JPH05332320A - 油圧作業機の油圧回路および弁構造 - Google Patents

油圧作業機の油圧回路および弁構造

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Publication number
JPH05332320A
JPH05332320A JP14162392A JP14162392A JPH05332320A JP H05332320 A JPH05332320 A JP H05332320A JP 14162392 A JP14162392 A JP 14162392A JP 14162392 A JP14162392 A JP 14162392A JP H05332320 A JPH05332320 A JP H05332320A
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JP
Japan
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hydraulic
flow rate
valve
working machine
pressure
Prior art date
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Application number
JP14162392A
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English (en)
Inventor
Genroku Sugiyama
玄六 杉山
Toichi Hirata
東一 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合動作時、アクチュエータに加わる負荷の
状況が変わっても、所定の駆動力を与えることができる
油圧作業機の油圧回路の提供。 【構成】 油圧源2と、圧油を旋回モータ50へと導く
ための方向切換弁21と、アームシリンダ40へと導く
方向切換弁23と、センタバイパス管路bおよびrから
分岐した管路上に設けた逆止弁111、123、Fと、
方向切換弁23の第1の入力ポート51bに接続される
管路121と第2の入力ポート52bに接続される分岐
管路122とを結ぶ管路151上に設けた可変絞りG1
とを備え、可変絞りG1の開口面積を調整することによ
りアームシリンダ40に加わる負荷圧が変わっても、旋
回モータ50に対し所定流量の圧油を供給することがで
きる。 【効果】 操作者の意図した通りのアクチュエ−タの動
作を実現でき、さらに、従来技術に比べ、作業効率を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の油圧
作業機の油圧回路および弁構造に係り、特に、油圧作業
機に備えられる複数のアクチュエータを同時に操作する
際、各アクチュエータの負荷の大小によらず確実に複合
動作可能な油圧作業機の油圧回路および弁構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧作業機の複合動作に関する
油圧回路の従来技術は、特公昭62−25827号公報
にみられる。この公知例とほぼ同等の従来技術について
図13、図14を用い説明する。
【0003】図13は、油圧ショベルのフロント部材を
形成するアームを駆動するアームシリンダ40と、旋回
体を回転させる旋回モータ50とを駆動するための油圧
回路を抜粋したものである。同図13に示すように、こ
の従来技術による油圧回路は、油圧源2から供給される
圧油を旋回モータ50へと導くための方向切換弁21
と、アームシリンダ40へと導く方向切換弁23とを備
えている。方向切換弁21、23は、中立時センタバイ
パス管路b、rとタンク100とを連通するセンタバイ
パス通路110、120と、センタバイパス管路bおよ
びrから分岐した管路上に設けた逆止弁111、12
3、Fを介し圧油を取り込む第1の入力ポート51a、
51b、第2の入力ポート52a、52bと、タンク1
00へ導くタンクポート54a、54bと、旋回モータ
50およびアームシリンダ40へと導く出力ポート55
a、55b、57a、57bとを備えている。一方、油
圧源2に対し下流側に設置した方向切換弁23の第1の
入力ポート51bに接続される管路121と第2の入力
ポート52bに接続される分岐管路122とを結ぶ管路
151上に固定絞りG0を設けている。
【0004】また、図14は上述した方向切換弁23、
逆止弁123、F、および、固定絞りG0を一体化した
弁体の構造を示す。この弁体は、上述したセンタバイパ
ス管路rにつながるセンタバイパス通路120と、セン
タバイパス管路rから分岐し、一体化した逆止弁Fを介
し第2の入力ポートへとつながる分岐管路122と、セ
ンタバイパス管路bから分岐した管路zが接続され、一
体化した逆止弁123を介し、第1の入力ポートへと導
く管路121を設けている。さらに、逆止弁Fとプレー
ト部材150により一体化した固定絞りG0とをむすぶ
とともに、逆止弁123と第2の入力ポートとをむすぶ
油道151を設けている。なお、逆止弁123、Fには
それぞれチェック通路152、153が備えられてい
る。
【0005】このように構成した従来技術による油圧回
路では、旋回モータ50に圧油を供給するために方向切
換弁21を操作すると、方向切換弁21のセンタバイパ
ス入力ポート53aがブロックされるため、圧油は、逆
止弁111を介し第1の入力ポート51a、または、第
2の入力ポート52aより出力ポート55a、または、
57aに導かれ、管路m、または、nによって旋回モー
タ50へと供給される。また、旋回モータ50から排出
される作動油は、タンクポート54aを介しタンク10
0に戻される。
【0006】この状態で、方向切換弁23を23a側に
操作すると、分岐管路zに流出した圧油が逆止弁12
3、固定絞りG0を介し第2の入力ポート52bに至
り、通路124aおよび出力ポート57bによって管路
fに導かれ、アームシリンダ40のボトム側の油室に供
給される。また、アームシリンダ40のロッド側の油室
から排出される作動油は、管路sを介し方向切換弁23
のタンクポート54bによってタンク100に戻され
る。
【0007】ところで、通常、油圧ショベルではアーム
の自重がロッドを押し出す方向に作用するため、圧油を
アームシリンダ40のボトム側へ供給する操作(以下ア
ームクラウドと記す)を行う場合には、アームシリンダ
40のボトム圧が低くなる。これに対し、旋回モータ5
0の起動時の圧力は高圧となるため、方向切換弁21と
方向切換弁23とを単純に直列に接続した場合には、負
荷の軽いアームシリンダ40側にほとんどの圧油が流れ
てしまう。これに対し上記のように固定絞りG0を備え
ることにより、アームの負荷が小さくても、分岐管路z
内の圧力は旋回モータ50が回転するために必要な圧力
に保持される。
【0008】逆に、方向切換弁23を23b側に操作す
ると、センタバイパス入力ポート53b、および、第2
の入力ポート52bがブロックされるため、分岐管路z
に流出した圧油は、逆止弁123を介し第1の入力ポー
ト51bに導かれ、通路124b、出力ポート55b、
管路sを経てアームシリンダ40のロッド側の油室に供
給される。一方、アームシリンダ40のボトム側の油室
から排出された作動油は、管路f、出力ポート57b、
タンクポート54bを介し、タンク100へと戻され
る。このように、アームシリンダ40のロッド側の油室
に圧油を供給する場合には、固定絞りG0を通らないの
で回路の圧損が少ない。
【0009】また、アーム単独操作の場合には、方向切
換弁23を23a、23bのどちらに操作しても、管路
r、および、分岐管路zからの圧油が、逆止弁123、
F、および、固定絞りG0を介して、第1の入力ポート
51b、または、第2の入力ポート52bに供給され
る。その際、分岐管路z内の圧力と、センタバイパス管
路r内の圧力とはほぼ等しいため固定絞りG0を通過す
る流量は少なく、この固定絞りG0での圧損は少ない。
【0010】したがって、上述した従来技術による油圧
回路では、旋回体とアームとを複合操作する際、アーム
クラウドの場合には、固定絞りG0により分岐管路z内
の圧力は高圧に保持されるため、旋回モータ50に圧油
を供給することができる。また、それ以外の場合には、
固定絞りG0を流れる作動油量が少ないため、この固定
絞りG0による圧損を少なくすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術による油圧回路では、固定絞りG0の流量特性が固
定されているため、下記する不具合点があった。すなわ
ち、例えば、油圧ショベルの作業範囲を拡大するため
に、この油圧ショベルに標準的に備えられるアームに換
え、長さの長いアームに交換した場合、アームシリンダ
40に加わる負荷が増大し、アームクラウド動作時の管
路fの供給圧が減少する。このため、標準的に備えられ
るアームに合わせ設定された固定絞りG0の流量特性で
は、旋回モータ50とアームシリンダ40との複合動作
において、アームクラウド操作を行った場合には、ほと
んどの圧油がアームシリンダ40側へ流れ、旋回体の所
定の旋回力が得られなくなる。
【0012】また、旋回力を向上させるために、上記固
定絞りG0の開口面積の小さなものを用いた場合には、
複合動作時のアーム速度が低下し、作業効率が悪化す
る。
【0013】これらのことから、上述した従来技術のよ
うな固定絞りG0では、旋回、アームの複合動作時に、
各々の方向切換弁の操作量に応じた最適な流量特性を設
定することができなかった。
【0014】本発明は上記従来技術の問題点に鑑がみて
なされたもので、その目的は、アクチュエータに加わる
負荷の状況が変わっても、アクチュエータに対し所定の
駆動力を与えることができる油圧作業機の油圧回路およ
び弁構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、油圧源と、この油圧源から供給される圧
油によって駆動する複数のアクチュエータと、これらの
アクチュエータへの圧油の流れを制御する複数の方向切
換弁とを有し、前記複数の方向切換弁のうち互いの位置
関係が前記油圧源に対し上流側となる第1の方向切換弁
と下流側となる第2の方向切換弁の少なくとも2つの方
向切換弁が、中立位置のとき前記油圧源に接続されるセ
ンタバイパス管路とタンクとを連通するセンタバイパス
通路と、前記センタバイパス管路の前記油圧源近傍から
分岐した第1の分岐管路に接続される第1の入力ポート
と、前記センタバイパス管路から分岐した第2の分岐管
路に接続される第2の入力ポートと、タンクに接続され
るタンクポートと、前記アクチュエータに接続される出
力ポートとを備え、 前記第2の方向切換弁の前記第2
の分岐管路上に、前記センタバイパス管路からの流入だ
けを許容するように設けた逆止弁と、この逆止弁と前記
第2の入力ポートとの間から分岐され、前記第1の分岐
管路と前記第2の分岐管とを接続する管路上に設けた流
量制御手段とを備えた油圧作業機の油圧回路において、
前記流量制御手段は、流量特性を調整する調整手段を備
えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明による油圧作業機の油圧回路は上記のよ
うに構成しているので、油圧源に対し上流側および下流
側に設けた第1、第2の方向切換弁が共に中立位置の場
合には、油圧源から供給される圧油は方向切換弁のセン
タバイパス通路を介し、タンクへと導かれる。
【0017】また、油圧源に対し、上流側に設けた第1
の方向切換弁が中立位置であって、下流側に設けた第2
の方向切換弁が操作された場合、第2の方向切換弁に
は、油圧源近傍から分岐した第1の分岐管路により第1
の入力ポートに圧油が導かれるとともに、センタバイパ
ス管路から分岐した第2の分岐管路により逆止弁を介し
第2の入力ポートへと圧油が導かれる。その際、第1の
分岐管路と第2の分岐管路とをむすぶ管路上には流量制
御手段が設けられており、第1の入力ポート、および、
第2の入力ポートと出力ポートとの接続状態に応じてい
ずれか一方の入力ポートにほとんどの圧油が供給され
る。
【0018】また、第1の方向切換弁、および、第2の
方向切換弁とが共に操作される状態にある場合、第1の
方向切換弁のセンタバイパス通路が遮断されるため、第
2の方向切換弁には第1の分岐管路からの圧油が第1の
入力ポート、および、第2の入力ポートに供給される。
その際、第1の入力ポートと出力ポートとが連通状態の
ときには、アクチュエータに加わる負荷の状態に応じた
流量が供給される。
【0019】逆に、第2の入力ポートに供給される圧油
は流量制御手段を介し供給されており、第2の入力ポー
トと出力ポートとが連通状態であれば、この第2の方向
切換弁に接続されるアクチュエータの負荷の状態、およ
び、流量制御手段に備えた調整手段によって調整された
設定内容に応じて制御された流量がアクチュエータへと
供給される。
【0020】したがって、本発明の油圧回路によれば、
流量制御手段に備えた調整手段によって複合動作時のア
クチュエ−タへの圧油の流れを調整することができるた
め、アクチュエータに加わる負荷の状況が変わっても、
各アクチュエータに対し所定の駆動力を与えることがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、図を用い本発明による実施例を説明す
る。
【0022】図1、2は本発明の請求項1、8、11に
係る第1の実施例の説明図で、図1はこの第1の実施例
による油圧回路図、図2は第1の実施例による油圧回路
の一部を1個の弁体に組み込んだ弁構造を示す図であ
る。なお、図13、14に示した従来技術による油圧回
路および弁構造と共通する部分については共通の符号を
付している。
【0023】図1に示すように、この第1の実施例によ
る油圧回路は、油圧源2から供給される圧油を旋回モー
タ50へと導くための第1の方向切換弁すなわち方向切
換弁21と、アームシリンダ40へと導く第2の方向切
換弁すなわち方向切換弁23とを備えている。なお、油
圧源2に対し方向切換弁21が上流側に、方向切換弁2
3が下流側となるように設置している。方向切換弁2
1、23は、中立時センタバイパス管路b、rとタンク
100とを連通するセンタバイパス通路110、120
と、センタバイパス管路b、rから分岐した管路上に設
けた逆止弁111、123、Fを介し圧油を取り込む第
1の入力ポート51a、51b、第2の入力ポート52
a、52bと、タンク100へ導くタンクポート54
a、54bと、旋回モータ50およびアームシリンダ4
0へと導く出力ポート55a、55b、57a、57b
とを備えている。一方、方向切換弁23の第1の入力ポ
ート51bに接続される管路121と第2の入力ポート
52bに接続される分岐管路122とを結ぶ管路151
上には、流量制御手段、例えば、可変絞りG1を設けて
いる。なお、センタバイパス管路bから分岐した管路z
は第1の分岐管路を形成し、センタバイパス管路rから
分岐した管路122は第2の分岐管路を形成する。
【0024】また、図2は上述した方向切換弁23、逆
止弁123、F、および、可変絞りG1を一体化した弁
体の構造を示す。この弁体は、上述したセンタバイパス
管路rにつながるセンタバイパス通路120と、センタ
バイパス管路rから分岐し、一体化した第2の逆止弁で
ある逆止弁Fを介し第2の入力ポートへとつながる分岐
管路122と、分岐管路zからの圧油を一体化した第1
の逆止弁である逆止弁123を介し、第1の入力ポート
へと導く管路121とを設けている。さらに、逆止弁F
とプレート部材150により一体化した可変絞りG1と
をむすぶとともに、逆止弁123と第2の入力ポートと
をむすぶ油道151を設けている。また、可変絞りG1
は外部より開口面積を調整するためのニードル160、
および、調整後にニ−ドル160を固定するためのロッ
クナット161を備えている。なお、逆止弁123、F
にはそれぞれチェック通路152、153が備えられて
いる。
【0025】このように構成した第1の実施例による油
圧回路および弁構造では、最初に、図示しないアーム、
および、このアームの掘削土量によるアームシリンダ4
0の負荷圧に応じて、ニードル160を操作し可変絞り
G1の開口面積を調整する。例えば、標準的なアームよ
り重いアームに交換した場合には、アームクラウド動作
を行うと管路f内の圧力が、標準的なアームの場合に比
べさらに低下するため、ニードル160を下方へ移動さ
せ、可変絞りG1の開口面積を小さくするように調整す
る。これにより、分岐管路z内の圧力は高圧に保たれ
る。
【0026】以下にこの油圧回路による動作について説
明する。方向切換弁21、および、方向切換弁23を共
に中立位置とした場合には、センタバイパス管路bがセ
ンタバイパス通路110、120によってタンク100
と連通するため、油圧源2から吐出される圧油はタンク
100に戻される。
【0027】また、旋回モータ50に圧油を供給するた
めに方向切換弁21を操作すると、方向切換弁21のセ
ンタバイパス入力ポート53aがブロックされるため、
圧油は、逆止弁111を介し第1の入力ポート51a、
または、第2の入力ポート52aより出力ポート55
a、または、57aに導かれ、管路m、または、nによ
って旋回モータ50へと供給される。また、旋回モータ
50から排出される作動油は、タンクポート54aを介
しタンク100に戻される。
【0028】この状態で、方向切換弁23を23a側に
操作すると、すなわち、アームクラウド動作を行うと、
第1の入力ポート51bがブロックされるため、分岐管
路zに流出した圧油が逆止弁123、可変絞りG1を介
し第2の入力ポート52bに至り、通路124aおよび
出力ポート57bによって管路fに導かれ、アームシリ
ンダ40のボトム側の油室に供給される。また、アーム
シリンダ40のロッド側の油室から排出される作動油
は、管路sを介し方向切換弁23のタンクポート54b
によってタンク100に戻される。その際、上述したよ
うに可変絞りG1の開口面積を調整しているため、旋回
モータ50側へも所定量の圧油が供給され、所定の速度
で旋回する。
【0029】一方、方向切換弁23を23b側に操作す
ると、第2の入力ポート52bがブロックされ、管路1
21と管路sとが通路124bによって連通するため、
分岐管路zからの圧油は第1の入力ポート51bを介
し、アームシリンダ40のロッド側の油室に導かれる。
その際、アームシリンダ40のロッド側の圧力は高圧と
なるため、流量制御を行わずとも、旋回モータ50側に
も圧油が供給される。
【0030】また、アーム単独操作の場合には、方向切
換弁23を23a、23bのどちらに操作しても、管路
r、および、分岐管路zからの圧油が、逆止弁123、
F、および、可変絞りG1を介して、第1の入力ポート
51b、または、第2の入力ポート52bに供給され
る。その際、分岐管路z内の圧力と、センタバイパス管
路r内の圧力とはほぼ等しいため可変絞りG1を通過す
る流量は少なく、この可変絞りG1での圧損は少ない。
【0031】したがって、この第1の実施例による油圧
回路および弁構造では、可変絞りG1の開口面積を、こ
の可変絞りG1に備えられるニードル160によって、
使用するアームに応じ調整することができるため、アー
ムシリンダ40に加わる負荷の状況が変わっても、旋回
モータ50に対し所定流量の圧油を供給することがで
き、これにより所定の旋回力を与えることができる。
【0032】図3、4は本発明の請求項1、10、11
に係る第2の実施例の説明図で、図3はこの第2の実施
例の油圧回路図、図4は第2の実施例による油圧回路の
一部を1個の弁体に組み込んだ弁構造を示す図である。
なお、図1、2に示した第1の実施例による油圧回路お
よび弁構造と共通する部分については共通の符号を付し
ており、その説明は省略する。
【0033】この第2の実施例は、上述した第1の実施
例において分岐管路zと分岐管路122とをむすぶ管路
151上に設けた可変絞りに換え、図3に示すように流
量制御手段として可変リリーフ弁G2を設けたものであ
る。これに伴い、リリーフ設定圧力を調整するために、
図4に示すようにばね164を備えたセットスクリュー
ニードル162を設けている。なお、図4において可変
リリーフ弁G2のリリーフ設定圧力の調整が終了した
後、ロックナット163によりセットスクリューニード
ル162の位値を固定するようにしている。
【0034】このように構成した第2の実施例では、第
1の実施例同様に最初に、セットスクリューニードル1
62を操作し可変リリーフ弁G2の設定圧を調整する。
例えば、セットスクリューニードル162を下方へ移動
させると、ばね164のばね力が大きくなり、可変リリ
ーフ弁G2の設定圧が高くなる。逆に、セットスクリュ
ーニードル162を上方に移動させると、ばね164の
ばね力が小さくなり、可変リリーフ弁G2の設定圧が低
くなる。
【0035】図3に示すように、可変リリーフ弁G2
は、分岐管路z内の圧力に応じて動作するため、例えば
可変リリーフ弁G2の設定圧を低くしておくと、管路1
21と分岐管路122とは連通し易い状態となる。これ
により、旋回およびアームクラウドの複合動作時には、
アームシリンダ40のボトム側の油室に圧油が供給され
易い状態となり、アームの動作速度が向上する。
【0036】逆に、可変リリーフ弁G2の設定圧を高く
しておくと、管路121と分岐管路122とが連通しに
くい状態となるため、旋回モータ50側の方に圧油が供
給され易く、旋回速度が向上する。
【0037】したがって、この第2の実施例によれば、
可変リリーフ弁G2の設定圧を調整することにより、旋
回動作を優先させたり、あるいは、アームによる掘削作
業を優先させたりすることができる。すなわち、作業内
容に応じて複合動作時の各アクチュエータの駆動力を可
変に設定することができる。
【0038】図5は、本発明の請求項1および9に係る
第3の実施例による油圧回路を示す図である。なお、図
1に示した第1の実施例による油圧回路と共通する部分
については共通の符号を付しており、その説明は省略す
る。
【0039】この第3の実施例は、上述した第1の実施
例において分岐管路zと分岐管路122とをむすぶ管路
上に設けた可変絞りに代え、圧力補償機能を有する流量
制御弁G3、および、固定絞り141を設けたものであ
る。この流量制御弁G3は、固定絞り141の前後の圧
力差によって位置が切換わる。また、この流量制御弁G
3の流量特性は、ばね140のばね力を調節することに
より可変に設定することができる。
【0040】このように構成した第3の実施例では、最
初に、流量制御弁G3のばね140のばね力を調整す
る。例えば、ばね140のばね力を強くすると、管路1
21と分岐管路122とが連通し易い状態となり、逆に
弱く設定すると遮断され易い状態となる。
【0041】このため、流量制御弁G3のばね140の
ばね力を強めに設定すると、旋回およびアームクラウド
の複合動作時には、アームシリンダ40のボトム側の油
室に圧油が供給され易い状態となり、アームの動作速度
が向上する。
【0042】逆に、ばね140のばね力を小さ目に設定
すると、管路121と分岐管路122とが遮断され易い
状態となるため、旋回モータ50側の方に圧油が供給さ
れ易く、旋回速度が向上する。
【0043】したがって、この第3の実施例によれば、
前述した第2の実施例同様、流量制御弁G3のばね14
0のばね力を調整することにより、旋回動作を優先させ
たり、あるいは、アームによる掘削作業を優先させたり
することができる。すなわち、作業内容に応じて複合動
作時の各アクチュエータの駆動力を可変に設定すること
ができる。
【0044】図6〜図8は、本発明の請求項1、2、
7、11に係る第4の実施例の説明図で、図6はこの第
4の実施例による油圧回路図、図7は第4の実施例によ
る油圧回路の一部を1個の弁体に組み込んだ弁構造を示
す図、図8はこの第4の実施例に用いられる方向切換弁
のパイロット操作量と、可変絞りの開口面積との関係を
示す図である。なお、図1、2に示した第1の実施例に
よる油圧回路図および弁構造と共通する部分については
共通の符号を付しており、その説明は省略する。この第
4の実施例における方向切換弁21は、パイロットバル
ブ303の操作に応じ、パイロットポンプ301、リリ
ーフ弁302で設定されるパイロット圧により位置が切
換わる。なお、パイロットバルブ303は、操作レバー
の操作量に応じてパイロット圧を調整する減圧弁303
A、303Bを備えている。また、管路121と分岐管
路122とをむすぶ管路151上には、流量制御手段と
して可変絞り300を設けている。この可変絞り300
には、シャトル弁304、および、管路305を介し、
方向切換弁21に供給されるパイロット圧が導かれ、こ
のパイロット圧に応じて開口面積が変化する。
【0045】また、図7に示すように、プレート部材1
50には、管路305につながるポートを設けると共
に、一端がばね307によって支持され、管路305に
よって導かれたパイロット圧に応じ動作するスプール3
06を設置している。このスプール306の動作によ
り、管路121と分岐管路122とをむすぶ管路151
の開口面積が変化し、可変絞り300が形成される。
【0046】このように構成した第4の実施例では、旋
回モータ50に供給される圧油の供給圧力が方向切換弁
21の操作量に応じて上昇する。これに伴い、方向切換
弁21に供給されるパイロット圧が高圧化するため、可
変絞り300は図6に対し右方向に移動し、開口面積が
減ずる。この方向切換弁21の操作量と可変絞り300
の開口面積との関係は、図8に示すように右下がりの比
例関係となる。すなわち、旋回レバーの操作量(パイロ
ット操作量)を大きくすると可変絞り300の開口面積
は小さくなる。このため、旋回動作時にアームクラウド
動作を行った場合にアームシリンダ40に供給される圧
油の量は、旋回レバーの操作量に応じたものとなる。
【0047】したがって、この第4の実施例によれば、
旋回レバーの操作量を大きくすると旋回モータ50側に
圧油の供給が優先的に行われ、旋回体の加速性が良好と
なる。また、逆に、操作量を小さくするとアームシリン
ダ40側に優先的に圧油の供給が行われ、アームの動作
速度が速くなる。すなわち、第2、第3の実施例同様
に、作業内容に応じて複合動作時の各アクチュエータの
駆動力を可変にすることができる。
【0048】図9は、本発明の請求項1、2、3、4、
7、8に係る第5の実施例の説明図であり、この第5の
実施例の構成図を示す。なお、上述した第4の実施例と
共通する部分については同一符号を付しており、その説
明は省略する。
【0049】この第5の実施例における油圧回路は、図
9に示すように、流量制御手段としての可変絞り300
が、駆動手段としての電磁比例弁520により導かれる
圧油によって開口面積を変えるように構成されている。
それ以外は全て第4の実施例と同様の構成となってい
る。
【0050】この第5の実施例は、分岐管路zにつなが
る管路151上に設けられた可変絞り300と、複合動
作時アーム動作を優先するか、あるいは、旋回動作を優
先するかを指示する入力手段500と、この入力手段5
00からの信号を入力し、この入力信号に基づき可変絞
り300への供給圧力を演算し、この演算結果に応じた
駆動信号を出力する演算手段510と、この演算手段5
10からの駆動信号に応じて動作する電磁比例弁520
とを備えている。
【0051】演算手段510は、入力手段500からの
信号を取り込む入力部510aと、アーム動作と旋回動
作のいずれを優先するかによって可変絞り300への供
給圧力を予め設定するデータ部510cと、入力部51
0aからの信号を入力し、さらに、データ部510cに
格納されているデータを読み込み電磁比例弁520への
出力信号を演算する演算部510bと、この演算部51
0bからの信号を入力し電磁比例弁520への駆動信号
に変換、出力する出力部510dとからなる。前記した
第1〜第4の実施例で述べたように、旋回動作を優先す
る場合には、分岐管路z内の圧力が高い値を保持するよ
うに可変絞り300の開口面積を小さくすれば良く、逆
にアーム動作を優先する場合には、可変絞り300の開
口面積を大きくなるようにすれば良い。このため、この
第5の実施例では、旋回動作を優先する場合に対応する
データとして、可変絞り300の開口面積を小さくする
ために電磁比例弁520による供給圧力が高くなるよう
に、予めデータ部510cに高圧データが格納される。
逆に、アーム動作を優先する場合に対応するデータとし
て、可変絞り300の開口面積を大きくするために電磁
比例弁520による供給圧力が低くなるように、予めデ
ータ510cに低圧データが格納される。演算部510
bでは、入力手段500によって指示された信号に応じ
て、データ部510cに格納されている高圧データ、あ
るいは、低圧データの選択を行う。例えば、入力手段5
00によって、旋回動作優先が指示された場合には、デ
ータ部510cに格納される高圧データを選択、読み込
むようになっている。
【0052】出力部510dでは、演算部510bから
の信号を入力すると、この入力信号に応じて電磁比例弁
520への駆動信号を演算出力する。例えば、演算部5
10bより高圧データ(旋回動作優先)が出力されたと
き、可変絞り300への供給圧力が高くなるように電磁
比例弁520の駆動コイルに対し高電流の駆動信号を出
力する。逆に、演算部510bより低圧データ(アーム
動作優先)が出力された場合には、低電流の駆動信号を
出力する。
【0053】電磁比例弁520は、演算手段510から
の駆動信号を入力すると、この入力信号に応じて可変絞
り300への圧油の供給、遮断を行い、可変絞り300
の開口面積を制御する。
【0054】したがって、この第5の実施例によれば、
入力手段500によりアーム動作、または、旋回動作の
どちらを優先するかを指示すると、この指示に応じて分
岐管路z内の圧力を高圧、あるいは、低圧に設定するこ
とができ、前述した第2〜第4の実施例同様、作業内容
に応じて複合動作時の各アクチュエータの駆動力を可変
にすることができる。
【0055】図10、図11は、本発明の請求項1、
2、3、4、5、7、8に係る第6の実施例の説明図で
あり、図10はこの第6の実施例の構成図、図11はこ
の第6の実施例に備えられる旋回用の操作レバーの操作
量と可変絞り300の開口面積との関係を示す図であ
る。なお、上述した第4、および第5の実施例と共通す
る部分については同一符号を付しており、その説明は省
略する。
【0056】この第6の実施例では、図10に示すよう
にシャトル弁304によって導かれる高圧側のパイロッ
ト圧を検出する圧力検出器600が備えられる。また、
入力手段500からの信号、および、圧力検出器600
からの検出信号を入力し、この入力信号に基づき可変絞
り300への供給圧力を演算し、この演算結果に応じた
駆動信号を電磁比例弁520へ出力する演算手段510
を備えている。
【0057】演算手段510は、入力手段500からの
信号、および、圧力検出器600からの検出信号を取り
込む入力部510aと、アーム動作優先時の旋回用操作
レバー操作量と可変絞り300の開口面積との関係、お
よび、旋回動作優先時の旋回用操作レバー操作量と可変
絞り300の開口面積との関係を予め設定するデータ部
510cと、入力部510aからの信号を入力し、さら
に、データ部510cに格納されているデータを読み込
み電磁比例弁520への出力信号を演算する演算部51
0bと、この演算部510bからの信号を入力し電磁比
例弁520への駆動信号に変換、出力する出力部510
dとからなる。
【0058】前記した第4の実施例で述べたように、操
作レバーの操作量と方向切換弁に供給されるパイロット
圧とはほぼ比例関係となる。すなわち、圧力検出器60
0によって検出されるパイロット圧は操作レバーの操作
量に対応するものとなる。このため、データ部510c
には、図11に示すようにアーム動作を優先する場合に
対応するデータとしては、旋回用操作レバーの操作量に
対し傾きが緩やかなデータが、旋回動作を優先する場合
に対応するデータとしては、旋回用操作レバーの操作量
に対し傾きが急峻なデータが設定される。
【0059】この第6の実施例は上記のように構成され
るとともに、データ設定が行われるため、演算手段51
0では、入力手段500によってアーム動作優先、また
は、旋回動作優先のいずれかが指示されると、圧力検出
器600からのパイロット圧を読み込とともに、データ
部510cに格納されているデータに応じ、可変絞り3
00への供給圧力を算出し、この算出結果に応じた駆動
信号を電磁比例弁520に対し出力する。
【0060】電磁比例弁520は、演算手段510から
の駆動信号を入力すると、この入力信号に応じて可変絞
り300への圧油の供給、遮断を行い、可変絞り300
の開口面積を制御する。
【0061】したがって、この第6の実施例によれば、
入力手段500によりアーム動作、または、旋回動作の
どちらを優先するかを指示すると、分岐管路z内の圧力
が、指示信号、および、旋回用操作レバーの操作量に応
じた圧力に設定されるため、前述した第2〜第5の実施
例同様、作業内容に応じて複合動作時の各アクチュエー
タの駆動力を可変にすることができる。
【0062】上述した第1〜第6の実施例では、アーム
と旋回の複合動作についてのみ記したが、例えば旋回、
アームクラウドに加えブーム下げ動作の3動作を複合し
て行うと、やはり旋回モータへの圧油の供給が減少し、
旋回加速性が悪化する。このため、ブームの動作を検出
する、例えば、ブーム用方向切換弁のパイロット圧を検
出する圧力検出器を設け、図12に示すように、旋回用
操作レバーの操作量に対する可変絞りの開口面積の関係
を、演算手段内のデータ部に記憶させ、圧力検出器およ
びデ−タ部に格納されるデ−タに基づき可変絞りへの供
給圧力を制御するようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、アクチ
ュエータに加わる負荷に応じて、各アクチュエータへの
圧油の供給量を容易に調整することができるため、アク
チュエータに加わる負荷の状況が変わっても、複合動作
時に各アクチュエータに対し所定の駆動力を与えること
ができ、操作者の意図した通りのアクチュエ−タの動作
を実現でき、さらに、従来に比べ作業効率を向上させる
ことができる。
【0064】また、特に、請求項3〜10にあっては、
複合動作における各アクチュエータの動作速度の優先順
を指示することができ、この指示に応じた速度で各アク
チュエータが動作するため、作業内容に応じて各アクチ
ュエータの駆動力を可変にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による油圧作業機の油圧
回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例による油圧作業機の弁構
造を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例による油圧作業機の油圧
回路図である。
【図4】本発明の第2の実施例による油圧作業機の弁構
造を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例による油圧作業機の油圧
回路図である。
【図6】本発明の第4の実施例による油圧作業機の油圧
回路図である。
【図7】本発明の第4の実施例による油圧作業機の弁構
造を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施例におけるパイロット操作
量と可変絞りの開口面積との関係を示す図である。
【図9】本発明の第5の実施例の要部の構成を示す図で
ある。
【図10】本発明の第6の実施例の要部の構成を示す図
である。
【図11】本発明の第6の実施例における旋回用操作レ
バ−の操作量と可変絞りの開口面積との関係を示す図で
ある。
【図12】本発明においてブームを操作した際の旋回用
操作レバーの操作量と可変絞りの開口面積との関係を示
す図である。
【図13】従来技術による油圧作業機の油圧回路図であ
る。
【図14】従来技術による油圧作業機の弁構造を示す図
である。
【符号の説明】 2 油圧源 21 方向切換弁(第1の方向切換弁) 23 方向切換弁(第2の方向切換弁) 40 アームシリンダ(アクチュエータ) 50 旋回モータ(アクチュエータ) 51a、51b 第1の入力ポート 52a、52b 第2の入力ポート 54a、54b タンクポート 55a、55b、57a、57b 出力ポート 100 タンク 110、120 センタバイパス通路 122 分岐管路(第2の分岐管路) 123 逆止弁(第1の逆止弁) 140 ばね(調整手段) 151 管路 160 ニードル(調整手段) 162 セットスクリューニードル(調整手段) 164 ばね(調整手段) 300 可変絞り(流量制御手段) 301 パイロットポンプ 303 パイロットバルブ 304 シャトル弁 305 パイロット管路 306 スプール(調整手段) 307 ばね(調整手段) 500 入力手段 510 演算手段 520 電磁比例弁(駆動手段) 600 圧力検出器(検出手段) b、r センタバイパス管路 F 逆止弁(第2の逆止弁) G1 可変絞り(流量制御手段) G2 可変リリーフ弁 G3 流量制御弁(圧力補償機能を備えた流量制御弁) z 分岐管路(第1の分岐管路)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧源と、この油圧源から供給される圧
    油によって駆動する複数のアクチュエータと、これらの
    アクチュエータへの圧油の流れを制御する複数の方向切
    換弁とを有し、 前記複数の方向切換弁のうち互いの位置関係が前記油圧
    源に対し上流側となる第1の方向切換弁と下流側となる
    第2の方向切換弁の少なくとも2つの方向切換弁が、中
    立位置のとき前記油圧源に接続されるセンタバイパス管
    路とタンクとを連通するセンタバイパス通路と、前記セ
    ンタバイパス管路の前記油圧源近傍から分岐した第1の
    分岐管路に接続される第1の入力ポートと、前記センタ
    バイパス管路から分岐した第2の分岐管路に接続される
    第2の入力ポートと、タンクに接続されるタンクポート
    と、前記アクチュエータに接続される出力ポートとを備
    え、 前記第2の方向切換弁の前記第2の分岐管路上
    に、前記センタバイパス管路からの流入だけを許容する
    ように設けた逆止弁と、この逆止弁と前記第2の入力ポ
    ートとの間から分岐され、前記第1の分岐管路と前記第
    2の分岐管とを接続する管路上に設けた流量制御手段と
    を備えた油圧作業機の油圧回路において、 前記流量制御手段は、流量特性を調整する調整手段を備
    えたことを特徴とする油圧作業機の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記調整手段は、前記第1の方向切換弁
    の動作に関連する状態量、および、前記第2の方向切換
    弁の動作に関連する状態量の少なくともどちらか一方の
    状態量により操作される手段であることを特徴とする請
    求項1記載の油圧作業機の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記流量制御手段の流量特性に基づき前
    記調整手段を操作する操作力を算出し、この算出結果に
    応じた信号を出力する演算手段と、 この演算手段からの信号を入力し、この信号に応じた駆
    動信号を前記調整手段へ出力する駆動手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の油圧作業機の油圧回
    路。
  4. 【請求項4】 前記流量制御手段の流量特性を設定する
    入力手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の油
    圧作業機の油圧回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の方向切換弁の動作に関連する
    状態量を検出する検出手段、および、前記第2の方向切
    換弁の動作に関連する状態量を検出する検出手段の少な
    くともどちらか一方の検出手段を備え、 前記演算手段は、前記検出手段からの検出信号を入力
    し、この検出信号と前記流量制御手段の流量特性に基づ
    き前記調整手段を操作する操作力を算出し、この算出結
    果に応じた信号を出力することを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の油圧作業機の油圧回路。
  6. 【請求項6】 前記複数のアクチュエータ、および、前
    記複数の方向切換弁はそれぞれ3以上であって、 前記第1の方向切換弁と前記第2の方向切換弁を除く、
    他の方向切換弁の動作に関連する状態量を検出する検出
    手段を備え、 前記演算手段は、前記検出手段からの検出信号を入力
    し、この検出信号と前記流量制御手段の流量特性に基づ
    き前記調整手段を操作する操作力を算出し、この算出結
    果に応じた信号を出力することを特徴とする請求項3ま
    たは4に記載の油圧作業機の油圧回路。
  7. 【請求項7】 前記状態量が方向切換弁を駆動するパイ
    ロット圧であることを特徴とする請求項2、5、6のい
    ずれかに記載の油圧作業機の油圧回路。
  8. 【請求項8】 前記流量制御手段が可変絞りであること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の油圧作業
    機の油圧回路。
  9. 【請求項9】 前記流量制御手段が圧力補償機能を備え
    た流量制御弁であることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の油圧作業機の油圧回路。
  10. 【請求項10】 前記流量制御手段が可変リリーフ弁で
    あることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    油圧作業機の油圧回路。
  11. 【請求項11】 中立位置のとき油圧源に接続するセン
    タバイパス管路とタンクとを連通するセンタバイパス入
    力ポート、および、センタバイパス出力ポートと、前記
    センタバイパス管路の前記油圧源近傍から分岐した第1
    の分岐管路からの圧油が供給される供給口と、この供給
    口を介し供給された圧油が導かれる第1の入力ポート
    と、前記供給口と前記第1の入力ポートとを結ぶ油道上
    に設けた第1の逆止弁と、前記油圧源より前記センタバ
    イパス管路に圧油が供給されたとき前記センタバイパス
    入力ポートを介し圧油が供給される第2の入力ポート
    と、この第2の入力ポートと前記センタバイパス入力ポ
    ートとを結ぶ油道上に設けた第2の逆止弁と、この第2
    の逆止弁と前記第1の逆止弁とを結ぶ油道と、この油道
    上に設けた流量制御手段と、前記各入力ポートに導かれ
    た圧油をタンクへと導くタンクポートと、アクチュエー
    タへと導く出力ポートと、前記各入力ポートと前記各出
    力ポートとの接続関係を切り換えるスプールとを備えた
    油圧作業機の弁構造において、 前記流量制御手段の流量特性を調整することができる調
    整手段を備えたことを特徴とする油圧作業機の弁構造。
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