JPH0532982Y2 - - Google Patents

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JPH0532982Y2
JPH0532982Y2 JP868288U JP868288U JPH0532982Y2 JP H0532982 Y2 JPH0532982 Y2 JP H0532982Y2 JP 868288 U JP868288 U JP 868288U JP 868288 U JP868288 U JP 868288U JP H0532982 Y2 JPH0532982 Y2 JP H0532982Y2
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notch
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばカメラ一体型ビデオテープレ
コーダの電子式ビユーフアインダに使用される小
型陰極線管に、高圧、フオーカス電圧等を供給す
るのに使用して好適なフライバツクトランスに関
する。
〔考案の概要〕
本考案は、フライバツクトランス本体を覆う絶
縁ケースの一面に、フライバツクトランス本体の
コアを露出させる第1の切欠部と高圧用のリード
線を外部に導出するための第2の切欠部とを連続
的に設け、リード線を第2の切欠部とコアとで挟
持するようにしたことにより、組み立ての作業性
が向上するようにしたものである。
〔従来の技術〕
例えば、カメラ一体型ビデオテープレコーダの
電子式ビユーフアインダに使用される小型陰極線
管に、高圧、フオーカス電圧等を供給するのに使
用されるフライバツクトランスとして、従来第9
図に示すようなものが提案されている。
同図において、70はフライバツクトランス本
体であり、71はフエライトコア、72はボビ
ン、73はコイル、74は整流用ダイオード及び
平滑用コンデンサよりなる整流部、75は端子ピ
ン、そして、76は整流部74に接続され、外部
に高圧HVを導出する高圧用リード線である。な
お、端子ピン75は、一次側電圧の供給、フオー
カス用電圧の出力等のために使用されている。
また、このようなフライバツクトランス本体7
0は、プラスチツク等の絶縁材料よりなる絶縁ケ
ース77及びシールドケース78に順次収納され
る。これら、絶縁ケース77及びシールドケース
78には、高圧用リード線76を通すための貫通
孔79及び80が形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
この第9図例に示すような従来のフライバツク
トランスによれば、フライバツクトランス本体7
0を、絶縁ケース77及びシールドケース78に
収納するためには、リード線76を絶縁ケース7
7及びシールドケース78に形成した貫通孔79
及び80を通す作業が必要であり、組み立ての作
業性の悪いものであつた。
なお、実開昭62−109415号公報には、そのよう
なフライバツクトランスが記載されている。
本考案は、このような点を考慮し、フライバツ
クトランスの組み立ての作業性の向上を図ること
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、フライバツクトランス本体1を絶縁
ケース2に収納するようになされたフライバツク
トランスであつて、絶縁ケース2の一面にフライ
バツクトランス本体1のコア11を露出させる第
1の切欠部21aとフライバツクトランス本体1
より高圧を取り出す高圧用のリード線14を外部
に導出するための第2の切欠部21bとを連続的
に設け、リード線14を第2の切欠部21bとコ
ア11とで挟持するようにしたものである。
〔作用〕
上述構成においては、高圧用のリード線14を
第2の切欠部21bとコア11とで挟持するよう
にしたので、フライバツクトランスの組み立ての
際に、従来のようにリード線を貫通孔に通す等の
作業が必要なく、組み立てを容易に行ない得る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の一実施例に
ついて説明する。
第1図は本例のフライバツクトランスの斜視
図、第2図はその正面図、第3図はその断面図で
ある。そして、第4図はその分解斜視図である。
本例は第4図に示すように、フライバツクトラン
ス本体1、絶縁ケース2、シールドケース3、ア
ース金具4及び蓋体5で構成される。
フライバツクトランス本体1において、11は
フエライトコア、12はボビン、13はコイル、
D1及びC1は高圧整流用のダイオード及び平滑
用コンデンサ、D2及びD3は低圧整流用のダイ
オードである。そして、14は、ダイオードD1
及びコンデンサC1の接続点に接続され、この接
続点に得られる高圧HVを外部に導出するための
高圧用リード線である。また、T1〜T8は、1
次電源供給用、フオーカス電圧出力用等のために
使用される端子ピンであり、ボビン12上に植立
される。
ここで、ボビン12は、プラスチツク等の絶縁
体を用いて、第5図に示すように、低圧側と高圧
側とが一体に形成される。そして、端子ピンT1
〜T8は断面正方形でト字形状に形成され、その
垂直方向に延びる長片部TLの一端がボビン12
上に形成された穴部(図示せず)に圧入されるこ
とで、ボビン12上に植立固定される。そして、
第4図に示すように、その水平方向に延びる短片
部TSにコイル13の端部等が半田付けされて接
続される。なお、端子ピンT1〜T8の長片部
TLには、第6図に示すように凸状部15が形成
され、圧入後は、端子ピンT1〜T8がボビン1
2上に形成された穴部より容易に抜け出ないよう
にされる。
また、ボビン12の鍔部12aの高圧用リード
線14の接する部分は、第7図に示すように、段
差部とされて肉薄部12bが形成される。そし
て、高圧用リード線14は、この肉薄部12bに
沿つて導出されるようになされる。またこの場
合、肉薄部12bの厚さが調整されることによ
り、例えば高圧用リード線14の高さがフエライ
トコア11の高さと一致するようにされる。
また、アース金具4はコ字状に形成され、この
アース金具4は、第1図〜第3図に示すようにフ
ライバツクトランスが組み立てられるとき、その
一端及び他端でフエライトコア11を挟むように
フエライトコア11に取り付けられ、アース金具
4の有するバネ性によつてその状態が保持される
ようになされる。
また、絶縁ケース2は、プラスチツク等の絶縁
材料をもつて5面を有する箱形に構成される。こ
の絶縁ケース2の一面21には、上述したフライ
バツクトランス本体1のフエライトコア11が露
出される長方形状の切欠部21a及び高圧用リー
ド線14を外部に導出するための半円形状の切欠
部21bが連続的に形成される。
また、シールドケース3は、上述した絶縁ケー
ス2を覆うことができるように、金属板をもつて
絶縁ケース2と同様の5面を有する箱形に構成さ
れる。そして、絶縁ケース2の一面21に対応す
る一面31には、切欠部21a及び21bに対応
して切欠部31aが形成される。また、このシー
ルドケース3の一面31側には、接続片31bが
一体的に形成される。この接続片31bは、第1
図〜第3図に示すようにフライバツクトランスが
組み立てられるとき、上述した絶縁ケース2の一
面21側に形成されたテーパー部21cに沿つて
折り曲げられ、そして、この接続片31bの先端
部は上述したフエライトコア11に取り付けられ
たアース金具4と半田付けされ、シールドケース
3と共にフエライトコア11が一体的にアースさ
れるようになされる。
また、このシールドケース3の開放面側には爪
部32a,32b及び32cが形成される。爪部
32a及び32bは、第1図〜第3図に示すよう
にフライバツクトランスが組み立てられるとき、
内側に折り曲げられて、蓋体5が固定されるよう
になされる。また、爪部32cは、フライバツク
トランスを基板に取り付ける際の位置ぎめなどに
使用される。
また、蓋体5は、プラスチツク等の絶縁材料を
もつて平板状に形成される。この蓋体5は、上述
した絶縁ケース2の開放面側に嵌め込まれるよう
に、その外周の凹凸形状と、絶縁ケース2の開放
面側端の凹凸形状とが逆の関係となるようにされ
る。また、この蓋体5には、フライバツクトラン
ス本体1の端子ピンT1〜T8が貫通して出るた
めの貫通孔51が、端子ピンT1〜T8に対応し
て形成される。また、この蓋体5には、シールド
ケース3の爪部32a及び32bに対応して、こ
れら爪部32a及び32bが折り曲げられるとき
入り込むための凹部52a及び52bが形成され
る。
フライバツクトランス本体1、絶縁ケース2、
シールドケース3、アース金具4及び蓋体5は以
上のように構成され、例えば以下のような手順で
フライバツクトランスが組み立てられる。
まず、絶縁ケース2がシールドケース3内に収
納される。つぎに、フエライトコア11にアース
金具4の取り付けられたフライバツクトランス本
体1が絶縁ケース2内に収納される。この場合、
高圧用リード線14が、絶縁ケース2の切欠部2
1bに開放側から納まるようにしながら収納され
る。このとき、高圧用リード線14は、絶縁ケー
ス2の切欠部21bとフエライトコア11とで挟
持されることとなり、安定に保持される。またこ
こで、シールドケース3の接続片31bが絶縁ケ
ース2のテーパー部21cに沿つて折り曲げら
れ、その先端部がフエライトコア11に取り付け
られているアース金具4に半田付けされる。つぎ
に、フライバツクトランス本体1の端子ピンT1
〜T8が貫通孔51より出るようにして蓋体5を
絶縁ケース2の開放面側端に嵌め込む。そして、
シールドケース3の爪部32a及び32bが内側
に折り曲げられて蓋体5が固定される。
このようにして、第1図〜第3図に示すような
フライバツクトランスが組立てられる。
第8図は本例のフライバツクトランスを用いた
高圧回路の接続図を示すものである。この第8図
において、第1図〜第7図と対応する部分には同
一符号を付して示している。
同図において、100はフライバツクトランス
を全体として示しており、フエライトコア11及
びシールドケース3は端子ピンT6を介して接地
される。また、端子ピンT4には直流電圧+Bが
供給され、端子ピンT7には出力トランジスタ
Tr及び共振用のコンデンサCが接続され、端子
ピンT8にはダンパーダイオードDが接続され
る。また、端子ピンT1には平滑用のコンデンサ
C2が接続され、この端子ピンT1からはフオー
カス用電圧が出力される。また、端子ピンT5に
は平滑用のコンデンサC3が接続され、この端子
ピンT5からはビデオ回路系用電圧が出力され
る。また、端子ピンT2及びT3間にはヒーター
用電圧が出力される。
この場合、コイル13の巻回数は、例えば端子
ピンT2及びT3間が3ターン、端子ピンT4及
びT7間が70ターン、端子ピンT7及びT8間が
7ターン、端子ピンT8及びダイオードD2,D
3のアノードが接続される点P間が600ターン、
点P及びダイオードD1のアノードが接続される
点間が2400ターンされ、端子ピンT4に直流電圧
+Bとして+5Vの電圧が供給されるときには、
高圧HVとして+2500V、フオーカス用電圧とし
て+500V、ビデオ回路系用電圧として−50V、
ヒーター用電圧として実効値0.5Vが出力される
ようになされる。
以上のように構成される本例のフライバツクト
ランスにおいては、絶縁ケース2の一面にはフエ
ライトコア11が露出される長方形状の切欠部2
1a及び高圧用リード線14を外部に導出するた
めの半円形状の切欠部21bが連続的に形成さ
れ、フライバツクトランス本体1を絶縁ケース2
内に収納するとき、高圧用リード線14が切欠部
21bに開放側から納まるようにしながら行なえ
ばよく、これによつて高圧用リード線14は、切
欠部21bとフエライトコア11とで挟持され、
安定に保持される。したがつて、従来のフライバ
ツクトランスのようにリード線を貫通孔に通す等
の作業が必要なくなり、組み立てを容易に行なう
ことができる。
また本例においては、フライバツクトランス本
体1は、フエライトコア11が絶縁ケース2及び
シールドケース3の一面21及び31に設けられ
た切欠部21a及び31aより露出される状態で
絶縁ケース2及びシールドケース3に収納される
ので、従来のフライバツクトランスに比べて水平
方向に薄く形成することができる。そしてこの場
合、フエライトコア11はシールドケース3とア
ース金具4を介して接続され、第8図の接続図に
示すように使用時には接地されるので、シールド
ケース3の切欠部31aに対応するところでは、
フエライトコア11がシールドケース3の代りと
なり、シールドケース3の切欠部31aの部分よ
り高周波信号が外部に漏れるということはない。
また本例においては、ボビン12の鍔部12a
の高圧用リード線14の接する部分に、第7図に
示すように肉薄部12bが形成されるので、その
肉薄とされる分だけ、高圧用リード線14の径が
小さくなつたと同様の効果が生じることとなり、
従来のフライバツクトランスに比べて垂直方向に
薄く形成することができる。また、高圧用リード
線14はこの肉薄部12bに沿つて導出されるの
で、高圧用リード線14を所定位置に確実に案内
することができる。また、肉薄部12bの厚さが
調整され、高圧用リード線14の高さがフエライ
トコア11の高さと一致するようにされるときに
は、フライバツクトランス本体1を絶縁ケース2
内にがたつきなく安定に収納することができる。
また本例においては、端子ピンT1〜T8とし
てト字形状のものを用いるので、上部からボビン
12に取り付けることができ、ボビン12を低圧
側と高圧側とが一体とされたものとすることがで
き、巻線・組立工数、部品点数の削減によるコス
トダウンを図ることができると共に、この端子ピ
ンT1〜T8の水平方向に延びる短片部TSにコ
イル13等が半田付けで接続されるので、垂直方
向に延びる長片部TLにコイル13等を接続しな
い分だけ垂直方向に薄くできる。また、半田付け
時の熱の逃げが大きいため、半田付け時にボビン
12が変形して端子ピンT1〜T8の位置がずれ
るおそれもなくなる。したがつて、コイル13の
断線のおそれのある端子ピンの位置調整をする必
要もなく、作業性が向上する。
なお、上述実施例においては、フライバツクト
ランス本体1のフエライトコア11にアース金具
4を取り付け、シールドケース3の接続片31b
の端部をアース金具4に半田付けするものであつ
たが、アース金具4を用いずに接続片31bをフ
エライトコア11に直接接続するようにしてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、絶縁ケースの一面
にはコアが露出される長方形状の切欠部及び高圧
用リード線を外部に導出するための半円形状の切
欠部が連続的に形成されるので、フライバツクト
ランス本体を絶縁ケース内に収納するとき、高圧
用リード線が切欠部に開放側から納まるようにし
ながら行なえばよく、これによつて高圧用リード
線は切欠部とコアとで挟持されて安定に保持され
る。したがつて、本考案によれば、従来のフライ
バツクトランスのように、高圧用リード線を絶縁
ケースの貫通孔に通す等の作業が必要なくなり、
組み立てを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す構成
図、第4図〜第8図はその説明のための図、第9
図は従来例の構成図である。 1はフライバツクトランス本体、2は絶縁ケー
ス、3はシールドケース、4はアース金具、5は
蓋体、11……フエライトコア、21a及び21
bは切欠部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フライバツクトランス本体を絶縁ケースに収納
    してなるフライバツクトランスにおいて、 上記絶縁ケースの一面に上記フライバツクトラ
    ンス本体のコアを露出させる第1の切欠部と上記
    フライバツクトランス本体より高圧を取り出す高
    圧用のリード線を外部に導出するための第2の切
    欠部とを連続的に設け、上記リード線を上記第2
    の切欠部と上記コアとで挟持するようにしたこと
    を特徴とするフライバツクトランス。
JP868288U 1988-01-26 1988-01-26 Expired - Lifetime JPH0532982Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP868288U JPH0532982Y2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP868288U JPH0532982Y2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26

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Publication Number Publication Date
JPH01113316U JPH01113316U (ja) 1989-07-31
JPH0532982Y2 true JPH0532982Y2 (ja) 1993-08-23

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ID=31214777

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JPH01113316U (ja) 1989-07-31

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