JPH0532735A - プラスチツクレンズ用組成物およびプラスチツクレンズの製造方法 - Google Patents

プラスチツクレンズ用組成物およびプラスチツクレンズの製造方法

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JPH0532735A
JPH0532735A JP21307591A JP21307591A JPH0532735A JP H0532735 A JPH0532735 A JP H0532735A JP 21307591 A JP21307591 A JP 21307591A JP 21307591 A JP21307591 A JP 21307591A JP H0532735 A JPH0532735 A JP H0532735A
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meth
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JP21307591A
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English (en)
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Hiroshi Fukushima
洋 福島
Akira Motonaga
彰 元永
Eriko Suda
恵理子 須田
Mikito Nakajima
幹人 中島
Katsuyoshi Takeshita
克義 竹下
Yusuke Kutsukake
祐輔 沓掛
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Seiko Epson Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)一般式(1)で示されるウレタン
(メタ)アクリレート30〜80重量部、 【化1】 (B)特定のポリブチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート10〜60重量部、(C)特定のスチレン系化合
物10〜60重量部、(D)少なくとも一つの重合性二
重結合を有する化合物0〜50重量部、((A)〜
(D)は合計100重量部)を主成分としてなる屈折率
1.55以上のプラスチックレンズ用組成物、およびそ
のレンズの製造方法。 【効果】 耐熱性、耐衝撃性、低吸水率、成形性に優
れ、残留応力の無い屈折率1.55以上のプラスチック
レンズを容易に製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐衝撃性、低
吸水性、成形性に優れた、屈折率1.55以上の高屈折
率プラスチックレンズ用の組成物、および、その様な屈
折率1.55以上の高屈折率プラスチックレンズを製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズは、成形加工が容易
なこと、軽いことなどの特徴を生かして、光学製品に広
く用いられるようになっている。中でも、眼鏡レンズに
おいてはレンズは軽いことが望まれているので、近年、
ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(PPG
社製、商品名:CR−39)からなる樹脂が、プラスチ
ック眼鏡レンズの主流を成している。この様なプラスチ
ックレンズに要求される性能として重要なものには、屈
折率、成形性、耐熱性、耐衝撃性、低吸水性、成形品の
面精度、染色性等が挙げられる。そして近年、これらの
特性の更なる向上が要求されるようになってきており、
CR−39に代わる各種のモノマー、オリゴマーを用い
てプラスチックレンズを製造する方法が提案されてき
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】CR−39からなる樹
脂は屈折率が1.499と低く、それ故に従来のプラス
チックレンズは無機ガラスレンズと比較して肉厚になら
ざるを得ないという欠点がある。この点に関し特公昭5
8−14449号公報には、ハロゲン置換芳香環がアル
キレングリコール基を介して(メタ)アクリロイルオキ
シ基と結合した化合物と芳香環を有する1官能性単量体
とから得られる高屈折率化樹脂が記載されている。ここ
に記載される様に高屈折率樹脂を得る目的で、樹脂構造
の中に芳香族環構造やハロゲン基(フッ素は除く)を導
入する方法は一般的なものである。しかし、この方法で
は得られる樹脂の耐衝撃性や一般の分散染料による染色
性に問題が有る。
【0004】一方、特開昭64−16813号公報に
は、レンズの耐衝撃性を向上させる成分として、分子内
にエーテル構造を有するポリアルキレングリコール類の
ジ(メタ)アクリレートが記載されている。また、これ
らのポリアルキレングリコール類のジ(メタ)アクリレ
ートは親水性が高いため、レンズの染色性も向上させ
る。また、ジ(メタ)アクリレートの代表的なものに
は、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレートがあ
る。この様なジ(メタ)アクリレートを、前述のフッ素
以外のハロゲン基および芳香族環を有するモノマーやオ
リゴマーに添加して用いれば耐衝撃性や染色性は向上す
る。しかしながら、これを添加すればする程レンズの屈
折率が低下してしまい、更には耐熱性や吸水性の点で問
題が生じ、バランス良い性能を発現させるに至らない。
【0005】本発明者らは、上述の課題を解決すべく鋭
意検討した結果、高屈折率かつ耐衝撃性、染色性に優れ
た硬化物を与えうる特定のウレタン(メタ)アクリレー
トを見い出し、さらにこれを耐衝撃性、染色性、低吸水
性に優れた硬化物を与えうる特定のポリブチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレートと共に、プラスチックレン
ズの製造用材料に応用したところ、高屈折率、耐衝撃
性、染色性、耐熱性に優れ、かつ低吸水性のプラスチッ
クレンズを製造できることを見い出した。さらにこの材
料に、スチレン系化合物を組み合わせることにより、重
合硬化に際して重合速度を抑制し、残留応力の無いレン
ズを得ることができ、かつレンズの面精度を向上できる
ことも見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (A) 下記一般式(1)で示されるウレタン(メタ)
アクリレート30〜80重量部、
【0007】
【化5】 (式中、R1、R2およびR4は各々独立して水素またはメチ
ル基を表わし、R3は芳香族炭化水素を表わし、j、k,
mおよびnは各々独立して1〜5の整数を表わし、X1
X2、X3およびX4は各々独立して水素、メチル基、臭素、
塩素またはヨウ素を表わし、Yは
【0008】
【化6】 を表わす。) (B) 下記一般式(2)で示されるポリブチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート
10〜60重量部、
【0009】
【化7】 (式中、R5は水素またはメチル基を表わし、pは5〜1
6の整数を表わす。) (C) 下記一般式(3)で示されるスチレン系化合物
10〜60重量部、
【0010】
【化8】 (式中、X5はメチル基、臭素原子、塩素原子またはヨウ
素原子を表わし、q は0〜5の整数を表わす。)およ
び、 (D) 分子内に少なくとも一つの重合性二重結合を有
する化合物0〜50重量部、(ただし、(A)〜(D)
成分の合計量を100重量部とする。) を主成分としてなる屈折率1.55以上のプラスチック
レンズ用組成物、および本発明の組成物を重合硬化させ
る工程を有する、屈折率1.55以上のプラスチックレ
ンズの製造方法である。
【0011】以下、本発明について詳細に説明する。
【0012】本発明の組成物の第一成分であるウレタン
(メタ)アクリレート(A)は、前記一般式(1)で表
わされる化合物であり、プラスチックレンズに高屈折率
等を付与する成分である。この(A)成分の合成法に関
しては、本発明では特に制限は無いが、以下の三種の化
合物(I)〜(III)を、望ましくはモル当量比(I)/
(II)/(III)=2/N+1/N(Nは1〜5の整数)
の範囲内で反応させる事により得ることができる。すな
わち一般式(1)におけるkは、このモル当量比によっ
て決定され、また一般にはこのkの値の異なるものの混
合物が得られるので、ここでのkの値は中央値(主成
分)を意味する。
【0013】(I)下記一般式(i)で示される水酸基
含有(メタ)アクリレート化合物
【0014】
【化9】 (式中、R1、R2は水素またはメチル基を表わし、jは1
〜5の整数を表わす。) (II)下記一般式(ii)で示されるジイソシアネート化
合物
【0015】
【化10】 (式中、R3は芳香族炭化水素を表わす。) (III) 下記一般式(iii)で示されるジオール化合物
【0016】
【化11】 (式中、R4は水素またはメチル基を表わし、mおよびn
は1〜5の整数を表わし、X1、X2、X3およびX4は水素、
メチル基、臭素、塩素またはヨウ素を表わし、Yは
【0017】
【化12】 を表わす。)前記一般式(i)で示される水酸基含有
(メタ)アクリレート化合物(I)の具体例としては、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレング
リコール(繰り返し単位2〜5)のモノ(メタ)アクリ
ル酸エステル、ポリプロピレングリコール(繰り返し単
位2〜5)のモノ(メタ)アクリル酸エステル等が挙げ
られる。
【0018】前記一般式(ii)で示されるジイソシアネ
ート化合物(II)の具体例としては、分子内に芳香族環
を含有するものであって、2,4−トリレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、m−キシ
リレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネ
ート、1,3−ビス(α,α−ジメチルイソシアナート
メチル)ベンゼン、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネ
ート、ビフェニルジイソシアネート、o−トリジンジイ
ソシアネート等が挙げられる。なお、芳香族環に直接2
つのイソシアネート基が結合した構造を有するものが、
屈折率やウレタン結合における反応性の点で好ましい。
【0019】一般式(iii) で示されるジオール化合物(I
II) としては、ビスフェノール類にエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイドを数モル付加したものを用い
ることができる。ビスフェノール類としては、ビスフェ
ノールA、ビスフェノールS、ビスフェノールFおよび
その誘導体を使用することができる。これらのうち特
に、ビスフェノールA、ビスフェノールSおよびそれら
の誘導体が好ましい。ビスフェノールFおよびその誘導
体を使用した場合、ビスフェノールA、ビスフェノール
Sおよびそれら誘導体を使用した場合に比較して、得ら
れるプラスチックレンズのTg、表面硬度、弾性率が低
下する傾向がある。
【0020】上述の反応は、公知の方法、例えばジイソ
シアネート化合物(II)および触媒存在下に水酸基含有
(メタ)アクリレート化合物(I)、ジオール化合物(I
II)を50〜70℃の条件下で徐々に加え攪拌して反応
させる方法等により行なえばよい。この際の触媒として
は、例えばジラウリン酸ジ−n−ブチル錫が使用でき
る。特に好ましい方法は、ジイソシアネート化合物(I
I)およびジラウリン酸ジ−n−ブチル錫存在下に、ま
ず水酸基含有(メタ)アクリレート化合物(I)を50
〜90℃の条件下で徐々に滴下して反応させ、ウレタン
結合を生成させて水酸基含有(メタ)アクリレート化合
物(I)の水酸基がほとんど消失した後、さらにジオー
ル化合物(III)を徐々に加えウレタン結合の生成を進行
させウレタン(メタ)アクリレートを得る方法を挙げる
ことができ、また、ジイソシアネート化合物(II)およ
びジラウリン酸ジ−n−ブチル錫存在下に、まずジオー
ル化合物(III) を50〜90℃の条件下で徐々に加えて
反応させ、ウレタン結合を生成させてジオール化合物(I
II) の水酸基がほとんど消失した後、さらに水酸基含有
(メタ)アクリレート化合物(I)を徐々に滴下してウ
レタン結合の生成を進行させウレタン(メタ)アクリレ
ートを得る方法を挙げることができる。なお、このウレ
タン(メタ)アクリレート(A)の合成に際して、ウレ
タン結合反応に直接関係の無い(C)成分や(D)成分
(本発明において用いる組成物の第三成分、第四成分)
を共存させてもよい。
【0021】本発明の組成物の第二成分であるポリブチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート(B)は、前記
一般式(2)で示される化合物であり、重合度5〜16
のポリブチレングリコールの両末端を二つの(メタ)ア
クリル酸で封止したものである。ここで、重合度は式:
-(CH2CH2CH2CH2O)n-で示される繰り返し単位数nを意味
する。この重合度nが5未満では十分な可撓性が得られ
ず、16を越えると吸水性が増すと共に架橋密度の低下
を招き、ポリマー硬度が低下して耐熱性も低下する。ま
た、モノマーの粘度も増加するめ注型作業性も低下す
る。好ましい重合度は7〜12である。ただし、ポリブ
チレングリコールジメタクリレートは、一般的には正規
分布的に重合度の異なるポリマー種の混合物なので、こ
こでの重合度nは中央値を意味する。
【0022】このポリブチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート(B)は、例えばテトラヒドロフランを開環
重合して得られるポリブチレングリコールとアクリル酸
またはメタクリル酸との縮合反応、あるいはポリブチレ
ングリコールとアクリル酸メチルまたはメタクリル酸メ
チルとのエステル交換反応によって容易に製造すること
ができるが、エステル交換反応による方法が、無色透明
なモノマーを与えるので好ましい。
【0023】本発明の組成物の第三成分であるスチレン
系化合物(C)は、スチレンまたはその誘導体であり、
屈折率を低下させることなく配合物粘度を低下させる成
分である。更には、このスチレン系化合物(C)を配合
することにより、加熱による配合物の重合硬化に際して
重合速度を抑制し、注型重合における樹脂収縮による残
留応力の無いレンズを得ることができ、かつレンズの面
精度を向上させる成分である。ここでいうレンズの面精
度とは、レンズの重合に用いた型のレンズ面が設計どお
りに得られる精度をいう。また残留応力とは、重合した
レンズに残留した応力をいう。残留応力のあるレンズ
は、自然放置またはアニールにより応力がなくなるにつ
れて面精度が悪くなる可能性がある。
【0024】このスチレン系化合物(C)の具体例とし
ては、スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチ
レン、4−メチルスチレン、2−クロロスチレン、3−
クロロスチレン、4−クロロスチレン、2−ブロモスチ
レン、3−ブロモスチレン、4−ブロモスチレン、2,
4−ジブロモスチレン、トリブロモスチレン、ペンタブ
ロモスチレン等が挙げられる。これらは一種もしくは二
種以上の混合系で使用することもできる。
【0025】本発明の組成物の第四成分である分子内に
少なくとも一つの重合性二重結合を有する化合物(D)
は、耐熱性、表面硬度、低粘度化等を付与する成分であ
る。特に、本発明では比較的高粘性のウレタン(メタ)
アクリレート(A)を用いているので、注型作業性を向
上させるためには樹脂組成物の粘度は低い程好ましい。
したがって、重合性二重結合を有する化合物(D)とし
ては低粘度のエステルモノマーが特に好ましい。
【0026】この化合物(D)の具体例としては、例え
ば、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレー
ト、3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、2−フェニルフェニル(メタ)アクリレ
ート、4−フェニルフェニル(メタ)アクリレート、3
−(2−フェニルフェニル)−2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、3−(4−フェニルフェニル)
−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1−
ナフチルオキシエチル(メタ)アクリレート、2−ナフ
チルオキシエチル(メタ)アクリレート、2,4,6−
トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、2,4,6
−トリブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート、
2,4,6−トリブロモフェニル−ジ(オキシエチル)
−(メタ)アクリレートおよび2,4,6−トリブロモ
ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香族環含有単官能
(メタ)アクリレート化合物;メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)
アクリレート等の脂肪族単官能(メタ)アクリレート化
合物、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボル
ニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メ
タ)アクリレート等の脂環式単官能(メタ)アクリレー
ト化合物;エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ト
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ(又はモ
ノ)エチレングリコールのジ(メタ)アクリレート;プ
ロピレンレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジプ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラプロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナプロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリ(又は
モノ)プロピレングリコールのジ(メタ)アクリレー
ト;1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,4−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサメチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、1,14−テトラデカメチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリ
ン酸ネオペンチルグリコールのカプロラクトン付加物の
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジ
ペートジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルジ
(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)
アクリレート、2−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチ
ルエチル)−5−ヒドロキシメチル−5−エチル−1,
3−ジオキサンジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロー
ルプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサ(メタ)アクリレート、ジ(メタ)アクリロ
イルオキシエチルイソシアヌレート、トリス(メタ)ア
クリロイルオキシエチルイソシアヌレート、2,2−ビ
ス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)−プロ
パン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシ
エトキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)−プ
ロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキ
シペンタエトキシフェニル)−プロパン、2,2−ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシジエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシペンタエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフ
ェニル)−プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アク
リロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル)−プ
ロパン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニ
ル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオ
キシエトキシフェニル)−スルフォン、ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)−スルフ
ォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエ
トキシフェニル)−スルフォン、ビス(4−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル)−
スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ−3,5−ジメチルフェニル)−スルフォン、ビ
ス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)−スル
フィド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキ
シフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシペンタエトキシフェニル)−スルフィド、
ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−
フェニルフェニル)−スルフィド、ビス(4−(メタ)
アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル)−スルフィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ)フォスフェート、トリ((メタ)アクリロイル
オキシエトキシ)フォスフェート等の多官能(メタ)ア
クリレート化合物等が挙げられる。これらは一種もしく
は二種以上の混合系で使用できる。
【0027】本発明の組成物における(A)〜(D)成
分の配合割合に関しては、(A)〜(D)成分の合計量
を100重量部としたとき、(A)30〜80重量部、
(B)10〜60重量部、(C)10〜60重量部、
(D)0〜50重量部である。(A)成分が30重量部
未満ではレンズに十分な耐熱性、表面硬度、弾性率、ヤ
ング率を付与することができず、80重量部を超えると
組成物の粘度が高くなり、注型重合の作業性が低下す
る。好ましい配合量は30〜60重量部である。また、
(B)成分が10重量部未満ではレンズに十分な耐衝撃
性を付与することができず、かつ染色性も付与できな
い。一方、60重量部を超えるとレンズの耐熱性および
表面硬度の低下を招き望ましくない。好ましい配合量は
20〜50重量部である。また、(C)成分が10重量
部未満では組成物の粘度が高くなり、注型重合の作業性
が低下する。60重量部を越えるとレンズの耐熱性、強
靱性が低下し望ましくない。好ましい配合量は10〜4
0重量部である。(D)成分は、必須成分ではないが、
レンズの耐熱性や表面硬度をより向上させ、また組成物
の粘度を低下させ注型作業性を向上させるために用いる
成分である。好ましい配合量は5〜30重量部である。
【0028】また、本発明の組成物には、必要に応じ
て、酸化防止剤、黄変防止剤、紫外線吸収剤、ブルーイ
ング剤、顔料等の各種の添加剤を本発明の効果を損なわ
ない範囲内で配合してもよい。
【0029】以上詳述した本発明の(A)〜(D)成分
を主成分としてなる組成物は、その調整法に特に限定は
無く、例えば(A)〜(D)成分を常法により混合攪拌
し、更に必要に応じて各種添加剤を配合して得ることが
できる。
【0030】本発明の製造方法は、上述した(A)〜
(D)成分を主成分としてなる組成物を重合硬化させる
工程を有することを特徴とし、この重合硬化により屈折
率1.55以上の良好なプラスチックレンズを得ること
ができる。この重合硬化は加熱により行なえばよい。ま
た、まず活性エネルギー線によりゲル化した後、加熱に
より重合硬化を完結する方法を用いてもよい。
【0031】また、この重合硬化のために重合開始剤を
用いてもよい。この重合開始剤としては、加熱により重
合硬化する場合は、例えば、過酸化ベンゾイル、ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオ
キシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチ
ルヘキサノエート等の有機過酸化物;2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物などの熱重合
開始剤が使用できる。また、活性エネルギー線による重
合硬化を併用する場合は、例えば、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン、メチルフェニル
グリオキシレート、2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルフォスフィンオキサイド等の光重合開始剤
(活性エネルギー線感応性重合開始剤)を熱重合開始剤
と併用することができる。これらは一種もしくは二種以
上の混合系で使用できる。この重合開始剤の配合割合
は、(A)〜(D)成分の合計100重量部に対し、通
常0.05〜5重量部である。
【0032】この重合硬化の際の各種具体的条件は、所
望のプラスチックレンズが得られるよう適宜設定すれば
よい。本発明の方法においては特に注型重合法が好まし
い。例えば、鏡面研磨した二枚のガラス板製鋳型中に、
ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−1−ブテン共重合体等からなるガスケットを介し
て上述の組成物を注入し、適当な温度で加熱する態様が
ある。また、その鋳型の片側または両側から活性エネル
ギー線を照射した後、加熱することにより重合硬化して
もよい。重合温度、時間に関しては、触媒の種類や添加
量によりその最適値は異なるが、一般に室温〜150℃
で0.5〜30時間が望ましい。更には、30℃〜12
0℃で2〜24時間が好ましい。
【0033】また、ここで用いる鋳型は、例えば、ガラ
スとガラス、ガラスとプラスチック板、ガラスと金属
板、金属板と金属板あるいはこれらの組合わせの鋳型な
ど各種のものが使用可能である。またガスケットとして
は、上述のような熱可塑性樹脂の他、ポリエステル製の
粘着テープ等を用いてもよい。また任意に用いる活性エ
ネルギー線としては、電子線、紫外線、可視光線等の電
磁波が使用できる。望ましくは、低圧、高圧、超高圧の
各種水銀ランプ、メタルハライドランプ、無電極ラン
プ、キセノンランプ等を光源とする活性エネルギー線を
用いるとよい。
【0034】
【実施例】以下、実施例および比較例を用いて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0035】<合成例1(ウレタンメタクリレート(U
M1)の合成)>トリレンジイソシアネート(日本ポリ
ウレタン工業社製、商品名:コロネートT−100 、分子
量174.16、以後TDIと略する。)348.32
g、ジラウリン酸ジ−n−ブチル錫0.64g、2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール 0.
64gをガラス容器に入れ、70℃に加温しながら攪拌
して均一溶液にした。次いで、この系の温度を70℃に
保ち攪拌しながらメタクリル酸2−ヒドロキシプロピル
(三菱レイヨン社製、商品名:アクリエステルHP、分
子量144.17、以後HPMAと略する)288.3
4gを5時間かけて徐々に滴下した。更に、この系の温
度を70℃に保ちIRスペクトル、イソシアネート当量
の測定より、HPMAのヒドロキシル基がTDIのイソ
シアネート基とウレタン結合をほぼ形成したことを確認
した。その後、この系を70℃に保ち攪拌を続けなが
ら、更に2,2−ビス[3,5−ジブロモ−4(2−ヒ
ドロキシエトキシ)フェニル]プロパン(分子量63
2.0、以後TBA−2と略する。)632gを3時間
かけて徐々に加えた。その後、ベンジルメタクリレー
ト、あるいは、フェニルメタクリレート、あるいは、
1,6−ヘキサメチレングリコールジメタクリレートを
100〜300g加え、系の温度を70℃に保ちつつ攪
拌しながら14時間反応を続けウレタン結合反応を終了
させ、ウレタンメタクリレート(UM1)のモノマー溶
液を得た。なお、この反応の終点確認はIRスペクト
ル、イソシアネート当量の測定より行なった。
【0036】<合成例2(ウレタンメタクリレート(U
M2)の合成)>TDI348.32g、ジラウリン酸
ジ−n−ブチル錫0.64g、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノール0.64gをガラス容器
に入れ、70℃に加温しながら攪拌して均一溶液にし
た。この系の温度を70℃に保ち攪拌しながらメタクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル(三菱レイヨン社製、商品
名:アクリエステルHO、分子量130.15、以後H
EMAと略する)260.30gを5時間かけて徐々に
滴下した。更に、この系の温度を70℃に保ちIRスペ
クトル、イソシアネート当量の測定より、HEMAのヒ
ドロキシル基がTDIのイソシアネート基とウレタン結
合をほぼ形成したことを確認した。その後、この系を7
0℃に保ち攪拌を続けながら、更にTBA−2を632
g3時間かけて徐々に加えた。その後、ベンジルメタク
リレート100〜300g加え、この系の温度を70℃
に保ちつつ攪拌しながら14時間反応を続けてウレタン
結合反応を終了させ、ウレタンメタクリレート(UM
2)のベンジルメタクリレート溶液を得た。なお、この
反応の終点確認はIRスペクトル、イソシアネート当量
の測定より行なった。
【0037】<合成例3(ウレタンメタクリレート(U
M3)の合成)>TDI348.32g、ジラウリン酸
ジ−n−ブチル錫0.64g、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノール0.64gをガラス容器
に入れ、70℃に加温しながら攪拌して均一溶液にし
た。この系の温度を70℃に保ち攪拌しながらHEMA
260.30gを5時間かけて徐々に滴下した。更
に、この系の温度を70℃に保ちIRスペクトル、イソ
シアネート当量の測定より、HEMAのヒドロキシル基
がTDIのイソシアネート基とウレタン結合をほぼ形成
したことを確認した。その後、この系を70℃に保ち攪
拌を続けながら、更に2,2−ビス[4−(2−ヒドロ
キシエトキシ)フェニル]プロパン(分子量316.
4、以後BA−2と略する。)316.4gを3時間か
けて徐々に加えた。その後ベンジルメタクリレートを1
00〜300g加え、この系の温度を70℃に保ちつつ
攪拌しながら14時間反応を続けウレタン結合反応を終
了させ、ウレタンメタクリレート(UM3)のベンジル
メタクリレート溶液を得た。なお、反応の終点確認はI
Rスペクトル、イソシアネート当量の測定より行なっ
た。
【0038】<合成例4(ウレタンメタクリレート(U
M4)の合成)>TDI348.32g、ジラウリン酸
ジ−n−ブチル錫0.64g、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノール0.64gをガラス容器
に入れ、70℃に加温しながら攪拌して均一溶液にし
た。この系の温度を70℃に保ち攪拌しながらHEMA
260.30gを5時間かけて徐々に滴下した。更
に、この系の温度を70℃に保ちIRスペクトル、イソ
シアネート当量の測定より、HEMAのヒドロキシル基
がTDIのイソシアネート基とウレタン結合をほぼ形成
したことを確認した。その後、この系を70℃に保ち攪
拌を続けながら、更にビス[3,5−ジブロモ−4(2
−ヒドロキシエトキシ)フェニル]スルホン(分子量6
54.0、以後TBS−2と略する。)316.4gを
3時間かけて徐々に加えた。その後、フェニルメタクリ
レートを100〜300g加え、この系の温度を70℃
に保ちつつ攪拌しながら14時間反応を続けウレタン結
合反応を終了させ、ウレタンメタクリレート(UM4)
のフェニルメタクリレート溶液を得た。なお、反応の終
点確認はIRスペクトル、イソシアネート当量の測定よ
り行なった。
【0039】<合成例5(ウレタンメタクリレート(U
M5)の合成)>イソホロンジイソシアネート(ダイセ
ルヒュルス社製、分子量218.3、以後IPDIと略
する。)218.3g、ジラウリン酸ジ−n−ブチル錫
0.64g、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチ
ルフェノール0.64gをガラス容器に入れ、70℃に
加温しながら攪拌して均一溶液にした。この系の温度を
70℃に保ち攪拌しながらHEMA 260.30gを
5時間かけて徐々に滴下した。更に、この系の温度を7
0℃に保ちIRスペクトル、イソシアネート当量の測定
より、HEMAのヒドロキシル基がTDIのイソシアネ
ート基とほぼウレタン結合を形成したことを確認した。
【0040】<合成例6(エステル交換法によるノナブ
チレングリコールジメタクリレート(9BGDM)の合
成)>5リットルの4つ口フラスコに、ノナブチレング
リコール(平均分子量:680、保土ヶ谷化学社製、商
品名:PTG−650SN)2.0kg、MMA2.0
kgおよびハイドロキノンモノメチルエーテル0.5g
を投入し、触媒としてチタンテトラ−n−ブトキシド5
0gを用い、100〜120℃で攪拌を行ないつつ生成
したメタノールをMMAと共沸除去し、3時間反応させ
た。反応後、過剰のMMAを減圧留去し、残渣にトルエ
ン1kgを加え、アルカリ水で洗浄後トルエンを減圧留去
して9BGDMを得た。得られた9BGDMは無色透明
であり、臭素付加による純度分析では100%であっ
た。
【0041】<実施例1>UM1を50g、9BGDM
を25g、スチレン(以後Stと略す)を25g、ジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネートを0.2g、t−
ブチルパーオキシイソブチレートを0.1g、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノンを0.05g用い
て室温で良く攪拌した後、50mmHgに減圧して10
分間脱気した。この組成物を、鏡面仕上げした外径80
mm、曲率386mmのガラスと外径80mm、曲率6
5mmのガラスとを、中心の厚みを2.0mmの凹レン
ズが得られるよう組み合せ、周囲をポリ塩化ビニル製ガ
スケットで囲んだ鋳型中に注入した。
【0042】次いで、組成物を注入した鋳型を熱風乾燥
器に入れ、乾燥器内温度を30℃から50℃まで10時
間かけて加温し、さらに50℃から80℃まで5時間か
けて加温し、さらに80℃から100℃まで4時間かけ
て加温し、最後に100℃で2時間保った後、型よりレ
ンズを脱型し、120℃で1時間加熱してアニール処理
した。
【0043】このようにして製造したレンズを評価し、
その結果を表1に示した。なお、面精度、落球試験、残
留応力以外の評価項目は、厚み2mmまたは5mm、外
径75mmの円盤状平板をレンズと同処方で作製したも
のを用いて測定した。
【0044】<実施例2〜6>表1に示した割合で各成
分(A)〜(D)を用いた以外は、実施例1と同様にし
てレンズを製造し評価した。結果を表1に併せて示し
た。
【0045】<比較例1>ジエチレングリコールビスア
リルカーボネート(PPG社製、商品名:CR−39)
を100g、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート
を3g用いて混合し、よく攪拌した後、実施例1で用い
たのと同じ鋳型中に注入し、45℃で10時間、60℃
で3時間、80℃で3時間、95℃で6時間保持して成
形した。型よりレンズを脱型し、120℃で1時間加熱
してアニール処理した。このようにして製造したレンズ
および平板について実施例1と同様に評価し、その結果
を表1に示した。
【0046】<比較例2〜6>表2に示した割合で各成
分(A)〜(D)を用いた以外は、実施例1と同様にし
てレンズおよび平板を製造し評価した。結果を表2に併
せて示した。
【0047】<評価方法>実施例および比較例において
行なった評価の方法を以下に示す。 可視光線透過率(%): ASTM D 1003-61に従って測定
した。 屈折率: 厚み2mmの円盤状平板を用い、アツベ屈折計
により、 589.3nmのD線にて測定した。 飽和吸水率(重量%): 厚み 5mmの円盤状平板を用
い、70℃で 100%の飽和水蒸気槽中に3日間放置して重
量増加率を測定した。 落球試験: 厚み 2.0mmのレンズをFDA規格に従って
試験した。ただし、鋼球を 127cmの高さから落下させた
際の鋼球の最大重量で示した。 ロックウェル硬度: JIS K7202 に従って測定した。 耐熱性: 厚み2mmの円盤状平板を用い、TMA測定機
により、荷重10gでのTgを測定した。 面精度: レンズ中心部の湾曲状態を肉眼により観察
し、下記ランクに分類した。
【0048】A:全く湾曲がない。(設計時の曲率と成
形レンズの曲率の差が0〜1%) B:やや湾曲している。 (差が1〜3%) C:若干湾曲している。 (差が3〜5%) D:湾曲している。 (差が5〜10%) E:著しく湾曲している。(差が10〜20%) F:使用できない。 (差が20%以上) 染色性: 厚み2mmの円盤状平板を用い、染色剤(服部
セイコー社製、商品名:セイコープラックスダイヤコー
ト)2gを1リットルの水に分散させた液を用いて90℃
で3分染色し、可視光線透過率の数値を測定した。 残留応力: 東芝歪検査器、 SVP-100によりレンズの残
留応力を観察した。黒色のクロス状模様あるいは全体的
に黒色のものを残留応力無しとした。部分的、あるいは
同心円状に虹色の模様が見られるものを残留応力有りと
した。
【0049】<表中の略号> UDM1〜5: 合成例1〜5で得たウレタンメタクリ
レート 9BGDM: ノナブチレングリコールジメタクリレー
ト St: スチレン HDDM: 1,6−ヘキサメチレングリコールジメタ
クリレート 9EGDM: ノナエチレングリコールジメタクリレー
ト IBX: イソボルニルメタクリレート BzMA: ベンジルメタクリレート
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【発明の効果】本発明を用いれば、耐熱性、耐衝撃性、
低吸水率、成形性に優れ、更に重合速度の適切な抑制、
残留応力の防止の点でも優れた屈折率1.55以上のプ
ラスチックレンズを容易に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 1/04 7132−2K (72)発明者 須田 恵理子 愛知県名古屋市東区砂田橋四丁目1番60号 三菱レイヨン株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 中島 幹人 長野県諏訪市大和3丁目3−5 セイコー エプソン株式会社内 (72)発明者 竹下 克義 長野県諏訪市大和3丁目3−5 セイコー エプソン株式会社内 (72)発明者 沓掛 祐輔 長野県諏訪市大和3丁目3−5 セイコー エプソン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) 下記一般式(1)で示されるウ
    レタン(メタ)アクリレート
    30〜80重量部、 【化1】 (式中、R1、R2およびR4は各々独立して水素またはメチ
    ル基を表わし、R3は芳香族炭化水素を表わし、j、k,
    mおよびnは各々独立して1〜5の整数を表わし、X1
    X2、X3およびX4は各々独立して水素、メチル基、臭素、
    塩素またはヨウ素を表わし、Yは 【化2】 を表わす。) (B) 下記一般式(2)で示されるポリブチレングリ
    コールジ(メタ)アクリレート
    10〜60重量部、 【化3】 (式中、R5は水素またはメチル基を表わし、pは5〜1
    6の整数を表わす。) (C) 下記一般式(3)で示されるスチレン系化合物
    10〜60重量部、 【化4】 (式中、X5はメチル基、臭素原子、塩素原子またはヨウ
    素原子を表わし、q は0〜5の整数を表わす。)およ
    び、 (D) 分子内に少なくとも一つの重合性二重結合を有
    する化合物0〜50重量部、(ただし、(A)〜(D)
    成分の合計量を100重量部とする。) を主成分としてなる屈折率1.55以上のプラスチック
    レンズ用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物を重合硬化させる
    工程を有する、屈折率1.55以上のプラスチックレン
    ズの製造方法。
JP21307591A 1991-07-31 1991-07-31 プラスチツクレンズ用組成物およびプラスチツクレンズの製造方法 Pending JPH0532735A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08271703A (ja) * 1995-03-29 1996-10-18 Konica Corp 樹脂レンズ
WO2006057413A1 (ja) * 2004-11-29 2006-06-01 Jsr Corporation 光硬化性樹脂組成物及び光学部材
JP2011157437A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Dic Corp 硬化性樹脂組成物、その硬化物、及びプラスチックレンズ
CN109705278A (zh) * 2018-12-26 2019-05-03 广东衡光新材料科技有限公司 用于汽车电泳罩面漆的水性丙烯酸乳液及其制备方法

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