタ値が0になると、制御回路2に信号
を発生し、制御回路2ではメモリオーバーフローが発生
したことを認識できる。
【0029】伸長器5は、伸長モードとスルーモードと
を有し、伸長モードで圧縮データを伸長することによっ
て圧縮前の元の画像データに復元するものである。ペー
ジバッファ6は、原稿の数ページ分の画像データを格納
するものであり、ディスク7の書き込みデータやディス
ク7からの読み出しデータを一時的に格納し、制御回路
2により書き替えや置換等の編集を行って出力するため
に用いるものである。このページバッファ6が、本発明
の圧縮符号データ格納手段を構成する。
【0030】ディスク7は、圧縮処理された大量の画像
データを蓄積する大容量のデータ蓄積用メモリであり、
これが本発明の蓄積手段を構成する。このディスク7の
この書き込み、読み出しを制御するのがディスクコント
ローラ7aである。ディスク7に蓄積するデータには、
2値や多値の画像データ、コードデータがあり、コード
データの蓄積は、例えばパーソナルコンピュータデコン
ポーザ16でのビットマップ化処理を行わずに外部機器
制御装置の画像バス10からマルチプレクサ3、圧縮器
4を通して入力されるものである。従って、この場合、
圧縮器4は、スルーモードとなる。その他スルーモード
は、圧縮器4による圧縮処理、伸長器5による伸長処理
を行わずに、圧縮器4に入力した画像データをそのまま
ページバッファ6に格納する時か、或いは直接出力する
時に用いられる。
【0031】制御回路2は、複合画像記録装置の他の構
成要素と情報を交換し、画像処理装置内部の要素を統合
して制御するための回路であり、制御履歴情報を記憶す
るための不揮発性メモリを備えているものである。図1
に、本発明の処理の流れをフローチャートとして示す。
このフローチャートでは、制御履歴情報として、平均圧
縮率と標準偏差、及び度数分布を記憶する場合が示され
ている。操作表示装置21はオペレータからジョブの要
求が入力されると、原稿サイズ、出力形態などのジョブ
の属性をとともに制御回路2に通知する(101)。そ
して、それらの情報を受け取った制御回路2は、まず制
御回路2の中の不揮発性メモリに制御履歴情報として記
憶している今までの平均圧縮率とその標準偏差を読み出
す(102)。次に、標準偏差に2を乗じたものに平均
圧縮率を加え、これを予測圧縮率とする。これは、該装
置の圧縮率が数理統計学でいう正規分布に漸近した分布
で変動すると仮定した時に、今回の圧縮率が約97%の
確率で予測圧縮率以下になることに相当する。そして、
要求を受けた画像情報入力サイズから入力画像データ量
を計算し、これと先の予測圧縮率を乗じた結果を、予測
圧縮符号量とする(103)。
【0032】このように予想圧縮符号量を算出した制御
回路2は、圧縮器4が出力できるように、ページバッフ
ァ6の空き領域を調べ、予測圧縮符号量の大きさの領域
を確保する(104)。そして、ページバッファ転送回
路22のアドレス生成回路を領域確保したページバッフ
ァ6のアドレスに、ダウンカウンタを予測圧縮符号量
に、アップカウンタを0にそれぞれ初期化する。次に画
像を圧縮する圧縮器4を起動し、原稿の画像情報を入力
する画像入力端末装置18または、画像出力端末装置2
0に画像情報の入力を指示する(107)。このように
各部を設定すると、圧縮符号データをページバッファ6
の確保した量に格納し始め、制御回路2は、画像情報の
入力の終了待ちとなる(108)。ここで、画像情報の
入力が異常終了した場合には処理を中断するが(10
9)、正常に終了した場合には次の手順に進む。
【0033】制御回路2は圧縮器4から出力された圧縮
符号データ量を計測する計測手段であるページバッファ
転送回路22のアップカウンタで計測された圧縮符号デ
ータ量を読み出す(110)。入力した画像データ量と
計測した圧縮符号データ量から、今回の圧縮器でなされ
た圧縮率を演算する(111)。次に過去の圧縮率の分
布についてある一定の階級幅で集計して不揮発性メモリ
に記憶させてある度数分布を更新するため、今回の圧縮
率がどの階級値に当てはまるかを調べ、当てはまる階級
値の度数を読み出し、1を加え書き戻す(112)。
【0034】制御回路2の不揮発性メモリに記憶させて
おく度数分布の概念的な図を図3に示す。以上のように
作成した度数分布を用いて、平均圧縮率とその標準偏差
を演算し、不揮発性メモリの所定の領域に記憶させる
(113)。度数分布から平均圧縮率とその標準偏差を
演算する方法は、数理統計学等で公知であるため、その
記述は割愛する。
【0035】最後に、制御回路2はページバッファ6に
格納された圧縮符号データを蓄積手段であるディスク7
に転送し(114)、画像データの入力及び蓄積処理を
終了する(115)。このような手続きにより、制御回
路2は、画像処理装置の各手段に対する過去の制御履歴
情報を保存し、その制御履歴情報から入力原稿の傾向を
学習し、ページバッファの確保時に、この傾向を基に推
定した圧縮符号データ量を使用することにより、画像処
理装置個々で、その使用状況に適応した必要かつ最適の
大きさの格納領域を確保できる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、該
装置個々でその使用状況に適応した必要かつ最適の大き
さの格納領域を確保できる。それによりメモリ使用効率
を改善することが可能になり、システム全体の生産性向
上に貢献できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本制御フローを示すフローチャート
である。
【図2】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施例の度数分布概念図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 制御回路 3 マルチプレクサ 4 圧縮器 5 伸長器 6 ページバッファ 7 ディスク 8 画像バス 9 画像入力端末装置画像バス 10 外部機器制御装置画像バス 11 外部機器制御装置 12 ページバッファ 13 制御回路 14 画像転送回路 15 入力回路 16 パーソナルコンピュータデコンポーザ 17 パーソナルコンピュータ 18 画像入力端末装置 19 自動原稿送り装置 20 画像出力端末装置 21 操作表示装置 22 ページバッファ転送回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、入力
    された画像データを圧縮するデータ圧縮手段と、データ
    圧縮手段から出力された圧縮符号データの量を計測する
    計測手段と、該データ圧縮手段からの圧縮符号データを
    少なくとも1ページ以上一時的に格納可能な領域を有す
    る符号データ格納手段と、該符号データ格納手段から転
    送された圧縮符号データを蓄積する蓄積手段と、これら
    の手段を制御するとともに上記符号データ格納手段の空
    き領域を管理する制御手段と、制御手段による制御内容
    を表す制御履歴情報を記憶する記憶手段とを備え、上記
    制御手段は、計測手段により計測された圧縮符号データ
    量に基づいて制御履歴情報を算出して記憶手段に記憶さ
    せ、画像データが入力されたときに、その制御履歴情報
    を読みだして圧縮符号データ量を予測し、符号データ格
    納領域の大きさを決定することを特徴とする画像処理装
    置。
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